JPH06133273A - Qam信号処理装置 - Google Patents

Qam信号処理装置

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JPH06133273A
JPH06133273A JP5207255A JP20725593A JPH06133273A JP H06133273 A JPH06133273 A JP H06133273A JP 5207255 A JP5207255 A JP 5207255A JP 20725593 A JP20725593 A JP 20725593A JP H06133273 A JPH06133273 A JP H06133273A
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signals
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/08Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
    • H04N7/0803Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division using frequency interleaving, e.g. with precision offset

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 QAM信号並列処理路のハードウェアを減じ
る。 【構成】 サンプリング装置(12、14)が複数のQ
AM信号をサンプルデータフォーマットに変換する。信
号は1つおきのサンプルがその信号の同相及び直交位相
成分に対応するように、最も高い周波数の搬送波の記号
周波数の4倍に等しい周波数でサンプルされる。サンプ
ルデータ信号は、それぞれの信号の同相成分及び直交位
相成分を分離するために装置(16〜20)によって再
サンプルされる。各信号の同相成分と直交位相成分は手
段(20)によってそれぞれ時分割多重化される。時分
割多重化同相サンプルと時分割多重化直交位相サンプル
は、時分割多重化態様で動作するように構成された位相
補正装置(24)に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周波数多重化された
直交振幅変調された(QAM)信号の時間多重化された
処理(以下、時間多重化処理)のための装置に関する。
【0002】この発明を、ATRC(Advanced
Television Research Cons
ortium)によって提案されているHDTV(高精
細度テレビジョン)信号を処理する型の解像度改良型テ
レビジョン受像機(ADTV)を用いて説明するが、こ
の発明の実施はこのようなシステムに限定されるもので
はなく、高調波関係を有する振幅変調された搬送波を有
する他のシステムにも適用できる。
【0003】図1はADTVシステムフォーマットのテ
レビジョン信号を示す。この信号はNTSC方式に合う
ように6MHzの帯域幅を持つようにされている。しか
し、NTSCテレビジョン信号と異なり、ADTV信号
は2つの直交振幅変調された搬送波を有し、その一方は
6MHzチャンネルスペースの下側4分の1に位置して
おり、他方は6MHzチャンネルスペースの上側4分の
3にある。上側搬送波は下側搬送波の帯域幅の4倍の帯
域幅を持っている。上側の搬送波の周波数は、(ある予
め定められた基準に関係づけられた)下側の搬送波の周
波数の丁度4倍である。図1の例においては、両方の搬
送波共、変調された16QAMである。
【0004】図2はチューナIF及びQAM復調回路を
含む典型的なADTV受信機装置の一部を示す。ここで
は述べないが、この装置の詳細は国際公開第WO 92
/14343号(米国特許出願第650,329号対
応)を参照されたい。しかし、ここで注目すべきは、2
つのQAM信号をそれぞれ処理するための並列処理回路
(素子118、120、122、124、126、12
8と素子119、121、123、125、127、1
29)である。これらの並列処理路の各々は、比較的大
きく、複雑で、従って、高価なハードウェアから成って
いる。
【0005】この発明は、一般的な消費者にも上記のよ
うなシステムを購買可能なものとするために、上記のよ
うな並列ハードウェアを減じようとするものである。即
ち、この発明は、例えば、図1に示されているような2
つのQAM信号のような周波数分割多重化信号を処理す
るために用いられる並列処理回路の少なくとも一部を省
略できるように、処理装置を時分割多重化態様で用いる
ようにしようとするものである。
【0006】
【発明の概要】この発明の原理によれば、第1と第2の
QAM信号の信号源を含む単一のチャンネルを通して搬
送された第1と第2のQAM信号を処理するための装置
が提供される。さらに、実質的に一定の周波数を有する
基準信号の信号源が設けられている。第1と第2のQA
M信号と基準信号に応答して、第1と第2のQAM信号
の同相及び直交位相成分を取り出すための手段が設けら
れている。第1と第2のQAM信号の同相成分を時分割
多重化し、第1と第2のQAM信号の直交位相成分を時
分割多重化する手段が設けられている。さらに、時分割
多重化信号に応答する複素位相補正回路が設けられてい
る。
【0007】
【実施例の詳細な説明】図3には費用効果性がより高い
ADTV受信機の一部が示されている。図3において、
図1に示すスペクトル特性を持った放送信号がチューナ
/IF回路10に供給される。IF段の局部発振器は、
標準優先度(SP)チャンネルの中心をSPチャンネル
の記号(シンボル)周波数にダウンコンバートするよう
に選定される。IF周波数は43.5MHzに選ばれて
おり、これによってベースバンドSPチャンネルの中心
が3.84MHzに置かれる。ダウンコンバートされた
ADTV信号はアナログ−デジタル変換器(ADC)1
2に供給される。ADC12はSPチャンネルの記号周
波数の4倍、即ち15.36MHzの周波数でクロック
される。ADCに供給されるサンプリングクロック(及
び他のシステムクロック)はクロック素子14で生成さ
れる。素子14は、システムクロック及びサンプリング
クロックをQAM搬送波の1つに位相ロックするための
位相ロックループ中にVCXOを含むものを使用でき
る。
【0008】ADC12によって生成される15.36
MHzのサンプルは、広帯域の(SP)QAM搬送波を
減衰させ、狭い高優先度(HP)QAM搬送波を通過さ
せる通過帯域を持った低域通過フィルタ(LPF)16
に供給される。低域通過濾波処理された高優先度(H
P)サンプルは回路素子20と減算器18の減数入力ポ
ートに供給される。ADC12からの15.36MHz
のADTVサンプルが減算器18の被減数入力ポートに
供給される。減算器からの差はADTV信号のSP部分
を表す。即ち、低域通過フィルタ16と減算器18の組
合せは、HP信号成分によって占められるスペクトル部
分を減衰する高域通過または帯域通過フィルタ機能を生
じる。減算器18によって供給されるSP信号成分は、
回路素子20にも供給される。
【0009】回路素子20は高優先度(HP)QAM信
号と標準(SP)QAM信号をそれぞれの同相(I)成
分と直交位相(Q)成分とに復調する。この素子はまた
SP及びHP信号の同相成分を時分割多重化し、また、
SP及びHP信号の直交位相成分を時分割多重化する。
SP信号の記号周波数はHP信号の記号周波数の丁度4
倍である。更に、ADTV信号はSP記号周波数の4倍
(即ち、HP記号周波数の16倍)でサンプルされてお
り、また、サンプリングの時点はSP搬送波に位相ロッ
クされている。従って、SP信号の交番サンプルが同相
信号成分と直交位相信号成分に対応している。SP信号
は、交番サンプルをI信号路とQ信号路に分析するだけ
で同相成分と直交位相成分とに分離できる。HP信号の
同相成分と直交位相成分はHPサンプルストリームから
の4番目毎のサンプルを選択し、これらのサンプルの交
番サンプルをI信号路とQ信号路に分析することによっ
て分離することができる。
【0010】分離されたHP信号中の各I(またはQ)
サンプルに対し、分離されたSP信号中には4つのI
(またはQ)サンプルがある。SPのIサンプルまたは
Qサンプルは7.68MHzの率で生起し、HPのIま
たはQサンプルは1.92MHzの率で生起する。素子
20はHPサンプル1に対してSPサンプル4の割合で
I(Q)成分サンプルを時分割多重化し、多重化された
I(Q)サンプルをナイキストフィルタ即ち記号整形フ
ィルタ22に供給する。
【0011】図7は素子20の一例を示す回路図であ
る。図7において、減算器18からの帯域通過濾波処理
されたSP信号は1対2マルチプレクサ(MUX)30
に供給され、低域通過濾波処理されたHP信号は1対2
マルチプレクサ31に供給される。SP信号もHP信号
も15.36MHzの周波数で生起する。それぞれのマ
ルチプレクサ30と31の制御入力Cは、入力サンプル
の交互のものをそれぞれのマルチプレクサのI及びQ出
力ポートに結合してI及びQ成分の分離を行うようにマ
ルチプレクサを制御する7.68MHzのクロックによ
ってクロックされる。しかし、ここで注意すべきは、マ
ルチプレクサ30と31はHP及びSP信号のI及びQ
成分の分離は行うが、I及びQ信号は180°の位相に
対応する交番サンプルとしては復調されないという点で
ある。復調は、連続したIサンプルと連続したQサンプ
ルとに1、−1、1、−1、1、−1、1等を乗じるこ
とによって行われる。この乗算は排他的ORゲートXO
R35と36によって行われる。これらのゲートXOR
35と36は第1の入力ポートがI及びQサンプルを受
信するように接続されており、また第2の入力ポートが
マルチプレクサからの出力サンプルの周波数の2分の1
の周波数のクロック信号を受信するように結合されてい
る。
【0012】復調は、必ずしも、このシステムのこの時
点で行う必要はない。復調をここで行うか否かによっ
て、後続のフィルタ関数の形式が左右される。復調をこ
の時点で行う場合は、後続のナイキストフィルタは低域
通過伝達関数を持つ。復調をナイキストフィルタの後ろ
で行う場合には、ナイキストフィルタは帯域通過伝達関
数を持つ。
【0013】各マルチプレクサからのHP及びSP同相
成分出力は7.68MHzの周波数である。SP信号の
Iサンプルは直列入力並列出力シフトレジスタ32に結
合される。このシフトレジスタ32は7.68MHz周
波数のサンプルのシフトを行う。レジスタ32の連続し
た出力ポートは5入力並列入力直列出力シフトレジスタ
34の後ろの4入力ポートに結合されている。HP信号
のIサンプルは、7.68MHz周波数のサンプルのシ
フトを行う補償用遅延段33に供給される。段33から
の出力サンプルはレジスタ34の5番目の入力ポートに
供給される。レジスタ34のロード入力は15.36/
4MHzの率でパルス駆動され、4つの連続したSP信
号I成分サンプルと1つのHP信号I成分サンプルとか
らなる組をロードする。レジスタ34は9.62MHz
でクロックされて、時分割多重化されたSP及びHP同
相成分サンプルの連続ストリームが供給される。同様の
回路(図示せず)で同様の方法により、直交位相サンプ
ルが分離され多重化される。
【0014】再び図3に戻って、素子20からの復調さ
れ多重化されたI及びQサンプルは平方根ナイキストフ
ィルタ22に供給される。図1に示されている信号は余
剰帯域幅をもって伝送され、この帯域幅は送信機側のナ
イキストフィルタによって整形される。受信機側におけ
る信号ノイズを小さくするために、受信された信号は、
送信機側で用いられているナイキストフィルタと実質的
に整合する伝達関数を有するナイキストフィルタで濾波
される。これらのフィルタは有限インパルス応答(FI
R)型のもので、通常30以上のタップとそれに付属す
る重み付け回路を備えている。このようなフィルタはハ
ードウェアを多量に必要とする。しかし、時分割多重化
されたI及びQサンプルを処理するために時分割多重化
(TDM)形式で動作するようにこれらのフィルタを構
成すると、必要なハードウェアが大幅に少なくできる。
【0015】図4はI及びQフィルタ22の一方の一部
の例をブロック図で示す。このフィルタは入力重み付け
されたFIRフィルタとして構成されている。素子20
からの時間多重化されたIサンプルがバスINPUTに
供給されたとする。これらのサンプルは重み付け回路W
n+i の各々に供給され、そこで、それぞれの係数Cn+i
で重み付けされる。各重み付け回路からの重み付けされ
たサンプルはそれぞれの加算器に供給される。これらの
加算器は遅延段DSP(DHP)によって相互に接続されて
いる。これらの遅延段は供給されるサンプルを順次処理
するようにサンプル周波数でクロックされ、フィルタの
右端にある出力に濾波された信号が供給される。
【0016】ここで、サンプルはSP、SP、SP、S
P、HP、SP、SP、SP、SP、HP、...のシ
ーケンスで生起することを想起する。あるSPサンプル
が入力に供給されると、遅延段DSPがイネーブル即ちク
ロックされ、HPサンプルが入力に供給されると遅延段
HPがイネーブル即ちクロックされる。このようにし
て、SP(HP)サンプルがHP(SP)サンプルから
独立して濾波される。ある1つの特定サンプル形式SP
(HP)が入力に供給される毎に、それと同じ形式のサ
ンプルSP(HP)を記憶している遅延段のみが加算器
回路間に結合されて、その形式のサンプルのみに作用す
るフィルタを形成する。即ち、SP(HP)サンプルが
入力に供給される時は、DHP(DSP)遅延段が実効的に
回路から除かれる。(但し、それに含まれている情報は
保持される。)2つの形式の遅延段の全体的なタイミン
グが図に示されており、上述したサンプルシーケンスに
ついてDspクロック及びDhpクロックと表記してある。
【0017】このシステムを、2つの重み付け係数C
n+i とC’n+i を有する重み付け係数Cn+i の源と共に
示す。この重み付け係数Cn+i は時分割多重化フィルタ
についての一般的なケースに適用される。この例におい
ては、必要とあれば、係数は異なるサンプル形式毎に切
り換えることができる。即ち、フィルタは、異なる信号
に対して交互の係数を用いることによって異なる信号に
対して異なる伝達関数を適用するように構成できる。従
って、例えば、HP及びSP信号が異なるフィルタ関数
で処理される場合には、HP(SP)サンプルがフィル
タ入力に供給される時には、係数Cn+i (C’n+i )の
セットが重み付け回路Wn+i に供給される。係数の切換
えは係数制御信号(例えば、図6に示す信号CB)によ
って行われる。
【0018】図5は遅延段DHPとDSPとして実施できる
回路例の詳細を示す。図示の回路は信号サンプルの1ビ
ットのみを処理するように構成されている。実際には、
このような回路が、供給されるサンプルのビットの数に
等しい数だけ並列に配列される。図5の回路の動作に必
要なクロック及び/または制御信号波形が図6に示され
ている。図6において、SP及びHP等で示されている
ボックスの列は、サンプル期間と、各サンプル期間にフ
ィルタの入力に供給されるサンプル形式を表している。
【0019】図5において、トランジスタT1、T2、
T3、T7とインバータINV1、INV2がDSP遅延
段の1ビット分の回路を形成し、トランジスタT4、T
5、T6、T8とインバータINV3、INV4がDHP
遅延段の1ビット分の回路を形成している。クロック信
号CSP1がトランジスタT1とT3に供給されて、前
段の加算器からのSP信号サンプルをインバータINV
1に、また、インバータINV2からのSP信号サンプ
ルを後段の加算器に供給させる。インバータINV1に
供給されたサンプルはインバータINV1のゲート電極
に付随する浮遊容量Csに記憶される。トランジスタT
1がターンオフされると、サンプルはこのゲート容量に
よって保持される。逆位相のクロックCSP2がトラン
ジスタT2に供給されて、インバータINV1の出力を
インバータINV2の入力に結合するようにトランジス
タT2を制御する。これはトランジスタT1がターンオ
フした直後に行われる。インバータINV2に供給され
たサンプル値はインバータINV2のゲート電極に付随
する浮遊容量Csに蓄積される。サンプル期間nの前半
部では、INV2がサンプルn−1を記憶し、サンプル
期間n中の、トランジスタT3がクロックCSP1によ
って導通状態にされる部分において、出力加算器にサン
プルn−1を供給する。
【0020】同時に、入力加算器からのサンプルnがト
ランジスタT1を通してインバータINV1に供給され
る。トランジスタT1とT3はサンプル期間nのほぼ中
間でターンオフされ、サンプルnはINV1のゲート容
量に記憶され、サンプルn−1はINV2によって出力
される。サンプル期間nの後半部において、トランジス
タT2がターンオンされ、インバータINV1の出力電
位をINV2のゲート電極に結合し、その時点ではIN
V1への入力とINV2の出力の両方が同じ電位(サン
プルnの状態に対応する)を呈する。INV1の入力と
INV2の出力に同じ電位が生じるので、その電位を無
制限に保持するためにこれらの入出力点を相互に結合す
ることができる。しかし、間の連続するサンプル期間に
おいては、サンプルが生起する周波数でサンプル値を保
持するに充分な大きさをゲート容量が持っているので、
サンプル情報を保持するために上記のような相互結線を
する必要はない。トランジスタT7はそのような相互接
続用に設けられたものであるが、図示の例においては、
T7はHPサンプルがフィルタに供給されるサンプル期
間のみに導通するように制御される。トランジスタT1
とT3が導通しないようにされると、トランジスタT1
とT3の間の回路が実効的にシステムから除かれること
になるが、それに記憶されているデータは失われること
はない。
【0021】トランジスタT4とT6およびその間の素
子からなる回路も同じように動作するが、その制御はク
ロックCHP1、CHP2及びCBによって行われ、ま
た、図6からも理解されるように、他方の回路が動作し
ていない時に動作するように構成されている。
【0022】再び図3を参照すると、ナイキストフィル
タ22の出力は素子24に供給される。素子24には、
例えば、イコライザ及び/またはデゴースタを含んでい
る。これらの装置の機能はフィルタ22からの時分割多
重化信号に対して実行される。この形式の実施例では、
イコライザとデゴースタは、補正フィルタに対する適切
な係数を発生できるように時分割多重化信号に対応する
基準ベースが与えられている。このようなデゴースタ及
び/またはイコライザは時間多重化された信号を基準に
してトレーニングされるので、これらの装置としては任
意公知の構成を採用できる。これに代えて、HPサンプ
ルとSPサンプルをデマルチプレクスして、独立した並
列のイコライザ及びデゴースタ回路に供給し、その後
で、記憶あるいは表示のためにデコンプレッション(圧
縮解除)回路に供給するようにしてもよい。
【0023】通常は、素子24に含まれているような回
路への入力には、ADC12へ供給されるサンプリング
クロックの位相エラーを補償するためにさらに別の補正
回路を含んでいる。ADCに供給されるサンプリングク
ロックがQAM搬送波に正確に位相ロックされていない
場合は、素子20によって供給されるI及びQサンプル
は、たとえそれが真の直交成分(所望の直交成分とは異
なるが)に対応していても、エラーを含んでいる。上記
した別の補正回路は一般にローテータ(rotato
r)あるいはデローテータ(derotator)と呼
ばれる。どの様な組合せの直交信号でも、直交信号に対
して複素乗算を行うことによって、所望の角度位置に回
転させることができる。即ち、直交信号IとQは次の関
係に従って、補正された直交信号I’とQ’に対応する
ように回転させることができる。
【数1】 I’=Icos(φ)+Qsin(φ) Q’=Qcos(φ)−Isin(φ) ここで、φは補正角である。
【0024】この補正を行う回路は全体としては周知で
あり、図8に示されている。時間多重化されたI及びQ
サンプルは複素乗算器50のそれぞれの入力ポートに供
給される。係数発生器51からの補正係数(COS、S
IN)が乗算器50の第2の組の入力ポートに供給され
る。乗算器50によって生成される複素積はスライサ5
2と解析器53に供給される。スライサ52からの出力
信号も解析器53に供給され、解析器53はスライサに
供給される前と後の信号に応じて位相エラー信号を生成
する。この位相エラー信号はループフィルタ54で積分
され、その後、その時の位相エラーに対応する適当な補
正係数を供給するようにプログラムされた係数発生器5
1に供給される。この係数発生器51としては、読出し
専用メモリ(ROM)を用いることができる。この形式
の装置のさらなる詳細については、1988年に米国マ
サチューセッツ州ボストンのクルーワ・アカデミック・
パブリッシャ−ズ(Kluwer Academic
Publishers)発行の、リー(Lee)氏及び
メッサーシュミット(Messerschmitt)氏
による教本「デジタル・コミュニケーションズ(DIG
ITAL COMMUNICATIONS)」を参照さ
れたい。
【0025】供給される信号が時分割多重化されている
ようなシステムでは、ある種の調整が成されねばならな
い。正規には、SPサンプルとHPサンプルは同じサン
プル位相エラーを生じるので、両サンプル共、同じ係数
が乗じられる。しかし、補正係数の計算は、時間多重化
された信号では複雑になる。適切な係数を生成する1つ
の方法は、HPサンプルが生じた時に解析器53をディ
スエーブルして、SPサンプルのみについて位相解析を
行うようにすることである。この方法を、図8に、クロ
ック信号CB(図6)を解析器53のイネーブル(E)
入力に供給する構成によって示す。SPサンプルが生じ
ている期間は時間の80%であり、4サンプルの期間に
わたって継続するので、充分に正確なエラーの計算がで
きる。この方法の欠点は、収斂に幾らかの時間が余分に
必要となることである。
【0026】時間多重化信号についての位相エラーの計
算の第2の方法は、HPサンプル及びSPサンプルに対
してそれぞれ独立したエラー値を生成することである。
スライサ52で遅延が生じないと仮定すれば、それぞれ
のエラー値は、ループフィルタを並列に設け、解析器5
3によって生成されるSPエラーを一方のループフィル
タに供給し、HPエラーを第2のループフィルタに供給
するように構成することによって得られる。それぞれの
ループフィルタからの出力は、それぞれHPサンプルと
SPサンプルの生起と同期して係数発生器51に選択的
に供給される。係数発生器51に対して独立したエラー
信号を供給する装置の一例が図8にブロック55内に示
されている。ブロック55をシステムに採用する場合
は、解析器53はクロック信号CBによって選択的にイ
ネーブルされる代わりに、連続的にイネーブルされる。
しかし、信号CBはブロック55中の多重化回路(MU
X)を選択的に動作させるために採用することができ
る。
【0027】さらに別の方法は、独立したエラー信号の
重み付けされた平均を生成して、両方の信号成分に適用
する共通の補正係数を生成する方法である。
【0028】どの様なデジタル信号処理システムにおい
ても、処理用の素子の利用できるダイナミックレンジの
全体を利用することが望ましい。即ち、処理用素子は処
理されるべき入力信号のダイナミックレンジに対処でき
るように構成する必要がある。しかし、図1に示すよう
な、QAM信号の一方(狭帯域)が他方(広帯域)より
も大きな振幅(電力)で伝送されるような形の信号を処
理するように構成されている時分割多重化システムにお
いては、そのシステムが狭帯域信号のダイナミックレン
ジを取り扱うように設計されている場合には、そのシス
テムは広帯域信号を処理する時にはその全ダイナミック
レンジを利用することはない。
【0029】図8の装置は時分割多重化成分の中の一方
を他方の成分に対して正規化(等化)するように構成さ
れている。これは、係数発生器51と複素乗算器50と
の間に乗算器60と61を設けることによって行う。多
重化信号成分の一方が他方の振幅のA倍の振幅で伝送さ
れるとする。小さい方の成分の振幅は、補正係数(co
s(φ)、sin(φ))を複素乗算器に加える前に、
これらの補正係数に係数Aを乗じることによって、大き
い方の成分の振幅に正規化される。補正係数(cos
(φ)、sin(φ))は位相情報しか含んでいないの
で、これらの係数に定数Aを乗じても複素乗算器50に
よって行われる位相補正には影響はないが、処理された
信号に対する利得制御機能には影響を与える。(このよ
うにする代わりに、大きい方の信号に対して、補正係数
の1/Aを乗じてもよい。)
【0030】図8において、源62が値1とA(Aは正
規化用の値)を供給し、これらの値はスイッチのそれぞ
れの極に加えられる。スイッチの出力は乗算器60と6
1の乗数入力ポートに供給される。このスイッチは、ク
ロック信号、例えばCAに応答し、複素乗算器50への
多重化信号成分の一方のサンプルが生じている時、値A
を乗算器60と61に供給し、他方の多重化信号成分の
サンプルが生じる時に、値1を乗算器60と61に供給
する。このようにして、2つの多重化信号成分の振幅が
互いに対して正規化される。
【0031】それぞれのQAM信号成分が、例えば、図
8に示す構成などによって、多重化信号中で正規化され
ている場合には、エラー信号は多重化信号の両成分から
直接生成することができ、従って、別々のエラー信号を
選択的に生成する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ADTV信号のスペクトルをグラフ的に示す図
である。
【図2】チューナ及びQAM復調回路を含むADTV受
信機の一部分のブロック図である。
【図3】この発明を実施した時分割多重化された複数の
QAM信号を処理するための回路のブロック図である。
【図4】2つの信号を時分割多重化濾波処理するための
FIRフィルタのブロック図である。
【図5】図4のフィルタの1段の概略回路図である。
【図6】図5の回路の動作用の各クロッキング信号のタ
イミング図である。
【図7】図3の素子20のブロック図である。
【図8】図3の素子24に実施できる適応形時分割多重
化位相補正回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 第1と第2のQAM信号の信号源 14 基準信号の信号源 16、18、20 同相及び直交位相成分を取り出すた
めの手段 20 時分割多重化手段 24 複素位相補正装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のチャンネルを通して搬送された第
    1と第2のQAM信号を処理するためのものであって、 上記第1と第2のQAM信号の信号源と、 実質的に一定な周波数を有する基準信号の信号源と、 上記第1と第2のQAM信号と上記基準信号とに応答
    し、上記第1と第2のQAM信号のそれぞれの同相成分
    と直交位相成分とを取り出す手段と、 上記第1と第2のQAM信号の同相成分を時分割多重化
    し、上記第1と第2のQAM信号の直交位相成分を時分
    割多重化するための手段と、 上記時分割多重化信号に応答する複素位相補正装置と、 を含むQAM信号処理装置。
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