JPH06141563A - 高トルク超音波アクチュエータ - Google Patents
高トルク超音波アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH06141563A JPH06141563A JP4288677A JP28867792A JPH06141563A JP H06141563 A JPH06141563 A JP H06141563A JP 4288677 A JP4288677 A JP 4288677A JP 28867792 A JP28867792 A JP 28867792A JP H06141563 A JPH06141563 A JP H06141563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- high torque
- mover
- ultrasonic
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波モータにおいてコンパクトに高トルク
を計る。 【構成】 固定部材１と圧電素子３と、振動体５と移動
体９とから成る超音波モータと、固定部材２と圧電素子
４と、振動体６と移動体１０とから成る超音波モータと
を中心軸１１上で向き合わせにする構造とした。
を計る。 【構成】 固定部材１と圧電素子３と、振動体５と移動
体９とから成る超音波モータと、固定部材２と圧電素子
４と、振動体６と移動体１０とから成る超音波モータと
を中心軸１１上で向き合わせにする構造とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は圧電素子または電歪素
子の伸縮運動を利用した超音波振動により移動体を摩擦
駆動させる超音波アクチュエータに関する。
子の伸縮運動を利用した超音波振動により移動体を摩擦
駆動させる超音波アクチュエータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図２に示すように円板型の振動体
４を用いた進行波型モータが知られていた。なお、１は
固定部材、３は圧電素子、４は振動体、６は移動体、１
０は中心軸である。例えば、特開昭５９−９６８８１号
公報、特開昭６０−１７４０７３号公報にこのような構
造が開示されている。
４を用いた進行波型モータが知られていた。なお、１は
固定部材、３は圧電素子、４は振動体、６は移動体、１
０は中心軸である。例えば、特開昭５９−９６８８１号
公報、特開昭６０−１７４０７３号公報にこのような構
造が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構造で
は、高トルクを発生させるためにはバネ圧を高めるとか
振動体の外径寸法を大きくしなければならないという欠
点があった。そこでこの発明は、従来のこのような課題
を解決するため、バネ圧を高めることなく、振動体の外
径は変えずに厚みを増やすだけで高トルクが得られるコ
ンパクトな超音波モータを得ることを目的としている。
は、高トルクを発生させるためにはバネ圧を高めるとか
振動体の外径寸法を大きくしなければならないという欠
点があった。そこでこの発明は、従来のこのような課題
を解決するため、バネ圧を高めることなく、振動体の外
径は変えずに厚みを増やすだけで高トルクが得られるコ
ンパクトな超音波モータを得ることを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は超音波アクチュエータにおいて、超音波
モータ２個を向き合わせにする構造とした。
に、この発明は超音波アクチュエータにおいて、超音波
モータ２個を向き合わせにする構造とした。
【０００５】
【作用】上記のように構成された超音波モータにおいて
は、超音波モータ１個で得られるトルクのほぼ倍のトル
クを得ることが出来る。
は、超音波モータ１個で得られるトルクのほぼ倍のトル
クを得ることが出来る。
【０００６】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図１において、電極パターン部を有する分極さ
れた圧電素子３，４は振動体５，６の下面に接着固定さ
れている、振動体５，６には突起部１９，２０がある。
また移動体９，１０にはライナー７，８が固定されてお
り、振動体５，６の突起部１９，２０と移動体９，１０
のライナー７，８が加圧バネ１４により加圧接触してい
る、中心軸１１は固定部材１，２に固定支持されてい
る。中心軸１１には振動体５，６が圧入固定され一体と
なっている、中心軸１１には軸受け１２，１３を介して
移動体９，１０が回転自在に取り付けられている、軸受
け１２，１３の内側は中心軸１１とは隙間ばめのはめあ
い状態になっている。軸受け１２，１３の外側は移動体
９，１０にそれぞれ圧入固定されている。なお、図１中
の×印は固定部を有する。また移動体９，１０に加圧バ
ネ用の溝があり、そこに加圧バネ１４がセットされてい
る。この加圧バネ１４は両方の超音波モータの加圧用に
使われる。
明する。図１において、電極パターン部を有する分極さ
れた圧電素子３，４は振動体５，６の下面に接着固定さ
れている、振動体５，６には突起部１９，２０がある。
また移動体９，１０にはライナー７，８が固定されてお
り、振動体５，６の突起部１９，２０と移動体９，１０
のライナー７，８が加圧バネ１４により加圧接触してい
る、中心軸１１は固定部材１，２に固定支持されてい
る。中心軸１１には振動体５，６が圧入固定され一体と
なっている、中心軸１１には軸受け１２，１３を介して
移動体９，１０が回転自在に取り付けられている、軸受
け１２，１３の内側は中心軸１１とは隙間ばめのはめあ
い状態になっている。軸受け１２，１３の外側は移動体
９，１０にそれぞれ圧入固定されている。なお、図１中
の×印は固定部を有する。また移動体９，１０に加圧バ
ネ用の溝があり、そこに加圧バネ１４がセットされてい
る。この加圧バネ１４は両方の超音波モータの加圧用に
使われる。
【０００７】また移動体９には伝達ピン１５が固定され
ており、このピンは移動体１０のガイド穴１６に挿入さ
れている、移動体１０の外周部には歯車１７がネジ１８
により固定されている。次に動作を説明すると、圧電素
子３，４により発生した超音波振動により、振動体５，
６の円周方向に進行波ができ突起１９，２０とライナー
７，８でそれぞれ接触している移動体９，１０が回転を
する、移動体９の伝達ピン１５をとおして移動体１０に
も移動体９のトルクが伝達されて、移動体１０に固定さ
れている歯車１７等をとおして回転出力を取り出すこと
が出来る。
ており、このピンは移動体１０のガイド穴１６に挿入さ
れている、移動体１０の外周部には歯車１７がネジ１８
により固定されている。次に動作を説明すると、圧電素
子３，４により発生した超音波振動により、振動体５，
６の円周方向に進行波ができ突起１９，２０とライナー
７，８でそれぞれ接触している移動体９，１０が回転を
する、移動体９の伝達ピン１５をとおして移動体１０に
も移動体９のトルクが伝達されて、移動体１０に固定さ
れている歯車１７等をとおして回転出力を取り出すこと
が出来る。
【０００８】以上のように、本発明の超音波アクチュエ
ータは、厚み方向に超音波モータを２個向かい合わせに
することにより外径は大きくせずコンパクトな構造で高
トルクが出せる構造が得られる。なお、本発明の超音波
アクチュエータの応用としては、例えば、電子時計のモ
ータに用いれば、磁気の影響を受けない、低速高トルク
のため輪列歯車数の削減、保持トルクが強いために外乱
の影響を受けにくい等の従来にない可能性が生じること
になる。また、従来では不可能であった医療器分野等で
の応用も可能となり、体内で動作する超音波モータも実
現できる。
ータは、厚み方向に超音波モータを２個向かい合わせに
することにより外径は大きくせずコンパクトな構造で高
トルクが出せる構造が得られる。なお、本発明の超音波
アクチュエータの応用としては、例えば、電子時計のモ
ータに用いれば、磁気の影響を受けない、低速高トルク
のため輪列歯車数の削減、保持トルクが強いために外乱
の影響を受けにくい等の従来にない可能性が生じること
になる。また、従来では不可能であった医療器分野等で
の応用も可能となり、体内で動作する超音波モータも実
現できる。
【０００９】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように超音波
アクチュエータにおいて、超音波モータ２個を向き合わ
せにする構造としたことにより、超音波モータ１個で得
られるトルクのほぼ倍のトルクを得ることが出来るとい
う効果がある。
アクチュエータにおいて、超音波モータ２個を向き合わ
せにする構造としたことにより、超音波モータ１個で得
られるトルクのほぼ倍のトルクを得ることが出来るとい
う効果がある。
【図１】本発明の実施例の断面図である。
【図２】従来の進行波型超音波モータの断面図である。
１，２ 固定部材 ３，４ 圧電素子 ５，６ 振動体 ７，８ ライナー ９，１０ 移動体 １１ 中心軸 １２，１３ 軸受け １４ 加圧バネ １５ 伝達ピン １６ ガイド穴 １７ 歯車 １９，２０ 突起部
Claims (1)
- 【請求項１】 円盤状の固定部材と、前記固定部材の中
心部に取り付けられた中心軸と、前記中心軸に取り付け
られかつ下面に圧電素子を持つ円板状の振動体と、前記
中心軸に軸受けにより取り付けられ、かつ下面外周部分
に設けられているライナーを介して前記振動体の表面外
周部分に設けられている突起部と加圧バネにより加圧接
触する移動体とからなる超音波モータが中心軸上で２個
向かい合って配置され、一方の移動体の出力を他方の移
動体へ伝える伝達ピンを前記一方の移動体に持つことを
特徴とする超音波モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288677A JPH06141563A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 高トルク超音波アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288677A JPH06141563A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 高トルク超音波アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06141563A true JPH06141563A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17733260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4288677A Pending JPH06141563A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 高トルク超音波アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06141563A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106014887A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-10-12 | 浙江师范大学 | 一种悬置自激转轮压电梁俘能器 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP4288677A patent/JPH06141563A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106014887A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-10-12 | 浙江师范大学 | 一种悬置自激转轮压电梁俘能器 |
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