JPH06135661A - 間接式油圧エレベーター - Google Patents
間接式油圧エレベーターInfo
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- JPH06135661A JPH06135661A JP28453892A JP28453892A JPH06135661A JP H06135661 A JPH06135661 A JP H06135661A JP 28453892 A JP28453892 A JP 28453892A JP 28453892 A JP28453892 A JP 28453892A JP H06135661 A JPH06135661 A JP H06135661A
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Abstract
下振動を吸振し、乗りかごに生じる異常な振動、騒音を
防止する。 【構成】 油圧ジャッキ1のプランジヤー3上部の綱車
ベース7に、綱車6を囲うように枠12が設けられ、防
振ゴム14と重り15とにより構成される振動吸振装置
13が枠12に固定されて構成される。振動吸振装置1
3の吸振周波数は、プランジヤーに生じる上下振動の周
波数合わせることができ、これにより、プランジヤーに
生じる上下振動を吸振して、乗りかごに生じる異常な振
動、騒音の発生を防止することができる。
Description
ーに係り、特に、乗りかごを駆動する油圧ジャッキのプ
ランジャー上部に、乗りかごに生じる振動を防止する振
動吸振装置を備えた油圧エレベーターに関する。
式油圧エレベーターの構成を図面により説明する。
構成全体を示す概略図である。図7において、1は油圧
ジャッキ、2はシリンダー、3はプランジヤー、4は作
動油、5はパッキン、6は綱車、7は綱車ベース、8は
ガイド、9はプランジャーガイドレール、10はロー
プ、11は乗りかごである。
に示すように、油圧ジャッキ1のプランジャー3の上部
に設けた綱車6にロープ10を配置し、ロープ10の一
端10aを油圧ジャッキ1の下部に固定し、ロープ10
の他端10bを乗りかご11に固定し、プランジャー3
の上下の移動により乗りかご11を上下方向に駆動する
ように構成されている。
ジャー3とにより構成される。そして、プランジャー3
は、シリンダー2内へ作動油4が給排されることにより
上下に移動し、シリンダー2の上部には、油漏れを防止
するためパッキン5が設けられている。また、綱車6
は、プランジャー3上部に設けられた綱車ベース7に固
定され、綱車ベ−ス7の両端に設けたガイド8とプラン
ャーガイドレール9とにより案内される。
ーターは、乗りかご11のスタート加速時あるいは減速
時にプランジャー3の速度がある一定速度になると、プ
ランジャー3とパッキン5との摩擦力によりプランジャ
ー3がステックスリップを生じ、プランジャー3に8〜
30Hzの上下振動が発生する場合がある。また、この
間接式油圧エレベーターは、プランジャー3を押し上げ
あるいは押し下げる作動油4に脈動が生じていると、同
様にプランジャー3に上下振動が発生する場合がある。
プランジャー3に上下振動が発生する場合があり、この
上下振動が綱車6、ロープ10を介して乗りかご11に
伝達され、乗りかご11に異常な振動、騒音が発生し、
乗客に不快感を与える恐れがあるものである。
の防止に関する従来技術として、例えば、実開昭55−
136762号公報等に記載された技術が知られてい
る。この従来技術は、油圧エレベーターのジャッキ構造
を、綱車ベースとプランジャーとの間に防振ゴムを設け
る構造とし、これにより、プランジャーに発生した振動
が乗りかごに伝達されることを防止するというものであ
る。
昭58−11486号公報等に記載された技術が知られ
ている。この従来技術は、ロープ式エレベーターにおけ
るシンブルロッド吸振装置に関するものであり、シンブ
ルロッド端に板ばねと重りとにより構成される吸振装置
を設けるというものである。
136762号公報に記載された従来技術は、綱車ベー
スとプランジャーとの間に設けられた防振ゴムのばね定
数を低くして、防振ゴムの固有振動数を4Hz程度にし
なければ8〜30Hzの上下振動を充分に防止すること
ができず、このように、防振ゴムのばね定数を低くする
と、乗りかごに乗客が乗降するときの乗りかご沈下量が
大きくなるという問題点を生じ、また、1〜5Hzのフ
ワフワ振動が発生しやすくなるという問題点を有してい
る。
載された従来技術は、8Hz程度のの上下振動を吸振す
るためには、吸振装置の形状が大きくなり、間接式油圧
エレベーターの乗りかごのシンブルロッド端に設けるこ
とが、昇降路寸法、配置上困難であるという問題点を有
している。また、この従来技術は、吸振装置の重量をW
とすると、プランジャーに加わる重量が2Wの重量とな
り、ポンプを駆動するモータの容量アップ、制御盤機器
の容量アップを行わなければならないという問題点を生
じさせてしまう。
解決し、取付けが容易で、乗りかごを駆動する油圧ジャ
ッキのプランジャーの上下振動を吸振し、乗りかごに生
じる異常な振動、騒音を防止することができる振動吸振
装置を備えた乗り心地の良い間接式油圧エレベーターを
提供することにある。
は、プランジャー上部に弾性体と重りとにより構成され
る振動吸振装置を設け、プランジャーの上下振動を吸振
するようにすることにより達成される。
動吸振装置は、動吸振器であるため弾性体のばね定数K
と重りの質量mとにより吸振周波数が定まり、振動吸振
装置の吸振周波数をプランジャーの上下振動の周波数に
合わせることができる。これにより、プランジャーが上
下振動すると振動吸振装置の重りが共振し、プランジャ
ーの上下振動を吸振することができる。
の実施例を図面により詳細に説明する。
振装置を取り付けたプランジヤー上部の正面図、図2は
図1の側面図である。図1、図2において、12は枠、
13は振動吸振装置、14は防振ゴム、15は重りであ
る。
装置13は、綱車ベース7にボルト、ナット16で固定
された枠12の上部に設けられ、弾性体として防振ゴム
を使用し、この防振ゴム14と重り15とより構成され
る。そして、振動吸振装置13は、複数枚の重り15と
微調整用の重り15aとがボルト、ナット17により一
体的に固定され、重り15の下面に防振ゴム14が固定
されて、防振ゴム14の下部が枠12にナット18によ
り固定されている。
は、この重り15を複数個所の防振ゴム15により取付
けられるように構成される。
の吸振周波数は、防振ゴム14のばね定数Kと重り1
5、15aの全質量mとにより決まり、この吸振周波数
がプランジャー3の上下振動の周波数に合わせられてい
る。
ば、プランジャー3が上下に振動すると、振動吸振装置
13の重り15が共振し、プランジャー3の上下振動を
吸振することができるため、乗りかごに生じる異常な振
動、騒音の発生を防止することができる。
振装置を取り付けたプランジヤー上部の正面図である。
図3において、19はベースであり、他の符号は、図
1、図2の場合と同一である。
動吸振装置13は、重り15の下部に設けた防振ゴム1
4の下部にベース19を設け、ベース19の下部に防振
ゴム14aを設けて枠12に固定して構成されている。
2段に重ねているため、防振ゴム全体のばね定数をK/
2とすることができるため、重り15の質量を1/2に
することができ、シリンダー2に作動油4を給排するポ
ンプモータの負荷の増加を軽減することができ、かつ、
前述した本発明の第1の実施例と同様な効果を得ること
ができる。
振装置を取り付けたプランジヤー上部の正面図である。
図4において、20は板ばね、21は重りであり、他の
符号は図1、図2の場合と同一である。
置の弾性体として板ばねを使用したものであり、振動吸
振装置13は、板ばね20と重り21とにより構成され
る。板ばね20は、枠12の上部に設けた座22にボル
ト、ナット23で固定され、板ばね20のこの固定部よ
り距離Lの位置に重り21をボルト、ナット24で固定
される。
り21の質量と前述の距離Lとにより決まり、この吸振
周波数がプランジャー3の上下振動の周波数に合わせら
れている。
も、本発明の第1の実施例の場合と同様にプランジヤー
の上下振動を吸振することができるため、乗りかごに生
じる異常な振動、騒音の発生を防止することができる。
振装置を取り付けたプランジヤー上部の正面図、図6は
その立面図であり、図の符号は図1の場合と同一であ
る。
発明の第1及び第2の実施例において、防振ゴム14が
その劣化等により切断したときに、重り15が落下する
危険を防止するようにしたものである。
の金具を重り15の4角を囲む用に配置して構成され、
かつ、防振ゴム14の固定位置から上方に重り15の位
置まで延長して構成されている。このため、重り15の
4角には、L字型の金具が配置されることになり、防振
ゴム14が切断された場合にも、重り15は、L字型の
金具によりその落下が妨げられる。
りかご等の上に重り15が落下して乗客に危険を及ぼし
たり、機器に損傷を与える等を防止することができる。
圧ジャッキのプランジヤー上部に、弾性体と重りとによ
り構成される振動吸振装置を設けることにより、乗りか
ごのスタート加速時あるいは減速時に生じるプランジヤ
ーの上下振動を吸振することができ、これにより、乗り
かごに生じる異常な振動、騒音の発生を防止することが
でき、乗心地の良い間接式油圧エレベーターを提供する
ことができる。
り付けたプランジヤー上部の正面図である。
り付けたプランジヤー上部の正面図である。
り付けたプランジヤー上部の正面図である。
り付けたプランジヤー上部の正面図である。
示す概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 油圧ジャッキのプランジャー上部に綱車
を設け、綱車にロープを配置し、ロープの一端を油圧ジ
ャッキの下部に固定し、ロープの他端を乗りかごに固定
した間接式油圧エレベーターにおいて、前記油圧ジャッ
キのプランジャー上部に弾性体と重りとにより構成され
る振動吸振装置を備えたことを特徴とする間接式油圧エ
レベーター。 - 【請求項2】 前記振動吸振装置は、プランジャー上部
の綱車ベースに、綱車を囲むように設けた枠に設けられ
ることを特徴とする請求項1記載の間接式油圧エレベー
ター。 - 【請求項3】 前記枠は、その4角が前記重りの4角に
重りの落下を防止するために延長されて構成されること
を特徴とする請求項2記載の間接式油圧エレベーター。 - 【請求項4】 前記弾性体が、防振ゴムあるいは板ばね
であることを特徴とする請求項1または2記載の間接式
油圧エレベーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4284538A JP2709007B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 間接式油圧エレベーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4284538A JP2709007B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 間接式油圧エレベーター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135661A true JPH06135661A (ja) | 1994-05-17 |
JP2709007B2 JP2709007B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=17679759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4284538A Expired - Fee Related JP2709007B2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 間接式油圧エレベーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2709007B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6443266B2 (en) * | 1998-09-01 | 2002-09-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Traction type elevator |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS474668U (ja) * | 1971-02-05 | 1972-09-12 | ||
JPS55136762U (ja) * | 1979-03-16 | 1980-09-29 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP4284538A patent/JP2709007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS474668U (ja) * | 1971-02-05 | 1972-09-12 | ||
JPS55136762U (ja) * | 1979-03-16 | 1980-09-29 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6443266B2 (en) * | 1998-09-01 | 2002-09-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Traction type elevator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2709007B2 (ja) | 1998-02-04 |
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