JPH0614372Y2 - 開閉器用3ポジション操作器 - Google Patents

開閉器用3ポジション操作器

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JPH0614372Y2
JPH0614372Y2 JP15205288U JP15205288U JPH0614372Y2 JP H0614372 Y2 JPH0614372 Y2 JP H0614372Y2 JP 15205288 U JP15205288 U JP 15205288U JP 15205288 U JP15205288 U JP 15205288U JP H0614372 Y2 JPH0614372 Y2 JP H0614372Y2
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shaft side
shaft
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清 牛島
好明 田村
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、3段階に操作される開閉器を操作するために
用いる開閉器用3ポジション操作器に関するものであ
る。
[従来の技術] ガス絶縁開閉装置等に用いられる開閉器として、1つの
操作器により断路器の開閉と接地開閉器の投入(接地)
とを行い得るようにしたものがある。
この種の開閉器は、可動接触子と、可動接触子とともに
断路器を構成する断路器用固定接触子と、可動接触子と
ともに接地装置を構成する接地装置用固定接触子とを備
えている。この場合可動接触子は、断路器用固定接触子
に接触する「入」位置と、断路器用固定接触子及び接地
装置用固定接触子のいずれにも接触しない「切」位置
と、接地装置用固定接触子に接触する「接地」位置と3
つの位置をとることになる。
従ってこの開閉器を操作するためには、可動接触子を2
段階に操作して「入」位置と「切」位置と「接地」位置
との3つの位置に変位させる3ポジション操作器を用い
る必要がある。
第13図ないし第16図は従来のこの種の操作器Mを示
したもので、これらの図において第13図は縦断面図、
第14図は操作器と開閉器との間の連結構造を示す側面
図、第15図はクラッチ機構の斜視図、第16図は第1
3図のA−A線に沿って断面してその要部を拡大して示
した断面図である。この操作器において、断路器を開路
する場合には、直流電動機1により歯車2,3を介して
ネジ棒4を回転させ、該ネジ棒にネジ部が螺合されてい
る可動部材5を第16図において左方向(第13図にお
いて奥に向かう方向)に移動させる。この可動部材の移
動によりピン6を介して駆動レバー7を第16図におい
て時計方向に回動させ、該駆動レバーに結合された駆動
軸8を回転させる。この駆動軸8の回転をクラッチ部材
9及び10からなるいクラッチ機構を介して操作軸11
に伝達し、操作軸11の先端に取付けられた操作レバー
12を回動させる。操作レバー12はリンク13を介し
て開閉器本体の絶縁操作軸に取付けられたレバー14を
「切」位置まで回動させ、断路器を開路させる。駆動レ
バー7が最終位置まで回動すると、操作器内に設けられ
たリミットスイッチ15が動作して電動機1を停止させ
る。
断路器を投入する場合には、直流電動機1を逆転させ、
可動部材5を第16図において右方向に移動させる。こ
れにより駆動レバー7を第16図において反時計方向に
回動させ、駆動軸8を同方向に回転させる。この駆動軸
8の回転をクラッチ機構を介して操作軸11に伝え、操
作レバー12を開路時と逆方向に回動させて、断路器を
投入する。開閉器本体側のレバー14が最終位置
(「入」位置)まで回動すると、リミットスイッチ16
が動作して電動機1を停止させる。
駆動レバー7はリンク17を介して断路器用補助開閉器
18の操作レバーに連結され、該補助開閉器により断路
器の開閉動作が検出される。
断路器を開路した後、接地開閉器を投入する場合には、
クラッチ切替えネジ20をネジ込んで、クラッチ動作板
21を回動させ、これによりクラッチ部材10をクラッ
チ部材9から離れる方向に変位させて駆動軸8と操作軸
11との結合を解除し、クラッチ部材10をクラッチ部
材22に噛み合せる。またクラッチ切替えネジ20をネ
ジ込むことにより、断路器インタロック板23を移動さ
せ、該インタロック板23の先端をクラッチ部材9に設
けられた切欠き9aに嵌合させて駆動軸8をロックす
る。この状態で操作レバー12に手動操作ハンドル24
を取付け、該ハンドル21により操作レバー12を「接
地」位置まで回動させる。これにより開閉器本体側のレ
バー14を接地位置まで回動させ、接地開閉器を投入す
る。
操作ハンドル24により操作レバー12を回動させる
と、操作軸11が回転し、この回転がクラッチ部材22
に伝達された該クラッチ部材22が回転する。クラッチ
部材22は腕部22aを有していて、該腕部22aがリ
ンク24を介して接地開閉器用補助開閉器(図示せ
ず。)に連結されている。この補助開閉器により接地開
閉器の動作が検出される。
接地開閉器を開く場合には、ハンドル24を逆方向に操
作して操作レバー12を「接地」位置から「切」位置に
戻し、クラッチ切替えネジ20を外す。このとき復帰バ
ネ25,26によりクラッチ動作板21及び断路器イン
タロック板23を復帰させ、クラッチ部材10をクラッ
チ部材9に噛み合せて駆動軸8と操作軸11とを結合す
る。
[考案が解決しようとする課題] 従来の操作器は、クラッチの切替え機構が複雑で部品点
数が多く、コストが高くなるのを避けられなかった。ま
たクラッチの切替え機構が複雑であるため、クラッチ切
替えネジを外した際に復帰バネ25,26によりクラッ
チ動作板10を戻す機構がうまく働かないことがあり、
断路器の投入動作を行うことができなくなることがあっ
た。
本考案の目的は、クラッチ機構の構造が簡単でしかも動
作が確実な開閉器用3ポジション操作器を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本考案の操作器において、駆動軸はフレームに対して回
転可能に支持され、該駆動軸は駆動機構により一定の角
度範囲で往復回転駆動される。
またフレームには台座が固定され、駆動軸と軸線を共有
するように設けられた操作軸が該台座を回転自在且つ摺
動自在に貫通して支持されている。この操作軸は駆動軸
に対して相対的に回転自在かつ軸線方向に変位可能に設
けられている。
駆動軸には駆動軸側クラッチ部材が取付けられ、操作軸
には従動クラッチ部材が回転自在且つ摺動自在に嵌合さ
れている。
また従動クラッチ部材をロックする解除可能なロック機
構が設けられ、このロック機構により、従動クラッチ部
材を回転方向の第1の位置と該第1の位置から一定の角
度離れた第2の位置とでそれぞれロックするようになっ
ている。
駆動軸側クラッチ部材及び従動クラッチ部材のいずれと
も結合し得るように形成された操作軸側クラッチ部材が
配置されている。
操作軸側クラッチ部材は操作軸に固定され、従動クラッ
チ部材との結合が解除された状態で駆動軸側クラッチ部
材と結合する第1の結合位置と、駆動軸側クラッチ部材
との結合が解除された状態で従動クラッチ部材と結合す
る第2の結合位置との間を変位し得るように設けられて
いる。
従動クラッチ部材と操作軸側クラッチ部材との間には付
勢手段が設けられ、この付勢手段により操作軸側クラッ
チ部材が駆動軸側クラッチ部材側に付勢されている。
操作軸にはまた台座に対向配置された回転体が固定され
ている。そして台座には固定側ストッパとが設けられ、
回転体には操作軸側クラッチ部材が第1の結合位置にあ
るときに固定側ストッパに当接して回転範囲を設定され
た範囲に規制する可動側ストッパが設けられている。こ
れら固定側ストッパ及び可動側ストッパは、操作軸を付
勢手段の付勢力に抗して引出して前記軸側クラッチ部材
を第2の結合位置まで変位させたときに回転体の回動範
囲の規制を解除するように設けられる。
[作用] 上記の操作器において、常時は操作軸側クラッチ部材が
付勢手段により駆動軸側クラッチ部材側に付勢されてい
るため、該操作軸側クラッチ部材が駆動軸側クラッチ部
材に結合されている。従って駆動軸を電動によりまたは
手動により回転させると、該駆動軸の回転は駆動軸側ク
ラッチ部材と操作軸側クラッチ部材とを介して操作軸に
伝達される。この操作軸の回転が開閉器本体の絶縁操作
軸に伝達されて開閉器本体の第1段階の操作(例えば断
路器等の開閉操作)が行われる。
また操作軸を引出すと、操作軸側クラッチ部材が従動ク
ラッチ部材に結合され、操作軸側クラッチ部材と駆動軸
側クラッチ部材との結合は解除されるため、駆動軸が操
作軸から切り離される。この状態で操作軸を回転させる
ことにより、開閉器本体の第2段階の操作(例えば接地
開閉器の開閉操作)を行うことができる。この操作の後
第1段階の開閉操作を行う場合には、操作軸を付勢手段
の付勢力により元の位置に戻して操作軸側クラッチ部材
を駆動軸側クラッチ部材に結合すればよい。
このように本考案では、断路器等の操作時には台座と回
転体とに設けたストッパの働きにより操作軸の回転範囲
を断路器等の操作範囲に規制するようにしておき、接地
開閉器の操作時には該ストッパが働かないようにして操
作軸を更に接地開閉器等の操作範囲まで回転させること
ができるようにしたので、クラッチ動作板を用いていた
従来の操作器に比べてクラッチの切換機構の構成を簡単
にすることができ、コストの低減を図ることができる。
またクラッチの切替えは操作軸の直線変位により行うの
で、切替え動作を確実にすることができる。
[実施例] 以下第1図ないし第12図を参照して本考案の実施例を
説明する。
本実施例では、可動接触子が「入」位置と「切」位置と
「接地」位置との3ポジションに変位する開閉器を操作
するものとする。この開閉器では、可動接触子を「入」
位置と「切」位置との間で変位させることにより断路器
を開閉操作し、可動接触子を「切」位置と「接地」位置
との間で変位させることにより、接地開閉器を開閉操作
するようになっている。そして以下の説明では、「入」
位置と「切」位置との間での操作を第1段階の操作と呼
び、「切」位置と「接地」位置との間での操作を第2段
階の操作と呼ぶ。
第1図において100は操作器ケースを兼ねる箱形のフ
レームで、このフレーム内は隔壁101により第1の室
100A及び第2の室100Bに区画されている。第2
図(A)にも示されているように、第1の室100A内
の下部には直流電動機102が取付けられ、この電動機
102の上方には、フレームに対して固定された適宜の
支持部材に軸受103,104を介して支持されたネジ
棒105が設けられている。ネジ棒105の一端には歯
車106が取付けられ、この歯車には電動機102の出
力軸に取付けられた歯車107が噛み合されている。
ネジ棒105には可動部材108に設けられた雌ネジが
螺合され、ネジ棒105の回転に伴って可動部材108
が第2図において左右方向に変位するようになってい
る。ネジ棒105の上方には、該ネジ棒5に対して直角
な方向に伸びる駆動軸110が設けられ、この駆動軸は
軸受111及び112を介してフレーム100に対して
回転自在に支持されている。駆動軸110には1対の駆
動レバー113,113が固定され、これらの駆動レバ
ーの先端に設けられた切欠溝内に可動部材108に設け
られた1対のピン109a,109bが嵌合されてい
る。従って駆動レバー113は可動部材108の往復変
位に伴って第2図に実線で示した「入」位置と同図に鎖
線で示した「切」位置との間を回動する。駆動レバー1
13の後端部側にはリミットスイッチLが配置され、駆
動レバー113が「切」位置まで変位したときにこのリ
ミットスイッチが動作して電動機102を停止させるよ
うになっている。
ネジ棒105の他端には傘歯車114が取付けられ、こ
の傘歯車には、図示しない手動操作ハンドルにより回転
操作される手動回転軸115(第2図B参照)に取付け
られた傘歯車116が噛み合わされている。尚手動回転
軸115はフレーム100に対して固定されたボス11
7により回転自在に支持されている。手動回転軸115
はフレーム100の前面側に伸びていて、後記するよう
にフレーム100の前面側の側壁に設けられた孔を通し
てこの回転軸115に手動操作ハンドルを取付け得るよ
うになっている。
駆動軸110にはまたレバー120が取付けられ、この
レバーはリンク121を介して補助開閉器122の操作
レバー123に連結されている。
フレーム100の前面側のパネル100Aの外面には台
座125が固定されている。台座125はその中心軸線
を駆動軸110の中心軸線と一致させた状態で設けら
れ、駆動軸110と軸線を共有する操作軸126が台座
125を摺動自在且つ回転自在に貫通して支持されてい
る。
操作軸126は、駆動軸110に対して相対的に回転自
在且つ軸線方向に摺動自在であって、この操作軸126
の駆動軸110側の端部は該駆動軸110の軸心部に設
けられた孔に回転自在且つ摺動自在に嵌合されている。
駆動軸110の第2の室100B内に位置する端部(操
作軸126側の端部)に駆動軸側クラッチ部材128が
取付けられ、操作軸126には従動クラッチ部材129
が回転自在且つ摺動自在に嵌合されている。
操作軸126にはまた駆動軸側クラッチ部材128及び
従動クラッチ部材129のいずれにも結合し得る操作軸
側クラッチ部材130が、駆動軸側クラッチ部材及び従
動クラッチ部材の間に位置させて固定されている。
駆動軸側クラッチ部材128は、第7図に示したように
段差部128aを有し、操作軸側クラッチ部材130は
この段差部128aに当接して操作軸と駆動軸とを結合
する段差部130aを有している。また従動クラッチ部
材129は操作軸側クラッチ部材側の面に段差部129
cを有し、操作軸側クラッチ部材130の従動クラッチ
部材側の面には、従動クラッチ部材の段差部129cに
当接する段差部130bが設けられている。
操作軸側クラッチ部材130と従動クラッチ部材129
との間にはバネ(付勢手段)131が配設され、このバ
ネにより、操作軸側クラッチ部材130が第1のクラッ
チ側に付勢されている。このバネの付勢力により常時は
操作軸側クラッチ部材130が駆動軸側クラッチ部材1
30が駆動軸側クラッチ部材128と結合する第1の結
合位置に保持される。このとき操作軸合は解除された状
態にある。
また操作軸側クラッチ部材130は、操作軸126が前
方に引出されたときに、駆動軸側クラッチ部材128と
の結合が解除され、従動クラッチ部材129に係合され
る第2の結合位置まで変位する。
後記するように、操作軸側クラッチ部材130は、開閉
器の第1段階の操作が終了した後第2段階の操作を行う
際に第2の結合位置まで移動させられて該従動クラッチ
部材に結合される。
第3図に示したように、従動クラッチ部材129の外周
には45度の角度間隔を持たせて2つのピン係入孔12
9a,129bが設けられている。従動クラッチ部材1
29の下方には、ピン係入孔129a,129bに係入
し得るロックピン135が上下動自在に支持されてい
る。このロックピン135はバネ136により付勢さ
れ、このバネの付勢力により、ロックピン135が従動
クラッチ部材129側に付勢されている。
操作軸側クラッチ部材130が駆動軸側クラッチ部材1
28に結合されている状態では、ロックピン135がピ
ン係入孔129aに係入されて従動クラッチ部材129
を回転方向の第1の位置に鎖錠する。また従動クラッチ
部材129が第1の位置から45度回転した状態にある
ときにロックピン135がピン係入孔129bに係入し
て従動クラッチ部材129を回転方向の第2の位置に鎖
錠する。
ロックピン135には外部から操作可能な操作ピン13
7が固定され、この操作ピン137を手で押し下げるこ
とによりロックピン135を従動クラッチ部材のピン係
入孔から離脱させて従動クラッチ部材の鎖錠を解くこと
ができるようになっている。
操作ピン137は第4図(B)に示したようにフレーム
100の前面側パネル100Pに設けられたL字形の孔
139を貫通して外部に導出されており、操作ピン13
7をこのL字形の孔の上端139aに位置させた状態で
ロックピンをピン係入孔129aまたは129bに係入
する鎖錠位置に位置させ、第4図(B)に鎖線で示した
ように操作ピン137をL字形の孔の下端の折曲げ部1
39bに引掛けることによりロックピン135を係入孔
129a,129bから離脱する解錠位置に保持できる
ようになっている。
この実施例では、ピン係入孔129a,129bとロッ
クピン135とバネ136と操作ピン137とにより、
従動クラッチ部材129を回転方向の第1の位置と該第
1の位置から一定の角度(この例では45度)離れた第
2の位置とでそれぞれロックするロック機構が構成され
ている。
ロックピン135の中間部には段差部135aが形成さ
れ、この段差部135aにインタロックレバー138が
係合している。インタロックレバー138は図示しない
バネによりロックピン側に付勢され、このインタロック
レバー138とロックピンの段差部135aとの係合に
より、ロックピン135の下方への変位(ピン係入孔か
ら離脱する方向への変位)を阻止するようになってい
る。インタロックレバー138を外すため、電磁石14
0が設けられ、開閉器の第2段階の操作(この例では接
地開閉器の投入操作)が行われてもよい条件が整ったと
きにこの電磁石140が付勢されてインタロックレバー
138をロックピン135から外すようになっている。
操作軸126の外端部126aは角柱状に形成され、こ
の角柱状の端部には、台座125に対向する回転体14
1(第8図参照)が取付けられている。回転体141の
端面には操作レバー142が取付けられ、この操作レバ
ーが図示しない開閉器本体の絶縁操作軸に取付けられた
レバーにリンクを介して連結される。
第11図(A)ないし、(C)に示したように、台座1
25には扇形の切欠部125aが設けられ、回転体14
1にはこの切欠部125aに嵌合する突出部141aが
設けられている。突出部141aが切欠部125aに嵌
合している状態では、回転体141が第11図(A)の
状態から同図(B)の状態まで45度の角度の範囲を回
動し得るようになっている。この例では、扇形の切欠部
125aにより固定側ストッパが構成され、突出部14
1aにより可動側ストッパが構成されている。これらの
ストッパにより回転体の回転範囲を設定された範囲に規
制するようになっている。
従動クラッチ部材129の外周にはレバー143が取付
けられ、このレバー143はリンク144を介して補助
開閉器145の操作レバーに連結されている。またフレ
ーム100内にはレバー143に当接して従動クラッチ
部材129の回動範囲を規制するストッパ146及び1
47が設けられている。
操作軸側クラッチ部材130の外周部には鍔部130c
が設けられ、この鍔部130cは、フレーム100に回
動自在に支持されたレバー150に設けられた溝150
aに係入されている。また駆動軸側クラッチ部材128
にはレバー150の先端が係入し得る切欠部128cが
設けられている。この切欠部128cは、開閉器の第1
段階の操作(この例では断路器の開路操作)が終了して
駆動軸側クラッチ部材が停止したときに丁度レバー15
0に対応する位置に来るように設けられている。切欠部
128cがレバー150に対応する位置で停止した状態
で開閉器の第2段階の操作(例えば接地開閉器の閉路操
作)に備えて操作軸側クラッチ部材130が第1図にお
いて左方向に移動させられると、レバー150が回動し
てその端部が切欠部128cに係入し、これにより駆動
軸側クラッチ部材128がロックされる。
操作レバー142には、コの字形の操作ハンドル取付け
部材151をネジにより取付け得るようになっており、
この取付け部材151の相対する起立壁部151a,1
51bに設けられた孔に棒状の操作ハンドル152を挿
入して取付けることができるようになっている。
フレーム100の前面側パネルには、第5図に実線で示
したように操作レバー142の大部分及び操作ピン13
7を覆う閉鎖位置と、同図に鎖線で示したように操作レ
バー142及び操作ピン137を露出させる開放位置と
の間を回動し得るカバー155が取付けられている。こ
のカバーにはネジ156が取付けられ、このネジをフレ
ーム100に設けられたネジ孔に螺入することにより、
カバー155を閉鎖位置に固定できるようになってい
る。
フレーム100の前面にはまた、手動操作軸115に取
付ける手動操作ハンドルを挿入する孔157が設けら
れ、この孔157は常時シャッタ160(第3図参照)
により閉じられている。シャッタ160の上方には電磁
石161が配置され、この電磁石161を励磁すること
によりシャッタを開くことができるようになっている。
孔157の下方には鍵孔158が設けられ、この鍵孔に
差し込んだキーを回すことにより電磁石161を励磁し
てシャッタ160を開くようになっている。
第4図に示すように、操作レバー142の端部には指針
142aが設けられ、操作レバー142が断路器を投入
する位置、断路器を開く位置及び接地開閉器を閉じる位
置にそれぞれ位置したときに指針142aがフレームの
前面に設けられた表示「入」、「切」及び「接地」を指
すようになっている。
次に本実施例の動作を説明する。断路器が閉じている状
態では、第1図に示すように操作軸側クラッチ部材13
0が駆動軸側クラッチ部材128に結合された状態にあ
り、駆動レバー120は第2図に実線で示した位置にあ
る。また操作レバー142はフレームの正面から見て第
11図(A)に示す位置にあり、回転体141に設けら
れている突出部141aは台座125の切欠き部125
aの一方の端部に当接した状態にある。
この状態で電動機102を回転させると、ネジ棒105
が回転し、可動部材108が第2図において左方向に移
動する。これにより駆動レバー113が第2図において
時計方向に回動する。これにより駆動軸110が回転
し、この駆動軸に駆動軸側クラッチ部材128と操作軸
側クラッチ部材130とを介して結合されている操作軸
126が回転する。これにより操作レバー142が
「切」位置側に回動し、断路器を開く。駆動レバー11
3が45度回動するとリミットスイッチLが動作して電
動機102を停止させる。またこのとき補助開閉器12
2が動作して断路器が開いていることを示す信号を発生
する。操作レバー142が「切」位置まで変位した状態
では、第11図(B)に示すように回転体141の突出
部141aが台座125の切欠き部125aの他方の端
部に当接する。
この状態から断路器を閉じる場合には、電動機102を
逆回転させ、駆動レバー113を第2図において反時計
方法に回動させる。これにより駆動軸110及び操作軸
126を前記と逆方向に回転させ、操作レバー142を
「入」位置まで回転させる。操作レバー142が「入」
位置まで45度回転すると、開閉器本体側に設けられて
いるリミットスイッチが動作して電動機102を停止さ
せる。
断路器の操作を手動で行う場合には、鍵孔158にキー
を差込み、該キーを操作することにより孔157を閉じ
ているシャッタ160を開く。次いで孔157を通して
手動操作軸115にハンドルを取付け、該ハンドルを操
作することにより傘歯車114を回転させて、ネジ棒1
05を回転させる。
断路器が開いた状態で、接地開閉器を閉じるための条件
が成立していると電磁石140が励磁され、インタロッ
クレバー138が該電磁石に吸引されてロックピン13
5から離れる。
接地開閉器を閉じる場合には、先ず操作レバー142の
前面及び操作ピン137を覆っているカバー155を第
5図に鎖線で示した位置まで回動させる。次いで操作レ
バー142の前面に操作ハンドル取付け部材151をボ
ルトにより取付け、この取付け部材に操作ハンドル15
2を取付ける。その後操作ピン137を押し下げて第6
図に示すようにロックピン135を従動クラッチ部材1
29のピン係入孔129aから離脱させる。操作ピン1
37を第4図(B)に鎖線で示したようにL字形の孔1
39の下端の折曲げ部139bに引掛けてロックピン1
35を解錠位置に保持する。
次いで第6図に示すようにハンドル152を手で持って
操作軸126を引出す。これにより操作軸側クラッチ部
材130が第1図において左方向に移動して第6図に示
すように駆動軸側クラッチ部材128から離れ、従動ク
ラッチ部材129に結合される。操作軸側クラッチ部材
130の移動に伴ってレバー150が回動し、第6図に
示すようにレバー150の先端が駆動軸側クラッチ部材
128の切欠き部128cに係入して駆動軸側クラッチ
部材128をロックする。
操作軸126を引出して操作軸側クラッチ部材130を
従動クラッチ部材129に結合した状態では、第6図に
示すように回転体141に設けられた突出部141aが
台座125の切欠き部125aから離脱し、突出部14
1aが台座125の端面に乗った状態で操作軸126が
回転し得るようになる。操作レバー142が45度回動
するとレバー143がストッパ146に当接して操作軸
126及び操作レバー142が停止する。この時の操作
レバー142の位置が「接地」位置であり、接地開閉器
は閉じられた状態にある。このとき補助開閉器は閉じら
れた状態にある。このとき補助開閉器145が動作して
接地開閉器が閉じていることを示す信号を発生する。
この接地状態を保持する場合(例えば点検作業を行う場
合)には、操作ピン137をL字形の孔139の折曲げ
部139bから外してロックピン135を鎖錠位置に変
位させ、従動クラッチ部材129のピン係入孔129b
に係入させる。
接地開閉器を開く場合には操作ピン137を押し下げて
ロックピン135を解錠位置に位置させ、ハンドル15
2を操作して操作レバー142を「切」位置まで45度
回動させる。操作レバー142が「切」位置まで回動す
ると、バネ131の付勢力により操作軸126が第6図
において右方向に移動し、操作軸側クラッチ部材130
が駆動軸側クラッチ部材128に結合される。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、断路器等の操作時には
台座と回転体とに設けたストッパの働きにより操作軸の
回転範囲を断路器等の操作範囲に規制するようにしてお
き、接地開閉器等の操作時には該ストッパが働かないよ
うにして操作軸を更に接地開閉器等の操作範囲まで回転
させることができるようにしたので、クラッチ動作板を
用いていた従来の操作器に比べてクラッチの切換機構の
構成を簡単にすることができ、コストの低減を図ること
ができる。またクラッチの切替えを操作軸の直線変位に
より行うようにしたので、切替え動作を確実にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本考案の実施例を示したもの
で、第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2図
(A)は第1図のII−II線断面図、第2図(B)は手動
操作軸部分を示す断面図、第3図は第1図のIII−III線
断面図、第4図(A)は前面側の外観を示す正面図、第
4図(B)は前面側に導出された操作ピンと該操作ピン
を案内する孔とを示す正面図、第5図は前面を覆うカバ
ーの動作を説明する断面図、第6図は操作軸側クラッチ
部材を従動クラッチ部材に結合した状態を示す要部断面
図、第7図は3つのクラッチ部材を示す側面図、第8図
は操作軸に取付けられる回転体を示す断面図、第9図は
操作軸に取付けられた操作軸側クラッチ部材の斜視図、
第10図は操作レバーを前面側から見た要部正面図、第
11図(A)ないし(C)は回転体に設けられた突出部
と操作軸の動きを示す動作説明図、第12図(A)及び
(B)は従動クラッチ部材及びロックピンの動きを説明
する動作説明図、第13図ないし第16図は従来のこの
種の操作器を示したもので、第13図は縦断面図、第1
4図は操作器と開閉器との間の連結構造を示す側面図、
第15図はクラッチ機構の斜視図、第16図は第13図
のA−A線に沿って断面してその要部を拡大して示した
断面図である。 100……フレーム、102……直流電動機、105…
…ネジ棒、108……可動部材、110……駆動軸、1
13……駆動レバー、125……台座、126……操作
軸、128……駆動軸側クラッチ部材、129……従動
クラッチ部材、130……操作軸側クラッチ部材、13
1……バネ、135……ロックピン、137……操作ピ
ン、141……回転体、142……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに対して回転可能に支持された駆
    動軸と、 前記駆動軸を一定の角度範囲で往復回転させる駆動機構
    と、 前記駆動軸と軸線を共有するように配置されて前記フレ
    ームに固定された台座を回転自在且つ摺動自在に貫通し
    て支持され、前記駆動軸に対して相対的に回転自在かつ
    軸線方向に変位可能に設けられた操作軸と、 前記駆動軸に固定された駆動軸側クラッチ部材と、 前記操作軸に回転自在且つ摺動自在に嵌合された従動ク
    ラッチ部材と、 前記従動クラッチ部材を回転方向の第1の位置と該第1
    の位置から一定の角度離れた第2の位置とでそれぞれロ
    ックする解除可能なロック機構と、 前記駆動軸側クラッチ部材及び従動クラッチ部材のいず
    れとも結合し得るように形成されて前記駆動軸側クラッ
    チ部材と従動クラッチ部材との間に位置させて前記操作
    軸に固定され、前記従動クラッチ部材との結合が解除さ
    れた状態で前記駆動軸側クラッチ部材と結合する第1の
    結合位置と、前記駆動軸側クラッチ部材との結合が解除
    された状態で前記従動クラッチ部材と結合する第2の結
    合位置との間を変位する操作軸側クラッチ部材と、 前記従動クラッチ部材と操作軸側クラッチ部材との間に
    設けられて前記操作軸側クラッチ部材を駆動軸側クラッ
    チ部材側に付勢する付勢手段と、 前記台座に対向配置されて前記操作軸に固定された回転
    体と、 前記台座に設けられた固定側ストッパと、 前記操作軸側クラッチ部材が前記第1の結合位置にある
    ときに前記固定側ストッパに当接し得る状態で前記回転
    体に設けられ、前記固定側ストッパとの当接により前記
    回転体の回転範囲を設定された範囲に規制する可動側ス
    トッパとを具備し、前記固定側ストッパ及び可動側スト
    ッパは、前記操作軸を付勢手段の付勢力に抗して引出し
    て前記操作軸側クラッチ部材を前記第2の結合位置まで
    変位させたときに前記回転体の回動範囲の規制を解除す
    るように設けられることを特徴とする開閉器用3ポジシ
    ョン操作器。
JP15205288U 1988-11-22 1988-11-22 開閉器用3ポジション操作器 Expired - Lifetime JPH0614372Y2 (ja)

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