JPH06137155A - 複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャ - Google Patents

複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャ

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JPH06137155A
JPH06137155A JP4207558A JP20755892A JPH06137155A JP H06137155 A JPH06137155 A JP H06137155A JP 4207558 A JP4207558 A JP 4207558A JP 20755892 A JP20755892 A JP 20755892A JP H06137155 A JPH06137155 A JP H06137155A
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turbine
compressor
impeller
engine
driven
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Hideo Kawamura
河村英男
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンの部分負荷時の弱い排気エネルギーに
て駆動されるタービンの性能を向上させ、さらに空間的
にも効率のよい多段のタ−ボチャ−ジャを提供すること
にある。 【構成】第1段目のタ−ビンで第1のコンプレッサを駆
動し、このコンプレッサにより圧縮された空気は駆動手
段を備えた第2のコンプレッサにより圧縮する。第1段
目のタ−ビンを含む構造体と別体に構成された第2段目
のタ−ビンは第1段目のタ−ビンから排気管により導か
れた排気ガスにより駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複列過給機を備えたタ−
ボチャ−ジャに関し、特に全負荷領域にわたってエネル
ギ回収が可能な複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの排気エネルギーを回収
して過給気圧を増大させるターボチャージャが広く利用
されている。この種タ−ボチャ−ジャシステムは、排気
ガスの熱エネルギを利用してタ−ビンに回転力を与え、
この回転力でコンプレッサを駆動するシステムである
が、エンジンを遮熱構造として熱エネルギを有効に利用
できるようにすることもできるが、このような遮熱構造
をとったとしても、エンジンの全回転領域と負荷の全領
域に対して有効に排気エネルギを回収することができな
い。
【0003】このような欠点を解消するために、タ−ビ
ンとコンプレッサとをそれぞれ直列に接続したものが開
発されている。図3にこの種のタ−ボチャ−ジャの構成
を示す。図3において、101は第1のタ−ビン、20
1はその下流に設けられた第2のタ−ビンであり、この
間は排気管300により結合されている。103は第1
のコンプレッサであり、その下流には第2のタ−ビン2
03が設けられており、これらの間は吸気管301で結
合されている。第1のタ−ビン101と第1のコンプレ
ッサ103間を結合している回転軸102には、第1の
電動発電機104が結合され、第1のタ−ビン101に
より回転されて発電機となり、また電動機となってコン
プレッサ103に回転力を付与する。第2のタ−ビン2
01と第2のコンプレッサ203間を結合している回転
軸202には、第2の電動発電機204が結合され、第
2のタ−ビン201により回転されて発電機となり、ま
た電動機となってコンプレッサ203に回転力を付与す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を持っ
ているタ−ボチャ−ジャでは、排気ガスの流れが直角に
変化するので、第1段目のタ−ボチャ−ジャFSと第2
段目のタ−ボチャ−ジャSSとを直列に並べると、吸気
側と排気側の配管が極めて複雑となり、スペ−ス上も極
めて効率が悪く構造も複雑でコストも高くなる、という
欠点がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はエンジンの部分負荷時の弱い排
気エネルギーにて駆動されるタービンの性能を向上さ
せ、さらに空間的にも効率のよい多段のタ−ボチャ−ジ
ャを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、エンジンの排気により駆動回転さ
れる第1段目のタ−ビンと、該タ−ビンの回転軸に結合
された電動発電機と、該回転軸により駆動伝達される回
転力により回転する第1のコンプレッサと、該第1のコ
ンプレッサと同軸に回転するインペラとこれを駆動する
駆動手段を持った第2のコンプレッサと、前記第1段目
のタ−ビンの下流に設けられた第2段目のタ−ビンと、
これにより駆動される発電手段と、を具備することを特
徴とする複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャが提供さ
れる。
【0007】
【作用】第1段目のタ−ビンで第1のコンプレッサを駆
動し、このコンプレッサにより圧縮された空気は駆動手
段を備えた第2のコンプレッサにより圧縮する。第1段
目のタ−ビンを含む構造体と別体に構成された第2段目
のタ−ビンは第1段目のタ−ビンから排気管により導か
れた排気ガスにより駆動され、この駆動力で発電する。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる複列過給機を備えた
タ−ボチャ−ジャの一実施例を示す説明図であり、同図
において、1は第1段目のタ−ビンを示し、該タ−ビン
1は図には示されていないエンジンの排気口に接続した
排気取入口3とインペラ5とを有する。10はコンプレ
ッサである。該コンプレッサ10は、第1段目のタ−ビ
ン1のインペラ5に固着された回転軸7に固定された第
1のインペラ11を持つ。該回転軸7は軸受13、14
により回転自在にケ−ス15に軸承されている。
【0010】回転軸7には永久磁石からなる回転子6と
固定子コイル8を持った電動発電機9が設けられてい
る。該回転軸7のコンプレッサ10側には図2に示すよ
うな、軟鉄製のロ−タ17が軸承19を介して回転軸7
に対して回転自在に軸承されている。ロ−タ17の外周
には圧縮比を持った形状のインペラ21を持ち、図2に
は示されてはいないが、背面には回転磁極となる永久磁
石23がその円周方向に複数個配置されている。そして
この永久磁石23の着磁方向は、回転軸7の軸方向であ
る。25は固定子磁極であり、該固定子磁極25には回
転磁束を発生する固定子コイル27が設けられている。
そして、ロ−タ17が回転軸7に組み込まれたとき、イ
ンペラ17はインペラ11の外周に位置する。30は第
2段目のタ−ビンであり、インペラ31を持ち、その入
力側は第1段目のタ−ビン1の出口と排気管33’によ
り接続されている。インペラに取り付けられた回転軸3
3には発電機の回転子35が固定されている。この固定
子35は永久磁石からなる。該回転子35の外周には固
定子コイル37が配置されていて、インペラにより固定
子35が回転されることで、発電機39として作用す
る。
【0011】40は駆動モ−タであり、その回転軸41
にはピニオン43が取り付けられ、このピニオン43は
未図示のエンジンの回転軸に設けられた歯車と噛合し、
力行運転時にはエンジンの回転をアシストする。
【0012】50は電子制御装置であり、コンピュ−タ
をその主構成要素としている。そして、これには車両の
内部に設けた種々のセンサからの信号が入力されてお
り、図1にはそのうちの車速信号とアクセルペダルの踏
込量信号とエンジンの回転数信号の入力のみを示す。
【0013】なお、電子制御装置50内には、上記コン
ピュ−タの他、電動発電機9及び(又は)発電機39に
より発電された電力を整流してバッテリ60に蓄電した
り、これら発電機により発電された電力やバッテリ60
の電力を用いてロ−タ17を駆動する電動機と駆動モ−
タ40の駆動制御を行う強電回路をも含んでいる。
【0014】次に、上記実施例の運転動作の一例を説明
する。エンジンが比較的軽負荷で高速回転しているとき
には、排気エネルギを大量に含んだ排気ガスがエンジン
から排出される。この排気エネルギにより第1段目のタ
−ビン1を駆動し、発生した回転力でコンプレッサ10
を駆動して大気を圧縮し、エンジンの吸気口に送って過
給を行う。なおも排気ガスから回収したエネルギが余る
ときは、電動発電機9を発電機として作用させ、その発
電電力をバッテリ60に蓄電する。第1段目のタ−ビン
1から排出された排気ガスの中に余剰なエネルギが残存
している時には第2段目のタ−ビン30を駆動し、発電
機39に発電させて、この発電電力をバッテリ60に蓄
電する。
【0015】車両が登坂の状態になるなどしてエンジン
の回転数が降下しはじめると、電子制御装置50はこの
状態を検知して、先ず電動発電機9の発電を中止し、第
1段目のタ−ビンの回転力でコンプレッサ10のみを駆
動する。それでもエンジンの回転数が低下するようであ
れば、ロータ17、固定磁極25を含む電動機に電子制
御装置50を介してバッテリ60などから電力を供給
し、ロ−タ17を回転させてコンプレッサ10で圧縮さ
れた空気を更にインペラ21の回転で圧縮してエンジン
に送り込む。さらに吸気を要するときには、電動発電機
9を電動機運転してさらに吸気を強化する。
【0016】なお、平地を高速走行しているときのよう
に、電動発電機9および発電機39がフル発電を行って
いるいるときには、電子制御装置50が発電された電力
を変換して駆動モ−タ40を力行運転して、エンジンの
駆動力をアシストする。なお、本発明は上記の動作に限
らず、車両の運転状態により、各部の種々な組み合わせ
運転ができる。
【0017】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0018】
【発明の効果】上述のように本発明は、第1段目のタ−
ビンで第1のコンプレッサを駆動し、このコンプレッサ
により圧縮された空気は駆動手段を備えた第2のコンプ
レッサにより圧縮し、第1段目のタ−ビンを含む構造体
と別体に構成された第2段目のタ−ビンは第1段目のタ
−ビンから排気管により導かれた排気ガスにより駆動さ
れるように構成されているので、車両のいかなる運転状
態でも過給動作と排気エネルギ回収動作を適宜実行でき
るので、エンジンを効率よく駆動することができる。ま
た、第1と第2のコンプレッサを同軸に配置し、更に第
2段目のタービンを第1段目のタービンを含む構造体と
は別体に構成したので、複列過給機を備えたタ−ボチャ
−ジャの構成をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる複列過給機を備えたタ−ボチャ
−ジャの一実施例を示す説明図である。
【図2】ロータの斜視図である。
【図3】従来の多段のターボチャージャの一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…第1段目のタービン 5…インペラ 6…回転子 7…回転軸 8…固定子コイル 9…電動発電機 10…コンプレッサ 11…インペラ 17…ロータ 21…インペラ 23…永久磁石 25…固定磁極 27…固定子コイル 30…第2段目のタービン 31…インペラ 33…回転軸 39…発電機 40…駆動モータ 50…電子制御装置 60…バッテリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気により駆動回転される第1
    段目のタ−ビンと、該タ−ビンの回転軸に結合された電
    動発電機と、該回転軸により駆動伝達される回転力によ
    り回転する第1のコンプレッサと、該第1のコンプレッ
    サと同軸に回転するインペラとこれを駆動する駆動手段
    を持った第2のコンプレッサと、前記第1段目のタ−ビ
    ンの下流に設けられた第2段目のタ−ビンと、これによ
    り駆動される発電手段と、を具備することを特徴とする
    複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャ。
  2. 【請求項2】前記第1のコンプレッサは遠心式インペラ
    を有し、その外周に設けられた第2のコンプレッサは圧
    縮比を持ったインペラを有することを特徴とする請求項
    1記載の複列過給機を備えたタ−ボチャ−ジャ。
  3. 【請求項3】前記第2段目のタ−ビンは前記第1段目の
    タ−ビンを含む構造体とは別体に構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の複列過給機を備えたタ−ボチ
    ャ−ジャ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166602A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 デンソー インターナショナル アメリカ インコーポレーテッド 内燃機関のエアシステムおよび内燃機関の運転方法
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