JPH06130837A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

Info

Publication number
JPH06130837A
JPH06130837A JP27851792A JP27851792A JPH06130837A JP H06130837 A JPH06130837 A JP H06130837A JP 27851792 A JP27851792 A JP 27851792A JP 27851792 A JP27851792 A JP 27851792A JP H06130837 A JPH06130837 A JP H06130837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
roller
transfer roller
ring
reference resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27851792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉藤  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP27851792A priority Critical patent/JPH06130837A/ja
Priority to US07/990,503 priority patent/US5287152A/en
Publication of JPH06130837A publication Critical patent/JPH06130837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 転写ローラ2と感光体とで挾持搬送される転
写材に感光体100上のトナーを転写する転写装置1
に、転写ローラ2の少なくとも一端に孔61を有する参
照抵抗リング6を外装するとともに、この参照抵抗リン
グ6に電極7を接触させ、電源5より供給された電気を
転写ローラ2に印加するようにした。 【効果】 参照抵抗リング6に覆われた転写ローラ2部
分も孔62を介して他の部分と同様に外気に接するの
で、環境の変化に対して転写ローラ2はすべての部分に
おいて等しく抵抗値が変化し、感光体100や転写材に
流れる電流値がほぼ一定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写
機、プリンタ、ファクシミリなどにおいて、感光体上の
トナーを紙などの転写材料に転写する転写装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記転写装置として、発泡材から
なる導電性の転写ローラを感光体に接触させると共に、
上記転写ローラの芯金にバイアス電源より電気を供給す
ることにより、上記感光体と転写ローラとの間を通過す
る転写材に電荷を付与し、上記感光体に付着している荷
電トナーを上記転写材に電気的に転写させるようにした
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記転
写ローラや転写紙の電気抵抗は温度や湿度などの環境条
件により約2桁変化する。具体的に、転写ローラの抵抗
値は、低温低湿環境(以下「L/L」という。)では常
温常湿環境(以下「N/N」という。)の抵抗値よりも
数桁上昇し、逆に、高温高湿環境(以下「H/H」とい
う。)ではN/Nよりも1〜2桁下がる。
【0004】そのため、上記転写ローラに印加する電圧
を一定に保つ定電圧制御では、L/L時に十分な転写電
流が得られず転写不良を招来し、H/H時には非通紙時
に感光体上に転写メモリが発生して、出力画像に地肌カ
ブリを生じる、という問題点があった。
【0005】一方、上記転写ローラに印加する電流を一
定に保つ単なる定電流制御では、転写紙が小サイズの場
合に、感光体と転写ローラが直に接触する部分に流れる
電流が多くなり、転写紙が通過する部分に十分な転写電
流が流れず、転写不良を生ずる、という問題点を有す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、感光体に圧接する転写
ローラを有し、この転写ローラと上記感光体とで挾持搬
送される転写材に上記感光体上のトナーを転写する転写
装置において、上記転写ローラの少なくとも一端に外装
した参照抵抗リングと、この参照抵抗リングに接触する
端子と、上記転写ローラを介して参照抵抗リングに電流
を印加する電源手段とを設け、上記参照抵抗リングの転
写ローラを覆う部分に複数の孔を形成したものである。
【0007】また、感光体に圧接する転写ローラを有
し、この転写ローラと上記感光体とで挾持搬送される転
写材に上記感光体上のトナーを転写する転写装置におい
て、円筒体にその一端側より突出する複数の係止片を設
け、この円筒体を上記転写ローラと同軸上に設け、上記
係止片を転写ローラに係合して固定した参照抵抗リング
と、この参照抵抗リングに接触する端子と、上記転写ロ
ーラを介して参照抵抗リングに電流を印加する電源手段
とを設けたものである。
【0008】
【作用】上記前者の転写装置では、環境条件が変化する
と転写ローラの抵抗値および転写ローラと感光体や転写
材料との抵抗値が変化する。また、参照抵抗リングに覆
われた転写ローラ部分も、上記参照抵抗リングに設けた
孔によって外気との通気性が確保されており、他の部分
と同様に抵抗値が変化する。そして、転写ローラの抵抗
変化に応じて、この転写ローラに流れる電流が調整され
る。一方、後者の転写装置では、転写ローラの参照抵抗
リングが取り付けられる一端側は外気に接した状態に保
たれるので、この部分も環境の変化に応じて他の部分と
同様に抵抗が変化する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明の概略構成を示し、10
0は感光体、1は転写装置である。上記転写装置1にお
いて、転写ローラ2は、図2に示すように、シリコンゴ
ムにカーボンブラックを分散してなる発泡スポンジのゴ
ムローラ(電気抵抗:106〜109Ω・cm)4の中心
に導電性の軸3を貫通してなるもので、感光体100と
平行に、かつ、ゴムローラ4の外周面を感光体100に
所定の押圧力(600g)で圧接させ、感光体100に
従動回転するようになっており、軸3が定電圧型の高圧
トランス5に電気的に接続されている。参照抵抗リング
6は、ポリプロピレン、ナイロンなどの非導電性樹脂に
導電性の金属粉末、金属繊維、またはグラファイト繊維
を添加することにより成形された導電性の円筒体からな
るもので、転写ローラ2の一端に外装して固定されてい
る。また、参照抵抗リング6には、図5〜7に示すよう
に、円筒体本体61に所定形状の孔62が所定のパター
ンで形成されており、参照抵抗リング6に覆われたゴム
ローラ4部分が直接外気と接触し、このゴムローラ4部
分の抵抗値が感光体100と接するゴムローラ4部分と
同一の環境依存性を有するようにしてある。なお、参照
抵抗リング6は導電性金属で作ってもよいし、ポリアセ
チレン、ポリピロール、ポリチエニレンなどの導電性樹
脂を成形して作ってもよい。電極7は参照抵抗リング6
の外周面に接触し、抵抗8を介してアース9に接続さ
れ、転写ローラ2、参照抵抗リング6から電極7を通じ
てアース9に流れる電流が高圧トランス5で検出される
ようになっている。
【0010】図3は転写装置1の等価回路を示し、図
中、VTは高圧トランス5の出力電圧、Ra1は感光体
面とゴムローラ4との間の抵抗値、Ra2は転写紙又は
/及び感光体100等の等価抵抗値、Rbはゴムローラ
4と抵抗8の合成抵抗値、iaは軸3からゴムローラ4
を介して感光体100に流れる分路電流、ibは参照抵
抗リング6に流れる分路電流を示す。なお、上記ゴムロ
ーラ4、転写紙等の電気抵抗値は環境条件により変化す
るため、抵抗Ra1,Ra2,Rbはそれぞれ可変抵抗
として表されている。
【0011】上記転写装置1における高圧トランス5の
出力特性を、図4を参照して説明する。この図は環境変
化によって各部材に流れる電流が変化する状態を示して
おり、横軸は高圧トランス5の出力電圧VT、原点Oか
ら上方に向かう縦軸が分路電流ia、原点Oから下方に
向かう縦軸が分路電流ibを表している。
【0012】そして、第4象限は、参照抵抗リング6に
流れる電流が環境によって変化する状態を示しており、
ib(L)はL/L時、ib(H)はH/H時における
電流特性の一例で、L/L時は特性曲線が高圧側にシフ
トし、H/H時は特性曲線が低圧側にシフトすることを
示している。
【0013】また、第1象限は、転写ローラ2から感光
体面に流れる電流iP/C、転写ローラ2から転写紙のト
ナーと接しない部分(白部)に流れる電流iW、転写ロ
ーラ2から転写紙のトナーと接する部分(黒部)に流れ
る電流iBの電流が環境によって変化する状態を示して
いる。また、ia(L)はL/L時の電流特性、ia
(H)はH/H時の電流特性の一例で、上記参照抵抗リ
ング6の電流特性と同様に、L/L時は特性曲線が高圧
側にシフトし、H/H時は特性曲線が低圧側にシフトす
ることを示している。
【0014】上記構成を有する転写装置1では、高圧ト
ランス5は、参照抵抗リング6に流れる分路電流ibを
検出し、その電流値ibと定電流設定値ib0とを比較
するとともに、上記電流値ibが設定値ib0となるよ
うに出力電圧VTを調整する。例えば、L/L時、ゴム
ローラ4の電気抵抗が上昇し、ib特性曲線がib
(L)の状態になると、出力電圧VTはVL/Lに調整さ
れ、iP/C,iW,iBはそれぞれiP/C’,iW’,iB
となる。また、H/H時、ゴムローラ4の電気抵抗が低
下し、ib特性曲線がib(H)の状態になると出力電
圧VTはVH/Hに設定され、iP/C,iW,iBがそれぞれ
P/C’’,iW’’,iB’’となる。
【0015】このように、iP/C,iW,iB特性曲線は
環境の変化に従って高圧側または低圧側にシフトするの
で、L/L時のiP/C’,iW’,iB’とH/H時のi
P/C’’,iW’’,iB’’はほぼ等しく値を示す。す
なわち、環境の変化にかかわらず、iP/C,iW,iB
ほぼ一定に保たれる。また、参照抵抗リング6に覆われ
たゴムローラ4部分の抵抗値は、この参照抵抗リング6
に設けた孔62によって他の部分、すなわち感光体10
0と接するゴムローラ4部分と同一の環境依存性を有す
ることから、両者の間に抵抗値がなく、転写ローラ2の
転写性が環境の変化に拘わらず一定に保たれる。
【0016】なお、上記実施例では、参照抵抗リング6
は転写ローラ2の一端側にのみ設けるものとしたが、参
照抵抗リング6を転写ローラ2の両端に設けてもよい。
この場合、検出電流ibは2つの参照抵抗リングの合成
電流となるので、結果的に得られる出力電圧VTも感光
体100の両側における環境を考慮したものとなる。ま
た、参照抵抗リング6の端部はゴムローラ4から突出さ
せてもよく、この場合、少なくともゴムローラ4と接す
る本体61部分にのみ孔62を形成すればよい。
【0017】第2実施例に係る転写装置について図8〜
13を参照して説明する。なお、これらの図において、
上記第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付す。図8に示す転写装置1’では、転写ローラ
2の軸3と高圧トランス5を結ぶ回路上に制御抵抗10
が接続され、電極7は直接接地されている。その他の構
成は同一である。また、転写装置1’の等価回路を示す
図10において、Rsは制御抵抗10の抵抗値、VRS
制御抵抗Rsによる電圧降下、VTOは抵抗Ra1,Ra
2および抵抗Rbによる電圧降下を示す。
【0018】上記転写装置1の動作特性を、N/N時の
場合について、図11を参照して説明する。この図にお
いて、横軸は電圧、原点Oから上方に向かう縦軸が分路
電流ia、原点Oから下方に向かう縦軸が分路電流ib
を表している。また、第4象限において、L1は制御抵
抗Rsによる動作線、L2はia=0とした場合の参照
抵抗6に流れる電流ibの電圧依存性、L3はiaの電
圧依存性を考慮した場合の電流ia+ibの電圧依存性
を示す。一方、第1象限において、P/Cは感光体10
0に流れる電流の特性曲線、Wは転写紙がトナーと接し
ない部分(白部)に流れる電流の特性曲線、Bは転写紙
がトナーと接する部分(黒部)に流れる電流の特性曲線
を示す。なお、上記P/C特性曲線で表される値は、特
性曲線L2とL3との差に等しい。
【0019】そして、上記特性曲線等に基づいて、抵抗
Ra1とRa2、および抵抗Rbによる電圧降下V
TOは、動作線L1と特性曲線L2との交点C1に対応す
る横軸の点(電圧値)P1から決定される。また、感光
体100に流れる電流iP/Cは、動作線L1と特性曲線
L3との交点C2に対応するP/C特性曲線上の点P2
から決定される。そして、上記点P1とP2を結ぶ動作
線ALとW特性曲線、B特性曲線との交点より、転写紙
の白部に流れる電流値iW、転写紙の黒部に流れる電流
値iBが求まる。なお、上記動作線ALは完全な定電圧
特性を示すものではないが、比較的定電圧特性に近いも
のとなっている。
【0020】したがって、実際の画像形成装置では、高
圧トランス5の出力電圧VT、制御抵抗Rs、あるいは
参照抵抗リング6の大きさ等を適宜設定することによ
り、感光体100に流れる電流iP/C、転写紙の白部に
流れる電流iW、転写紙の黒部に流れる電流iBが決定さ
れると共に、その電流値を所定の範囲に設定することが
できる。
【0021】具体的に、H/H時、環境の変化に応じて
ゴムローラ4等の電気抵抗が低下する。これにより、図
12に示すように、抵抗Ra1,Ra2に流れる電流i
a、抵抗Rbに流れるibが上昇し、ibの特性曲線L
2は高電流側にシフトする。また、転写特性を表すP/
C,W,B特性極性は低圧側にシフトすると共に、ゴム
ローラ4の抵抗低下により高電流側にシフトして電圧依
存性が上昇する。
【0022】そして、上述の方法により決定される動作
線ALとP/C,W,B特性曲線との交点から求められ
るiP/C,iW,iBは、P/C,W,B特性曲線の電圧
依存性が上昇したことに対応して電圧降下VT0が低下す
ると共に、動作線ALが傾きを増し、iP/C,iW,iB
はN/N時とほぼ同等の値に設定される。
【0023】また、L/L時、環境の変化に応じてゴム
ローラ4、参照抵抗6等の電気抵抗が上昇する。これに
より、図13に示すように、抵抗Ra1,Ra2に流れ
る電流ia、抵抗Rbに流れるibが減少し、ibの特
性曲線L2は低電流側にシフトする。また、転写特性を
表すP/C,W,B特性極性は高圧側にシフトすると共
に、ゴムローラ4等の抵抗上昇により低電流側にシフト
して電圧依存性が低下する。
【0024】そして、iP/C,iW,iBは、P/C,
W,B特性曲線の電圧依存性が低下したことに対応して
電圧降下VT0が上昇すると共に、動作線ALの傾きが減
少し、iP/C,iW,iBはN/N時とほぼ同等の値に設
定される。
【0025】このように、上記転写装置1’では、環境
の変化によってゴムローラ4や転写紙等の電気抵抗が変
化すると、それに従って自動的に転写ローラ2に印加さ
れる電圧が変化すると共に、感光体100、転写紙の転
写電流が一定の幅内で自動的に補正される。また、上記
実施例と同様に、参照抵抗リング6に覆われたゴムロー
ラ4部分の抵抗値は、感光体100と接するゴムローラ
4部分と同一の環境依存性を有することから、転写ロー
ラ2の転写性が環境の変化に拘わらず一定に保たれる。
【0026】なお、上記転写装置1,1’では、参照抵
抗リング6は、円筒形の本体61に孔62を設け、この
孔62を通じて参照抵抗リング6の外装されたゴムロー
ラ4部分に外気を接し、これによってゴムローラ4の抵
抗値を全体的に均一にするものとしたが、図14に示す
形態の参照抵抗リング160を採用してもよい。この参
照抵抗リング160は、リング本体161の内周部に軸
方向に伸びる複数の突条162を形成するとともに、こ
れらの突条162を本体161から突出させて係止片1
63としている。この参照抵抗リング160は、本体1
61をゴムローラ4の一端側にこれと同軸上に設け、上
記係止片163をゴムローラ4の外周面に係合するか、
またはゴムローラ4の一端面に突き刺し、本体161の
外周に電極7が当接される。
【0027】上記参照抵抗リング6を装着した転写ロー
ラ2と、図15に示すように、孔の無い円筒形の参照抵
抗リング600をゴムローラに装着した比較例の転写ロ
ーラを、常温常湿環境(温度25℃、湿度60%)から
高温高湿環境(温度30℃、湿度85%)に移した場合
の抵抗値変化を調べた。なお、抵抗測定は、感光体およ
び転写シートに接触する部分(以下「通紙部」とい
う。)と、参照抵抗リングが装着されている部分(以下
「参照部」という。)で行った。その結果、図16に示
すように、本発明にかかる転写装置の転写ローラでは、
通紙部と参照部の抵抗値が時間とともに同一の値を維持
しながら変化したが、比較例に係る孔の無い参照抵抗リ
ング600を装着したゴムローラでは、参照部の抵抗が
通紙部に比べて著しく高い値を示した。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる転写装置では、環境条件の変化に応じて転写ロー
ラの抵抗値が変化しても転写ローラから感光体や転写紙
の白色部および黒色部に流れる電流の値がほぼ一定に保
たれ、地肌かぶりや転写不良の無い良質の画像が得られ
る。
【0029】また、参照抵抗リングが装着されたゴムロ
ーラ部分の抵抗値は、感光体に接するゴムローラ部分と
同一の環境依存性を有することから、両者の間に抵抗値
がなく、転写ローラの転写性が環境の変化に拘わらず一
定に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る転写装置の概略構成図であ
る。
【図2】 転写ローラの斜視図である。
【図3】 転写装置の等価回路図である。
【図4】 転写装置の電圧−電流特性図である。
【図5】 参照抵抗リングの斜視図である。
【図6】 孔の他の形態を示す斜視図である。
【図7】 孔の別の形態を示す斜視図である。
【図8】 第2実施例に係る転写装置の概略構成図であ
る。
【図9】 転写ローラの斜視図である。
【図10】 第2実施例の等価回路図である。
【図11】 第2実施例に係る転写装置のN−N環境に
おける電圧−電流特性図である。
【図12】 第2実施例に係る転写装置のH−H環境に
おける電圧−電流特性図である。
【図13】 第2の実施例に係る転写装置のL−L環境
における電圧−電流特性図である。
【図14】 参照抵抗リングの他の形態を示す斜視図で
ある。
【図15】 比較例に係る参照抵抗リングの斜視図であ
る。
【図16】 実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1…転写装置、2…転写ローラ、4…ゴムローラ、5…
高圧トランス、6…参照抵抗リング、7…電極、100
…感光体。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このように、iP/C,iW,iB特性曲線は
環境の変化に従って高圧側または低圧側にシフトするの
で、L/L時のiP/C’,iW’,iB’とH/H時のi
P/C’’,iW’’,iB’’はほぼ等しく値を示す。す
なわち、環境の変化にかかわらず、iP/C,iW,iB
ほぼ一定に保たれる。また、参照抵抗リング6に覆われ
たゴムローラ4部分の抵抗値は、この参照抵抗リング6
に設けた孔62によって他の部分、すなわち感光体10
0と接するゴムローラ4部分と同一の環境依存性を有す
ることから、両者の間に抵抗値の変化に差がなく、転写
ローラ2の転写性が環境の変化に拘わらず一定に保たれ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】具体的に、H/H時、環境の変化に応じて
ゴムローラ4等の電気抵抗が低下する。これにより、図
12に示すように、抵抗Ra1,Ra2に流れる電流i
a、抵抗Rbに流れるibが上昇し、ibの特性曲線L
2は高電流側にシフトする。また、転写特性を表すP/
C,W,B特性曲線は低圧側にシフトすると共に、ゴム
ローラ4の抵抗低下により高電流側にシフトして電圧依
存性が上昇する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、L/L時、環境の変化に応じてゴム
ローラ4、参照抵抗6等の電気抵抗が上昇する。これに
より、図13に示すように、抵抗Ra1,Ra2に流れ
る電流ia、抵抗Rbに流れるibが減少し、ibの特
性曲線L2は低電流側にシフトする。また、転写特性を
表すP/C,W,B特性曲線は高圧側にシフトすると共
に、ゴムローラ4等の抵抗上昇により低電流側にシフト
して電圧依存性が低下する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】上記参照抵抗リング6を装着した転写ロー
ラ2と、図15に示すように、孔の無い円筒形の参照抵
抗リング600をゴムローラに装着した比較例の転写ロ
ーラを、常温常湿環境(温度25℃、湿度60%)から
高温高湿環境(温度30℃、湿度85%)に移した場合
の抵抗値変化を調べた。なお、抵抗測定は、感光体およ
び転写シートに接触する部分(以下「通紙部」とい
う。)と、参照抵抗リングが装着されている部分(以下
「参照部」という。)で行った。その結果、図16に示
すように、本発明にかかる転写装置の転写ローラでは、
通紙部と参照部の抵抗値変化率が時間とともに同一の値
を維持しながら変化したが、比較例に係る孔の無い参照
抵抗リング600を装着したゴムローラでは、参照部の
抵抗が通紙部に比べて著しく高い値を示した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、参照抵抗リングが装着されたゴムロ
ーラ部分の抵抗値は、感光体に接するゴムローラ部分と
同一の環境依存性を有することから、両者の間に抵抗値
の変化に差がなく、転写ローラの転写性が環境の変化に
拘わらず一定に保たれる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に圧接する転写ローラを有し、こ
    の転写ローラと上記感光体とで挾持搬送される転写材に
    上記感光体上のトナーを転写する転写装置において、上
    記転写ローラの少なくとも一端に外装した参照抵抗リン
    グと、この参照抵抗リングに接触する端子と、上記転写
    ローラを介して参照抵抗リングに電流を印加する電源手
    段とを設け、上記参照抵抗リングの転写ローラを覆う部
    分に複数の孔を形成したことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 感光体に圧接する転写ローラを有し、こ
    の転写ローラと上記感光体とで挾持搬送される転写材に
    上記感光体上のトナーを転写する転写装置において、円
    筒体にその一端側より突出する複数の係止片を設け、こ
    の円筒体を上記転写ローラと同軸上に設け、上記係止片
    を転写ローラに係合して固定した参照抵抗リングと、こ
    の参照抵抗リングに接触する端子と、上記転写ローラを
    介して参照抵抗リングに電流を印加する電源手段とを設
    けたことを特徴とする転写装置。
JP27851792A 1991-12-18 1992-10-16 転写装置 Pending JPH06130837A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27851792A JPH06130837A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 転写装置
US07/990,503 US5287152A (en) 1991-12-18 1992-12-15 Electric charge supplying device and system employing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27851792A JPH06130837A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 転写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06130837A true JPH06130837A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17598392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27851792A Pending JPH06130837A (ja) 1991-12-18 1992-10-16 転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06130837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160282773A1 (en) * 2015-03-26 2016-09-29 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160282773A1 (en) * 2015-03-26 2016-09-29 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus
US9841708B2 (en) * 2015-03-26 2017-12-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus having power supply that applies reverse-bias voltage to transfer member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5497222A (en) Image transfer apparatus incorporating an integral heater
US5047808A (en) Image transfer apparatus including a compliant transfer member
KR0168868B1 (ko) 화상형성장치용 화상전사기구
JPH02300774A (ja) 画像形成装置
US10216119B2 (en) Image forming apparatus with adjustment of potential for secondary transfer
US5287152A (en) Electric charge supplying device and system employing the same
JPH06130837A (ja) 転写装置
GB2118747A (en) Electrostatic charging system for electro photographic copying machine
JPH05249850A (ja) 転写装置
US8055177B2 (en) Heating member including resistive heating layer and fusing device comprising the heating member
EP0521451B1 (en) Contact type charging device
JPH05249851A (ja) 転写装置
EP0487530B1 (en) Image transfer apparatus and method
US4139299A (en) Auto-bias developing apparatus
JPH05249849A (ja) 転写装置
JP3052511B2 (ja) 電荷供給装置
JPH06149094A (ja) 転写装置
EP0547627B1 (en) Electric charge supplying device and system employing the same
US5436708A (en) High stability color imaging by transfer roller
JPH11133765A (ja) 電子写真複写装置
JPH11352796A (ja) シームレス状半導電性ベルト
JPH08202191A (ja) 定着装置
JPH07271204A (ja) 転写ベルト
JPH09138595A (ja) 転写装置
JPH02120778A (ja) 画像形成装置