JPH06141733A - リング気泡発生装置 - Google Patents
リング気泡発生装置Info
- Publication number
- JPH06141733A JPH06141733A JP4327213A JP32721392A JPH06141733A JP H06141733 A JPH06141733 A JP H06141733A JP 4327213 A JP4327213 A JP 4327213A JP 32721392 A JP32721392 A JP 32721392A JP H06141733 A JPH06141733 A JP H06141733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- bubbles
- air
- water tank
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リング状の気泡を発生できるリング気泡発生
装置を提供する。 【構成】 水槽内に配置可能で、擂鉢状傾斜壁の底部に
空気噴出孔を有するノズルと、該ノズルに圧縮空気を所
定時間だけ供給する電磁開閉弁と、該圧縮空気の流量を
調整する流量調整弁と、圧力を調整する圧力調整弁とを
備え、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気泡を傾斜壁に沿
って浮上させて、リング気泡を形成できるようにした。
装置を提供する。 【構成】 水槽内に配置可能で、擂鉢状傾斜壁の底部に
空気噴出孔を有するノズルと、該ノズルに圧縮空気を所
定時間だけ供給する電磁開閉弁と、該圧縮空気の流量を
調整する流量調整弁と、圧力を調整する圧力調整弁とを
備え、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気泡を傾斜壁に沿
って浮上させて、リング気泡を形成できるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、魚や水生動植物の飼
育水槽、インテリア水槽などに用いて好適なリング気泡
発生装置に関するものである。
育水槽、インテリア水槽などに用いて好適なリング気泡
発生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、従来の気泡発生装置は、水槽内
の水生生物に対する酸素補給を主目的としていた。即
ち、水槽内に設置可能なノズルから、圧力を付与した空
気を吹出させて気泡を発生させ、気泡中の酸素を水中に
溶け込ませるようになっていた。この場合、発生する気
泡の発生量や浮上パターンは、その目的に応じて適宜制
御されている。
の水生生物に対する酸素補給を主目的としていた。即
ち、水槽内に設置可能なノズルから、圧力を付与した空
気を吹出させて気泡を発生させ、気泡中の酸素を水中に
溶け込ませるようになっていた。この場合、発生する気
泡の発生量や浮上パターンは、その目的に応じて適宜制
御されている。
【０００３】例えば、図５に示す「生簀用エアーバブル
カーテン装置」（実公昭５９−２５１７５）では、生簀
内に設けられた環状管体１０１の上周面に小噴出孔１０
２を列設し、多数の小気泡からなるバブルカーテンを形
成する装置が提案されている。この装置では、小気泡の
発生量を適宜調節して、平常時は弱い筒状のエアーカー
テンによって、生簀内の魚に酸素を補給、赤潮の襲来時
は、図６のように、強いエアーカーテンによって、赤潮
を生簀内に侵入させないようにさせている。
カーテン装置」（実公昭５９−２５１７５）では、生簀
内に設けられた環状管体１０１の上周面に小噴出孔１０
２を列設し、多数の小気泡からなるバブルカーテンを形
成する装置が提案されている。この装置では、小気泡の
発生量を適宜調節して、平常時は弱い筒状のエアーカー
テンによって、生簀内の魚に酸素を補給、赤潮の襲来時
は、図６のように、強いエアーカーテンによって、赤潮
を生簀内に侵入させないようにさせている。
【０００４】また、図７に示す「水槽用空気拡散装置並
びに水槽」（実開平１−１６８１５９）では、下側が開
口された空気収納容器２０１の下縁周囲に小噴出孔２０
２を穿設し、多数の小気泡をリング状に発生する装置が
提案されている。また、この装置では、空気収納容器２
０３内に観賞用の動植物を載置することもできるように
なっている。
びに水槽」（実開平１−１６８１５９）では、下側が開
口された空気収納容器２０１の下縁周囲に小噴出孔２０
２を穿設し、多数の小気泡をリング状に発生する装置が
提案されている。また、この装置では、空気収納容器２
０３内に観賞用の動植物を載置することもできるように
なっている。
【０００５】このほかに、気泡発生装置の上方にインペ
ラーを設けて気泡を拡散するように構成した「気泡発生
装置」（特開平３−２２９６９６）や、空気吸入ホース
を有する翼車を水中モータに取りつけて、深部での気泡
発生を容易とした「酸素供給機」（特開昭６３−３７４
０）などもある。
ラーを設けて気泡を拡散するように構成した「気泡発生
装置」（特開平３−２２９６９６）や、空気吸入ホース
を有する翼車を水中モータに取りつけて、深部での気泡
発生を容易とした「酸素供給機」（特開昭６３−３７４
０）などもある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の気泡発生装
置では、発生する個々の気泡の形状自体を制御すること
が全くなされていなかった。即ち、従来装置で発生する
気泡はすべて略球状（または略偏平球状）であった。
置では、発生する個々の気泡の形状自体を制御すること
が全くなされていなかった。即ち、従来装置で発生する
気泡はすべて略球状（または略偏平球状）であった。
【０００７】このため、インテリア水槽のように、発生
する気泡の形状や、その浮上パターンを観賞する用途に
あっては、その興趣を盛り上げることが甚だ困難であ
り、気泡の形状制御を行える装置の開発が望まれてい
た。この発明は上記の点に鑑み、リング状の気泡を発生
できる装置を提供することを目的としている。
する気泡の形状や、その浮上パターンを観賞する用途に
あっては、その興趣を盛り上げることが甚だ困難であ
り、気泡の形状制御を行える装置の開発が望まれてい
た。この発明は上記の点に鑑み、リング状の気泡を発生
できる装置を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のリング気泡発生装置は、水槽内に配置可
能で、擂鉢状傾斜壁の底部に空気噴出孔を有するノズル
と、該ノズルに圧縮空気を所定時間だけ供給する電磁開
閉弁と、該圧縮空気の流量を調整する流量調整弁と、圧
力を調整する圧力調整弁とを備えた構成とすることによ
り、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気泡を傾斜壁に沿っ
て浮上させて、リング気泡を形成できるようにしたもの
である。
め、この発明のリング気泡発生装置は、水槽内に配置可
能で、擂鉢状傾斜壁の底部に空気噴出孔を有するノズル
と、該ノズルに圧縮空気を所定時間だけ供給する電磁開
閉弁と、該圧縮空気の流量を調整する流量調整弁と、圧
力を調整する圧力調整弁とを備えた構成とすることによ
り、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気泡を傾斜壁に沿っ
て浮上させて、リング気泡を形成できるようにしたもの
である。
【０００９】
【作用】コンプレッサから排出された空気は、流量調整
弁と圧力調整弁とによって、その流量と圧力が適宜制御
されてから、水槽内に配置されたノズル側に電磁弁によ
って所定時間だけ送出される。この時、ノズルの擂鉢状
傾斜壁の底部より水中に吹出された気泡は、始め球状で
あるが、その周縁を傾斜壁の内面に接触させつつ浮上を
開始すると、該接触部より、回転作用と半径方向への引
っ張り力を同時に受ける。そして、中心部に穴が開いて
リング気泡となり、所定の直径に達した所でノズルから
離脱して、静かに垂直上昇する。
弁と圧力調整弁とによって、その流量と圧力が適宜制御
されてから、水槽内に配置されたノズル側に電磁弁によ
って所定時間だけ送出される。この時、ノズルの擂鉢状
傾斜壁の底部より水中に吹出された気泡は、始め球状で
あるが、その周縁を傾斜壁の内面に接触させつつ浮上を
開始すると、該接触部より、回転作用と半径方向への引
っ張り力を同時に受ける。そして、中心部に穴が開いて
リング気泡となり、所定の直径に達した所でノズルから
離脱して、静かに垂直上昇する。
【００１０】浮上中のリング気泡に浮力以外の外力は作
用しないため、リング気泡その形状を保ったまま水面に
到達する。水槽の周壁を透明部材で構成しておけば、こ
のような、 気泡発生→リング気泡形成→リング気泡浮上 に至るプロセスを、水槽外部より観賞することができ
る。
用しないため、リング気泡その形状を保ったまま水面に
到達する。水槽の周壁を透明部材で構成しておけば、こ
のような、 気泡発生→リング気泡形成→リング気泡浮上 に至るプロセスを、水槽外部より観賞することができ
る。
【００１１】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図１は本願リング気泡発生装置の全
体構成を示すブロック図、図２はノズル部分のリング気
泡形成過程を示す説明図、図３は床置き型本願装置の原
理構成図、図４は貫通型本願装置の原理構成図である。
基づいて説明する。図１は本願リング気泡発生装置の全
体構成を示すブロック図、図２はノズル部分のリング気
泡形成過程を示す説明図、図３は床置き型本願装置の原
理構成図、図４は貫通型本願装置の原理構成図である。
【００１２】図において、１０は本願装置の本体で、該
本体１０は水槽２０の外部に設置され、水槽内のノズル
６に対して所定圧の空気を所定量だけ送出できるように
構成されている。該本体１０内には、後述するように、
空気送出に必要な各種手段（コンプレッサ、圧力調整
弁、流量調整弁、チェック弁、電磁弁など）と、それら
の制御手段が内蔵されている。また、水槽２０は、その
周壁２１が透明アクリル材からなる円筒状に構成されて
いる。
本体１０は水槽２０の外部に設置され、水槽内のノズル
６に対して所定圧の空気を所定量だけ送出できるように
構成されている。該本体１０内には、後述するように、
空気送出に必要な各種手段（コンプレッサ、圧力調整
弁、流量調整弁、チェック弁、電磁弁など）と、それら
の制御手段が内蔵されている。また、水槽２０は、その
周壁２１が透明アクリル材からなる円筒状に構成されて
いる。
【００１３】１はコンプレッサ（空圧源）で、該コンプ
レッサ１は、水槽２０外の本体１０から所定圧の空気
を、チューブＣを介して、水槽２０内のノズル６に供給
できるようになっている。以下では、該コンプレッサ１
を最上流の水源に見立て、チューブＣに取り付けられた
部品を、コンプレッサ１に近いものを「上流」、遠いも
のを「下流」と表現することとする。
レッサ１は、水槽２０外の本体１０から所定圧の空気
を、チューブＣを介して、水槽２０内のノズル６に供給
できるようになっている。以下では、該コンプレッサ１
を最上流の水源に見立て、チューブＣに取り付けられた
部品を、コンプレッサ１に近いものを「上流」、遠いも
のを「下流」と表現することとする。
【００１４】２は圧力調整弁で、該圧力調整弁２はコン
プレッサ１に対して下流側のチューブＣに設けられ、コ
ンプレッサ１からノズル６側に送出される圧縮空気の圧
力を、リング気泡形成に好適な圧力に適宜調整できるよ
うに構成されている。
プレッサ１に対して下流側のチューブＣに設けられ、コ
ンプレッサ１からノズル６側に送出される圧縮空気の圧
力を、リング気泡形成に好適な圧力に適宜調整できるよ
うに構成されている。
【００１５】３は前記圧力調整弁２の下流に設けられた
流量調整弁で、該流量調整弁３は、コンプレッサ１から
ノズル６側に送出される圧縮空気の流量を、リング気泡
形成に好適な流量に適宜調整できるように構成されてい
る。
流量調整弁で、該流量調整弁３は、コンプレッサ１から
ノズル６側に送出される圧縮空気の流量を、リング気泡
形成に好適な流量に適宜調整できるように構成されてい
る。
【００１６】４は前記流量調整弁３の下流に設けられた
チェック弁で、該チェック弁４は、前記チューブＣ内の
空気が、前記水槽２０内のノズル６側から逆流するのを
防止するためものである。
チェック弁で、該チェック弁４は、前記チューブＣ内の
空気が、前記水槽２０内のノズル６側から逆流するのを
防止するためものである。
【００１７】５は前記チェック弁４の下流に設けられた
電磁弁で、該電磁弁５はチューブＣを瞬時に開閉して、
所望の圧力と流量に調整された圧縮空気をノズル６側に
送出できるように構成されている。該電磁弁５のオン・
オフのタイミングは、前記本体１０内の制御手段（図示
せず）によって行われ、リング気泡形成に最適な時間間
隔で、ノズル６に送出できるようになっている。
電磁弁で、該電磁弁５はチューブＣを瞬時に開閉して、
所望の圧力と流量に調整された圧縮空気をノズル６側に
送出できるように構成されている。該電磁弁５のオン・
オフのタイミングは、前記本体１０内の制御手段（図示
せず）によって行われ、リング気泡形成に最適な時間間
隔で、ノズル６に送出できるようになっている。
【００１８】前記ノズル６は、図１、２のように、水槽
２０内の適所（通常は底部）に配置され、その上部に擂
鉢状傾斜面６ａを備え、かつ該傾斜面６ａの底部に、前
記チューブＣに連通する空気噴出孔６ｂを備えている。
２０内の適所（通常は底部）に配置され、その上部に擂
鉢状傾斜面６ａを備え、かつ該傾斜面６ａの底部に、前
記チューブＣに連通する空気噴出孔６ｂを備えている。
【００１９】次に、リング気泡発生のメカニズムについ
て説明する。まず、リング気泡発生に必要な条件は、水
槽２０内の液体（通常は水）の性質にもよるが、ここで
は、水中にてリング気泡を発生する実施例を示す。この
場合、該擂鉢状傾斜面６ａの広がり角は、８０〜１３０
度の範囲内、該空気噴出孔６ｂの直径は、数ｍｍ程度で
ある。このような条件を満たす擂鉢状傾斜面６ａと空気
噴出孔６ｂでは、電磁弁５が閉状態であれば、水槽２０
内の水が噴出孔６ｂからチューブＣ内に流入することは
ない。
て説明する。まず、リング気泡発生に必要な条件は、水
槽２０内の液体（通常は水）の性質にもよるが、ここで
は、水中にてリング気泡を発生する実施例を示す。この
場合、該擂鉢状傾斜面６ａの広がり角は、８０〜１３０
度の範囲内、該空気噴出孔６ｂの直径は、数ｍｍ程度で
ある。このような条件を満たす擂鉢状傾斜面６ａと空気
噴出孔６ｂでは、電磁弁５が閉状態であれば、水槽２０
内の水が噴出孔６ｂからチューブＣ内に流入することは
ない。
【００２０】次に、電磁弁５を開いて、所望の圧力に設
定された圧縮空気を瞬時（１秒間以内）に噴出すると、
空気噴出孔６ｂには球状の気泡が発生する。この気泡に
は、その表面（水槽２０内の水との界面）に対しては、
擂鉢状傾斜面６ａとの付着力が水平面内半径方向への引
っ張り力が作用し、また気泡内の空気に対しては水によ
る垂直上方への浮力が作用する。このため、気泡は半径
方向に広がりながら上昇することとなる（図２）。そし
て、空気噴出孔６ｂを離れるにつれて偏平化し、やが
て、中央に貫通穴が形成されてリング気泡となる。この
リング気泡は、その表面を擂鉢状傾斜面６ａに沿って接
触回転しながら拡大・浮上し、遂に、擂鉢状傾斜面６ａ
を離れて垂直浮上することとなる。
定された圧縮空気を瞬時（１秒間以内）に噴出すると、
空気噴出孔６ｂには球状の気泡が発生する。この気泡に
は、その表面（水槽２０内の水との界面）に対しては、
擂鉢状傾斜面６ａとの付着力が水平面内半径方向への引
っ張り力が作用し、また気泡内の空気に対しては水によ
る垂直上方への浮力が作用する。このため、気泡は半径
方向に広がりながら上昇することとなる（図２）。そし
て、空気噴出孔６ｂを離れるにつれて偏平化し、やが
て、中央に貫通穴が形成されてリング気泡となる。この
リング気泡は、その表面を擂鉢状傾斜面６ａに沿って接
触回転しながら拡大・浮上し、遂に、擂鉢状傾斜面６ａ
を離れて垂直浮上することとなる。
【００２１】垂直浮上を始めたリング気泡には、浮力以
外の力は作用せず、水槽２０の水面に到達するまでその
形状は変形することがない。従って、水槽２０の周壁２
１を透明部材（例えば、アクリル樹脂）で構成しておけ
ば、リング気泡と形成過程その浮上の様子を観賞するこ
とができる。
外の力は作用せず、水槽２０の水面に到達するまでその
形状は変形することがない。従って、水槽２０の周壁２
１を透明部材（例えば、アクリル樹脂）で構成しておけ
ば、リング気泡と形成過程その浮上の様子を観賞するこ
とができる。
【００２２】尚、電磁弁５を断続的に作動することによ
り、所定の間隔（例えば、５〜６０秒間隔）でリング気
泡を発生できるようになっている。上記実施例におい
て、装置本体１０に連通するノズル６は、チューブＣを
介して水槽２０内にセットできる。このノズル６に、コ
ンプレッサ１の空気を、圧力調整弁２と流量調整弁３で
適宜調整しながら供給しておき、電磁弁５によって、所
定量の空気を瞬間的に噴出させる。
り、所定の間隔（例えば、５〜６０秒間隔）でリング気
泡を発生できるようになっている。上記実施例におい
て、装置本体１０に連通するノズル６は、チューブＣを
介して水槽２０内にセットできる。このノズル６に、コ
ンプレッサ１の空気を、圧力調整弁２と流量調整弁３で
適宜調整しながら供給しておき、電磁弁５によって、所
定量の空気を瞬間的に噴出させる。
【００２３】この時、ノズル６の空気噴出孔６ｂを出た
気泡は、擂鉢状傾斜面６ａに接触回転しながら上昇する
うちにリング気泡となり、その形状を保持したまま水槽
２０内を浮上する。こうしたリング気泡発生のプロセス
は、水槽２０の外部より透明部材２１を介して観賞する
ことができる。
気泡は、擂鉢状傾斜面６ａに接触回転しながら上昇する
うちにリング気泡となり、その形状を保持したまま水槽
２０内を浮上する。こうしたリング気泡発生のプロセス
は、水槽２０の外部より透明部材２１を介して観賞する
ことができる。
【００２４】尚、上記実施例では、水槽２０が観賞用水
槽として構成された例を示したが、一般の水生生物飼育
用水槽や生簀などにも、本願装置が適用できるものであ
ることはもちろんである。また、水槽内の液体は水でな
くてもよく、例えば、着色剤や各種の薬剤（界面活性剤
や粘度調整剤）等を混入した水溶液、油、シリコン液、
その他の液体などであってもよい。例えば、油中のリン
グ気泡は、水中よりも浮上速度が遅く、インテリア用と
してより好適である。但し、この場合、液体の粘性や擂
鉢状傾斜面６ａの表面性状（粗さ、付着性など）と開き
角度、空気噴出孔６ｂの直径、圧縮空気の圧力と流量、
などリング気泡発生に関わる各種のパラメータは適宜調
整されるべきものである。
槽として構成された例を示したが、一般の水生生物飼育
用水槽や生簀などにも、本願装置が適用できるものであ
ることはもちろんである。また、水槽内の液体は水でな
くてもよく、例えば、着色剤や各種の薬剤（界面活性剤
や粘度調整剤）等を混入した水溶液、油、シリコン液、
その他の液体などであってもよい。例えば、油中のリン
グ気泡は、水中よりも浮上速度が遅く、インテリア用と
してより好適である。但し、この場合、液体の粘性や擂
鉢状傾斜面６ａの表面性状（粗さ、付着性など）と開き
角度、空気噴出孔６ｂの直径、圧縮空気の圧力と流量、
などリング気泡発生に関わる各種のパラメータは適宜調
整されるべきものである。
【００２５】
【発明の効果】上記のようにこの発明のリング気泡発生
装置は、水槽内に配置可能で、擂鉢状傾斜壁の底部に空
気噴出孔を有するノズルと、該ノズルに圧縮空気を所定
時間だけ供給する電磁開閉弁と、該圧縮空気の流量を調
整する流量調整弁と、圧力を調整する圧力調整弁とを備
えた構成であるから、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気
泡を傾斜壁に沿って浮上させて、リング気泡を形成する
ことができる。
装置は、水槽内に配置可能で、擂鉢状傾斜壁の底部に空
気噴出孔を有するノズルと、該ノズルに圧縮空気を所定
時間だけ供給する電磁開閉弁と、該圧縮空気の流量を調
整する流量調整弁と、圧力を調整する圧力調整弁とを備
えた構成であるから、擂鉢状傾斜壁の底部で発生した気
泡を傾斜壁に沿って浮上させて、リング気泡を形成する
ことができる。
【００２６】このため、本願装置を透明部材で囲繞され
た水槽内に設置すれば、自然現象として遭遇することは
極めて稀なリング気泡を、その形成過程から浮上に至る
まで観賞できる新奇なインテリア水槽を提供することが
できるという優れた効果を奏するものである。
た水槽内に設置すれば、自然現象として遭遇することは
極めて稀なリング気泡を、その形成過程から浮上に至る
まで観賞できる新奇なインテリア水槽を提供することが
できるという優れた効果を奏するものである。
【図１】 本願装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】 ノズル部分のリング気泡形成過程を示す説明
図である。
図である。
【図３】 床置き型本願装置の原理構成図である。
【図４】 貫通型本願装置の原理構成図である。
【図５】 環状管を用いた従来の気泡発生装置の平面図
である。
である。
【図６】 気泡群を環状に発生させたバブルカーテンを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図７】 空気収納容器を用いた従来の気泡発生装置の
平面図である。
平面図である。
【符号の説明】 １ コンプレッサ ２ 圧力調整弁 ３ 流量調整弁 ４ チェック弁 ５ 電磁弁 ６ ノズル ６ａ 擂鉢状傾斜面 ６ｂ 空気噴出孔 １０ 装置本体 ２０ 水槽 Ｃ チューブ
Claims (1)
- 【請求項１】 水槽内に配置可能で、擂鉢状傾斜壁の底
部に空気噴出孔を有するノズルと、該ノズルに圧縮空気
を所定時間だけ供給する電磁開閉弁と、該圧縮空気の流
量を調整する流量調整弁と、圧力を調整する圧力調整弁
とを備えたことを特徴とするリング気泡発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32721392A JP3216924B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | リング気泡発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32721392A JP3216924B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | リング気泡発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06141733A true JPH06141733A (ja) | 1994-05-24 |
| JP3216924B2 JP3216924B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18196583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32721392A Expired - Fee Related JP3216924B2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | リング気泡発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216924B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2437363A (en) * | 2006-04-18 | 2007-10-24 | Ac Automation Services Ltd | Apparatus for creating a vortex ring bubble in a fluid |
| JP2011234638A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Misao Yoshida | バブルリング発生装置 |
| CN103392665A (zh) * | 2013-08-19 | 2013-11-20 | 广西玉林宏江能源科技有限公司 | 超市节能的高密度养鱼的新法及装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102415894B1 (ko) * | 2019-12-16 | 2022-07-04 | 주식회사 엠에스티 | 공작기계용 칩 처리장치 |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP32721392A patent/JP3216924B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2437363A (en) * | 2006-04-18 | 2007-10-24 | Ac Automation Services Ltd | Apparatus for creating a vortex ring bubble in a fluid |
| JP2011234638A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Misao Yoshida | バブルリング発生装置 |
| CN103392665A (zh) * | 2013-08-19 | 2013-11-20 | 广西玉林宏江能源科技有限公司 | 超市节能的高密度养鱼的新法及装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3216924B2 (ja) | 2001-10-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3849986B2 (ja) | 気液溶解装置 | |
| JP4378337B2 (ja) | 気液溶解装置 | |
| US4082063A (en) | Alternately ascending and descending aquatic article | |
| JPWO2005115596A1 (ja) | 微細気泡含有液生成方法及び装置並びにこれに組み込まれる微細気泡発生器 | |
| JP6103517B2 (ja) | 貫流ポンプ極微細気泡流供給装置 | |
| JP2007130601A (ja) | マイクロバブル発生装置及び同装置を利用した洗髪装置 | |
| KR101803071B1 (ko) | 양식장용 폭기장치 | |
| JP2007307450A (ja) | 気泡発生装置 | |
| JP5342156B2 (ja) | 水素水及び水素水生成装置 | |
| JP2014097449A5 (ja) | ||
| US3738620A (en) | Aquarium aerator | |
| JP4069211B2 (ja) | マイクロバブル製造装置 | |
| JPH06141733A (ja) | リング気泡発生装置 | |
| US6488270B2 (en) | Apparatus for creating vortex rings in a fluid medium | |
| JPH0747115B2 (ja) | 微細気泡発生方法および微細気泡発生装置 | |
| KR20150035670A (ko) | 미세기포를 이용한 식물 생장 제어 육묘 시스템 및 재배 방법 | |
| JP4085121B1 (ja) | 歯科用うがい水供給装置 | |
| JP2002142582A (ja) | 水耕栽培酸素供給システム | |
| JP6633312B2 (ja) | 流体注入攪拌装置 | |
| US4014052A (en) | Apparatus for maintaining a predetermined liquid level | |
| JP4134233B2 (ja) | 炭酸泉生成装置 | |
| JPH08243453A (ja) | 噴水装置 | |
| KR102466249B1 (ko) | 수중 공기공급장치 | |
| JP3747469B2 (ja) | 液体中で気体の渦輪を発生させる装置 | |
| KR100433588B1 (ko) | 유량비례 약품투입장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |