JPH06136793A - 作業機用油圧回路のバルブ保護装置 - Google Patents

作業機用油圧回路のバルブ保護装置

Info

Publication number
JPH06136793A
JPH06136793A JP28617192A JP28617192A JPH06136793A JP H06136793 A JPH06136793 A JP H06136793A JP 28617192 A JP28617192 A JP 28617192A JP 28617192 A JP28617192 A JP 28617192A JP H06136793 A JPH06136793 A JP H06136793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
working machine
abnormal
tank
tractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28617192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nakao
正 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP28617192A priority Critical patent/JPH06136793A/ja
Publication of JPH06136793A publication Critical patent/JPH06136793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 トラクタ側の油圧ポンプ27及びタンク6と
作業機の油圧シリンダ23〜26を制御するコントロー
ルバルブ43〜48とを急速継手50を介して断接自在
に接続する。コントロールバルブ43〜48とタンク側
急速継手50との間に、油圧が所定より高くなったとき
に作動する異常圧検出手段61と、この異常圧検出手段
61によって作動する異常事態対処手段69とを設け
る。 【効果】 排出側急速継手50の接続忘れ等によって油
圧排出不能という不測事態が生じても、異常圧検出手段
61によってそれを検出して、エンジンの回転を低下さ
せる、運転者に警報して排出側急速継手50の接続を行
わせる等の処置を採らせることができ、コントロールバ
ルブ43〜48の破損、故障等を未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホー等のトラク
タに着脱自在に装着された作業機の油圧回路のバルブ保
護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばトラクタ・ローダ・バックホー
(TLB)においては、トラクタ側のエンジンにより駆
動される二連式の油圧ポンプから、作業機昇降用油圧装
置、HST等を含むトラクタ側油圧回路に圧油を供給す
ると共に、フロントローダ、バックホー等を含む作業機
側油圧回路にも圧油を供給するようになっている。
【0003】この場合、トラクタを単独使用できるよう
に、フロントローダ、バックホー等の作業機はトラクタ
に対して着脱自在であり、このため、油圧回路もホース
及び急速継手を介して断接自在になっている。即ち、作
業機の各種油圧シリンダを制御するコントロールバルブ
は、トラクタが変わっても作業機を使用できるように作
業機側に装着されており、このコントロールバルブがト
ラクタ側の油圧ポンプ及びタンクと急速継手を介して接
続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、油
圧供給側と排出側の急速継手を接続して、油圧ポンプか
らコントロールバルブに供給された油をタンクに正常に
戻すことができれば問題はないが、排出側急速継手の接
続忘れ等の原因によって油圧排出不能という不測事態を
生じると、コントロールバルブ内の圧が高くなって、コ
ントロールバルブを破損させたり故障させたりすること
がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、コントロールバルブとタンク側急速継手との間
に、異常圧検出手段とこれによって作動する異常事態対
処手段とを設けることにより、コントロールバルブ内の
油圧が異常高になったときに早急に対処できるようにし
た作業機用油圧回路のバルブ保護装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、トラクタ側の油圧ポンプ27及
びタンク6と作業機の油圧シリンダを制御するコントロ
ールバルブとを急速継手50を介して断接自在に接続し
た作業機用油圧回路において、コントロールバルブとタ
ンク側急速継手50との間に、油圧が所定より高くなっ
たときに作動する異常圧検出手段61と、この異常圧検
出手段61によって作動する異常事態対処手段69とを
設けていることである。
【0007】
【作用】トラクタ1にバックホー17を装着するとき、
バルブブロック53のポンプポート56とタンクポート
57とを、ホース49及び急速継手50を介してそれぞ
れ油圧ポンプ27及びタンク6に接続し、バックホー1
7の油圧シリンダ23〜26への圧油の供給及び排出を
可能な状態にする。
【0008】このとき、排出側急速継手50の接続を忘
れていると、接続された供給側からバルブブロック53
へ圧油が供給され、コントロールバルブ43〜48内の
圧力は所定圧以上の高さになる。この異常圧はコントロ
ールバルブ43〜48と排出側の雌継手50Aとの間に
設けた異常圧検出手段61が検出し、この異常圧検出手
段61によって異常事態対処手段69が作動する。この
異常事態対処手段69によってエンジン5の回転を低下
させて油圧ポンプ27の吐出圧を低下させるか、又は、
警報機にて運転者に知らせて急速継手50の接続を促
す。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4においてトラクタ・ローダ・バックホー(T
LB)の全体を示しており、1はトラクタで、トラクタ
車体2の前後に車輪3、後輪4を有する。トラクタ車体
2はエンジン5、ミッションケース6等から成り、ミッ
ションケース6にはその内部にHST7が、後部上に作
業機昇降用油圧装置8が夫々設けられている。9はハン
ドル、10は座席をそれぞれ示している。
【0010】11はフロントローダで、トラクタ車体2
に着脱自在に取付けられたマスト12、マスト12の上
端に昇降自在に枢着されたブーム13、ブーム13の先
端に回動自在に枢着されたバケット14、マスト12と
ブーム13間に介装されたブームシリンダ15、ブーム
13とバケット14間に介装されたバケットシリンダ1
6等から構成されている。
【0011】17はバックホーで、トラクタ車体2の後
端に着脱自在に取付けられた機枠18、機枠18に左右
揺動自在に枢着された揺動枠19、揺動枠19に昇降自
在に枢着されたブーム20、ブーム20の先端に屈折自
在に枢着されたアーム21、アーム21の先端に回動自
在に枢着されたバケット22、機枠18と揺動枠19間
に介装された揺動シリンダ26、揺動枠19とブーム2
0間に介装されたブームシリンダ23、ブーム20とア
ーム21間に介装されたアームシリンダ24、アーム2
1とバケット22間に介装されたバケットシリンダ25
等から構成されている。
【0012】図2はTLBの油圧回路の一部を示し、エ
ンジン5により駆動される油圧ポンプは二連式に構成さ
れており、図外の油圧ポンプは油圧装置8及びHST7
を含むトラクタ側油圧回路に作動油を供給するためのも
のであり、符号27で示す油圧ポンプは、トラクタ1の
前輪3用のパワーステアリング装置29の他に、フロン
トローダ11及びバックホー17の各油圧シリンダを含
む作業機側油圧回路30に作動油を供給するためのもの
である。
【0013】31は優先弁で、油圧ポンプ27からの作
動油を所定量だけ管路32を介して優先的にパワーステ
アリング装置29に供給し、その残りの作動油を管路3
3を介して作業機側油圧回路30に供給するためのもの
である。フロントローダ11とバックホー17の回路は
管路34を介して直列に接続され、またパワーステアリ
ング装置29の戻り側の管路35は油圧装置8の入側に
接続されている。
【0014】フロントローダ11の管路33にはブーム
シリンダ15及びバケットシリンダ16をそれぞれ切り
換えるコントロールバルブ38、39が接続されてい
る。バックホー17の油圧回路40にはブームシリンダ
23、アームシリンダ24、バケットシリンダ25、一
対の揺動シリンダ26及び左右スタビライダシリンダ4
1、42をそれぞれ切り換えるコントロールバルブ4
3、44、45、46、47、48が接続されており、
油圧ポンプ27及びタンク(ミッションケース6)とホ
ース49を介して接続され、バックホー17がトラクタ
車体2に対して着脱自在に装着されるものであるため、
ホース49には急速継手(クイックカプラ)50が設け
られている。
【0015】図1、2において、前記コントロールバル
ブ43〜48はそれぞれ2つのシリンダポート52を有
し、互いに連結されて1個のバルブブロック53を構成
しており、このバルブブロック53は両端に入側部材5
4と出側部材55とを有し、入側部材54にはポンプポ
ート56とタンクポート57が形成されている。ポンプ
ポート56はホース49と急速継手50を介して油圧ポ
ンプ27に断接自在に接続され、タンクポート57はパ
イプ又はホース等の管路60を介して異常圧検出手段6
1が連結され、この異常圧検出手段61がホース49と
急速継手50を介してタンク6と断接自在に接続されて
いる。急速継手50は雌継手50Aと雄継手50Bとで
形成されている。
【0016】前記異常圧検出手段61は管路60及びホ
ース49と連通する油路62を形成したボディ63に感
圧スプール64を軸方向摺動自在に設けており、この感
圧スプール64の内端はスプリング65によってボディ
63の弁座63Aに当接して、油路62に面しており、
感圧スプール64の外端は揺動体66及びボーデンワイ
ヤ67等を介してエンジン5の速度調整レバー68と連
結されている。
【0017】前記感圧スプール64は油路62の圧力が
所定以上高くなると、スプリング65に抗して押動さ
れ、揺動体66及びボーデンワイヤ67を介して速度調
整レバー68を低速側に回動し、エンジン5の回転数を
低下させ、油圧ポンプ27の吐出圧を低下させるように
なっている。70はボディ63に螺合した調整体であ
り、この調整体70を進退調整することにより、スプリ
ング65の弾発力が変化し、感圧スプール64が動かさ
れる設定圧が調整される。
【0018】前記エンジン5の速度調整レバー68及び
それを作動する機構は、異常事態対処手段69を構成し
ており、異常事態対処手段69としてはこの他に、感圧
スプール64の動きでスイッチを作動し、ランプ、ブザ
ー等の警報機を作動するようにし、運転者に警報を与え
て排出側急速継手50を接続する等の異常事態解消行動
を速やかに採らせるようにしても良い。前記異常圧検出
手段61と異常事態対処手段69とによってバルブ保護
装置が構成されている。
【0019】図3、4に示すフロントローダ11におい
て、ブーム13に連結されたバケットシリンダ16のク
レビス(ボス側)の端面73にはバケット水平表示手段
74が設けられている。前記端面73はバケット22の
底面が水平になるとき、トラクタ1上の運転者から見て
水平又は絶対水平になるように設定され、この端面73
にラベル75が貼付されており、従って、運転者はバケ
ット22の底面を水平にするのに、ラベル74を見なが
らそれが一直線になるように操作すればよく、バッケト
水平制御操作が容易になっている。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、バルブ
保護装置を設ける作業機としてフロントローダ11を採
用する場合は、管路34をバックホー17側に接続せず
にタンク6と接続し、管路33、34に急速継手50を
設け、管路34の急速継手50とコントロールバルブ3
8、39との間に異常圧検出手段61及び異常事態対処
手段69を設ければ良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、コントロ
ールバルブとタンク側急速継手50との間に、油圧が所
定より高くなったときに作動する異常圧検出手段61
と、この異常圧検出手段61によって作動する異常事態
対処手段69とを設けているので、排出側急速継手50
の接続忘れ等によって油圧排出不能という不測事態が生
じても、異常圧検出手段61によってそれを検出して、
エンジン5の回転を低下させる、運転者に警報して排出
側急速継手50の接続を行わせる等の処置を採らせるこ
とができ、コントロールバルブの破損、故障等を未然に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】同油圧回路図である。
【図3】フロントローダのバケット水平表示手段を示す
斜視図である。
【図4】トラクタ・ローダ・バックホーの全体側面図で
ある。
【符号の説明】
1 トラクタ 6 ミッションケース(タンク) 17 バックホー(作業機) 23〜26 油圧シリンダ 27 油圧ポンプ 40 バックホー油圧回路 43〜48 コントロールバルブ 49 ホース 50 急速継手 53 バルブブロック 61 異常圧検出手段 69 異常事態対処手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ側の油圧ポンプ(27)及びタ
    ンク(6)と作業機の油圧シリンダを制御するコントロ
    ールバルブとを急速継手(50)を介して断接自在に接
    続した作業機用油圧回路において、 コントロールバルブとタンク側急速継手(50)との間
    に、油圧が所定より高くなったときに作動する異常圧検
    出手段(61)と、この異常圧検出手段(61)によっ
    て作動する異常事態対処手段(69)とを設けているこ
    とを特徴とする作業機用油圧回路のバルブ保護装置。
JP28617192A 1992-10-23 1992-10-23 作業機用油圧回路のバルブ保護装置 Pending JPH06136793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28617192A JPH06136793A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 作業機用油圧回路のバルブ保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28617192A JPH06136793A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 作業機用油圧回路のバルブ保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06136793A true JPH06136793A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17700865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28617192A Pending JPH06136793A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 作業機用油圧回路のバルブ保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06136793A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111060A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Tadano Ltd 作業車の管理装置、作業車、作業車の管理システム、異常判別方法及び異常管理方法
JP2016188134A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 新明和工業株式会社 コンテナ荷役車両
JP2018145623A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 住友建機株式会社 ショベル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111060A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Tadano Ltd 作業車の管理装置、作業車、作業車の管理システム、異常判別方法及び異常管理方法
JP2016188134A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 新明和工業株式会社 コンテナ荷役車両
JP2018145623A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 住友建機株式会社 ショベル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7571558B2 (en) Backhoe hydraulic system
US10006188B2 (en) Work machine
JP2702981B2 (ja) 制動システム並びにパイロット制御システム
EP2018458A1 (en) Valve block, tool attachment, a working machine and the use of a valve block
US4838314A (en) Secondary hydraulic steering system
US5050696A (en) Secondary hydraulic steering system
JP2004301215A (ja) 作業用車両の油圧駆動装置
JPH06136793A (ja) 作業機用油圧回路のバルブ保護装置
US9272888B2 (en) Machine and method of manufacturing a machine
CN110099816B (zh) 用于从开放式倾翻液压回路辅助驱动拖车的系统
US7275475B2 (en) Apparatus driven by a pressurized medium
JP4675742B2 (ja) 油圧継手の取付構造
US5024140A (en) Hydraulic control mechanism for a hydraulic actuator
JP2004116727A (ja) 油圧機械の駆動制御装置及び切換弁装置
JP3920823B2 (ja) 作業機
JP3469279B2 (ja) 液圧回路
JP3698557B2 (ja) 建設機械の作業装置
JP6992304B2 (ja) 作業機械
CA2530079C (en) Apparatus driven by a pressurized medium
JP4261731B2 (ja) 航空機牽引車両の警報装置
JPH0738399Y2 (ja) ローディングショベルのバケット姿勢制御装置
GB2055977A (en) Hydraulic control systems
KR0139115Y1 (ko) 휠타입 로다의 과도한 조향 방지장치
JP3828684B2 (ja) トラクタ装着型バックホーの油圧システム
JP2004346608A (ja) 電磁弁操作装置