JPH0614392Y2 - 大電力マイクロ波管 - Google Patents
大電力マイクロ波管Info
- Publication number
- JPH0614392Y2 JPH0614392Y2 JP1987013351U JP1335187U JPH0614392Y2 JP H0614392 Y2 JPH0614392 Y2 JP H0614392Y2 JP 1987013351 U JP1987013351 U JP 1987013351U JP 1335187 U JP1335187 U JP 1335187U JP H0614392 Y2 JPH0614392 Y2 JP H0614392Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron gun
- frequency circuit
- microwave tube
- power microwave
- vacuum sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電子銃部と高周波回路部との間に真空封止部
をもつ大電力マイクロ波管に関する。
をもつ大電力マイクロ波管に関する。
従来の技術 マイクロ波管は、電子ビームを射出する電子銃部と、射
出され加速された電子ビームとマイクロ波との相互作用
によって増幅させる高周波回路部とを備えており、大電
力マックロ波管には、電子銃部と高周波回路部との間に
封止皿を備えた真空封止部を設けたものがある。このよ
うな大電力マイクロ波管を第２図に示す。
出され加速された電子ビームとマイクロ波との相互作用
によって増幅させる高周波回路部とを備えており、大電
力マックロ波管には、電子銃部と高周波回路部との間に
封止皿を備えた真空封止部を設けたものがある。このよ
うな大電力マイクロ波管を第２図に示す。
第２図に示す大電力マイクロ波管では、電子銃部１と高
周波回路部２とが真空封止部３によって気密に連結され
ている。電子銃部１にはカソード４と、カソード４を加
熱するヒータ５とカソードを囲むウェネルト電極６を固
定するとともに外部回路に結合されるカソード端板７が
設けられている。更に、カソードと所定距離を隔ててア
ノード８がアノード支持管９によって支持されており、
アノード支持管９は、外部回路と接続されるアノード端
板10上に固定されている。更に、カソード端板７とアノ
ード端板10とは電子銃１の外周部を形成するセラミック
円筒体11に接合固定されている。
周波回路部２とが真空封止部３によって気密に連結され
ている。電子銃部１にはカソード４と、カソード４を加
熱するヒータ５とカソードを囲むウェネルト電極６を固
定するとともに外部回路に結合されるカソード端板７が
設けられている。更に、カソードと所定距離を隔ててア
ノード８がアノード支持管９によって支持されており、
アノード支持管９は、外部回路と接続されるアノード端
板10上に固定されている。更に、カソード端板７とアノ
ード端板10とは電子銃１の外周部を形成するセラミック
円筒体11に接合固定されている。
アノード端板10上には高周波回路部２に真空封止部３を
介して連結されるセラミック円筒体12が接合されて電子
銃部１が一体に形成されている。電子銃部１のセラミッ
ク円筒体12の上端及び高周波回路端板13の下面にはそれ
ぞれ封止板14が設けられており、封止板同志の接合部か
ら管球内を真空引きする。真空引き後に封止板同志を融
着させて封止皿15を形成させて真空封止部３を形成し、
電子銃部１と高周波回路部２とを構造的に連結してい
る。
介して連結されるセラミック円筒体12が接合されて電子
銃部１が一体に形成されている。電子銃部１のセラミッ
ク円筒体12の上端及び高周波回路端板13の下面にはそれ
ぞれ封止板14が設けられており、封止板同志の接合部か
ら管球内を真空引きする。真空引き後に封止板同志を融
着させて封止皿15を形成させて真空封止部３を形成し、
電子銃部１と高周波回路部２とを構造的に連結してい
る。
尚真空封止部３は構造的に弱いため、外部からの損傷を
保護するためと、管球の装置への装着のためのガイドと
して、ガイドリング16が高周波回路端板13の周辺に、真
空封止部３を保護するように固定されている。
保護するためと、管球の装置への装着のためのガイドと
して、ガイドリング16が高周波回路端板13の周辺に、真
空封止部３を保護するように固定されている。
考案が解決しようとする問題点 第２図に示す大電力マイクロ波管の構造では、電子銃部
１の重量がかなりの重さとなるため、真空封止部３に荷
重がかかり、この重さのため真空封止部３が変形するこ
とが起る。このため電子銃部１の心軸と高周波回路部２
の心軸とが一致せず、ガン曲りを起したり、気密が損な
われるという問題があった。
１の重量がかなりの重さとなるため、真空封止部３に荷
重がかかり、この重さのため真空封止部３が変形するこ
とが起る。このため電子銃部１の心軸と高周波回路部２
の心軸とが一致せず、ガン曲りを起したり、気密が損な
われるという問題があった。
本考案は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、電子銃部と高周波回路部とが堅固に固定され且つ
真空封止部も保護された大電力マイクロ波管を提供する
ことを目的とする。
ので、電子銃部と高周波回路部とが堅固に固定され且つ
真空封止部も保護された大電力マイクロ波管を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案に従うと、電子ビームを射出する電子銃部
と、前記電子ビーとマイクロ波との相互作用によってマ
イクロ波を増幅する高周波回路部と、前記電子銃部と前
記高周波回路部とを気密に連結する真空封止部とを備え
た大電力マイクロ波管において、前記電子銃部の一部で
あるセラミック円筒体と前記高周波回路部分との間を強
固に結合し、且つ、前記真空封止部をこの封止部の外側
で実質的に包囲するガイドリングを備えることを特徴と
する大電力マイクロ波管が提供される。
と、前記電子ビーとマイクロ波との相互作用によってマ
イクロ波を増幅する高周波回路部と、前記電子銃部と前
記高周波回路部とを気密に連結する真空封止部とを備え
た大電力マイクロ波管において、前記電子銃部の一部で
あるセラミック円筒体と前記高周波回路部分との間を強
固に結合し、且つ、前記真空封止部をこの封止部の外側
で実質的に包囲するガイドリングを備えることを特徴と
する大電力マイクロ波管が提供される。
作用 上記したようなガイドリングにより、電子銃部と高周波
回路部とを固定することによって高周波回路部を電子銃
部に対し、堅固に固定するとともに真空封止部も保護す
ることができる。
回路部とを固定することによって高周波回路部を電子銃
部に対し、堅固に固定するとともに真空封止部も保護す
ることができる。
実施例 本考案による大電力マイクロ波管の一実施例を図面に従
って説明する。第１図は本考案による大電力マイクロ波
管の主要部の断面図である。
って説明する。第１図は本考案による大電力マイクロ波
管の主要部の断面図である。
第１図に示した実施例について、第２図に示した従来例
と同様な部分には同一の参照番号を付して説明を省略す
る。
と同様な部分には同一の参照番号を付して説明を省略す
る。
第１図と第２図との比較からわかるように、第１図に示
す本考案による大電力マイクロ波管では、電子銃部１の
セラミック円筒体12の上端に金属製品のつば20が接合固
定されている。また、つば20及び高周波回路端板13には
それぞれ封止板14が溶接されていて、封止板14の接合部
から管球内を真空に排気し、排気後融着して封止皿15を
形成して、電子銃部１と高周波回路部２とを気密に連結
する真空封止部３を形成している。
す本考案による大電力マイクロ波管では、電子銃部１の
セラミック円筒体12の上端に金属製品のつば20が接合固
定されている。また、つば20及び高周波回路端板13には
それぞれ封止板14が溶接されていて、封止板14の接合部
から管球内を真空に排気し、排気後融着して封止皿15を
形成して、電子銃部１と高周波回路部２とを気密に連結
する真空封止部３を形成している。
更に、図示の実施例では、金属等の剛体からなるガイド
リング21が、電子銃部１のつば20と重なり合うように装
着され、ガイドリング21の上端は高周波回路部２の端板
13の下端に複数本のねじ22によって堅固に固定されてい
る。それにより、電子銃部１が、そのつば20を介してガ
イドリング21に支持される。
リング21が、電子銃部１のつば20と重なり合うように装
着され、ガイドリング21の上端は高周波回路部２の端板
13の下端に複数本のねじ22によって堅固に固定されてい
る。それにより、電子銃部１が、そのつば20を介してガ
イドリング21に支持される。
かかる構成により、ガイドリング21は電子銃部１をボデ
ィを形成する高周波回路部２に心軸づれを起すこともな
く堅固に固定するクランプ機能を果たす。また、真空封
止部３を外傷から保護する機能も有する。この機能は、
特に、マイクロ波管を何らかの装置に装着するようなと
きに、マイクロ波管自体を装着位置に案内し、電子銃部
１に対して容易かつ安全に装着できるようにするという
点で効果がある。
ィを形成する高周波回路部２に心軸づれを起すこともな
く堅固に固定するクランプ機能を果たす。また、真空封
止部３を外傷から保護する機能も有する。この機能は、
特に、マイクロ波管を何らかの装置に装着するようなと
きに、マイクロ波管自体を装着位置に案内し、電子銃部
１に対して容易かつ安全に装着できるようにするという
点で効果がある。
考案の効果 本考案による大電力マイクロ波管によれば、電子銃部と
高周波回路部とにまたがうように配置されたガイドリン
グにより、電子銃部が高周波回路部に対して固定される
ので、構造的に弱い真空封止部の機械的強度を向上させ
ることができる。また、このガイドリングは、真空封止
部を外傷から保護すると共に、このマイクロ波管を装置
に装着する際に、自身を装着位置に案内して、装着を容
易かつ安全にする。
高周波回路部とにまたがうように配置されたガイドリン
グにより、電子銃部が高周波回路部に対して固定される
ので、構造的に弱い真空封止部の機械的強度を向上させ
ることができる。また、このガイドリングは、真空封止
部を外傷から保護すると共に、このマイクロ波管を装置
に装着する際に、自身を装着位置に案内して、装着を容
易かつ安全にする。
以上のような効果を有する本考案に係る大電力マイクロ
波管は、大電力クライストロンをはじめ、大電力マイク
ロ波管に広く適用することができるものである。
波管は、大電力クライストロンをはじめ、大電力マイク
ロ波管に広く適用することができるものである。
第１図は、本考案による大電力マイクロ波管の実施例の
主要部の断面図、 第２図は、従来の大電力マイクロ波管の主要部の断面図
である。 （主な参照番号） １……電子銃部、２……高周波回路部、 ３……真空封止部、４……カソード、 ５……ヒータ、６……カソード支持体、 ７……カソード端板、８……アノード、 ９……アノード支持管、10……アノード端板、 11,12……セラミック円筒体、 13……高周波回路端板、14……封止板、 15……封止皿、20……つば、 21……ガイドリング、22……ねじ
主要部の断面図、 第２図は、従来の大電力マイクロ波管の主要部の断面図
である。 （主な参照番号） １……電子銃部、２……高周波回路部、 ３……真空封止部、４……カソード、 ５……ヒータ、６……カソード支持体、 ７……カソード端板、８……アノード、 ９……アノード支持管、10……アノード端板、 11,12……セラミック円筒体、 13……高周波回路端板、14……封止板、 15……封止皿、20……つば、 21……ガイドリング、22……ねじ
Claims (1)
- 【請求項１】電子ビームを射出する電子銃部と、前記電
子ビーとマイクロ波との相互作用によってマイクロ波を
増幅する高周波回路部と、前記電子銃部と前記高周波回
路部とを気密に連結する真空封止部とを備えた大電力マ
イクロ波管において、前記電子銃部の一部であるセラミ
ック円筒体と前記高周波回路部分との間を強固に結合
し、且つ、前記真空封止部をこの封止部の外側で実質的
に包囲するガイドリングを備えることを特徴とする大電
力マイクロ波管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987013351U JPH0614392Y2 (ja) | 1987-01-31 | 1987-01-31 | 大電力マイクロ波管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987013351U JPH0614392Y2 (ja) | 1987-01-31 | 1987-01-31 | 大電力マイクロ波管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63121355U JPS63121355U (ja) | 1988-08-05 |
| JPH0614392Y2 true JPH0614392Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=30802333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987013351U Expired - Lifetime JPH0614392Y2 (ja) | 1987-01-31 | 1987-01-31 | 大電力マイクロ波管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614392Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5936001U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-06 | キヤノン電子株式会社 | 磁気記録再生装置 |
| JPS61211931A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | Toshiba Corp | マイクロ波管の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57104445U (ja) * | 1980-12-18 | 1982-06-28 |
-
1987
- 1987-01-31 JP JP1987013351U patent/JPH0614392Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5936001U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-06 | キヤノン電子株式会社 | 磁気記録再生装置 |
| JPS61211931A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 | Toshiba Corp | マイクロ波管の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63121355U (ja) | 1988-08-05 |
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