JPH06136310A - インクセット、これを用いた黒色画像の形成方法、インクジェット記録方法及びかかるインクを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インクセット、これを用いた黒色画像の形成方法、インクジェット記録方法及びかかるインクを備えたインクジェット記録装置

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JPH06136310A
JPH06136310A JP29301892A JP29301892A JPH06136310A JP H06136310 A JPH06136310 A JP H06136310A JP 29301892 A JP29301892 A JP 29301892A JP 29301892 A JP29301892 A JP 29301892A JP H06136310 A JPH06136310 A JP H06136310A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のタイプの普通紙に対して、黒色画像の
濃度が高く、フェザリングを生ぜず、しかもカラ−画像
の形成においてブリ−ディングを防止したインクを提供
すること。 【構成】 ブラックインクと、かかるブラックインクと
は被記録材への浸透速度を異にするカラ−インクからな
ることを特徴とするインクセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真やカラ−グラフィ
ック等あるいはコンピュ−タ−グラフィック、カラ−C
RTディスプレイ等のカラ−ハ−ドコピ−を得る手段で
あるインクジェット記録法を利用した記録技術に関し、
オリジナルに忠実に、鮮明で且つ高濃度にカラ−画像を
再現できるインクジェット記録技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、低騒音、低
ランニングコスト、装置が小型化しやすい、カラ−化が
容易等の理由からワ−ドプロセッサやコンピュ−タ−の
端末プリンタ、複写機、ファクシミリ等に利用されてい
る。
【0003】一般にカラ−インクジエット記録方法は、
シアン、マゼンタ、イエロ−の3原色インク、更にはブ
ラックを加えた4色のインクを使用して記録を行う。
【0004】従来のインクジェット記録方法は、インク
の滲みのない高発色のカラ−画像を得るために、インク
吸収層を設けた専用紙を使用する必要があった。しかし
近年、インクの改良が進み、プリンタ−や複写機などで
多量に使用されている所謂、普通紙への印字適性を持た
せたものも実用化されている。しかしながら、普通紙へ
の印字品位は未だ不十分なレベルに留まっているのが現
状である。その最も大きな要因として挙げられるのが、
ブリ−ディングと呼ばれる各色間のインクの滲みと黒色
画像の記録品位(とりわけ黒文字の記録品位)の両立で
ある。
【0005】通常、インクジェット記録方法によってカ
ラ−画像を普通紙で得るためには、特開昭55−295
46号公報に開示されているような、普通紙への浸透速
度が大きい速乾性のインクを用いる。かかるインクを用
いれば、ブリ−ディングの生じない高品位な画像が得ら
れるが、画像の濃度が低く、しかも各色の画像の周りで
は紙の繊維に沿って微小にインクが滲む所謂、フェザリ
ングが発生しやすい。フェザリングは、カラ−画像領域
では比較的目立ちにくいが、黒色画像領域では目立ちや
すく、印字品位を低下させる。とりわけ黒色画像が黒文
字である場合には、シャ−プさの欠けた不鮮明な文字と
なり、その印字品位は貧弱なものになってしまう。
【0006】かかる不都合を改善し、フェザリングが少
なく且つ濃度の高い高品位な画像を得るためには、普通
紙への浸透速度が比較的小さいブラックインクを使用す
る必要がある。しかしながらこの場合、黒色とカラ−各
色間の記録画像領域の隣接境界部において各色のインク
の滲みを生じ、著しく印字品位を損ねてしまう。
【0007】このように、黒やカラ−各色間のインクの
滲み防止と、黒色画像のフェザリングの減少によるカラ
−画像の品位の向上は、トレ−ドオフの関係になってい
る。
【0008】特開平4−158049号公報では、カラ
−記録用の複数色のヘッドと文字記録用のヘッドとを併
用し、記録画像に応じて複数色ヘッドと文字記録用ヘッ
ドとを切り替えて使用する方法が提案されている。しか
しこの方法では、従来のカラ−記録用の複数色ヘッドに
加えて文字記録用のヘッドを使用するためコストアップ
や装置の大型化は避けられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、前述した従来技術の問題点を解消し、カラ−画像領
域と接触しない独立した黒色画像領域を記録する場合に
は、かかる黒色画像の濃度が高く且つフェザリングの少
ない優れた印字品位を得ると共にカラ−画像に隣接して
黒色画像が記録された場合には、黒やカラ−各色間での
インクの滲みのない優れた印字品位を得るという、高品
位な黒記録と高品位なカラ−記録の両立を実現するイン
クジェト記録技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は以下の本発
明によって達成される。
【0011】本発明は、ブラックインクと、かかるブラ
ックインクとは被記録材への浸透速度を異にするカラ−
インクからなることを特徴とするインクセットである。
【0012】又本発明は、ブラックインクと、かかるブ
ラックインクとは被記録材への浸透速度を異にする複数
のカラ−インクを用いて被記録材に黒色画像を形成する
方法であって、前記複数のカラ−インクの少なくとも1
色のインクを被記録材に付着させた後、ブラックインク
を付着させることを特徴とする黒色画像の形成方法であ
る。
【0013】更に本発明は、ブラックインクと、かかる
ブラックインクとは被記録材への浸透速度を異にする複
数のカラ−インクを用いて被記録材に黒色画像を形成す
るインクジェット記録方法であって、画像デ−タの中
に、黒色画像に隣接してカラ−像を形成するというデ−
タがあるか否かを判別し、それに基づいて前記黒色画像
をブラックインクのみで形成するか、もしくは前記複数
のカラ−インクの少なくとも1色のインクを被記録材に
付着させた後、ブラックインクを付着させて黒色画像を
形成するかを決定するプロセスを含むことを特徴とする
インクジェット記録方法である。
【0014】更に又本発明は、ブラックインクと、かか
るブラックインクとは被記録材への浸透速度を異にする
カラ−インクからなるインクセットを備え、画像デ−タ
の中に、黒色画像に隣接してカラ−画像を形成するとい
うデ−タがあるか否かを判別する手段、かかる手段に基
づいて前記黒色画像をブラックインクのみで形成する
か、もしくは前記複数のカラ−インクの少なくとも1色
のインクを被記録材に付着させた後、ブラックインクを
付着させて黒色画像を形成するかを決定する手段及び記
録を実行する手段を備えたことを特徴とするインクジェ
ット記録装置である。
【0015】
【作用】本発明によれば、比較的浸透速度の小さい(定
着性の遅い)ブラックインクの下地として浸透速度の大
きい(定着性の速い)カラ−インクが記録紙に付着して
いるため、記録紙表面の濡れ性が良好になっている、つ
まり浸透性の良好な界面が形成されていることで次にく
るブラックインクの定着性を速め、ブラックインクとカ
ラ−インクとのブリ−ディングを防止した高品位なカラ
−画像が得られる。とりわけ黒色画像の形成領域の周囲
にカラ−画像が形成されないとき、記録濃度が高くフェ
ザリングの生じない黒色画像が形成され、黒色画像の形
成領域に隣接してあるいはオ−バ−ラップしてカラ−画
像が形成されるとき、ブラックインクの定着性を促進
し、黒色画像とカラ−画像の間の色滲み(ブリ−ディン
グ)を防止したカラ−画像が形成される。つまり本発明
によれば、高品位な黒色画像の形成と高品位なカラ−画
像の形成を両立させることができる。
【0016】本発明においてインクの浸透速度が大きい
とは、マイクロシリンジ等で1μlのインクを被記録材
(例えば、普通紙)に滴下し、それを指で擦った際に指
又は被記録材が汚れなくなるまでの時間が短いことを意
味する。普通紙としてキヤノン製のSK紙を用いたと
き、カラ−インクとしては、その浸透速度が60秒以
内、好ましくは20秒以内のインクを用いることが好適
であり、これに対しブラックインクとしては、その浸透
速度が120秒以上のものを用いるのが良い。
【0017】黒色画像領域がカラ−画像領域に「隣接」
するとは、被記録材上の黒色画像領域を形成する少なく
とも1つの黒色の記録画素に対して、記録の最小画素ピ
ッチをPとして、X×P以内の記録位置に、カラ−画像
を形成する少なくとも1つのカラ−記録画素が存在する
場合であり、ここでXは4√2≧X≧1を満たす値であ
る。
【0018】隣接するカラ−インクの位置については、
Xが1のとき、黒色記録画素の上下左右のいずれかの位
置にカラ−画像領域を形成する少なくとも1つのカラ−
記録画素が存在する場合である。Xが√2のとき、黒色
記録画素の上下左右及び/又は右上下・左上下のいずれ
かの位置にカラ−画像領域を形成する少なくとも1つの
カラ−記録画素が存在する場合である。Xが2、2√2
であるときも同様にして考えることができる。
【0019】更に本発明では、画像デ−タの黒色画像領
域に隣接してカラ−画像領域が存在するか否かを判別す
るのは、黒色画像領域のうち、黒色画像領域が記録装置
のラインメモリが有効に活用される範囲内を脱しない場
合のみであり、そうでない場合には、画像デ−タの黒色
画像領域に隣接してカラ−画像領域が存在するか否かの
判別は行わず、黒色画像の形成に際し、ブラックインク
を付着させる領域すべてに前もってカラ−インクを付着
させる。
【0020】本発明においてカラ−インクの1画素当り
のインク噴射量(体積)は、ブラックインクの1画素当
りのインク噴射量より少ないことが好ましく、ブラック
インクのそれに比し、1/3〜2/3の範囲が好まし
い。例えばカラ−インクの噴射量を約40plとしたと
きのブラックインクの噴射量は約80plとするのが好
ましい。
【0021】又黒色画像領域の周囲の少なくとも一部が
カラ−画像領域に隣接する場合には、記録ヘッドを複数
回操作することで黒色の単位画像を形成する。
【0022】この印字方法は、分割記録法と呼ばれる印
字制御方法であり、以下図1を参照して説明する。
【0023】分割記録法によると、図1(c)で示した
印字領域を完成させるのにマルチヘッド1を3回スキャ
ンしているが、その半分である4画素単位の領域は2パ
スで完成している。この場合、マルチヘッドの8ノズル
は、上4ノズルと下4ノズルのグル−プに分けられ、1
ノズルが1回のスキャンで印字するドットはちょうど千
鳥格子になっている。まず1スキャン目では、下4ノズ
ルを用いて千鳥パタ−ン●の記録を行う(図1
(a))。次に2スキャン目では、紙送りを4画素(ヘ
ッド長の1/2)だけ行い、逆千鳥パタ−ン○の記録を
行う(図1(b))。更に3スキャン目では、再び4画
素だけ紙送りを行い、再び千鳥パタ−ン●の記録を行う
(図1(c))。このようにして順次4画素単位の紙送
りと千鳥、逆千鳥パタ−ンの記録を交互に行うことによ
り、4画素単位の記録領域を1スキャン毎に完成させて
いく。
【0024】分割記録法そのものは、ノズルによるばら
つきを軽減する方法としてすでに公知であるが、本発明
においてかかる記録法を用いることは、互いに隣接する
ドットを減少させることになり、ブリ−ディングを減少
させるというメリットがある。
【0025】本発明では、黒色画像領域の周囲の少なく
とも一部がカラ−画像領域に接する場合、ブラックイン
クの付与に先立って付与されるカラ−インクの付着画素
数が、カラ−画像領域に接する黒色画像の総画素数の1
0%〜100%であることが好ましい。後述するとお
り、すべてのブラックインクの下地にカラ−インクを付
着させる必要はなく、ブリ−ディングを生じない範囲内
において必要に応じてカラ−インクを間引くことができ
る。又ブラックインクの下地として、ブリ−ディングの
生じない範囲内であれば複数のカラ−インクすべてを被
記録材に付着させる必要はなく、少なくとも一色のイン
クを付着させれば良い。本発明では、ブラックインクに
対して前もってカラ−インクを付着させるとき、カラ−
インクは被記録材の濡れ性を良好にするためのものであ
るから、ブリ−ディングを生じない所定量だけを付着さ
せるほうが、インクの消費、紙への過度のインクの付着
を抑制するという点で更に好ましい。
【0026】本発明にかかるカラ−インクは、浸透速度
を大きくするためにノニオン性、イオン性及び両性界面
活性剤、炭素数1〜7の脂肪族一価アルコ−ルから選択
される少なくとも一種を含むことを特徴とする。好まし
い界面活性剤としては、アルキルフェニルエ−テルのエ
チレンオキサイド付加物、ポリエチレンオキサイド−ポ
リプロピレンオキサイド共重合体、アセチレングリコ−
ルのエチレンオキサイド付加物などのノニオン性界面活
性剤、硫酸塩やスルホン酸塩型のアニオン界面活性剤、
4級アミン型のカチオン界面活性剤、ベタイン型、アミ
ノ酸型の両性界面活性剤などであり、その添加量は0.
1〜20重量%であることが好ましい。
【0027】インクを噴射する手段として、電気−熱変
換体を使用するものでも電気−機械変換体を利用するも
のでも良い。
【0028】本発明で使用する複数色のカラ−インクと
は、イエロ−、マゼンタ、シアン、レッド、グリ−ン及
びブル−から選択されるインクである。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。但
し、かかる実施例は、本発明の好ましい態様を記載した
ものに過ぎず、本発明はかかる実施例に限定されるもの
ではない。
【0030】実施例1 図2は本発明のインクジェット記録方法を実施した記録
装置の斜視図である。キャリッジ101は印字ヘッド1
02とカ−トリッジガイド103を搭載し、ガイド軸1
04、105上を走査可能である。記録用紙106は、
給紙ロ−ラ107によって本体装置内に送り込まれ、紙
送りロ−ラ108とピンチロ−ラ(不図示)、紙押え板
109によってはさまれ、紙送りロ−ラ108の全面へ
と送られ印字される。インクカ−トリッジは、イエロ
−、マゼンタ、シアンの3色インクを収納したカラ−イ
ンクカ−トリッジ110とブラックインクカ−トリッジ
111の2種類でそれぞれ別個にカ−トリッジに挿入さ
れ、印字ヘッド102と連通する。
【0031】カラ−インクカ−トリッジ110に収納さ
れるイエロ−、マゼンタ、シアンの各インクは、カラ−
画像を形成する際に色の境界部でのインクの滲みが生じ
ないように、記録用紙への浸透速度の大きいものが用い
られる。一方ブラックインクカ−トリッジ111に収納
されるブラックインクは、黒色画像が高濃度でかつイン
クの滲みの少ない高品位なものになるように、前記3種
類のカラ−インクに比べ記録用紙への浸透速度が小さい
ものが用いられる。
【0032】図3は、印字ヘッドを示し、図3(a)
は、印字ヘッドの前面を示し、図3(b)は、印字ヘッ
ドを後方から見た図である。印字ヘッド102の前面部
にイエロ−、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクの
吐出口グル−プを一直線上に配してある。それぞれのグ
ル−プはイエロ−用、マゼンタ用、シアン用が24個ず
つ、ブラック用は64個の吐出口を有し、各色間はノズ
ルピッチ以上の間隔を有する。
【0033】これら吐出口の各々には、吐出口に連通す
るインク液路が設けられており、インク液室が配設され
る部位の後方には、これらの液路にインクを供給するた
めの共通液室が設けられている。吐出口の各々に対応す
るインク液路には、これら吐出口からインク滴を吐出さ
せるために利用される熱エネルギ−を発生する電気−熱
変換体やこれに電力を供給するための電極配線が設けら
れている。これらの電気−熱変換体や電極配線は、シリ
コン等からなる基板201上に形成される。更にこの基
板上に樹脂、ガラス材よりなる隔壁、天板等を積層する
ことによって、吐出口、インク液路、共通液室が構成さ
れる。その後方には、電気−熱変換体を記録信号に基づ
いて駆動するための駆動回路がプリント基板形態で設け
られている。
【0034】パイプ204〜207は、アルミプレ−ト
203に対して垂直方向に広がったディストリビュ−タ
と呼ばれるプラスティック部材208から突き出てお
り、更にその内部の流路と連通しており、この流路は共
通液室に連通している。ディストリビュ−タ内の流路
は、イエロ−用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用の
4本存在し、それぞれの共通液室とパイプを連結してい
る。
【0035】印字ヘッド102に設けられたイエロ−
用、マゼンタ用、シアン用の吐出口からは、約40pl
のインク滴が、又ブラック用の吐出口からは約80pl
のインク滴がそれぞれ吐出される。
【0036】使用したインクの組成は以下に示すとおり
である。
【0037】イエロ−インク(Y) C.I.ダイレクトイエロ−86 3部 ジエチレングリコ−ル 15部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ルEH(川研ファインケミカル) 1部 水 残部 マゼンタインク(M) C.I.アシッドレッド289 3部 ジエチレングリコ−ル 15部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ルEH(川研ファインケミカル) 1部 水 残部 シアンインク(C) C.I.ダイレクトブル−199 3部 ジエチレングリコ−ル 15部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 アセチレノ−ルEH(川研ファインケミカル) 1部 水 残部 ブラックインク(Bk) C.I.フ−ドブラック2 3部 ジエチレングリコ−ル 15部 イソプロピルアルコ−ル 2部 尿素 5部 水 残部
【0038】上記のようにBkインクに対してCMY各
インクは、ノニオン性界面活性剤であるアセチレノ−ル
EHを1%加えることによって浸透速度を大きくしてい
る。
【0039】因にこれらの浸透速度は、普通紙(SK
紙:キヤノン製)を用い、前述の定義に従って測定する
と、Bkインクが180秒以上、Cインクが5秒、Mイ
ンクが5秒、Yインクが5秒である。
【0040】図4は、上述したカラ−インクジェット記
録装置の電気制御ブロック図である。301は装置全体
を制御するためのシステムコントロ−ラで、その内部に
はマイクロプロセッサをはじめ、制御プログラムが収納
されている記憶素子(ROM)、マイクロプロセッサが
処理を行う際に使用する記憶素子(RAM)等が配置さ
れている。302は主走査方向に印字ヘッドを駆動させ
るためのドライバであり、同様に303は副走査方向に
移動させるためのドライバである。304、305は前
記ドライバに対応したモ−タであり、ドライバからの速
度、移動距離などの情報を受け取り動作する。
【0041】306はホストコンピュ−タであり、印字
装置に対して印字すべき情報を転送するための装置であ
る。307は前記ホストコンピュ−タからのデ−タを一
時的に格納するための受信バッファであり、301のシ
ステムコントロ−ラからデ−タが読み込まれるまでデ−
タを蓄積しておく。308は印字すべきデ−タをイメ−
ジデ−タに展開するためのフレ−ムメモリであり、印字
に必要な分のメモリサイズを有している。本実施例で
は、印字用紙1枚分が記憶可能なフレ−ムメモリについ
て説明するが、本発明はフレ−ムメモリのサイズには限
定されない。
【0042】309は印字すべきデ−タを一時的に記憶
するための記憶素子で、印字ヘッドのノズル数により記
憶容量は変化する。310は印字ヘッドをシステムコン
トロ−ラからの指令により適切にコントロ−ルするため
のものであり、吐出速度、印字デ−タ数等を制御するた
めの印字制御部である。311は312Y、312M、
312C、312Bkのヘッドを駆動するためのドライ
バであり、前記310の印字制御部からの信号によりコ
ントロ−ルされる。
【0043】図5は、実施例1の動作フロ−である。
【0044】ステップ1では、ホストコンピュ−タ30
6からデ−タが転送され、受信バッファ307に格納さ
れているデ−タをシステムコントロ−ラ301が読み込
む。ステップ2では、Y、M、C、Bkのデ−タを各バ
ッファに展開する。ステップ4では、黒色記録画素を、
カラ−記録用のY、M、Cのデ−タバッファに展開す
る。ステップ5では、記録ヘッド102で記録動作を行
う。これによって、黒色記録画素は、BkとY、M、C
によって印字され、ブリ−ディングの生じない高品位な
画像が得られる。
【0045】実施例2 図6では、実施例1と比較して、ステップ3が追加され
ている。ステップ3では、黒色デ−タに着目し、黒色画
像記録領域の周囲に隣接する位置の画素にカラ−記録デ
−タがあるか否かを判断する。画素ピッチPは約79.
56μmであり、記録密度は360dpiである。黒色
記録画素に隣接する位置にカラ−画素が存在する場合に
はステップ4に、存在しない場合にはステップ5に進
む。ステップ4以降は実施例1と同じである。
【0046】図7は、黒色画像とカラ−画像とが混在す
る画像を示す1例である。画像部Aは、X、Y、Zの黒
文字とアンダ−ラインで構成されている。画像部Bは、
イエロ−の背景部に黒のグラフがある画像である。
【0047】実施例2の方法によると、画像部Aは黒色
のみであり、背景色がない、つまり黒色記録領域に対し
てカラ−記録領域が接触していないので、ブラックイン
クのみで黒色画像を形成する。これに対し画像部Bは、
黒色画像の周囲はすべてカラ−の画像であるため、黒色
部はカラ−インクであるY、M、Cの3色のインクの少
なくとも1つを前もって記録用紙に付着させてからBk
インクを重ねることによって画像が形成される。
【0048】本実施例では、黒色画像領域の周囲にカラ
−画像が存在しないときは、記録濃度が高く、フェザリ
ングを生じにくいBkインクで記録を行い、これに対し
黒色画像領域の周囲にカラ−画像が存在するときは、黒
色画像領域をCインク、Mインク、Yインク及びBkイ
ンクの重ね打ちで記録を行うことによって、黒色インク
とカラ−インクとの間の色滲みを生じない高品位なカラ
−画像を形成することができる。
【0049】上記の例では、黒色画像領域に隣接するカ
ラ−画像領域の有無の判断をソフトウエアにより処理し
たが、これをハ−ドウエアに置き換えて処理を行っても
良い。
【0050】実施例3 実施例2では、記録画素のピッチPに対して1×P(X
=1)以下を対象とした例を示したが、本実施例では、
それ以外の例を示す。
【0051】実施例1のインクを使用して多品種の普通
紙に記録する実験を行った。記録画素のピッチPに対し
て黒色画像領域の周囲をXとして、Xが√2の場合、2
の場合、2√2の場合、4√2の場合についてそれぞれ
実験を行ったが、いずれも実施例2と同様に優れた結果
を得た。
【0052】実施例4 本実施例では分割記録方法をを利用した例を示す。
【0053】実施例1のインクを使用し、図7のB画像
のうち、ブラックインクのみを図1で説明した千鳥・逆
千鳥の分割記録方法により印字した。その結果、ブリ−
ディングも生ぜず、カラ−インクとブラックインクが重
ね打ちされた画像領域がよりシャ−プになった画像が得
られた。
【0054】実施例5 本実施例では、実施例1のインクを使用して、黒色画像
領域の周囲の少なくとも一部がカラ−画像領域に隣接す
る場合、ブラックインクの前に付着させる複数色のカラ
−インクの付着画素数を変える実験を行った。
【0055】図8はそれぞれの画素数で形成された黒色
画像領域の回りにカラ−画像領域があるような画像を示
している。図8(a)、(b)は、ブラックインクの付
与に先立ってカラ−インクを付与した場合であり、いず
れの場合もブリ−ディングの生じない画像が得られた。
【0056】次に図8(c)では、黒色画素について2
画素を1組と考えると、カラ−インクが下打ちされる画
素数(1画素)が総画素数(2画素)の50%になった
場合である。又図8(d)では、9画素を1組と考える
と、カラ−インクが下打ちされる画素数(1画素)が総
画素数(9画素)の11%になった場合である。いずれ
の場合でもブリ−ディングの生じない画像が得られた。
図8(e)では、付着比率が約8%であり、一部にやや
ブリ−ディングが認められたが、実用上問題のないレベ
ルであった。カラ−インクの付着画素数が、黒色画像の
総画素数の10%〜100%の範囲にあることがより好
ましい。
【0057】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、各色
間のブリ−ディングを防止した高品位なカラ−画像が得
られる。とりわけ黒色画像がカラ−画像に隣接していな
い場合、濃度が高く、かつフェザリングの少ない優れた
記録品位の黒色画像が得られ、これに対して黒色画像が
カラ−画像に隣接している場合、ブラックインクとカラ
−インクとの間に色滲みの生じない優れた記録品位のカ
ラ−画像が得られる。本発明によれば、高品位な黒色画
像と高品位なカラ−画像の双方が同時に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割記録法による印字状態を示す図。
【図2】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
斜視図。
【図3】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
ヘッド機構図。
【図4】本発明が適用されるインクジェット記録装置の
制御回路ブロック図。
【図5】実施例1の動作フロ−を示す図。
【図6】実施例2の動作フロ−を示す図。
【図7】本発明を説明するための画像サンプルを示す
図。
【図8】実施例5を説明するための画像を示す図。
【符号の説明】
101 キャリッジ 102 印字ヘッド 103 カ−トリッジ 104、105 ガイド軸 106 記録用紙 107 給紙ロ−ラ 108 紙送りロ−ラ 109 紙押さえ板 110 カラ−インクカ−トリッジ 111 ブラックインクカ−トリッジ 201 シリコン基板 202 プリント基板 203 アルミプレ−ト 204〜207 ディストリビュ−タ 208 プラスチック部材 301 システムコントロ−ラ 302 キャリッジモ−タドライバ 303 紙送りモ−タドライバ 304 キャリッジモ−タ 305 紙送りモ−タ 306 ホストコンピュ−タ 307 受信バッファ 308Y、M、C、Bk 各色のフレ−ムメモリ 309Y、M、C、Bk 各色のデ−タバッファ 310 印字制御部 311 印字ドライバ 312Y、M、C、Bk 各色の印字ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 E 9221−2H (72)発明者 横井 英人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山本 真由美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 青木 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐藤 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラックインクと、かかるブラックイン
    クとは被記録材への浸透速度を異にするカラ−インクか
    らなることを特徴とするインクセット。
  2. 【請求項2】 前記カラ−インクがイエロ−インク、マ
    ゼンタインク、シアンインク、レッドインク、グリ−ン
    インク及びブル−インクの少なくとも1つである請求項
    1に記載のインクセット。
  3. 【請求項3】 前記カラ−インクの浸透速度がブラック
    インクのそれに比べて大きい請求項1に記載のインクセ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記カラ−インクが浸透剤として、界面
    活性剤もしくは炭素数1〜7の脂肪族一価アルコ−ルを
    含有する請求項1に記載のインクセット。
  5. 【請求項5】 前記カラ−インク中の浸透剤の含有量
    が、インク全重量の0.1〜20%の範囲にある請求項
    4に記載のインクセット。
  6. 【請求項6】 インクに熱エネルギ−を作用させてイン
    クをオリフィスから吐出させるインクジェット記録方式
    に用いる請求項1に記載のインクセット。
  7. 【請求項7】 ブラックインクと、かかるブラックイン
    クとは被記録材への浸透速度を異にする複数のカラ−イ
    ンクを用いて被記録材に黒色画像を形成する方法であっ
    て、前記複数のカラ−インクの少なくとも1色のインク
    を被記録材に付着させた後、ブラックインクを付着させ
    ることを特徴とする黒色画像の形成方法。
  8. 【請求項8】 ブラックインクと、かかるブラックイン
    クとは被記録材への浸透速度を異にする複数のカラ−イ
    ンクを用いて被記録材に黒色画像を形成するインクジェ
    ット記録方法であって、画像デ−タの中に、黒色画像に
    隣接してカラ−画像を形成するというデ−タがあるか否
    かを判別し、それに基づいて前記黒色画像をブラックイ
    ンクのみで形成するか、もしくは前記複数のカラ−イン
    クの少なくとも1色のインクを被記録材に付着させた
    後、ブラックインクを付着させて黒色画像を形成するか
    を決定するプロセスを含むことを特徴とするインクジェ
    ット記録方法。
  9. 【請求項9】 画像デ−タの中に、黒色画像に隣接して
    カラ−像を形成するというデ−タがある場合、黒色画像
    を前記複数のカラ−インクの少なくとも1色のインクを
    被記録材に付着させた後、ブラックインクを付着させて
    形成する請求項8に記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 画像デ−タの中に、黒色画像に隣接し
    てカラ−像を形成するというデ−タがない場合、黒色画
    像をブラックインクのみで形成する請求項8に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記カラ−インクがイエロ−インク、
    マゼンタインク、シアンインク、レッドインク、グリ−
    ンインク及びブル−インクの少なくとも1つである請求
    項8に記載のインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 前記カラ−インクの浸透速度がブラッ
    クインクのそれに比べて大きい請求項8に記載のインク
    ジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のカラ−インクの1画素当た
    りのインク噴射量は、ブラックインクのそれより少ない
    請求項8に記載のインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 カラ−画像が隣接する黒色画像を、記
    録ヘッドの複数回の操作で形成する請求項8に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  15. 【請求項15】 黒色画像がカラ−画像に隣接するする
    場合、カラ−インクの付着画素数が、黒色画像の総画素
    数の10%〜100%の範囲にある請求項8に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 インクに熱エネルギ−を作用させてイ
    ンクの液滴を吐出させる方法により画像を形成する請求
    項8に記載のインクジェット記録方法。
  17. 【請求項17】 ブラックインクと、かかるブラックイ
    ンクとは被記録材への浸透速度を異にするカラ−インク
    からなるインクセットを備え、画像デ−タの中に、黒色
    画像に隣接してカラ−画像を形成するというデ−タがあ
    るか否かを判別する手段、かかる手段に基づいて前記黒
    色画像をブラックインクのみで形成するか、もしくは前
    記複数のカラ−インクの少なくとも1色のインクを被記
    録材に付着させた後、ブラックインクを付着させて黒色
    画像を形成するかを決定する手段及び記録を実行する手
    段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 インクに熱エネルギ−を作用させてイ
    ンクの液滴を吐出させる請求項17に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  19. 【請求項19】 前記カラ−インクがイエロ−インク、
    マゼンタインク、シアンインク、レッドインク、グリ−
    ンインク及びブル−インクの少なくとも1つである請求
    項17に記載のインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 前記カラ−インクの浸透速度がブラッ
    クインクのそれに比べて大きい請求項17に記載のイン
    クジェット記録装置。
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