JPH06136158A - コロナ処理装置 - Google Patents

コロナ処理装置

Info

Publication number
JPH06136158A
JPH06136158A JP4309684A JP30968492A JPH06136158A JP H06136158 A JPH06136158 A JP H06136158A JP 4309684 A JP4309684 A JP 4309684A JP 30968492 A JP30968492 A JP 30968492A JP H06136158 A JPH06136158 A JP H06136158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corona
electrode
corona discharge
electrodes
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4309684A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Kimura
晋朗 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4309684A priority Critical patent/JPH06136158A/ja
Publication of JPH06136158A publication Critical patent/JPH06136158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性を有する電極を使用して、より処理効
率の高いコロナ処理装置を提供することにある。 【構成】 本発明におけるコロナ処理装置には、導電性
を有する棒状の電極2a,2bにより形成されるコンデ
ンサと、電極2aと出力トランス1との間に接続される
コンデンサ4が設けられている。この両コンデンサと、
出力トランス1内の出力コイル3により共振回路が形成
されている。そして、一方のコンデンサ4は短絡を防止
するための耐圧用として、また他方のコンデンサはコロ
ナ放電を発生するための放電用としてそれぞれ作用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック、紙、金
属、布等の導電性及び非導電性材料からなる物品にコロ
ナ放電を当てることにより、その表面エネルギを高める
コロナ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なコロナ処理装置は、図4に示す
ように、接地され且つシリコーン等の耐電体がコーティ
ングされた金属の耐電ロール12に電極14を近接配置
し、この電極14と耐電ロール12との間に高周波電圧
を印加することによりその間の空気を絶縁破壊してイオ
ン化し、コロナ放電を発生させるものであり、その中を
通過するフィルム16等に表面処理を施すものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコロナ処理
装置においては、電極14と耐電ロール12のような一
対の電極を共に導電性のあるものにすると、コロナ放電
が発生することなく短絡してしまう。このため、電極の
一方の表面に絶縁層を設け、この絶縁層が絶縁破壊され
ない状態においてコロナ放電を発生させていた。このた
め、処理効率を向上させることが難しいという課題があ
った。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、導電性を有する電極を使用した場合の
短絡を防止することにより導電性を有する電極を使用し
て、より処理効率の高いコロナ処理装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコロナ処理装置
は、交流電圧を印加する電源と、該電源に接続されると
共に対向配置され、その間にコロナ放電を発生させる一
対の導電性を有する棒状の電極と、前記電源と電極との
間に直列に接続され前記電極間の導通による短絡を防止
するコンデンサと、からなることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明におけるコロナ処理装置には、導電性を
有する棒状の電極により形成されるコンデンサと、電極
と電源との間に接続されるコンデンサが設けられてい
る。この両コンデンサと、電源内の出力コイルにより共
振回路が形成されている。そして、一方のコンデンサは
短絡を防止するための耐圧用として、また他方のコンデ
ンサはコロナ放電を発生するための放電用としてそれぞ
れ作用する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るコロナ処理装
置の構成を示す回路図である。1は電源としての出力ト
ランスである。2は出力トランス1の出力コイル3に接
続された金属等の導電性を有するコロナ処理電極であ
る。このコロナ処理電極2は、所定間隔をあけて対向配
置された一対の棒状の電極2a,2bから構成されてい
る。4は出力トランス1の出力コイル3と電極2aとの
間に直列に接続された短絡防止用のコンデンサである。
【0008】通常、コロナ処理電極2に導電性のある電
極を使用するとコロナ放電が発生することなく短絡して
しまうが、本実施例においてはコンデンサ4を設けたこ
とにより短絡を防止しながらコロナ処理電極2間にコロ
ナ放電を発生させている。この電極2間にフィルム等の
被コロナ処理体を通すことにより、その表面処理を行な
う。
【0009】このコロナ処理装置においては、コロナ処
理電極2が形成するコンデンサ及びコンデンサ4と、出
力トランス1内の出力コイル3とによりLC共振回路を
形成することになる。
【0010】図2は図1に示すコロナ処理装置の一部変
更例を示す回路図である。図2に示すコロナ処理装置に
おいては、棒状の電極2a,2b間に空気、アルゴンガ
ス、あるいは二酸化炭素とアルゴンガスの混合ガス等か
らなるガス流5を吹き付け、コロナアークを電極2a,
2bの間に均一に発生させると共に被コロナ処理体8の
方向に飛ばしてそれに当てるように構成している。この
ように電極間に被コロナ処理体を通すことなく間接的に
コロナ処理を行なうと、電極が形成するコンデンサの容
量変化がなく、また、どのような形状の被コロナ処理体
にも表面処理を施すことができる。尚、被コロナ処理体
8がフィルム状のものである場合には、コロナ処理電極
2に隣接してローラ9を設けてこれに沿って被コロナ処
理体8を移動させることもできる。
【0011】図3は図1に示すコロナ処理装置の他の一
部変更例を示す回路図である。図3に示すコロナ処理装
置においては、棒状の導電電極6と、これに対向する導
体からなるローラ7でコロナ処理電極2を構成してい
る。本例の場合には、主にフィルム状の被コロナ処理体
をローラ7に沿って移動させることにより、連続的にそ
の表面処理を行なうことができるものである。尚、本例
の場合には、コロナ処理電極2間の一部でのみコロナ放
電が生じることもあるので、ガス流を当てること等によ
り、これを均一化することが望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、導電性を有する電極を
使用した場合の短絡を防止することができるので、導電
性を有する電極を使用して、処理効率をより高めること
ができる。
【0013】また、電極の形状や、被コロナ処理体にコ
ロナ放電を直接又は間接的に当てる方式の違い等に関係
なく、各種のコロナ処理装置に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコロナ処理装置の構成
を示す回路図である。
【図2】図1に示すコロナ処理装置の一部変更例を示す
回路図である。
【図3】図1に示すコロナ処理装置の他の一部変更例を
示す回路図である。
【図4】従来のコロナ処理装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 出力トランス 2 コロナ処理電極 2a,2b 電極 3 出力コイル 4 コンデンサ 5 ガス流 6 導電電極 7,9 ローラ 8 被コロナ処理体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を印加する電源と、該電源に接
    続されると共に対向配置され、その間にコロナ放電を発
    生させる一対の導電性を有する棒状の電極と、前記電源
    と電極との間に直列に接続され前記電極間の導通による
    短絡を防止するコンデンサと、からなることを特徴とす
    るコロナ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電極間にガス流を吹き付けて電極間
    に生じるコロナ放電を均一化すると共に被コロナ処理体
    にコロナ放電を当てて、該被コロナ処理体を間接的に処
    理することを特徴とする請求項1のコロナ処理装置。
JP4309684A 1992-10-23 1992-10-23 コロナ処理装置 Pending JPH06136158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309684A JPH06136158A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 コロナ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309684A JPH06136158A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 コロナ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06136158A true JPH06136158A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17996038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4309684A Pending JPH06136158A (ja) 1992-10-23 1992-10-23 コロナ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06136158A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920003815A (ko) 플라즈마 처리장치
US6005349A (en) Method for generating and maintaining a glow plasma discharge
US6147452A (en) AC glow plasma discharge device having an electrode covered with apertured dielectric
KR890013966A (ko) 플라즈마 처리 방법 및 장치
JPH04242924A (ja) プラズマ発生装置およびそれを用いたエッチング方法
KR920020614A (ko) 플라즈마를 이용하는 처리장치
DE10081843D2 (de) Vorrichtung zur Erzeugung eines Plasmas zur Herstellung von Ozon und/oder Sauerstoffionen in Luft
KR950021006A (ko) 프라스마발생장치 및 방법
ATE104206T1 (de) Vorrichtung zur indirekten koronabehandlung von leitenden und nichtleitenden materialien unterschiedlichster gestalt und dicke.
DE59900978D1 (de) Barrierenelektrode zur Oberflächenbehandlung von elektrisch leitenden oder nichtleitenden Materialien sowie Anordnung derartiger Barrierenelektroden
KR900014639A (ko) 마이크로파 플라스마 에칭방법 및 장치
JP2006302624A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JPH06136158A (ja) コロナ処理装置
JPH0850998A (ja) プラズマ処理装置
US6909237B1 (en) Production of stable, non-thermal atmospheric pressure rf capacitive plasmas using gases other than helium or neon
JPH0559198A (ja) 種々な形状及び厚さをもつた導電性及び非導電性材料の間接的コロナ処理装置
CN108281243B (zh) 放电等离子体处理微堆层结构绝缘材料表面的装置及方法
KR900019076A (ko) 일렉트릿과 그 일렉트릿의 제조 방법 및 장치
CN101652016B (zh) 常压线状冷等离子体射流产生装置
US6396212B2 (en) Apparatus and method for discharge treatment
JPH01296596A (ja) プラズマx線発生装置
JP2649356B2 (ja) アイオナイザー
JP2000149799A (ja) 放電電極
JP2004235105A (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JPH1154298A (ja) 可搬式小型表面処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees