JPH06138768A - トナーエンプティ予告回路及びその予告方法 - Google Patents

トナーエンプティ予告回路及びその予告方法

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JPH06138768A
JPH06138768A JP4292803A JP29280392A JPH06138768A JP H06138768 A JPH06138768 A JP H06138768A JP 4292803 A JP4292803 A JP 4292803A JP 29280392 A JP29280392 A JP 29280392A JP H06138768 A JPH06138768 A JP H06138768A
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toner
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toner empty
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JP4292803A
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Toshiharu Doi
俊春 土居
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、静電潜像現像器において、トナー
エンプティが発生し、次の印刷開始までの準備時間の短
縮を図る為に設けるトナーエンプティの予告手段に関
し、トナー補給手段におけるトナーの残量をより正確に
検出でき、低コスト化が可能なトナーエンプティ予告手
段の提供に関する。 【構成】 トナーカセットによるトナー補給の時点から
トナーエンプティまでのトナー補給回数を、使用するト
ナーカセット毎にシフトレジスタ等により複数回記憶さ
せ、トナーカセット交換毎に計数して得られる前記トナ
ー補給回数をシフトにより更新記憶させ、その更新記憶
したトナー補給回数からトナーエンプティ予告までの補
給回数を演算手段により更新決定するものである。この
手段により装置毎のトナーエンプティ予告をばらつき少
なく行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーとキャリアとか
らなる二成分現像剤を用いる電子写真装置等の静電潜像
現像器において、トナーエンプティ(別名トナーエン
ド)が発生し、次のトナーカートリッジの備蓄がない場
合に印刷不能になる事態を避ける為に設けるトナーエン
プティの予告(別名ニアエンプティ表示)手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置等に利用される静電
潜像現像器は、ホッパ部の底部に設けられた多孔性のス
ポンジローラ等の回転によって、ホッパ部内から現像タ
ンク内に補給されたトナーを元にして感光体(感光ドラ
ム)に形成した潜像に現像することで画像を形成し、そ
のトナー像を用紙に転写し、熱ローラ等でトナー像を用
紙に定着する印刷プロセスを備えている。
【0003】従来のトナーとキャリヤからなる二成分現
像方式の現像剤を用いる現像装置においては、現像によ
りトナーが消費され、トナーとキャリヤの混合比率が変
化する。トナー比率の低下は画像濃度を低下させ、逆に
上がると地肌汚れなどの不具合を発生させる。混合比率
を一定にするために現像によって消費された量を補給す
る必要があり、その方法には現像量に比例して行う定量
補給法や現像剤中のトナー量や感光体上の現像トナー量
を検知して補給を行うトナー濃度制御方式がある。
【0004】この電子写真装置においては、印刷する毎
にトナーが消耗されるが、ホッパ部内に収納されたトナ
ーが空になった状態、即ち無くなった時点で装置パネル
面等にトナーエンプティ(toner empty)を表示したり、
あるいはホッパ部内のトナー残量がある所定値に達した
ことを検出してトナー寿命がエンプティに近い状態(別
名toner near life ;トナーニアライフ)を予告するた
めのトナーエンプティの予告手段を設けている。
【0005】このトナー濃度制御を正常に作動させるた
めにはトナーエンプティ(トナーエンド)検知手段が必
要である。その検知方法としては、圧電振動子とか、超
音波センサによる検知方式、あるいはトナー搬送負荷を
検知する方式等が知られているが、何れの場合も専用の
センサを用いて検出している。
【0006】従来の装置においては、トナーの補給量を
トナー補給モータの回転数に対応させて補給回数に換算
し、この補給回数(あるいは回転時間)をパラメータと
して算出している。トナーエンプティの表示は、機構の
寸法精度の誤差等が原因で装置毎の補給回数一回当たり
(例えば多孔性スポンジローラの1回転、あるいは予め
定めた多孔性スポンジローラの一定回転時間)のトナー
補給量のバラツキが±30%以上もあるために、標準とな
るトナーエンプティ検出までのトナー補給回数の70%以
下に設定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、装置毎の1
回当たりのトナー補給量のバラツキを、標準となるトナ
ーエンプティ検出までのトナー補給回数の±30%とする
と、トナーエンプティの表示は、標準トナー補給回数全
体の70×70=49%乃至70×130 =91%を消費時に表示さ
れることになる。
【0008】トナーエンプティの表示の精度は、トナー
補給量(補給回数あるいは補給時間)に依存するため、
装置毎のバラツキを抑えることができなければ、その信
頼性が低下し、表示しても無視される結果となって、実
際のトナーエンプティを検出した時点でトナーカートリ
ッジの交換が間に合わず、印刷不能となる場合が発生す
る問題点があった。
【0009】また、電子写真装置が多数台併設されてい
るようなユーザにおいては、同時期にトナーカートリッ
ジを交換してもトナーエンプティの表示の時期に大きな
ずれが発生することがあり、トナー消費量に相違がある
ような印象を持たれたり、他の消耗品交換通知の信頼性
を懸念される原因となっていた。
【0010】装置毎にトナーエンプティまでのトナー補
給回数を実測して設定すればよいが、個々の装置毎に設
定値を調節することは長時間の調整工程を必要とし、量
産される装置では不可能なことである。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、トナー補給手段におけるトナーニアライフ
の残量をより正確に検出でき、低コスト化が可能なトナ
ーエンプティ予告回路及びその予告方法の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに図1に示すように、静電潜像現像器内のトナー残量
が所定値より低下したことを検出するトナーエンプティ
検知手段1を備え、当該トナーエンプティ検知手段1の
出力に対応して所定のトナー量を前記静電潜像現像器内
にトナー補給機構5によって補給する時点からトナー補
給モータ52の回転数に比例する補給回数Eをパラメータ
として計数する計数手段53を備えた装置において、前記
トナーエンプティ検知時点のトナーの補給回数を予め定
めた複数の初期値として格納する初期値設定手段6と、
前記複数の初期値の平均値から予め定める補正値を減算
した値をもってトナーエンプティの接近を判定するため
のトナーエンプティ予告回数Empとして利用する演算回
路7と、前記計数手段53が出力する補給回数Eを前記ト
ナーエンプティ予告回数Empと比較して超過した際にト
ナーエンプティ予告を表示するトナーエンプティ予告手
段8と、前記トナーエンプティ予告表示後、または前記
トナーエンプティ予告回数Empとの比較結果が超過して
いなくとも前記トナーエンプティ検知手段1が検知する
まで前記トナー補給回数の計数を続行させるトナーエン
プティ確認手段9と、前記トナーエンプティ確認手段9
が、前記トナーエンプティ検知手段1の出力を確認すれ
ば、次にその確認時点における前記計数手段53の出力が
予め定めた最大値と最小値の範囲内にあるかどうかを判
定する誤計数判定手段10と、前記誤計数判定手段10の判
定結果が前記範囲内にあれば、当該計数手段53の出力を
前記演算回路7に記憶させた初期値と順次置換するトナ
ーエンプティ予告回数更新手段11とからなり、前記トナ
ーエンプティ確認手段9がトナーエンプティを確認しな
い場合、及び前記誤計数判定手段10の判定結果が前記範
囲外にある場合は、共に前記設定したトナーエンプティ
予告回数Empを変更することなく、前記トナー補給機構
5によって前記所定のトナー量を補給するように構成す
る。
【0013】そして、前記静電潜像現像器内に所定のト
ナー量を補給する際にトナーカートリッジのセットを検
出する機能を持たせ、トナーエンプティ以外の条件で前
記セットを解除された時の当該トナーカートリッジによ
るトナー補給回数は、前記トナーエンプティ予告回数更
新手段11の更新データから除外してトナーエンプティを
予告する。
【0014】
【作用】図2は本発明の予告回路の動作を説明するため
のフローチャートである。以下図1を参照しながら図2
により作用を説明する。まず、初期値設定手段6の図示
しないメモリに予め定めるトナーエンプティ時の標準的
な補給回数より少ない値を初期値として複数回分Emp(-
1)=前々回分,Emp(0)=前回分を格納する。次にこの
設定値を読み出して演算回路7で平均化し、更に所要の
補正値を減算したものをトナーエンプティ予告回数Emp
として算出しメモリに記憶する。次にトナーカセット等
を装置にセットしてトナー補給を行う時点から計数手段
53によりトナー補給回数Eのカウントを開始する。
【0015】次にトナーエンプティ予告手段8におい
て、計数手段53でカウントしたトナー補給回数Eの値と
トナーエンプティ予告回数Empとを比較してE>Empと
なればトナーエンプティ予告表示を行うと共に、超過し
ていなくともトナー補給回数Eのカウントは続行する。
【0016】次にトナーエンプティ確認手段9におい
て、トナーエンプティ検知手段1がトナーエンプティを
出力すれば、次の誤計数判定手段10において、その時点
における補給回数Eの値が予め定める最大値と最小値の
範囲内にあれば、前記出力された補給回数Eは正しいト
ナーエンプティ補給回数Emp(1)として判定される。
【0017】次のトナーエンプティ予告回数更新手段11
において、その正しいと判定したトナーエンプティ補給
回数Emp(1)の値を前記演算回路7に格納した初期値E
mp(-1)=前々回分と置換すると共に、前回分を前々回分
と見なす。
【0018】そして正しいトナーエンプティの出力に対
応して新しいトナーカートリッジがセットされると、演
算回路7は更新されたトナーエンプティ補給回数の値に
よって演算を行い次のサイクルに対応するトナーエンプ
ティ予告回数Empの値を算出する。
【0019】なお、トナーエンプティ確認手段9がトナ
ーエンプティを確認しない場合、及び前記誤計数判定手
段10の判定結果が前記範囲外にある場合は、共に演算回
路7の設定要素を変更することなくトナー補給機構6に
よって前記所定のトナー量を補給するように構成する。
【0020】このようにして最新のトナーエンプティ補
給回数の平均値を元にしてトナーエンプティ予告回数E
mpを更新決定するため、トナーエンプティ予告表示は精
度の高いものとなる効果がある。
【0021】また、前記トナーカセットのセットをトナ
ーエンプティ以外の条件で前記セットを解除する場合の
検出手段を設け、その検出手段の出力によって解除され
た時の当該トナーカートリッジによるトナー補給回数
は、前記トナーエンプティ予告回数更新手段11の更新デ
ータから除外することによりトナーエンプティ予告精度
を高めることができる。
【0022】
【実施例】以下、図により本発明の実施例を詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例の予告回路構成図を示
す。なお、構成,動作の説明を理解し易くするために全
図を通じて同一部分には同一符号を付してその重複説明
を省略する。図1において、1は専用のセンサを用いる
トナーエンプティ検知手段であって、その一例として従
来からよく知られている透磁率検出方式の磁気センサを
用いた場合について説明する。
【0023】トナーエンプティ検知手段1は、図示しな
い現像器内の現像剤と接触し、その現像剤の透磁率を検
出する調整コイルと検出コイルとを備えた検出ヘッド10
1 と、この検出ヘッド101 の駆動を行うと共に基準位相
信号を出力する発振器102 と、その検出ヘッド101 から
の微小出力信号を増幅する増幅器103 と、この増幅器10
3 で増幅された検出信号と前記発振器102 から出力され
る基準位相信号との位相差の比較を行う位相比較器104
と、この位相比較器104 から出力される位相差信号の予
め定めたサンプリング時間内におけるピーク値を検出し
て一時的に保持するピークホールド回路105 とから構成
されている。
【0024】検出ヘッド101 は総括して磁気センサと呼
称されるもので、一般的にトナー濃度に対する出力電圧
の特性は、トナー濃度が薄くなるに従って出力電圧は大
きくなる。
【0025】2はA/D変換器であって、例えばピーク
ホールド回路105 が出力するアナログ値を8ビットのデ
ジタル値に変換する。3は電子写真装置の制御パネル面
等に配設されたスイッチであって、31はクリアスイッ
チ、32はオートトナーセット・モードスイッチであっ
て、これをオンすることによりオートトナーセット・モ
ードが設定されるようになっている。
【0026】4は電子写真装置全体の制御を司るマイク
ロコンピュータ(以下マイコンと略称する)であって、
A/D変換器2に対して変換命令信号が供給されると変
換動作を開始し、A/D変換器2は入力されるアナログ
値をデジタルデータに変換して多段階のトナー濃度デー
タとしてマイコン4に供給する。
【0027】5はトナー補給機構であって、51はモータ
駆動回路、52はモータ駆動回路51によって駆動されるト
ナー補給モータである。このトナー補給モータ52の軸の
回転数に比例したトナー量が図示しないホッパから現像
器内に補給される。53はトナー補給モータ52の回転数す
なわちトナーの補給回数Eを計数する計数手段を示す。
【0028】図2は本発明の予告回路の動作を説明する
ためのフローチャートであって、以下図1を参照しなが
ら図2にてその動作を説明する。6は初期値設定手段で
あって、ここでは説明の都合上電子写真装置を新品の状
態からトナーカートリッジを第n回目まで交換使用した
場合に、各使用回のトナーエンプティ時における前記ト
ナーの補給回数をEmp(n)なる符号で表すものとする。
従って第n+1回目のトナーエンプティ時におけるトナ
ーの補給回数としてはEmp(n+1)なる符号で表すものと
する。
【0029】そして標準的なトナーエンプティ補給回数
を予め定めた複数の初期値すなわちEmp(-1)=初回の前
々回の初期値と、Emp(0)初回の前回の初期値の符号と
して用い、この各初期値をそれぞれ初期値設定手段6に
内蔵する図示しないメモリに格納できる構成になってい
る。そして、この実施例ではステップでスタートした
後、ステップで初期値Emp(-1),Emp(0)をそれぞれ
従来の装置機種毎の実績を参照して例えば2000回に設定
している。
【0030】7は複数の記憶領域を縦列配置したシフト
レジスタ71を内蔵する演算回路であって、図2のステッ
プに示すトナーエンプティ予告回数Empの演算を行
う。例えば二つの記憶領域を縦列配置したシフトレジス
タにそれぞれ第n回目(前回分)と第n-1 回目(前々回
分)のトナーエンプティ補給回数を格納し、その格納し
た補給回数をそれぞれ読み出して、その和を2で除して
平均値を作り、この平均値からC回の回数を減算する機
能を有する。
【0031】このC回の数値は平均値のX%に相当する
もので、本実施例では従来の装置機種毎の実績を参照し
て500 回に設定している。500 回の値は装置の特性に対
応して任意に設定可能な補正値である。減算する意味
は、標準的なトナーエンプティ補給回数Empの値を少な
目に設定することにより装置毎のバラツキによりトナー
エンプティ予告時期よりもトナーエンプティ表示が早く
ならないための予防手段である。
【0032】ステップで設定された初期値は次のステ
ップで初期値Emp(0)=前回分,Emp(-1)=前々回分
をそれぞれEmp(n),Emp(n-1)の領域に読み込んでト
ナーエンプティ予告回数Emp=今回分の演算を行う。
【0033】このステップの演算が終わって、図示し
ないトナーカートリッジが装置にセットされると、ステ
ップでモータ駆動回路51を介してトナー補給モータ52
が回転し、計数手段53がトナー補給回数のカウントを開
始する。
【0034】8はトナーエンプティ予告手段であって比
較回路で構成し、ステップで計数手段53が出力する補
給回数Eを前記トナーエンプティ予告回数Empと比較し
て超過した際にステップでトナーエンプティ予告を表
示する。
【0035】9はトナーエンプティ確認手段であって、
トナーエンプティ検知手段1の出力を用い、ステップ
において前記トナーエンプティ予告表示後、またはトナ
ーエンプティ予告回数Empとの比較結果が超過していな
くともトナーエンプティ検知手段1がトナーエンプティ
を検知するまで前記トナー補給回数の計数を続行させ
る。
【0036】10は誤計数判定手段であって、比較回路で
構成し、予め設定したトナーエンプティ補給回数Empの
最大値と最小値とを図示しないメモリに格納しておき、
ステップでトナーエンプティ検知手段1がトナーエン
プティを検知した時点におけるトナー補給回数Eの値が
ステップにおいて前記最大値と最小値との範囲内に存
在するかどうかを比較する。
【0037】本実施例ではサンプルとなる装置の過去の
実績を参照して最小値として1500回、最大値として4000
回を判定範囲とする例を示した。その比較結果がその設
定した判定範囲に存在しているならば、その時のトナー
補給回数Eは正常なトナーエンプティ補給回数と判定し
てステップに移項する。
【0038】11はトナーエンプティ予告回数更新手段で
あって、プログラムにより前記正常なトナーエンプティ
補給回数と判定された値Eを更新すべき今回分の値Emp
(n+1)とし、ステップで前記演算回路7内に設けたシ
フトレジスタ71に格納した前回分と前々回分の設定値を
シフトさせることにより前々回分を追い出し、空いた記
憶領域にあたらしい今回分の値Emp(n+1)を記憶させ、
追い出されなかった前回分の値Emp(n)と共に利用して
トナーエンプティ補給回数Empの演算値を更新する。
【0039】なお、トナーエンプティ確認手段9がトナ
ーエンプティを確認しない場合、及び誤計数判定手段10
の判定結果が前記範囲外にある場合は、共に演算回路7
の設定要素を変更することなくトナー補給機構5によっ
て前記所定のトナー量を補給するように構成する。
【0040】このようにして正しいトナーエンプティ補
給回数であることを、トナー補給回数の最大値/最小値
を設定し、その範囲外はトナーエンプティ予告回数設定
の条件外として確認された最新のトナーエンプティ補給
回数を平均化することにより、トナーエンプティ予告回
数Empを更新決定するため、トナーエンプティ予告時期
を安定したものとすることができる。
【0041】また、トナーカートリッジの抜き差しを検
出する機能によりトナー補給回数検出の対象を管理する
と、トナーエンプティ発生時ではなくトナーエンプティ
予告時に発生するトナー補給回数のカウントミスを防止
できる。トナーエンプティをリセットする機能を有する
場合は、リセットされた後のトナー補給回数までカウン
トするとトナーエンプティ予告時期にずれが発生するた
め、このようなリセット後の補給回数のカウントは無視
しなければならないことは言うまでもない。
【0042】しかし、トナーエンプティ迄の補給回数を
検出するまでの初期の段階は、装置毎のデータがないの
でトナー補給回数を少ないものに合わせておくことによ
り、トナーエンプティとトナーエンプティ予告の時期が
逆転することを防止することができる。
【0043】粉体センサを用いたトナーエンプティ予告
方法も広く知られているが、センサ等の寿命、特に使用
する毎にトナー等のセンサ面への固着等で信頼性が低下
する現象が多く見られる。そこで初期は、この粉体セン
サを用いてトナーエンプティ予告を表示し、トナーエン
プティまでの補給回数が検出できた段階で回数カウント
方式に切替え、若しくは併用することにより、一層信頼
性は向上する。
【0044】トナーエンプティ迄の補給回数が向上する
ことで一定枚数毎のトナー補給量からその時のトナー消
費率を判別し、トナー補給可能回数から印刷可能枚数を
表示することができる。これは1ジョブ当たりの印刷枚
数が数十枚以上になるとプログラム等のバッチ処理を行
う場合には、このような精度の高いトナーエンプティ予
告手段を有する装置ではとても重宝される機能となる。
【0045】本発明の装置を利用すれば、トナーエンプ
ティ予告補給回数とトナーエンプティまでのトナー補給
回数の比率(枚数比)を変更可能とすると、装置の使用
形態や使用頻度別にトナーエンプティ予告補給回数を選
定可能となるので、一日当たりの印刷枚数の増減に応じ
て比率を変更し、トナーエンプティとなる前につぎのカ
ートリッジを必ず到着させることができる効果がある。
【0046】同様に前回のトナーエンプティ予告補給回
数(時間)からトナーエンプティ予告時期を調整するこ
ともできる。過去のトナーエンプティ検出時のトナー補
給回数(時間)からトナーエンプティ予告を行うトナー
補給回数予測方式をとると、トナー補給ローラが劣化し
ていく場合等においてはより確かなトナーエンプティ予
告が可能となり、トナー残量やトナー消費量を表示する
機能を付加する時には有効な手段である。
【0047】これらの方式は、実機のデータを採取する
ことで有効となるため、早期データ収拾が望まれるが、
1回のデータ収拾では誤検出が障害の原因となるので回
数を多くすべきである。しかし、反面参照データを多く
すると実機のデータ採取に時間がかかるので、参照デー
タを二つとし、不足分はバラツキの補給回数下限に合わ
せておくか、参照データ不足の場合は採取データのみを
参照することが好ましい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、装置毎にばらつくトナーエンプティ予告時のト
ナー消費量を一定にすることができ、ひいてはトナーエ
ンプティ予告〜トナーエンプティ迄の時間、若しくは印
刷枚数を安定したものとできるので、トナーエンプティ
等によりユーザが印刷不能になる事態発生を避けること
ができ、またトナーエンプティ時期を正確に知ることが
できるので、トナー残量や消費量/率を表示することも
可能となり、電子写真装置の信頼性向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の予告回路構成図、
【図2】 本発明の予告回路の動作を説明するためのフ
ローチャート、
【符号の説明】
1 トナーエンプティ検知手段、 5 トナー補給機構、 6 初期値設定手段、 7 演算回路、 8 トナーエンプティ予告手段、 9 トナーエンプティ確認手段、 10 誤計数判定手段、 11 トナーエンプティ予告回数更新手段、 52 トナー補給モータ、 53 計数手段、 71 シフトレジスタ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像現像器内のトナー残量が所定値
    より低下したことを検出するトナーエンプティ検知手段
    (1)を備え、当該トナーエンプティ検知手段(1)の出力
    に対応して所定のトナー量を前記静電潜像現像器内にト
    ナー補給機構(5)によって補給する時点からトナー補給
    モータ(52)の回転数に比例する補給回数Eをパラメータ
    として計数する計数手段(53)を備えた装置において、 前記トナーエンプティ検知時点のトナーの補給回数を予
    め定めた複数の初期値として格納する初期値設定手段
    (6)と、 前記複数の初期値の平均値から予め定める補正値を減算
    した値をもってトナーエンプティの接近を判定するため
    のトナーエンプティ予告回数Empとして利用する演算回
    路(7)と、 前記計数手段(53)が出力する補給回数Eを前記トナーエ
    ンプティ予告回数Empと比較して超過した際にトナーエ
    ンプティ予告を表示するトナーエンプティ予告手段(8)
    と、 前記トナーエンプティ予告表示後、または前記トナーエ
    ンプティ予告回数Empとの比較結果が超過していなくと
    も前記トナーエンプティ検知手段(1)が検知するまで前
    記トナー補給回数の計数を続行させるトナーエンプティ
    確認手段(9)と、 前記トナーエンプティ確認手段9が、前記トナーエンプ
    ティ検知手段(1)の出力を確認すれば、次にその確認時
    点における前記計数手段(53)の出力が予め定めた最大値
    と最小値の範囲内にあるかどうかを判定する誤計数判定
    手段(10)と、 前記誤計数判定手段(10)の判定結果が前記範囲内にあれ
    ば、当該計数手段(53)の出力を前記演算回路(7)に記憶
    させた初期値と順次置換するトナーエンプティ予告回数
    更新手段(11)とからなり、 前記トナーエンプティ確認手段(9)がトナーエンプティ
    を確認しない場合、及び前記誤計数判定手段(10)の判定
    結果が前記範囲外にある場合は、共に前記設定したトナ
    ーエンプティ予告回数Empを変更することなく、前記ト
    ナー補給機構(5)によって前記所定のトナー量を補給す
    るように構成したことを特徴とするトナーエンプティ予
    告回路。
  2. 【請求項2】 前記静電潜像現像器内に所定のトナー量
    を補給する際にトナーカートリッジのセットをトナーエ
    ンプティ以外の条件で解除する場合を検出する手段を設
    け、解除された時の当該トナーカートリッジによるトナ
    ー補給回数は、前記トナーエンプティ予告回数更新手段
    (11)の更新データから除外するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のトナーエンプティ予告方法。
  3. 【請求項3】 前記トナーの補給回数の初期値はトナー
    補給回数が少ないものを採用することにより、トナーエ
    ンプティ予告時期よりもトナーエンプティの出力が早く
    表示されることを防止したことを特徴とする請求項1記
    載のトナーエンプティ予告方法。
  4. 【請求項4】 トナー残量検出機能を併用し、初期にお
    けるトナーエンプティまでの補給回数を前記演算回路
    (7)のシフトレジスタ(71)に順次格納すると共に、当該
    シフトレジスタ(71)に所定の補給回数が格納されるまで
    の初期状態では、前記トナー残量検出機能の出力によっ
    てトナーエンプティ予告表示を行い、前記シフトレジス
    タ(71)に対する実績補給回数のデータ格納が満たされた
    時点から演算回路(7)の出力を用いてトナーエンプティ
    予告することを特徴とする請求項1記載のトナーエンプ
    ティ予告方法。
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