JPH0614579U - 減衰力可変型ダンパー - Google Patents

減衰力可変型ダンパー

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Publication number
JPH0614579U
JPH0614579U JP5226592U JP5226592U JPH0614579U JP H0614579 U JPH0614579 U JP H0614579U JP 5226592 U JP5226592 U JP 5226592U JP 5226592 U JP5226592 U JP 5226592U JP H0614579 U JPH0614579 U JP H0614579U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
flow path
fluid
damper
valve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5226592U
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English (en)
Inventor
正司 藤本
明士 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5226592U priority Critical patent/JPH0614579U/ja
Publication of JPH0614579U publication Critical patent/JPH0614579U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の粘度変化によって減衰力が影響を受け
にくく、かつ、多段階の減衰力コントロールが可能であ
る減衰力可変型ダンパーを提供する。 【構成】 往復動するピストン4で仕切られた2個の流
体圧室20,21を相互につなぐ流路中に、流路を開閉
する開閉弁をそれぞれ備えた複数のオリフィス17を備
えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築構造物等の制振手段として使用される減衰力発生機構等に適用 される減衰力可変型ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
減衰力を発生するために供される流体圧シリンダーを用いた従来のダンパーを 、それぞれ図3,図4,図5及び図6に示す。
【0003】 図3に示すダンパーは、片ロッドタイプのダンパーで、シリンダー01内を往 復動するピストン02の一側にシリンダー01を貫通するロッド09を取付け、 ピストン02に流体通過用の開口06を設けており、ピストン02がシリンダー 01内を往復動する時に開口06を通って流体を移動させて減衰力を発生するよ うになっている。
【0004】 図4に示すダンパーは、前記図3に示すダンパーにおいて、シリンダー01を 貫通するロッド09をピストン02の両側に取付けて、両ロッドタイプとしたも のである。
【0005】 図5に示すダンパーは、片ロッドタイプのダンパーで、シリンダー01内を往 復動するピストン04の一側にシリンダー01を貫通するロッド09を取付け、 ピストン04で仕切られたシリンダー01内の両流体室010,011を流路0 7でつなぎ、この流路07に開度が調整できる絞り弁08を設けている。このダ ンパーでは、ピストン04がシリンダー01内で往復動する時に、絞り弁08を 通って流体を移動させて減衰力を発生するようになっている。
【0006】 図6に示すダンパーは、前記図5に示すダンパーにおいて、シリンダー01を 貫通するロッド09をピストン04の両側に設けて両ロッドタイプとしたもので ある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図3及び図4に示すダンパーでは、ピストン02に設けた開口06の面積が固 定であり(機構的に開の面積を可変とすることが難しい)、ピストンの往復動時 に発生する減衰力を調整、可変とすることができない。
【0008】 また、図5及び図6に示すダンパーでは、絞り弁08の開度調整を行うことで 減衰力を可変とすることができるが、絞り弁08の構造上開口面積が小さく通路 長さが長いために、流体の温度変化による流体粘性の変化の影響を受け易く(流 体が油の場合この変化が特に顕著である)、所定の減衰力を得る上での制御が困 難である。このために、例えば地震、風のような外乱に対して減衰力をアクティ ブコントロールして制振する建物の制振手段として用いる場合等のように、リア ルタイムでダンパーの減衰力を時々刻々に制御する必要がある場合には、制御追 従性に欠けることになる。
【0009】 本考案は、従来のダンパーにおける以上の問題点を解決しようとするものであ る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の減衰力可変型ダンパーは、往復動するピストンで仕切られた2個の流 体圧室を相互につなぐ流路中に、流路を開閉する開閉弁をそれぞれ備えた複数の オリフィスを並列に配置したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案では、ピストンが往復動する時には、一方の流体圧室内の流体は、両流 体圧室をつなぐ流路に並列に配置された複数のオリフィスを通って流れ、これに よって減衰力が発生する。
【0012】 前記オリフィスは、絞り長さが流路断面に比べて短かいために、絞りによる圧 力降下が流体の粘性変化による影響を受けにくゝ、所定の減衰力を得る上での制 御が容易となる。
【0013】 また、開閉弁をそれぞれ備えた複数のオリフィスが並列に配置されていて、そ れぞれのオリフィスに設けられた開閉弁によって流路開閉の選択を行うことで、 ダンパーとしての減衰力が多段階にコントロールされる。
【0014】
【実施例】
本考案の一実施例を、図1及び図2によって説明する。4は、油、その他の液 体等の作動媒体である流体を収容したシリンダー1内を往復動と共にシリンダー 1内を2個の流体圧室20,21に仕切るピストンであり、その両側にシリンダ ー1を貫通するロッド9、9が取付けられている。
【0015】 7,8は、それぞれその一端が前記流体圧室20,21につながれた流路であ り、流路7の他端より流路10a,10bが分岐しており、流路8の他端より流 路11a,11bが分岐しており、流路10a,11aは点12aでつながれて おり、流路10b,11aは点12bでつながれていて、点12a,12bは流 路13でつながれていて、これらの流路10a,10b,11a,11b,13 によってブリッジ状の流体の通路が形成されている。前記流路10a,10b, 11a,11bには、それぞれ図1中実線及び点線の矢印で示す方向へ流体を流 すことができる逆止弁16が設けられている。
【0016】 前記流路13には、複数(5個)の開閉弁付きのオリフィス17が並列に配置 されている。各オリフィス17は、図2に示すように、オリフィス本体19とオ リフィス本体19の前記の点12a側に配置された電磁型の開閉弁18より構成 され、開閉弁18は通常は閉状態をとり励磁時に開状態となるものが用いられて いる。なお、複数のオリフィス本体19は、オリフィス形状が同一のものを用い ても、またそれぞれオリフィス形状が異なるものを用いてもよい。
【0017】 以上のように構成された本実施例では、ロッド9が、図1中実線矢印12で示 すように右方向へ動いた時には、流体圧室20内の流体は、流路7、流路10a 、流路13、流路11b及び流路8内を実線矢印に示すように流れて流体圧室2 1へ入る。一方、ロッド9が図1中点線矢印13で示すように左方向へ動いた時 には、流体圧室21内の流体は、流路8、流路11a、流路13、流路10b及 び流路7内を点線矢印で示すように流れて流体圧室20へ入る。
【0018】 前記いずれの場合においても、流体は流路13に並列に配置された複数のオリ フィス17を通って流れ、同オリフィス17において減衰力が発生する。
【0019】 オリフィス17のオリフィス本体19は、絞り長さが流路13の断面積に比べ て短いために、絞りによる圧力降下が流体の粘性変化によって影響を受けにくゝ 、所定の減衰力を発生することができる。
【0020】 また、並列に配置された複数のオリフィス17の各々は、電磁式の開閉弁18 を備えており、この開閉弁18によって流路の開閉を選択的に行うことができ、 いくつかの開閉弁18によって流路を開き他の残りの開閉弁18によって流路を 閉じることによって、減衰力を制御することができ、かつ、流路を開く開閉弁1 8と流路を閉じる開閉弁18の数を変えることによって、全体の減衰力を段階的 に変更することができる。
【0021】 また更に、開閉弁18は電磁型であり、全体の減衰力をリアルタイムに遠隔制 御することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、往復動するピストンで仕切られた2個の流体圧室を相互につなぐ流 路中に、絞り機構としてオリフィスを用いているので流体の粘度変化による影響 を受けにくく所定の減衰力を得ることができる。また、前記流路中に流路を開閉 する開閉弁をそれぞれ備えた複数のオリフィスを並列に配置しており、開閉弁に よって各オリフィスの開閉選択を行うことができるために、多段階の減衰力を得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明図である。
【図2】同実施例のオリフィスの説明図である。
【図3】従来のダンパーの一例の説明図である。
【図4】従来のダンパーの他の例の説明図である。
【図5】従来のダンパーの他の例の説明図である。
【図6】従来のダンパーの更に他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダー 4 ピストン 7,8 流路 9 ロッド 10a,10b 流路 11a,11b 流路 13 流路 16 逆止弁 17 オリフィス 18 開閉弁 19 オリフィス本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動するピストンで仕切られた2個の
    流体圧室を相互につなぐ流路中に、流路を開閉する開閉
    弁をそれぞれ備えた複数のオリフィスを並列に配置した
    ことを特徴とする減衰力可変型ダンパー。
JP5226592U 1992-07-24 1992-07-24 減衰力可変型ダンパー Withdrawn JPH0614579U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5226592U JPH0614579U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 減衰力可変型ダンパー

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JP5226592U JPH0614579U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 減衰力可変型ダンパー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614579U true JPH0614579U (ja) 1994-02-25

Family

ID=12909944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5226592U Withdrawn JPH0614579U (ja) 1992-07-24 1992-07-24 減衰力可変型ダンパー

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JP (1) JPH0614579U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019203529A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 株式会社免制震ディバイス 回転慣性質量ダンパ

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003