JPH06144303A - トラクタの連結状態表示システム - Google Patents

トラクタの連結状態表示システム

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JPH06144303A
JPH06144303A JP4303602A JP30360292A JPH06144303A JP H06144303 A JPH06144303 A JP H06144303A JP 4303602 A JP4303602 A JP 4303602A JP 30360292 A JP30360292 A JP 30360292A JP H06144303 A JPH06144303 A JP H06144303A
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JP
Japan
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tractor
trailer
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JP4303602A
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Hisashi Sumioka
久志 住岡
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トラクタにこれから連結しようと
するトレーラに関する情報,連結状態等を表示するため
のトラクタの連結状態表示システムに関し、連結作業時
に車検証を見るといった作業を不要にするとともに、目
的地までの走行が可能か否かの判断を容易かつ確実に行
なえるようにすることを目的とする。 【構成】 トレーラ2についての諸元データを格納する
メモリ3をそなえ、トラクタ1についての諸元データを
格納するメモリ4と、メモリ3,4からの諸元データに
基づいてトラクタ1とトレーラ2とが連結可能であるか
否かを判断する判断手段7と、その判断結果を表示する
表示手段6とをそなえるとともに、メモリ3におけるト
レーラ2についての諸元データをトラクタにおける判断
手段7に転送する信号ケーブル(転送手段)9をトレー
ラ2とトラクタ1との間にそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大形コンテナ等の大形
貨物を輸送すべくトレーラを連結されこのトレーラを牽
引しながら走行するトラクタにおいて、これから連結し
ようとするトレーラに関する情報,連結状態等を表示す
るためのトラクタの連結状態表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばコンテナヤード等に置か
れた多数のコンテナ専用トレーラを、トラクタに任意に
連結して牽引しようとする場合、トラクタのドライバ
が、連結すべきコンテナ専用トレーラの車検証を見て、
当該トレーラをトラクタに連結可能か否かを確認し、連
結可能な場合にのみ、当該トレーラをトラクタに連結し
ている。
【0003】また、トラクタにより当該トレーラを牽引
しながら走行するに先立ち、トラクタ,トレーラの走行
経路となる目的地までの所要道路上において、トラクタ
が当該トレーラを牽引した状態で旋回可能か否かは、ド
ライバの経験に基づく勘に頼って判断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の状況では、トラクタにトレーラを連結する
に際して、一々、トレーラの車検証を見て確認する作業
が必要で面倒であるほか、そのトレーラをトラクタによ
り牽引しながら目的地まで走行可能(目的地までの道路
上を通過可能)か否かはドライバの勘に頼って判断せざ
るを得ず、未熟練のドライバでは判断が難しく、その判
断の確実性に欠けているという課題もあった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、所定トレーラを連結可能であるか、また、当
該所定トレーラを連結した状態での旋回に必要な道路幅
等を表示可能にして、車検証を見るといった作業を不要
にするとともに、目的地までの走行が可能か否かの判断
を容易かつ確実に行なえるようにした、トラクタの連結
状態表示システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のトラ
クタの連結状態表示システム(請求項1)は、トレーラ
についての諸元データを格納するトレーラデータ格納部
をトレーラ側にそなえ、トラクタについての諸元データ
を格納するトラクタデータ格納部と、該トラクタデータ
格納部および該トレーラデータ格納部からの諸元データ
に基づいてトラクタとトレーラとが連結可能であるか否
かを判断する判断手段と、該判断手段による判断結果を
表示する表示手段とをトラクタ側にそなえるとともに、
該トレーラデータ格納部におけるトレーラについての諸
元データをトラクタにおける該判断手段に転送する転送
手段をトレーラとトラクタとの間にそなえたことを特徴
としている。
【0007】また、該トラクタデータ格納部からの諸元
データおよび該転送手段により転送された該トレーラデ
ータ格納部からの諸元データに基づいて該トラクタと該
トレーラとを連結した状態での旋回に必要な道路幅を演
算する演算手段をそなえ、該演算手段による演算結果を
該表示手段に表示してもよい(請求項2)。
【0008】
【作用】上述の本発明のトラクタの連結状態表示システ
ム(請求項1)では、トレーラとトラクタとをこれから
連結しようとする際、まず、転送手段により、トレーラ
データ格納部におけるトレーラについての諸元データが
トラクタにおける判断手段に転送される。そして、判断
手段により、トラクタデータ格納部およびトレーラデー
タ格納部からの諸元データに基づいてトラクタとトレー
ラとが連結可能であるか否かが判断され、その判断結果
が表示手段上に表示されるので、トラクタのドライバ
は、その表示手段上の表示を見るだけで、当該トラクタ
と当該トレーラとの連結が可能か否かを判断することが
できる。
【0009】また、請求項2のシステムでは、演算手段
により、トラクタデータ格納部およびトレーラデータ格
納部から諸元データに基づいてトラクタとトレーラとを
連結した状態での旋回に必要な道路幅が演算され、その
演算結果が表示手段上に表示されるので、トラクタのド
ライバは、その表示手段上の表示を見るだけで、連結状
態の当該トラクタと当該トレーラとの通過旋回可能な道
路幅を知ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明すると、図1〜図4は本発明の第1実施例としての
トラクタの連結状態表示システムを示すもので、図1は
そのブロック図、図2はそのシステムを搭載したトラク
タおよびトレーラの連結状態を模式的に示す側面図、図
3はその動作を説明するためのフローチャート、図4
(a),(b)はいずれもその表示画面上における表示
例を示す図である。
【0011】図1,図2において、1はトラクタ、2は
トラクタ1にこれから連結しようとするトレーラで、こ
のトレーラ2には、当該トレーラ2についての諸元デー
タを格納するメモリ(トレーラデータ格納部)3がそな
えられている。ここで、トレーラ2についての諸元デー
タとしては、例えば、車体型式,車体番号,形状,連結
部までの長さ,連結部までの高さ,前まわり半径,すそ
まわり半径,最大積載量,第五輪荷重(カプラ荷重),
車両総重量,最大安定傾斜角度,主ブレーキの種類,ジ
ャンパホース接手型式,使用電圧,ソケット結線方式,
ジャンパケーブル接手型式,連結器の種類・サイズ,方
向指示器のワット数などがある。
【0012】一方、トラクタ1には、メモリ4,CPU
5およびディスプレイ6がそなえられている。メモリ4
は、トラクタ1についての諸元データを格納するトラク
タデータ格納部として機能するもので、トラクタ1につ
いての諸元データとしては、例えば、車体型式,車体番
号,形状,連結部までの長さ,連結部までの高さ,前ま
わり半径,すそまわり半径,最大積載量,第五輪荷重
(カプラ荷重),車両総重量,許容車両総重量,最大安
定傾斜角度,連結時安定傾斜角度,連結時最小回転半
径,主ブレーキの種類,ジャンパホース接手型式,使用
電圧,ソケット結線方式,ジャンパケーブル接手型式,
連結器の種類・サイズ,後写鏡の取付高さ・幅,方向指
示器の取付高さ・幅・ワット数などがある。
【0013】また、本実施例におけるCPU5は、少な
くとも、後述する判断手段7および演算手段8を有して
構成されている。判断手段7は、トレーラ2側のメモリ
3およびトラクタ1側のメモリ4からの諸元データに基
づいて、当該トラクタ1と当該トレーラ2とが連結可能
であるか否かを判断するものであり(判断基準について
は後述)、演算手段8は、トレーラ2側のメモリ3およ
びトラクタ1側のメモリ4からの諸元データに基づい
て、当該トラクタ1と当該トレーラ2とを連結した状態
での旋回に必要な道路幅を演算するものである。
【0014】さらに、本実施例におけるディスプレイ6
は、トラクタ1の運転席内のドライバから見える箇所に
そなえられ、CPU5の判断手段7による判断結果およ
び演算手段8による演算結果を、図4(a),(b)に
示すように表示するものである。図4(a)は判断手段
7による判断結果の表示例を示しているもので、連結全
長オーバおよび総重量(GCW)オーバによって当該ト
ラクタ1と当該トレーラ2とは連結できないと判断した
場合の表示が示されている。また、図4(b)演算手段
8による演算結果の表示例を示しているもので、当該ト
ラクタ1と当該トレーラ2とを連結した状態で旋回する
ことのできる所要道路幅が具体的に示されている。な
お、図4(a)に示す表示画面と図4(b)に示す表示
画面との表示切替は、ディスプレイ6の近傍に設けられ
たスイッチ(図示せず)の操作によって行なわれるよう
になっている。
【0015】そして、トラクタ1とトレーラ2とをこれ
から連結しようとする時には、これらのトラクタ1とト
レーラ2との間に、トレーラ2のメモリ3におけるトレ
ーラ2についての諸元データをトラクタ1のCPU5へ
転送するための信号ケーブル(転送手段)9が介設され
るようになっている。この信号ケーブル9は、例えば、
その両端をそれぞれトラクタ1側のコネクタ10および
トレーラ2側のコネクタ11に接続することによりトラ
クタ1,トレーラ2間に介設される。
【0016】上述の構成により、本発明の第1実施例で
は、トラクタ1とトレーラ2とを連結する際、まず、連
結すべきトラクタ1とトレーラ2とを、相互に連結可能
な箇所まで接近配置した状態、もしくは、連結した状態
で、信号ケーブル9によりトラクタ1側のコネクタ10
とトレーラ2側のコネクタ11とを接続し、図3に示す
手順で処理が行なわれる。
【0017】つまり、CPU5により、信号ケーブル9
を介してトレーラ2側のメモリ3からトレーラ2につい
ての諸元データが読み出されるとともに、トラクタ1側
のメモリ4からトラクタ1についての諸元データが読み
出され、これらのデータが、CPU5の判断手段7およ
び演算手段8に入力される(ステップA1)。そして、
判断手段7により、メモリ3,4からの諸元データを所
定の判断基準に当てはめ、これから連結しようとしてい
るトラクタ1とトレーラ2とが連結可能であるか否かを
判断する(ステップA2)。判断手段7による判断基準
としては、例えば、(A)連結時の全長が制限以下であ
るか、(B)連結時車両総重量が許容車両総重量以下で
あるか、(C)トラクタ1側の前まわり半径がトレーラ
側2の前まわり半径よりも大きいか、(D)トラクタ1
側のすそまわり半径がトレーラ側2のすそまわり半径よ
りも小さいか、(E)主ブレーキの種類,ジャンパホー
ス接手型式,使用電圧,ソケット結線方式,ジャンパケ
ーブル接手型式,連結器の種類・サイズがトラクタ1側
とトレーラ2側とで一致しているかなどがある。
【0018】これらの判断基準のうち一つでも満たされ
ないものがあった場合には、判断手段7により、トラク
タ1とトレーラ2とは連結不可能(NG)であると判断
され、例えば、図4(a)に示すように、連結不可能で
ある旨(×マーク)と、連結不可能と判断することにな
った理由(満たされなかった基準)とがディスプレイ6
上に表示される(ステップA3)。
【0019】上述した判断基準のすべてが満たされてい
る場合には、判断手段7によりトラクタ1とトレーラ2
とは連結可能(OK)であると判断され、その旨がディ
スプレイ6上に表示される(ステップA4)。そして、
連結可能であると判断された場合には、演算手段8によ
り、メモリ3,4からの諸元データに基づいて、これか
ら連結しようとしているトラクタ1とトレーラ2とを実
際に連結した状態で旋回するために必要な所要道路幅d
が演算され、その演算結果が、例えば、図4(b)に示
すように、ディスプレイ6上に表示される(ステップA
5)。なお、図4(b)のディスプレイ6上には、当該
トラクタ1と当該トレーラ2とを連結した状態で旋回可
能なクランク路が、その所要道路幅dの数値を付されて
表示されるとともに、当該トラクタ1と当該トレーラ2
との旋回軌跡(図中、斜線で示す部分)も表示される。
【0020】このように、本実施例のシステムによれ
ば、トラクタ1にトレーラ2を連結しようとする際に、
このトレーラ2が本トラクタ1に連結可能なものである
か否かが表示されるとともに、連結可能である場合に
は、そのトレーラ2を連結した状態で旋回するために必
要な所要道路幅dも演算・表示されるので、従来のよう
に車検証を見るといった作業が不要になるほか、ドライ
バの経験に基づく勘に頼ることなく、所要道路幅dに基
づき目的地までの走行が可能か否かの判断を容易かつ確
実に行なえるのである。
【0021】次に、図5〜図7により本発明の第2実施
例としてのトラクタの連結状態表示システムについて説
明すると、図5はそのブロック図、図6はそのロック機
構の一例を示す平面図、図7はその動作を説明するため
のフローチャートである。本実施例のシステムも、第1
実施例のシステムとほぼ同様に構成されているが、この
第2実施例では、図5に示すように、判断手段7の判断
結果に応じて、図6にて後述するロック機構12のオン
/オフ操作が行なわれるようになっている。
【0022】ここで、ロック機構12は、図6に示すよ
うに、トラクタ1の後部におけるトレーラ2との連結部
において、トレーラ2の前部を受けるカプラ15下面側
にそなえられている。そして、このロック機構12は、
トレーラ2側のキングピン16を左右から挟持して固定
する左右一対のカプラジョー13から構成されており、
各カプラジョー13は、ジョーピン14により回動可能
に設けられ、図示しない電子油圧制御手段により、ロッ
ク機構12のオン状態とオフ状態とが適宜切り替えられ
るようになっている。
【0023】つまり、ロック機構12のオン状態では、
カプラジョー13,13が閉じた状態で固定され、カプ
ラジョー13,13間にキングピン16が挟持されてい
る場合には、このキングピン16が固定されキングピン
16の抜けが防止される状態であり、カプラジョー1
3,13間にキングピン16が挟持されていない場合に
は、図6に矢印Aで示す方向からキングピン16が移動
してきてもこのキングピン16がカプラジョー13,1
3間へ進入できない、即ち、トラクタ1とトレーラ2と
を連結できない状態である。
【0024】一方、ロック機構12のオフ状態では、図
6に矢印Aで示す方向からキングピン16が移動してき
た場合に、このキングピン16に抗することなくカプラ
ジョー13,13間へのキングピン16の進入が許容さ
れる状態であり、カプラジョー13,13間にキングピ
ン16が挟持されている場合には、トレーラ2を後方へ
移動させることにより、カプラジョー13,13間から
キングピン16が引き抜かれ、トラクタ1からトレーラ
2を分離できる状態である。
【0025】そして、本実施例では、トラクタ1とトレ
ーラ2とを連結する前、つまり、図6に示すように、ト
レーラ2側のキングピン16をカプラジョー13,13
間に挟持させる前に、トラクタ1のディスプレイ6上に
判断手段7の判断結果および演算手段の演算結果を表示
すると同時に、図7にて後述するように、判断手段7の
判断結果に応じて、連結不可能である場合には、トラク
タ1とトレーラ2とを連結できないように、ロック機構
12を自動的にオン状態にする一方、連結可能である場
合には、トラクタ1とトレーラ2とを連結できるよう
に、ロック機構12を自動的にオフ状態にしている。
【0026】次に、図7に従って、本発明の第2実施例
のシステムの動作について説明すると、基本的には、図
3にて説明した第1実施例のシステムの動作と同じで、
図3におけるステップA1〜A5の動作は、それぞれ図
7におけるステップB1〜B3,B5,B7に対応し、
各ステップにおける処理動作は全く同じものであるの
で、ステップB1〜B3,B5,B7の処理動作につい
ては簡単に説明する。
【0027】第2実施例においても、トラクタ1とトレ
ーラ2とを連結する際、まず、これから連結しようとす
るトラクタ1とトレーラ2とを、相互に連結可能な箇所
まで接近配置した状態で、信号ケーブル9によりトラク
タ1側のコネクタ10とトレーラ2側のコネクタ11と
を接続してから、CPU5により、トレーラ2側のメモ
リ3からトレーラ2についての諸元データを読み出すと
ともに、トラクタ1側のメモリ4からトラクタ1につい
ての諸元データを読み出し、これらのデータを、CPU
5の判断手段7および演算手段8に入力する(ステップ
B1)。
【0028】そして、判断手段7により、メモリ3,4
からの諸元データを第1実施例と同様の所定判断基準に
当てはめ、これから連結しようとしているトラクタ1と
トレーラ2とが連結可能であるか否かを判断する(ステ
ップB2)。判断基準のうち一つでも満たされないもの
があった場合には、判断手段7により、トラクタ1とト
レーラ2とは連結不可能(NG)であると判断され、例
えば、図4(a)に示すような表示をディスプレイ6上
に行なうとともに(ステップB3)、ロック機構12を
オン状態に自動的に切り替え(ステップB4)、トラク
タ1とトレーラ2とを連結できないようにする。
【0029】一方、判断基準のすべてが満たされている
場合には、判断手段7によりトラクタ1とトレーラ2と
は連結可能(OK)であると判断し、その旨をディスプ
レイ6上に表示するとともに(ステップB5)、ロック
機構12をオフ状態に自動的に切り替え(ステップB
6)、トラクタ1とトレーラ2とを連結できる状態とす
る。
【0030】また、連結可能であると判断された場合に
は、演算手段8により、メモリ3,4からの諸元データ
に基づいて、現在連結しようとしているトラクタ1とト
レーラ2とを実際に連結した状態で旋回するために必要
な所要道路幅dが演算され、その演算結果を、例えば、
図4(b)に示すように、ディスプレイ6上に表示する
(ステップB7)。
【0031】このように、本実施例のシステムによれ
ば、第1実施例と同様の作用効果が得られるほか、判断
手段7により連結不可能と判断された場合には、ロック
機構12をオン状態に切り替えることにより、相互に連
結不可能なトラクタ1とトレーラ2とを誤って連結する
のを確実に防止することができる。なお、上述した実施
例では、トレーラ2のメモリ3におけるデータをCPU
5から読み出すようにしているが、トレーラ2側に送信
機能をそなえ、信号ケーブル9の接続時にトレーラ2側
からメモリ3のデータが自動的に転送されるように構成
してもよい。また、上述した実施例では、転送手段とし
て信号ケーブル9を用いているが、トレーラ2のメモリ
3のデータを、無線による手段を用いてCPU5へ転送
するように構成してもよい。
【0032】さらに、上述した実施例では、ディスプレ
イ6上に、トレーラ2を連結できるか否かと、旋回に必
要な所要道路幅dとの表示を切替表示する場合について
説明したが、これらの表示を同時にディスプレイ6上に
行なうようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のトラクタ
の連結状態表示システム(請求項1)によれば、トレー
ラについての諸元データを格納するトレーラデータ格納
部をトレーラ側にそなえ、トラクタについての諸元デー
タを格納するトラクタデータ格納部と、該トラクタデー
タ格納部および該トレーラデータ格納部からの諸元デー
タに基づいてトラクタとトレーラとが連結可能であるか
否かを判断する判断手段と、該判断手段による判断結果
を表示する表示手段とをトラクタ側にそなえるととも
に、該トレーラデータ格納部におけるトレーラについて
の諸元データをトラクタにおける該判断手段に転送する
転送手段をトレーラとトラクタとの間にそなえるという
極めて簡素な構成により、トラクタのドライバは、車検
証を見ることなく、表示手段上の表示を見るだけで、当
該トラクタと当該トレーラとの連結が可能か否かを極め
て容易かつ確実に判断できる効果がある。
【0034】また、該トラクタデータ格納部からの諸元
データおよび該転送手段により転送された該トレーラデ
ータ格納部からの諸元データに基づいて該トラクタと該
トレーラとを連結した状態での旋回に必要な道路幅を演
算する演算手段をそなえ、該演算手段による演算結果を
該表示手段に表示するように構成することにより(請求
項2)、トラクタのドライバは、表示手段上の表示を見
るだけで、連結状態の当該トラクタと当該トレーラとの
通過旋回可能な道路幅を知ることができ、ドライバの勘
に頼ることなく、表示された所要道路幅に基づき目的地
までの走行が可能か否かの判断を容易かつ確実に行なえ
る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのトラクタの連結状
態表示システムを示すブロック図である。
【図2】第1実施例のシステムを搭載したトラクタおよ
びトレーラの連結状態を模式的に示す側面図である。
【図3】第1実施例のシステムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】(a),(b)はいずれも第1実施例の表示画
面上における表示例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例としてのトラクタの連結状
態表示システムを示すブロック図である。
【図6】第2実施例におけるロック機構の一例を示す平
面図である。
【図7】第2実施例のシステムの動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トレーラ 3 メモリ(トレーラデータ格納部) 4 メモリ(トラクタデータ格納部) 5 CPU 6 ディスプレイ(表示手段) 7 判断手段 8 演算手段 9 信号ケーブル(転送手段) 10,11 コネクタ 12 ロック機構 13 カプラジョー 14 ジョーピン 15 カプラ 16 キングピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーラ側に、該トレーラについての諸
    元データを格納するトレーラデータ格納部がそなえら
    れ、 トラクタ側に、該トラクタについての諸元データを格納
    するトラクタデータ格納部と、該トラクタデータ格納部
    および該トレーラデータ格納部からの諸元データに基づ
    いて該トラクタと該トレーラとが連結可能であるか否か
    を判断する判断手段と、該判断手段による判断結果を表
    示する表示手段とがそなえられるとともに、 該トレーラと該トラクタとの間に、該トレーラデータ格
    納部における該トレーラについての諸元データを該トラ
    クタにおける該判断手段に転送する転送手段がそなえら
    れていることを特徴とする、トラクタの連結状態表示シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 該トラクタデータ格納部からの諸元デー
    タおよび該転送手段により転送された該トレーラデータ
    格納部からの諸元データに基づいて該トラクタと該トレ
    ーラとを連結した状態での旋回に必要な道路幅を演算す
    る演算手段がそなえられ、該演算手段による演算結果が
    該表示手段に表示されることを特徴とする請求項1記載
    のトラクタの連結状態表示システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1561676A1 (de) * 2004-02-05 2005-08-10 DaimlerChrysler AG Vorrichtung zur strömungsoptimierten Ausrichtung eines Luftleitkörpers
WO2008149607A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Isuzu Motors Limited 車両の横転防止装置
JP2014240254A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 日野自動車株式会社 制御装置および牽引車ならびに制御方法
JP2015214298A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 日野自動車株式会社 連結牽引装置、被牽引車、牽引車の制御装置、牽引車、および連結可否判定方法

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