JPH06132069A - 電気毛布 - Google Patents

電気毛布

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JPH06132069A
JPH06132069A JP27604292A JP27604292A JPH06132069A JP H06132069 A JPH06132069 A JP H06132069A JP 27604292 A JP27604292 A JP 27604292A JP 27604292 A JP27604292 A JP 27604292A JP H06132069 A JPH06132069 A JP H06132069A
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heater
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electric blanket
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良夫 佐治
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のヒータを備えた電気毛布の使用時にお
ける人体の低温やけどの防止をはかりうる電気毛布を提
供する。 【構成】 2本以上の同一のヒータ〔A〕2、〔B〕4
を基布1にほぼ等間隔Hに並列に配線し、これらのヒー
タ〔A〕2、〔B〕4に対する通電を一定時間ごとに順
次交互に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気敷毛布や電
気掛毛布として使用される電気毛布に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電気毛布、例えば電気敷毛布で
は、暖房用敷物に関する実開昭60−140830の考
案に開示されているように、発熱量の少ないヒータと発
熱量の多いヒータとからなる2本のヒータを基布に配線
し、電気毛布または電気カーペットのどちらでも使用で
きるように、ヒータを選択して通電するものであり、図
6に示すごとく、カーペット用ヒータ21と、敷布用ヒ
ータ31とをコントローラ16により選択的に通電して
いる。
【0003】ところで、電気敷毛布などは、その上に人
が横になり就寝するものであり、自ら寝返りをうって身
体を動かすことのできない病人や老人などは、体の同一
個所にヒータの近傍が接し続けるため、設定温度を高目
にした場合、ヒータ近傍の基布温度は、例えば「高」目
盛では42.5℃、「中」目盛では35.5℃となり、
ヒータとヒータとの間の基布温度は「高」目盛では、ほ
ぼ35.5℃、「中」目盛ではほぼ30.0℃となる。
【0004】また、通電時間は「高」目盛では1サイク
ル、オン12秒、オフ10秒、「中」目盛では、オン1
0秒、オフ12秒の繰り返しで加温しており、皮膚の同
一個所を長時間高温で加温するため、身体を動かすこと
のできない人は、低温やけどを起しやすいという問題が
あった。一方、前記の公知例は、単にヒータをカーペッ
ト用から敷毛布用に切替えできるものであるが、身体の
同一個所を長時間加温することになり、低温やけどを防
止するものとはなっていなかった。
【0005】なお、熱湯や火に触れた時に瞬間的におこ
る普通のやけどと異なり、低温やけどは、一般に、やけ
どをするとはとても考えられない低い温度、例えば体温
より少し高い温度でも、長時間皮膚が触れていることに
より発生することが知られている。すなわち、この低温
やけどは、普通のやけどとは異なり、瞬間的になるので
はなく、接触している時間によっては、接している部分
の熱が外部に放熱されずに蓄熱して、皮膚が損傷される
ものであり、また、皮膚の表面だけが損傷する普通のや
けどと症状も異り、皮膚の深部の組織まで損傷するの
で、そのため症状は重く、治療も長びくことになる。
【0006】特に、赤ん坊や、お年寄り、または身体障
害者で自由に身体を動かせない人たちが電気あんか、電
気敷毛布、電気カーペットなどの電気毛布を使用する場
合は、温度調節をこまめにするなど保護者が十分注意す
る必要があり、その操作が面倒であるという問題があ
る。また、複数のヒータを、暖房面積を分割するように
配設し、これらのヒータを同時あるいは交互に通電する
制御装置を備えた床面暖房装置に関する特開昭62−1
90330の発明もなされているが、この場合も前記の
公知の考案の場合と同様に、低温やけどを防止できない
という問題がある。
【0007】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、複数のヒ
ータを備えた電気敷毛布などの電気毛布の使用時におけ
る人体の低温やけどの防止をはかりうる電気毛布を提供
することを解決課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明の電気毛布は、2本以上のヒー
タをほぼ等間隔に並列に配線し、これらのヒータに対す
る通電を一定時間比率により順次交互に行なうことを特
徴としている。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1は本発明の電気毛布の一実施例である電気敷
毛布の概略を示す平面図である。まず、この電気敷毛布
は、長方形の基布1に、ヒータ〔A〕2とヒータ〔B〕
4との各ヒータ間を、間隔Hでほぼ等間隔に並列に配線
し、各ヒータ間に温度センサー3を設けると共に、これ
ら各ヒータ〔A〕2、〔B〕4および温度センサー3の
配線を接続器11およびコード12を介して温度コント
ローラ5に接続シ、ヒータ温度を温度コントローラ5で
制御している。
【0010】なお、この実施例の電気敷毛布では、ヒー
タ長さ16mで、電力が55Wの例であり、同一のヒー
タ〔A〕2と〔B〕4との2本のヒータを使用したもの
であり、各ヒータの間隔Hはほぼ等しく配線してある
が、頭寒足熱の場合は頭側から足元側へかけて順次ヒー
タ間隔を狭めて配線してもよい。また、温度センサー3
の配線位置は、特に限定しないが、できるならヒータ
〔A〕2とヒータ〔B〕4との中間に配置するのが好ま
しい。
【0011】なお、図2は人10が図1で示す電気敷毛
布に横になって暖を採っている状態断面図であり、ヒー
タ〔A〕2が通電されていて、ヒータ〔B〕4が強制オ
フの時の状態であり、また図3はヒータ〔B〕4が通電
されていて、ヒータ〔A〕2が強制オフの時の状態を示
す状態断面図である。上記図2、図3から判るとおり、
ヒータ〔A〕2、〔B〕4上の基布1の人10の皮膚を
各ヒータの強制オフの期間を設けることにより、一定時
間ヒータ加熱からその皮膚を休ませるものである。
【0012】さらに、この電気敷毛布の回路は、図4の
回路ブロック図に示すように、2つのヒータ〔A〕2、
〔B〕4と、これら2つのヒータ〔A〕2、〔B〕4に
よる電気敷毛布の温度を検出する温度センサー3と、こ
の温度センサー3の温度信号が入力端子Cに入力される
制御回路8からなり、この制御回路8の出力端子A、B
に接続したスイッチング用の電力制御素子〔A〕6およ
び〔B〕7、これら電力制御素子〔A〕6、〔B〕7の
オン動作により作動して各ヒータ〔A〕2、〔B〕4に
電力を供給する構成としており、上記制御回路8は温度
調節を行い、図示していないタイミング回路によりヒー
タ〔A〕2、〔B〕4に一定時間ごとに順次交互に商用
電源18から通電するものである。
【0013】この通電のタイムチャートを図5に示して
おり、ヒータ〔A〕2とヒータ〔B〕4とを交互に10
サイクルづつ通電、すなわち交互に10サイクル分の強
制オフ期間を設けるものである。ここで、従来の1本ヒ
ータの電気敷毛布では、温度設定「強」目盛で室温20
℃の時のヒータ上基布の温度は47.5℃、ヒータ間上
基布の温度35.5℃となり、通電のオンとオフの時間
の割合は、オンが約12秒、オフが約10秒となり、さ
らに「中」目盛ではヒータ上基布の温度は35.0℃、
ヒータ間基布の温度は30℃となり、通電のオンとオフ
との時間の割合はオンが約10秒でオフが約12秒とな
っていたのに対し、上記本発明の実施例における電気敷
毛布では、2本のヒータ〔A〕2、〔B〕4が「強」目
盛でヒータ上基布の温度は40.5℃、ヒータ間基布が
35.5℃で2本のヒータのうちの1本の通電時間は約
10秒のオン、12秒のオフを10サイクルづつ交互に
通電を行なっている。
【0014】また、「中」目盛でヒータ上基布の温度は
32.0℃、ヒータ間基布が30.0℃でヒータ〔A〕
2、〔B〕4の2本のうちの片方のヒータ、例えばヒー
タ〔A〕2の通電時間は8秒オン、14秒オフの10サ
イクルづつの交互通電となる。このことから、単位面積
当りの発熱量を同じくして、例えば約4分ごとにヒータ
〔A〕2、またはヒータ〔B〕4へその通電を切換える
ので、各ヒータ上の基布1に接する皮膚を4分間の加熱
から休ませることができ、その間35℃から32℃まで
と温度が3℃低くなる。
【0015】すなわち、この電気敷毛布では、ヒータが
人体を加熱する時間を、従来のヒータ1本配線の場合の
約2分の1の時間にし、かつヒータ上基布表面の温度を
ヒータ1本配線の場合より低くして、単位面積当りの発
熱量は従来のヒータ1本配線の場合と同等としている。
なお、上記の実施例では、電気敷毛布について説明した
が、電気掛毛布などについても本発明を有効に応用でき
る。
【0016】また、この実施例では、従来使用されてい
るヒータワイヤー長さ、ワット数のヒータを2本使用し
ており、この2本のヒータを通電初期は2本とも通電す
ることにより、初めの立ち上がり温度上昇時間を短くす
ることができる。さらに、この実施例では2本の同一の
ヒータを並列に配線し、一定時間で比率により順次交互
に通電しているが、2本以上、例えば3本のヒータを配
線し比率を変えた場合にも本発明を適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電気毛
布によれば、複数のヒータを基布にほぼ等間隔に並列に
配線し、それらのヒータの通電を順次交互に行なうこと
により、同一皮膚に与えるヒータ加熱時間は短くなり、
かつ一定間隔の時間をもつことになり、暖房効果を保ち
ながら、低温やけどを防止することができるという効果
ある。
【0018】従って、従来、赤ん坊、お年寄、または身
体の不自由な人に対しては電気敷毛布の使用を差し控え
るか、または温度調節をこまめにするなど、保護者の注
意を必要としたのに対し、本発明により、これら身体を
自由に動かせない人にも電気毛布が安全に使用できると
いう大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気毛布の一実施例である電気敷毛布
の概略平面図である。
【図2】図1の電気敷毛布により人が暖を採っている状
態断面図である。
【図3】図2の電気敷毛布の2本のヒータのうち図2と
異なるヒータを強制オフとしている状態断面図である。
【図4】図1の電気敷毛布の回路ブロック図である。
【図5】図1の電気敷毛布の2本のヒータに対する通電
タイムチャートである。
【図6】従来の暖房用敷物の概略平面図である。
【符号の説明】
1 基布 2 ヒータ〔A〕 4 ヒータ〔B〕 5 温度コントローラ H 間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本以上のヒータをほぼ等間隔に並列に
    配線し、これらのヒータに対する通電を一定時間比率に
    より順次交互に行なう電気毛布。
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