JPH06138339A - 光ファイバカプラ - Google Patents

光ファイバカプラ

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JPH06138339A
JPH06138339A JP29125392A JP29125392A JPH06138339A JP H06138339 A JPH06138339 A JP H06138339A JP 29125392 A JP29125392 A JP 29125392A JP 29125392 A JP29125392 A JP 29125392A JP H06138339 A JPH06138339 A JP H06138339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical
fiber coupler
case
optical fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP29125392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Mori
常雄 森
Kazuo Kamiya
和雄 神屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的耐久性に優れ、しかも耐候性にも優れた
光ファイバカプラを提供する。 【構成】複数の光ファイバ1および2が束ねられ、その
一部分が融着延伸されて光結合部11が形成されている
光ファイバカプラにおいて、光結合部11が内ケース13
に収納され、内ケース13の両端部と光ファイバ1およ
び2との隙間が剛性物質14で密封され、内ケース13
が外ケース15に収納され、外ケース15の両端を光フ
ァイバイ1および2が貫通して柔軟性物質16で覆って
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信や光センサなどに
利用される光ファイバカプラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信システムでは、光を分
岐、結合あるいは分波、合波するための重要な要素部品
として光ファイバカプラが使用される。特に光ファイバ
を加工して得られた光ファイバカプラは光ファイバとの
結合性に優れ、通過光の損失が低いため、多くの分野で
使用されている。
【0003】図2は光ファイバカプラを製造する工程の
要部を示した図である。光ファイバ1および2は、融着
すべき部分について保護被覆材3を予め除去し、それぞ
れクランプ4および5で互いに接触する状態で固定す
る。クランプ4および5は、ねじ棒22とガイド棒23
および駆動モータMからなる引っ張り機構に連結してい
る。光ファイバ1および2の接触部分を火炎6で加熱し
て2本の光ファイバ1および2を融着させる。ここで駆
動モータMを回転させると、クランプ4および5が矢示
方向に移動し、光ファイバ1および2は軸方向に引き伸
ばされてテーパ状の光結合部11が形成される。この
際、光源7から光ファイバ1に所定の波長の光を入射さ
せ、光ファイバ1からの出力光量を光検出器8で検出
し、光ファイバ2からの出力光量を光検出器9で検出し
て分岐比を検知しながら延伸し、所望の分岐比になった
ときに駆動モータMを停止して延伸を止める。
【0004】前記のようにして得られた光ファイバカプ
ラは、テーパ状の光結合部11が極めて細く、機械強度
が低くなっているため、僅かな外力により軸がずれ、光
の分岐比などが変化して動作特性が不安定になってしま
う。このため、光ファイバカプラを固定台に接着し、外
部応力が加わらないようにしている。
【0005】かかる光ファイバカプラは、屋外などの高
温高湿度、極寒等の厳しい自然環境下でも使用されるも
のであるため、特性が変動しないようケースに密閉しな
ければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、光ファイバカプ
ラは、光結合部を金属ケース等に収納し、ケースと光フ
ァイバの隙間をエポキシ接着剤で固めたり、金属キャッ
プを被せたりして保持し、密閉性を高めていた。しかし
このように剛性の物質で屈曲性のある光ファイバを保持
してあると、光ファイバを屈曲させたとき剛性の物質が
その屈曲に全く追随しないため、光ファイバが剛性の物
質に当たる際で簡単に折れてしまうという問題点があっ
た。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、機械的耐久性に優れ、しかも耐候性
にも優れた光ファイバカプラを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の光ファイバカプラは、実施例に対
応する図1に示すように、複数の光ファイバ1および2
が束ねられ、その一部分が融着延伸されて光結合部11
が形成されている光ファイバカプラにおいて、光結合部
11が内ケース13に収納され、内ケース13の両端部
と光ファイバ1および2との隙間が剛性物質14で密封
され、内ケース13が外ケース15に収納され、外ケー
ス15の両端を光ファイバイ1および2が貫通して柔軟
性物質16で覆っていることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の光ファイバカプラは、機械強度が脆弱
で僅かな外力で特性変化を起こしやすい光結合部11が
内ケース13に収納され、内ケース13の両端部と光フ
ァイバ1および2との隙間が剛性物質14で密封されて
いるので、外力による破損や高温高湿度による劣化を防
ぐことができる。しかも内ケース13が光結合部11と
ともに外ケース15に収納され、外ケースの両端を光フ
ァイバイ1および2が貫通して柔軟性物質16で覆って
いるので、光ファイバ1および2を屈曲させたとき柔軟
性物質16がその屈曲に適度に追随するため、光ファイ
バが1および2が折れてしまうことはない。
【0010】光ファイバカプラを剛性物質で密封せずに
柔軟性物質だけで覆ったとしても、屈曲に対する安全は
高まるが、柔軟性の物質は一般に湿気を取り込みやす
く、特性が劣化してしまう。その点、本発明の光ファイ
バカプラは、剛性物質で密封したうえに柔軟性物質で覆
っているので、湿気による特性劣化を防げるだけでな
く、屈曲に対しても安全である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図1は本発明を適用する光ファイバカプラの実
施例を示す断面図である。この図1に示す実施例の光フ
ァイバカプラは、融着すべき部分について保護被覆材3
を予め除去してある2本の光ファイバ1および2が束ね
られ、その一部分が融着延伸されて光結合部11が形成
されている。光結合部11の形成方法は、図2に示すと
おりで既に説明してあるので再度の説明を省略する。
【0012】図1に示すとおり光ファイバカプラは、光
結合部11が内ケース13に収納され、内ケース13の
両端部と、光ファイバ1および2の保護被覆材3が除去
されている部分との隙間が剛性物質14で密封されてい
る。内ケース13は外ケース15に収納され、外ケース
15の両端を光ファイバイ1および2が貫通し、その保
護被覆材3を埋め込んで柔軟性物質16で覆っている。
内ケース13は熱膨張率が光ファイバと等しい石英ガラ
ス管を用い、温度変化があったときに熱膨張による伸縮
で光ファイバとの間に歪みやクラックが生じて機械強度
の劣化、耐候性の劣化が生じないようにしてある。この
他、内ケース13は熱膨張率を光ファイバに合せた金属
管やセラミック管が使用できる。剛性物質14は湿気の
取り込みを少なくするためエポキシ接着剤を用いて密閉
してある。この他、剛性物質14は、例えばフェノール
樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等のUV硬化型樹
脂、熱硬化性樹脂、1液、2液硬化型樹脂、半田、ソル
ダーガラス等が使用できる。外ケース15は石英ガラス
管の他、金属管やセラミック管であってもよい。柔軟性
物質16はシリコーンゴムが好ましいが、例えばゴム変
性エポキシ接着剤、ゴム変性アクリル接着剤などの適度
な柔軟性を持つ材質を使用できる。
【0013】図1に示す実施例の光ファイバカプラを試
作して耐候性および機械強度の試験をした。尚、光ファ
イバ1および2は直径125μmの単一モード光ファイ
バ、融着部11は長さ11mm、最小径45μmにした。
また内ケース13は外径3.0mm、長さ45mmの石英ガラ
ス管、剛性物質14は紫外線硬化型エポキシ接着剤、外
ケース15は外径3.5mm、長さ50mmのSUS
管、柔軟性物質16はシリコーンゴム(信越化学工業株
式会社製 KE3498W)を使用した。この光ファイバカプ
ラ、20本を65℃、95%RHの環境下に10日間曝
した。その前後での特性を比較したが光の分岐比、光透
過率の損失ともに変化は見られなかった。また光ファイ
バカプラの外ケース15を固定しておき、光ファイバ1
および2を柔軟性物質接着部で、外ケース長手方向に垂
直に曲げる繰り返しを100回実行した。その結果、断
線したものは1本もなかった。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を適
用した光ファイバカプラは、温度変化や高湿度による特
性劣化がない。のみならず小さい曲げ半径繰り返しに対
しても光ファイバが断線することなく安全なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する光ファイバカプラの実施例の
断面である。
【図2】光ファイバカプラを製造する工程の要部を示す
図である。
【符号の説明】
1、2は光ファイバ、3は保護被覆材、4、5はクラン
プ、6は火炎、7は光源、8・9は光検出器、11は光
結合部、13は内ケース、14は剛性物質、15は外ケー
ス、16は柔軟性物質、22はネジ棒、23はガイド
棒、Mは駆動モータである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバが束ねられ、その一部
    分が融着延伸されて光結合部が形成されている光ファイ
    バカプラにおいて、該光結合部が内ケースに収納され、
    該内ケースの両端部と該光ファイバとの隙間が剛性物質
    で密封され、該内ケースが外ケースに収納され、該外ケ
    ースの両端を該光ファイバが貫通して柔軟性物質で覆っ
    ていることを特徴とする光ファイバカプラ。
JP29125392A 1992-10-29 1992-10-29 光ファイバカプラ Pending JPH06138339A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29125392A JPH06138339A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 光ファイバカプラ

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JP29125392A JPH06138339A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 光ファイバカプラ

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Publication Number Publication Date
JPH06138339A true JPH06138339A (ja) 1994-05-20

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ID=17766472

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JP29125392A Pending JPH06138339A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 光ファイバカプラ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016539383A (ja) * 2013-09-30 2016-12-15 インフォテック エスピー.オー.オー.Inphotech Sp. O. O. 高温耐性の干渉計を作製するためのファイバカプラ及び高温耐性干渉計
CN112987187A (zh) * 2021-03-31 2021-06-18 武汉光迅科技股份有限公司 一种光开关系统

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