JPH0614386U - 着脱式蝶番 - Google Patents

着脱式蝶番

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JPH0614386U
JPH0614386U JP5299192U JP5299192U JPH0614386U JP H0614386 U JPH0614386 U JP H0614386U JP 5299192 U JP5299192 U JP 5299192U JP 5299192 U JP5299192 U JP 5299192U JP H0614386 U JPH0614386 U JP H0614386U
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JP
Japan
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plate
shaft
blade
detachable hinge
slit
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JP5299192U
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English (en)
Inventor
修 山内
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】着脱操作のために特別のスペースを必要とせ
ず、しかも操作が簡便でかつ構造が簡単な着脱式蝶番を
提供する。 【構成】軸を介して羽根板a,bが相対的に回動可能に
連結されてなる蝶番であって、一方の軸側羽根板bは軸
固定部23から両方に板状軸22,22が突出し、他方
の羽根板aは筒状部25,25が形成され、それぞれの
筒状部に二つの板状部22,22を通過させるためのス
リット26,26が形成されている。したがって、スリ
ットから筒状部中に板状部を嵌入して羽根板bを他方の
羽根板aに対し回転させれば両羽根板は結合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば扉などを回転可能に取り付け支持する場合に用いられる着脱 式の蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、着脱式蝶番の使用状態を示す斜視図である。筐体1の奥には、電気機 器を実装したユニット2が内蔵されており、筐体1の中程の装置本体11には、着 脱式の蝶番3によって、扉状の支持板4が回動可能に取付られ、電気部品6が実 装されている。そして、外側の扉5を閉じることによって、全体が密閉構造とな る。
【0003】 ユニット2に搭載された機器を保守点検する際は、矢印a1で示すように支持板 4を着脱式蝶番3を中心にして開放する。またユニット2を交換したりする時は 、図7に矢印a2で示すように、着脱式蝶番3の部分から支持板4を取り外す。こ のように着脱式蝶番3は、支持板4などの回転体を回転させたり、必要に応じて 取り外したり、取り付けたりするような用途に使用される。
【0004】 図8、図9は従来の着脱式蝶番を示す図である。図8の着脱式蝶番は (a)図に 示すように、筒側羽根板7の筒部8中に挿入する軸9が、軸側羽根板10に固定さ れている。そして、矢印a3で示すように、軸9を軸側羽根板10といっしょに、筒 部8と同一直線上で移動することで、軸9を筒部8中に挿入したり、引き出した りすることができる。
【0005】 図8(b) は、同図(a) の着脱式蝶番の使用状態を示す図であり、軸側羽根板10 の取り付け孔20にネジを挿通して、装置本体11に取付け固定されており、筒側羽 根板7の取り付け孔19にネジを挿通して、扉等の回転板4に取付け固定されてい る。
【0006】 回転板4を装置本体11側の羽根板10と連結するには、回転板4を持ち上げて、 筒部8を軸9上に位置合わせした状態で、回転板4を下降させると、軸9が筒部 8中に挿入され、互いに回動可能に連結され、図示の状態となる。
【0007】 通常は、このように連結された状態で、回転板4を軸9を中心に回転させるこ とができる。図7のように回転板4を取り外す場合は、図8(b) における回転板 4を持ち上げ、筒部8を軸9から取り外すことで行われる。
【0008】 図9は従来の別の着脱蝶番を示す斜視図である。 (a)図に示すようにスライド 軸12が、羽根板13の軸ホルダー部14に回転および上下動可能に支持されており、 軸ホルダー14に形成されたカム状のガイド溝15から、操作ピン16が突出している 。もう一方の羽根板17には、スライド軸12が挿入される筒部18を有している。
【0009】 右側の羽根板17を左側の羽根板13と連結するには、矢印a4で示すように、羽根 板17の筒部18を軸ホルダー14の真上に移動させた状態で、操作ピン16によってス ライド軸12を上昇させ、筒部18中に挿入することで、 (b)図のように両方の羽根 板13、17が互いに回動可能に連結される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
図8のように、軸9を他方の羽根板7の筒部8に対し上下方向に相対的に移動 させることで、筒部8と軸9を着脱する構造では、図6のように筐体1の中で、 支持板4を着脱する構造においては、支持板4を持ち上げたときに、筐体1の天 井部に当たるため、図8(b) のように、回転板4の上端を実線で示すように切除 して、回転板4が上昇できるスペースSを確保しておかなければならない。
【0011】 これに対し、図9のようにスライド軸12のみを上下動させる構造の場合は、羽 根板17の筒部18をスライド軸12の真上に位置合わせするだけで足り、羽根板17を 上下方向に移動させる必要はないので、回転板4の上部にスペースがなくても適 用可能である。
【0012】 しかしながら、矢印a5で示すように操作ピン16を回転させ、かつスライド軸12 を押し上げて筒部18中に挿入した状態で、操作ピン16を再びロック用のくぼみ19 まで回転させて係合させる必要があり、取扱い操作が複雑である。また、このよ うに操作が面倒なため、操作ピン16を操作する係と、回転支持体を持ち上げてい る係が必要であり、二人の作業要員を必要とする。しかも、構造が複雑で、コス ト高となる。
【0013】 本考案の技術的課題は、従来の着脱式蝶番におけるこのような問題に着目し、 着脱操作のために特別のスペースを必要とせず、しかも着脱操作が簡便でかつ構 造が簡単な着脱式蝶番を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸を介して2枚の羽根板a、bが相対的に回動可能に連結されてな る蝶番において、片方の羽根板bには、板状軸22が軸固定部23から突出するよう に固定されており、他方の羽根板aには、前記の羽根板bに固定された板状軸22 が挿入される筒状部25を有し、該筒状部25の側壁に、前記の板状軸22の肉厚より 幅の大きなスリット26を有している。
【0015】
【作用】
本考案の場合、軸側の羽根板bを筒側の羽根板aと連結するには、板状軸22を スリット26中に横から挿入し、板状軸22が筒状部25中に入った状態で、羽根板b を羽根板aに対し相対的に回転させるだけでよい。また、両方の羽根板a、bを 分離するときは、板状軸22がスリット26の位置に来るように回転させた状態で、 板状軸22をスリット26から抜くだけで足りる。
【0016】 なお、通常片方の羽根板aは、取り付け孔19等によって例えば回転板4に取り 付け固定され、他方の羽根板bは、取り付け孔20等によって例えば装置本体11な どに取り付け固定される。
【0017】 このように本考案によれば、図8のように片方の羽根板を上下動させる必要が なく、また板状軸22をスリット26中に横から挿入して回転させるだけで足りるの で、従来の図9に示す掛け金式の着脱蝶番のように操作が複雑になるといったこ ともなく、一人の作業者で容易に着脱作業を行うことが出来る。加えて、着脱式 蝶番自体の構造も簡素化され、低コストで実現できる。
【0018】
【実施例】
次に本考案による着脱式蝶番が実際上どのように具体化されるかを実施例で説 明する。図1のように板状軸22は、軸固定部23の片方だけに突出している構造で も足りるが、その場合は図1のように、板状軸22が互いに反対側に向いた二組の 着脱式蝶番が必要となる。
【0019】 これに対し、図2の着脱式蝶番は、一つの軸側羽根板bにおいて、軸固定部23 から両方に板状軸22、22が突出している。この板状軸22の付いた羽根板bを作製 するには、図3のように、予め羽根板bに形成された筒状の軸固定部23中に、矢 印a7のように軸21を圧入するだけで足りる。
【0020】 図3の場合は、板状軸22の羽根板bへの固定部21は円柱状になっているため、 円柱状軸の両端の両側面を切削して板状部22、22を形成してある。しかしながら 、当初から板状の軸を筒状の軸固定部23中に圧入固定したり、加締めることで、 両端を軸固定部23から突出させてもよい。
【0021】 他方の羽根板aは、筒状部25、25が上下に形成されており、それぞれの筒状部 25、25に二つの板状部22、22を通過させるためのスリット26、26が形成されてい る。したがって両羽根板a、bを結合するには、二つの板状部22、22がそれぞれ 対応するスリット26、26に嵌入するように、矢印a6方向に移動させて位置合わせ し、スリット26、26から筒状部25、25中に挿入した状態で、羽根板bを他方の羽 根板aに対し回転させるだけで足りる。
【0022】 図4は、板状軸22とスリット26との角度関係を示す図2のX−X断面図である 。両羽根板a、bを結合するには、図4(1)に示すように、羽根板bの板状軸22の 向きがスリット26と同じ向きとなるように位置合わせした状態で、板状軸22をス リット26から筒状部25中に挿入すると、 (2)図の状態となる。
【0023】 この状態で、羽根板bを矢印a9方向に回転させると、(3) のように板状軸22が スリット26からずれるため、板状軸22が筒状部25から抜けるようなことはない。 この着脱式蝶番を使用して、扉などの回転体を回転させる場合は、板状軸22がス リット26と一致しない範囲で回転させることは当然であり、また板状軸22がスリ ット26と一致する位置まで回転させると、両方の羽根板a、bを容易に離脱する ことができる。
【0024】 図示実施例においては、スリット26が羽根板aの面に対し垂直方向の位置に形 成されているが、スリットの形成位置は任意でよい。すなわち、スリット26の位 置と板状軸22の位置は相対的に決まり、板状軸22を出し入れしたい方向にスリッ ト26を形成することになる。そして、板状軸22をスリット26から挿入した位置以 外で、板状軸22を回転させて使用することになる。
【0025】 図2の着脱式蝶番を使用するにあたっては、通常一つの回転体に対し2個以上 の蝶番を使用するが、この場合、それぞれの蝶番のスリット26、26同士、また板 状軸22、22同士が、一直線上に揃うように作製する必要がある。
【0026】 図4の実施例は、板状軸22を設置床に対して垂直にして使用する例であるが、 例えば列車の天井部において、空調機の吹き出しダクトの外側に取り付ける化粧 板に使用する場合は、板状軸22が水平となるため、図4の構造をそのまま実施し たのでは、化粧板が回転して垂直になると、板状軸22がスリット26と一致し、自 然落下する危険がある。
【0027】 このような場合は、図5に示すようにスリット26を水平方向に開ける。そして 、羽根板bに取り付けられた化粧板24が垂直の状態で、板状軸22が水平となるよ うに作製する。取り付けに際しては、図5(1) に矢印a10 で示すように、板状 軸22を水平移動してスリット26から筒状部25中に挿入し (2)図の状態とする。
【0028】 そして、矢印a11 で示すように、化粧板24を上に回転させると、 (3)図のよ うに板状軸22がスリット26からずれるため、化粧板24が自由に回転できる。また 、化粧板24の取り外しに際して、自重で垂直状態になったとしても、スリット26 が水平方向に開いているため、化粧板24が自然落下するような危険はない。
【0029】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、両方の羽根板を着脱する際に、軸方向に移動さ せる必要がないので、従来のように蝶番の着脱操作のための特別のスペースを必 要としない。したがって、設置場所の制限を受けるようなことはなく、その結果 多数の化粧板を列状に密接して実装した場合に、任意の1枚だけの化粧板を着脱 することも可能となる。
【0030】 さらに、板状軸22をスリット26から挿入して、回転させるだけで足りるので、 従来の掛け金式蝶番のように操作が複雑で二人以上の作業員を要するといったこ ともなく、着脱式蝶番の構造も極めて簡素なため安価に実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による着脱式蝶番の基本原理を説明する
斜視図である。
【図2】本考案による着脱式蝶番の実施例を示す斜視図
である。
【図3】本考案による着脱式蝶番の製造方法を例示する
斜視図である。
【図4】本考案による着脱式蝶番の結合操作を例示すX
−X断面図である。
【図5】本考案による着脱式蝶番の他の実施例を示す垂
直断面図である。
【図6】着脱式蝶番の使用状態を示す斜視図( 結合状態
)である。
【図7】着脱式蝶番の使用状態を示す斜視図( 分離状態
)である。
【図8】従来の軸方向分離式の着脱式蝶番を示す図であ
る。
【図9】従来の掛け金式の着脱式蝶番を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 ユニット 3 着脱式の蝶番 4 扉状の回転板( 支持板 ) 5 外側の扉 6 電気部品 7 筒側羽根板 8 筒部 9 軸 10 軸側羽根板 11 装置本体 12 スライド軸 13 羽根板 14 軸ホルダー 15 ガイド溝 16 操作ピン 17 羽根板 18 筒部 19,20 取り付け孔 a 筒側の羽根板 b 軸側の羽根板 21 軸( 羽根板bへの固定部 ) 22 板状軸 23 筒状の軸固定部 24 化粧板 25 筒状部 26 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を介して2枚の羽根板(a) 、(b)が
    相対的に回動可能に連結されてなる蝶番において、 片方の羽根板(b)には、板状軸(22)が軸固定部(23)から
    突出するように固定されており、 他方の羽根板(a)には、前記の羽根板(b)に固定された
    板状軸(22)が挿入される筒状部(25)を有し、該筒状部(2
    5)の側壁に、前記の板状軸(22)の肉厚より幅の大きなス
    リット(26)を有していることを特徴とする着脱式蝶番。
JP5299192U 1992-07-28 1992-07-28 着脱式蝶番 Withdrawn JPH0614386U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5299192U JPH0614386U (ja) 1992-07-28 1992-07-28 着脱式蝶番

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JP5299192U JPH0614386U (ja) 1992-07-28 1992-07-28 着脱式蝶番

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JPH0614386U true JPH0614386U (ja) 1994-02-22

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ID=12930396

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JP5299192U Withdrawn JPH0614386U (ja) 1992-07-28 1992-07-28 着脱式蝶番

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JP (1) JPH0614386U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163746A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Japan Uniflow Co Ltd スイングドア
CN108286384A (zh) * 2018-04-09 2018-07-17 北京北方车辆集团有限公司 一种合页机构及翼子板机构

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003