JPH06137605A - 室内空気消毒方法 - Google Patents
室内空気消毒方法Info
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- JPH06137605A JPH06137605A JP4060899A JP6089992A JPH06137605A JP H06137605 A JPH06137605 A JP H06137605A JP 4060899 A JP4060899 A JP 4060899A JP 6089992 A JP6089992 A JP 6089992A JP H06137605 A JPH06137605 A JP H06137605A
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- JP
- Japan
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- air
- room
- air conditioner
- disinfectant
- gas
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- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、ビル、航空機及び船舶等の室内の
殺菌と有害小昆虫の駆除を極めて短時間で効率的に行う
ことができると共に、殺菌後も室内があまり汚染されな
い消毒方法を提供することを目的とする。 【構成】この発明に於いては、空調機のエアーと消毒剤
とで、混合気体を形成し、該混合気体を空調機の吹出口
から噴出させ、前記混合気体を室内に循環若しくは室内
を通過させることを特徴とする。
殺菌と有害小昆虫の駆除を極めて短時間で効率的に行う
ことができると共に、殺菌後も室内があまり汚染されな
い消毒方法を提供することを目的とする。 【構成】この発明に於いては、空調機のエアーと消毒剤
とで、混合気体を形成し、該混合気体を空調機の吹出口
から噴出させ、前記混合気体を室内に循環若しくは室内
を通過させることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル、航空機及び船
舶等の室内空気を、極めて短時間で効率的に消毒するこ
とのできる室内空気消毒方法に関するものである。
舶等の室内空気を、極めて短時間で効率的に消毒するこ
とのできる室内空気消毒方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ビル、航空機及び船舶等の室内
は、有害小昆虫等が繁殖したり、ウイルス、細菌等の有
害微生物で汚染されることが多いので、これら室内の衛
生状態を良好に保つため、薬剤により消毒を行ってい
た。しかして、従来の消毒方法は、有害小昆虫の駆除を
主目的とするものであり、動力噴霧器や人力噴霧器によ
って、薬液を霧化して、これを室内に噴霧するものであ
るため、室内全体に均一に噴霧するのが困難であり、特
に物陰や窪みなどの消毒には効果が得にくいと共に、部
屋数の多いビル等では、部屋毎に消毒を行うため非常に
手間がかかる問題があるほか、薬液は毒性の強いものが
多いので、作業員が薬液に汚染され、健康を害する危険
性もあった。そればかりか、この方法は、薬液が水滴と
なって床に落下し、Ｐタイルを変色させるとか、絨毯を
焼く等の問題もあり、またコンピュータルームの場合
は、薬液が水滴となって、コンピュータに接触し、コン
ピュータの故障原因となるため、この方法では、コンピ
ュータルームの消毒をすることができない問題があっ
た。
は、有害小昆虫等が繁殖したり、ウイルス、細菌等の有
害微生物で汚染されることが多いので、これら室内の衛
生状態を良好に保つため、薬剤により消毒を行ってい
た。しかして、従来の消毒方法は、有害小昆虫の駆除を
主目的とするものであり、動力噴霧器や人力噴霧器によ
って、薬液を霧化して、これを室内に噴霧するものであ
るため、室内全体に均一に噴霧するのが困難であり、特
に物陰や窪みなどの消毒には効果が得にくいと共に、部
屋数の多いビル等では、部屋毎に消毒を行うため非常に
手間がかかる問題があるほか、薬液は毒性の強いものが
多いので、作業員が薬液に汚染され、健康を害する危険
性もあった。そればかりか、この方法は、薬液が水滴と
なって床に落下し、Ｐタイルを変色させるとか、絨毯を
焼く等の問題もあり、またコンピュータルームの場合
は、薬液が水滴となって、コンピュータに接触し、コン
ピュータの故障原因となるため、この方法では、コンピ
ュータルームの消毒をすることができない問題があっ
た。
【０００３】従来は、ウイルス、細菌等の有害微生物の
消毒はあまり行われていないし、水滴が落下しないガス
状の物質での消毒もあまり行われていない。仮に、室内
を殺菌したとしても、空調機内には、多くの雑菌が繁殖
しているので、またそれが室内に入り込むことから、殺
菌の効果はあまり上がらない。しかして、従来、空調機
内を殺菌することは全く行われていないし、そのような
発想も全く知られていない。
消毒はあまり行われていないし、水滴が落下しないガス
状の物質での消毒もあまり行われていない。仮に、室内
を殺菌したとしても、空調機内には、多くの雑菌が繁殖
しているので、またそれが室内に入り込むことから、殺
菌の効果はあまり上がらない。しかして、従来、空調機
内を殺菌することは全く行われていないし、そのような
発想も全く知られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な点に鑑みなされたものであり、ビル、航空機及び船舶
等の室内の殺菌と有害小昆虫の駆除を極めて短時間で効
率的に行うことができると共に、殺菌後も室内があまり
汚染されない消毒方法を提供することを目的とする。
な点に鑑みなされたものであり、ビル、航空機及び船舶
等の室内の殺菌と有害小昆虫の駆除を極めて短時間で効
率的に行うことができると共に、殺菌後も室内があまり
汚染されない消毒方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意研究の結果、ビル、航空機及び船舶等
の室内には、空調機が配備されていることに着目し、こ
の空調機を利用して室内を消毒することを想到し、空調
機にエアーと共に消毒剤を導入し、空調機の吹出口から
消毒剤とエアーとの混合物を室内に噴出させることによ
って、極めて短時間にしかも効果的に室内を消毒し得る
と共に、空調機内も同時に殺菌されるので、殺菌後も室
内が汚染されにくいことを見い出し、本発明に到達し
た。即ち本発明は、空調機内のエアーと消毒剤とで混合
気体を形成し、該混合気体を空調機の吹出口から噴出さ
せ、前記混合気体を室内に循環若しくは室内を通過させ
ることを特徴とする。
達成するため鋭意研究の結果、ビル、航空機及び船舶等
の室内には、空調機が配備されていることに着目し、こ
の空調機を利用して室内を消毒することを想到し、空調
機にエアーと共に消毒剤を導入し、空調機の吹出口から
消毒剤とエアーとの混合物を室内に噴出させることによ
って、極めて短時間にしかも効果的に室内を消毒し得る
と共に、空調機内も同時に殺菌されるので、殺菌後も室
内が汚染されにくいことを見い出し、本発明に到達し
た。即ち本発明は、空調機内のエアーと消毒剤とで混合
気体を形成し、該混合気体を空調機の吹出口から噴出さ
せ、前記混合気体を室内に循環若しくは室内を通過させ
ることを特徴とする。
【０００６】要するに、本発明は、空調機を利用して消
毒剤とエアーとの混合物を室内に噴出させたことを特徴
とするものであるが、従来空調機を利用して室内を消毒
する発想は全く知られていない。これは、空調機のエア
ーは、人体に当てることを目的としているものであるの
で、人体に有害な消毒剤を空調機から噴出させる等とは
思いもよらないことであったのである。
毒剤とエアーとの混合物を室内に噴出させたことを特徴
とするものであるが、従来空調機を利用して室内を消毒
する発想は全く知られていない。これは、空調機のエア
ーは、人体に当てることを目的としているものであるの
で、人体に有害な消毒剤を空調機から噴出させる等とは
思いもよらないことであったのである。
【０００７】本発明に使用する消毒剤としては、常温で
ガス状のもの或は常温で蒸散してガス状になる殺菌剤、
殺小昆虫剤であって、金属に対する腐食性の強くないも
のである必要がある。常温でガス状のものとしては、キ
ャリアガスに常温で液体の殺菌剤、殺小昆虫剤をボンベ
内に充填させたガスも含まれる。常温で蒸散してガス状
になる消毒剤としては、例えば住友製薬株式会社から市
販のジクロルボス（ＤＤＶＰ）が挙げられる。ジクロル
ボスは、主として殺昆虫作用を有するものであるが、殺
菌作用をも有している。常温でガス状のものとしては、
殺菌、殺小昆虫作用を有するものとしてボンベに充填さ
れた市販品を使用することができる。このようなものと
しては、シエル化学（株）から“シエルドライト”の商品
名で市販のボンベが挙げられる。尚、“シエルドライ
ト”の商品名で殺菌用、殺小昆虫用のボンベがそれぞれ
市販されている。
ガス状のもの或は常温で蒸散してガス状になる殺菌剤、
殺小昆虫剤であって、金属に対する腐食性の強くないも
のである必要がある。常温でガス状のものとしては、キ
ャリアガスに常温で液体の殺菌剤、殺小昆虫剤をボンベ
内に充填させたガスも含まれる。常温で蒸散してガス状
になる消毒剤としては、例えば住友製薬株式会社から市
販のジクロルボス（ＤＤＶＰ）が挙げられる。ジクロル
ボスは、主として殺昆虫作用を有するものであるが、殺
菌作用をも有している。常温でガス状のものとしては、
殺菌、殺小昆虫作用を有するものとしてボンベに充填さ
れた市販品を使用することができる。このようなものと
しては、シエル化学（株）から“シエルドライト”の商品
名で市販のボンベが挙げられる。尚、“シエルドライ
ト”の商品名で殺菌用、殺小昆虫用のボンベがそれぞれ
市販されている。
【０００８】殺菌消毒だけでなく、殺小昆虫消毒を同時
にする場合は、殺菌剤と殺小昆虫剤の２種類の消毒剤を
エアーに混合しても、両方の作用のある消毒剤をエアー
に混合しても、或は殺菌剤と殺小昆虫剤の２種類をボン
ベに充填してもよい。ボンベに充填された消毒剤は、一
般にはキャリアガスに消毒剤が混入されている。空調機
への消毒剤の導入の仕方は、常温で蒸散してガス状にな
る殺菌剤、殺小昆虫剤の場合は、空調機内の加湿機の水
の代わりに消毒剤をいれるようにすればよい。また、ボ
ンベに充填されたガス状の消毒剤の場合は、エアーが室
内に噴出されるまでのどの部分で混合してもよいが、エ
アーが空調機にはいる前に混合するほうが、空調機内を
も同時に殺菌できることから好ましい。しかしながら、
消毒剤を含むエアーを、室内から空調機に循環させるよ
うにすれば、どこで混合しても差し支えない。単に、空
調機１内にボンベを置き、ボンベのバルブを一定時間開
くようにしても良い。本発明に使用する空調機の種類は
特に限定されないが、セントラル方式の空調機の場合、
特に本発明の効果が発揮される。セントラル方式の空調
機の場合は、一度に多数の部屋を同時に消毒することが
できるからである。
にする場合は、殺菌剤と殺小昆虫剤の２種類の消毒剤を
エアーに混合しても、両方の作用のある消毒剤をエアー
に混合しても、或は殺菌剤と殺小昆虫剤の２種類をボン
ベに充填してもよい。ボンベに充填された消毒剤は、一
般にはキャリアガスに消毒剤が混入されている。空調機
への消毒剤の導入の仕方は、常温で蒸散してガス状にな
る殺菌剤、殺小昆虫剤の場合は、空調機内の加湿機の水
の代わりに消毒剤をいれるようにすればよい。また、ボ
ンベに充填されたガス状の消毒剤の場合は、エアーが室
内に噴出されるまでのどの部分で混合してもよいが、エ
アーが空調機にはいる前に混合するほうが、空調機内を
も同時に殺菌できることから好ましい。しかしながら、
消毒剤を含むエアーを、室内から空調機に循環させるよ
うにすれば、どこで混合しても差し支えない。単に、空
調機１内にボンベを置き、ボンベのバルブを一定時間開
くようにしても良い。本発明に使用する空調機の種類は
特に限定されないが、セントラル方式の空調機の場合、
特に本発明の効果が発揮される。セントラル方式の空調
機の場合は、一度に多数の部屋を同時に消毒することが
できるからである。
【０００９】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の消毒方法を更
に説明する。図は、セントラル方式の空調機を使用した
場合の概略図である。外気は、空調機１内に導入される
と、空気余熱器若しくは空気予冷器２、エアフイルター
３、空気冷却器４、空気加熱器５、空気加湿器１３を通
過し、送風機６によって、各室の室内７に、吹出口８か
ら空気が導入されるようになっている。導入された空気
は、レターン９から排気することも、レターン９を閉鎖
し、吹出口８から吸い込んで空調機と室内とを循環させ
ることも、そのまま排気することもできるようになって
いる。尚、レターン９から排気し、排気バルブを閉じ
て、空調機と室内とを循環させることもできるのは勿論
である。図中１０は、ルームサーモ、１１は冷水ポン
プ、１２は温水ポンプである。
に説明する。図は、セントラル方式の空調機を使用した
場合の概略図である。外気は、空調機１内に導入される
と、空気余熱器若しくは空気予冷器２、エアフイルター
３、空気冷却器４、空気加熱器５、空気加湿器１３を通
過し、送風機６によって、各室の室内７に、吹出口８か
ら空気が導入されるようになっている。導入された空気
は、レターン９から排気することも、レターン９を閉鎖
し、吹出口８から吸い込んで空調機と室内とを循環させ
ることも、そのまま排気することもできるようになって
いる。尚、レターン９から排気し、排気バルブを閉じ
て、空調機と室内とを循環させることもできるのは勿論
である。図中１０は、ルームサーモ、１１は冷水ポン
プ、１２は温水ポンプである。
【００１０】外気が空調機１に導入される直前の配管に
は、消毒剤を内装したボンベ１４が連結され、コントロ
ールバルブ１５によって、ボンベ内の消毒剤がエアーと
混合し得るようになっている。上記のように構成された
装置を使用し、8楷建120室、室の合計面積8000m2のビル
内の室を、ビル内に人のいない夜間消毒した。シエル化
学（株）から市販の殺菌作用を有する“シエルドライ
ト”のボンべ１４のコントロールバルブ１５を開いて、
ボンべ内の殺菌作用を有するガスとエアーとを混合し、
レターン９を閉鎖し、殺菌剤とエアーとの混合物を、吹
出口８から室内に噴出させ、室内のエアーと殺菌剤とを
吹出口８から吸い込んで、室７内と空調機１との間を７
分〜１０分間循環させた後、外部に放出した。室７内及
び空調機１内は完全に殺菌されていることが確認され
た。尚、空調機内のダクトは、ビルの天井裏のエアーも
吸い込み、天井裏にもエアーが入り込み、天井裏にも殺
菌剤とエアーとが循環することになるから、天井裏のエ
アーも同時に殺菌される。ボンベ１４内の殺菌作用を有
する消毒剤を含有するガスをエアーに混合する替わり
に、空気加湿器１３内に、水に替えてジクロルボスを充
填し、エアーとジクロルボスとを循環させると、小昆虫
が撲滅されることが確認された。上記のように室内を殺
菌する場合には、ボンベ１４内のガスは、空気より重い
ガスを含有するガスを使用するほうが、室内全体に、殺
菌剤を含むガスが満遍なくいきわたるため好ましい。
は、消毒剤を内装したボンベ１４が連結され、コントロ
ールバルブ１５によって、ボンベ内の消毒剤がエアーと
混合し得るようになっている。上記のように構成された
装置を使用し、8楷建120室、室の合計面積8000m2のビル
内の室を、ビル内に人のいない夜間消毒した。シエル化
学（株）から市販の殺菌作用を有する“シエルドライ
ト”のボンべ１４のコントロールバルブ１５を開いて、
ボンべ内の殺菌作用を有するガスとエアーとを混合し、
レターン９を閉鎖し、殺菌剤とエアーとの混合物を、吹
出口８から室内に噴出させ、室内のエアーと殺菌剤とを
吹出口８から吸い込んで、室７内と空調機１との間を７
分〜１０分間循環させた後、外部に放出した。室７内及
び空調機１内は完全に殺菌されていることが確認され
た。尚、空調機内のダクトは、ビルの天井裏のエアーも
吸い込み、天井裏にもエアーが入り込み、天井裏にも殺
菌剤とエアーとが循環することになるから、天井裏のエ
アーも同時に殺菌される。ボンベ１４内の殺菌作用を有
する消毒剤を含有するガスをエアーに混合する替わり
に、空気加湿器１３内に、水に替えてジクロルボスを充
填し、エアーとジクロルボスとを循環させると、小昆虫
が撲滅されることが確認された。上記のように室内を殺
菌する場合には、ボンベ１４内のガスは、空気より重い
ガスを含有するガスを使用するほうが、室内全体に、殺
菌剤を含むガスが満遍なくいきわたるため好ましい。
【００１１】また、ホテル、病院等のように、夜間でも
人のいるビル内の室７の消毒には、ボンベ１４内のガス
は空気より軽いガスを使用し、吹出口８から吹き出し、
吹出口８から吸い込むようにすれば、殺菌剤は、室７の
上方にとどまり、下方には殆ど移動しないので、室内の
人間に害を与えることなく、空調機１内及び室７内の空
気を殺菌することができる。図中１６は、冷凍機からの
冷風を空気冷却器４に送るためのコントロールバルブで
あり、１７は、ボイラからの熱風を空気加熱器５に送る
ためのコントロールバルブであり、コンピュータにより
制御されて自動的に開閉するようになっている。本発明
のボンベ１４内に送るコントロールバルブ１５を、例え
ば年２回夜間の特定の時刻に、特定の時間開くように設
定しておけば、室７内及び空調機１内の消毒を自動的に
行うことができる。本発明の方法は、ビル、船舶及び航
空機に限らず、電車等の車両の殺菌、殺小昆虫に適用す
ることもできる。要するに、空調機のエアが循環する室
ならどのような室でも差し支えない。
人のいるビル内の室７の消毒には、ボンベ１４内のガス
は空気より軽いガスを使用し、吹出口８から吹き出し、
吹出口８から吸い込むようにすれば、殺菌剤は、室７の
上方にとどまり、下方には殆ど移動しないので、室内の
人間に害を与えることなく、空調機１内及び室７内の空
気を殺菌することができる。図中１６は、冷凍機からの
冷風を空気冷却器４に送るためのコントロールバルブで
あり、１７は、ボイラからの熱風を空気加熱器５に送る
ためのコントロールバルブであり、コンピュータにより
制御されて自動的に開閉するようになっている。本発明
のボンベ１４内に送るコントロールバルブ１５を、例え
ば年２回夜間の特定の時刻に、特定の時間開くように設
定しておけば、室７内及び空調機１内の消毒を自動的に
行うことができる。本発明の方法は、ビル、船舶及び航
空機に限らず、電車等の車両の殺菌、殺小昆虫に適用す
ることもできる。要するに、空調機のエアが循環する室
ならどのような室でも差し支えない。
【００１２】本発明の方法は、ビル、船舶、航空機内に
生息するネズミを撲滅するのに使用することができる。
特に、ビル内に於いて、ネズミは、コンピュータの配線
をかじる等の理由で、その効果的な撲滅方法が求められ
ている。上記殺菌、殺小昆虫の場合と同様にして、殺
菌、殺小昆虫剤の代わりに、ネズミ忌避剤例えば住友製
薬（株）から市販のナラマイシンを使用すれば、ネズミ
をビル内から追い出すことができる。空調機のダクト
は、ビルの天井裏にも通じているので、空調機を使用す
れば、室内及び天井裏のビル内全てにネズミ忌避剤を循
環させることができるからである。具体的には、ビルの
最上段の楷から順次下段の楷に空調機を運転し、ネズミ
忌避剤を最上段から順次下方に循環させると、ネズミは
再下段の室に集まるようになる。これを１カ所に集めて
適当な手段によりネズミを撲滅させればよい。例えば、
再下段の楷全体若しくは再下段の楷の特定の部分だけ
に、空調機のエアーが循環しないようにしておき、その
エアーが循環しない所にネズミの餌を置くとか、或は粘
着剤を塗布したシートを置いておけばよい。ネズミの餌
を置いた場所にネズミ捕獲器を置いても或はネズミの餌
を毒餌としても良い。また、再下段の楷から順次再上段
の楷にネズミ忌避剤を含有するガスを循環させて、ネズ
ミを屋上に集めるようにしても、或は再上段と再下段の
楷から同時に中央の楷に向かって、ネズミ忌避剤を含有
するガスを循環させ、中間の楷にネズミを集めるように
しても良い。また、ネズミをビル内から外に追い出すに
は、一階が最後となるように、再上段及び再下段から、
ネズミ忌避剤を含むガスを循環させ、最後に一階にネズ
ミ忌避剤を含むガスを循環させるようにすればよい。
生息するネズミを撲滅するのに使用することができる。
特に、ビル内に於いて、ネズミは、コンピュータの配線
をかじる等の理由で、その効果的な撲滅方法が求められ
ている。上記殺菌、殺小昆虫の場合と同様にして、殺
菌、殺小昆虫剤の代わりに、ネズミ忌避剤例えば住友製
薬（株）から市販のナラマイシンを使用すれば、ネズミ
をビル内から追い出すことができる。空調機のダクト
は、ビルの天井裏にも通じているので、空調機を使用す
れば、室内及び天井裏のビル内全てにネズミ忌避剤を循
環させることができるからである。具体的には、ビルの
最上段の楷から順次下段の楷に空調機を運転し、ネズミ
忌避剤を最上段から順次下方に循環させると、ネズミは
再下段の室に集まるようになる。これを１カ所に集めて
適当な手段によりネズミを撲滅させればよい。例えば、
再下段の楷全体若しくは再下段の楷の特定の部分だけ
に、空調機のエアーが循環しないようにしておき、その
エアーが循環しない所にネズミの餌を置くとか、或は粘
着剤を塗布したシートを置いておけばよい。ネズミの餌
を置いた場所にネズミ捕獲器を置いても或はネズミの餌
を毒餌としても良い。また、再下段の楷から順次再上段
の楷にネズミ忌避剤を含有するガスを循環させて、ネズ
ミを屋上に集めるようにしても、或は再上段と再下段の
楷から同時に中央の楷に向かって、ネズミ忌避剤を含有
するガスを循環させ、中間の楷にネズミを集めるように
しても良い。また、ネズミをビル内から外に追い出すに
は、一階が最後となるように、再上段及び再下段から、
ネズミ忌避剤を含むガスを循環させ、最後に一階にネズ
ミ忌避剤を含むガスを循環させるようにすればよい。
【００１３】
【効果】以上述べたごとく、本発明によれば、空調機の
エアーに消毒剤を混合して室内を消毒するものであるの
で、室数によらず同時に極めて短時間に、しかも室内の
隅々まで効果的に消毒することができるので、室内の消
毒コストを著しく低減させることができると共に、ボン
ベから自動的に一定時間消毒剤を導入し、無人消毒する
ことも可能である他、従来消毒されたことのなかった空
調機内及び屋根裏の消毒もできるので、空調機内の細菌
等による室内の汚染も防止されるから、常に室内を細菌
の少ない状態とすることができる等、従来のこの種消毒
方法には全く見られない絶大な効果を有する。
エアーに消毒剤を混合して室内を消毒するものであるの
で、室数によらず同時に極めて短時間に、しかも室内の
隅々まで効果的に消毒することができるので、室内の消
毒コストを著しく低減させることができると共に、ボン
ベから自動的に一定時間消毒剤を導入し、無人消毒する
ことも可能である他、従来消毒されたことのなかった空
調機内及び屋根裏の消毒もできるので、空調機内の細菌
等による室内の汚染も防止されるから、常に室内を細菌
の少ない状態とすることができる等、従来のこの種消毒
方法には全く見られない絶大な効果を有する。
【００１４】
【図１】本発明の方法を説明するための概略図である。
１ 空調機 ８ 吹出口 １３ 空気加湿器 １４ ボンベ １５ コントロールバルブ
Claims (5)
- 【請求項１】空調機のエアーと消毒剤とで、混合気体を
形成し、該混合気体を空調機の吹出口から噴出させ、前
記混合気体を室内に循環若しくは室内を通過させること
を特徴とするビル、航空機及び船舶等の室内空気消毒方
法。 - 【請求項２】前記消毒剤が、常温でガス状のもの或は常
温で蒸散してガス状になる殺菌剤、殺小昆虫剤であっ
て、金属に対する腐食性の強くないものである請求項１
に記載の消毒方法。 - 【請求項３】前記空調機が、セントラル方式の空調機で
ある請求項１に記載の消毒方法。 - 【請求項４】前記蒸散してガス状になる消毒剤を、空調
機の空気加湿器に、水に替えて充填する請求項２に記載
の消毒方法。 - 【請求項５】殺菌剤及び／または殺小昆虫剤を充填した
ボンベのコントロールバルブを、自動的に開閉するよう
にコンピュータにより制御してなる請求項２に記載の消
毒方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4060899A JPH06137605A (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-18 | 室内空気消毒方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5699092 | 1992-02-09 | ||
| JP4-56990 | 1992-02-09 | ||
| JP4060899A JPH06137605A (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-18 | 室内空気消毒方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06137605A true JPH06137605A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=26397996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4060899A Pending JPH06137605A (ja) | 1992-02-09 | 1992-02-18 | 室内空気消毒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06137605A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10272175A (ja) * | 1996-12-12 | 1998-10-13 | Johnson & Johnson Prod Inc | 除染用流れを制御する方法および装置 |
| KR100427482B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2004-04-28 | 조영한 | 건물의 방역설비 |
| KR100696989B1 (ko) * | 2005-06-21 | 2007-03-22 | 구건모 | 해충퇴치장치 |
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1992
- 1992-02-18 JP JP4060899A patent/JPH06137605A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10272175A (ja) * | 1996-12-12 | 1998-10-13 | Johnson & Johnson Prod Inc | 除染用流れを制御する方法および装置 |
| KR100427482B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2004-04-28 | 조영한 | 건물의 방역설비 |
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