JPH06130881A - ホログラム情報作成方法 - Google Patents

ホログラム情報作成方法

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JPH06130881A
JPH06130881A JP4275838A JP27583892A JPH06130881A JP H06130881 A JPH06130881 A JP H06130881A JP 4275838 A JP4275838 A JP 4275838A JP 27583892 A JP27583892 A JP 27583892A JP H06130881 A JPH06130881 A JP H06130881A
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雅之 加藤
Masahito Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子的なデバイスを用いて自然な立体表示がで
きるホログラム情報の作成方法に関し、ホログラム位相
分布を求める際の計算量を低減する。 【構成】位相分布を表現するホログラム面10、立体像
を視認可能な視域26、及び立体表示限界30,32を
仮想空間に設定し、立体表示を行う対象物を微小な多角
形の集合で仮想空間に表現し、対象物を含む仮想空間に
水平面と平行なスライス面18を複数設定し、スライス
面18ごとに多角形と交差する線分を求める。検出した
線分は、必要に応じて分割またはクリッピングし、最終
的に視域の全域26から常に見える部分と、他の線分に
より妨げられて視域26の一部からしか見えない部分と
に分けて抽出する。位相分布の計算は、抽出された線分
にサンプリング点を設定し、サンプリング点ごとにホロ
グラム面10上の1次元のホログラム位相分布を計算
し、計算された1次元のホログラム位相分布を同一のス
ライス面18ごとに加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子的なデバイスを用
いて自然な立体表示ができるホログラム情報作成方法に
関し、特に、3次元構造物からホログラム位相分布を効
率よく計算して立体表示するホログラム情報作成方法に
関する。立体表示は3次元物体の奥行きや厚み構造を視
覚的に理解し易くする手段であり、CAD等で設計され
た構造物の表示や医用画像の表示等での要求が強い。ま
た立体像は2次元表示に比べて迫力があり、遊園地や映
画などの娯楽用表示などにも利用される。
【0002】
【従来の技術】立体表示に関しては、既に種々の方法が
考案されている。特殊な眼鏡を装着せずに立体像を見る
ことのできるものにホログラムがある。ホログラムは、
物体像を光の干渉作用を利用して写真乾板に記録したも
のであり、静止物体に関しては、カラーで奥行き感が充
分にあるものが製作されている。しかし、写真乾板への
記録では現像処理に時間を要し、表示内容を書き換えら
れないため、立体表示システムとして不便であった。
【0003】最近は、液晶表示装置の高精細化の進歩に
よって、液晶ディスプレイでホログラムを電子的に表示
するものが提案されている(特開昭64−84993
号)。液晶ディスプレイ等に電子的にホログラムを表示
する場合には、ホログラムの位相分布を計算で求める必
要がある。ホログラムの位相分布の計算は、ホログラム
上の各点につき、3次元物体を構成する各点からの位相
寄与を積算することで求められる。
【0004】一方、CAD等で作成した3次元的構造を
持つ対象物を立体的に見せる方法として、コンピュータ
・グラフィックス(CG)がある。コンピュータ・グラ
フィックスは、対象物を所定の視点から見た時の2次元
画像を計算し、かつ、光の反射や陰影を考慮して立体感
をリアルに表現する技術である。しかし、コンピュータ
・グラフィックススは2次元画像であるために、見る位
置が変っても同じ画像しか見えず、立体感は乏しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、3次元物体の形
状データから、ホログラム位相分布を計算するに際して
は、3次元的な隠線処理が必要になる。これは、ある視
点では見えなかった部分が、視点を変えることによって
見えるようになる立体視独特の現象を実現することに相
当する。
【0006】しかし、3次元空間内で視点を自由に変え
ることを許容する隠線処理は、対象物を構成する全ての
点について、その点の見える視点の空間分布を求め、ホ
ログラム上の位相分布の計算領域を求める必要があり、
その計算量は膨大なものであった。具体的には図26に
示すように、ホログラム面10と立体表示が認識可能な
視域26との空間に表示しようとする対象物体14,1
6が存在するとき、ホログラム面10上のP点に関する
位相分布の計算は次のように設定する。
【0007】(1)対象物体14のP点を視域26から
見たとき、手前に存在する物体16により隠れる視域の
部分を除いた斜線で示すP点を見ることのできる視域部
分62を計算する。 (2)次にP点を見ることのできる視域部分62につ
き、対象物体のP点を通るホロググラム面10に交わる
斜線部の領域をP点に関する位相分布の計算領域60と
して求める。
【0008】(3)計算領域60を微小領域に分け、各
微小領域ごとにP点からの光による位相分布を計算す
る。 このような計算を対象物体14,16の全ての点につい
て行うことから、そのための計算量は膨大なものとな
り、現在のコンピュータの処理速度ではディスプレイと
して実用可能な時間で位相分布を計算することが困難で
あり、膨大な計算量を低減することが大きな課題になっ
ている。本発明の目的は、ホログラム位相分布を求める
際の計算量を低減するようにしたホログラム情報作成方
法を提供する。
【0009】本発明の他の目的は、対象物体を水平面で
スライスし、スライス面ごとに線分の集合に変換して位
相分布計算領域を簡単に決定して計算量を低減できるよ
うにしたホログラム情報作成方法を提供する。本発明の
他の目的は、スライス面から抽出した線分に設定したサ
ンプリング点から1次元位相分布を計算して計算量を低
減できるようにしたホログラム情報作成方法を提供す
る。
【0010】本発明の他の目的は、線分の抽出は仮想空
間で行い、位相分布の計算に先立って実際の立体表示に
使用するデバイスの条件に基づき実空間の線分に変換す
る倍率設定を行い、デバイスが変っても簡単に適用でき
るようにしたホログラム情報作成方法を提供する。本発
明の他の目的は、計算により求めた1次元位相分布を垂
直方向に並べて表現した状態で波面変換して立体像を表
示させるホログラム情報作成方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まずステップS1の仮想空間設定過程で、位
相分布を表現するホログラム面10、ホログラム面10
に表現した位相分布により再生される立体像を視認可能
な視域26、及び立体表示限界30,32を仮想空間に
設定する。
【0012】ステップS2の物体表現過程では、立体表
示を行う対象物14,16を微小な多角形の集合で仮想
空間に表現する。ステップS3のスライス面設定過程で
は、物体14,16を含む仮想空間に水平面と平行なス
ライス面18を複数設定する。ステップS4の線分検出
過程では、スライス面18ごとに多角形と交差する線分
を求め、ステップS5の線分調整過程で線分を必要に応
じて分割またはクリッピングし、更にステップS6の線
分抽出過程で、線分を視域26の全域から常に見える部
分と、他の線分により妨げられて視域26の一部からし
か見ない部分とに分けて抽出する。
【0013】ステップS7のサンプリング過程では線分
にサンプリング点を設定し、ステップS8の位相分布計
算過程でサンプリング点ごとにホログラム面10上の1
次元の位相分布を計算する。異なるサンプリング点に対
して計算された1次元のホログラム位相分布はステップ
S9の位相分布加算過程で同一のスライス面ごとに加算
される。
【0014】
【作用】このような構成を備えた本発明のホログラム情
報作成方法によれば、CAD等の計算機内に保持してい
る対象物の3次元構造データを対象に、コンピュータ・
グラフィックス技術の2次元的な隠線処理を変形して適
用することで、ホログラム位相分布の計算領域の設定に
必要な3次元的な隠線処理が簡単にできる。
【0015】また作成するホログラムとして、水平方向
にのみ視差をもたせた1次元ホログラムとすることで、
隠線処理および位相分布の計算を簡単にして計算量を低
減する。
【0016】
【実施例】図2は本発明のホログラム情報作成方法を含
む立体表示方法の全体的な処理手順を示したフローチャ
ートである。まずステップS1の位相計算過程では、本
発明のホログラム情報作成方法に従って立体表示のため
のホログラム位相分布を計算する。この位相計算過程の
概略は図3に示すように、CADシステム等の3次元構
造データを保持したシステムから立体表示しようとする
対象物体14,16の3次元物体情報を、位相計算のた
めに準備した仮想空間に表現する。
【0017】この3次元構造の対象物体14,16につ
き、コンピュータ・グラフィックス技術における2次元
的な隠線処理を変形して適用することで位相計算領域を
決め、計算量を大幅に低減した位相計算を行う。このた
め、本発明にあっては、水平方向にのみ視差をもたせた
1次元ホログラムを計算する。即ち、位相表示面として
のホログラム面10を、垂直方向に微小な幅をもつスト
ライプ状の領域に分割し、このストライプ状の領域に対
応して対象物体14,16の垂直方向に微小な幅をもつ
微小な領域に分割し、対象物体14,16の分割領域に
サンプリング点を設定して、各サンプリング点からの位
相寄与を積算して1次元ホログラム12を求める。
【0018】更に本発明にあっては、1次元ホログラム
12の位相計算を簡単にするため、対象物体14,16
が通常、微小な三角形の素片の集合で表わされたポリゴ
ン(多面体)として表現されていることから、水平面に
平行なスライス面18を垂直方向に微小間隔で多数設定
してスライスし、各スライス面18と対象物体14,1
6を構成している三角形の素片との交差による線分を抽
出し、この線分を対象物体14,16として1次元ホロ
グラム12の位相分布を計算する。
【0019】勿論、スライス面18の垂直方向の間隔は
1次元ホログラム12を表現するホログラム面10の間
隔に合わせることとする。このように本発明にあって
は、対象物体14,16をスライス面18で切って水平
方向の線分として扱うことで、1次元ホログラム12の
位相分布の計算をより簡単にすることができる。
【0020】図4は図2の立体表示の手順に対応したシ
ステム構成図であり、3次元情報生成装置20,位相計
算装置22及び立体表示装置24で構成する。3次元情
報生成装置20としては、例えばCADシステムのよう
な計算機内に対象物体を表わす3次元構造データを保持
している装置を使用することができる。位相計算装置2
2には後の説明で明らかにする本発明のホログラム情報
作成方法に従ったアルゴリズムが、ソフトウェアあるい
はハードウェアにより実現できるようにする。
【0021】更に立体表示装置24は位相計算装置22
で求められた1次元位相分布を表現する液晶ディスプレ
イと、液晶ディスプレイに対し再生のための参照光を照
射するレーザ光源を備えることになる。図5は図2のス
テップS1に示した位相計算過程、即ち本発明によるホ
ログラム情報作成方法の基本的な処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【0022】図5において、ステップS1は仮想空間設
定過程であり、位相分布を表現する矩形のホログラム
面、ホログラム面に表現した位相分布により再生される
立体像を視認可能な矩形の視域、及び立体表示の限界領
域を示す境界面を設定する。ステップS2は物体表現過
程であり、CADシステム等を利用して立体表示を行う
対象物体を微小な三角形の面素片の集合で構成されたポ
リゴン(多面体)として表現する。
【0023】ステップS3はスライス面設定過程であ
り、仮想空間の水平面に平行に、垂直方向に微小な間隔
をもって複数のスライス面を設定し、スライス面により
ステップS2で表現した対象物体としてのポリゴンとの
交差状態を作り出す。ステップS4は線分検出過程であ
り、設定したスライス面とポリゴンとして表現された対
象物体を構成する三角形の面素片との交差による線分を
検出する。
【0024】ステップS5の線分調整過程は、スライス
面の設定で検出された対象物体を示す線分について仮想
空間に設定した立体表示限界を示す境界面との関係でク
リッピングしたり、線分の交差について処理を簡単にす
るために分割したりする線分調整処理を行う。ステップ
S6の線分抽出過程は視域の全域からは前方に存在する
線分により妨げられて見えない線分を対象に、視域の全
域から常に見える部分と、他の線分により妨げられて視
域の一部からしか見えない部分とに分けて線分を抽出す
る。
【0025】このようなステップS4からS6までの線
分検出,線分調整及び線分抽出の過程により各スライス
面における線分は、視域の全域から見える線分と他の線
分により妨げられて視域の一部からしか見えない線分と
に分類されることになる。以上のステップS1〜S6ま
での処理は、最初に設定した仮想空間における処理であ
る。ここで仮想空間とは、実際に1次元位相分布を表現
するディスプレイ装置や再生光の波長が決まっておら
ず、仮想的に決めたディスプレイ及び再生光の波長を前
提に空間設定を行っていることを意味する。
【0026】これに対し、ステップS7以降について
は、実際に1次元位相分布を表現する立体表示装置とし
てのディスプレイの構造、具体的には画素ピッチ間隔
と、実際に使用する参照光の波長に基づく実空間におけ
る処理を行う。ステップS7のサンプリング過程にあっ
ては、各スライス面ごとに抽出されている線分を対象に
位相計算のためのサンプリング点を設定する。このサン
プリング点については座標値と輝度が与えられる。サン
プリング点の輝度については、コンピュータ・グラフィ
ックス技術における影面処理に基づく値が使用される。
【0027】ステップS8の位相分布計算過程にあって
は、サンプリング点ごとにホログラム面上の1次元ホロ
グラムの位相分布を計算する。最後のステップS9の位
相分布加算過程にあっては、異なるサンプリング点に対
し計算された1次元のホログラム位相分布を同一のスラ
イス面ごとに加算し、ホログラム面の水平方向のストラ
イプ領域における1次元位相分布を最終的に求める。
【0028】図6は図5のステップS1に示した仮想空
間設定過程の様子を視覚的に示した説明図である。図6
において、仮想空間には仮想的なホログラム面10と視
域26が設定される。ホログラム面10は計算された位
相値を表現する微小な画素25を2次元的に多数配列し
た構造と仮定している。通常、ホログラム再生に必要な
ディスプレイの解像度としては1000lp/mm程度
が必要であり、従って画素24のサイズはこのような解
像度に基づいて決められている。ここで、仮想的なホロ
グラム面10に設けた画素25のピッチ間隔をPv とす
る。
【0029】また説明を簡単にするため、画素25の縦
方向及び横方向のピッチ間隔は同一ピッチ間隔Pv にあ
るものとする。また、ホログラム面10は仮想的なディ
スプレイの想定に基づき横幅L1,高さL2のサイズを
もつ。視域26の設定はホログラム面10に表現した位
相分布による波面変換に使用する参照光の波長により決
まる。ここで、仮想空間における参照光の波長をλv
し、説明を簡単にするためにホログラム面10に垂直に
参照光を当てるとする。ここで、仮想的なホログラム面
10の画素25のピッチ間隔はPv であることから、空
間周波数fは f=1/2Pv [lp/mm] となり、位相分布による最大の回折角φは f=sinφ/λv の関係式をもつことになる。
【0030】従って図7の平面図に示すように、ホログ
ラム面10に表現した1次元位相分布による垂直に入射
した参照光の回折角φを両端で設定すると、境界面3
0,32を設定することができる。即ち、境界面30,
32の内側に視点を置くとホログラム10による立体像
を見ることができるが、境界面30,32の外側に視点
を置くと立体像を見ることができず、境界面30,32
は立体像の視認可能な領域を決めていることになる。
【0031】そこで、図6の仮想空間において、ホログ
ラム面10からL5離れた位置に視域26を設定したと
すると、図7の境界面30,32により視域26の大き
さが横幅L3及び高さL4として一義的に決めることが
できる。ここで、ホログラム面10は1次元位相分布を
表現することから、ホログラム面10と視域26の高さ
L2=L4となる。
【0032】更に図6の仮想空間における座標系として
は、最終的に本発明にあってはホログラム面10の1次
元位相分布を計算することから、計算を簡単にするため
ホログラム面10の中心に原点Oを定めて3次元座標系
(X,Y,Z)を設定する。また、原点Oを通るZ軸が
交差する視域26の点を視点W0 としており、この視点
0 はポリゴンを仮想空間に表現する際の原点となり、
視点視点W0 を原点として仮想空間に表現したポリゴン
をホログラム面10の中心の原点Oの座標系に座標変換
した後に線分抽出を行うようになる。
【0033】図8は仮想空間に対する物体表現とスライ
ス面の設定の様子を示した説明図である。図8におい
て、仮想空間にはCADシステム等の3次元構造データ
により作られた対象物体(ポリゴン)34が表現されて
いる。この対象物体34は例えば図9の箱36に示すよ
うに、三角形の面と片の集合として表現されている。三
角形素片38の集合によるポリゴンの表現形式は、各面
素片の3つの頂点座標値と他の面素片の頂点に対する結
合リストで構成される。
【0034】図8のように、仮想空間に設定された対象
物体34に対しては、水平面に平行にスライス面18−
1,18−2,・・・18−nが設定される。スライス
面18−1〜18−nの間隔はホログラム面10の画素
25のピッチ間隔Pv となる。勿論、分解能を下げて計
算量を低減するためには、画素25のピッチ間隔Pv
上の間隔でスライス面18−1〜18−nを設定するよ
うにしても良い。
【0035】このような対象物体34に対するスライス
面18−1〜18−nの設定により、対象物体34を表
現している三角形の面素片に対するスライス面の交差状
態は、図9から明らかなように各面素片38とスライス
面18の交線が1つの線分を構成している。このように
して対象物体とスライス面との交差する線分を求めたな
らば、線分は両側の2つの端点の座標値で定義される。
【0036】次に図5のステップS5〜S6における線
分調整及び線分抽出過程の処理を具体的に説明する。図
10はあるスライス面について視域26の全域から見え
る線分40が存在した状態を示している。視域26の端
点はW1,W2で示され、またホログラム面10の端点
はS1,S2で示される。境界面32,30の内側の領
域に端点P1,P2の座標値で表現された線分40が存
在している。
【0037】本発明にあっては、線分40に示すような
境界面32,30の内側に存在する線分を位相計算の対
象線分として取り出す。一方、境界面30の外側に存在
する線分42については、計算対象としないことから削
除する。図11は図10の視域26の全域から見ること
のできる線分40のデータ形式を示した説明図である。
【0038】図11(a)はデータ形式の内容を示して
おり、線分番号に続いて線分左端点と線分右端点の座標
値を格納している。ここでは線分を右端点と左端点で分
けているが、奥行き方向に見ることで手前側を始点、奥
行き側を終点と定義してもよい。続いて視域の左端点と
視域の右端点の座標値を格納している。このようなデー
タ形式に従って図10の線分40については、図11
(b)に示すように線分番号#001,線分左端点P
1,線分右端点P2,視域左端点W1及び視域右端点W
2を格納した視域全域から見える線分40を示すデータ
が作成される。このような線分のデータ形式を採用する
ことにより、位相計算におけるホログラム面10での1
次元位相分布の計算領域の設定をより簡潔にできる。
【0039】図12は線分のクリッピングを示したもの
で、端点P1,P2をもつ線分は端点P1が境界面32
の外側にあることから、境界面32との交点P12の外
側の線分44を削除し、交点P12と右側の端点P2を
もつ新たな線分40を生成する。このようにクリッピン
グした線分40も視域26の全域から見えることから、
図11に示したと同じデータ形式をもたせる。
【0040】図13は線分のクリッピングの他の例を示
したもので、この場合には端点P1,P2をもつ線分4
2が境界面32,30の両方を通って存在している。そ
こで、境界面30,32との交点P3,P4を求めて新
たな線分の端点とし、外側の線分は削除する。図14は
視域26の右側で一部が見えなくなる線分を示した説明
図である。
【0041】図14において、端点P1,P2をもつ線
分44の手前に端点P3,P4をもつ別の線分46が位
置している。まず視域26の端点W1から線分44を見
ると、端点P1からP2までの全域を見ることができ
る。一方、視域26の右側の端点W2から線分44を見
ると、他の線分46の端点P3を通って線分44に交差
する点P12より右側を端点W2から見ることはできな
い。即ち、線分44は端点P1から交点P12までは視
域26の全域から見ることができるが、交点P12から
端点P2までは視域26の全域で見ることはできない。
【0042】このため交点P12までが視域全域26で
見ることのできる限界であり、更に右側については見え
る視域26が端点W1を含む左側に徐々に狭くなるよう
に制限される。このような場合には、線分44について
は視域の全域から見える端点P1,P12をもつ線分4
8と、視域の一部で見えなくなる端点P12,P2をも
つ線分50とに分けて抽出する。視域の全域で見える線
分48のデータ形式は図11に従う。これに対し、視域
の右側で一部が見えなくなる線分50については図15
に従ったデータ形式とする。
【0043】図15(a)は視域の右側で一部が見えな
くなる線分のデータ形式の内容を示したもので、線分番
号,線分左端点,線分右端点,視域左端点、更に妨害線
分端点を格納する。図14の線分50の場合には、図1
5(b)に示すように線分番号#002,線分左端点P
12,線分右端点P2,視域左端点W1,妨害線分46
の端点P3を格納する。この図15のデータ形式を図1
1の視域全域で見える線分のデータ形式と対応して見る
と、一方の視域端点の代わりに妨害線分の端点が格納さ
れている点で相違する。
【0044】図16は図14とは逆に視域の左側で一部
が見えなくなる線分を示した説明図である。図16にお
いて、端点P1,P2をもつ線分44は前方に存在する
端点P3,P4をもつ線分46により視域26の右側で
一部が見えなくなる。即ち、視域26の左側の端点W1
から見ると、他の線分46の端点P4を通る視線との交
点P12までは視域26の全域で見ることができる。し
かし、交点P12の左側については、視域26の左側で
は端点P1側に行くほど見えなくなる。
【0045】そこで、この場合にも、線分44を視域2
6の全域で見える端点P12,P2の線分48と、視域
26の左側で一部が見えなくなる端点P1,P12の線
分50に分けて抽出する。視域26の左側で一部が見え
なくなる線分50のデータ形式は、図17に示すように
線分番号#003,線分右端点P1,線分左端点P1
2,妨害線分端点P4及び視域左端点W2を格納した形
式となる。
【0046】図18は交差する線分の分割処理を示した
もので、端点P1,P2をもつ線分44と端点P3,P
4をもつ線分46が図示のように交点P5で交差してい
た場合には、交点P5により4つの線分に分割する。分
割した端点P1,P5の線分、端点P4,P5の線分に
ついては視域26の全域から見ることができることか
ら、図11のデータ形式に従ったデータを生成する。ま
た、端点P5,P3の線分と端点P5,P2の線分につ
いては、手前の2つの線分により隠れて視域26からは
全く見えないことから削除する。
【0047】以上のような線分調整及び抽出過程により
位相計算の対象となる線分は、 視域から完全に見える線分、 視域から完全には見えない線分、 の2種類の線分が得られることになる。このようにして
求められた線分は各スライス面ごとに奥行き方向の位置
に従って順番に並ぶように線分データのソーティングを
行う。
【0048】次に各スライス面ごとに求められた線分に
基づくホログラム面の1次元位相分布の計算過程を説明
する。まずホログラムの原理を説明すると、ホログラム
は1つのレーザ光を2つに分割し、一方のレーザ光を物
体に照射して物体より散乱されるレーザ光(物体光)と
もう一方のレーザ光(参照光)の2光束干渉により得ら
れる。ここで、参照光の波面をR・exp(jφr )と
し、物体光の波面をO・exp(jφo )とすると、ホ
ログラムの露光強度IH
【0049】
【数1】
【0050】となる。ホログラムを現像する場合には、
(1)式の露光強度IH に比例した振幅及び位相の変化
がホログラムに起きる。電気的にホログラムを作成する
ためには、光の振幅や位相を変化することのできる液晶
デバイス等の空間光変調素子を使用すればよい。このよ
うにして作成されたホログラムに参照光と同じ波面を入
射することでホログラムを再生することができる。
(1)式の露光強度IH の内、物体光の再生に寄与する
のは右辺第3項のみであるので、この右辺第3項につい
て考えると、ホログラムからの透過光Tは
【0051】
【数2】
【0052】となる。ここで、(2)式の右辺第1項は
物体からの波面が再生されたことを示し、右辺第2項は
物体光の共役波を示している。以上の原理説明から、ホ
ログラムの位相分布の計算は(1)式の右辺第3項のみ
を計算すればよいことになる。図19はホログラムの計
算原理を示したもので、今、参照光を平面波と考える
と、平面波は場所による強度変化がないので光強度Rを
無視することができ、また位相φr =0として扱える。
【0053】物体64の座標(Xi,Yi,Zi)をも
つあるサンプリング点66の輝度(散乱度)をIi とし
たとき、ホログラム面10上の画素25の露光強度IH
【0054】
【数3】
【0055】となる。図20は視域全域で見ることので
きる線分についての1次元位相分布の計算領域を示した
説明図である。視域全域で見える線分は図11に示した
データ形式で表現されていることから、図示のように線
分端点P1,P2及び視域26の端点W1,W2をホロ
グラム面10に対し仮想空間に設定することができる。
【0056】まず、本発明は端点P1,P2をもつ線分
上にサンプリング点SPを設定する。サンプリング点を
決める線分の分割長は複数の線分の連続を1つの線とし
て見せるため充分に小さくとる必要がある。理論的に
は、サンプリング点を設定する線分の分割長は視覚的に
は50ミクロン程度の値である。ここでは説明を簡単に
するため、仮想空間に設けたホログラム面10の画素の
ピッチ間隔Pv を用いてピッチ間隔Pv ごとにサンプリ
ング点SP1,SP2,・・・を設定する。
【0057】まず端点P1のホログラム面10における
位相分布の計算領域は、視域26の端点W1とW2から
の視線のホログラム10上における交点の間隔で与えら
れる計算領域52−1となる。次のサンプリング点SP
1についても同様にして、視域26の両側の端点W1,
W2からの視線がホログラム面10と交わる交点の間の
領域52−2となる。以下同様に、残りのサンプリング
点及び右側の端点P2について計算領域を求め、端点P
2については計算領域52−6が定まる。
【0058】このようにして端点P1,P2及び間のサ
ンプリング点SPについて計算領域52−1〜52−6
が定まったならば、各点の輝度を与えることで前記
(3)(4)式に従って位相分布を計算することができ
る。この場合、同一スライス面上のサンプリング点の位
相計算であることから(4)式のY座標値は0であり、
XZ平面(スライス面)での座標値を用いた2次元座標
で済むことから計算自体が簡単になる。
【0059】また、図20に示した各サンプリング点の
位相計算にあっては、端点P1,P2を含む各サンプリ
ング点の輝度を元に位相計算を行うことから、位相計算
に先立って輝度を求めておく必要がある。このサンプリ
ング点の輝度の計算はコンピュータ・グラフィックスに
おける各種のシューディング・モデルを適用して実現で
きる。
【0060】コンピュータ・グラフィックスのシューデ
ィング技法に基づく輝度計算にあっては、例えば図21
に示すように線分の端点P1,P2を表示する面の幾何
学的な法線を破線で示すように求めておく。これを視線
ベクトルV1,V2とする。P1,P2点の間に設定し
た任意のサンプリング点SPiについては、両端のP
1,P2点の視線ベクトルV1,V2から直線補間によ
り視線ベクトルViを求める。尚、端点P1,P2の法
線は、隣接する面の法線との平均により求まることから
異なる方向をもつ。
【0061】一方、端点P1,P2の線分を取り出した
ポリゴンの面素片については、各種の属性情報として例
えば拡散係数,反射係数,光源情報等がコンピュータ・
グラフィックスにおける表示の場合と同様設けられてい
ることから、この属性情報と視線ベクトルViに基づき
サンプリング点SPiの輝度を計算すれば良い。勿論、
輝度の計算はコンピュータ・グラフィックスのスムーズ
・シューディング・モデルに限定されず、適宜の陰面処
理の技術を適用することができる。
【0062】図22は視域の一部で見えなくなる線分の
位相計算を示した説明図であり、図15(b)の線分デ
ータに基づいて線分の端点P12,P2、視域左端点W
1及び妨害線分端点P3をホログラム面10に設定して
いる。このとき視域26の右端点W2や境界面30,3
2は考慮する必要がないが、説明を判り易くするため図
上は示している。
【0063】端点P12,P2をもつ線分については、
例えば仮想的なホログラム面10の画素ピッチ間隔Pv
の分割長で分割してサンプリング点SP1を設けてい
る。P12点からの光に基づくホログラム面10上の位
相計算の領域は、視域26の左端点W1と妨害線分端点
P3からの点P12を通る視線のホログラム面10上の
交点の間の領域54−1となる。
【0064】また、サンプリング点SP1及び端点P2
についても同様にして、計算領域54−2,54−3を
求める。このように計算領域54−1,54−2,54
−3が求められたならば、点P12,SP1,P2の輝
度を図21の場合と同様にして求め、前記(3)(4)
式に従って計算領域54−1〜54−3に含まれる画素
ごとに位相分布を計算する。
【0065】このようにして1つのスライス面について
求めた全ての線分の端点を含むサンプリング点について
位相分布が計算できたならば、ホログラム面10の1次
元領域で計算結果を加算することで、あるストライプ面
に対応した1次元位相分布を最終的に求めることがで
き、これを全てのスライス面の線分について行う。ここ
で、図20〜図22に示した位相計算は、図6及び図7
に示した仮想空間を例にとるものであったが、実際の処
理にあっては位相計算の段階で実際に位相分布を表現す
るディスプレイ及び再生光の波長を特定した実空間での
位相分布を計算する。
【0066】ここで実空間におけるホログラム面10、
即ち実際に位相分布を表現する液晶ディスプレイ等の画
素ピッチをPr 、再生光の波長をλr とすると、前記
(3)(4)式における位相分布の計算に使用する仮想
空間の波長λv を λv =λr ・(Pv /Pr ) (5) λv ;仮想空間の光波長 λr :実空間の光波長 Pv :仮想空間の画素ピッチ間隔 Pr :実空間の画素ピッチ間隔 として求め、また仮想空間で使用する波数kv を kv =kr ・(Pr /Pv ) (6) kv :仮想空間の波数 kr :実空間の波数 として求めて、実空間における1次元位相分布として計
算する。
【0067】即ち、仮想空間から実空間への変換は、実
空間における画素ピッチ間隔Pr と仮想空間における画
素ピッチ間隔Pv との比で決まる倍率設定に従った波長
及び波数を用いて位相分布を計算することで実現でき
る。このように線分の検出までは仮想空間で行うこと
で、実際の立体表示で使用する液晶ディスプレイの性能
や参照光の波長の制約を受けることなく、線分に変換さ
れた対象物体の情報を得ることができ、実際に位相分布
を表現するデバイスや参照光の波長が求まった後に実空
間での位相分布を簡単に計算することができる。
【0068】図23,図24及び図25は図5に示した
本発明によるホログラム情報作成のためのステップS3
以降の処理をソフトウェアで実現するためのフローチャ
ートを示す。図23において、ステップS1でスライス
面の初期設定を行う。続いてステップS2で、設定した
スライス面と対象物体として表現したポリゴンとの交点
を求め、線分の2端点とする。ステップS3では線分の
2端点が立体表示可能域以外か否か判定する。立体表示
可能域にあればステップS4で2つの端点の内の1つが
立体表示可能域の外か否か判定する。
【0069】両方とも立体表示可能域の中であればステ
ップS5に進み、全てのポリゴンの面素片について線分
を取り出すための計算が終了したか否かチェックする。
ステップS3で線分の2端点が立体表示可能域以外であ
った場合にはステップS6に進み、2端点が視域から見
て右側か左側の同じ方向に存在するか否かチェックす
る。
【0070】線分の2端点が同方向即ち立体表示可能域
の右側または左側に存在するとき、具体的には図10の
線分42のような場合にはステップS7に進んで2端点
のデータを削除する。また、ステップS6で線分の2端
点が異なる方向であった場合には、即ち図13のP1,
P2点の状態にあったときにはステップS8に進み、2
端点とも立体表示可能領域内へのクリッピングを行う。
【0071】以上の処理により全てのポリゴン面につい
ての線分に関する計算が終了すると図24のステップS
10に進み、線分抽出のための初期設定を行う。ステッ
プS11では2端点の線分が交点をもつかどうかチェッ
クする。もし交点をもっていればステップS13に進
み、図18に示したように交点で線分を分割して線分を
追加する。ステップS12で全ての線分について交点の
判断を終了するまで処理を繰り返す。
【0072】次にステップS14に進み、交点の処理が
済んだ線分について線分の並び替えを行う。この並び替
えは同一スライス面上の線分に関しZ軸方向、即ち奥行
き方向に順番に線分を昇順(奥行き方向の距離の小さい
順)に並べる。また、各線分について2端点を視域に近
い方を始点、遠い方を終点とする。線分の並び替えが全
て済むとステップS15で再度線分の初期設定を行い、
ステップS16で線分の抽出を行う。
【0073】ステップS16における線分の抽出処理は
視域の一部で隠れる線分を対象に、視域から完全に見
える部分、角度によって見える部分、見えない部
分、に分割し、の見えない部分については削除する。
完全に見える部分については図11に従った形式の線分
データを生成し、また角度によって見える部分の線分に
ついては図15あるいは図16の形式に従って線分のデ
ータを生成する。このステップS16の処理を、ステッ
プS17で全ての線分についての計算を終了するまで繰
り返す。
【0074】次に図25のステップS18に進み、これ
までの仮想空間における処理から位相分布を実際に表示
するディスプレイ及び参照光の波長を定めた実空間の処
理に変換するための倍率設定を行う。この倍率設定は仮
想空間のホログラム面の画素ピッチ間隔Pv と実空間の
画素ピッチ間隔Pr が定まっていることから倍率(P r
/Pv )を設定し、この倍率から前記(5)(6)式に
従った実空間への波長及び波数の変換を行い、この波長
λv 及び波数kv を用いて前記(3)(4)式に従った
位相計算を行う。
【0075】ステップS18で倍率設定が済むと、ステ
ップS19で線分ごとに線分上に所定の分割長、例えば
仮想空間のホログラム面における画素ピッチ間隔Pv
サンプリング点を設定する。続いてステップS20で、
線分上のサンプリング点と視域の視認範囲で決まるホロ
グラム面上の領域について距離、即ち計算領域を求め、
更にサンプリング点の輝度を求め、最終的に計算領域の
各画素ごとの位相分布を計算する。
【0076】続いてステップS21で同一スライス面の
処理であることから、計算した位相分布を加算処理し、
ステップS2で全ての線分についての計算終了までステ
ップS19〜S21の処理を繰り返す。ステップS22
で全ての線分についての位相計算が終了するとステップ
S23に進み、全てのスライス面についての計算が終了
したか否かチェックする。
【0077】計算が終了していなければ図23のステッ
プS2に戻り、次のスライス面についての処理を行う。
図25のステップS23で全てのスライス面についての
計算が終了すると、一連のホログラム情報の作成処理を
終了する。このようにして計算された各スライス面ごと
の1次元位相分布は、例えば図4に示した位相計算装置
22のメモリに保持され、立体表示装置24で立体表示
を行う際に読み出され、例えば液晶デバイスの各画素ご
とに対応する位相分布を表現し、レーザ光源等の参照光
の照射で表現した位相分布により波面を変換し、生成し
た1次元位相分布に基づく立体像を表示する。
【0078】立体表示に用いるデバイスとしては、例え
ばTN液晶を用いた液晶ディスプレイを使用することが
でき、各液晶画素は位相分布信号により参照光の位相を
0〜2πの範囲で変化させて立体像を表示するための波
面変換を行うようになる。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、表示対象となる物体を三角形の面素片の集合でなる
ポリゴン(多面体)で表現し、位相計算のための仮想空
間に水平面と平行に設定したスライス面ごとにポリゴン
面素片の交差による線分を求め、線分に一定間隔でサン
プリング点を設定した1次元位相分布を求めることで、
従来、膨大な計算量を必要としたホログラムの位相分布
の計算量を大幅に低減することができる。
【0080】また、対象物体を表現する線分の取出しを
ホログラム面,視域,境界面を設定した仮想空間で行
い、位相計算に先立って、実際の表示デバイスや参照光
波長を考慮した実空間に変換して1次元位相分布を求め
ることで、立体表示用のデバイスに制約されることな
く、一義的に位相計算の元となる対象物の線分情報を得
ることができ、実際の装置に適合した位相計算を容易に
することができる。
【0081】更に、線分の輝度計算にコンピュータ・グ
ラフィックスにおける影面処理の技術を利用しているこ
とでリアルな立体感を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体的な処理手順を示したフローチャ
ート
【図3】本発明で求める1次元位相分布と対象物体との
関係を示した説明図
【図4】本発明のシステム構成図
【図5】本発明のホログラム情報作成手順を示したフロ
ーチャート
【図6】仮想空間の設定状態を示した説明図
【図7】図6の平面図
【図8】対象物体のスライス状態の説明図
【図9】対象物体のポリゴン表現とスライス面との交差
を示した説明図
【図10】視域全域で見える線分の説明図
【図11】視域全域で見える線分のデータ形式の説明図
【図12】限界を片側で越えた線分をクリッピングする
説明図
【図13】限界を両側に出る線分をクリッピングする説
明図
【図14】視域の右側一部が見えなくなる線分の説明図
【図15】視域の右側で一部が見えなくなる線分のデー
タ形式の説明図
【図16】視域の左側で一部が見えなくなる線分の説明
【図17】視域の左側で一部が見えなくなる線分のデー
タ形式の説明図
【図18】交差する線分を分割する説明図
【図19】ホログラムの位相分布の計算原理の説明図
【図20】視域全域で見える線分の位相計算領域の説明
【図21】端点の間に設定したサンプリング点の輝度情
報の設定を示した説明図
【図22】視域の一部で見えなくなる線分の位相計算領
域の説明図
【図23】本発明のホログラム情報作成の詳細を示した
フローチャート
【図24】本発明のホログラム情報作成の詳細を示した
フローチャート(続き)
【図25】本発明のホログラム情報作成の詳細を示した
フローチャート(続き)
【図26】従来のホログラム位相分布の計算領域の説明
【符号の説明】
10:ホログラム面 12:1次元ホログラム 14,16:対象物体 18,18−1〜18−n:スライス面 20:3次元情報生成装置 22:位相計算装置 24:立体表示装置 25:画素 26:視域 28:交差軸 30,32:立体可視限界 34:ポリゴン(多面体) 35:後方境界面 36:表現物体 38:ポリゴン(三角素片) 40,42,46,48:線分 52−1〜52−n,54−1〜54−3:計算領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図9】
【図1】
【図2】
【図4】
【図11】
【図5】
【図7】
【図8】
【図10】
【図6】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図21】
【図23】
【図26】
【図24】
【図25】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 雅之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中島 雅人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相分布を表現するホログラム面、該ホロ
    グラム面に表現した位相分布により再生される立体像を
    視認可能な視域、及び立体表示限界を仮想空間に設定す
    る仮想空間設定過程と,立体表示を行う対象物を微小な
    多角形の集合で前記仮想空間に表現する物体表現過程
    と;前記対象物を含む仮想空間に水平面と平行なスライ
    ス面を複数設定するスライス面設定過程と;前記スライ
    ス面ごとに前記多角形と交差する線分を求める線分検出
    過程と;前記線分を必要に応じて分割またはクリッピン
    グする線分調整過程と;前記線分を前記視域の全域から
    常に見える部分と、他の線分により妨げられて前記視域
    の一部からしか見ない部分とに分けて抽出する線分抽出
    過程と;抽出された線分にサンプリング点を設定するサ
    ンプリング過程と;前記サンプリング点ごとに前記ホロ
    グラム面上の1次元のホログラム位相分布を計算する位
    相分布計算過程と;異なるサンプリング点に対して計算
    された1次元のホログラム位相分布を同一のスライス面
    ごとに加算する位相分布加算過程と;から成ることを特
    徴としたホログラム情報作成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記仮想空間設定過程は、矩形のホログラム面
    の左右の辺と矩形の視域の左右の辺とを結んだ対角面を
    立体表示限界を示す境界面として設定したことを特徴と
    するホログラム情報作成方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記仮想空間設定過程は、3次元座標の原点を
    ホログラム面の中心位置に設定し、該原点を基準に仮想
    空間での位置座標を表現することを特徴とするホログラ
    ム情報作成方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記物体表現過程は、前記多面体を三角形の面
    素片で表現したことを特徴とするホログラム情報作成方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記スライス面設定過程は、複数のスライス面
    を等間隔に設定したことを特徴とするホログラム情報作
    成方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記線分調整過程は、スライス面内の線分につ
    いて前記立体表示限界の境界面の外側に位置する部分を
    クリッピングして表示限界内の線分に調整することを特
    徴とするホログラム情報作成方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記線分調整過程は、スライス面内で交差する
    2以上の線分を交点で分割したことを特徴とするホログ
    ラム情報作成方法。
  8. 【請求項8】請求項1記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記線分抽出過程は、線分の両側の端点および
    該線分の見え方を制限する2点の組を1つの線分情報と
    して生成することを特徴とするホログラム作成方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載のホログラム情報作成方法に
    於いて、前記線分抽出過程は、前記視域の全域から見え
    る線分については、線分の両方の端点および視域の両方
    の端点の組を1つの線分情報として生成することを特徴
    とするホログラム作成方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載のホログラム情報作成方法
    に於いて、前記線分抽出過程は、前記視域の一部から見
    える線分については、視認を制限する他の線分の端点を
    線分情報として生成することを特徴とするホログラム作
    成方法。
  11. 【請求項11】請求項1記載のホログラム情報作成方法
    に於いて、前記サンプリング過程は、抽出された線分上
    に等間隔でサンプリング点を設定することをことを特徴
    とするホログラム作成方法。
  12. 【請求項12】請求項1又は11記載のホログラム情報
    作成方法に於いて、前記サンプリング点の設定間隔を、
    所定距離離れて見たときサンプリング点の並びが連続し
    た線として見える人間の眼の分解能に基づいて設定する
    ことを特徴とするホログラム作成方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載のホログラム情報作成方
    法に於いて、前記サンプリング点の間隔を決める視点ま
    での距離を、前記仮想空間に設定したホログラム面と視
    域との距離としたことを特徴とするホログラム作成方
    法。
  14. 【請求項14】請求項1記載のホログラム情報作成方法
    に於いて、前記位相分布計算過程は、仮想空間で求めた
    線分の情報を、立体表示を行う実空間の条件に適合する
    ように倍率設定を行うことを特徴とするホログラム情報
    作成方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載のホログラム情報作成方
    法に於いて、前記位相分布計算過程の倍率設定は、仮想
    空間に設定したホログラム面の画素ビッチ間隔と、実空
    間でホログラム位相分布を表現するディスプレイの画素
    ピッチ間隔との比率に基づいて設定することを特徴とす
    るホログラム情報作成方法。
  16. 【請求項16】請求項1記載のホログラム情報作成方法
    に於いて、更に、計算された1次元位相分布を表現する
    位相分布表現過程と;前記位相分布表現過程で表現され
    た位相分布に参照光を照射し該参照光の波面変換により
    立体像を認識させる立体表示過程と;を設けたことを特
    徴とするホログラム情報作成方法。
  17. 【請求項17】請求項1記載のホログラム情報作成方法
    に於いて、前記位相分布表現過程は、スライス面ごとに
    算出した1次元ホログラム位相分布を垂直方向に配列す
    ることによってホログラム全体の位相分布を表現するこ
    とを特徴とするホログラム情報作成方法。
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