JPH06140373A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH06140373A
JPH06140373A JP30932892A JP30932892A JPH06140373A JP H06140373 A JPH06140373 A JP H06140373A JP 30932892 A JP30932892 A JP 30932892A JP 30932892 A JP30932892 A JP 30932892A JP H06140373 A JPH06140373 A JP H06140373A
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JP
Japan
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semiconductor device
heat treatment
charge
manufacturing
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP30932892A
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English (en)
Inventor
Osamu Futajima
修 二島
Yasuhiro Ueda
康弘 上田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャージアップダメージがなくて歩留りの高
い半導体装置を安定的に製造する。 【構成】 反応性イオンエッチングでリフロー膜16等
にコンタクト孔17を形成し、更にアッシングでフォト
レジストを剥離した後、N2 雰囲気中において700℃
の温度で60分間の熱処理を行う。プラズマ装置で発生
してゲート絶縁膜12やゲート絶縁膜12とSi基板1
1との界面に形成されている準位にトラップされている
固定電荷が、上述の熱処理で消去される。このため、ゲ
ート絶縁膜12の劣化及び破壊や閾値電圧の変動等がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、製造過程でチャー
ジアップが生じる半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、ゲート電極
を形成するために多結晶シリコン膜をエッチングした
り、半導体基板と金属配線との間のコンタクト孔を形成
するためにシリコン酸化膜をエッチングしたり、フォト
レジストを剥離するためにドライアッシングを行ったり
する際に、プラズマを使用する半導体製造装置が数多く
用いられている。ところが、この様にプラズマを使用す
ると、プラズマ中の荷電粒子によって、製造過程の半導
体装置にチャージアップが生じる。
【0003】このチャージアップは、ゲート絶縁膜の劣
化や破壊等を誘起し易く、またEEPROM等の様に浮
遊ゲート構造やMNOS構造のトランジスタを有する半
導体集積回路装置の場合には、ゲート絶縁膜の劣化や破
壊等を誘起しなくても、閾値電圧を変動させることが知
られている(例えば、「月間Semiconductor World 」
(1989.3)p.124-127 、「信学技報」SDM91-93 p.27-3
2、「Proc.12nd Symp.DryProcess」(1990)p.135-140
)。
【0004】従って、チャージアップは半導体装置の歩
留りを低下させる。そこで、従来は、上述の文献にも記
載されている様に、プラズマ放電領域と反応領域との距
離を離したダウンフロー型の半導体製造装置を使用する
等の対策によって、チャージアップを生じさせない様に
することが考えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特別な構造の
半導体製造装置を使用する必要があると、半導体装置の
製造コストが高くなるのみならず、半導体装置を安定的
には製造することができなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置の
製造方法は、半導体装置の製造過程で生じたチャージア
ップを熱処理によって消去させる。
【0007】請求項2の半導体装置の製造方法は、請求
項1の半導体装置の製造方法において、前記熱処理の温
度が700℃以上である。
【0008】請求項3の半導体装置の製造方法は、請求
項1の半導体装置の製造方法において、アルミ配線18
用のコンタクト孔17を形成した後で且つ前記配線18
用のアルミ膜を形成する前に前記熱処理を行う。
【0009】
【作用】請求項1の半導体装置の製造方法では、熱処理
によってチャージアップを消去させているので、特別な
構造の半導体製造装置を使用したりする必要がなく、し
かも熱処理は半導体装置の製造に際して一般的に用いら
れている工程であるので容易に行うことができる。
【0010】請求項2の半導体装置の製造方法では、7
00℃以上の温度で熱処理を行っているが、この温度で
チャージアップの消去が可能であり、しかもこの温度で
あれば拡散による不純物の再分布やリフローによるコン
タクト孔17の形状の変化等を防止することができる。
【0011】請求項3の半導体装置の製造方法では、ア
ルミ配線18用のコンタクト孔17を形成した後に熱処
理を行っているので、このコンタクト孔17の形成等で
生じたチャージアップを消去させることができる。しか
も、配線18用のアルミ膜を形成する前に熱処理を行っ
ているので、アルミ膜の融点が低いにも拘らずチャージ
アップを消去させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本願の発明の第1及び第2実施例を、
図1、2を参照しながら説明する。
【0013】図1が、MOS電界効果トランジスタの製
造に適用した第1実施例の製造工程を示している。この
第1実施例では、図1(a)に示す様に、LOCOS法
等でSi基板11にフィールド部(図示せず)を形成し
た後、このフィールド部に囲まれている素子活性領域の
表面に熱酸化によるSiO2 膜等を形成して、このSi
2 膜等をゲート絶縁膜12にする。
【0014】その後、Si基板11上の全面に堆積させ
且つ不純物を導入した多結晶Si膜等をパターニングし
て、ゲート電極13を形成する。そして、このゲート電
極13とフィールド部とをマスクにしてSi基板11に
不純物をイオン注入して、ソース及びドレインとしての
拡散層14を素子活性領域に形成する。
【0015】その後、更に、ゲート電極13の表面に熱
酸化によるSiO2 膜等を形成して、このSiO2 膜等
を層間絶縁膜15にする。そして、PSG膜等のリフロ
ー膜16を全面に形成し、熱処理でこのリフロー膜16
をリフローさせて平坦化を行う。
【0016】次に、リフロー膜16上にフォトレジスト
(図示せず)を塗布し、後に形成するアルミ配線と拡散
層14とを接続するためのコンタクト孔に対応する開口
を有するパターンに、フォトレジストを加工する。そし
て、このフォトレジストをマスクにして、プラズマエッ
チング装置による反応性イオンエッチングを行って、図
1(b)に示す様に、拡散層14に達するコンタクト孔
17をリフロー膜16とゲート絶縁膜12とに形成す
る。
【0017】その後、プラズマ灰化装置でのO2 プラズ
マによるアッシングでフォトレジストを剥離し、更に、
2 雰囲気中において700℃の温度で60分間の熱処
理を行う。
【0018】次に、コンタクト孔17を埋める様にスパ
ッタリング等によってアルミ膜を全面に堆積させ、フォ
トリソグラフィ工程やアルミ膜に対するエッチング工程
等を経て、図1(c)に示す様に、アルミ配線18を形
成する。その後は、必要に応じて、従来公知の工程によ
って、オーバコート膜やパッド用の開口等を形成して、
この第1実施例を終了させる。
【0019】ところで、以上の第1実施例では、コンタ
クト孔17を形成するための反応性イオンエッチングや
その時のマスクであるフォトレジストを剥離するための
アッシング等に際して、プラズマ装置で発生した荷電粒
子がゲート絶縁膜12やゲート絶縁膜12とSi基板1
1との界面に形成されている準位にトラップされて固定
電荷になり、チャージアップが生じている。
【0020】しかし、この第1実施例で製造したMOS
電界効果トランジスタでは、チャージアップが消去され
ており、ゲート絶縁膜12の劣化及び破壊や閾値電圧の
変動等のチャージアップダメージがない。これは、フォ
トレジストを剥離した後に700℃の温度で60分間の
熱処理を行ったために、トラップされている固定電荷が
移動し易くなり、その後の工程で形成したアルミ配線1
8を介して、Si基板11と拡散層14との間の接合容
量にこの電荷が充電されることによって、固定電荷が消
去されたためであると考えられる。
【0021】なお、上述の熱処理の温度及び時間は70
0℃、60分間に制約されるものではなく、これ以上の
温度及び時間であってもチャージアップの消去には支障
がない。しかし、850℃以上の温度の熱処理を行う
と、不純物の再分布によって拡散層14が広がるので、
LSIレベルの集積度の高い半導体装置では微細加工に
支障を来す。一方、リフロー膜16をリフローさせるた
めには1000℃程度の温度が必要であり、またイオン
注入層を活性化させるためには最低でも800℃程度の
温度が必要である。
【0022】従って、アルミ配線18の段差被覆性を改
善するためにコンタクト孔17の形成後に行うリフロー
膜16のリフローやイオン注入層の活性化と、チャージ
アップの消去とを兼ねて、コンタクト孔17の形成後に
高温の熱処理を行うことは、少なくともLSIレベルの
集積度の高い半導体装置では不可能である。このことか
ら、上述の第1実施例の様にチャージアップの消去のみ
を目的とした熱処理が必要である。
【0023】図2は、ウェハに複数のMNOS構造のト
ランジスタを作成し、図1に示した第1実施例と同様の
熱処理を行うに際して温度及び時間を各種の値に変えた
第2実施例における、これらのトランジスタの閾値電圧
を示している。この図2からも明らかな様に、熱処理を
行っていない場合に比べて、閾値電圧の最大値と最小値
との差であるばらつきが約3/4に減少している。
【0024】一方、既述の文献には、チャージアップダ
メージが存在していると、MNOS構造のトランジスタ
の閾値電圧がウェハ面内で大きくばらつくことが記載さ
れている。従って、上述の様に閾値電圧のばらつきが減
少したことは、熱処理の効果であると考えられる。ま
た、700℃、60分間の熱処理でも十分な効果が得ら
れていることが図2からも明らかである。
【0025】なお、本願の発明は、図1に示したMOS
電界効果トランジスタや図2に示したMNOS構造のト
ランジスタに限らず、これらを含む半導体集積回路装置
やCCD固体撮像素子等にも当然に適用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1の半導体装置の製造方法では、
チャージアップを消去するために特別な構造の半導体製
造装置を使用したりする必要がなく、しかもチャージア
ップを消去するための熱処理は容易に行うことができる
ので、チャージアップダメージがなくて歩留りの高い半
導体装置を安定的に製造することができる。
【0027】請求項2の半導体装置の製造方法では、拡
散による不純物の再分布やリフローによるコンタクト孔
の形状の変化等を防止しつつチャージアップを消去させ
ることができるので、イオン注入量等の製造工程のパラ
メータを変更する必要がなく、チャージアップダメージ
がなくて歩留りの高い半導体装置を安定的に製造するこ
とができる。
【0028】請求項3の半導体装置の製造方法では、ア
ルミ配線用のコンタクト孔の形成等で生じたチャージア
ップを消去させることができ、しかも配線用のアルミ膜
の融点が低いにも拘らずチャージアップを消去させるこ
とができるので、アルミ配線を有しておりしかもチャー
ジアップダメージがなくて歩留りの高い半導体装置を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明をMOS電界効果トランジスタの製
造に適用した第1実施例を工程順に示す側断面図であ
る。
【図2】本願の発明の第2実施例で製造したMNOS構
造のトランジスタの閾値電圧を示すグラフである。
【符号の説明】
17 コンタクト孔 18 アルミ配線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造過程で生じたチャージ
    アップを熱処理によって消去させることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理の温度が700℃以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 アルミ配線用のコンタクト孔を形成した
    後で且つ前記配線用のアルミ膜を形成する前に前記熱処
    理を行うことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
JP30932892A 1992-10-23 1992-10-23 半導体装置の製造方法 Pending JPH06140373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9030877B2 (en) 2007-08-30 2015-05-12 Infineon Technologies Ag Memory cell arrangement, method for controlling a memory cell, memory array and electronic device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9030877B2 (en) 2007-08-30 2015-05-12 Infineon Technologies Ag Memory cell arrangement, method for controlling a memory cell, memory array and electronic device

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