JPH06134606A - 切削工具 - Google Patents
切削工具Info
- Publication number
- JPH06134606A JPH06134606A JP31129192A JP31129192A JPH06134606A JP H06134606 A JPH06134606 A JP H06134606A JP 31129192 A JP31129192 A JP 31129192A JP 31129192 A JP31129192 A JP 31129192A JP H06134606 A JPH06134606 A JP H06134606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting tool
- diamond
- chip
- blank
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイヤモンド、ＣＢＮを切刃とするブランク
を設けたチップを、ホルダに交換可能に取り付けた切削
工具を提供する。 【構成】 端部にブランク２を設けた半円筒状のチップ
３を、端部に底部が半円状の取付溝を有するホルダ５の
取付溝４に嵌入固着する。これにより、使用面、性能面
で優れた切削工具を経済的に提供できる。
を設けたチップを、ホルダに交換可能に取り付けた切削
工具を提供する。 【構成】 端部にブランク２を設けた半円筒状のチップ
３を、端部に底部が半円状の取付溝を有するホルダ５の
取付溝４に嵌入固着する。これにより、使用面、性能面
で優れた切削工具を経済的に提供できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、セラミック、プ
ラスチックなどの切削加工に用いられる切削工具に関す
るものである。
ラスチックなどの切削加工に用いられる切削工具に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】セラミック、非鉄金属などの精密切削加
工に好適なダイヤモンドバイトとしては、図５に示すよ
うに、ホルダ５に直接人造ダイヤモンド乃至天然ダイヤ
モンドのブランク２をろう付け固着したものが知られて
いる。又、図４に示すように、ブランク２を鋼又は超硬
合金製の平板状チップの端面に植え込んでチップ８を形
成しておき、このチップ８を予めチップ取り付け部を設
けたホルダに機械的に保持したチップの交換可能型のも
のも知られている、
工に好適なダイヤモンドバイトとしては、図５に示すよ
うに、ホルダ５に直接人造ダイヤモンド乃至天然ダイヤ
モンドのブランク２をろう付け固着したものが知られて
いる。又、図４に示すように、ブランク２を鋼又は超硬
合金製の平板状チップの端面に植え込んでチップ８を形
成しておき、このチップ８を予めチップ取り付け部を設
けたホルダに機械的に保持したチップの交換可能型のも
のも知られている、
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記固
着型のものは、切刃の再研磨は可能であるが、ブランク
の交換は不能で効果が悪く、交換可能型のものにおいて
はチップ形成に手数、費用を要し、ホルダへの取り付け
構造上からも形状、寸法の制約があり十分でない。
着型のものは、切刃の再研磨は可能であるが、ブランク
の交換は不能で効果が悪く、交換可能型のものにおいて
はチップ形成に手数、費用を要し、ホルダへの取り付け
構造上からも形状、寸法の制約があり十分でない。
【０００４】本発明は、これら従来型の短所を解消した
交換型の切削工具を提供しようとするものである。
交換型の切削工具を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、切刃を半円筒状チップの端部に設け、
該チップを底部が半円状の取付溝を有するホルダに取り
付けるよう形成されている。
めに、本発明は、切刃を半円筒状チップの端部に設け、
該チップを底部が半円状の取付溝を有するホルダに取り
付けるよう形成されている。
【０００６】即ち、鋼棒などの丸棒を切断して円筒と
し、これを縦割り加工して図１の半円筒状のチップ３′
を作成し、更に、貫通孔１′を設ける。次いでその平面
側端部に人造ダイヤモンドよりなるブランク２をろう付
けなどにより固着し、図２（イ），（ロ），（ハ）乃至
は（ニ），（ホ），（ヘ）に示すような所要の切刃形状
を備えたチップに研削加工する。９は、切粉の流れを規
制するストッパで、省略してもよい。尚、このブランク
は、ダイヤモンドのほか、ＣＢＮ（立方晶形窒化硼
素）、ダイヤモンド状炭素、又はこれら一つ以上との混
合物、或はこれらを主成分とするか、切刃面に被覆した
超硬部材で構成してもよい。
し、これを縦割り加工して図１の半円筒状のチップ３′
を作成し、更に、貫通孔１′を設ける。次いでその平面
側端部に人造ダイヤモンドよりなるブランク２をろう付
けなどにより固着し、図２（イ），（ロ），（ハ）乃至
は（ニ），（ホ），（ヘ）に示すような所要の切刃形状
を備えたチップに研削加工する。９は、切粉の流れを規
制するストッパで、省略してもよい。尚、このブランク
は、ダイヤモンドのほか、ＣＢＮ（立方晶形窒化硼
素）、ダイヤモンド状炭素、又はこれら一つ以上との混
合物、或はこれらを主成分とするか、切刃面に被覆した
超硬部材で構成してもよい。
【０００７】このチップ３を、図３に示すように、端部
に底部が半円状の取付溝４を有するホルダ５の取付溝に
嵌入し、ボルト６により固着する。
に底部が半円状の取付溝４を有するホルダ５の取付溝に
嵌入し、ボルト６により固着する。
【０００８】尚、貫通孔１は、図２のように楕円形とし
て、切刃の再研磨に応じて固定箇所を移動可能にしてお
くことが好ましく、図３の７は取付孔４の底に設けたボ
ルト６を受け入れるねじ孔である。
て、切刃の再研磨に応じて固定箇所を移動可能にしてお
くことが好ましく、図３の７は取付孔４の底に設けたボ
ルト６を受け入れるねじ孔である。
【０００９】
【実施例】丸棒としては、非焼入れ鋼棒７ｍｍφ、１２
ｍｍφのものをそれぞれ１３ｍｍ、１８ｍｍに切断し、
更にＴ、３ｍｍ、６ｍｍ厚の平面加工し、図２に示すチ
ップ３を作製した。これを、１０ｍｍ角、並びに２０ｍ
ｍ角で長さ１００ｍｍの鋼製ホルダ５にそれぞれ取り付
けて、アルミニウム、銅を切削したところ、図５の固着
型のダイヤモンドバイトと同様な加工精度を得た。
ｍｍφのものをそれぞれ１３ｍｍ、１８ｍｍに切断し、
更にＴ、３ｍｍ、６ｍｍ厚の平面加工し、図２に示すチ
ップ３を作製した。これを、１０ｍｍ角、並びに２０ｍ
ｍ角で長さ１００ｍｍの鋼製ホルダ５にそれぞれ取り付
けて、アルミニウム、銅を切削したところ、図５の固着
型のダイヤモンドバイトと同様な加工精度を得た。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、切刃の交換が可能で、図５の
ような不可能型の問題が解消されることはいうまでもな
いが、可能型において更に次のような効果を奏する。図
４のような平板状チップにおいては、その加工は６面よ
り切削加工が必要であるが、本発明のチップは丸棒より
の切断と半割り方向の切削加工で済み、加工費用が節減
される。
ような不可能型の問題が解消されることはいうまでもな
いが、可能型において更に次のような効果を奏する。図
４のような平板状チップにおいては、その加工は６面よ
り切削加工が必要であるが、本発明のチップは丸棒より
の切断と半割り方向の切削加工で済み、加工費用が節減
される。
【００１１】平板状チップにおいては、ホルダ取り付け
部の構造上も形状が限定され、寸法的にも微小なものは
困難であるが、本発明における形状、寸法の制約は極め
て少なく、再研磨も可能である。
部の構造上も形状が限定され、寸法的にも微小なものは
困難であるが、本発明における形状、寸法の制約は極め
て少なく、再研磨も可能である。
【００１２】平板状チップでは、厚みＴが限定され、切
削抵抗主分力ｆに対して十分な剛性を得にくいが、本発
明においては、チップのＴが厚く、又ホルダの厚みt2も
大きく、取付溝底面が半円形状で、十分な剛性を備えて
いる。
削抵抗主分力ｆに対して十分な剛性を得にくいが、本発
明においては、チップのＴが厚く、又ホルダの厚みt2も
大きく、取付溝底面が半円形状で、十分な剛性を備えて
いる。
【００１３】又、本発明においては、チップとホルダが
円筒面で接するため、互いに密着し易く、加工時の誤差
が吸収され刃先角度の再現性も向上する。
円筒面で接するため、互いに密着し易く、加工時の誤差
が吸収され刃先角度の再現性も向上する。
【００１４】ホルダの取付溝は、エンドミル外周切刃を
用いて半円筒状に座ぐり加工を行い、タップ孔を開ける
ことにより容易に完成することができ、又、その取り付
け方向も限定されることはないので、同一形状のチップ
を持って、それぞれのホルダの取付溝の形成方向を選択
し、それに合した端部形状のものを作製することによ
り、外径端面切削用、内径加工用バイト、フライス用工
具と多種切削加工用工具として使用できる特徴を有す
る。
用いて半円筒状に座ぐり加工を行い、タップ孔を開ける
ことにより容易に完成することができ、又、その取り付
け方向も限定されることはないので、同一形状のチップ
を持って、それぞれのホルダの取付溝の形成方向を選択
し、それに合した端部形状のものを作製することによ
り、外径端面切削用、内径加工用バイト、フライス用工
具と多種切削加工用工具として使用できる特徴を有す
る。
【００１５】又、前記のように、剛性の高い構成なの
で、チップ底部端からの切刃先の突出量Ｓを大きくとる
ことができ、再研磨修正後、切刃が後退（通常０．５〜
１ｍｍ）しても、ホルダより切刃先端が突出しており、
繰り返し再研磨使用することができる。又、再研磨修正
後の切刃後退量が大きい場合は、図３の調整ねじ10を用
いて切刃先端の突出量を調整することで適切な突出量と
することができる。
で、チップ底部端からの切刃先の突出量Ｓを大きくとる
ことができ、再研磨修正後、切刃が後退（通常０．５〜
１ｍｍ）しても、ホルダより切刃先端が突出しており、
繰り返し再研磨使用することができる。又、再研磨修正
後の切刃後退量が大きい場合は、図３の調整ねじ10を用
いて切刃先端の突出量を調整することで適切な突出量と
することができる。
【図１】チップ部分の半加工状態を示す斜視図。
【図２】（イ）、（ニ）はチップの平面図、（ロ）、
（ホ）はチップの左側面図、（ハ）、（へ）はチップの
正面図。
（ホ）はチップの左側面図、（ハ）、（へ）はチップの
正面図。
【図３】（イ）はホルダの平面図、（ロ）はホルダのチ
ップ取付側正面図。
ップ取付側正面図。
【図４】従来の平板状チップの斜視図。
【図５】（イ）は従来の固着型バイト平面図、（ロ）は
従来の固着型バイト正面図。
従来の固着型バイト正面図。
１、１′ 貫通孔 ２ ブランク ３、３′ チップ ４ 取付溝 ５ ホルダ ６ ボルト ７ ねじ孔 ８ 平板状チップ ９ ストッパ 10 調整ねじ ｆ 切削抵抗の主分力 Ｔ、t2 厚み Ｓ チップ底部端からの切刃先の突出量
Claims (4)
- 【請求項１】 平面側中央部より円筒側中央部に貫通す
る取付孔１を有し、平面側端部にブランク２を固着して
なる半円筒状のチップ３と、端部に該チップ３を受け入
れる底部の断面がが半円状の取付溝４を有するホルダ５
とを具備してなる切削工具。 - 【請求項２】 ブランク２は、ダイヤモンド又はＣＢＮ
（立方晶形窒化硼素）であることを特徴とする請求項１
記載の切削工具。 - 【請求項３】 ブランク２は、ダイヤモンドと、ダイヤ
モンド状炭素又はＣＢＮとの混合物であることを特徴と
する請求項１記載の切削工具。 - 【請求項４】 ブランク２は、ダイヤモンド、ＣＢＮ、
ダイヤモンド状炭素の１つ以上を主成分とする超硬質材
料で切刃面を形成してなることを特徴とする請求項１記
載の切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311291A JP2657271B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311291A JP2657271B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 切削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06134606A true JPH06134606A (ja) | 1994-05-17 |
| JP2657271B2 JP2657271B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=18015368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4311291A Expired - Lifetime JP2657271B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2657271B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52143587A (en) * | 1976-05-26 | 1977-11-30 | Mitsubishi Metal Corp | Device for fastening a throw-away chip |
| JPS5444293A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Composite cutting tool and method of regenerating the same |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP4311291A patent/JP2657271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52143587A (en) * | 1976-05-26 | 1977-11-30 | Mitsubishi Metal Corp | Device for fastening a throw-away chip |
| JPS5444293A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Composite cutting tool and method of regenerating the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2657271B2 (ja) | 1997-09-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1984135B2 (en) | A cutting insert | |
| JP2010264586A (ja) | 切削工具インサートおよびその作成方法 | |
| JPH04761B2 (ja) | ||
| US4175896A (en) | Ball endmill | |
| US20110158755A1 (en) | Planar Cutting Tool and Associated Tool Holder | |
| EP0670192B1 (en) | CVD diamond cutting tools | |
| GB2037629A (en) | Locating tips or inserts into tools | |
| EP0184223B1 (en) | Cutting tool | |
| JPH06134606A (ja) | 切削工具 | |
| GB2181472A (en) | Cutter tools and tip inserts therefor | |
| EP0138392A1 (en) | Cutting tool | |
| JPS60127912A (ja) | 小径回転切削工具 | |
| JPS62271606A (ja) | 高硬度焼結体切削工具 | |
| CN214601988U (zh) | 一种镗孔刀粒及镗刀 | |
| JPH039945Y2 (ja) | ||
| RU2201846C2 (ru) | Режущая пластина | |
| JPH01135602A (ja) | 穴開け用ビット | |
| JPH0426961B2 (ja) | ||
| JPH08511206A (ja) | ピーリング工作用の調節可能切削工具 | |
| JPH01153230A (ja) | 超硬工具の製法 | |
| JP2002254213A (ja) | チップ並びにスローアウェイチップ及び切削工具 | |
| JPS6140434Y2 (ja) | ||
| CZ320790A3 (en) | workpiece cutting tool | |
| JPH0448883Y2 (ja) | ||
| JPS63300804A (ja) | スロ−アウエイチツプ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 16 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 16 |