JPH06131407A - 図形処理装置 - Google Patents

図形処理装置

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JPH06131407A
JPH06131407A JP4278408A JP27840892A JPH06131407A JP H06131407 A JPH06131407 A JP H06131407A JP 4278408 A JP4278408 A JP 4278408A JP 27840892 A JP27840892 A JP 27840892A JP H06131407 A JPH06131407 A JP H06131407A
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JP
Japan
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parts
area
storing
file
function
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JP4278408A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Fujishima
秀幸 藤嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4278408A priority Critical patent/JPH06131407A/ja
Publication of JPH06131407A publication Critical patent/JPH06131407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CAD図面に対する誤操作を防止すると共
に、CADで作られたファイルの管理を容易にする。 【構成】 部品登録時に部品の名前を登録する領域と、
各図面要素がどの部品に属しているかを表す情報を持つ
領域とを持つ図面ファイル形式を持ち、図面ファイルに
含まれる図面要素が全て何れかの部品に含まれているか
どうかを検査する機能と、他の図面ファイル中の部品名
リストを検索する機能を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機によって作図を
行い、作図した結果を図面ファイルとして記憶すること
ができる図形処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年計算機によって作図を行い、作図し
た結果を図面ファイルとして記憶することができる図形
処理装置(以下CADと称する)の発展には目覚ましい
ものがあり、特に2次元CADは現在広く普及してい
る。
【0003】一般に2次元CADでは線を基本要素とし
て扱うため、CAD側では作図された図面を線の集合と
してしか認識していない。また各線は実在する物体とし
ての意味を持たない。従って実在する物体を表す最小の
単位は作図された図面となっている。即ちCADの誤操
作により図面の中には無意味な線が入る可能性がある。
例えば部品を削除する場合、どの線が削除の対象になる
かは設計者によって決定され、線を消し忘れて残る可能
性がある。このような事態を避けるため従来はいくつか
の線を一つの単位として登録する機能(グループ化)を
CADに持たせ、移動などの処理をその単位に対して行
うことにより上記したような事態を起こりにくくしてい
た。
【0004】以下に従来のCADについて説明する。図
19は従来の図面ファイルのデータ構造を示す構成図で
ある。図19において、1は作図した図面を記憶するた
めの図面ファイル、2は図面ファイル1の中で図形情報
以外にCADとして必要な様々なデータを格納するヘッ
ダ、3は描画に必要な情報を格納する図面構成要素領域
である。4は図面構成要素領域3に格納される1つの図
面構成要素、5は図面構成要素4の中で直線や円などの
実際に描画に必要な情報を格納する描画情報領域、6は
描画情報領域5に格納されている描画要素がどのグルー
プに属しているかを示す所属情報を格納する所属情報領
域である。
【0005】以上のように構成された従来の図面ファイ
ル1について、以下にその操作方法について説明する。
始めに、図20において図面ファイル7は図19で示し
た各領域に実際の値を格納した様子を示している。図1
9で示した状態を概念的に示すと図21のようになる。
図21において、8は図面全体を示すシンボル、9は図
面を構成する図面構成要素、10は図面8と図面構成要
素9との従属関係を表す枝である。図21によると図面
8が直線や円などの図面構成要素9で構成されているこ
とが判る。
【0006】従来のCADにおいて、図面構成要素9に
対して何らかの処理(移動・複写など)を行う場合、従
来例では所属情報領域6にそれぞれグループの識別子が
格納されている。またこの識別子は必ずしも定義される
必要はなく、識別子が定義されていない場合は例えば直
線ならば直線単位として処理の対象となる。識別子が定
義されている場合にはその要素と同じ識別子を持つ要素
が全て処理の対象となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
例では、各要素に対して識別子を定義することは使用者
の自己管理に委ねられているため、一般にはグループ化
されていない場合が多く、移動や削除などの処理を行う
際に実際には移動の対象となるべきものが移動しなかっ
たり、削除されるべきものが削除されなかったりするこ
とが多く発生する。またグループ化されていない場合、
図面の構成要素は直線や円といった実在する物体として
の意味のない図形であるため、図面の一部を再利用する
といったことができない。またグループ化がなされてい
る場合でもそのグループが図面ファイル中で部品単位に
関連づけて格納されていないため、現在処理中の図面フ
ァイル以外には部品単位での参照をすることができない
という問題がある。
【0008】本発明において解決すべき課題は、CAD
図面に対する誤操作を防止すると共に、CADで作られ
たファイルの管理を容易にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
するため、直線や曲線の図面構成要素の集合を部品とし
て登録する機能と、部品を登録する際に名前を付ける機
能と、部品の名前を一括して部品名リストとして格納す
る領域と、各図面要素がどの部品に属しているかを示す
情報を格納する領域を持つ図面ファイルの形式を採り、
前記図面ファイルに含まれる図面構成要素が全ていずれ
かの部品に含まれているかどうかを検査する機能と、他
の図面ファイル中の前記部品名リストを検索する機能を
備える。
【0010】また、上記構成に加え、部品がどの部品或
いは図面に属するかを示す情報を格納する領域と、各図
面構成要素を格納する領域とを備え、さらに、部品に対
して変更が加えられたかどうかを示す変更フラグを登録
する領域と、部品のバージョンナンバを登録する領域
と、各部品に付加されているバージョンナンバを更新す
ることができる機能とを備える。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成により、全ての図面要素が
いずれの部品に属しているかどうかを検査することによ
って不要な図面要素を排除することができると同時に、
使用者に部品の概念を強く印象づけることができる。ま
た部品名を一覧できる形で部品単位に関連づけて保存し
ておくことにより、同一の部品は共通ファイルとして使
用し作業効率を向上させると共に、部品の修正によるフ
ァイルの変更が必要となった場合に影響を与える他の図
面を容易に検索することができる。
【0012】また、部品に関して所属情報を付加し、図
面を構成している部品の関係をデータ上で表現すること
により、設計者に対して明確に部品の構成状況を連想さ
せることができる。さらに、バージョンナンバを付加す
ることによって、どの改訂履歴の部品かを知ることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下に本発明のCADにおける実施例を示
す。図1は本実施例におけるCADの構成を示す構成図
である。11はCADに必要な演算を行う演算装置、1
2は演算装置11の入出力を行うためのシステムバス、
13は演算装置11にシステムバス12を介して接続さ
れる主記憶装置、14は演算結果を表示するためのCR
T制御装置、15はユーザに対して表示を行う陰極線管
(CRT)、16はユーザからの入力を行うキーボー
ド、17は演算結果などを保存する補助記憶装置、18
は外部データとのデータの入出を制御する入出制御装置
である。
【0014】更に補助記憶装置17のファイル記憶構造
を以下に説明する。補助記憶装置17は図2のように階
層構造を持つ、すなわち階層の最上位にはルートディレ
クトリと呼ばれる階層があり、全ての記憶単位はこのル
ートディレクトリ19の下に位置する。ルートディレク
トリ19の下には更に種々の名前を持つディレクトリ2
0が構成されている。この説明では、Cというディレク
トリの図面にCAD用の図面ファイルA21が記憶され
ている。
【0015】図3は本発明の第1の実施例である図面フ
ァイルのデータ構造を示す構成図である。図3におい
て、22は作図した図面を記憶するための図面ファイ
ル、23は図面ファイル22の中で描画情報以外にCA
Dとして必要な様々なデータを格納するヘッダ、24は
図面を構成する部品の名前を格納する部品名リスト、2
5は描画に必要な情報を格納する図面構成要素領域であ
る。26は部品名リスト24に格納される1つの部品名
項、27は部品名項26の中で部品名を格納する部品名
領域である。28は図面構成要素領域25に格納される
1つの図面構成要素、29は図面構成要素28の中で直
線や円などの実際に描画に必要な情報を格納する描画情
報領域、30は描画情報領域29に格納されている描画
要素がどの部品に属しているかを示す所属情報を格納す
る所属情報領域である。
【0016】以上のように構成された本発明の第1の実
施例のCADについて、以下にその操作方法を説明す
る。始めに部品を登録するため部品名リスト24の部品
名領域27に部品名を登録する。次に登録された部品名
に対応する図面構成要素28を選択する。選択された図
面構成要素28に対応する所属情報領域30に先に登録
した部品名が登録されている部品名項26のアドレスを
保存する。またヘッダ23の中に部品名リスト24に関
する情報(開始アドレス,サイズ)を格納する。
【0017】具体的なデータを格納した場合を図4に示
す。31は図3で示した図面ファイル22に実際の値を
格納した様子を示している。実際の値の格納された図面
ファイル31で示した状態を概念的に表すと図5のよう
になる。図5において32は図面全体を表すシンボル、
33は図面を構成する部品を表すシンボル、34は図面
を構成する図面構成要素、35は部品33と図面構成要
素34との従属関係を表す枝である。図面32は必ず部
品33だけから構成され、部品33は部品33或いは図
面構成要素34によって構成されていることがわかる。
【0018】次いで、本発明の第1の実施例の図形処理
装置において、各図面構成要素が全て何れかの部品に属
しているかを検査する処理(以降では従属確認処理と称
する)及び現在処理中でない図面ファイルに定義されて
いる部品の検索を行う処理(以降で部品検索処理と称す
る)を行う手順を説明する。
【0019】図6は従属確認処理の流れを示す図で、検
索が図面構成要素領域の全域にわたって行われる。即
ち、各図面構成要素の所属情報に対し全て値が定義され
ているかどうかを検査する。ここで、全ての図面構成要
素に対して値が定義されていれば、設計者に対して確認
終了を伝える。また値が定義されていない図面構成要素
があれば、設計者に対してその図面構成要素を通知す
る。以上のような手順で設計者は従属確認処理を行うこ
とができる。
【0020】図7は部品検索処理の流れを示す図であ
る。設計者は検索しようとする部品名を文字列として入
力する。ここで検索の対象となるファイルが保存されて
いる領域(ディレクトリ)へのパスは予め与えられてい
るものとする。
【0021】まず予め指定されている領域の中から検索
の対象となる図面ファイルを選択する。選択されたファ
イルのヘッダ部分から部品名リストに関する情報(開始
アドレス,サイズ)を読み込み、部品名リストに関する
情報に従って部品リストを読み込み、与えられた部品名
(文字列)との比較を行う。比較の結果該当する部品が
ある場合は現在検索している図面ファイル名を記憶す
る。現在検索している部品リストの検索が終了したら次
の図面ファイルに対して同様の検索を行う。対象となる
全てのファイルに対して検索を行い、全ての検索が終了
したら、記憶していた図面ファイルのファイル名を使用
者に対して通知する。以上のような手続きで使用者は部
品検索処理を行うことができる。
【0022】以上のように本発明の第1の実施例によれ
ば、各図面構成要素が部品の何れかに属するデータ構造
を持ち、各図面構成要素に対して従属確認処理を行うこ
とにより、不要な図面構成要素を排除することができ
る。また、部品名を一覧できる形に保存しておくことに
より、現在処理中ではない図面ファイルの部品名リスト
だけを容易に検索することができる。
【0023】図8は本発明の第2の実施例である図面フ
ァイルのデータ構造を示す構成図である。図8におい
て、36は作図した図面を記憶するための図面ファイ
ル、37は図面ファイル36の中で描画情報以外にCA
Dとして必要な様々なデータを格納するヘッダ、38は
図面を構成する部品の名前を格納する部品名リスト、3
9は描画に必要な情報を格納する図面構成要素領域であ
る。40は部品名リスト38に格納される1つの部品名
項、41は部品名項40の中で部品名を格納する部品名
領域である。42は部品名領域41に名前が格納されて
いる部品がどの部品或いは図面に属しているかを示す所
属情報領域である。43は図面構成要素領域39に格納
される1つの図面構成要素、44は図面構成要素43の
中で直線や円等の実際に描画に必要な情報を収納する描
画情報領域、45は描画情報領域44に格納されている
描画要素がどの部品に属しているかを示す所属情報を格
納する所属情報領域である。
【0024】以上のように構成された本発明の第2の実
施例のCADについて、以下にその操作方法を説明す
る。始めに部品を登録するため部品名リスト38の部品
名領域41に部品名を登録する。次に登録された部品名
に対応する図面構成要素43を選択する。選択された図
面構成要素43に対応する所属情報領域45に先に登録
した部品名が登録されている部品名項40のアドレスを
保存する。またヘッダ37の中に部品名リスト38に関
する情報(開始アドレス,サイズ)を格納する。
【0025】具体的なデータを格納した場合を図9に示
す。46は図8で示した図面ファイル36に実際の値を
格納した様子を示している。実際の値を格納した図面フ
ァイル46で示した状態を概念的に表すと図10のよう
になる。図10において47は図面全体を表すシンボ
ル、48は図面を構成する部品を表すシンボル、49は
図面を構成する図面構成要素、50は部品48と図面構
成要素49との従属関係を表す枝である。図面は必ず部
品48だけから構成され、部品48は部品48或いは図
面構成要素49によって構成されていることが判る。例
えば部品Aは、直線・円・曲線からなり、部品Bは部品
Cに円と曲線を加えたものである。
【0026】次いで本発明の第2の実施例であるCAD
における、従属確認処理及び部品検索処理を行う手順を
説明する。図11は従属確認処理の流れを示す図であ
る。検索が図面構成領域の全域にわたって行われる。即
ち、各図面構成要素の所属情報に対し全て値が定義され
ているかどうかを検査する。ここで、全ての図面構成要
素に対して値が定義されていれば、設計者に対して確認
終了を伝える。また値が定義されていない図面構成要素
があれば設計者に対してその図面構成要素を通知する。
図11では、更に部品の従属確認を図面構成要素の時と
同様の手順で行うこととしている。部品登録の際に部品
の所属情報の初期値を〃↑図面〃(操作コマンドの一
例)となるようにすればこの部品に関する従属確認は特
に必要でない。しかしより高度なデータ構造を構築する
ためには、このような確認が必要となる。以上のような
手順で設計者は従属確認処理を行うことができる。ま
た、第2の実施例における部品検索処理の流れは、先に
説明した第1の実施例の図5と同様である。
【0027】以上のように本発明の第2の実施例によれ
ば、各図面構成要素が部品の何れかに属するデータ構造
を持ち、各図面構成要素に対して従属確認処理を行うこ
とにより、不要な図面構成要素を排除することができ
る。また部品に関しても所属情報を付加することにより
図面を構成している部品の関係をデータ上で表現するこ
とができる。さらに部品名を一覧できる形に保存してお
くことにより、現在処理中ではない図面ファイルの部品
名リストだけを容易に検索することができる。
【0028】図12はさらに本発明の第3の実施例であ
る図面ファイルのデータ構造を示す構成図である。図1
2において、51は作図した図面を記憶するための図面
ファイル、52は図面ファイル51の中で描画情報以外
にCADとして必要な様々なデータを格納するヘッダ、
53は図面を構成する部品の名前を格納する部品名リス
ト、54は描画に必要な情報を格納する図面構成要素領
域である。55は部品名リスト53に格納される1つの
部品名項、56は部品名項55の中で部品名を格納する
部品名領域である。57は部品名領域56に名前が格納
されている部品がどの部品或いは図面に属しているかを
示す部品所属情報領域である。58は部品名領域56に
名前が格納されている部品が変更されたかどうかを示す
変更フラグを格納する変更フラグ領域、59は名前が格
納されている部品のバージョンナンバを格納するバージ
ョンナンバ領域である。60は図面構成要素領域54に
格納される1つの図面構成要素、61は図面構成要素6
0の中で直線や円などの実際に描画に必要な情報を格納
する描画情報領域、62は図面構成要素60が変更され
たかどうかを示す変更フラグを格納する変更フラグ領
域、63は描画情報領域61に格納されている描画要素
がどの部品に属しているかを示す所属情報を格納するた
めの要素所属情報領域である。
【0029】以上のように構成された本発明の第3の実
施例のCADについて、以下にその操作方法を説明す
る。始めに部品を登録するため部品名リスト53の部品
名領域56に部品名を登録する。次に登録された部品名
に対応する図面構成要素60を選択する。選択された部
品又は図面構成要素60に対応する部品所属情報領域5
7または所属情報領域63に先に登録した部品名が登録
されている部品名項55のアドレスを保存する。またヘ
ッダ52の中に部品名リスト53に関する情報(開始ア
ドレス,サイズ)を格納する。具体的なデータを格納し
た場合を図13に示す。
【0030】64は図12で示した図面ファイル51に
実際の値を格納した様子を示している。バージョンナン
バの個数は図面は1個、図面に属する部品は2個という
ように、図面に対する従属関係の階層の長さに比例して
番号の列が長くなる。図13では部品Cに属する円に対
して変更がなされている。実際の値を格納した図面ファ
イル64で示した状態を概念的に表すと図14のように
なる。図14において、65は図面全体を表すシンボ
ル、66は図面を構成する部品を表すシンボル、67は
図面を構成する図面構成要素、68は部品66と図面構
成要素67との従属関係を表す枝である。図14による
と、図面65は必ず部品66だけから構成され、部品6
6は部品66或いは要素67によって構成されているこ
とが判る。例えば部品Aは、直線・円・曲線からなり、
部品Bは部品Cに円と曲線を加えたものである。
【0031】次いで、本発明の第3の実施例の図形処理
装置における、従属確認処理及び部品検索処理を行う手
順を説明する。図15は従属確認処理の流れを示す図
で、検索が図面構成領域の全域にわたって行われる。即
ち、各図面構成要素の所属情報に対し全て値が定義され
ているかどうかを検査する。ここで、全ての図面構成要
素に対して値が定義されていれば、設計者に対して確認
終了を伝える。また値が定義されていない図面構成要素
があれば設計者に対してその図面構成要素を通知する。
図15では、更に部品の従属確認を図面構成要素の時と
同様の手順で行うこととしている。部品登録の際に部品
の所属情報の初期値を〃↑図面〃(操作コマンドの一
例)となるようにすればこの部品に関する従属確認は特
に必要でない。しかしより高度なデータ構造を構築する
ためには、このような確認が必要となる。以上のような
手順で設計者は従属確認処理を行うことができる。
【0032】図16、図17、図18はバージョンナン
バ更新処理の流れを示す図で、図18は全体の大きな流
れ、図16は「変更」プログラムの流れ、図17は「更
新」プログラムの流れをそれぞれ示す。先ず図14に示
したような階層構造を主記憶装置13上に構成する。次
に図16に示した「変更」プログラムへ移行する。変更
プログラムでは大域変数としてノード、局所変数として
変更フラグを用いる。このプログラムによって変更があ
った部品のバージョンナンバの最下位番号を更新し、更
に図17に示す「更新」プログラムへと移行する。図1
7に示したプログラムは大域変数としてノード、局所変
数としてバージョンナンバを用いる。このプログラムに
よって各部品のバージョンナンバの最下位番号を除く番
号の更新を行う。なお、部品検索処理の流れは先に説明
した第1の実施例の図5と同様である。
【0033】以上のように本発明の第3の実施例によれ
ば、各図面構成要素が部品の何れかに属するデータ構造
を持ち、各図面構成要素に対して従属確認処理を行うこ
とにより、不要な図面構成要素を排除することができ
る。また部品に関しても所属情報を付加することにより
図面を構成している部品の関係をデータ上で表現するこ
とができる。さらに部品名を一覧できる形に保存してお
くことにより、現在処理中ではない図面ファイルの部品
名リストだけを容易に検索することができる。また部品
に対してバージョンナンバを付加することによって部品
の改訂履歴を明確にして異なる改訂履歴を混同して用い
るといった間違いを防ぐことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、全ての図面要素
が何れかの部品に属しているかどうかを検査することに
よって不要な図面構成要素を排除することができると同
時に、使用者に部品の概念を強く印象づけることができ
る。また部品名を一覧できる形で保存しておくことによ
り、同一の部品は共通ファイルとして使用し、作業効率
を向上させると共に部品の修正によるファイルの変更が
必要となった場合に影響を与える他図面を容易に検索す
ることができるという優れた図形処理装置を実現できる
ものである。
【0035】また、部品に関して所属情報を付加するこ
とにより、図面を構成している部品の関係をデータ上で
表現することができるので、設計者に対して明確に部品
の構成状況を連想させることができる。
【0036】さらに、部品にバージョンナンバを付加す
ることにより、異なる改訂履歴の部品を混同することが
ない優れた図形処理装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のCADの構成図
【図2】本発明に係る図1に示す補助記憶装置の階層構
造を表す図
【図3】本発明に係る第1の実施例におけるデータ構造
を表す図
【図4】本発明に係る第1の実施例における実際のデー
タを格納した状態を示す図
【図5】本発明に係る第1の実施例におけるデータ構造
を表す図
【図6】本発明に係る第1の実施例における従属確認処
理の動作を示す流れ図
【図7】本発明に係る第1の実施例における部品検索処
理の動作を表す流れ図
【図8】本発明に係る第2の実施例におけるデータ構造
を表す図
【図9】本発明に係る第2の実施例における実際のデー
タを格納した状態を表す図
【図10】本発明に係る第2の実施例におけるデータ構
造を示す図
【図11】本発明に係る第2の実施例における従属確認
処理の動作を表す流れ図
【図12】本発明に係る第3の実施例におけるデータ構
造を表す図
【図13】本発明に係る第3の実施例における実際のデ
ータを格納した状態を表す図
【図14】本発明に係る第3の実施例におけるデータ構
造を表す図
【図15】本発明に係る第3の実施例における従属確認
処理の動作を表す流れ図
【図16】本発明に係る第3の実施例におけるバージョ
ンナンバ更新処理の「変更」プログラムの流れを示す図
【図17】本発明に係る第3の実施例におけるバージョ
ンナンバ更新処理の「更新」プログラムの流れを示す図
【図18】本発明に係る第3の実施例におけるバージョ
ンナンバ更新処理の流れを示す全体図
【図19】従来の図形処理装置における図面ファイルの
データ形式を表す図
【図20】従来の図形処理装置における図面ファイルに
実際のデータを格納した状態を表す図
【図21】従来例におけるデータ構造を表す図
【符号の説明】
11 演算装置 12 システムバス 13 主記憶装置 14 CRT制御装置 15 CRT 16 キーボード 17 補助記憶装置 18 入出力制御装置 22,36,51 図面ファイル 24,38,53 部品名リスト 26,40,55 部品名項 30,45 所属情報領域 63 要素所属情報領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機によって作図を行い、作図した結果
    を図面ファイルとして記憶することができる装置であっ
    て、直線や曲線からなる図面構成要素の集合を部品とし
    て登録する機能と、前記部品を登録する際に名前を付け
    る機能と、前記部品の名前を一括して部品名リストとし
    て格納する領域と、前記図面構成要素がどの部品に属し
    ているかを示す情報を格納する領域を持つ図面ファイル
    の形式を採り、前記図面ファイルに含まれる前記図面構
    成要素が全て何れかの部品に含まれているかどうかを検
    査する機能と、現在処理中でない前記図面ファイル中の
    前記部品名リストを検索する機能を持つことを特徴とす
    る図形処理装置。
  2. 【請求項2】計算機によって作図を行い、作図した結果
    を図面ファイルとして記憶することができる装置であっ
    て、直線や曲線からなる図面構成要素の集合を部品とし
    て登録する機能と、前記部品を登録する際に名前を付け
    る機能と、前記部品の名前を一括して部品名リストとし
    て格納する領域と、前記部品がどの部品或いは図面に属
    するかを示す情報を格納する領域と、前記図面構成要素
    を格納する領域と、前記図面構成要素がどの部品に属し
    ているかを示す情報を格納する領域を持つ図面ファイル
    の形式を採り、前記図面ファイルに含まれる前記図面構
    成要素が全て何れかの部品に含まれているかどうかを検
    査する機能と、現在処理中でない前記図面ファイル中の
    前記部品名リストを検索する機能を持つことを特徴とす
    る図形処理装置。
  3. 【請求項3】計算機によって作図を行い、作図した結果
    を図面ファイルとして記憶することができる装置であっ
    て、直線や曲線からなる図面構成要素の集合を部品とし
    て登録する機能と、前記部品を登録する際に名前を付け
    る機能と、前記部品の名前を一括して部品名リストとし
    て格納する領域と、前記部品がどの部品或いは図面に属
    するかを示す情報を格納する領域と、前記図面構成要素
    を格納する領域と、前記部品に対して変更が加えられた
    かどうかを示す変更フラグを登録する領域と、前記部品
    のバージョンナンバを登録する領域と、前記図面構成要
    素を格納する領域と、前記図面構成要素がどの部品に属
    しているかを示す情報を格納する領域を持つ図面ファイ
    ルの形式を採り、前記図面ファイルに含まれる前記図面
    構成要素が全て何れかの部品に含まれているかどうかを
    検査する機能と、各部品に付加されている前記バージョ
    ンナンバを更新することができる機能と、現在処理中で
    ない前記図面ファイル中の前記部品名リストを検索する
    機能を持つことを特徴とする図形処理装置。
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