JPH0614241Y2 - 簡易蓄音機 - Google Patents

簡易蓄音機

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JPH0614241Y2
JPH0614241Y2 JP12693089U JP12693089U JPH0614241Y2 JP H0614241 Y2 JPH0614241 Y2 JP H0614241Y2 JP 12693089 U JP12693089 U JP 12693089U JP 12693089 U JP12693089 U JP 12693089U JP H0614241 Y2 JPH0614241 Y2 JP H0614241Y2
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JP
Japan
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pickup
battery
record board
bracket
storage chamber
Prior art date
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JP12693089U
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JPH0366061U (ja
Inventor
勝 荻原
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Tomy Co Ltd
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Tomy Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、簡易蓄音機に関するもので、さらに詳しく
は、人形、自動車玩具、電話玩具等に組み込まれて使用
される簡易蓄音機に係わるものである。
[従来の技術] 人形、自動車玩具、電話玩具等に組み込まれて使用され
る簡易蓄音機については、例えば、実公昭52−139
35号に記載されているものが知られている。
この簡易蓄音機においては、レコード盤を支持するター
ンテーブルと、このターンテーブルを回転駆動するモー
タと、このモータに給電を行なうための電池と、前記レ
コード盤に形成された音溝に沿ってピックアップを倣わ
せるピックアップブラケットと、前記ピックアップを前
記レコード盤から離れる側と前記レコード盤の始端位置
側とに同時に付勢する付勢手段と、この付勢手段に抗し
て前記ピックアップブラケットをレコード盤側へ付勢す
る他の付勢手段と、この付勢手段による付勢力を一時解
除させる解除機構と、前記ピックアップが停止溝にきた
ときにのみオフして前記モータへの給電をストップさせ
るスイッチと、前記ピックアップの振動を受け直接に音
波を放射するスピーカーコーンとを一のケーシング内に
設けている。
このような簡易蓄音機を組み込んだ玩具においては、そ
れを長らく使用しない場合、電池を電池収納室から取外
し、誤作動を防止するようにするのが望ましい。
[考案が解決しようとする課題] ところで、玩具箱内においては、玩具は整然と収納され
ないのが常であり、しかも、子供が特定の玩具を探すた
め、玩具箱を掻きまわしたりするのが常である。
その場合、振動によって解除機構が働き、ピックアップ
がレコード盤の停止溝から外れ、始点位置側に付勢する
付勢手段の作用によってピックアップが始点位置側へ復
帰しようとする。その際、針によってレコード盤にひっ
かき傷が形成されてしまうなどの危険がある。
本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、ピックアッ
プのロック機構を有する簡易蓄音機を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る簡易蓄音機は、レコード盤を支持するター
ンテーブルと、このターンテーブルを回転駆動するモー
タと、このモータに給電を行なうための電池と、前記レ
コード盤に形成された音溝に沿ってピックアップを倣わ
せるピックアップブラケットと、前記ピックアップを前
記レコード盤から離れる側と前記レコード盤の始端位置
側とに同時に付勢する第1の付勢手段と、第1の付勢手
段に抗して前記ピックアップをレコード盤側へ付勢する
第2の付勢手段と、この第2の付勢手段による付勢力を
一時解除させる解除機構と、前記ピックアップが停止溝
にきたときにのみオフして前記モータへの給電をストッ
プさせるスイッチと、前記ピックアップの振動を受け直
接に音波を放射するスピーカーコーンとが一のケーシン
グ内に設けられた簡易蓄音機において、前記ピックアッ
プブラケットとレコード盤との間に延在し、一端がケー
シング内固定部に枢着され、他端側が前記電池収納室内
に突出されるロックレバーが設けられ、このロックレバ
ーは、前記電池収納室内に電池が存在しない場合に、手
動操作によって、前記ピックアップブラケットと係合し
て前記ピックアップを前記レコード盤から離反させるロ
ック位置を取り得、かつ、前記電池収納室内への電池収
納時には、収納される電池に倣って枢転して前記ピック
アップブラケットとの係合を解除させるロック解除位置
とを取り得るように構成されているものである。
[作用] 上記した考案によれば、電池収納室内に電池が存在しな
い場合に、手動操作によって、ピックアップブラケット
と係合してピックアップをレコード盤から離反させるロ
ック位置にロックレバーを置くことによって、電池が収
納されていない状態での、レコード盤の傷の発生を防止
できる。
また、その後、当該簡易蓄音機を組み込んだ玩具を使用
する場合には、電池を電池収納室に収納しさえすれば、
ロックレバーは、収納される電池に倣って枢転してピッ
クアップブラケットとの係合を解除させるロック解除位
置をとるので、直ちに使用可能となる。
[実施例] 以下、本考案に係る簡易蓄音機の実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図および第2図において、符号10はケーシングを
表わしており、このケーシング10は、各種部品が取付
けられる台座11と、上蓋12と、下蓋13,14とか
ら構成されている。このうち、台座11の裏側には、第
1図に示すように、ターンテーブル収納室15と、電池
収納室16とが形成されている。
レコード盤21を支持するターンテーブル20は、下蓋
13の内面に、回転自在に枢支され、下蓋13を台座1
1に取付けることによって、前記ターンテーブル収納室
15内に設置されるようになっている。このターンテー
ブル20は、その側周面がプーリ溝20aになってい
る。
ターンテーブル20を回転駆動するためのモータ30
は、そのシャフト30aが前記ターンテーブル収納室1
5内に突出するように、台座11の上側に取付けられて
いる。
そして、モータ30のシャフト30aと、前記ターンテ
ーブル20のプーリ溝20aにはベルト22が巻回され
ており、このベルト22によって、その双方が連結され
ている。
モータ30に給電を行なうための電池40は、前記電池
収納室16内に設置されている。そして、この電池40
と前記モータ30とは、可変抵抗51および後述するス
イッチ100とを介して、接続されている。
レコード盤21に形成された音溝に沿ってピックアップ
60を倣わせるピックアップブラケット61は、ターン
テーブル20の中心方向に旋回移動できるように、台座
11の上側に枢着されている。また、台座11の上面に
は、ピックアップ60の旋回軌跡に沿って、半月状の長
孔11aが形成され、この半月状の長孔11aを通じ
て、ピックアップ60とレコード盤21の音溝との接触
がなされるようになっている。
また、このピックアップブラケット61には、ねじりコ
イルばね(第1の付勢手段)62が取付けられており、
ねじりコイルばね62によって、ピックアップブラケッ
ト61は、ピックアップ60を、レコード盤21から離
れる側とレコード盤21の始端位置側とに同時付勢して
いる。
さらに、台座11の上側には、前記ピックアップ60の
振動を受け直接に音波を放射するスピーカーコーン71
が枢軸71aを介して軸支されている。この枢軸71a
の受け部が第2図符号72で示されている。そして、こ
のスピーカーコーン71は、上蓋12との間に介装され
たコイルばね(第2の付勢手段)72によって、ピック
アップ60をレコード盤21側へ付勢している。このコ
イルばね72の付勢力は、前記ねじりコイルばね62の
付勢力よりも強い。したがって、常時、ピックアップ6
0はレコード盤10の音溝に当接した状態にある。
また、台座11の上側には、コイルばね72による付勢
力を一時解除させる解除機構80が設けられている。こ
の解除機構80は、図示しない釦の押し込みによって、
台座11に立設されたガイド筒81に沿って下降する押
圧部材82からなる。この押圧部材82は、スピーカー
コーン71の押圧片71b,71bを押圧し、梃子の原
理によってスピーカーコーン71をコイルばね72の付
勢力に抗して持ち上げるように働き、これにより、ピッ
クアップブラケット61はコイルばね72の付勢力から
開放され、ピックアップ60は、ねじりコイルばね62
の作用によりレコード盤21から離れると共にレコード
盤21の始端位置側へ復帰する。
さらに、台座11の上側には、ピックアップブラケット
61の下側に延在するロックレバー90が枢支されてい
る。このロックレバー90の自由端側は、第3図に示す
ように、前記電池収納室16内に突出している。つま
り、電池収納室16を区画する壁16aには、第3図に
示すように、矩形状の透孔16bが形成されている。そ
して、この透孔16bを通じて、ロックレバー90の自
由端側は、前記電池収納室16内に臨んでいる。また、
この透孔16bには、その入口側に突起16cを持つ係
止溝16dが連設され、手動操作によって、この係止溝
16dにロックレバー90を係合させることによって、
第4図の実線および第5図(A)に示すように、ピック
アップブラケット61の下側に設けたリブ61aがロッ
クレバー90に乗り上げてピックアップ60がレコード
盤21から離反されるようになっている。また、ロック
レバー90の先端には、収納される電池40に倣う倣い
片90bが形成され、この倣い片90bの働きによってロ
ックレバー90が枢転され、第4図の鎖線および第5図
(B)に示すように、このロックレバー90とピックア
ップブラケット61との係合が解除されるようになって
いる。この係合解除によって、ピックアップ60がレコ
ード盤21の音溝に接触することとなる。
なお、実施例の簡易蓄音機にあっては、前記ピックアッ
プ60がレコード盤21の停止溝にきたときにのみオフ
してモータ30への給電をストップさせるスイッチ10
0が設けられている。このスイッチ100は、金属の弾
性部材からなる接片101と、接点102と、スイッチ
作動片103とから構成され、接片101は接点102
に当接する方向に付勢されている。そして、スイッチ作
動片5は、ピックアップ60がレコード盤21の係止溝
にきたときに、ピックアップブラケット61によって押
圧され、これによって、枢軸103aを中心に旋回し
て、接片101を接点102から離反させるように働
く。
この実施例の簡易蓄音機を組み込んだ玩具を使用しない
場合には、電池40を外した後に、ロックレバー90を
係止溝16dに係合させておくようにする。このように
すれば、電池40が収納されていない状態での、レコー
ド盤の傷の発生を防止できる。その結果、玩具の耐久性
を向上することができる。
また、その後、当該簡易蓄音機を組み込んだ玩具を使用
する場合には、電池40を電池収納室16に収納しさえ
すれば、ロックレバー90は、収納される電池40に倣
って枢転して前記ピックアップブラケット61との係合
を解除させるロック解除位置をとるので、直ちに使用可
能となる。
[考案の効果] 本考案に係る簡易蓄音機は、レコード盤を支持するター
ンテーブルと、このターンテーブルを回転駆動するモー
タと、このモータに給電を行なうための電池と、前記レ
コード盤に形成された音溝に沿ってピックアップを倣わ
せるピックアップブラケットと、前記ピックアップを前
記レコード盤から離れる側と前記レコード盤の始端位置
側とに同時に付勢する第1の付勢手段と、第1の付勢手
段に抗して前記ピックアップをレコード盤側へ付勢する
第2の付勢手段と、この第2の付勢手段による付勢力を
一時解除させる解除機構と、前記ピックアップが停止溝
にきたときにのみオフして前記モータへの給電をストッ
プさせるスイッチと、前記ピックアップの振動を受け直
接に音波を放射するスピーカーコーンとが一のケーシン
グ内に設けられた簡易蓄音機において、前記ピックアッ
プブラケットとレコード盤との間に延在し、一端がケー
シング内固定部に枢着され、他端側が前記電池収納室内
に突出されるロックレバーが設けられ、このロックレバ
ーは、前記電池収納室内に電池が存在しない場合に、手
動操作によって、前記ピックアップブラケットと係合し
て前記ピックアップを前記レコード盤から離反させるロ
ック位置を取り得、かつ、前記電池収納室内への電池収
納時には、収納される電池に倣って枢転して前記ピック
アップブラケットとの係合を解除させるロック解除位置
とを取り得るように構成されているので、電池収納室内
に電池が存在しない場合に、ピックアップブラケットと
係合して該ブラケットを前記レコード盤から離反させる
ロック位置にロックレバーを置くことによって、電池が
収納されていない状態での、レコード盤の傷の発生を防
止できる。
また、その後、当該簡易蓄音機を組み込んだ玩具を使用
する場合には、電池を電池収納室に収納しさえすれば、
ロックレバーは、収納される電池に倣って枢転して前記
ピックアップブラケットとの係合を解除させるロック解
除位置をとるので、直ちに使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の簡易蓄音機の縦断面図、 第2図は実施例の簡易蓄音機の分解斜視図、 第3図は実施例の簡易蓄音機のケーシング裏面図、 第4図は実施例の簡易蓄音機におけるピックアップブラ
ケットとロックレバーとの係合状態を示す斜視図、 第5図(A)は実施例の簡易蓄音機におけるピックアッ
プブラケットとロックレバーとが係合している状態を示
す一部縦断面図、 第5図(B)は実施例の簡易蓄音機におけるピックアッ
プブラケットとロックレバーとの係合が解除された状態
を示す一部縦断面図である。 10……ケーシング、16……電池収納室、 20……ターンテーブル、21……レコード盤、30…
…モータ、40……電池、60……ピックアップ、61
……ピックアップブラケット、71……スピーカーコー
ン、90……ロックレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レコード盤を支持するターンテーブルと、
    このターンテーブルを回転駆動するモータと、このモー
    タに給電を行なうための電池と、前記レコード盤に形成
    された音溝に沿ってピックアップを倣わせるピックアッ
    プブラケットと、前記ピックアップを前記レコード盤か
    ら離れる側と前記レコード盤の始端位置側とに同時に付
    勢する第1の付勢手段と、第1の付勢手段に抗して前記
    ピックアップをレコード盤側へ付勢する第2の付勢手段
    と、この第2の付勢手段による付勢力を一時解除させる
    解除機構と、前記ピックアップが停止溝にきたときにの
    みオフして前記モータへの給電をストップさせるスイッ
    チと、前記ピックアップの振動を受け直接に音波を放射
    するスピーカーコーンとが一のケーシング内に設けられ
    た簡易蓄音機において、前記ピックアップブラケットと
    レコード盤との間に延在し、一端がケーシング内固定部
    に枢着され、他端側が前記電池収納室内に突出されるロ
    ックレバーが設けられ、このロックレバーは、前記電池
    収納室内に電池が存在しない場合に、手動操作によっ
    て、前記ピックアップブラケットと係合して前記ピック
    アップを前記レコード盤から離反させるロック位置を取
    り得、かつ、前記電池収納室内への電池収納時には、収
    納される電池に倣って枢転して前記ピックアップブラケ
    ットとの係合を解除させるロック解除位置とを取り得る
    ように構成されていることを特徴とする簡易蓄音機。
JP12693089U 1989-10-30 1989-10-30 簡易蓄音機 Expired - Lifetime JPH0614241Y2 (ja)

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JP12693089U JPH0614241Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 簡易蓄音機

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JP12693089U JPH0614241Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 簡易蓄音機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0366061U JPH0366061U (ja) 1991-06-27
JPH0614241Y2 true JPH0614241Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31674714

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12693089U Expired - Lifetime JPH0614241Y2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 簡易蓄音機

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JPH0366061U (ja) 1991-06-27

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