JPH06142613A - 分級装置 - Google Patents

分級装置

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JPH06142613A
JPH06142613A JP29696792A JP29696792A JPH06142613A JP H06142613 A JPH06142613 A JP H06142613A JP 29696792 A JP29696792 A JP 29696792A JP 29696792 A JP29696792 A JP 29696792A JP H06142613 A JPH06142613 A JP H06142613A
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Toshio Wakabayashi
敏夫 若林
Tadayuki Koga
忠之 古閑
Tatsuro Ishikawa
辰郎 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高濃度粉体の分級が可能で,かつ,微粉収率
の高い分級装置を提供しようとするものである。 【構成】 直立円筒2aと円筒コーン2bからなる分級
室2Xの中心に回転可能な中空管3と分級羽根12と分
散板15およびスクレーパ15aを備えた分級装置2に
おいて,分散板15の外周直下に適当間隔離間して円筒
形状の内筒30を立設し,内筒30下端と円筒コーン2
bとの間に原料粉末の通過路40を設け,通過路40の
下方に空気導入管50を円周複数個配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,セラミックス業界やフ
ィラー業界で使用される化学品の原料粉末を粗粉と微粉
とに分級する分級装置であって,分級原料を空気気流に
よって粗粉と微粉に分離する分級装置に関するものであ
り,特に高濃度粉体の分級に適するものである。
【0002】
【従来の技術】分級装置は,粉砕機によって粉砕された
粉粒体を気流によって所要の粒度の粉体を選別し,製品
とすることを目的としており,その分級原理としては重
力分級,慣性力分級および遠心力分級に大別され,この
うち粉体の大量分級に好適な遠心力分級には,分級室の
形状を渦巻状にすることで気流を旋回させる自由渦式の
ものと,分級室内に設けられた回転羽根によって気流を
強制的に旋回させる強制渦のものと,これらふたつの合
成である自由渦と強制渦の共用式のものとがある。
【0003】また,分級装置には,粉砕機によって粉砕
された粉粒体を導いて粉砕機とは別置に独立して設けた
ものと,粉砕機に付属して設けられ粉砕室にある粉粒体
を気流搬送によって分級室に導入して分級する付属型の
ものとがあるが,後者のタイプの用途も広汎であり,粉
砕装置に付属して多く用いられている。
【0004】そして,最近では,粉砕原料の多様化や超
微粉の需要の拡大とともに製品の粒径分布に対する要求
が高度化してきており,適度に細かい平均粒径を指定す
るばかりでなく平均粒径よりはるかに細かい指定粒径の
通過量をある量比以内に留める製品を要求されることが
次第に多くなってきた。このように,製品の平均粒径が
ある程度細かく,しかも微粉の混入割合があまり多くな
いという過酷な粉砕条件を負わされた時には,通常の分
級装置を付属した粉砕機では微粉を多く混入する粉砕原
料をそのまま粉砕したのではこれらの条件を達成するこ
とはできず,過粉砕を起こすという等の問題があった。
【0005】そこで,本出願人は,上記の課題を解決す
るために,たとえば,特願平3−81053号に示すよ
うな分級装置を提案した。この分級装置は図5に示すよ
うに,分級室2Xの中心に回転可能に軸支された中空管
からなる駆動軸3とその周囲に一体的に回転する円周複
数個の分級羽根12とを有し,中空管3の上方には微粉
排出管17を備え,分級羽根12の外周に分級用空気に
旋回を与えるための竪軸回りに回動自在なガイドベーン
13を円周複数個中空管3と同心円状に配設するととも
に,ガイドベーン13に連結して逆円錐形のガイドコー
ン14を備えた分級装置2において,前記分級羽根12
およびガイドベーン13を被覆する水平円板状の分散板
15を中空管3に固設し,かつ,分散板15上に分散板
15と直交する円周複数個のスクレーパ15aを固設す
るとともに,分散板15およびスクレーパ15aの直上
の分級装置2のケーシング2aに粉砕原料の供給管16
を配設した構成としたものである。このような分級装置
2の作動について説明すると,原料は分級室2Xに供給
され,回転する分散板15上へ落下するとともに分散板
15およびスクレーパ15aによってほぼ円周均等に分
散板15から溢流し,大半の粗粒は下方へ落下する。そ
して,落下する原料に含有されている微粉は,分級装置
2の下方にある粉砕機1からの上昇気流とともに旋回
し,ガイドベーン13を通り分級羽根12へ向かう。こ
こで,回転する分級羽根12によって分級作用を受け,
微粉中の粗粉は分級羽根12によって叩き落とされて分
級羽根12を通過することは出来ず,下方のガイドコー
ン14の壁面やケーシング2a内面に沿って落下し粉砕
機1で粉砕される。分級作用を受け分級羽根12を通過
した微粉のみが中空管3を経由して微粉の排出管17か
ら機外へ排出される。粉砕機1ではニューフィードの粗
粒と分級後の粗粉がともに粉砕され,比較的細かい粒径
の粉粒体のみ上昇気流に随伴してガイドベーン13に向
かって上記と同様に分級羽根12で分級される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上述の分級装
置においても,分散板で分級された粉体は全量分級部に
送られていたため,高濃度分級に際して分級負荷が大き
く,高濃度粉体を分級するに際して微粉収率が低下する
という難点が有った。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで,上記の課題を解
決するために,本発明の分級装置では,直立円筒とこれ
に接続する逆截頭円錐形状のコーンにより形成された分
級室の中心に回転可能に軸支された中空管からなる駆動
軸とその周囲に一体的に回転する円周複数個の分級羽根
とを有し,該中空管の上方には微粉の排出管を備え,前
記分級羽根を被覆する水平円板状の分散板を該中空管と
該分級羽根との間に配設し,かつ,該分散板上に垂直で
半径方向放射状に延在する円周複数個のスクレーパを固
設するとともに,該分散板およびスクレーパの直上の分
級装置のケーシングに原料粉末の供給管を備えた分級装
置において,該分散板の外周直下に適当間隔離間して円
筒形状の内筒を前記直立円筒と同軸的に配設し,該内筒
下端と前記コーンとの間に原料粉末の通過路を設け,該
通過路の下方に空気の導入管を円周複数個配設した。
【0008】
【作用】本発明の分級装置においては,供給管から投入
された原料粉末は分散板およびスクレーパの回転により
ほぼ円周均等に分散板を溢流し,自由落下する。その際
に原料粉末内の微粉は気流による吸引力により分級羽根
に向かい第1次の分級作用をうける。一方,分散板を溢
流した粗粉やこれに混入した微粉はケーシング(直立円
筒)と内筒の間を下降し通過路に向かう。通過路を通過
したこれらの粉末は上昇して来る気流によって第2次の
分級作用をうけ,粗粉のみ下降し,粗粉中の微粉は気流
とともに上昇し分級作用をうけて微粉は中空管を通り抜
けて微粉排出管より排出され,分級点以上の粉末は分級
羽根に遮られて下方へ落下する。
【0009】
【実施例】以下,図面に基づいて本発明の詳細について
説明する。図1〜図4は本発明に係る実施例を示し,図
1は分級装置の縦断面図,図2は図1のX−X視の平面
図,図3は図1のY−Y視の平面図,図4は供給量と微
粉収率との相関関係を示す特性曲線図である。図中の実
線矢印は原料の流れ,点線矢印は気流の流れを示す。図
において,分級装置2は直立円筒のケーシング2aとこ
れに接続される逆截頭円錐形状のケーシング(コーン)
2bとから形成される分級室2Xと同心円状に中空管3
が上下一対の軸受4,5に軸承され回転自在に配設され
る。軸受4,5は分級装置2のケーシング2aの中央上
部に立設する架台6に嵌装固設され,中空管3の上端に
はチエンホイル7が取り付けられ,ローラチエン8を介
して可変速電動機9の出力軸に取り付けられたチエンホ
イル10によって回転駆動される。一方,中空管3の下
方は分級室2Xに垂下し,図3に示すように,水平円板
11上に立設され垂直で半径方向放射状に延在する円周
方向複数個の分級羽根12が取り付けられる。また,分
級羽根12の直上には分級羽根12を完全に被覆する程
度に大きな直径を有する水平円板状の分散板15と分散
板15上に固設され分散板15と直交して垂設される半
径方向放射状に伸びた複数個のスクレーパ15aとが配
設される。そして,分散板15およびスクレーパ15a
の直上のケーシング(天板)2cの1点には原料粉末の
供給管16が設けられる。また,中空管3の上端の微粉
排出口20は,図示しない排出管が接続され,集塵装置
や吸引ファンに連結される。中空管3の下端には円錐台
形状の蓋3aが取り付けられる。
【0010】分級室2Xの分散板15の外周直下には,
適当間隔離間してほぼ分散板直径に等しい円筒形状の内
筒30が立設されるとともに,その下端には逆截頭円錐
形状の内筒コーン30aが接続し,内筒コーン30aと
ケーシング2bとの合流点の上部に粗粉の通過路40が
設けられる。そして,内筒コーン30aの下端近くに円
周複数個の空気導入管50が取り付けられ,分級室2X
内へ空気を注入できるようになっている。なお,内筒3
0の下側内筒コーン30aを設けず,内筒30の下端を
延長してケーシング2bと接続しても良い。また,分級
羽根12は放射状でなく,回転方向に対して後退羽根と
してもよい。
【0011】次に上記のように構成された分級装置2の
作動について説明する。原料粉末を供給管16を通じて
分級室2X(分級羽根12の近傍を分級室と称する)内
に投入すると,可変速電動機9によって回転駆動される
分散板15の上に落下した原料粉末はスクレーパ15a
と分散板15に働く遠心力によりほぼ全周に等分に分散
され,分散板15を溢流して,図1に示すように,大部
分の大塊のものは矢印Aのように下方へ落下するが,こ
のとき下流の吸引ファンによる吸引力により大塊中に含
有する微粉は矢印Bのように分級羽根12へ向かって第
1次の分級作用を受ける。微粉を分離された残りの粉末
は矢印Cのように自由落下し通過路40を通り抜け,さ
らに粗粉排出口60へ向かうが,空気導入管50から入
った上昇気流により第2次の分級作用を受け,微粉は矢
印Eのように上昇して分級羽根12へ向かい(矢印
F),粗粉は粗粉排出口60へ移動(矢印D)する。矢
印Fの微粉は分級羽根12で第3次の分級作用を受け,
分級点以下の微粉は分級羽根12を通過し,中空管3を
通り抜けて微粉排出口20より排出されて下流の集塵装
置(図示せず)で捕集される。分級点以上の粗粉は分級
羽根12を通過することができず,矢印Gのように自由
落下により粗粉排出口60へ向かう。
【0012】以上のように,本発明の分級装置では,分
散板15の外周下方に内筒30を設けることによって,
矢印Bに示す1次分級と矢印Eに示す2次分級ならびに
分級羽根12による3次分級とが実施される結果,排出
粗粉の微粉の混入をできるだけ少なくし,図4に示すよ
うに,同一条件における分級時の微粉収率を向上するこ
とができる。図4に示すテスト機の実験では,タルク粉
末50%平均粒径6μmのもの(粗粉)から平均粒径3
μm以下の微粉を得る分級であり,微粉収率Nは供給原
料量に対する微粉重量比で算出した。テスト時の吸引風
量は2m3 /minであった,
【0013】
【発明の効果】本発明の分級装置においては,分級羽根
による分級作用を実施する以前に予備分級を行なって,
粗粉から微粉を早期に抽出したあと粗粉を排出するよう
にしたので分級部の粉体濃度を低減し微粉収率が向上す
るとともに,高濃度分級が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る分級装置の縦断面図であ
る。
【図2】図1のX−X視の平面図である。
【図3】図1のY−Y視の平面図である。
【図4】原料供給量と微粉収率の相関関係を示す特性曲
線図である。
【図5】従来の分級装置の実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 粉砕機 2 分級装置 2a ケーシング(直立円筒) 2b ケーシング(コーン) 2c ケーシング(天板) 2X 分級室 3 中空管 3a 蓋 4 軸受 5 軸受 6 架台 7 チエンホイル 8 ローラチエン 9 可変速電動機 10 チエンホイル 11 水平円板 12 分級羽根 13 ガイドベーン 14 ガイドコーン 15 分散板 15a スクレーパ 16 供給管 17 排出管 20 微粉排出口 30 内筒 30a 内筒コーン 40 通過路 50 空気導入管 60 粗粉排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立円筒とこれに接続する逆截頭円錐形
    状のコーンにより形成された分級室の中心に回転可能に
    軸支された中空管からなる駆動軸とその周囲に一体的に
    回転する円周複数個の分級羽根とを有し,該中空管の上
    方には微粉の排出管を備え,前記分級羽根を被覆する水
    平円板状の分散板を該中空管と該分級羽根との間に配設
    し,かつ,該分散板上に垂直で半径方向放射状に延在す
    る円周複数個のスクレーパを固設するとともに,該分散
    板およびスクレーパの直上の分級装置のケーシングに原
    料粉末の供給管を備えた分級装置において,該分散板の
    外周直下に適当間隔離間して円筒形状の内筒を前記直立
    円筒と同軸的に配設し,該内筒下端と前記コーンとの間
    に原料粉末の通過路を設け,該通過路の下方に空気の導
    入管を円周複数個配設したことを特徴とする分級装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110508488A (zh) * 2019-08-26 2019-11-29 航天环境工程有限公司 一种气动涡流分选机和应用
CN114369476A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 山东方宇润滑油有限公司 一种油基针状焦多级热处理设备及油基针状焦生产方法

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