JPH06135063A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH06135063A
JPH06135063A JP4284475A JP28447592A JPH06135063A JP H06135063 A JPH06135063 A JP H06135063A JP 4284475 A JP4284475 A JP 4284475A JP 28447592 A JP28447592 A JP 28447592A JP H06135063 A JPH06135063 A JP H06135063A
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JP
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scanning
belt
image forming
exposure
sub
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Application number
JP4284475A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Shizuo Morita
静雄 森田
Masakazu Fukuchi
真和 福地
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Color, Gradation (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 感光体ベルト1の周縁部に、1個の帯電器と
1個の露光装置と2個の現像器から成る像形成手段を2
組設けて4色のカラー画像を得るカラー画像形成装置
で、露光装置での像ズレの発生を防止する。 【構成】 像露光位置合わせが、(1)共通の光書込み
手段が感光体ベルト1の回転毎に書込むべく、感光体ベ
ルト1の移動速度あるいはポリゴンミラーの回転の調整
を行う調整工程と、光書込み手段120、220間が感光体ベ
ルト1上で互い一定間隔となるように反射ミラーの調整
による調整工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像形成体に対して複数の
光書込み手段を設け、電子写真方式によって像形成体上
にトナー像を重ねて形成し、転写材に転写して画像を得
るようにしたカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いてカラー画像を得るに
は多くの方法・装置が提案されている。例えば特開昭61
-100770号公報に開示されているように、像形成体たる
感光体ドラム上に原稿像の分解色数に応じた潜像形成と
現像を行い、現像の都度転写ドラム上に転写して転写ド
ラム上に多色像を形成したのち、記録紙上に転写してカ
ラーコピーを得る方法がある。この方法による装置は、
感光体ドラムの他に1枚分の画像をその周面上に転写で
きる大きさをもった転写ドラムを設ける必要があり、装
置が大型でかつ複雑な構造となることは避けられない。
【0003】また例えば特開昭61-149972号公報に開示
されているように、感光体ドラム上に原稿像の分解色数
に応じた潜像形成と現像を行い、現像の都度転写材上に
転写して多色のカラーコピーを得る方法がある。この方
法にあっては多色の画像を精度よく重ねることは困難
で、良質のカラー画像を得ることはできない。
【0004】また感光体ドラム上に原稿像の分解色数に
応じた潜像形成と、カラートナーによる現像を繰返し、
感光体ドラム上でカラートナー像を重ねたのち転写して
カラー画像を得る方法がある。この多色画像形成の基本
プロセスは本出願人による特開昭60-75850号、同60-767
66号、同60-95456号、同60-95458号、同60-158475号公
報等によって開示されている。
【0005】このような重ね合わせによってカラー画像
を得るようにした多色画像形成装置にあっては、感光体
ドラムの周縁に色の異なったカラートナーを収納した複
数の現像器が配置してあり、一般には感光体ドラムを複
数回回転させ、感光体ドラム上の潜像を現像してカラー
画像を得るようにしている。
【0006】また像形成体については、上記に説明した
ようにドラム周面に光導電体を塗布あるいは蒸着した像
形成ドラムとともに、光導電体を可撓性のベルト上に塗
布あるいは蒸着したベルト状像形成体も提案されてい
る。ベルト状像形成体(以後感光体ベルトともいう)は
駆動ローラを含む回動ローラ間に張架することで形状が
決まるので、空間を有効に利用してコンパクトな形状と
したカラー画像形成装置を構成する場合には有効であ
る。また感光体ベルトは小さな曲率に沿って走行するこ
とができるので、小径の回動ローラを用いこの曲率部分
を利用して転写材の分離を行うことで転写材の分離不良
等を防止することもできる。
【0007】この像形成体上にカラースキャナによって
読み込まれた原稿像の分解色数に応じた潜像形成と現像
を繰り返す画像形成方法を適用したカラー画像形成装置
は、第1例としてベルト状像形成体の周囲に分解色数
(例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの3色若しくは
黒を含めた4色)に応じた露光装置及び現像装置を配設
したもの、第2例としてベルト状像形成体の周囲に分解
色数に応じた例えば4組の帯電・露光・現像装置からな
る像形成体手段を配置し、これら像形成手段を回動する
ベルト状像形成体に一定の間隔をもって配設したもので
ある。
【0008】第1例のカラー画像形成装置では、ベルト
状像形成体の回転中に例えば1回転目にイエローのトナ
ー像、2回転目にイエローのトナー像の上にマゼンタ像
といったようにしてトナー像を重ね合わせることとなる
ので、黒を含めた4色のカラー画像を得るためにはベル
ト状像形成体はすくなくとも4回転することが必要で、
像形成を行うには可なりの時間を必要とすることとな
る。一方第2例のカラー画像形成装置では、ベルト状像
形成体の1回転中に4色のカラー画像を得ることができ
るが、ベルト状像形成体の周縁部に4組の帯電器、4組
の露光装置、4組の現像器を必要とするもので、複雑で
大型のカラー画像形成装置となることは避けられない。
【0009】このようなところから両者の欠点を補った
第3例として、ベルト状像形成体の周縁部に1個の帯電
器と1個の露光装置及び2個の現像器からなる像形成手
段を2組一定間隔をもって設けて、ベルト状像形成体の
2回転によって4色のカラー画像を得るようにしたカラ
ー画像形成装置が考えられる。これから説明する本発明
のカラー画像形成装置は第3例のカラー画像形成装置に
関するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像形成装置に
おいては、例えば像形成体にレジストマークを形成し、
センサで前記レジストマークを検出し、該検出に基づい
て2組の配列された露光装置から順次露光を開始するこ
とにより、前記像形成体上の同一点上から潜像形成を開
始するようにすることが考えられる。
【0011】しかしながら、上記カラー画像形成装置に
あっては、単一のセンサあるいは複数のセンサでベルト
状像形成体に形成したレジストマークを読み取って各々
の露光装置から露光を開始するタイミングを決めるとし
ても、この方法ではセンサと露光装置との間隔及び2組
の露光装置の配列間隔を厳格な精度(±0.01〜0.1mm程
度)で位置決めする必要があり、実用上これらの2組の
センサや露光装置の配列間隔を機械的精度(本願出願時
では±0.3〜0.5mm程度が限度である)で位置決めするの
は困難であった。さらに、メンテナンス等のために露光
装置を取り外しを行うと再度同位置に設定するのは極め
て困難であった。
【0012】また、上述のように像形成体上にトナー像
を重ねてカラートナー像を形成するカラー画像形成装置
にあっては、2個の露光装置から前記ベルト状像形成体
上の露光開始位置は一画素単位例えば80μm程度以下の
ずれに設定できない場合には、カラートナー像の画質を
低下させるという問題点があった。特にベルト状像形成
体を用いた場合はドラム状像形成体と比べ、位置合わせ
制御が困難であった。
【0013】また同一の露光装置でベルト状像形成体上
に像を重ね合わせて書込む場合、ベルトを別体のローラ
で駆動するために滑りやローラの有効直径の経時変化等
によって縦方向に相対的な位置ずれが生じ、ベルト状感
光体の移動方向(副走査方向)に位置ずれが生じ、副走
査方向の色ずれや解像度の低下を生じるという問題点が
あった。この問題点を解決するために本出願人は既に種
々の提案をしているが、露光ビームの走査時間間隔がベ
ルト状感光体の1回転の所要時間の整数分の1になって
いない場合には、各色の像の副走査方向の位置合わせに
1走査間隔(走査ピッチ)以内のずれがどうしても残っ
てしまうという問題点があった。
【0014】上述の問題点を解決するためには機械的な
精度を向上させることが必要であるが、これのみで十分
な対策とするのは困難であり、高精度部品を使用するこ
とによるコストアップも問題となり、機械的な対策だけ
では限界がある。
【0015】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、多重書込みを行う際2個の露
光装置内での露光開始点がずれることを厳密な機械精度
によることなしに防止し、かつベルト状感光体の複数回
転中になされる画像の重ね合わせについて、感光体の副
走査方向の位置ずれを厳しく規制することなく書込み位
置のずれを精度良く防止し、副走査方向の色ずれや解像
度の低下を防止し、ベルト状感光体の有感部に不必要な
書込みを行わないようにすることにある。
【0016】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、像形成体
に対して複数の光書込み手段により像露光を行う工程を
像形成体の回転毎に行いカラー画像形成を行うカラー画
像形成手段装置において、像露光位置合わせが、(1)
共通の光書込み手段が像形成体の回転毎に書込むべく調
整する調整工程と、(2)光書込み手段間が像形成体上
で互いに一定間隔となるべく調整する調整工程とからな
ることを特徴とするカラー画像形成装置によって達成さ
れる。
【0017】
【作用】本発明(1)共通の光書込み手段が像形成体の
回転毎に同一位置に書込むべく調整する工程としては次
の2つの手段があげられる。
【0018】(1a)光書込み装置による書込みを行う前
に、前記ベルト状感光体1回転の所要時間を測定し、前
記露光ビームの走査時間間隔が該ベルト状感光体1回転
の所要時間の整数分の1となるよう露光ビームの走査速
度を調整する。
【0019】(1b)光書込み装置による書込みを行う前
に、前記ベルト状感光体の1回転所要時間を測定し、該
ベルト状感光体の1回転所要時間が前記露光ビームの走
査時間隔の整数倍となるよう該ベルト状感光体の回転速
度を調整する。
【0020】また本発明の(2)光書き込み手段間が像
形成体上に互いに一定間隔となるべく調整する工程とし
ては次の手段があげられる。
【0021】(2)像形成体の表面にレジストマークを
有し、露光装置による光走査により、レジストマーク位
置を検知する光検出手段と、光検出手段からの出力信号
に基づいて露光装置による像形成体上の画像の形成位置
を補正する補正手段を設けたものである。
【0022】
【実施例】次に、この発明を添付図面に基づいて実施例
について説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例としてのベルト状
像形成体を備えたカラー画像形成装置の概略の構成図で
ある。図において、本実施例のカラー画像形成装置はベ
ルト状像形成体1の周縁部に2組の帯電器110,210と2
組の露光装置120,220と、4個の色の異なったトナーを
装填した現像器131,132,231,232とからなる2組の形
成手段100及び200を配置し、ベルト状像形成体1の2回
転でイエロー、マゼンタ、シアン及び黒色のトナー像を
重ね合わせてカラー画像を形成するものである。即ち、
ベルト状像担形成体1の1回目の回転中には帯電器110
による一様帯電がなされたのち露光装置120による潜像
形成がなされ、ついで例えばイエローの現像剤を内蔵し
た現像器131によって現像がなされてイエロー色のトナ
ー像が形成される。ついで帯電器210による一様帯電が
なされたのち露光装置220による潜像形成がなされ、つ
いで例えばマゼンタ色の現像剤を内蔵した現像器231に
よって、マゼンタ色のトナー像がイエロー色のトナー像
の上に形成される。ついでベルト状像形成体1は2回目
の回転にはいり、帯電器110による一様帯電と露光装置1
20による潜像形成ののち現像器132によってイエロー色
とマゼンタ色のトナー像の上にシアン色のトナー像が重
ねて形成され、ついで帯電器210による帯電と露光装置2
20による潜像が現像器232によって黒色トナーによる現
像が3色のトナー像の上になされて、カラー画像を形成
する。
【0024】上記の現像器131,132,231,232は何れも
ベルト状像形成体1に対して所定の間隙を保つ直流ある
いは交流のバイアスが印加された現像スリーブを備えて
いて、ベルト状像形成体1上の潜像を非接触の反転現像
法により顕像化する機能を有している。この非接触現像
は接触現像と異なり、先に現像されたトナー像を傷つけ
ずまたベルト状像形成体の移動を妨げない長所を有して
いる。
【0025】14は転写器、17はクリーニング装置で、ク
リーニング装置のブレード17Aとトナー搬送ローラ17B
は画像形成中には、ベルト状像形成体1の表面より離れ
た位置に保持され、画像転写後のクリーニング時のみベ
ルト状像形成体1の表面に圧接される。
【0026】ベルト状像形成体1は、回動ローラ2,3
間に曲率を有するガイド部材4を有し、回動ローラ2,
3間に光導電体を可撓性のベルト上に塗布あるいは蒸着
したベルト状の感光体1dを張架し、かつ前記感光体ベ
ルト1dにテンションローラ5を付設し、その圧接によ
る張力によって基準となるガイド部材4に対して摺接状
態を保ちつつ回動することにより、感光体ベルト1d面
を常に一定の位置に保って、搬送するようにしてある。
前記の構成により、感光体ベルト1dの外周面の感光体
は搬送中にも常にガイド部材4の表面に対し一定の関係
位置に保たれ、安定した曲率の大きい画像形成面を長い
幅で構成していることを可能としているので、同一形状
をもつ2組の像形成手段100,200を一定の間隔をもって
並列配列することができる。
【0027】かくして感光体ベルト1の周面上に形成さ
れたカラーのトナー像は、転写部においてトナーと逆極
性の高電圧が印加されて、給紙カセット11より給紙ガイ
ドを経て送られてきた転写材に転写される。
【0028】即ち、給紙カセット11に収容された転写材
は、給紙ローラ12の回転によって最上層の一枚が搬出さ
れてタイミングローラ13を介し感光体ベルト1上の像形
成とタイミングを合わせて転写器14へと供給される。
【0029】画像の転写を受けた転写材は、前記回動ロ
ーラ2に沿って急に方向転換をする感光体ベルト1より
確実に分離して上方に向かい、定着ローラ15によって画
像を溶着したのち排紙ローラ16を経てトレイ上に排出さ
れる。
【0030】一方、転写材への転写を終えた感光体ベル
ト1は、さらに搬送を続けてブレード17Aとトナー搬送
ローラ17Bを圧接状態とした前記クリーニング装置17に
おいて残留したトナーの除去を行い、その終了をまって
再び前記ブレード17Aを引き離し、それより少し後にト
ナー搬送ローラ17Bを引き離し、新たな画像形成のプロ
セスに入る。
【0031】かかる図1に示したカラー画像形成装置で
まず(1a)光書込み装置による書込みを行う前に、ベル
ト状感光体1回転の所要時間を測定し、露光ビームの走
査時間間隔が該ベルト状感光体1回転の所要時間の整数
分の1となるように露光ビームの走査速度を調整するよ
うにしてベルト状感光体の回転毎の書込み位置を合致さ
せるようにした実施例について説明する。
【0032】図1に示したかかる画像形成装置では、感
光体ベルト1上の所定箇所に少なくも特定範囲の反射率
が高いマーク1Aを発光素子と受光素子とからなるマーク
センサ23が検知したタイミングとその信号間隔から、感
光体ベルト1の1回転所要時間を測定し、光書込み装置
120、(220)の露光ビームの走査速度を調整して画像デ
ータの書込み位置を精度良く補正するもので、これによ
り感光体ベルト1が回転し潜像形成を行う過程で副走査
方向にずれが生じることがあっても、副走査方向の色ず
れを防止するようにしたものである。
【0033】図2は光書込み装置120の制御を行う回路
の1例を示したブロック図である。
【0034】図1に示すカラー画像形成装置とは別体の
画像読取装置から出力される色別の画像データが前記光
書込み装置120に入力されると、光書込み装置120におい
ては書込み光源であるレーザダイオードで発生されたレ
ーザビームLはコリメーションレンズ120b及びシリン
ドリカルレンズを通過し、DCモータである駆動モータ
120sにより回転される回転多面鏡120dにより回転走査
され、fθレンズ120fとシリンドリカルレンズ120cを
経てその間ミラー120gにより光路を曲げられて、予め
帯電器110によって一様な電荷を付与された感光体ベル
ト1の周面上に投射され主走査がなされて輝線を形成す
る。
【0035】従来かかる装置においては、感光体ベルト
1の移動方向のずれの補正は、回転多面鏡124の回転数
によって決まる走査時間間隔と感光体ベルト1の1回転
所要時間とは無関係に行われていたので、副走査方向に
最大露光ビームの走査ピッチP(1画素)分に近い誤差
を伴うことになり、副走査方向の色ずれはかなり大きな
量になることがあった。図2に示した回路の制御による
場合はマークセンサ23の信号によって感光体ベルト1の
有効画面範囲の露光開始位置を算出するとともに、感光
体ベルト1の1回転所要時間を測定し、上記走査時間間
隔がその所要時間の整数分の1になるよう露光ビーム走
査速度を調整するので、副走査方向の色ずれを極めて小
さなものとすることができる。
【0036】図2の回路において、カラー画像形成が開
始されると図示省略した全体制御部からの制御によって
基準クロック発生器347から基準クロックパルスがベル
ト回転時間測定部344、分周器345、分周器348に供給さ
れる。分周器345及び分周器348は基準クロックパルスを
設定された分周数に分周してそれぞれ所定の周期とした
パルス信号をDCモータドライバ346及びDCモータド
ライバ349に送出する。そして、DCモータドライバ34
6,349は多面鏡駆動モータ120s及びベルト駆動モータ33
5を駆動し、回転多面鏡120d及び感光体ベルト1をそれ
ぞれ所定の速度で回転させる。感光体ベルト1上のマー
ク1Aがマークセンサ23の検出位置に達する毎にマークセ
ンサ23はマーク検出信号を露光制御部341及びベルト回
転時間測定部344に送出する。このマーク検出信号によ
りベルト回転時間測定部344は感光体ベルト1の1回転
所要時間tbを測定し、露光ビームであるレーザビーム
Lの走査時間間隔tsが1回転所要時間tbの整数分の1
になるよう分周数を変更して分周器345に送出する。分
周器345は基準クロックパルスを指定された分周数で分
周したパルス信号をDCモータドライバ346に送出する
ので、多面鏡駆動モータ129は回転多面鏡124を上記走査
時間間隔tsが上記1回転所要時間tbの整数分の1にな
る回転速度で回転させる。露光制御部341は前記マーク
検出信号から露光(光書込み)開始タイミングを算出
し、そのタイミングに合わせて画像メモリ342に格納し
た色信号である画像データを読み出し、露光制御部341
においてパルス幅変調し、レーザダイオードドライバ34
3を介してレーザダイオード120aに出力してその発光を
制御する。
【0037】このような制御によって同一の光書込み装
置120(220)による第2色目の露光も行われるので、感
光体ベルト1の副走査方向のずれは補正されて、殆ど色
ずれのない重ね合わせを行うことができる。従って、従
来最大1画素(P)の誤差があったのに比べると格段に
小さい誤差に止めることができる。かくして簡単な回路
によって多色トナー画像の位置ずれを精度良く確実に防
止することとなる。
【0038】前記ベルト回転時間測定部344において行
われる1回転所要時間tbの測定は、下記のいずれか一
つの方法によってもよいし、また下記のいずれかの方法
の組合せによってもよい。
【0039】(a)前記感光体ベルト1の1回転の時間
を測定して求める。
【0040】(b)感光体ベルト1のN回転の時間を測
定し、Nで除し平均値を求める(Nは2以上の整数)。
【0041】(c)カラー画像形成装置の電源投入時に
行い、レーザビームLの走査速度の調整も同時に行う。
【0042】(d)上記tbの測定とレーザビームLの
走査速度の調整を、所定枚数のカラー画像形成毎に行
う。
【0043】(e)上記tbの測定をレーザビームLの
走査による露光中に行い、次回の露光時のレーザビーム
Lの走査速度を調整し直す。
【0044】次に同じく図1に示したカラー画像形成装
置で(1b)光書込み装置による書込みを行う前に、ベル
ト状感光体の1回転所要時間を測定し、該ベルト状感光
体の1回転所要時間が露光ビームの走査時間間隔の整数
倍になるよう前記ベルト状感光体の回転速度を調整する
ようにして、ベルト状感光体の回転毎に書込み位置を合
致させるようにした実施例について説明する。
【0045】図1に示したかかる画像形成装置で先の
(1a)で説明したと同じく、感光体ベルト1上のマーク
1Aをマークセンサ23が検知したタイミングとその信号間
隔から、感光体ベルト1の1回転所要時間を測定し、感
光体ベルト1の回転速度(搬送速度)を調整して画像デ
ータの書込み位置を精度良く補正するもので、これによ
り感光体ベルト1が回転し潜像形成を行う過程で副走査
方向にずれが生じることがあっても、副走査方向の色ず
れを防止するようにしたものである。
【0046】図3は光書込み装置120(220)の制御を行
う回路の1例を示したブロック図である。
【0047】従来かかる装置においては、感光体ベルト
1の移動方向のずれの補正は、回転多面鏡124の回転数
によって決まる走査時間間隔と感光体ベルト1の1回転
所要時間とは無関係に行われていたので、副走査方向に
最大露光ビームの走査ピッチP(1画素)分に近い誤差
を伴うことになり、副走査方向の色ずれはかなり大きな
量になることがあった。図3に示した回路の制御による
場合はマークセンサ23の信号によって感光体ベルト1の
有効画面範囲の露光開始位置を算出するとともに、感光
体ベルト1の1回転所要時間を測定し、その所要時間が
上記露光ビームの走査時間間隔の整数倍になるように感
光体ベルト1の回転速度を調整するので、副走査方向の
色ずれを極めて小さなものとすることができる。
【0048】図3の回路において、カラー画像形成が開
始されると図示省略した全体制御部からの制御によって
基準クロック発生器447から基準クロックパルスがベル
ト回転時間測定部444、分周器445、分周器448に供給さ
れる。分周器445及び分周器448は基準クロックパルスを
設定された分周数に分周してそれぞれ所定の周期とした
パルス信号をDCモータドライバ446及びDCモータド
ライバ449に送出する。そして、DCモータドライバ44
6,449は多面鏡駆動モータ120s及びベルト駆動モータ35
を駆動し、回転多面鏡120d及び感光体ベルト1をそれ
ぞれ所定の速度で回転させる。感光体ベルト1上のマー
ク1Aがマークセンサ23の検出位置に達する毎にマークセ
ンサ23はマーク検出信号を露光制御部441及びベルト回
転時間測定部444に送出する。このマーク検出信号によ
りベルト回転時間測定部444は感光体ベルト1の1回転
所要時間tbを測定し、その1回転所要時間tbが露光ビ
ームであるレーザビームLの走査時間間隔tsの整数倍
になるよう変更した分周数を分周器448に送出し、分周
器448は基準クロックパルスを指定された分周数で分周
したパルス信号をDCモータドライバ449に送出するの
で、ベルト駆動モータ35は回動ローラ2を変更した回転
速度で回転させ、感光体ベルト1を上記1回転所要時間
tbがレーザビームLの走査時間間隔tsの整数倍になる
搬送速度(回転速度)にする。露光制御部441は前記マ
ーク検出信号から露光(書込み)開始タイミングを算出
しそのタイミングに合わせて画像メモリ442に格納した
色信号である画像データを読み出し、露光制御部441に
おいてパルス幅変調し、レーザダイオードドライバ443
を介してレーザダイオード120aに出力してその発光を
制御する。
【0049】このような制御によって同一の光書込み装
置120(220)による第2色目の書込みも行われるので、
感光体ベルト1の副走査方向のずれは補正されて、殆ど
色ずれのない重ね合わせを行うことができる。従って、
従来最大1画素(P)の誤差があったのに比べると格段
に小さい誤差に止めることができる。かくして簡単な回
路によって多色トナー画像の位置ずれを精度良く確実に
防止することとなる。
【0050】前記ベルト回転時間測定部444において行
われる1回転所要時間tbの測定は、下記のいずれか一
つの方法によってもよいし、また下記のいずれかの方法
の組合せによってもよい。
【0051】(a)前記感光体ベルト1の1回転の時間
を測定して求める。
【0052】(b)感光体ベルトのN回転の時間を測定
し、Nで除し平均値を求める(Nは2以上の整数)。
【0053】(c)カラー画像形成装置の電源投入時に
行い、感光体ベルト1の回転速度(搬送速度)の調整も
同時に行う。
【0054】(d)上記1回転所要時間tbの測定と感
光体ベルト1の回転速度の調整を、所定枚数のカラー画
像形成毎に行う。
【0055】(e)上記1回転所要時間tbの測定をレ
ーザビームLの走査による書込み中に行い、次回の書込
み時の感光体ベルト1の回転速度を調整し直す。
【0056】次に本発明の(2)光書込み手段間が像形
成体上で互いに一定間隔となるように調整する補正手段
について説明する。
【0057】感光体ベルト1は図4及び図5に示すよう
に感光体ベルト1の感光面の張り合わせ部分1cから所
定距離のところの両周囲に透過穴又は透過穴に光の透過
性膜を貼付してレーザ光を透過するレジストマーク1a、
1bを対向して走査ラインLと平行に形成してある。レジ
ストマーク1a、1bは、後述するフォトセンサを貼り合わ
せ部の検知として用いることにより、主走査方向及び副
走査方向の露光開始位置を決定する基準及び走査ライン
Lの副走査方向のズレを検出する基準となる。ガイド部
材4は、図に示すようにその両端に凹部を形成し、該凹
部に光検出手段としてフォトセンサFS1〜FS4を配
置してある。フォトセンサFS1〜FS4は露光装置か
らの露光光をレジストマークを通して透過光を検知する
ものである。なおレジストマークとして反射部材を感光
体ベルト1上に設け、露光光からの反射光をフォトセン
サで受ける配置としてもよいことはいうまでもない。
【0058】露光装置120、220は、各色画像データに用
いて像露光を行うものであり、特にフォトセンサFS1
〜FS4からの出力信号に基づいて感光体ベルト1上の
画像の位置を補正する補正手段を備えたものである。以
下に補正手段を説明する。
【0059】図6は本実施例の露光装置の調整態様を示
す図、図7は一般的なレーザ露光装置の走査光学系を示
す図である。
【0060】本実施例の露光装置及びその補正手段の構
成について図6に基づいて説明する。
【0061】図6において示された露光装置は、本実施
例の露光装置120、220の内の1つを示したものであり、
これらは同一の構成となっているため、例として以下の
実施例すべてについて露光装置120で以て説明する。感
光体ベルト1は前述のようにガイド部材4に摺接して矢
印X方向に搬送する。
【0062】露光装置120は、レーザ光源からのレーザ
光で偏向器により感光体ベルト1上を走査するものであ
り、例えば先に説明した図7に示すようなレーザ光源12
0a、コリメーションレンズ120b、シリンドリカルレンズ1
20c、ポリゴンミラー120d、トロイダルレンズ120e、f
θレンズ120f、ミラー120gおよびビームディテクト検出
器120h等の走査光学系を筐体120kに収納してある。
【0063】走査光学系を収納した筐体120Kは、本体枠
と一体的に取り付けられたステータ122,125にモータ12
1およびカラー120nを介して取り付ける。ここで、筐体1
20kを取り付ける際には、ガイド部材4の凹部に設けた
フォトセンサFS1,FS2を結ぶ線に平行に走査ラインLを
形成するように機械的精度(±0.3〜0.5mm程度)で以て
取り付ける。
【0064】同図において、筐体120kはその端の穴120
l,120mにカラー120nを嵌合し、カラー120nの下端にスト
ッパ120oを一体的に取り付けて下から支えており、カラ
ー120nの中間に回転止120pを一体的に取り付け、これが
ステータ125の穴125aに嵌合してカラー120nの回転を防
止する。
【0065】モータ121はパルスモータであってステー
タ122に固定してあり、ステータ122と筐体120kとの間に
は、引張バネ123をかけてある。モータ121のロータ121a
には雌ネジが切られており、これには雄ネジを切ったシ
ャフト121bがネジ込まれている。シャフト121bはモータ
121のロータ121aの回転により前後進する。シャフト121
bの基端は筐体120kに固定しており、モータ121の回転に
より筐体120kをシャフト121bを中心に振ることができ、
走査ラインLを感光体ベルト1の搬送方向に傾けること
ができる。
【0066】次に、フォトセンサFS1,FS2からの出力信
号に基づいて主走査方向及び副走査方向のズレを検出し
てこれらのズレを補正する、露光装置の補正手段である
主走査補正回路550及び副走査補正回路500の構成および
動作について説明する。
【0067】図8は副走査方向のズレを補正する副走査
補正回路を示すブロック図、図9は副走査補正回路の動
作を示すタイムチャートである。
【0068】副走査方向のズレ補正は、画像形成前、例
えば電源投入後定着装置の温度上昇間などに行うのが好
ましい。あるいは、特定枚数プリントがなされてから自
動的に行うことが好ましい。
【0069】ここでいう副走査方向のズレ補正とは、予
め感光体ベルト1に対向する位置に機械的精度(0.3〜
0.5mm)で設置されている露光装置120、220をさらに精
度良く、すなわち、1走査分以内の精度でもって副走査
方向のズレを補正することである。なお、機械的精度で
もって設置された各露光装置120、220の走査ラインLは
フォトセンサFS1〜FS4上からはずれることがな
い。
【0070】副走査方向補正回路500は、図6に示す露
光装置120からの走査ラインLの副走査方向へのズレを
検知し、モータ121を任意の向きに回動して走査光学系
を収納した筐体120kを振ることにより、走査ラインLの
副走査方向へのズレを補正するものであり、マイクロプ
ロセッサ55、ビームディテクト検知回路51、レジストマ
ーク検知回路52、53、表示器54、ドライブ回路56及びパ
ルスモータ121とからなる。
【0071】ビームディテクト検知回路51は、図7に示
すようにミラー120gを介して入射するレーザ光を受光す
るビームディテクタ120hからの出力信号を任意の設定値
に基づいて矩形状のビームディテクト信号BDを出力す
る。
【0072】レジストマーク検知回路52、53は、レーザ
による光走査により、レジストマーク1a,1bを通過した
透過光によるフォトセンサFS1,FS2からの出力信号のピ
ーク値又は任意の設定値に基づいて矩形状のレジスト信
号RL,RRを出力する。なお、レジストマーク1a,1b
を検知するためのレーザによる光走査は、全域に行う必
要はなく、基準マークやエンコーダによるベルト位置の
検知に基づきレジストマーク1a,1bを含む領域に限定し
て行われてもよい。
【0073】マイクロプロセッサ55は、ビームディテク
ト信号BDを検知してからレジスト信号RL,RRを検
知する時間を予め記憶しており、1走査の時間内で検知
するレジスト信号RL,RRの有無から走査ラインLの
副走査方向のズレを検知して、その結果を表示器44に送
出すると共にドライブ回路56を駆動する。すなわち、一
走査内にRL,RRの一方しか無い場合は露光光学系が
傾いていると判断する。そして、両方のレジスト信号R
L,RRが一走査内に出るまでのビームディテクト信号
BDのカウント数が傾き量となる。
【0074】表示器54はマイクロプロセッサ55からの信
号により走査ラインLがずれた方向及び量を表示する。
ドライブ回路56は後述の画素クロックCLKでパルスモー
タ121を上記ずれ量を補正する方向に回動する。
【0075】次に、本実施例の副走査補正回路500の
動作について説明する。
【0076】まず、ビームディテクト信号BDを検知し
てから一走査内で予め設定した時間内にレジスト信号R
L及びレジスト信号RRを検知すると、マイクロプロセ
ッサ55は、走査光学系からの走査ラインLがズレていな
いことを示す表示信号を表示器54に送出する。表示器54
は“ズレなし”を表示する。このとき、マイクロプロセ
ッサ55はドライブ回路56に駆動信号を送出しない。
【0077】一方、ビームディテクト信号BDを検知し
てから一走査内の予め設定した時間内にレジスト信号R
Lを検知し、予め設定した時間内にレジスト信号RRを
検知しないとき、マイクロプロセッサ55は、露光装置12
0の走査光学系からの走査ラインLは副走査方向と逆方
向にズレていることを示す表示信号を表示器54に送出す
ると共にレジスト信号RL検出からレジスト信号RL,
RRの両方を検出する間のビームディテクト信号BDの
カウント数に対応して駆動信号をドライブ回路56に送出
する。表示器54は“副走査方向とBD信号のカウント
数”を表示する。ドライブ回路56はモータ121のロータ12
1aを時計方向に回動することにより、筐体120Kはシャフ
ト126を回動中心として副走査方向に振る。
【0078】逆に、ビームディテクト信号BDを検知し
てから予め設定した時間内にレジスト信号RLを検知せ
ず、レジスト信号RRを検知すると、マイクロプロセッ
サ55は、露光装置120の走査光学系からの走査ラインL
は副走査方向にズレていることを示す表示信号を表示器
54に送出すると共にレジスト信号RRを検出してからレ
ジスト信号RL,RRの両方を検出する間のビームディ
テクト信号BDのカウント数に応じて駆動信号をドライ
ブ回路56に送出する。表示器54は“副走査方向とBDの
カウント数”を表示する。ドライブ回路56はモータ121
のロータ121cを反時計方向に回動することにより、筐体
121kはシャフト126を回動中心として反副走査方向に振
る。前述のようにして走査光学系からの走査ラインLの
副走査方向へのズレを補正することができる。副走査方
向のズレ補正を向上させるにはベルト状像形成体の移動
速度を画像形成時より充分遅くするとよい。具体的には1
/2〜1/10にすることにより、実効的にレーザ等による走
査速度をあげることにより、高いズレ補正を行うことが
可能となる。なお、副走査方向のズレ補正は画像形成毎
に行う必要はなく、予め電源投入時あるいは補正指示を
行う場合に限ることが好ましい。
【0079】副走査補正回路の動作を示すタイムチャー
トである図9に基づいて、副走査方向のズレの補正を説
明する。同図中において、BDはビームディテクト回路
51からのビームディテクト信号を示し、RLはレジスト
マーク検知回路52からのレジスト信号を示し、RRはレ
ジストマーク検知回路53からのレジスト信号を示してい
る。
【0080】ベルト感光体1を搬送しながら走査露光を
行うと、レーザ光を受けたビームディテクタ120hからの
出力信号に基づいて、ビームディテクト検知回路51はビ
ームディテクト信号BDを1走査毎に出力する。今、仮
に図9におけるビームディテクト信号BDの左から1〜
5走査とすると、レジスト信号RLは2走査目に検出さ
れている。一方レジスト信号RRは4走査目に検出され
ている。すなわち、レジスト信号RLが検出されてから
レジスト信号RRを検出する間のビームディテクト信号
BDのカウント数は2回(2走査)である。よって、露
光装置はフォトセンサFS1側が感光体ベルト1の搬送方
向上流側に2走査分ズレていることになる。従って、マ
イクロプロセッサ55は表示器54に副走査方向とBD信号
のカウント数である2回を表示するとともに、ドライブ
回路56にモータ121のロータ121aを時計方向に回動する
ことにより、筐体120Kをシャフト126を回動中心として
搬送方向上流側に(副走査方向)に2走査分だけ振るよ
う信号を出力する。
【0081】上述の副走査方向へのズレをすべての露光
装置120、220についてレジストマーク1a、1bに対して調
整を行うことにより、各露光装置の間隔すなわち画像形
成開始位置をも調整したことになり、各露光装置による
潜像形成をずれることなく重ね合わせることができる。
【0082】なお、上述の副走査補正回路500だけでは
露光装置120、220それぞれの間隔を正確に調整すること
ができないことがある。すなわち、各露光装置120,220,
320,420は走査ラインLに対し平行になっているが、各
露光装置120、220による潜像を形成する露光開始点が異
なるためである。この場合は、電気的に各光装置120、2
20の出力タイミングを同じ露光開始点になるようにずら
せばよい。
【0083】図10は主走査方向のズレを防止する主走査
補正回路、図11は主走査補正回路の動作を示すタイムチ
ャートである。主走査方向の補正は画像形成毎に行われ
る。
【0084】主走査補正回路550は、ビームディテクト
検知回路51とレジストマーク検出回路52とマイクロプロ
セッサ58とクロック同期回路57及びカウンタ59とからな
る。ビームディデクト検出回路51及びレジストマーク検
出回路52は前述してあるので省略する。
【0085】マイクロプロセッサ58は、ビームディテク
ト信号BDを検知してからレジスト信号RLを検出する
までの時間ti(i=1,2,3…)を複数回に亘って計時し、
これらを平均した平均時間taをレジスタに記憶し、新
たなビームディテクト信号BDを検知してから前記平均
時間taだけ遅延して(あるいは、前記平均時間ta+α
だけ遅延して)出力信号を出力する。
【0086】クロック同期回路57は、マイクロプロセッ
サ58からの出力信号に同期した画素クロックを出力する
ものであり、基準画素クロックを発生する発振回路57
a、基準クロックの位相を遅延した多相のクロックを生
成する遅延回路57b、マイクロプロセッサ58からの出力
信号の位相と最も同期したクロックを検出する同期検出
回路57c、同期検出回路57cからの出力信号と遅延回路57
bからの出力信号とから同期したクロック選択回路57d、
マイクロプロセッサ58からの出力信号Tと、クロック選
択回路57dからの画素クロックCLKをマイクロプロセッサ
58からの出力信号に基づいて出力するカウンタ59とから
なる。この画素クロックCLKに基づいて画像信号が出力
される。
【0087】本実施例の主走査補正回路550の動作につ
いて説明する。
【0088】マイクロプロセッサ58がビームディテクト
信号BDを入力してからレジスト信号RLを入力するま
での時間を複数回にわたって計時し、これらを平均した
平均時間taをレジスタに記憶する。画像形成時には、
マイクロプロセッサ58はビームディテクト信号BDを入
力すると、前記平均時間taを用いて出力信号を出力す
る。クロック同期回路57はマイクロプロセッサ58からの
出力信号に最も位相の同期したクロックCLKを出力す
る。カウンタ59はマイクロプロセッサ58からの出力信号
を入力してから所定時間(画像の主走査幅に相当する時
間)にわたってクロックCLKを出力する。これによって
主走査方向のズレを防止する。
【0089】主走査補正回路550の動作を示すタイムチ
ャートである図11に基づいて、主走査方向のズレの補正
を説明する。同図中において、BDはビームディテクト
回路51からのビームディテクト信号を示し、RLはレジ
ストマーク検知回路52からのレジスト信号を示し、Tは
マイクロプロセッサ58からの出力信号を示し、CLKはカ
ウンタ59から出力される画素クロックを示すものであ
る。
【0090】ベルト感光体1を搬送しながら走査露光を
行うと、レーザ光を受けたビームディテクタ120hからの
出力信号に基づいて、ビームディテクト検知回路51はビ
ームディテクト信号BDを1走査毎に出力する。マイク
ロプロセッサ58がビームディテクト信号BDを入力して
からレジスト信号RLを入力するまでの時間を複数回に
わたって計時し(例えば、同図中においてはt1,t2,t
3の3回計測している)、これらを平均した平均時間ta
をレジスタに記憶する。そして、画像形成時にビームデ
ィテクト信号BDが入力されると、前記平均時間ta
け遅延してマイクロプロセッサ58は出力信号Tを出力す
る。一方、クロック同期回路57により前期出力信号Tに
最も位相が同期しているクロックCLKを出力する。この
画素クロックCLKに基づいて画像信号が出力される。カ
ウンタ59はマイクロプロセッサ58からの出力信号Tを入
力してから所定時間(画像の主走査幅に相当する時間)
にわたってクロックCLKを出力する。
【0091】以上は、主走査の書き出しタイミングに関
したものであるが、露光装置120、220の各ポリゴンミラ
ーの回転周期を同一としても、光学系配置などにより、
1dot以内に完全に走査幅を規定することは困難である。
それ故、走査光学系の平行度を調整後に、走査幅調整を
行った後、主走査書き出しタイミング調整を行うことが
望ましい。なお、主走査幅の調整は、レジスト信号R
L,RRが検出される時間差を用いて、所定の時間より
短ければ書き込み系のドットクロックを遅らせ、逆に所
定の時間より長ければ書き込み系のドットクロックを早
めることにより調整する。このドットクロックの調整
は、各レーザビームに与えられるドットクロックの周波
数を変化させることにより行うことができる。
【0092】以下に、本実施例のカラー画像形成装置の
動作を図1及び図4〜図11に基づいて説明する。
【0093】電源投入時、感光体ベルト1は画像形成時
の等速線速度の1/5の等速度で2つの回動ローラ2,3
を時計方向に回転することにより副走査方向Xに搬送す
る。
【0094】露光装置120、220は、副走査補正回路で予
め図9に示すような処理をして露光装置を収納した筐体
を副走査方向に振ることにより副走査方向へのズレを補
正した後補正して待機状態に入る。そして、プリント時
は感光体ベルト1を画像形成スピードで移動させつつ感
光体面は帯電器110で一様に帯電する。露光装置からの
露光直前に図11に示すようなビームディテクト信号とレ
ジストマーク検知信号とから主走査方向へのズレを補正
し、一画面分の像露光を行う。つまり、露光装置120
は、レジストマークを検知してから予め設定した時間経
過後に感光体ベルト1d上における主走査方向へのずれを
検知し、これを補正してレーザ光を照射することによ
り、常に感光体ベルト1の所定位置から像露光を開始す
る。以後、1画面分のイエローデータに基づいた露光走
査を行う。これにより、感光体ベルト1上の所定位置に
潜像を形成する。該潜像は現像器130によりイエロート
ナーで現像される。
【0095】次いで、マゼンタデータに基づく像形成も
前述と同様に感光体ベルト1d上における露光装置220の
主走査方向へのズレを主走査補正回路で検知してこれを
補正すると共にレジストマークを検知してから予め設定
した時間経過後に露光装置から露光を開始して常に感光
体ベルト1dの所定位置から露光を開始することにより、
複数の露光装置を厳格な機械精度で位置決めしなくても
色数に応じた潜像形成を繰り返し行う際に潜像を形成す
る露光開始点がずれることを防止して色ズレを防止する
ことができる。
【0096】なお、主走査幅の調整(ドットクロックを
調整)は、待機状態前である副走査方向へのズレを補正
した後に行うことが好ましい。また、続いて主走査方向
の書き出し開始位置の設定も待機状態前に行ってもよ
い。
【0097】次に、本発明の(2)の補正手段について
他の実施例について説明するが、以下に述べるすべての
実施例に示される数字が、上記第1の実施例で示された
数字と同じ場合、特に断りがない限り上記第1の実施例
と同じ構成、機能を果すものである。
【0098】次に本発明の(2)の補正手段の第2の実
施例のカラー画像形成装置について説明する。図12は別
の実施例の露光装置の調整態様を示す斜視図である。
【0099】感光体ベルト1dは図12に示すように感光体
ベルト1dの感光面の張り合わせ部分1cから所定距離
のところの両周囲に透過穴又は透過穴に光の透過性膜を
貼付してレーザ光を透過するレジストマーク1a、1bを対
抗して形成してある。レジストマーク1a、1bは、後で述
べるように前記センサは貼り合わせ部の検知として用い
ることにより、主走査及び副走査方向の露光開始位置を
決定する基準及び走査ラインLの副走査方向のズレを検
出する基準となる。ガイド部材4は、図に示すようにそ
の両端部に凹部を形成し、該凹部に光検出手段としてフ
ォトセンサFS1〜FS4を配置してある。フォトセン
サFS1〜FS4は露光装置からの露光光をレジストマ
ークを通して透過光を検知するものである。露光装置12
0、220は、光収束レンズアレイを通したLEDからの光
を感光体ベルト1上に走査するもので、各色画像データ
に用いて像露光を行うものであり、特にフォトセンサF
S1〜FS4からの出力信号に基づいて感光体ベルト1
d上の画像の位置を補正する補正手段を備えたものであ
る。以下に補正手段を説明する。
【0100】本発明(2)の補正手段の第2の実施例の
露光装置及びその補正手段の構成について図12に基づい
て説明する。
【0101】走査光学系を収納した筐体120Kは、本体枠
と一体的に取り付けられたステータ122、125にモータ12
1およびカラー120nを介して取り付けることにより、ガ
イド部材4の凹部に設けたフォトセンサFS1,FS2を結ぶ
線に平行にかつ、走査ラインLを形成するようにしてあ
る。
【0102】筐体120kはその端の穴120l,120mにカラー1
20nを嵌合し、カラー120nの下端にストッパ120oを一体
的に取り付けて下から支えており、カラー120nの中間に
回転止120pを一体的に取り付け、これがステータ125の
穴125aに嵌合してカラー120nの回転を防止する。
【0103】モータ121はパルスモータであってステー
タ122に固定してあり、ステータ122と筐体120kとの間に
は、引張バネ123をかけてある。モータ121のロータ121a
には雌ネジが切られており、これには雄ネジを切ったシ
ャフト121bがネジ込まれている。シャフト121bはモータ
121のロータ121aの回転により前後進する。シャフト121
bの基端は筐体120kに固定しており、モータ122の回転に
より筐体120kをシャフト120Kを中心に振ることができ、
走査ラインLを感光体ベルト1の搬送方向に傾けること
ができる。
【0104】露光装置の補正手段は、フォトセンサから
の出力信号に基づいて主走査方向及び副走査方向のズレ
を検出し、これらのズレを補正する。これらのズレを補
正する主走査補正回路及び副走査補正回路の構成および
動作について説明する。
【0105】副走査補正については図8の副走査方向の
ズレを補正する副走査補正回路を示すブロック図、図9
の副走査補正回路の動作を示すタイムチャートと同様で
ある。
【0106】副走査方向のズレ補正は、レーザ光学系を
用いた時と同様に画像形成前、例えば電源投入後定着装
置の温度上昇間などに行うのが好ましい。あるいは、特
定枚数プリントがなされてから自動的に行うことが好ま
しい。
【0107】副走査方向補正回路500は、図12に示す露
光装置120からの走査ラインLの副走査方向へのズレを
検知し、モータ121を任意の向きに回動して走査光学系
を収納した筐体120kを振ることにより、走査ラインLの
副走査方向へのズレを補正するものであり、マイクロプ
ロセッサ55、レジストマーク検出回路52、53、表示器5
4、ドライブ回路56及びパルスモータ121とからなる。
【0108】ここで図7に示すビームディテクト検知回
路51は、LEDアレイが固定されているため不要であ
る。
【0109】レジストマーク検知回路52、53は、LED
アレイによる光走査により、レジストマークを通過した
透過光によるフォトセンサからの出力信号のピーク値又
は任意の設定値に基づいて矩形状のレジスト信号RL,
RRを出力する。なお、レジストマーク1a,1bを検知す
るためのLEDアレイによる光走査は、全域に行う必要
はなく、基準マークやエンコーダによるベルト位置の検
知に基づきレジストマーク1a,1bを含む領域に限定して
行われる。
【0110】マイクロプロセッサ55は、ビームディテク
ト信号BDに代わり、LEDアレイ端部からのLEDア
レイの走査スタート時間からレジスト信号RL,RRを
検知する時間を予め記憶しており、1走査の時間内で検
知するレジスト信号RL,RRの有無から走査ラインL
の副走査方向のズレを検知して、その結果を表示器44に
送出すると共にドライブ回路56を駆動する。すなわち、
一走査内にRL,RRの一方しか無い場合は露光光学系
が走査ラインLに対して傾いていると判断する。そし
て、両方の信号RL,RRが一走査内に出るまでの走査
数が傾き量となる。
【0111】表示器54はマイクロプロセッサ55からの信
号により走査ラインLがずれた方向及び量を表示する。
ドライブ回路56は後述の画素クロックCLKでパルスモー
タ121を上記ずれ量を補正する方向に回動する。
【0112】主走査補正は図10に示す主走査方向のズレ
を防止する主走査補正回路、図11に示す主走査補正回路
の動作を示すタイムチャートと同様である。主走査方向
の補正は画像形成毎に行われる。主走査補正回路550は、
レジストマーク検出回路52とマイクロプロセッサ58とク
ロック同期回路57及びカウンタ59とからなる。レジスト
マーク検出回路52は前述してあるので省略する。マイク
ロプロセッサ58はLEDアレイの端部からのLEDアレ
イの走査スタート時間からレジスト信号RLを検出する
までの時間を複数回に亘って計時し、これらを平均した
平均時間をレジスタに記憶し、LEDアレイ端部からの
走査スタート時間から上記の平均時間だけ画像データを
遅延して出力する。これにより、画像データをシフトし
てLEDアレイに転送して発光させることができる。
【0113】次に本発明の(2)の補正手段の第3の実
施例のカラー画像形成装置について説明する。
【0114】走査光学系を収容した筐体120Kは、図13に
示す如く本体枠と一体に取り付けられたステータ122、
本体枠に摺動自在に取り付けられたステータ125に、モ
ータ121とカラー120nを介して取り付けることにより、
ガイド部材4の凹部に設けたフォトセンサFS1,FS2を結
ぶ線に平行にかつ、走査ラインを形成するようにしてあ
る。
【0115】モータ141はステータ125を摺動させるため
のパルスモータであって、本体枠と一体に取り付けられ
てある。モータ141のロータ141aには雌ネジが切られて
おり、これには雄ネジを切ったシャフト141bがねじ込ま
れている。シャフト141bはモータ141のロータ141aの回
転により前後進する。モータ141の回転により、筐体120
kはステータ125とともに前後に移動することができる。
すなわち、モータ121とモータ141により走査ラインLを
感光体ベルト1の搬送方向に傾けることができるだけで
はなく、各走査光学系の間隔をも調整できる。
【0116】本発明の(2)補正手段の第1および第2
の実施例では、各走査光学系がレジストマーク1a、1bに
対して調整が行われたが、本実施例では、第1〜第2の
走査光学系を同様にして調整する一方、第1の走査光学
系に続く第2の走査光学系はセンサFS1,FS2による検知
から一定時間経過した時点で書き込みが行うように各走
査光学系の間隔が調整される(勿論、第1および第2の
実施例においても本実施例のようにして各走査光学系の
間隔の調整を行ってもよいが、その場合は電気的に各走
査光学系の出力タイミングをずらすことにより行う)。
【0117】露光装置の副走査方向の補正手段として
は、フォトセンサからの出力信号に基づいて副走査方向
のズレを検出し、これらのズレを補正する。これらのズ
レを補正する副走査補正回路を図14に基づいて説明す
る。
【0118】マイクロプロセッサ55は、予め設定した時
間にレジスト信号RLあるいはRRを検知しない場合露
光装置120の走査光学系からの走査ラインLは副走査方
向にズレていることを示す表示信号を表示器54に送出す
ると共に第1の光学系のレジスト信号RL(RR)を検
出してから第2のレジスト信号RLの両方を検出する間
のカウント数と所定の間隙に相当するカウント数との差
に応じて駆動信号をドライブ回路56に送出する。表示器
54は“副走査方向に移動すべきカウント数”を表示す
る。ドライブ回路56はモータ121のロータ121cをカウン
ト数が(+)(−)に応じて時計もしくは反時計方向に回
動することにより、筐体121kはシャフト126を回動中心
として移動させる。
【0119】また、副走査方向のズレを調整した各露光
装置の副走査方向の間隔設定は、以下のようにして行
う。
【0120】第1の走査系からのレジスト信号RLを検
知してから予め設定した時間内にレジスト信号RLを検
知するように設定する。予め設定した時間に第2の走査
系からのレジスト信号RLを検知しないとき、マイクロ
プロセッサ55は、露光装置120の走査光学系は副走査方
向の間隔がにズレていることを示す表示信号を表示器54
に送出すると共に第1の走査系からのレジスト信号RL
検出から第2の光学系からのレジスト信号RLを検出す
る間のカウント数に対応して駆動信号をドライブ回路56
に送出する。表示器54は“副走査方向の間隙”を表示す
る。ドライブ回路56はモータ121,141のロータ121a,141a
を同時に時計方向に回動することにより、筐体120Kは平
行に副走査方向に移動させることができる。
【0121】上述のようにして走査光学系からの走査ラ
インLの副走査方向へのズレを補正することができる。
副走査方向のズレ補正を向上させるにはベルト状像形成
体の移動速度を画像形成時より充分遅くする。具体的に
は1/2〜1/10にすることにより、実効的にレーザ等によ
る走査速度をあげることにより、高いズレ補正を行うこ
とが可能となる。なお、副走査方向のズレ補正は画像形
成毎に行う必要はなく、予め電源投入時あるいは補正指
示を行う場合に限ることが好ましい。
【0122】一方、主走査方向のズレに関しては、第1
の実施例と同様にして行う。
【0123】以下に、本発明(2)の補正手段の第3の
実施例のカラー画像形成装置の動作を説明する。
【0124】電源投入時、感光体ベルト1は画像形成時
の等速線速度の1/5の等速度で2つの回動ローラ2,3
を時計方向に回転することにより副走査方向Xに搬送す
る。
【0125】露光装置120、220は、副走査補正回路で予
め図9に示すような補正処理、すなわち、露光装置を収
納にした筐体を副走査方向に振ることにより副走査方向
へのズレ(平行度)を補正し、第1の走査光学系に続く第
2の走査光学系はセンサFS1,FS2による検知から一定時
間経過した時点で書き込みが行うように上述した各走査
光学系の副走査方向の間隔を補正して待機状態に入る。
そして、プリント時は感光体ベルト1を画像形成スピー
ドで移動させつつ感光体面は帯電器110で一様に帯電す
る。露光装置からの露光直前に前述したようにビームデ
ィテクト信号とレジストマーク検知信号とから主走査方
向へのズレを補正し、一画面分の像露光を行う。つま
り、露光装置120は、レジストマークを検知してから予
め設定した時間経過後に感光体ベルト1d上における主走
査方向へのずれを検知し、これを補正してレーザ光を照
射することにより、常に感光体ベルト1の所定位置から
像露光を開始する。以後、1画面分のイエローデータに
基づいた露光走査を行う。これにより、感光体ベルト1
上の所定位置に潜像を形成する。該潜像は現像器130に
よりイエロートナーで現像される。
【0126】次いで、マゼンタデータに基づく像形成も
前述と同様に感光体ベルト1d上における露光装置220の
主走査方向へのズレを主走査補正回路で検知してこれを
補正すると共にレジストマークを検知してから予め設定
した時間経過後に露光装置から露光を開始して常に感光
体ベルト1dの所定位置から露光を開始することにより、
複数の露光装置を厳格な機械精度で位置決めしなくても
色数に応じた潜像形成を繰り返し行う際に潜像を形成す
る露光開始点がずれることを防止して色ズレを防止する
ことができる。
【0127】なお、主走査幅の調整(ドットクロックを
調整)は待機状態前である副走査方向へのズレを補正し
た後に行うことが好ましい。また、続いて主走査方向の
書き出し開始位置の設定も待機状態前に行ってもよい。
【0128】次に本発明の(2)の補正手段の第4の実
施例のカラー画像形成装置について説明する。
【0129】本実施例における露光装置120、220は、第
2の実施例と同様に光収束レンズアレイを通したLED
からの光を感光体ベルト1上に走査露光を行うものであ
る。
【0130】図15は、本実施例の露光装置120の調整態
様を示す図である。ステータ122は走査ラインL方向に
摺動可能に本体に設けられ、該ステータ122にはステー
タ125が感光体ベルト1の搬送方向Xに摺動可能に設け
られている。また、該ステータ125には光学系を収納し
た筐体120kがカラー120nを介して取り付けられている。
この取り付けは、筐体120kの端の穴120l,120mにカラー1
20nを嵌合し、カラー120nの下端にストッパ120oを一体
的に取り付けて下から支えており、カラー120nの中間に
回転止120pを一体的に取り付け、これがステータ125の
穴125aに嵌合してカラー120nの回転を防止する。
【0131】モータ121,131,141は、それぞれ筐体120k,
ステータ122,ステータ125を摺動させるためのパルスモ
ータであって、それぞれステータ122、本体枠、ステー
タ122と一体に取り付けられてある。モータ121,131,141
のロータ121a,131a,141aには雌ネジが切られており、こ
れには雄ネジを切ったシャフト121a,131a,141bがねじ込
まれている。シャフト121b,131b,141bはモータ121,131,
141のロータ121a,131a,141aの回転により前後進する。
モータ141の回転により、筐体120kはステータ125ととも
に前後に移動することができる。また、モータ131の回転
により、筐体120kはステータ122,125とともに走査ライ
ン方向Lに移動することができる。すなわち、モータ12
1,131,141により走査ラインLを感光体ベルト1の搬送
方向に傾けることができるだけではなく、各走査光学系
の間隔、さらには、主走査方向をも調整できる。
【0132】本実施例では、本発明の(2)の補正手段
の第2の実施例と同様に第1、第2の走査光学系の副走
査方向のズレを調整する。一方、各走査光学系の間隔が
調整に関しては、第3の実施例と同様に第1の走査光学
系に続く第2の走査光学系はセンサFS1、FS2によ
る検知から一定時間経過した時点で書き込みが行うよう
に各走査光学系の間隔が調整される(但し、本実施例で
はLEDアレイを使用しているため、ビームディテクタ
信号BDではなく、LEDアレイの走査数に基づいて図
14に示したドライブ回路を制御する)。
【0133】主走査補正は、第2の実施例と同様に画像
形成毎に行われる。以下、主走査補正に関して説明す
る。
【0134】主走査補正回路550は、レジストマーク検
出回路52とマイクロプロセッサ58とクロック同期回路57
及びカウンタ59とからなる。マイクロプロセッサ58はL
EDアレイの端部からのLEDアレイの走査スタート時
間からレジスト信号RLを検出するまでの時間を複数回
に亘って計時し、これらを平均した平均時間をLEDア
レイの走査速度より距離を算出し、それに相当する距離
だけモータ131を駆動して、露光装置である筐体120kを
移動させる。すなわち、これにより各露光手段の主走査
方向のズレはなくなるものである。
【0135】上述の本発明の(2)の補正手段の4つの
実施例において、ベルト状像形成体を用いることによ
り、露光装置の平行配置を容易とすることができる利点
を有し、また、露光装置による光走査により、ベルト状
像形成体のレジストマークを検出することが特徴であ
り、これによって露光装置とレジストマークとの相対的
位置を検知することができ、高精度な画像の位置合わせ
が可能となる。この時、レジストマークの検出は検出手
段をベルト状像形成体背面に密着して設定することがで
き、結像位置と一致するので高精度のレジストマークの
検出ができる。
【0136】レジストマークはベルト状像形成体の片端
に設けることもできるが、既に説明した様に両端に設け
ることにより、露光装置の傾き検知にも用いることがで
きる。検知された傾き補正は、手動でも説明した自動装
置によって行うことができる。
【0137】また、レジストマークは透過あるいは反射
型として検出することができる、また、ベルト感光体端
部に凹凸や切り欠き部を設け、これをレジストマークと
することもできる。
【0138】本実施例の露光装置はレーザ、LED光学
系を用いたが、その他にLCS、LISA,ELなども
同様に用いることができる。
【0139】また、本実施例ではまず最初に機械的精度
(±0.3〜0.5mm)でもって各露光装置を配設した後に、
1走査幅単位あるいは1ドット幅単位の微妙なズレを補
正するものであり、特に画像を重ね合わせるカラー画像
形成において特に有効である。
【0140】
【発明の効果】本発明によるときは、回転するベルト状
感光体の周縁部に設けた2個の露光装置による2回転方
式の多重書込みを行う際、回転毎のレジスト調整とレー
ザ間のレジスト調整とが併せて行われ、色ズレのない良
好なカラー画像が得られることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのベルト状像形成体を
備えたカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明(1)の光書込み装置の制御を行う第1
の実施例の1例を示したブロックである。
【図3】本発明(1)の光書込み装置の制御を行う第1
の実施例の他の1例を示したブロック図である。
【図4】本発明(2)の実施例のベルト状像形成体を示
す斜視図である。
【図5】本発明(2)の実施例の露光装置と像形成体と
の位置関係を示す図である。
【図6】本発明(2)の実施例の露光装置の調整態様を
示す斜視図である。
【図7】一般的なレーザ露光装置の走査光学系を示す図
である。
【図8】副走査方向のズレを補正する副走査補正回路を
示すブロック図である。
【図9】副走査補正回路の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図10】主走査方向のズレを防止する主走査補正回路
である。
【図11】主走査補正回路の動作を示すタイムチャート
である。
【図12】本発明(2)の第2の実施例の露光装置の調
整態様を示す斜視図である。
【図13】本発明(2)の第3の実施例の露光装置の調
整態様を示す斜視図である。
【図14】ズレを補正する副走査補正回路である。
【図15】本発明(2)の第4の実施例の露光装置の調
整態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルト感光体 2,3 回動ローラ 100,200 像形成手段 110,210 帯電器 120,220 露光装置 131,132,231,232 現像器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に対して複数の光書込み手段に
    より像露光を行う工程を像形成体回転毎に行いカラー画
    像形成を行うカラー画像装置において、像露光位置合わ
    せが、(1)共通の光書込み手段が像形成体の回転毎に
    書込むべく調整する調整工程と、(2)光書込み手段間
    が像形成体上で互いに一定間隔となるべく調整する調整
    工程とから成ることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記(1)の工程は像形成体の移動速度
    あるいはポリゴンミラーの回転速度の調整であることを
    特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記(2)の工程は光書込み手段の反射
    用ミラーの調整であることを特徴とする請求項1のカラ
    ー画像形成装置。
JP4284475A 1992-10-22 1992-10-22 カラー画像形成装置 Pending JPH06135063A (ja)

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