JPH06137417A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JPH06137417A
JPH06137417A JP4315750A JP31575092A JPH06137417A JP H06137417 A JPH06137417 A JP H06137417A JP 4315750 A JP4315750 A JP 4315750A JP 31575092 A JP31575092 A JP 31575092A JP H06137417 A JPH06137417 A JP H06137417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oil passage
speed
pressure
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4315750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2882216B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Takatori
和宏 高取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4315750A priority Critical patent/JP2882216B2/ja
Publication of JPH06137417A publication Critical patent/JPH06137417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2882216B2 publication Critical patent/JP2882216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の低速段におけるオイルクーラに
よる作動油の冷却効果を向上させる。 【構成】 プレッシャレギュレータバルブ40から調圧
のために油が排出される油路112とオイルポンプ34
のライン圧油路100とが第1オリフィス150を介し
て接続されている。オイルクーラ36の上流側に流量切
換バルブ124及び第2オリフィスが並列に設けられて
おり、流量切換バルブ124は、閉鎖状態となって油を
第2オリフィス152のみを介してオイルクーラ36に
供給する遮断位置と、第2オリフィス152をバイパス
して油を供給する連通位置との間を切り換わり可能であ
る。流量切換バルブ124は自動変速機の第4速圧に基
づいて切り換わり、第1、2及び3速の場合に連通位置
となり、第4速の場合に遮断位置となるように構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の油圧制御装置とし
て、特開平1−188750号公報に示されるものがあ
る。これに示されるものは、オイルポンプの吐出圧を制
御するプレッシャレギュレータバルブからの排出油を潤
滑に使用するように構成されている。すなわち、プレッ
シャレギュレータバルブはオイルポンプの吐出圧を所定
どおり制御しているが、このプレッシャレギュレータバ
ルブの作動に伴って排出される油をトルクコンバータ及
びオイルクーラを介して潤滑回路に流している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の自動変速機の油圧制御装置では、低速側変速段で
はクーラを流れる流量が十分でなく、油を効果的に冷却
することができない場合がある、という問題点がある。
すなわち、第1速の場合には発進時にトルクコンバータ
のコンバータ領域(速度比が大きい領域)が使用され、
また第2速及び第3速においても変速線の設定の仕方に
よっては比較的スロットル開度の大きい低車速領域では
同様にトルクコンバータがコンバータ領域で使用され、
発熱量が増大する。特に、トルクコンバータの出力側の
回転を停止させたストール状態とした場合には多大な熱
量が発生する。このように、発熱量の大きい運転状態に
おいても、また発熱量の比較的少ない、例えば第4速で
の走行状態においても、オイルクーラを流れる流量は基
本的に同様であるので、発熱量の多い低速段ではオイル
クーラの流量が不足気味となり、逆に発熱量の少ない高
速段では必要以上の流量がオイルクーラに供給されるこ
とになる。本発明は、このような課題を解決することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、変速段に応じ
てオイルクーラへの流量を変えることにより、上記課題
を解決する。すなわち、本発明による自動変速機の油圧
制御装置においては、プレッシャレギュレータバルブ
(40)から調圧のために油が排出される油路(11
2)とオイルポンプ(34)の吐出圧油路(100)と
が第1オリフィス(150)を介して接続されており、
オイルクーラ(36)上流側に流量切換バルブ(12
4)及び第2オリフィス(152)が並列に設けられて
おり、流量切換バルブ(152)は、閉鎖状態となって
油を第2オリフィス(152)のみを介してオイルクー
ラ(30)に供給する遮断位置と、第2オリフィス(1
52)をバイパスして油を供給する連通位置との間を切
り換わり可能であり、流量切換バルブ(124)は自動
変速機の変速段に対応した油圧(後述の実施例では、第
4速信号圧)に基づいて切り換わり、所定変速段以下の
場合に連通位置となり、所定変速段よりも高速側の変速
段の場合に遮断位置となるように構成される。
【0005】
【作用】所定変速段よりも高速側の変速段では、流量切
換バルブは油路を閉じた遮断位置となっている。したが
って、プレッシャレギュレータバルブからの油は第2オ
リフィスのみを通してオイルクーラに供給される。した
がって、比較的少量の油がオイルクーラを流れることに
なる。一方、所定変速段以下では流量切換バルブが連通
位置となり、第2オリフィスをバイパスさせる。このた
め、プレッシャレギュレータバルブからの油は主として
流量切換バルブを通って流れ、比較的多量の油がオイル
クーラに供給される。これにより、負荷の大きい低速段
においてオイルクーラへの流量を増大させ、十分な冷却
効果を得るようにすることができる。なお、オイルポン
プの吐出圧油路から第1オリフィスを介して供給される
油もオイルクーラに流れるので、オイルクーラへの流量
は基本的に増大している。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面の図1〜6に基づ
いて説明する。図2に、オーバドライブ付き前進4速後
退1速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図として示
す。この動力伝達機構は、トルクコンバータ10を介し
てエンジン出力軸12からの回転力が伝えられる入力軸
13、ファイナルドライブ装置へ駆動力を伝える出力軸
14、第1遊星歯車組15、第2遊星歯車組16、リバ
ースクラッチ18、ハイクラッチ20、フォワードクラ
ッチ22、オーバランニングクラッチ24、ローアンド
リバースブレーキ26、バンドブレーキ28、ローワン
ウェイクラッチ29、及びフォワードワンウェイクラッ
チ30を有している。なお、トルクコンバータ10はロ
ックアップクラッチ11を内蔵している。第1遊星歯車
組15は、サンギアS1と、インターナルギアR1と、
両ギアS1及びR1と同時にかみ合うピニオンギアP1
を支持するキャリアPC1とから構成されており、また
遊星歯車組16は、サンギアS2と、インターナルギア
R2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ合うピニオン
ギアP2を支持するキャリアPC2とから構成されてい
る。キャリアPC1はハイクラッチ20を介して入力軸
13と連結可能であり、またサンギアS1は、リバース
クラッチ18を介して入力軸13と連結可能である。キ
ャリアPC1はフォワードクラッチ22及びこれに直列
に連結されたフォワードワンウェイクラッチ30を介し
て、又はフォワードクラッチ22及びフォワードワンウ
ェイクラッチ30に並列に配置されたオーバランニング
クラッチ24を介してインターナルギアR2とも連結可
能である。サンギアS2は入力軸13と常に連結されて
おり、またインターナルギアR1及びキャリアPC2は
出力軸14と常に連結されている。ローアンドリバース
ブレーキ26はキャリアPC1を固定することが可能で
あり、またバンドブレーキ28はサンギアS1を固定す
ることが可能である。ローワンウェイクラッチ29は、
キャリアPC1の正転(エンジン出力軸12と同方向の
回転)は許すが逆転(正転と逆方向の回転)は許さない
向きに配置してある。
【0007】上記動力伝達機構は、クラッチ18、2
0、22及び24、ブレーキ26及び28を種々の組み
合わせで作動させることによって遊星歯車組15及び1
6の各要素(S1、S2、R1、R2、PC1、及びP
C2)の回転状態を変えることができ、これによって入
力軸13の回転速度に対する出力軸14の回転速度を種
々変えることができる。クラッチ18、20、22及び
24、及びブレーキ26及び28を図3のような組み合
わせで作動させることにより、前進4速後退1速を得る
ことができる。なお、図3中〇印は作動しているクラッ
チ及びブレーキを示し、α1及びα2はそれぞれインタ
ーナルギアR1及びR2の歯数に対するサンギアS1及
びS2の歯数の比であり、またギア比は出力軸14の回
転数に対する入力軸13の回転数の比である。
【0008】図4、5及び6に上記動力伝達機構の作動
を制御する油圧制御装置を示す。この油圧制御装置は、
プレッシャレギュレータバルブ40、プレッシャモディ
ファイアバルブ42、ライン圧ソレノイド44、モディ
ファイア圧アキュムレータ46、パイロットバルブ4
8、トルクコンバータリリーフバルブ50、ロックアッ
プコントロールバルブ52、第1シャトルバルブ54、
ロックアップソレノイド56、マニアルバルブ58、第
1シフトバルブ60、第2シフトバルブ62、第1シフ
トソレノイド64、第2シフトソレノイド66、サーボ
チャージャバルブ68、3−2タイミングバルブ70、
4−2リレーバルブ72、4−2シークエンスバルブ7
4、ファーストレデューシングバルブ76、第2シャト
ルバルブ78、オーバランニングクラッチコントロール
バルブ80、オーバランニングクラッチソレノイド8
2、オーバランニングクラッチレデューシングバルブ8
4、流量切換バルブ124、1−2アキュムレータ8
6、2−3アキュムレータ88、3−4アキュムレータ
90、N−Dアキュムレータ92、アキュムレータコン
トロールバルブ94、フィルタ96などを有しており、
これらは互いに図示のように接続されており、また前述
のトルクコンバータ10(なお、これにはロックアップ
クラッチ11のアプライ室11a及びレリーズ室11b
が形成されている)、フォワードクラッチ22、ハイク
ラッチ20、バンドブレーキ28(なお、これには2速
用アプライ室28a、3速用レリーズ室28b、及び4
速用アプライ室28cが形成されている)、リバースク
ラッチ18、ローアンドリバースブレーキ26、及びオ
ーバランニングクラッチ24とも図示のように接続され
ており、更にフィードバックアキュムレータ32を備え
た可変容量ベーン型のオイルポンプ34、オイルクーラ
36、前部潤滑回路37、及び後部潤滑回路38とも図
示のように接続されている。これらのバルブについての
詳細な説明は省略する。説明を省略した部分については
特開昭63−2516521に記載されているものと同
様である。
【0009】次に、本発明と直接関連する部分につい
て、これらの部分だけをを取り出して示した図1に基づ
いて説明する。オイルポンプ34は、吐出圧をライン圧
油路100に吐出可能である。プレッシャレギュレータ
バルブ40は、ライン圧油路100の油圧を調整可能で
ある。すなわち、ポート102に作用する吐出圧が高く
なるほどプレッシャレギュレータバルブのスプール10
4は、スプリング106に抗して図1中で上方に移動す
るようにされており、スプール104が上方に移動する
とポート108から供給される吐出圧がポート110に
排出されることになる。ポート110は、油路112と
接続されている。また、油路112は、第1オリフィス
150を介してライン圧油路100と接続されている。
なお、プレッシャレギュレータバルブ40の調圧状態
は、プレッシャモディファイアバルブ42から油路11
4を介して、ポート116に供給されるプレッシャモデ
ィファイア圧によって制御される。また、プレッシャモ
ディファイアバルブ42が油路114に出力するプレッ
シャモディファイア圧は、ライン圧ソレノイド44によ
って調整される油路118のソレノイド圧によって制御
される。したがって、結局プレッシャレギュレータバル
ブ40の調圧状態は、ライン圧ソレノイド44によって
制御されることになる。なお、ライン圧ソレノイド44
及びプレッシャモディファイアバルブ42は、パイロッ
トバルブ48によって調整された油路120の一定圧を
元圧として上記のような制御を行う。
【0010】プレッシャレギュレータバルブ40からの
排出油が供給される油路112は、トルクコンバータリ
リーフバルブ50に接続されており、これによって油路
122の油圧が所定値以上とならないようにしてある。
すなわち、トルクコンバータリリーフバルブ50は、油
路112からの油が供給される油路122の油圧が所定
値以上に上昇しないようにするためのバルブである。油
路122は、前部潤滑回路37と接続されている。油路
122の油圧は、ロックアップコントロールバルブ52
に供給されており、これによって切り換えられて、油路
130又は油路132を介してトルクコンバータ10の
アプライ室11a又はレリーズ室11bに供給される。
油路130から油圧が供給される場合にはロックアップ
クラッチ11が解放され、トルクコンバータ10からの
油は油路132を介して排出される。一方、油路132
から油圧が供給される場合にはロックアップクラッチ1
1が締結され、レリーズ室11bの油が油路130を通
して排出される。なお、ロックアップコントロールバル
ブ52の作動は、ロックアップソレノイド56によって
制御される。トルクコンバータ10から油路130又は
油路132を通して戻される油は、油路134に供給さ
れる。なお、ロックアップクラッチ11が締結されて油
路130から戻される油がほとんどない場合であって
も、油路122と油路134とはオリフィス136によ
って接続されているため、油路134には常に油が供給
される。油路134は第2オリフィス152を介して油
路154と接続されている。油路134と油路154と
を接続又は遮断可能な流量切換バルブ124か設けられ
ている。流量切換バルブ124は、スプール156及び
スプリング158を有しており、図示の状態は油路13
4と油路154とを遮断する遮断位置にある。スプール
156がスプリング158を圧縮する方向に移動する
と、油路134と油路154とが接続される連通位置と
なる。流量切換バルブ124のポート160は油路16
2と連通し、またポート164は油路166と連通して
いる。油路162は、図4及び5に示されるように、4
速用アプライ室28cと連通している。したがって、ポ
ート160には、第4速時にのみ油圧が作用する。油路
166は、図4及び5に示されるように、シャトルバル
ブ168を介して油路170又は油路172と接続され
る。油路170はRレンジで油圧が供給される油路であ
り、油路172はDレンジで油圧が供給される油路であ
る。したがって、ポート164には、Dレンジ又はRレ
ンジの場合に油圧が作用する。油路134の途中にはオ
イルクーラ36が設けられており、これを通過する油が
冷却されるようになっている。オイルクーラ36を出た
油は後部潤滑回路38に供給される。なお、前部潤滑回
路37は、自動変速機の前部に配置されるリバースクラ
ッチ18、ハイクラッチ20、バンドブレーキ28など
に潤滑油を供給する回路であり、また後部潤滑回路38
は、自動変速機の後部に配置される第1遊星歯車組1
5、第2遊星歯車組16、フォワードクラッチ22、オ
ーバランニングクラッチ24、ローアンドリバースブレ
ーキ26などに潤滑油を供給する回路である。
【0011】次に、この実施例の動作について説明す
る。オイルポンプ34の吐出圧(ライン圧油路100の
油圧)は、プレッシャレギュレータバルブ40によって
調整される。すなわち、ライン圧油路100からプレッ
シャレギュレータバルブ40のポート102に作用する
油圧が目標油圧よりも高い場合には、ポート110が開
くためポート108からの油が油路112に排出され
る。ライン圧油路100の油圧が目標油圧よりも低い場
合には、スプール104が図1中で下方に移動し、ポー
ト110が閉じられるため油路112に排出される油が
減少する。なお、油路112には、第1オリフィス15
0を介してライン圧油路100からも油が供給される。
油路112の油は、トルクコンバータリリーフバルブ5
0を介して油路122に供給される。油路122の油
は、前部潤滑回路37に供給される。また、油路112
の油は、ロックアップコントロールバルブ52及びトル
クコンバータ10を介して、またオリフィス136を介
して、油路134に流入する。第1速、第2速及び第3
速の場合には、4速用油室28cに油圧が作用しないた
め、これと油路162を介して接続されている流量切換
バルブ124のポート160にも油圧が作用しない。一
方、Dレンジの場合には、油路172、シャトルバルブ
168及び油路166を介してポート164に油圧が作
用する。このため、スプール156はスプリング158
を圧縮して図1中で左方向に移動している。このため、
油路134と油路154とが接続されている。したがっ
て、油路134の油は、油路154を通してオイルクー
ラ36に供給される。この場合に、第2オリフィス15
2による抵抗を受けないため多量の油がオイルクーラ3
6を流れることになる。前述のように、油路112にラ
イン圧油路100から第1オリフィス150を介して油
が供給されているので、従来よりも多量の油がオイルク
ーラ36に流れることになる。一方、第4速になると4
速用アプライ室28cに油圧が作用し、流量切換バルブ
124のポート160に油圧が作用する。このため、ス
プール156は図1に示す状態に切り換わり、油路13
4と油路154とが遮断される。このため、油路134
の油は、第2オリフィス152を介してのみオイルクー
ラ36に流れる。この場合、第2オリフィス152の抵
抗を受けて油が流れるためオイルクーラに流れる流量は
減少する。結局、トルクコンバータ10などにおける発
熱量の多い第1速、第2速及び第3速では、多量の油が
オイルクーラ36に流れて効果的に冷却が行われ、一方
発熱量の少ない第4速ではオイルクーラ36へ流れる流
量が減少し、必要以上の油を流すことがないのでオイル
ポンプ34の負荷が軽減される。なお、Rレンジにおい
ては、流量切換バルブ124のポート164に油圧が作
用し、一方ポート160には油圧が作用しないので、第
1、2及び3速の場合と同様に多量の油がオイルクーラ
36へ流れる。なお、上記実施例では、第1速、第2速
及び第3速において流量を増大させ、第4速において流
量を減少させるようにしたが、例えば第1速及び第2速
で流量を増大させ、第3速及び第4速で流量を減少させ
るようにすることもできる。また、上記実施例は、前進
4速のものを対象としているが、例えば前進5速のもの
を対象とした場合に、第1速、第2速及び第3速で流量
を増大させ、第4速及び第5速で流量を減少させるよう
にすることもでき、流量を切り換える変速段は任意に選
択することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、流量切換バルブを設けて変速段に応じてオイルクー
ラへの流量を制御するようにしたので、発熱量の多い変
速段ではオイルクーラの流量を増大させて十分な冷却効
果を発生させ、発熱量の少ない変速段ではオイルクーラ
の流量を減少させてオイルポンプの負荷を低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す。
【図2】自動変速機の骨組を示す。
【図3】各変速段で作用する要素の組み合わせを示す。
【図4】自動変速機の油圧回路の左半分を示す。
【図5】自動変速機の油圧回路の右半分を示す。
【図6】図4と図5との配置の関係を示す。
【符号の説明】
34 オイルポンプ 36 オイルクーラ 37 前部潤滑回路 38 後部潤滑回路 40 プレッシャレギュレータバルブ 100 ライン圧油路(吐出圧油路) 112 油路 124 流量切換バルブ 150 第1オリフィス 152 第2オリフィス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプ(34)の吐出圧を可変制
    御するプレッシャレギュレータバルブ(40)から調圧
    のために排出される油がオイルクーラ(36)に供給さ
    れる自動変速機の油圧制御装置において、 プレッシャレギュレータバルブ(40)から調圧のため
    に油が排出される油路(112)と、オイルポンプ(3
    4)の吐出圧油路(100)とが第1オリフィス(15
    0)を介して接続されており、オイルクーラ(36)上
    流側に流量切換バルブ(124)及び第2オリフィス
    (152)が並列に設けられており、流量切換バルブ
    (124)は、閉鎖状態となって油を第2オリフィス
    (152)のみを介してオイルクーラ(36)に供給す
    る遮断位置と、第2オリフィス(152)をバイパスし
    て油を供給する連通位置との間を切り換わり可能であ
    り、流量切換バルブ(124)は自動変速機の変速段に
    対応した油圧に基づいて切り換わり、所定変速段以下の
    場合に連通位置となり、所定変速段よりも高速側の変速
    段の場合に遮断位置となるように構成されることを特徴
    とする自動変速機の油圧制御装置。
JP4315750A 1992-10-30 1992-10-30 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Lifetime JP2882216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4315750A JP2882216B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4315750A JP2882216B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06137417A true JPH06137417A (ja) 1994-05-17
JP2882216B2 JP2882216B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=18069099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4315750A Expired - Lifetime JP2882216B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2882216B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287313A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Suzuki Motor Corp 自動変速機のオイルクーラ
JP2008286578A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Yokogawa Electric Corp 光パルス試験装置及びその調整方法
CN101915304A (zh) * 2010-06-01 2010-12-15 浙江吉利汽车研究院有限公司 自动变速器液压控制装置
CN105221720A (zh) * 2015-11-11 2016-01-06 重庆青山工业有限责任公司 一种双离合器自动变速器润滑流量调节装置
CN105221718A (zh) * 2015-10-30 2016-01-06 大连海事大学 一种传动装置供油系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287313A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Suzuki Motor Corp 自動変速機のオイルクーラ
JP2008286578A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Yokogawa Electric Corp 光パルス試験装置及びその調整方法
CN101915304A (zh) * 2010-06-01 2010-12-15 浙江吉利汽车研究院有限公司 自动变速器液压控制装置
CN105221718A (zh) * 2015-10-30 2016-01-06 大连海事大学 一种传动装置供油系统
CN105221720A (zh) * 2015-11-11 2016-01-06 重庆青山工业有限责任公司 一种双离合器自动变速器润滑流量调节装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2882216B2 (ja) 1999-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6364802B1 (en) Hydraulic control system for a continuously variable transmission
JPH0346699B2 (ja)
KR100222820B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속제어 시스템
JPS6363783B2 (ja)
JP3861840B2 (ja) 流体圧制御回路
JPS63259256A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2984755B2 (ja) 無段変速機の変速比制御装置
JP2882216B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US5651751A (en) Shift control system of an automatic transmission used in a vehicle
JPH0694106A (ja) 自動変速機の潤滑装置
US5626533A (en) Hydraulic control system of an automatic transmission used in a vehicle
US5090271A (en) Shift control system for automatic transmission
US5050460A (en) Shift control system for automatic transmission
KR100282899B1 (ko) 차량용자동변속기의유압제어장치
US6622835B2 (en) Engagement control having a multiplexed hydraulic circuit for controlling a torque converter clutch and shifting clutches in an automatic transmission
JPH084892A (ja) ロックアップ装置の油圧回路
JP3435735B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR100310912B1 (ko) 자동변속기의제어장치
JP2547555B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPS6361541B2 (ja)
JP2926714B2 (ja) 車輌用自動変速機の油圧制御装置
JP2512714B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR100488714B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 유압 제어 시스템
KR100208150B1 (ko) 자동변속기용 유압 제어 시스템의 라인압 제어장치
JP3496322B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置