JPH0614507A - ケージロータ - Google Patents
ケージロータInfo
- Publication number
- JPH0614507A JPH0614507A JP17035592A JP17035592A JPH0614507A JP H0614507 A JPH0614507 A JP H0614507A JP 17035592 A JP17035592 A JP 17035592A JP 17035592 A JP17035592 A JP 17035592A JP H0614507 A JPH0614507 A JP H0614507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- cage
- rotar
- coil end
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Induction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケージロータをアルミダイキャストで製造す
る際のモータ効率低下,高温作業問題を解消し、モータ
効率の高い、自動製造可能なケージロータを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ロータ積層コア3の両端にアルミのコイルエ
ンドプレート6を装着し、スロット2にアルミバー7を
挿入した後、両端の折り曲げ端部8をコイルエンドプレ
ート6に超音波溶接して二次巻線を形成することによ
り、従来のアルミダイキャストによるモータ効率低下問
題を解消し、自動製造可能なケージロータが得られる。
る際のモータ効率低下,高温作業問題を解消し、モータ
効率の高い、自動製造可能なケージロータを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ロータ積層コア3の両端にアルミのコイルエ
ンドプレート6を装着し、スロット2にアルミバー7を
挿入した後、両端の折り曲げ端部8をコイルエンドプレ
ート6に超音波溶接して二次巻線を形成することによ
り、従来のアルミダイキャストによるモータ効率低下問
題を解消し、自動製造可能なケージロータが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミバーをスロット
に挿入して二次巻線を形成したケージロータに関するも
のである。
に挿入して二次巻線を形成したケージロータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ケージロータにはダイキャストに
よるモータ効率低下対策と高温作業解消の要望が高まっ
てきている。
よるモータ効率低下対策と高温作業解消の要望が高まっ
てきている。
【0003】以下に従来のケージロータについて説明す
る。図3は従来のケージロータの構成を示すものであ
る。図3に示すように、電磁鋼板を打ち抜いたロータコ
ア1に二次巻線に相当するスロット2が形成されてい
る。このロータコア1を積層したロータ積層コア3にア
ルミをダイキャストし、アルミコイルエンド4とアルミ
バー5を形成させケージロータを完成させている。
る。図3は従来のケージロータの構成を示すものであ
る。図3に示すように、電磁鋼板を打ち抜いたロータコ
ア1に二次巻線に相当するスロット2が形成されてい
る。このロータコア1を積層したロータ積層コア3にア
ルミをダイキャストし、アルミコイルエンド4とアルミ
バー5を形成させケージロータを完成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ロータ積層コア3のアルミダイキャスト
時に、ダイキャスト圧力で溶融アルミがスロット2の切
断面に溶着し、かつロータコア1間の隙間にも侵入し、
ロータ積層コア3を部分的に短絡し、漂遊負荷損を生じ
させ、モータ効率を低下させる。また、アルミダイキャ
ストの条件が不調の場合はアルミ内に巣を発生させモー
タ特性を低下させる。加えて、アルミダイキャストとい
う高温下における危険を伴う悪環境での生産は困難を伴
うという問題点を有していた。
来の構成では、ロータ積層コア3のアルミダイキャスト
時に、ダイキャスト圧力で溶融アルミがスロット2の切
断面に溶着し、かつロータコア1間の隙間にも侵入し、
ロータ積層コア3を部分的に短絡し、漂遊負荷損を生じ
させ、モータ効率を低下させる。また、アルミダイキャ
ストの条件が不調の場合はアルミ内に巣を発生させモー
タ特性を低下させる。加えて、アルミダイキャストとい
う高温下における危険を伴う悪環境での生産は困難を伴
うという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、アルミコイルエンドプレートとアルミバーで構成さ
れたケージロータを提供するものである。
で、アルミコイルエンドプレートとアルミバーで構成さ
れたケージロータを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のケージロータは、ロータコアと同一形状と打
ち抜き加工したアルミプレートをコイルエンドプレート
として備え、ロータ積層コアのスロット内にアルミバー
を挿入し、前記コイルエンドプレートより突出した前記
アルミバーの先端を折り曲げ超音波溶接して二次巻線を
形成した構成を有している。
に本発明のケージロータは、ロータコアと同一形状と打
ち抜き加工したアルミプレートをコイルエンドプレート
として備え、ロータ積層コアのスロット内にアルミバー
を挿入し、前記コイルエンドプレートより突出した前記
アルミバーの先端を折り曲げ超音波溶接して二次巻線を
形成した構成を有している。
【0007】
【作用】この構成によって、ケージロータの二次巻線が
アルミのコイルエンドプレートとアルミバーで形成され
るので、従来のアルミダイキャスト時の溶融アルミによ
るロータ積層コアの短絡,漂遊負荷損を防止し、モータ
効率を向上させることができる。
アルミのコイルエンドプレートとアルミバーで形成され
るので、従来のアルミダイキャスト時の溶融アルミによ
るロータ積層コアの短絡,漂遊負荷損を防止し、モータ
効率を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来例と同一構成部品には
同じ符号で示し説明は省略する。
照しながら説明する。なお、従来例と同一構成部品には
同じ符号で示し説明は省略する。
【0009】図1,図2に示すように、ロータコア1と
同一形状に打ち抜き加工したアルミプレートのコイルエ
ンドプレート6をロータ積層コア3の両端に装着し、コ
イルエンドプレート6とロータ積層コア3で形成される
スロット2にアルミバー7を挿入し、アルミバー7の両
端をコイルエンドプレート6にそって折り曲げ、折り曲
げ端部8を形成する。スロット2に挿入するアルミバー
7が2本の場合は、アルミバー7の両端は図2(b)に
示すように、それぞれ反対方向に折り曲げて折り曲げ端
部8を形成する。折り曲げ端部8はコイルエンドプレー
ト6に超音波溶接することにより金属分子接合されてい
る。
同一形状に打ち抜き加工したアルミプレートのコイルエ
ンドプレート6をロータ積層コア3の両端に装着し、コ
イルエンドプレート6とロータ積層コア3で形成される
スロット2にアルミバー7を挿入し、アルミバー7の両
端をコイルエンドプレート6にそって折り曲げ、折り曲
げ端部8を形成する。スロット2に挿入するアルミバー
7が2本の場合は、アルミバー7の両端は図2(b)に
示すように、それぞれ反対方向に折り曲げて折り曲げ端
部8を形成する。折り曲げ端部8はコイルエンドプレー
ト6に超音波溶接することにより金属分子接合されてい
る。
【0010】以上のように本実施例によれば、ロータ積
層コア3の両端にコイルエンドプレート6を装着,形成
されたスロット2にアルミバー7を挿入した後、アルミ
バー7の両端の折り曲げ端部8をコイルエンドプレート
6に超音波溶接して二次巻線を構成することにより、従
来のアルミダイキャスト時の溶融アルミによるロータ積
層コア3の短絡,漂遊負荷損発生,アルミ内の巣の発生
によるモータ特性の低下を防止し、かつアルミダイキャ
ストの高温作業の悪環境から解放して、ケージロータ製
造の自動化を可能とすることができる。
層コア3の両端にコイルエンドプレート6を装着,形成
されたスロット2にアルミバー7を挿入した後、アルミ
バー7の両端の折り曲げ端部8をコイルエンドプレート
6に超音波溶接して二次巻線を構成することにより、従
来のアルミダイキャスト時の溶融アルミによるロータ積
層コア3の短絡,漂遊負荷損発生,アルミ内の巣の発生
によるモータ特性の低下を防止し、かつアルミダイキャ
ストの高温作業の悪環境から解放して、ケージロータ製
造の自動化を可能とすることができる。
【0011】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明は、ロータ積層コアにコイルエンドプレートを装
着し、スロットにアルミバーを挿入した後、折り曲げ端
部を前記コイルエンドプレートに超音波溶接して二次巻
線を構成することにより、従来のアルミダイキャストに
よる短絡,漂遊負荷損発生,モータ特性低下問題を解消
し、かつアルミダイキャストの高温作業の悪環境から解
放し、モータ効率を向上させるとともに、製造の自動化
が可能なケージロータを実現できるものである。
本発明は、ロータ積層コアにコイルエンドプレートを装
着し、スロットにアルミバーを挿入した後、折り曲げ端
部を前記コイルエンドプレートに超音波溶接して二次巻
線を構成することにより、従来のアルミダイキャストに
よる短絡,漂遊負荷損発生,モータ特性低下問題を解消
し、かつアルミダイキャストの高温作業の悪環境から解
放し、モータ効率を向上させるとともに、製造の自動化
が可能なケージロータを実現できるものである。
【図1】(a)本発明の一実施例におけるケージロータ
の上面図 (b)同ケージロータの正面図
の上面図 (b)同ケージロータの正面図
【図2】(a)同ケージロータの要部断面図 (b)同他のケージロータの要部断面図
【図3】(a)従来のロータ積層コアの斜視図 (b)同ケージロータの斜視図
2 スロット 3 ロータ積層コア 6 コイルエンドプレート 7 アルミバー 8 折り曲げ端部
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータ積層コアの両端にアルミのコイル
エンドプレートを装着し、前記ロータ積層コアと前記コ
イルエンドで形成されるスロットにアルミバーを挿入
し、前記アルミバーの両端の折り曲げ端部を前記コイル
エンドプレートに超音波溶接して二次巻線を形成したケ
ージロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17035592A JPH0614507A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケージロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17035592A JPH0614507A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケージロータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614507A true JPH0614507A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15903400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17035592A Pending JPH0614507A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ケージロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614507A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998001935A1 (de) * | 1996-07-03 | 1998-01-15 | Gründl und Hoffmann GmbH Gesellschaft für elektrotechnische Entwicklungen | Rotor für einen asynchronmotor, verfahren zur herstellung des rotors, und asynchronmotor |
EP0998015A2 (de) * | 1998-10-29 | 2000-05-03 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Rotors für einen Asynchronmotor und durch das Verfahren hergestellter Rotor |
KR100419131B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2004-02-18 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 차량용 교류발전기의 고정자 |
KR100902563B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2009-06-11 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 모터의 스테이터 고정구조 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17035592A patent/JPH0614507A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998001935A1 (de) * | 1996-07-03 | 1998-01-15 | Gründl und Hoffmann GmbH Gesellschaft für elektrotechnische Entwicklungen | Rotor für einen asynchronmotor, verfahren zur herstellung des rotors, und asynchronmotor |
EP0998015A2 (de) * | 1998-10-29 | 2000-05-03 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Rotors für einen Asynchronmotor und durch das Verfahren hergestellter Rotor |
EP0998015A3 (de) * | 1998-10-29 | 2001-11-07 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Rotors für einen Asynchronmotor und durch das Verfahren hergestellter Rotor |
KR100419131B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2004-02-18 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 차량용 교류발전기의 고정자 |
KR100902563B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2009-06-11 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 모터의 스테이터 고정구조 |
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