JPH0613777Y2 - フロ−テイングホルダ - Google Patents

フロ−テイングホルダ

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Publication number
JPH0613777Y2
JPH0613777Y2 JP1985161672U JP16167285U JPH0613777Y2 JP H0613777 Y2 JPH0613777 Y2 JP H0613777Y2 JP 1985161672 U JP1985161672 U JP 1985161672U JP 16167285 U JP16167285 U JP 16167285U JP H0613777 Y2 JPH0613777 Y2 JP H0613777Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gimbal
tool holding
holding portion
rotating shafts
holder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985161672U
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English (en)
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JPS6268725U (ja
Inventor
健一 杉矢
豊 松下
多弘 高崎
猛男 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Kuroda Precision Industries Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Kuroda Precision Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Kuroda Precision Industries Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばリーマ加工やタッピング加工等を行う
場合に、工具側と加工すべき穴との中心軸が若干ずれて
いても、工具側を加工穴に沿って追従し得るフローティ
ングホルダに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のフローティングホルダとして、例えば特
公昭40−10040号公報や実公昭40−18797
号公報等に示されているオルダム継手方式のものが知ら
れている。この方式のものは、フロート移動用の鋼球を
保持する溝の方向には、円滑なフロート動作を行うこと
ができるが、それ以外の方向には動きが悪いという欠点
を持っている。特に、加工回転数が通常の切削の場合に
対して低いリーマ仕上加工やタッピング加工等の場合に
は、回転時のフロートの動作が滑らかでなく、加工面粗
さや寸法精度が悪くなるという問題を有している。
[考案の目的] 本考案の目的は、工具中心に対し加工穴の中心軸が若干
ずれている場合でも、工具側が従来のように方向性のあ
る動きによって加工穴に追従するのではなく、フロート
方向がどの方向であっても作動性が一定で、かつ滑らか
なフロート動作を行い得るようにし、加工面粗さ等の加
工精度を向上できようにしたフローティングホルダを提
供することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案の要旨は、ホルダ本
体に円筒状の第1の外側ジンバルと内側ジンバルとを互
いに直交する2対の回動軸により回動自在に取り付けた
第1のジンバル機構と、ツール保持部に円筒状の第2の
外側ジンバルと前記内側ジンバルとを互いに直交する2
対の回動軸により回動自在に取り付けた第2のジンバル
機構と、前記ツール保持部の軸心を前記ホルダ本体の軸
心に一致するように前記ツール保持部を付勢するセンタ
リング手段とから成り、前記第1のジンバル機構の2対
の回動軸と前記第2のジンバル機構の2対の回動軸を4
5度の位相差をもって配置すると共に、これらの回動軸
をベアリングにより支承し、前記4対の回動軸の中の少
なくとも1対の回動軸を軸線方向に長手部を有する1対
の長孔に嵌合することにより、加工穴の中心に対して前
記ツール保持部が追従する半径方向へのフロート動作に
よる前記ホルダ本体と前記ツール保持部間の距離の変化
を吸収することを特徴とするフローティングホルダであ
る。
[考案の実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係るフローティングホルダの実施例を
示しいるが、便宜上、上下方向の半分を軸線の上部に示
し、紙面に垂直な方向の半分を軸線の下部に示してい
る。フローティングホルダは、大略的には工作機械のス
ピンドルへ装着されるホルダ本体1と、リーマなどの工
具Tを装着したツール保持部2と、この両者の間に対向
配置され、互いに直交する2つの回動軸により2方向へ
の角運動を与える第1、第2のジンバル機構3、4と、
ホルダ本体1の軸心にツール保持部2の軸心を一致させ
るように付勢するためのセンタリング手段5とによって
構成されている。
第2図、第3図はそれぞれ第1図のII−II線及びIII−I
II線に沿った断面図を示し、第1のジンバル機構3はホ
ルダ本体1の先端部に設けられ、また第2のジンバル機
構4は第1のジンバル機構3から軸方向に距離を隔てて
ツール保持部2側に設けられている。駆動側である第1
のジンバル機構3は次のように構成されている。即ち、
円筒状の外側ジンバル6は、第2図に示すようにホルダ
本体1に対してA方向の1対の回動軸7によりそれぞれ
のベアリンナグ8を介して回動自在に軸着され、この外
側ジンバル6にはA方向と直角のB方向の1対の回動軸
9により円筒状の内側ジンバル10がそれぞれのベアリ
ング8を介して回動自在に軸着されている。このことに
より、内側ジンバル10はホルダ本体1の回転に対して
すりこぎ運動を行うことができる。
また、内側ジンバル10は軸方向に延在して第2のジン
バル機構4との共通の構成要素とされ、被駆動側である
第2のジンバル機構4は次のように構成されている。即
ち、円筒状の外側ジンバル11は、第3図に示すように
第1のジンバル機構3の回動軸7、9と45度位相を変
えた方向Cに配置された1対の回動軸12より、ツール
保持部2にそれぞれのベアリング8を介して回動自在に
軸着され、この外側ジンバル11にはその内側に位置す
る前述の共通の内側ジンバル10が、方向Cと直角な方
向Dの回動軸13によりそれぞれのベアリング8を介し
て回動自在に軸着さされている。このことにより、内側
ジンバル10のすりこぎ運動はツール保持部2の軸心に
平行な回転運動に変えることができる。
そして、方向Dの回動軸13は、第4図に示すように外
側ジンバル11に設けられた軸方向に長手部を有する1
対の長孔14にそれぞれ幾分か遊動できるように嵌合さ
れている。
また、センタリング手段5として、ツール保持部2に設
けた円錐孔15へ軸線方向にのみ自由度を有するように
配置された鋼球16を係合し、この鋼球16はスプリン
グ17の弾力で押圧されている。このことにより、ツー
ル保持部2は所定の位置から外れても元の位置に戻るよ
うに常時軸心方向へ付勢されている。
なお、18はホルダ本体1側に螺合されたカバーであ
り、ツール保持部2とはスラストベアリング19を介し
て連結されている。そして、ホルダ本体1とツール保持
部2との間にもスラストベアリング20が介在されてい
る。また、21は内側ジンバル10内に遊嵌されホルダ
本体1に植設された筒状体であり、その中にはスプリン
グ17を介して鋼球16が嵌合されている。
以上の構成において、ホルダ本体1とツール保持部2と
の間には、2つのジンバル機構3、4が対向的に配置さ
れているため、ツール保持部2と加工穴とに若干の中心
ずれがあった場合には、ホルダ本体1の回転運動はジン
バル機構3により内側ジンバル10のすりこぎ運動に変
わり、このすりこぎ運動はジンバル機構4によりツール
保持部2の軸心方向に平行な回転運動に変わる。
このとき、ツール保持部2が径方向へフロート動作して
も軸線方向へは移動しないように構成されているため、
例えばホルダ本体1とツール保持部2の間の距離を一定
とすると、フロート動作により内側ジンバル10が傾い
て、そこにホルダ本体1とツール保持部2を引き寄せる
力が作用するが、この力は長孔14が外側ジンバル11
と共にツール保持部2側へ移動することにより吸収され
る。
つまり、第5図に示すようにツール保持部2がホルダ本
体1に対して距離Fだけフロートすると、ホルダ本体1
とツール保持部2間の距離S1が変化してS2となるが、1
対の回動軸13が外側ジンバル11に設けた長孔14の
中に浮動状態に配置されているため、長孔14が外側ジ
ンバル11と共にツール保持部2側へ動いて、変化分S2
−S1を無理なく吸収することができる。また、回動軸
7、9、12、13は45度の位相差で配置されている
ので、ホルダ本体1のトルク変動のサイクルが45度毎
になり、トルク伝達が滑らかになる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るフローティングホルダ
は、ホルダ本体とツール保持部とを2組のジンバル機構
により連結しているため、ツール保持部を軸心に対して
平行にフロートでき、このとき1対の回動軸が長孔内を
軸方向へ動いてホルダ本体とツール保持部の距離の変化
を吸収できるため、ツール保持部のフロート動作が滑ら
かになる。また、一方のジンバル機構と他方のジンバル
機構の回動軸を45度の位相差をもって配置したため、
ホルダ本体のトルクが45度以内の変動幅でツール保持
部へ伝えられ、ツール保持部の回転がより滑らかにな
る。更に、ツール保持部をセンタリング手段により軸心
方向へ付勢しているため、ツール保持部に遊びが生ずる
ことなく、水平に使用した場合でもツール保持部が自重
によってフロートすることがない。従って、工具側と加
工穴とに若干の中心ずれがあっても、工具の中心軸を加
工穴の中心に滑らかにフロートさせて正確な加工を行う
ことができ、加工面粗さなど加工精度を大幅に向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るフローティングホルダの一実施側を
示し、第1図はその断面図、第2図、第3図はそれぞれ
第1図のII−II線及びIII−III線に沿った断面図、第4
図は第3図のIII−III方向から見た部分図、第5図は作
用説明図である。 符号1はホルダ本体、2はツール保持部、3、4はジン
バル機構、5はセンタリング手段、6、11は外側ジン
バル、7、9、12、13は回動軸、8、19、20は
ベアリング、10は内側ジンバル、14は長孔、15は
円錐孔、16は鋼球、17はスプリングである。
フロントページの続き (72)考案者 高崎 多弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 近藤 猛男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダ本体に円筒状の第1の外側ジンバル
    と内側ジンバルとを互いに直交する2対の回動軸により
    回動自在に取り付けた第1のジンバル機構と、ツール保
    持部に円筒状の第2の外側ジンバルと前記内側ジンバル
    とを互いに直交する2対の回動軸により回動自在に取り
    付けた第2のジンバル機構と、前記ツール保持部の軸心
    を前記ホルダ本体の軸心に一致するように前記ツール保
    持部を付勢するセンタリング手段とから成り、前記第1
    のジンバル機構の2対の回動軸と前記第2のジンバル機
    構の2対の回動軸を45度の位相差をもって配置すると
    共に、これらの回動軸をベアリングにより支承し、前記
    4対の回動軸の中の少なくとも1対の回動軸を軸線方向
    に長手部を有する1対の長孔に嵌合することにより、加
    工穴の中心に対して前記ツール保持部が追従する半径方
    向へのフロート動作による前記ホルダ本体と前記ツール
    保持部間の距離の変化を吸収することを特徴とするフロ
    ーティングホルダ。
JP1985161672U 1985-10-22 1985-10-22 フロ−テイングホルダ Expired - Lifetime JPH0613777Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161672U JPH0613777Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 フロ−テイングホルダ

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6268725U JPS6268725U (ja) 1987-04-30
JPH0613777Y2 true JPH0613777Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31088203

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JP1985161672U Expired - Lifetime JPH0613777Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22 フロ−テイングホルダ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134775B2 (ja) * 1973-05-02 1976-09-28

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49136945U (ja) * 1973-03-26 1974-11-26
JPS517784U (ja) * 1974-07-04 1976-01-20
JPS5134775U (ja) * 1974-09-07 1976-03-15
JPS5570951U (ja) * 1978-11-02 1980-05-16

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134775B2 (ja) * 1973-05-02 1976-09-28

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JPS6268725U (ja) 1987-04-30

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