JPH06140610A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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JPH06140610A
JPH06140610A JP31149692A JP31149692A JPH06140610A JP H06140610 A JPH06140610 A JP H06140610A JP 31149692 A JP31149692 A JP 31149692A JP 31149692 A JP31149692 A JP 31149692A JP H06140610 A JPH06140610 A JP H06140610A
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JP
Japan
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lens
color filter
height
solid
photodiode
Prior art date
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Pending
Application number
JP31149692A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Hikichi
邦彦 引地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の損失を少なくして感度を向上させると共
に、垂直シフトレジスタへ斜めに入射する光を減少させ
てスミアを低減させる。 【構成】 平坦化膜22上にレンズ24とカラーフィル
タ23とが順次に設けられている。このため、平坦化膜
22とレンズ24との間にカラーフィルタ23が設けら
れている構造に比べて、カラーフィルタ23の分だけレ
ンズ24の高さを低くすることができ、レンズ24の高
さの自由度が大きい。従って、レンズ24の高さを最適
化することが容易であり、レンズ24の高さよりも焦点
距離の方が短いという事態を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、フォトダイオード
上にカラーフィルタとレンズとが設けられている固体撮
像素子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、半導体基板(図示せず)中にフ
ォトダイオードの拡散層が形成されているフォトダイオ
ード部11と垂直シフトレジスタの拡散層が形成されて
いる垂直シフトレジスタ部12とで単位画素が構成され
ている固体撮像素子の一従来例を示している。この一従
来例では、半導体基板の表面の絶縁膜13上に垂直シフ
トレジスタの電極14が形成されており、この電極14
等を覆う層間絶縁膜15上にAl膜である遮光膜16が
形成されている。
【0003】遮光膜16のうちでフォトダイオード部1
1の部分には、開口17が形成されている。遮光膜16
等はパッシベーション膜21に覆われており、このパッ
シベーション膜21上に平坦化膜22が形成されてい
る。平坦化膜22上には、入射光を色分解するためのカ
ラーフィルタ23が各画素のフォトダイオード部11に
対応して設けられており、このカラーフィルタ23上に
は、集光用のレンズ24が設けられている。
【0004】この様な固体撮像素子では、入射する光を
レンズ24によって確実に集光することができれば、単
位画素の受光面積は、遮光膜16の開口17の面積では
なく、レンズ24の入射面積で決まる。また、レンズ2
4の焦点距離fは、 f=nr/(n−1) で表される。ここで、nはレンズ24を形成している材
料の屈折率、rはレンズ24の表面の曲率半径である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、平坦化膜2
2で平坦化を行うためにはこの平坦化膜22に所定の膜
厚が必要であり、カラーフィルタ23にも所定の膜厚が
必要である。このため、図3に示した一従来例では、フ
ォトダイオードの表面から見たレンズ24の高さを、平
坦化膜22とカラーフィルタ23との合計の所定の膜厚
よりも低くすることができず、レンズ24の高さの自由
度が小さい。
【0006】一方、式中の屈折率nはレンズ24を形
成している材料で決まるが、曲率半径rは隣接画素にお
けるレンズとの距離等の制約を受けるので、焦点距離f
の自由度も小さい。この様に、フォトダイオードの表面
から見たレンズ24の高さと焦点距離fとの双方の自由
度が小さいと、レンズ24の高さよりも焦点距離fの方
が短い事態が生じ得る。この場合、開口17内へ入射し
ない光が多くなって感度が低下すると共に、フォトダイ
オードの周縁部から垂直シフトレジスタへ斜めに入射す
る光も多くなってスミアも増大する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の固体撮像素子
では、フォトダイオード上のレンズ24の前記フォトダ
イオードとは反対側にカラーフィルタ23が設けられて
いる。
【0008】請求項2の固体撮像素子では、前記カラー
フィルタ23が前記レンズ24の表面に密着して設けら
れている。
【0009】請求項3の固体撮像素子の製造方法は、請
求項2の固体撮像素子を製造するために、複数の前記レ
ンズ24のうちで所望の色の前記カラーフィルタ23を
設けるべき前記レンズ24のみを露出させるマスクを前
記複数のレンズ24上に形成する工程と、前記マスクの
側面を除く全面に前記色のカラーフィルタ23を付着さ
せる工程と、前記マスクをこのマスク上の前記色のカラ
ーフィルタ23と共に除去する工程とを有している。
【0010】
【作用】本願の発明による固体撮像素子では、フォトダ
イオードとレンズ24との間にはカラーフィルタ23が
存在していないので、フォトダイオードの表面から見た
レンズ24の高さをカラーフィルタ23の分だけ低くす
ることが可能であり、レンズ24の高さの自由度が大き
い。このため、レンズ24の焦点がフォトダイオードの
表面に位置する様に、レンズ24の高さを最適化するこ
とが容易である。
【0011】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
では、マスクから露出しているレンズ24にのみ選択的
に所望の色のカラーフィルタ23が形成されるので、マ
スクのパターンを変更しつつ色の数だけカラーフィルタ
23の形成工程を繰り返すことによって、全部の色に対
応するカラーフィルタ23を完成させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本願の発明の第1及び第2実施例を、
図1、2を参照しながら説明する。なお、図3に示した
一従来例と対応する構成部分には、同一の符号を付して
ある。
【0013】図1(a)が、第1実施例を示している。
この第1実施例は、平坦化膜22上に直ちにレンズ24
が設けられており、このレンズ24の表面に密着してカ
ラーフィルタ23が設けられていることを除いて、図3
に示した一従来例と実質的に同様の構成を有している。
また、図1(b)は第1実施例の変形例を示しており、
この変形例はレンズ24の断面形状が台形である点のみ
が第1実施例と相違している。
【0014】この様な第1実施例及びその変形例を製造
するためには、全画素にレンズ24を形成した後、これ
らのレンズ24上にレジスト(図示せず)を塗布する。
そして、所望の色のカラーフィルタ23を設けるべきレ
ンズ24のみを露出させる様にレジストをパターニング
し、パターニングしたレジストの側面には付着しない方
向から色素を蒸着させる。つまり、レジストから露出し
ているレンズ24の表面とレジストの上面とにのみ色素
を蒸着させる。
【0015】その後、上面に色素が付着している状態の
レジストをリフトオフして、所望の画素のレンズ24に
のみ所望の色のカラーフィルタ23を選択的に残す。以
後は、レジストのパターンを変更しつつ色の数だけ上述
の様なカラーフィルタ23の形成工程を繰り返すことに
よって、全部の色に対応するカラーフィルタ23を完成
させる。
【0016】以上の様な第1実施例及びその変形例で
は、フォトダイオードとレンズ24との間にはカラーフ
ィルタ23が存在していないので、図1と図3との比較
からも明らかな様に、フォトダイオードの表面から見た
レンズ24の高さをカラーフィルタ23の分だけ低くす
ることが可能であり、レンズ24の高さの自由度が大き
い。このため、レンズ24の焦点がフォトダイオードの
表面に位置する様に、レンズ24の高さを最適化するこ
とが容易であり、レンズ24の高さよりも焦点距離fの
方が短いという事態を回避することができる。
【0017】従って、第1実施例またはその変形例をビ
デオカメラに適用した場合に、このビデオカメラの撮影
レンズの絞りが広く開けられていてF値が小さくても、
レンズ24で集光されたにも拘らず開口17を通過しな
くてフォトダイオードへ入射しない光の割合が少ない。
このため、光の損失が少なくて、感度が高い。また、開
口17の内周縁近傍を通過してフォトダイオードの周縁
部から垂直シフトレジスタへ斜めに入射する光の割合も
少ないので、スミアも少ない。
【0018】図2(a)は、第2実施例を示している。
この第2実施例は、レンズ24が集光と色分解との両方
の機能を有しているカラーレンズであることを除いて、
図1(a)に示した第1実施例と実質的に同様の構成を
有している。また、図2(b)は第2実施例の変形例を
示しており、この変形例はレンズ24の断面形状が台形
である点のみが第2実施例と相違している。
【0019】この様な第2実施例及びその変形例を製造
するためには、透明な樹脂で全画素にレンズ24を形成
した後に所望のレンズ24に染色を施したり、特定の分
光特性を有する材料で所望の画素にレンズ24を形成し
たりすればよい。特に、レンズ24の材料としてカラー
レジストを用いれば、レンズ24はフォトリソグラフィ
によって簡単に形成することができる。この様な第2実
施例及びその変形例でも、上述の第1実施例及びその変
形例と同様の作用効果を奏することができる。
【0020】
【発明の効果】本願の発明による固体撮像素子では、レ
ンズの焦点がフォトダイオードの表面に位置する様に、
フォトダイオードの表面から見たレンズの高さを最適化
することが容易であるので、光の損失を少なくして感度
を向上させると共に、フォトダイオードの周縁部から垂
直シフトレジスタへ斜めに入射する光を減少させてスミ
アを低減させることができる。
【0021】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
では、マスクのパターンを変更しつつ色の数だけカラー
フィルタの形成工程を繰り返すことによって、全部の色
に対応するカラーフィルタを完成させることができるの
で、カラーフィルタがレンズの表面に密着して設けられ
ている固体撮像素子を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願の発明の第1実施例の側断面図、
(b)はその変形例の側断面図である。
【図2】(a)は本願の発明の第2実施例の側断面図、
(b)はその変形例の側断面図である。
【図3】本願の発明の一従来例の側断面図である。
【符号の説明】
11 フォトダイオード部 23 カラーフィルタ 24 レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトダイオード上のレンズの前記フォ
    トダイオードとは反対側にカラーフィルタが設けられて
    いる固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記カラーフィルタが前記レンズの表面
    に密着して設けられている請求項1記載の固体撮像素
    子。
  3. 【請求項3】 複数の前記レンズのうちで所望の色の前
    記カラーフィルタを設けるべき前記レンズのみを露出さ
    せるマスクを前記複数のレンズ上に形成する工程と、 前記マスクの側面を除く全面に前記色のカラーフィルタ
    を付着させる工程と、 前記マスクをこのマスク上の前記色のカラーフィルタと
    共に除去する工程とを有する請求項2記載の固体撮像素
    子の製造方法。
JP31149692A 1992-10-27 1992-10-27 固体撮像素子及びその製造方法 Pending JPH06140610A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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