JPH081786B2 - 電子管用電子銃 - Google Patents
電子管用電子銃Info
- Publication number
- JPH081786B2 JPH081786B2 JP59205921A JP20592184A JPH081786B2 JP H081786 B2 JPH081786 B2 JP H081786B2 JP 59205921 A JP59205921 A JP 59205921A JP 20592184 A JP20592184 A JP 20592184A JP H081786 B2 JPH081786 B2 JP H081786B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- heater
- electron
- wehnelt
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/06—Electron or ion guns
- H01J23/065—Electron or ion guns producing a solid cylindrical beam
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クライストロン，進行波管等の電子管の電
子銃に関するものである。
子銃に関するものである。
（従来の技術） 従来、クライストロンや進行波管等の電子銃として広
く用いられている典型的な構造例が第３図に示されてい
る。ヒーター８によりカソード３を所定温度に加熱して
陽極１とカソード３の間に電位差を与え電子ビーム９を
取り出す。この電子ビーム９は収束電極（ウエネルト電
極）２によって成形され細いビームとなって高周波回路
（図示していない）に入る。陽極１とカソード３の間は
電位差（これを以下ビーム電圧と記す）を与えるため絶
縁円筒４が設けられる。又ヒーター８に通電し加熱する
ためにヒーター電極７とヒーターカソード電極５の間に
絶縁部材６が設けられている。電子ビームを取り出す空
間は真空に保持されなければならないため、絶縁円筒4,
ヒーターカソード電極5,絶縁部材6,ヒーター電極７は全
て真空外囲器の一部を構成している。
く用いられている典型的な構造例が第３図に示されてい
る。ヒーター８によりカソード３を所定温度に加熱して
陽極１とカソード３の間に電位差を与え電子ビーム９を
取り出す。この電子ビーム９は収束電極（ウエネルト電
極）２によって成形され細いビームとなって高周波回路
（図示していない）に入る。陽極１とカソード３の間は
電位差（これを以下ビーム電圧と記す）を与えるため絶
縁円筒４が設けられる。又ヒーター８に通電し加熱する
ためにヒーター電極７とヒーターカソード電極５の間に
絶縁部材６が設けられている。電子ビームを取り出す空
間は真空に保持されなければならないため、絶縁円筒4,
ヒーターカソード電極5,絶縁部材6,ヒーター電極７は全
て真空外囲器の一部を構成している。
（発明が解決しようとする問題点） ヒーター８で発生した熱はカソード３の温度維持に使
われるが、放射により散逸するものを除き大部分はウェ
ネルト電極２を伝わり、ヒーターカソード電極５に達
し、この周辺で真空外囲器外に放出される。ヒーター８
からの熱電圧によりウェネルト電２の陽極１に近い方の
端はかなり高い温度になる。このため真空放電が発生
し、電子管の動作を阻害したり破壊したりすることがあ
る。
われるが、放射により散逸するものを除き大部分はウェ
ネルト電極２を伝わり、ヒーターカソード電極５に達
し、この周辺で真空外囲器外に放出される。ヒーター８
からの熱電圧によりウェネルト電２の陽極１に近い方の
端はかなり高い温度になる。このため真空放電が発生
し、電子管の動作を阻害したり破壊したりすることがあ
る。
また近年、電子管の大電力化が進んでビーム電圧の高
い電子銃が要求される様になり、なかには100kvを越え
るものも出てきている。この様な電子銃では絶縁円筒４
の長さは縁面放電を防止するため20cm位にもなり第３図
に示した様な構造であると、電子銃の内容積が大きくな
って電子管製造工程中の排気工程の所要時間が長くなる
という問題がある。
い電子銃が要求される様になり、なかには100kvを越え
るものも出てきている。この様な電子銃では絶縁円筒４
の長さは縁面放電を防止するため20cm位にもなり第３図
に示した様な構造であると、電子銃の内容積が大きくな
って電子管製造工程中の排気工程の所要時間が長くなる
という問題がある。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、電子銃の内容
積を小さくして製造時間の短縮をはかるとともに、ウェ
ネルト電極の温度を下げてウェネルト電極と陽極間の耐
電圧特性を向上させた電子管用電子銃を提供することで
ある。
積を小さくして製造時間の短縮をはかるとともに、ウェ
ネルト電極の温度を下げてウェネルト電極と陽極間の耐
電圧特性を向上させた電子管用電子銃を提供することで
ある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、ヒーター電極，ヒーターカソード電極，陽
極，陰極およびウェネルト電極を有し、ヒーターカソー
ド電極と陽極間を真空外囲器を兼ねる絶縁円筒で絶縁し
た電子銃において、ヒータ電極とこれに絶縁部材を介し
て固着されたヒータカソード電極が、絶縁円筒の内側に
金属円筒部材を介して設けられ、絶縁円筒位より短くさ
れたウェネルト電極の一端がヒータカソード電極に固着
され、かつ金属円筒部材の内径はウェネルト電極の外径
より大きくされていることを特徴とする。
極，陰極およびウェネルト電極を有し、ヒーターカソー
ド電極と陽極間を真空外囲器を兼ねる絶縁円筒で絶縁し
た電子銃において、ヒータ電極とこれに絶縁部材を介し
て固着されたヒータカソード電極が、絶縁円筒の内側に
金属円筒部材を介して設けられ、絶縁円筒位より短くさ
れたウェネルト電極の一端がヒータカソード電極に固着
され、かつ金属円筒部材の内径はウェネルト電極の外径
より大きくされていることを特徴とする。
（実施例） 次に図面を参照して本発明を説明しよう。
第１図は本発明の第１の実施例を示す断面図で第３図
に示した従来例と異なるところは、ヒーター電極７が金
属円筒部材12と金属リング部材13を用いて絶縁円筒４の
端部より内部へ入った位置に設けられており、ウェネル
ト電極２が短かくされている点である。また、図に示す
ように、金属円筒部材12の内径がウェネルト電極２の外
径より大きくされている。このような構成により、ヒー
ター８から放出された熱によってウェネルト電極２は加
熱されるが、この熱はすみやかにヒーターカソード電極
５の方に伝達しそこから効果的に放熱される。したがっ
て、ウェネルト電極２の陽極１に近い部分の温度も低く
なるので真空放電の発生を抑さえることができる。また
電子銃の内容積も減らすことができ排気に要する時間も
短縮できる。
に示した従来例と異なるところは、ヒーター電極７が金
属円筒部材12と金属リング部材13を用いて絶縁円筒４の
端部より内部へ入った位置に設けられており、ウェネル
ト電極２が短かくされている点である。また、図に示す
ように、金属円筒部材12の内径がウェネルト電極２の外
径より大きくされている。このような構成により、ヒー
ター８から放出された熱によってウェネルト電極２は加
熱されるが、この熱はすみやかにヒーターカソード電極
５の方に伝達しそこから効果的に放熱される。したがっ
て、ウェネルト電極２の陽極１に近い部分の温度も低く
なるので真空放電の発生を抑さえることができる。また
電子銃の内容積も減らすことができ排気に要する時間も
短縮できる。
第２図は本発明の第２の実施例で、陽極１が電子管本
体10から絶縁されている場合を示している。この例にお
いてもヒーター電極７は金属リング部材13および金属円
筒部材12を介して絶縁円筒11′の内部に深く入った位置
に設けられている。したがって、この場合もウェネルト
電極２の熱はヒーターカソード電極５や金属円筒部材12
の方へすみやかに伝導し、そこから外部へ放熱されるの
で上記第１の実施例と同様に真空放電を抑制できる。
体10から絶縁されている場合を示している。この例にお
いてもヒーター電極７は金属リング部材13および金属円
筒部材12を介して絶縁円筒11′の内部に深く入った位置
に設けられている。したがって、この場合もウェネルト
電極２の熱はヒーターカソード電極５や金属円筒部材12
の方へすみやかに伝導し、そこから外部へ放熱されるの
で上記第１の実施例と同様に真空放電を抑制できる。
（発明の効果） 以上述べたたように、本発明はヒーター電極とヒータ
ーカソード電極が陽極とウェネルト電極間を絶縁すると
ともに真空外囲器を構成する絶縁円筒の内部に、ウェネ
ルト電極の外径より大きい内径を有する金属円筒部材を
介して設けられており、ウェネルト電極が絶縁円筒より
短くされているので、金属円筒部材の広い表面積を通し
て放熱を効率よく行なうことができ、かつ電子銃の内容
積も小さくできて製造も容易になるなどの利点を有す
る。
ーカソード電極が陽極とウェネルト電極間を絶縁すると
ともに真空外囲器を構成する絶縁円筒の内部に、ウェネ
ルト電極の外径より大きい内径を有する金属円筒部材を
介して設けられており、ウェネルト電極が絶縁円筒より
短くされているので、金属円筒部材の広い表面積を通し
て放熱を効率よく行なうことができ、かつ電子銃の内容
積も小さくできて製造も容易になるなどの利点を有す
る。
第１図は本発明の第１の実施例の断面図、第２図は本発
明の第２の実施例の断面図、第３図は従来の電子銃の典
型的構造の断面図である。 １……陽極、２……ウェネルト電極、３……カソード、
４……絶縁円筒、５……ヒーターカソード電極、６……
絶縁部材、７……ヒーター電極、８……ヒーター、９…
…電子ビーム、10……電子管本体、11,11′……絶縁円
筒。
明の第２の実施例の断面図、第３図は従来の電子銃の典
型的構造の断面図である。 １……陽極、２……ウェネルト電極、３……カソード、
４……絶縁円筒、５……ヒーターカソード電極、６……
絶縁部材、７……ヒーター電極、８……ヒーター、９…
…電子ビーム、10……電子管本体、11,11′……絶縁円
筒。
Claims (1)
- 【請求項１】ヒータ電極と、このヒータ電極に絶縁部材
を介して固着されウェネルト電極の一端部に接続された
ヒータカソード電極と、陽極とを有し、前記ヒータカソ
ード電極と陽極間を真空外囲器を兼ねる絶縁円筒で絶縁
した電子銃において、前記ヒータ電極とヒータカソード
電極が前記絶縁円筒の内側に金属円筒部材を介して設け
られ、ヒータカソード電極に一端部を接続されたウェネ
ルト電極は前記絶縁円筒より短くされており、かつ前記
金属円筒部材の内径はウェネルト電極の外径より大きく
されていることを特徴とする電子管用電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205921A JPH081786B2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 | 電子管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205921A JPH081786B2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 | 電子管用電子銃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6185754A JPS6185754A (ja) | 1986-05-01 |
| JPH081786B2 true JPH081786B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=16514945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59205921A Expired - Lifetime JPH081786B2 (ja) | 1984-10-01 | 1984-10-01 | 電子管用電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081786B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2669771A1 (fr) * | 1990-11-27 | 1992-05-29 | Thomson Tubes Electroniques | Cathode amelioree pour tubes hyperfrequence. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5816291A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-01-29 | ヤマハ株式会社 | 楽譜出力装置 |
| JPS5991631A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-26 | Nec Corp | マイクロ波管用電子銃 |
-
1984
- 1984-10-01 JP JP59205921A patent/JPH081786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6185754A (ja) | 1986-05-01 |
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