JPH06136392A - 過酸化組成物と過酸化化合物の製法 - Google Patents

過酸化組成物と過酸化化合物の製法

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JPH06136392A
JPH06136392A JP4297985A JP29798592A JPH06136392A JP H06136392 A JPH06136392 A JP H06136392A JP 4297985 A JP4297985 A JP 4297985A JP 29798592 A JP29798592 A JP 29798592A JP H06136392 A JPH06136392 A JP H06136392A
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シー. ベル ジャック
C Zak Henry
シー. ザク ヘンリー
A De Santis Dominic
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての過酸化化合物に対して充分に効果を奏
する安定で低コストの活性剤化合物を提供して過酸化化
合物の酸化能力を向上すること。 【構成】 少なくとも1種の過酸化化合物を含み、少な
くとも4個の炭素原子を含んだ少なくとも1種の多価活
性剤化合物を含み、炭素原子がそれに結合された少なく
とも1種の水酸基またはボロンまたはそのアルミニウム
誘導体を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は過酸化組成物と過酸化
化合物の製法に関し、さらに詳しくは漂白などに用いら
れる過酸化化合物の酸化能力の向上に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】非塩素タイプの漂白組成物として、低温
でしかも酸化能力の高いものが要望されている。ハイド
ロクロライドなどの塩素タイプ組成物の漂白剤としての
有用性は広く知られており、洗濯時の布地の漂白、織物
の処理および製紙工業における木材のパルプ化などにお
いて利用され、洗浄剤としても一般的に使用されてい
る。しかし塩素漂白剤は生地そのものおよびその色を痛
め、加えて環境保護上も問題がある。
【0003】パーオキサイド、アルカリ金属パーボレイ
ト、パーカーボネイト、パーフォスフェート、パーシリ
ケート、パーピロフォスフェートおよびパーオキサイド
などの過酸化化合物は塩素タイプの漂白剤に代わるもの
として開発されてきた。しかし塩素タイプの漂白剤に比
べて、これらの材料は酸化能力が低く、140度F以下
の温度で洗濯用漂白剤として用いるには不十分であり、
その他の目的に用いた場合もその効果は不十分である。
アメリカにおける一般的な洗濯温度は60〜90度F位
である。したがってもっと効果的に酸化を行なえる非塩
素タイプの過酸化化合物、すなわちこのような温度範囲
で洗濯漂白剤として充分機能し、その他の分野において
も高い効果を奏するものが要求されている。
【0004】過酸化化合物に活性剤化合物を組合せるこ
とにより酸化能力を向上させることが提案されている。
例えばアメリカ特許第4,610,799号において
は、ペンタアセチル グルコーゼ、テトラアセチル グ
リコール ウリル(TAGU)、テトラアセチル エチ
レン ジアミン(TAED)などのN−アシルおよびO
−アシルなどについで述べられている。アメリカ特許第
3,901,819号においてはモノサッカライド、ジ
サッカライド、シュガーアルコール、その内部アンハイ
ドライド、エリトリコールなどのアセチル酸エステルの
過酸化活性剤が使用されている。これらの化合物につい
てはアメリカ特許第4,800,038号にも記載があ
る。アシルおよびアセチル基は溶液中で過酸化化合物と
反応して過酸化化合物より酸化能力の強いパーアセチル
酸を形成する。その他にもアメリカ特許第3,637,
339号などにも活性剤化合物についての紹介がある。
【0005】この他にも過酸化活性剤として急激に利用
されだしたものにアメリカ特許第4,619,779号
に開示されたソジウム ノンアノイロオキシ ベンゼン
サルフォネート(SNOBS)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
活性剤はいずれも形成時の不安定性、コストの高さおよ
び全ての過酸化化合物に対しては充分に機能し得ないな
どの問題を少なくともどれかは持っている。したがっ
て、この発明の目的は全ての過酸化化合物に対して充分
に効果を奏する安定で低コストの活性剤化合物を提供し
て過酸化化合物の酸化能力を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の過酸化組成物
は少なくとも1種の過酸化化合物を含み、少なくとも4
個の炭素原子を含んだ少なくとも1種の多価活性剤化合
物を含み、炭素原子がそれに結合された少なくとも1種
の水酸基またはボロンまたはそのアルミニウム誘導体を
含んでいることを要旨とする。また、この発明の溶液は
少なくとも1種の過酸化化合物と少なくとも1種の多価
活性剤化合物とからなる過酸化組成物を共通の溶媒に熔
解して得られる活性化された過酸化化合物を含んでなる
ことを要旨とする。さらに、この発明の製法は少なくと
も1種の過酸化化合物を含み、少なくとも4個の炭素原
子を含んだ少なくとも1種の多価活性剤化合物を含み、
炭素原子がそれに結合された少なくとも1種の水酸基ま
たはボロンまたはそのアルミニウム誘導体を含んでいる
過酸化組成物を共通の溶媒に熔解することを要旨とす
る。
【0008】
【作用】過酸化化合物と多価活性剤化合物との間の反応
のメカニズムは現在のところ完全に明らかではないが、
従来とは異なって過酸化物の形成は起こらないものと思
われる。これはセリックサルフェート滴定法により確認
されている。
【0009】
【実施例】漂白組成物は一般に汚れ中の色素と酸化反応
して不要の色を除くものである。このような汚れは生地
に対して物理的または化学的に固定されている。過酸化
活性剤を含んでいるといないとに拘らず、漂白組成物は
汚れと反応して汚れそのものか色素を除くか酸化により
色素の色を変えて、色が生地のそれと同じようになるこ
とが必要である。特に理論はないにしても、過酸化化合
物を安定化したり過酸化化合物をもっと活性化したり過
酸化化合物の生地に対する親和性を増加することによ
り、活性剤は過酸化組成物の挙動を改良するものと考え
られる。
【0010】この発明は過酸化化合物との共用のために
少なくとも4個の炭素原子を含んだ多価活性剤化合物を
用いるものであって、該炭素原子は活性剤としてそれに
結合された少なくとも1個の水酸基を含んでいる。過酸
化化合物と多価活性剤化合物とを共通の溶媒に熔解する
ことにより、過酸化化合物単独の同じ溶液濃度よりも酸
化能力の高い活性化された過酸化化合物が得られるので
ある。
【0011】多価活性剤化合物はいかなる種類の過酸化
化合物とも一緒に用いることができる。過酸化化合物と
しては過酸化水素、アルカリ金属パーボレイト、パーカ
ーボネイト、パーフォスフェート、パーシリケート、パ
ーサルフェート、パーピロフォスフェートおよびパーオ
キサイドおよびこれらの混合物が用いられる。この発明
の多価活性剤化合物はジパーオキサイドカネヂオイック
酸などの漂白剤化合物と共用することもでき、塩素を除
く必要はないがその濃度を減らしたいような用途の場合
には、上記の過酸化化合物と塩素タイプ漂白剤化合物と
の混合物とも共用することができる。多価活性剤化合物
は過酸化化合物を活性化するが塩素化合物とは反応しな
い。多価活性剤化合物それだけでも過酸化化合物の酸化
能力を高めるには充分であるが、従来公知の過酸化活性
剤と共用してもよい。
【0012】この発明の活性剤化合物としては少なくと
も4個の炭素原子を含みこの炭素原子がそれに結合され
た少なくとも1個の水酸基を含んでいるようなものであ
ればいかなる多価活性剤化合物も用いることができる。
この多価活性剤化合物は最終用途において用いられる溶
液中の過酸化化合物と相溶性のあるものでなければなら
ない。例えば多価活性剤化合物と過酸化化合物とが共に
乾燥状で冷たい洗濯水を添加されるとすると、選ばれた
多価活性剤化合物は温度60〜90度F位の洗濯水中に
容易に溶けるようでなければならない。
【0013】ところで「少なくとも4個の炭素原子を含
みこの炭素原子がそれに結合された少なくとも1個の水
酸基を含んでいるようなもの」とはいっても、多価活性
剤化合物中の全ての炭素原子が少なくとも1個の水酸基
を含まなければならないという訳ではない。存在する炭
素原子中少なくとも4個がそれに結合された少なくとも
1個の水酸基を含んでいなければならないというのであ
る。この定義に当てはまる炭素原子がそれに結合された
炭素原子を2個以上の水酸基を持っており、残りの炭素
原子が水酸基なしの場合もある。そのように少なくとも
1個の水酸基が結合した炭素原子を少なくとも6個含ん
でいることが望ましい。水酸基が結合した炭素原子を3
個以下しか含んでいない場合には過酸化化合物の酸化能
力を向上することはできないようである。
【0014】このような多価活性剤化合物においてはさ
らに、少なくとも1個の結合された水酸基を有する少な
くとも2個の炭素原子が近接していることが望ましい。
さらに少なくとも1個の水酸基が結合した炭素原子の実
質的に全てが互いに近接しているのが望ましい。
【0015】また多価活性剤化合物はスターチ、ジサッ
カライドとその反転体、モノサッカライドとその誘導
体、ペンタエリスリトールおよびこれらの混合物などの
カーボハイドレート誘導体を含むのが望ましい。実際に
はジサッカライドとその反転体がこの発明の多価活性剤
化合物としては適している。典型的なジサッカライドと
しては、最もよく知られておりしかも入手が容易なもの
として、サクローゼ、マルトーゼ、ラクトーゼ等を例示
できるが、これらに限定されるものではない。
【0016】少なくとも1個の結合された水酸基を含む
少なくとも4個の炭素原子を有したモノサッカライドな
ら多価活性剤化合物として使用できる。そのようなモノ
サッカライドとしてはグルコーゼ、フラクトーゼ、マン
オーゼ、キシローゼ、ガラクトーゼ、リボーゼおよびリ
ブローゼなどが挙げられる。ただしこれも例示に過ぎな
いものである。このようなモノサッカローゼとしては
「生化学」(1976年ニューヨークのウオース社刊第
2版第10章第250〜251頁:レーニンゲル)に記
載のものがある。
【0017】好適なモノサッカローゼ誘導体としてはシ
ュガーアルコールとその内部アンハイドライド、シュガ
ー酸とその誘導体などがある。好適なシュガー誘導体と
してはシュガー酸塩、シュガー酸ラクトーン誘導体、シ
ュガー酸の酸エステルおよび酸アミド誘導体などが挙げ
られる。
【0018】いかなる水素添加またはケトモノサッカラ
イドでも結合された水酸基を少なくとも1個具えた少な
くとも4個の炭素原子を含んだものであればシュガーア
ルコールとして使用できる。好適なシュガーアルコール
としてはソルビトール、マンイトール、イノシトール、
エリスリトール、キシリトールなどがある。同様に結合
された水酸基を少なくとも1個具えた少なくとも4個の
炭素原子を含んだシュガー酸も多価活性剤化合物として
も使用できる。典型的なシュガー酸としてはグルカリッ
ク酸、グルコニック酸、グルコロニック酸、グルコヘプ
トニック酸、フルトヘプトニック酸およびエリソルビッ
ク酸などがある。勿論これは飽く迄例示であって、これ
らに限定されるものではない。
【0019】上記したような多価活性剤化合物がいかな
るメカニズムで過酸化化合物を活性化するのかは明らか
ではないが、与えられた多価化合物がいかなる異性およ
び立体異性構造であっても多価活性剤化合物として同じ
機能を有していることがはっきりしている。例えばアル
ファおよびベータグリコーゼとシュガーアルコールとシ
ュガー酸誘導体との挙動の差は明確ではなく、D−およ
びL−グリコーゼアイソマーとシュガーアルコールとシ
ュガー酸誘導体の間の挙動の差も明確ではないのであ
る。
【0020】ジサッカライド、モノサッカライド、モノ
サッカライド誘導体がいかなる方法で製造されるかは重
要ではない。自然に得られるものもあれば、ジサッカラ
イドの加水分解により得られる反転モノサッカライド混
合物などのような反応生成物もある。この発明の利点の
ひとつはこれらの化合物を個別に分離させておく必要が
なく、混合したり反応していてもよいということであ
る。例えば種々のフラクトーゼ、グルコーゼ、サクロー
ゼなどの混合物を含んだカーボハイドレートからなるシ
ロップを用いることができる。コーンシロップや高フラ
クトーゼコーンシロップなどがその例である。その他に
もサクローゼの加水分解により得られる50%フラクト
ーゼ/50%グルコーゼシロップなどのジサッカライド
誘導体などのカーボハイドレート源から得られる混合物
もある。反転混合物は直接または最初にモノサッカライ
ド誘導体混合物にしてから使用できる。反転サクローゼ
を処理してグルコヘプトニック酸およびフルトヘプトニ
ック酸を生成できる。
【0021】ジサッカライドとしてはサクローゼが、モ
ノサッカロイドとしてはグルコーゼがより好ましい。ジ
サッカロイドモノサッカロイドとしてはモノサッカロイ
ド誘導体およびペンタエリスルトール、モノサッカロイ
ド誘導体が好ましい。
【0022】モノサッカロイドに関してはシュガーアル
コール、ソルビトール、イノシトールが好ましく、特に
後者がよい。シュガー酸としてはグルコニック酸、エリ
ソルビック酸、グルコヘプトニック酸、フルクトヘプト
ニック酸が好ましい。グルコヘプトニック酸およびフル
クトヘプトニック酸、特に前者が好ましい。
【0023】モノサッカロイド誘導体としてはシュガー
酸およびその誘導体が最も有効である。グルコヘプトニ
ック酸がよい。こられのシュガー酸は酸塩、ラクトー
ン、酸エステル、酸アミド誘導体などの形で使われる。
酸塩としてはラクトーン、酸エステル、酸アミド誘導体
および酸塩などがよい。周期律表のグループI、IIの要
素を有したシュガー酸塩、グループIの塩、ナトリウム
およびカリウム塩などもよい。グループIIの塩としては
カルシウムとマグネシウム塩がよい。グループについて
いうとグループIの塩の方がよい。結局ソジウムグルコ
ヘプトネートが一番よいことになる。
【0024】この発明の多価活性剤化合物はボルミック
酸、アルミニウムハイドロオキサイド、周期律表のグル
ープI、IIのボレートやアルミネートなどと反応して容
易にボロンおよびアルミニウム化合物を形成する。この
発明の多価活性剤化合物としてはソジウムボロングルコ
ヘプトネートやソジウムアルミナムグルコヘプトネート
などが好ましい。以下特に断わらない限りはこの発明の
多価活性剤化合物としては上記のようなボロン、アルミ
ナム誘導体が使われるものとする。
【0025】過酸化化合物に対する多価活性剤化合物の
重量比はさほど厳しいものではないが、一般には多価活
性剤化合物の比率が上がるほど酸化能力が高くなる。そ
れを超えると酸化能力の向上がなくかえって過酸化化合
物を希薄してしまうような値を最大比率とする。すなわ
ち過酸化化合物に対する多価活性剤化合物の重量比率は
5:95〜95:5、より好ましくは1:15〜5:
1、さらに好ましくは1:10〜1:1の範囲にある。
【0026】この発明の多価活性剤化合物と過酸化化合
物とは共通の溶媒に熔解して、多価活性剤化合物が過酸
化化合物の酸化能力を高めるようでなければならない。
溶液中で両者が反応して活性化過酸化化合物を形成する
のである。安定な溶媒としては極性を帯びており、水、
メタノール、エタノール、グリセロール、イソプロパノ
ールおよびそれらの混合物などであるが、最も好ましい
のは水である。
【0027】前記したように多価活性剤化合物と過酸化
化合物との反応によって得られるこの発明の活性化過酸
化化合物の構造は明らかではない。しかし1種以上の過
酸化化合物と1種以上の多価活性剤化合物とを共通の溶
媒に熔解するとこの発明の活性化過酸化化合物が得られ
ることは明らかである。用途に応じて若干の変更はある
もののこの原則は変わらない。
【0028】漂白における場合には、1種以上の多価活
性剤化合物と1種以上の過酸化漂白化合物とを共通の溶
媒に熔解して、この溶液により生地を処理する。しかし
この発明の過酸化漂白化合物は非常に安定であるから、
活性化された過酸化化合物の濃溶液を生地の処理前に調
製してもよい。用途に応じてこの濃溶液をそのままでま
たは希釈して用いる。またこの濃溶液をスプレー乾燥し
て粉状で使用することもできる。公知の方法で各原料を
粉化して過酸化化合物と多価活性剤化合物とを乾燥調合
してもよい。
【0029】両原料の混合前にアルミナムまたはボロン
誘導体を用意してもよいし、両原料を溶媒に熔解する際
にこれらの誘導体を形成してもよい。前もって用意して
おくには、溶媒(好ましくは水)中で過酸化化合物と共
にこれらの誘導体を熔解し蒸発やスプレー乾燥により乾
燥する。誘導体の用意にはボロンまたはアルミナムと過
酸化化合物と多価活性剤化合物とを乾燥混合し、必要に
応じてこの過程で粉化してもよい。
【0030】上記したように好適なボロンまたはアルミ
ニウム化合物としてはボリック酸、アルミナムハイドロ
オキサイド、周期律表のグループI、IIのボレートアル
ミネートなどがある。ボロンまたはアルミニウム化合物
に対する多価活性剤化合物の分子比は1:10〜10:
1、より好ましくは1:2〜5:1の範囲にある。
【0031】これらの他にも用途に応じて適宜な添加物
を粉状混合または溶液添加してもよい。例えば洗濯に用
いる場合には、1種以上の多価活性剤化合物と1種以上
の過酸化化合物を乾燥調合するか、活性化過酸化化合物
溶液を洗浄剤と一緒に用いるか、逆に従来の洗浄剤の成
分を乾燥混合物または溶液に加えて活性化された過酸化
化合物漂白剤を得てもよい。
【0032】用途にもよるが活性化過酸化化合物の溶液
の場合その濃度は約1ppmが必要である。また95%
位を含んだ濃いペーストを用いることもできる。洗濯の
場合の溶液濃度は100〜8,000ppm位、より好
ましくは500〜3,000ppm位の範囲にある。い
ずれにしても調製された溶液はそのまま使ってもよいし
適宜希釈して用いてもよい。
【0033】この発明の活性化過酸化化合物は従来その
過酸化化合物の酸化能力が不十分であるとされてきた洗
浄用の次亜塩素酸塩に代わるものとして種々の分野で応
用できるものである。色や汚れの除去に適しており、洗
濯に限らずパルプや織物の処理などにも広く使用できる
ものである。
【0034】上記した様にこの発明の活性化過酸化化合
物は粉状でも溶液状でも用途に応じて適宜利用できるも
のである。その形態も予備石鹸、汚れとり、洗浄効果向
上剤、複合洗浄漂白剤などにできる。単独で用いてもよ
く洗浄剤と組合せてもよい。粉状全繊維漂白用としては
活性化過酸化化合物濃溶液をスプレー乾燥すればよい。
また貯蔵性を高めるために吸湿剤その他のコーチングな
どを混ぜてもよい。この活性化過酸化化合物はまた平滑
剤または柔軟剤などとしても利用できる。
【0035】その他にもこの発明の活性化過酸化化合物
は台所クリーナー、床クリーナー、手および器具の洗浄
剤、硬面一般の洗浄剤、カーペットや敷物の洗浄剤、汚
れ落としや脱臭剤、トイレその他の洗浄剤、浴槽洗浄
剤、プールやタイルの洗浄剤、プラスチック用品用洗浄
剤、コンクリート面の洗浄剤など広い分野にわたって利
用できるものである。
【0036】後述する具体的実施例において調製された
この発明による製品については以下に述べる各種のテス
トが行なわれた。 除汚性テスト 3×4インチ四方の綿布をケチャップ、ワイン、コーヒ
ーおよびティーで汚して、テスト前に汚れを乾燥した。
サンプルの綿布を5クオート当り所定比率の過酸化化合
物と活性剤化合物とを含んだ水に一夜浸した。最初の温
度は約90度Fとしてその後室温に下げた。 洗濯性テスト 標準寸法重量の色付け布をパーマネントプレスサイクル
で、所定比率の過酸化化合物と活性剤化合物を40gと
1/3カップのレギュラーリクイッドタイド(商標名)
洗濯用洗浄剤を含んだ90度Fの水で、洗った。洗浄剤
と過酸化化合物をまず水に溶かし、布を加えてサイクル
を開始した。その後布を乾燥して評価した。実験用サン
プルとしてアルファーソジウムグルコヘプトネートジハ
イドレート(ASGD)活性化モノパーボレート過酸化
組成物を比較モノパーボレートサンプルとともに表1に
示す重量比で調製した。
【0037】
【表1】
【0038】具体的実験例1 一夜浸け除汚性テストの結果は失敗であり、浸す前より
若干汚れが薄くなった程度であった。洗濯性テストの結
果では過酸化化合物を加えない場合よりきれいにはなら
なかった。
【0039】具体的実施例2 除汚性テストにおいては一夜浸すことにより汚れは全て
落ちた。洗濯性テストにおいては結果はすばらしく、具
体的実施例1に比べて遥かに白くなっていた。
【0040】具体的実施例3 除汚性テストにおいてはただの1.5時間浸すことによ
り汚れはほぼ完全に落ち、一夜浸したら完全に落ちた。
洗濯性テストにおいては具体的実施例2ほどではないが
良好であった。
【0041】具体的実施例4 除汚性テストにおいては1.5時間経過後汚れはほぼ完
全に除かれた。しかし一夜浸してもそれ以上汚れは落ち
なかった。汚れが完全に落ちないので洗濯テストは行な
わなかった。
【0042】具体的実施例5 除汚性テストにおいては1時間経過後若干の汚れ跡が認
められた。しかし一夜浸けたら具体的実施例4程度にま
で汚れは除かれた。洗濯テストの結果は良好であった。
布は白くはなったが具体的実施例2ほどではなかった。
【0043】これらの実験結果からアルファソジウムグ
ルコヘプトネートがモノパーボレートに対しては有効な
活性剤化合物であることが分かる。グルコヘプトネート
の水準が上がるほど漂白性も上がる。しかし具体的実施
例の3:1の比でも既に優れた結果が得られている。
【0044】具体的実施例6〜8 表2に示す重量比によりASGD活性化パーカーボネー
ト過酸化化合物組成物と比較パーカーボネートサンプル
が調製された。
【0045】
【表2】
【0046】具体的実施例6 除汚性テストにおいては一夜浸した後でも汚れの除去は
殆ど認められなかった。したがって洗濯性テストは割愛
した。
【0047】具体的実施例7 若干結果はよかったものの、除汚性テストにおいては一
夜浸した後でも汚れの除去は僅かであった。洗濯性テス
トにおいては比較サンプルに比べて若干よい程度であっ
た。
【0048】具体的実施例8 除汚性テストにおいてはただの1.5時間浸すことによ
り汚れはほぼ完全に落ち、一夜浸したら完全に落ちた。
洗濯性テストにおいては具体的実施例2ほどではないが
良好であった。
【0049】これらの実験結果からパーカーボネートに
対してはグルコヘプトネートも有効な活性剤であること
が分かった。モノカーボネートとは異なってパーカーボ
ネートに対するグルコヘプトネートの挙動はその比が
5:1で最高となる。グルコヘプトネートの水準を増し
ても化合物の挙動はよくはならないのである。
【0050】具体的実施例9〜18 表3に示す重量比によりモノパーカーボネート、ソルビ
トールとデキシトローゼとイノシトールにより活性化さ
れたパーカーボネート化合物TAED活性化モノオパー
ボレート比較サンプルが調製された。
【0051】
【表3】
【0052】具体的実施例9、10 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストにおい
ては結果は非活性化過酸化化合物の場合より僅かによか
った。
【0053】具体的実施例11 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テスト布は白
くなり結果は良好ではあったが、具体的実施例2ほどに
は白くはならなかった。乾燥後の布の手触りはよくなか
った。
【0054】具体的実施例12 除汚性テストにおいては1時間浸した後汚れはほぼ除去
された。一夜浸した後は完全に除去された。しかし洗濯
性テストにおいては非活性化過酸化化合物より僅かによ
いだけであった。
【0055】具体的実施例13 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストは非活
性化過酸化化合物より僅かによかった。
【0056】具体的実施例14 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストの結果
は非常によかったが具体的実施例2ほどではなかった。
乾燥後の布の手触りはよくなかった。
【0057】具体的実施例15 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストは優秀
であり、布の白さは具体的実施例2と同じであった。割
愛した。
【0058】具体的実施例16 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストの結果
は非常によく具体的実施例2、15と同じであった。
【0059】具体的実施例17 除汚性テストは行なわれなかった。洗濯性テストの結果
は非常によかったが、具体的実施例2、15、16ほど
ではなかった。
【0060】具体的実施例18 除汚性テストにおいては2時間後にケチャップ以外は汚
れは殆どとれた。一夜浸してもケチャップはまだとれな
かったが、他の汚れは全て除かれた。しかし乾燥後布は
白さを欠き手触りもよくなかった。洗濯性テストに結果
は過酸化化合物を含まない洗浄剤よりもよくなかった。
【0061】これらの実験の結果モノパーボレートとパ
ーカーボネートのいずれに対してもイノシトールが、水
準が低くても、有効な活性剤であることが分かった。ソ
ルビトールとデキトローゼも条件いかんでは有効な活性
剤であった。洗濯の場合にはソルビトールはパーカーボ
ネート活性剤としてよかった。予浸の場合にはデキシト
ローゼは有効なパーカーボネート活性剤であった。イノ
シトールと一緒に使用するとデキシトローゼの挙動がよ
りよくなった。この活性剤はTAEDよりも性能が優れ
ている。
【0062】具体的実施例19、20 ソジウムグルコヘプトネートのボロン誘導体で活性化し
たモノバーボレート化合物のサンプル2種を用いた。い
ずれのサンプルにあってもソジウムグルコヘプトネート
アルファとベータとを混合した。具体的実施例19では
グルコヘプトネート4重量部をボルミック酸1重量部と
混合した。サンプル20の場合には両者を等量混合し
た。各サンプルにおいて各混合物1重量部をモノパーボ
レート3重量部と混合した。いずれの場合も除汚テスト
は行なわなかった。洗濯テストにおいては、具体的実施
例2、15、16ほどではないにしても、いずれも結果
良好であった。実施例19より20の方がよかった。し
たがってグルコヘプトネートのボロン誘導体はTAED
よりはよいが、グルコヘプトネート単独よりはよくな
い。
【0063】具体的実施例21、22 具体的実施例20の場合と同様にボラックスをソジウム
グルコヘプトネートジハイドレートと混合した。この混
合物1重量部を具体的実施例21のモノパーボレート3
重量部および実施例21のパーカーボネート3重量部と
混合した。除汚テストにおいては、実施例21の場合に
は2時間浸漬後汚れは殆どとれたが、実施例22の場合
には1時間の浸漬後汚れが殆どまた一夜浸漬後には完全
にとれた。洗濯テストにおいてはいずれも結果は非常に
優秀で、具体的実施例2、15、16と同じ位白くなっ
た。
【0064】これらの実験からボラックスからのアルフ
ァおよびベータグルコヘプトネートがモノパーボレート
とパーカーボネート過酸化化合物のいずれに対しても非
常に有効であることが分かった。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば過酸化化合物に前記特
定の多価活性剤化合物を添加することにより、全ての過
酸化化合物に対して充分にその酸化能力を向上すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー シー. ザク アメリカ合衆国、ニュージャージィー 07424、グレート ノッチ、オーバーロッ クロード 19 (72)発明者 ドミニック エー. ドゥ サンティス アメリカ合衆国、ニュージャージィー 08876、ソマービル、コロンビア コモン ス 402

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の過酸化化合物を含み、
    少なくとも4個の炭素原子を含んだ少なくとも1種の多
    価活性剤化合物を含み、炭素原子がそれに結合された少
    なくとも1種の水素基またはボロンまたはそのアルミニ
    ウム誘導体を含んでいることを特徴とする過酸化組成
    物。
  2. 【請求項2】 過酸化化合物が過酸化水素、過酸化酸、
    アルカリ金属パーボレイト、パーカーボネイト、パーフ
    ォスフェート、パーシリケート、パーピロフォスフェー
    トおよびパーオキサイドからなる群から選ばれているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 多価活性剤化合物が少なくとも6個の炭
    素原子を含み、炭素原子がそれに結合された少なくとも
    1個の水酸基を含んでいることを特徴とする請求項1に
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 少なくとも2個の炭素原子がそれに結合
    された少なくとも1個の水酸基を含みかつ多価活性剤化
    合物上において互いに近接していることを特徴とする請
    求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 実質的に全ての炭素原子がそれに結合さ
    れた少なくとも1個の水酸基を含みかつそれに結合され
    た少なくとも1個の水酸基を有する他の炭素原子上にお
    いて互いに近接していることを特徴とする請求項1に記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 多価活性剤化合物がカーボハイドレート
    源から誘導されていることを特徴とする請求項1に記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】 カーボハイドレート源がコーンシロッ
    プ、スターチおよびセルローズハイドロリセートからな
    る群から選ばれることを特徴とする請求項6に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 カーボハイドレート源がジサッカライド
    またはその反転体、モノサッカライドまたはその誘導体
    およびペンタエリスリトールからなる群から選ばれるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ジサッカライドがサクローゼ、マルトー
    ゼおよびラクトーゼからなる群から選ばれることを特徴
    とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ジサッカライドがサクローゼを加水分
    解することにより得られるグルコーゼとフラクトーゼの
    50%/50%混合物であることを特徴とする請求項8
    に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 サッカライドがグルコーゼ、フラクト
    ーゼ、マンノーゼ、キシローゼ、リボーゼおよびリブロ
    ーゼからなる群から選ばれることを特徴とする請求項8
    に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 モノサッカライド誘導体がシュガーア
    ルコールまたはその内部アンハイドライド、シュガー
    酸、そのラクトーン誘導体、そのエステルおよびその酸
    アミドからなる群から選ばれることを特徴とする請求項
    8に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 モノサッカライドが周期律表のグルー
    プI、IIのシュガー酸塩であることを特徴とする請求項
    12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 多価活性剤化合物がボロンおよびアル
    ミニウムを含まず、さらにホウ酸、水酸化アルミニウム
    および周期律表のグループI、IIのボレートとアルミネ
    ートからなる群から選ばれる化合物を含んでいることを
    特徴とする請求項1に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 多価活性剤化合物がソジウムグルコヘ
    プトネート、ソルビトールおよびイノシトールからなる
    群から選ばれることを特徴とする請求項14に記載の組
    成物。
  16. 【請求項16】 多価活性剤化合物と過酸化化合物との
    重量比が5:95〜95:5の範囲にあることを特徴と
    する請求項1に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 多価活性剤化合物の過酸化化合物に対
    する重量比が1:15〜5:1の範囲にあることを特徴
    とする請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 少なくとも1種の過酸化化合物と少な
    くとも1種の請求項1〜17のいずれかひとつに記載の
    多価活性剤化合物とからなる過酸化組成物を共通の溶媒
    に熔解して得られる活性化された過酸化化合物を含んで
    なる溶液。
  19. 【請求項19】 少なくとも1種の過酸化化合物を含
    み、少なくとも4個の炭素原子を含んだ少なくとも1種
    の多価活性剤化合物を含み、炭素原子がそれに結合され
    た少なくとも1種の水酸基またはボロンまたはそのアル
    ミニウム誘導体を含んでいる過酸化組成物を共通の溶媒
    に熔解することを特徴とする活性化された過酸化化合物
    の製法。
  20. 【請求項20】 過酸化化合物が過酸化水素、過酸化
    酸、アルカリ金属パーボレイト、パーカーボネイト、パ
    ーフォスフェート、パーシリカ、パーピロフォスフェー
    トおよびパーオキサイドからなる群から選ばれているこ
    とを特徴とする請求項19に記載の製法。
  21. 【請求項21】 多価活性剤化合物が少なくとも6個の
    炭素原子を含み、炭素原子がそれに結合された少なくと
    も1個の水酸基を含んでいることを特徴とする請求項1
    9に記載の製法。
  22. 【請求項22】 少なくとも2個の炭素原子がそれに結
    合された少なくとも1個の水酸基を含みかつ多価活性剤
    化合物上において互いに近接していることを特徴とする
    請求項19に記載の製法。
  23. 【請求項23】 実質的に全ての炭素原子がそれに結合
    された少なくとも1個の水酸基を含みかつそれに結合さ
    れた少なくとも1個の水酸基を有する他の炭素原子上に
    おいて互いに近接していることを特徴とする請求項22
    に記載の製法。
  24. 【請求項24】 多価活性剤化合物がカーボハイドレー
    ト源から誘導されていることを特徴とする請求項19に
    記載の製法。
  25. 【請求項25】 カーボハイドレート源がコーンシロッ
    プ、スターチおよびセルローズハイドロリセートからな
    る群から選ばれることを特徴とする請求項21に記載の
    製法。
  26. 【請求項26】 カーボハイドレート源がジサッカライ
    ドまたはその反転体、モノサッカライドまたはその誘導
    体およびペンタエリスリトールからなる群から選ばれる
    ことを特徴とする請求項21に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 ジカッサライドがサクローゼ、マルト
    ーゼおよびラクトーゼからなる群から選ばれることを特
    徴とする請求項26に記載の製法。
  28. 【請求項28】 モノサッカライド誘導体がシュガーア
    ルコールまたはその内部アンハイドライド、シュガー
    酸、そのラクトーン誘導体、そのエステルおよびその酸
    アミドからなる群から選ばれることを特徴とする請求項
    26に記載の製法。
  29. 【請求項29】 モノサッカライドが周期律表のグルー
    プI、IIのシュガー酸塩であることを特徴とする請求項
    28に記載の製法。
  30. 【請求項30】 シュガー酸がナトリウムとカルシウム
    からなる群から選ばれるグループIの金属塩であること
    を特徴とする請求項29に記載の製法。
  31. 【請求項31】 シュガー酸がアルファおよびベータソ
    ジウムグルコヘプトネートの混合物であることを特徴と
    する請求項29に記載の製法。
  32. 【請求項32】 多価活性剤化合物がボロンおよびアル
    ミニウムを含まず、さらにホウ酸、水酸化アルミニウム
    および周期律表のグループI、IIのボレートとアルミネ
    ートからなる群から選ばれる化合物を含んでいることを
    特徴とする請求項19に記載の製法。
  33. 【請求項33】 多価活性剤化合物がソジウムグルコヘ
    プトネート、ソルビトールおよびイノシトールからなる
    群から選ばれることを特徴とする請求項32に記載の製
    法。
  34. 【請求項34】 溶媒が水、エタノール、メタノール、
    グリコール、イソプロパノールおよびこれらの混合物か
    らなる群から選ばれることを特徴とする請求項19に記
    載の製法。
  35. 【請求項35】 多価活性剤化合物と過酸化化合物との
    重量比が5:95〜95:5の範囲にあることを特徴と
    する請求項19に記載の製法。
  36. 【請求項36】 多価活性剤化合物の過酸化化合物に対
    する重量比が1:15〜5:1の範囲にあることを特徴
    とする請求項35に記載の製法。
  37. 【請求項37】 請求項1〜7のいずれかひとつの過酸
    化化合物を共通の溶媒に熔解して得られる溶液に生地を
    接触させることを特徴とする生地の漂白方法。
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