JPH0613504B2 - チアナフテン誘導体の製法 - Google Patents

チアナフテン誘導体の製法

Info

Publication number
JPH0613504B2
JPH0613504B2 JP62207562A JP20756287A JPH0613504B2 JP H0613504 B2 JPH0613504 B2 JP H0613504B2 JP 62207562 A JP62207562 A JP 62207562A JP 20756287 A JP20756287 A JP 20756287A JP H0613504 B2 JPH0613504 B2 JP H0613504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
compound
solution
general formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62207562A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6450879A (en
Inventor
敦祐 寺田
一之 和智
由哉 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP62207562A priority Critical patent/JPH0613504B2/ja
Publication of JPS6450879A publication Critical patent/JPS6450879A/ja
Publication of JPH0613504B2 publication Critical patent/JPH0613504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野および発明の目的 本発明は一般式 を有するチアナフテン誘導体の新規な製法に関するもの
である。
上記式中、R1,R2およびR3は同一または異なって水
素原子、低級アルキル基または置換若しくは非置換アリ
ール基を示し、R4はカルボキシ基の保護基を示す。
前記一般式(I)を有する化合物は、優れた抗血栓作用を
有する6−(4,5−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリ
ル)メチルチアナフテン)カルボン酸ナトリウム塩〔特
願昭62−13722号明細書に記載〕の重要中間体であり、
本発明はその中間体の合成の改良法に関するものであ
る。即ち、従来の方法は、化合物(I)の製造におけるホ
ルミル化反応に際し、メトキシメチルクロリドと四塩化
錫あるいは塩化アルミニウムとの組み合わせによるフリ
ーデル−クラフト反応によったが、重金属の処理の問
題、又目的生成物の単離も困難であった。
本発明者等は、前記化合物(I)の製法研究を重ねた結
果、上記のホルミル化反応に関してビルスマイヤー試薬
を用いることによって好収率で目的の生成物を得ること
に成功し、本発明の製法を完成するに至った。
発明の構成 本発明のチアナフテン誘導体の製法は、以下に示す行程
に基く。
上記式中、R1,R2およびR3は同一または異なって水
素原子、低級アルキル基または置換若しくは非置換アリ
ール基を示し、R4はカルボキシ基の保護基を示す。
上記各式において、好適には、R1,R2およびR3は同
一または異なって水素原子、あるいは例えばメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルのような炭素数1
乃至4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル
基、または芳香環に置換分を有していてもよい例えばフ
ェニル、o,m,p−トリル、o,m,p−メトキシフ
ェニル、1−ナフチル、2−ナフチルのようなアリール
基を示し、R4はメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルのよ
うな炭素数1乃至4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状
のアルキル基またはベンジルのようなアラルキル基を示
す。
第一行程 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
義を示す。) を有するチオフェン誘導体をビルスマイヤー試薬とを反
応させ、ホルミル誘導体 を得ることができる。一般に化合物(III)は精製するこ
となく次の反応に付す。
この方法を実施するに当って、チオフェン誘導体(II)と
ビルスマイヤー試薬との反応は、溶剤の存在下で行なわ
れる。使用する溶剤としては、ビルスマイヤー試薬を作
る時使用するジメチルホルムアミド、ジエチルホルムア
ミドのようなジ置換ホルムアミドを溶剤として使用する
か或いは塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンのようなエーテル類が用いられる。反応温度は0℃
から用いられる溶媒の沸点付近で行う。反応時間は反応
温度などにより異なるが、通常、30分乃至10時間で
ある。ここに使用するビルスマイヤー試薬は、例えばジ
メチルホルムアミドとオキシ塩化燐、ジメチルホルムア
ミドとホスゲン、或いはN−メチルホルムアニリドとオ
キシ塩化燐等の組み合わせにより合成される。反応終了
後、前記一般式(III)を有する目的化合物は常法に従っ
て反応混合物から採取される。
第二行程 化合物(III)の閉環反応は、反応に関与しない有機溶剤
(例えばベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族
炭化水素類、メタノール、エタノールのようなアルコー
ル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類)中、当
モル以上の水素化ナトリウムあるいはナトリウムエトキ
シド、ナトリウムメトキシドのような塩基を加えて30
分から5時間攪拌して反応する。反応温度は0℃から使
用する溶媒の沸点で行なわれる。反応終了後、 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
義を示す。) を有する化合物は、常法によって採取される。
第三行程 化合物(IV)のホルミル化反応は、ビルスマイヤー試薬と
反応させて行うことができる。反応条件は第一行程と全
く同様にして反応することにより目的化合物(I)を得る
ことができる。反応終了後、反応混合物を常法に従って
処理し、更に必要ならば、カラムクロマトグラフィー、
または再結晶により精製することができる。
本発明の製法における原料化合物(II)は、例えば以下に
示す製法に従って製造することができる。
上記式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同
意義を示す。
本反応経路は、化合物(V)を水素化ナトリウムの存在
下、マロン酸エステルと反応させ、化合物(VI)とし、つ
いでジメチルスルホキシド−水中、塩化ナトリウムと反
応させて脱炭酸した化合物(II)を得る。
発明の効果 本発明によって得られる化合物(I)を用いて、例えば以
下に示す合成法によって、優れた抗血栓作用を有する6
−(4,5−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル
チアナフテン)カルボン酸(X)を製造することができ
る。
上記式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同
意義を示す。
本反応経路は、化合物(I)を還元してアルコール体(VII)
を得、これをN,N′−チオニルジイミダゾールと反応
させ、得られた化合物(IX)を加水分解することにより目
的化合物(X)が得られる。一方、アルコール体(VII)を、
ピリジンの存在下で塩化チオニルと反応させて、クロル
体(VIII)とし、ついでイミダゾールと反応させ、得られ
た化合物(IX)を加水分解することによっても目的化合物
(X)を得ることができる。
次に実施例および参考例をあげて本発明を更に具体的に
説明する。
実施例−1 エチル 6−(4,5−ジヒドロチアナフテン)カルボキ
シレート (1)ジメチルホルムアミド12.6mlおよび塩化メチレン1
2mlの溶液中にオキシ塩化リン14.0mlを40℃以下にて
20分間かけて滴下した。さらに30分間攪拌した後、
エチル4−(3−チエニル)ブチレート13.5gを塩化メ
チレン12mlに溶かした溶液をさきに調製したビルスマ
イヤー試薬の中に滴下した。反応系を2時間加熱還流
後、冷却した。反応液を炭酸ナトリウム31.8gを水12
0mlに溶かした溶液中に撹拌下、ゆっくりと注加後、水
層を酢酸エチルにて抽出した。抽出層を飽和食塩水にて
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濃縮し、エチル
4−〔3−(2−ホルミル)チエニル〕ブチレートを含
む粗シロップを得た。
(2)油性水素化ナトリウム1.55gをトルエン75mlに懸
濁した中に、窒素気流下、エチルアルコール2.0mlを室
温にて滴下した後、反応系を80℃に加温した。先きに
得られた粗シロップのトルエン30ml溶液を反応系に一
気に加えた後、反応系を室温にまで放冷した。反応液を
氷酢酸2.14mlを含む氷水中に注加した後、水層を酢酸エ
チルにて抽出した。抽出層を飽和食塩水にて洗浄後、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥濃縮した。濃縮残渣を減圧蒸
留し、目的物2.87g〔b.p.,125〜128℃/2mmHg〕を得
た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);1.31(三重線,結合定数7Hz,-COOCH2C
H3)、4.24(四重線,結合定数7Hz,-COOCH2CH3)、6.
89および7.29(各二重線,結合定数5Hz,H−2および
H−3)、7.54(一重線,H−7)。
実施例−2 エチル 6−(2−ホルミル−4,5−ジヒドロチアナフ
テン)カルボキシレート ジメチルホルムアミド18.4mlおよび塩化メチレン20ml
の溶液の中に、オキシ塩化リン18.6mlを30分間かけて
ゆっくりと滴下した。さらに室温にて30分間撹拌した
後、16.61gのエチル 6−(4,5−ジヒドロチアナフテ
ン)カルボキシレートのジメチルホルムアミド25ml溶
液を室温にて滴下した。さらに2時間加熱還流後、反応
液を氷水中に注ぎ、さらに、炭酸ナトリウム42.3gを水
200mlに溶かした溶液を注加し30分間攪拌した。析
出した結晶を取乾燥後、再結晶(トルエン−ヘキサ
ン)し、目的物18.12gを無色プリズム状結晶(m.p.90
〜92℃)として得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);1.32(三重線,結合定数7Hz,-COOCH2C
H3)、4.25(四重線,結合定数7Hz,-COOCH2CH3)、7.
50および7.57(各一重線,各1H,H-3およびH-7)、9.
86(一重線,1H,-CHO)。
実施例−3 メチル 6−(4,5−ジヒドロチアナフテン)カルボキ
シレート (1)N−メチルホルムアニリド17.5mlおよびオキシ塩化
リン12.1ml、塩化メチレン15mlを用いて、実施例−1
と同様の方法によりビルスマイヤー試薬を調製後、10.9
1gのメチル 4−(3−チエニル)ブチレートと反応
後、実施例−1と同様に処理し、メチル 4−〔3−
(2−ホルミル)チエニル〕ブチレートを含む粗シロッ
プを得た。
(2)このようにして得られた粗シロップを、油性水素化
ナトリウムおよびメチルアルコールより得られるナトリ
ウムメチラートと実施例−1と同様の方法により環化反
応させ、目的物4.85gを得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);3.80(一重線,3H、-COOCH3)、6.87およ
び7.29(各二重線,結合定数5Hz,各1H,H−2およ
びH−3)、7.54(一重線,1H,H−7)。
実施例−4 メチル 6−(2−ホルミル−4,5−ジヒドロチアナフ
テン)カルボキシレート N−メチルホルムアニリド3.32mlおよび塩化メチレン4
ml中にオキシ塩化リン2.0mlを30分間かけて滴下後、
室温にてさらに30分間攪拌し、ビルスマイヤー試薬を
調製した。反応系に、メチル 6−(2−ホルミル−4,
5−ジヒドロチアナフテン)カルボキシレート2.1gのN
−メチルホルムアニリド3mlおよび塩化メチレン3mlの
溶液を室温下で滴下し、さらに還流下2時間反応した。
反応終了後、実施例−2と同様に処理し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1にて溶出)にて精製し、目的物2.09gを油状物質とし
て得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);3.83(一重線,3H,-COOCH3)、7.50およ
び7.57(各一重線,各1H,H−3およびH−7)、9.
86(一重線,1H,CHO)。
参考例−1 エチル 4−(3−チエニル)ブチレート 油性水素化ナトリウム54.0gをジメチルホルムアミド2
00mlおよびトルエン1000mlに懸濁させた中に、窒
素気流下、マロン酸ジエチル200mlを10℃以下にて
滴下し、さらに30分間攪拌した。その後、2−メタン
スルホニルオキシ−(3−チエニル)エタン240gの
トルエン250ml溶液を滴下し、90℃まで反応系を加
熱した。その後放冷し、室温にまで下がった時点で反応
液を氷酢酸25mlを含む氷水中に注ぎ、水層を酢酸エチ
ルにて抽出した。抽出層を飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥濃縮し、エチル 2−エトキシ
カルボニル−4−(3−チエニル)ブチレートを含む粗
シロップ350gを得た。
このようにして得られた粗シロップをジメチルスルホキ
シド1.5に溶かし、塩化ナトリウム41gおよび水2
5mlを加え6時間加熱還流した。反応終了後、反応液を
放冷し、氷水中に注ぎ、水層をヘキサン−酢酸エチル
(1:1V/V)にて抽出し、抽出層を飽和食塩水にて十
分洗浄した。さらに無水硫酸ナトリウムにて乾燥濃縮
し、濃縮残渣を減圧蒸留し、目的物152g〔b.p.,121
-124℃/4mmHg〕を得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);1.23(三重線,結合定数7.5Hz,3H,-COOC
H2CH3)、4.13(四重線,結合定数7.5Hz,2H,-COOCH
2CH3)。
参考例−2 メチル 4−(3−チエニル)ブチレート 油性水素化ナトリウム0.78gをジメチルホルムアミド2
mlおよびトルエン10mlに懸濁させた中に、窒素気流
下、マロン酸ジメチル2.2mlを10℃以下にて滴下し
た。30分間攪拌後、2−メタンスルホニルオキシ−
(3−チエニル)エタン3.50gのトルエン5ml溶液を滴
下し、参考例−1と同様に反応処理し、メチル 2−メ
トキシカルボニル−4−(3−チエニル)ブチレートを
含む粗シロップを5.30g得た。
このようにして得られた粗シロップを、参考例−1と同
様の反応条件により脱炭酸し、反応処理後得られた濃縮
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=25:1にて溶出)に付し精製し、目
的物1.98gを得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);3.70(一重線,3H、-COOCH3)。
参考例−3 (4,5−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチルチ
アナフテン)−6−カルボン酸ナトリウム塩 エチル 6−(2−ホルミル−4,5−ジヒドロチアナフ
テン)カルボキシレート12.5gをテトラヒドロフラン1
10mlおよび水37mlに溶かした溶液に、水素化ホウ素
ナトリウム1.0gを少しずつ加えた。反応終了後、反応
液を濃縮し、濃縮残渣に水を加え、水層を酢酸エチルに
て抽出した。抽出層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥濃縮し、エチル 6−(4,5−ジヒ
ドロ−2−ヒドロキシメチルチアナフテン)カルボキシ
レートを含む粗シロップを得た。
このようにして得られた粗シロップ(12.1g)を塩化メ
チレン200mlおよびピリジン4.3mlに溶かした溶液
に、塩化チオニル11.6mlの塩化メチレン60ml溶液を滴
下し、室温にて2時間攪拌した。反応終了後、反応液を
冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注加し、水層を酢
酸エチルにて抽出した。抽出層を飽和炭酸ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥濃縮し、エチル 6−(4,5−ジヒドロ−2−ク
ロロメチルチアナフテン)カルボキシレートを含む粗シ
ロップ13.34gを得た。
このようにして得られた粗シロップのジメチルホルムア
ミド40ml溶液を、油性水素化ナトリウム2.38gおよび
イミダゾール4.42gより調製されたイミダゾールナトリ
ウム塩のジメチルホルムアミド210ml溶液中に窒素気
流下にて滴下し、さらに室温にて30分間攪拌した。反
応終了後、反応液を氷水中に注ぎ、水層を酢酸エチルに
て抽出した。抽出層を飽和食塩水にて十分洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥濃縮した。濃縮残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:エタノ
ール:トリエチルアミン=50:1:1)に付し、さらに
再結晶(エーテル−ヘキサン)し、目的物10.46gを無
色針状晶(m.p.,74〜76℃)として得た。
核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム,δ値,TMS内
部基準);1.32(三重線,3H,結合定数7Hz,-COOCH
2CH3)、4.25(四重線,2H,結合定数7Hz,-COOCH2C
H3)、5.24(一重線,2H,H−2′×2)、6.77,7.
26および7.43(各一重線,合計5H,H−3,H−7お
よびイミダゾール環)。
ここに得られたエステル体10.46gを水酸化ナトリウム
・エタノール−水により加水分解後、常法により処理し
た。得られた固体を80%メタノール−アセトンより再
結晶して、目的化合物8.5gを無色針状晶として得た。
元素分析値 C13H11N2O2SNaとして 計算値:C,55.31%;H,3.93%;N,9.92%;S,1
1.36%;Na,8.14% 実測値:C,55.30%;H,3.93%;N,9.90%;S,1
1.38%;Na,8.10%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1,R2およびR3は同一または異なって水素
    原子、低級アルキル基または置換若しくは非置換アリー
    ル基を示し、R4はカルボキシ基の保護基を示す。) を有する化合物をビルスマイヤー試薬と反応させること
    を特徴とする 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
    義を示す。) を有するチアナフテン誘導体の製法。
  2. 【請求項2】一般式 (式中、R1,R2およびR3は同一または異なって水素
    原子、低級アルキル基または置換若しくは非置換アリー
    ル基を示し、R4はカルボキシ基の保護基を示す。) を有するチオフェン誘導体をビルスマイヤー試薬として
    反応させて、 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
    義を示す。) を有する化合物を得、得られた化合物を塩基処理に付し
    て閉環縮合し、 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
    義を示す。) を有する化合物を得、更にこの化合物をビルスマイヤー
    試薬と反応させることを特徴とする 一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は前述したものと同意
    義を示す。) を有するチアナフテン誘導体の製法。
JP62207562A 1987-08-21 1987-08-21 チアナフテン誘導体の製法 Expired - Lifetime JPH0613504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62207562A JPH0613504B2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21 チアナフテン誘導体の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62207562A JPH0613504B2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21 チアナフテン誘導体の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6450879A JPS6450879A (en) 1989-02-27
JPH0613504B2 true JPH0613504B2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=16541795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62207562A Expired - Lifetime JPH0613504B2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21 チアナフテン誘導体の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0613504B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999064425A1 (en) * 1998-06-09 1999-12-16 Neurogen Corporation Substituted thienocycloalkylpyrazoles: dopamine receptor subtype specific ligands

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6450879A (en) 1989-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3992666B2 (ja) カルボン酸誘導体
US5552435A (en) Benzopyran and related LTB antagonists
JPS6339587B2 (ja)
EP0530207A1 (en) Imidazopyridine paf antagonists
CA1331185C (en) Intermediates for preparing 1,4-dihydro-4-oxo- quinoline-3-carboxylic acid esters
JPH0613504B2 (ja) チアナフテン誘導体の製法
JPH0378395B2 (ja)
US5574176A (en) Synthesis of an intermediate for the preparation of 5,6-dihydro-(s)-4-(ethylamino)-(s)-6-methyl-4h-thieno [2,3-b]thiopyran-2-sulfonamide 7,7-dioxide intermediates and related compounds
JP3810858B2 (ja) 4−トリフルオロメチルニコチン酸の製造方法
JP2769058B2 (ja) シクロプロパン誘導体の製法
US5712393A (en) Derivatives of 2-aminobenzenesulphonic acid and of 2-aminobenzenesulphonyl chloride, their preparation and their use as synthetic intermediates
JPH07215952A (ja) カテコール誘導体
US4963684A (en) Process for preparing cotarnine
US4029664A (en) Process for interconversion of heteroyohimbane alkaloids
EP0971919B1 (en) Process for preparation of 4h-4-oxo-quinolizine-3-carboxylic acid derivatives
JP2549997B2 (ja) 新規ハロケタール化合物
US5329042A (en) Cyclohexene derivative and method of producing the same
US4267388A (en) Process for producing ethynylbenzenes
JPS63216890A (ja) チユアンシンマイシン類縁体の製造方法
JP3805392B2 (ja) 1,1−シクロプロパンジメタノールの製造方法
US4927945A (en) Process for preparing diphenyl ethers
JP2001158774A (ja) 6−トリフルオロメチルニコチン酸類の製造方法
JP2893883B2 (ja) アセチレンジカルボン酸エステルの製造方法
US5621115A (en) Methods for preparing 5-aroyl-1,2-dihydro-3H-pyrrolo-[1,2-A]pyrrole-1-carboxylic acids
SU475770A3 (ru) Способ получени изомеров 1 ( -оксифенэтил)-1-фенил-2,3,дигидроизоиндолов