JPH06129631A - 燃焼装置用熱交換器 - Google Patents

燃焼装置用熱交換器

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JPH06129631A
JPH06129631A JP5117428A JP11742893A JPH06129631A JP H06129631 A JPH06129631 A JP H06129631A JP 5117428 A JP5117428 A JP 5117428A JP 11742893 A JP11742893 A JP 11742893A JP H06129631 A JPH06129631 A JP H06129631A
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JP
Japan
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seal member
seal
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duct
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Withdrawn
Application number
JP5117428A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyama
浩 深山
Hitoshi Kaji
均 加治
Tetsuhiko Oki
哲彦 大木
Yoshiyuki Yusa
佳之 遊佐
Shunzo Fumiya
俊三 文屋
Yasuo Hirose
靖夫 廣瀬
Takeshi Miyagawa
武 宮川
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FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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  • Air Supply (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大容量の送風機を必要とすることなく、熱交換
器の省エネルギ率を高める。 【構成】空気通路17を形成する空気ダクト11の端部
に、蓄熱体8の端面と接触して空気通路17と排気通路
18との間のシールを行うシール部材19を配置する。
付勢用バネ部材11cによって空気ダクト11を蓄熱体
8に向かって付勢する。モータ15の駆動力で蓄熱体8
を回転させ、排気ガスで加熱した蓄熱体8によって燃焼
用空気を予熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガスの熱で蓄熱体
を加熱し、蓄熱体に蓄熱された熱で燃焼用空気を予熱
し、予熱した燃焼用空気を燃焼室内に供給する燃焼装置
用熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−222102号公報には、従
来の燃焼装置用熱交換器を用いた熱回収式燃焼装置が開
示されている。この公報に示された従来の燃焼装置用熱
交換器では、吸排気用ダクト構造体に対して蓄熱体を回
転して熱交換を行っている。従来の燃焼装置用熱交換器
では、燃焼室に空気を案内する空気通路を燃焼室から排
出される排気を案内する排気通路の内部に配置し、空気
通路と排気通路とを仕切る仕切壁の一部を蓄熱体から離
れた位置で終端させて、空気通路と排気通路とを部分的
に連通させる構造を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら空気通路
と排気通路とを部分的に連通させると、連通部分を通し
て高圧流体側から低圧流体側に向かって流体が流れ込む
ため、この流れ込み分を考慮して、空気用ダクトに燃焼
用空気を供給する送風機及び排気用ダクトから排気ガス
を引き出すための排気用送風機として大容量の送風機を
用いる必要があった。また熱交換器の交換効率を上げる
ことができず省エネルギ率を高めることに限界があっ
た。
【0004】本発明の目的は、大容量の送風機を必要と
することなく、しかも従来よりも省エネルギ率を高める
ことができる燃焼装置用熱交換器を提供することにあ
る。
【0005】本発明の他の目的は、空気通路と排気通路
との間のシール効果が高い燃焼装置用熱交換器を提供す
ることにある。
【0006】本発明の更に他の目的は、空気通路と排気
通路との間のシールに用いるシール部材の磨耗が少ない
燃焼装置用熱交換器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る燃焼装置用熱交換器は、吸排気用ダクト構造体と、蓄
熱構造体と、回転機構とを具備する。吸排気用ダクト構
造体は、内部空間を仕切り壁部によって仕切ることによ
り、燃焼室に空気を案内する空気通路を囲む空気ダクト
と燃焼室から排出される排気を案内する排気通路を囲む
排気ダクトとを構成している。また蓄熱構造体は、一端
が燃焼室と連通し他端が吸排気用ダクト構造体の空気通
路及び排気通路と連通する複数の貫通孔を内部に有する
蓄熱体を備えて燃焼室の壁部に取り付けられている。そ
して回転機構は、中心軸線を共有するように配置された
吸排気用ダクト構造体及び蓄熱構造体の少なくとも一方
を駆動して、吸排気用ダクト構造体の空気通路及び排気
通路と蓄熱構造体の蓄熱体との間に中心軸線を中心とす
る相対的な回転運動を生じさせる。この回転運動は、蓄
熱体を回転させるか、吸排気用ダクト構造体の全体を回
転させるか、または吸排気用ダクト構造体の空気ダクト
を排気ダクトの内部で回転させることによって得られ
る。
【0008】本発明では、吸排気用ダクト構造体の空気
ダクトの開口端部と蓄熱構造体との間に空気通路から排
気通路への空気の漏れを抑制するシール構造体を配置す
る。本発明において、シール構造体で用いるシール部材
の材質は、摩擦と熱に強いものであればいかなるもので
あってもよい。またシール部材の固定の態様も任意であ
る。
【0009】請求項2の発明では、シール構造体を、径
方向外側に配置されて周方向に延びる外側シール部材
と、径方向内側に配置されて周方向に延びる内側シール
部材と、内側シール部材と外側シール部材との間に配置
されて径方向に延びる一対の径方向シール部材とから構
成する。そして外側シール部材及び内側シール部材を蓄
熱体の端面と接触しないように空気ダクトの開口端部ま
たは蓄熱構造体に取付ける。また一対の径方向シールは
空気ダクトの開口端部に取付ける。
【0010】請求項3の発明では、径方向シール部材
を、径方向に延びる軸線を中心にして自転しながら蓄熱
体の端面上を中心軸線を中心にして相対的に回転するシ
ールローラを用いて構成する。
【0011】請求項4の発明では、外側シール部材及び
内側シール部材を、空気ダクトの開口端部及び蓄熱構造
体の一方に取付けされた金属製の板バネ状シールから構
成する。そして空気ダクトの開口端部及び蓄熱構造体の
他方に板バネ状シールと少なくとも2点で接触する金属
製のシール接触部材を取付ける。
【0012】請求項5の発明では、シール構造体を空気
ダクトの開口端部に固定して、全てのシール部材を蓄熱
体の端面と接触させる。
【0013】請求項6の発明では、少なくとも空気ダク
トを蓄熱体に向かって付勢するダクト付勢機構を更に設
ける。
【0014】請求項7の発明では、空気ダクトの開口端
部にシール部材を蓄熱体に向かって付勢するシール部材
付勢機構を設ける。
【0015】請求項8の発明では、シール部材の厚みを
蓄熱体の貫通孔のピッチ寸法の2倍以上とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明のように、空気ダクトの開口端
部と蓄熱構造体との間にシール構造体を設けると、空気
通路から排気通路に漏れる燃焼空気の量を少なくでき
る。そのため空気通路に燃焼用空気を供給する送風機と
排気通路から排気ガスを吸引する送風機として送風容量
の小さい送風機を用いることができる。また蓄熱体から
出た燃焼排ガス中に燃焼用空気が混入しないため、燃焼
排ガスの大きな温度低下はなく、燃焼排ガス中にSOx
分が含まれる場合におけるSOx 分に起因するダクト中
での低温腐食を防止できる。また、燃焼排ガス中にSO
x 分が含まれない場合は、燃焼用空気をその分予熱する
ことができて省エネルギ率を高めることができる。
【0017】請求項2の発明のように、外側シール部材
及び内側シール部材を蓄熱体の端面と接触しないように
空気ダクトの開口端部または蓄熱構造体に取付けると、
これらのシール部材に関しては、高いシール効果を得る
ことができる。
【0018】請求項3の発明のように、自転しながら蓄
熱体の端面上を相対的に回転するシールローラを用いて
径方向シール部材を構成すると、蓄熱体の端面との間の
摩擦を最小にすることができて、径方向シール部材の寿
命を長くできる。
【0019】請求項4の発明のように、外側シール部材
及び内側シール部材を金属製の板バネ状シールから構成
し、空気ダクトの開口端部または蓄熱構造体に板バネ状
シールと少なくとも2点で接触する金属製のシール接触
部材を取付けると、金属板どうしの面接触となる上、複
数点接触により高いシール効果を得ることができる。請
求項5の発明のように、空気ダクトの開口端部に固定し
たシール構造体の全てのシール部材を蓄熱体の端面と接
触するようにした場合には、ダクト構造体の径方向寸法
を小さくできる。
【0020】請求項6の発明のように、少なくとも空気
ダクトを蓄熱体に向かって付勢するダクト付勢機構を設
けると、空気通路内の圧力と排気通路内の圧力との差が
大きくなった場合でも、常に高いシール効果を維持する
ことができる。
【0021】請求項7の発明のように、空気ダクトの開
口端部にシール部材を蓄熱体に向かって付勢するシール
部材付勢機構を設けると、ダクト付勢機構を設ける場合
と同様に、常に高いシール効果を維持することができ
る。
【0022】請求項8の発明のように、蓄熱体の端面と
接触するシール部材の厚みを蓄熱体の貫通孔のピッチ寸
法の2倍以上にすると、蓄熱体を貫通する複数の貫通孔
を通しての空気漏れを確実に防止できる。
【0023】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の燃焼装置用熱交換器の一実施
例を加熱炉に設置されるバーナ装置に適用した場合の要
部の概略断面図である。この図において1は、加熱炉の
壁部であり、2はこの壁部1に設けた開口部に嵌め込ん
だ枠板である。この枠板2にバーナタイル3が嵌め込ま
れている。このバーナタイル3は断面形状がほぼコの字
状を呈している。バーナタイル3の、外壁部には加熱炉
の壁部1に設けた枠板2に固定される固定用枠体4が固
定されており、この枠体4はバーナタイル3の中央部に
設けた蓄熱体貫通孔5の内壁部を覆っている。またバー
ナタイル3には、貫通孔5の軸線に対して鋭角を成すよ
うに傾斜したバーナ貫通孔6が形成されており、このバ
ーナ貫通孔6にはバーナノズル7が固定されている。蓄
熱体貫通孔5内には、セラミックス製の円柱状の蓄熱体
8が回転自在に嵌合されている。この蓄熱体8には、軸
線方向と直交する方向の断面形状がほぼ四角形を呈する
複数の貫通孔が所定のピッチ間隔(貫通孔の中心と貫通
孔の中心との間の間隔)をあけて軸線方向に延びるよう
に形成されている。本実施例においては、蓄熱体8と貫
通孔5の内壁部を覆う枠体4の一部とによって、蓄熱構
造体が構成されている。
【0024】ちなみに10万Kcal/Hの燃焼量規模
で、排気ガスの温度を約850℃と仮定して燃焼用空気
を700℃まで予熱する場合に用いるセラミックス製の
蓄熱体としては、直径が144mm、軸線方向の寸法が1
50mm、隣接する二つの貫通孔の間の隔壁の厚みが0.
43mm、ピッチ間隔が2.54mmのもので足りる。
【0025】固定用枠体4の外壁部には吸排気用ダクト
構造体9が取付けられている。この吸排気用ダクト構造
体9は内部空間が仕切り壁部によって仕切られて構成さ
れた排気ダクト10及び空気ダクト11と、軸受部12
とから構成される。排気ダクト10は筒状本体10aの
開口部側端部に環状のフランジ部10bを有しており、
このフランジ部10bは固定用枠体4にボルト止めされ
ている。筒状本体10aの閉鎖端部寄りの外周には、径
方向に延びるようにして管取付部10cが設けられてお
り、この管取付部10cは排気パイプを介して図示しな
い排気用送風機に接続される。また筒状本体10aの閉
鎖端部を構成する端板10dの中央部には細長い筒状の
軸受部12が蓄熱体8側に延びるように固定されてい
る。軸受部12は、一端が蓄熱体8に固定された回転軸
13を支持し、回転軸13は筒状本体10aの端板10
dから外側に延びてギヤ機構14を介してモータ15に
接続されている。
【0026】空気ダクト11は図2に示した図1のA−
A線断面図によく示されるように、断面形状がほぼ扇型
を呈するダクト本体11aとこのダクト本体11aの後
方に設けられた筒状部11bと、付勢用バネ部材11c
とを備えている。ダクト本体11aの径方向内側に位置
する壁部11a1 は、軸受部12の外周面上を軸線方向
に摺動するように軸受部12の外周面と接触している。
空気ダクト11の筒状部11bの非固定端部は、排気ダ
クト10の端板10dを気密に且つ摺動自在に貫通して
延びており、この筒状部11bは可撓性を有する空気供
給パイプを介して図示しない空気供給用の送風機に接続
される。付勢用バネ部材11cは、ダクト本体11aと
筒状部11bとの間に形成される段部と排気ダクト10
の端板10dの内壁面との間に圧縮された状態で保持さ
れたコイルバネである。この付勢用バネ部材11cの付
勢力により、空気ダクト11は蓄熱体8の端面側に所定
の力で付勢されている。なお本実施例では空気ダクト1
1のダクト本体11aと筒状部11bの一部が、空気ダ
クト11内に形成される空気通路17と排気ダクト10
と空気ダクト11との間に形成される排気通路18とを
仕切る仕切壁部を構成している。また付勢用バネ部材1
1cがダクト本体11aを蓄熱体8に向かって付勢する
ダクト本体付勢機構を構成している。更に本実施例にお
いては、軸受部12、回転軸13、ギヤ機構14及びモ
ータ15によって、空気通路17及び排気通路18と蓄
熱体8との間に、蓄熱体8の軸中心線を中心として相対
的な回転運動を生じさせる回転機構が構成されている。
【0027】本実施例においては、空気ダクト11のダ
クト本体11aの蓄熱体8側の端部に、シール構造体を
固定している。シール構造体は、径方向外側に配置され
て周方向に延びる外側シール部材と、径方向内側に配置
されて周方向に延びる内側シール部材と、内側シール部
材と外側シール部材との間に配置されて径方向に延びる
一対の径方向シール部材とからなるが、本実施例では各
シール部材として同じシール部材19を用いている。こ
のシール部材19はダクト本体11aの端部に添って固
定されており、蓄熱体8の端面と接触して、空気通路1
7と排気通路18とをほぼ気密に隔離する。本実施例に
おいて、ダクト本体11aの端部に固定するシール部材
19は、回転する蓄熱体18の端面と接触するため、シ
リコンゴムやガスケットテープ等のように可撓性があっ
てしかも耐熱性のある材料で形成されたものを用いる。
【0028】図3は、図1に符号Bで示した部分の拡大
概略断面図である。本実施例では、空気ダクト11のダ
クト本体11aの壁部(11a1 )の端部に複数の貫通
孔11a2 …を周方向に所定の間隔をあけて設け、ダク
ト本体11aの端部の外側を囲むように設けたシール部
材19にも複数の貫通孔19a…を周方向に所定の間隔
をあけて設け、整合させたこれらの貫通孔11a2 …と
19a…にすり割り付き皿ネジ20を通して、このネジ
20の先端にワッシャ21を介してナット22を螺合さ
せて、シール部材19を固定している。シール部材19
の突出寸法は、付勢用バネ部材11cの付勢力によって
付勢された状態で、保守点検期間よりも短い短期間の間
にダクト本体11aの端部が蓄熱体8の端面と接触する
事態が発生しない程度に定められる。またシール部材1
9の厚み寸法Dは、蓄熱体8に設けた複数の貫通孔8a
のピッチ寸法Pの2倍以上になるように定めるのが好ま
しい。前述の具体的な蓄熱体を用いる場合には、シール
部材19の厚みを約6mm以上とすればよい。このように
するとシール部材19と貫通孔8a…との関係をシール
部材19の厚み方向で見た場合に、必ず少なくとも1つ
の貫通孔8aの端部が完全に閉じられた状態が形成でき
るため、貫通孔8aを通して燃焼用空気が排気通路中に
漏れる量を最小限にすることができる。空気通路17と
排気通路18の内部の圧力の関係は、空気通路17の内
部の圧力のほうが排気通路18の内部の圧力よりも高く
なる関係にあるため、シール部材19を設けない場合に
は、大量の燃焼用空気が排気ガスと一緒に排出されてし
まう。
【0029】次にこの熱交換器の作動状態について説明
する。まずバーナが点火されている状態で、空気通路1
7を通して燃焼用空気が蓄熱体8の貫通孔8aを通して
燃焼室へと供給される。燃焼室に供給された燃焼用空気
はバーナノズル7から噴出した燃料と混合されて火炎を
形成する。燃焼用空気は蓄熱体8の貫通孔を通るときに
排気ガスで加熱された蓄熱体8によって加熱される。蓄
熱体8はモータ15によって所定の回転数で回転してい
る。具体的には、蓄熱体は1分間に2回転以上の回転速
度で回転する。そのため蓄熱体8の回転により、蓄熱体
8の温度が下がった部分は複数の貫通孔8aに燃焼室側
から排気ガスが排気通路18に流れることによって再度
加熱される。ちなみに前述の具体的な蓄熱体を用いた際
の蓄熱体を通った排気ガスの温度は約200℃であり、
蓄熱体によって加熱されて燃焼室に供給される燃焼用空
気の温度は約700℃であった。
【0030】本実施例においては、シール部材19を空
気ダクト11のダクト本体11aに完全に固定して、付
勢用バネ部材11cからなる仕切壁付勢機構の付勢力に
よってシール部材19を蓄熱体8の端面に押し付けてい
るが、ダクト本体壁付勢機構を用いなくても空気ダクト
11の先端部にシール部材付勢機構を設けることによっ
て同様の効果を得ることができる。図4は、シール部材
付勢機構23の概略構成を示している。この例では、空
気ダクト11のダクト本体11aの先端部にシールケー
ス24を溶接している。シールケース24はダクト本体
11aの端部と同じ輪郭形状を有し、断面形状が蓄熱体
8に向かって開口するコの字状を呈している。シールケ
ース24の内部に形成したシール部材受入凹部25に
は、ソフトラバー製のOリング26が付勢手段として嵌
入され、このOリング26を圧縮するようにしてシール
部材19´が嵌合されている。シール部材19´は、シ
ールケース24の内部を軸線方向に摺動し得るようにシ
ールケース24に嵌合されている。この例では、シール
部材19´として株式会社ニチアスが製造販売する芯入
ガスケットテープを用いている。そしてこのシール部材
19´の厚みを、蓄熱体8の貫通孔のピッチ寸法の2倍
以上とし、シール部材19´の幅寸法(軸線方向の寸
法)を厚み寸法の3倍以上とし、シール部材受入凹部2
5に保持される寸法をシール部材の幅寸法の2/3以上
とし[すなわちシールケース24から突出するシール部
材19´の突出寸法を幅寸法の1/3以下とし]てい
る。このような寸法比を採用すると、交換器を実用可能
な範囲で傾けて配置しても、組み立ての際にシール部材
19´が簡単に抜け落ちることがない。この例のよう
に、付勢手段としてラバー部材であるOリングを用いる
と、Oリングがシール部材受入凹部25内でシール機能
を発揮し、シール部材受入凹部25を通って空気通路1
7と排気通路18とが連通するのを阻止できる。
【0031】図5(A)は、他のシール部材付勢機構2
3´の概略構成を示しており、図5(B)は図5(A)
のA−A線断面図を示している。このシール部材付勢機
構23´は、図4に示したシール部材付勢機構23のO
リング26に代えて波板状の薄板バネ26´を付勢手段
として用いている。その他の点は、図4の実施例と同じ
である。
【0032】図1の実施例では、蓄熱体8を軸線を中心
にして回転させているが、蓄熱体8を固定して吸排気用
ダクト構造体側の構成部材(図1の例では空気ダクト)
を軸線のまわりに回転させることにより、空気通路17
及び排気通路18と蓄熱体8の複数の貫通孔8aとの間
に蓄熱体8の軸線を回転中心にした相対的な回転運動を
生じさせるようにしてもよい。空気ダクトを回転させる
場合には、空気ダクトの筒状部の軸線を回転中心と一致
させるように構成し、排気ダクトの外部に突出させた空
気ダクトの筒状部に回転機構を連結するようにすればよ
い。また上記実施例では、バーナノズル7をバーナタイ
ル3に固定して燃焼装置用熱交換器とは別個にしている
が、蓄熱体8を回転させない場合には、蓄熱体8の中心
を貫通するようにバーナノズルを設け、バーナノズルを
軸中心として空気ダクトを回転させるようにしてもよ
い。
【0033】図6及び図7は、本発明の他の実施例の要
部を示している。図1乃至図5に示した実施例では、シ
ール構造体を構成するシール部材の全てが蓄熱体8の端
面と接触しているが、本実施例では径方向シール部材だ
けが蓄熱体の端面と接触する。なおこれらの図におい
て、図1に示した実施例と同様の部材には、図1に付し
た符号を10倍した符号を付してある。図6は、蓄熱体
80の半部に相当する部分断面図であり、図7は図6の
A−A線断面図である。尚図7ではセラミックロープC
Rを除いて図示している。蓄熱体80は、モルタル82
aを介して回転軸130の端部に固定されている。蓄熱
体80の径方向内側の端面部分には円環状の鉄製リング
板81が取付けられており、この鉄製リング板81は回
転軸130に嵌合されている。また蓄熱体80の外周に
はモルタル82bを介して環状の鉄製筒体83が嵌合さ
れている。鉄製筒体83は、ダクト側の端部に環状の鉄
製リング板84を一体に有している。本実施例において
は、蓄熱体80〜鉄製リング板84によって蓄熱構造体
が構成されている。鉄製リング板81及び84には、周
方向に所定の間隔をあけて複数のボルト挿入用貫通孔が
形成されている。
【0034】そして鉄製リング板81及び84には、金
属製の環状の板バネ状シール191及び192が全周に
添って配置され、ボルト挿入用貫通孔に挿入されたボル
トBとこのボルトに螺合されたナットNとからなる締め
付け部材を用いて固定されている。板バネ状シール19
1及び192は、径方向内側の端部にボルトBが挿入さ
れる複数の貫通孔が形成された平板部191a及び19
2aと、断面形状がC字状またはU字状になるように平
板部191a及び192aから連続して徐々に湾曲する
湾曲部191bと192bとを有している。板バネ状シ
ール191及び192は、例えばJIS G4313バ
ネ用ステンレス鋼帯を加工して形成することができる。
【0035】吸排気用ダクト構造体109は、基本的に
は軸線を共有する内側円筒部109a及び外側円筒部1
09bと、内側円筒部109a及び外側円筒部109b
に連結されて両円筒部の間の筒状空間を横断面形状が扇
形になるように仕切る仕切り壁部109c及び109d
(図7)とから構成されている。外側円筒部109bの
端部は、枠体40に溶接されており、内側円筒部109
aの端部は、鉄製リング板81と所定の間隔をあけて対
向している。そして仕切り壁部109c及び109dに
よって囲まれた横断面形状が扇形をなす空間が空気通路
を構成しており、この空気通路を囲む周囲の壁部が空気
ダクト110を構成している。そしてその他の空間が排
気通路を構成しており、この排気通路を囲む周囲の壁部
が排気ダクト100を構成している。
【0036】外側円筒部109bの開口端部の内側に
は、断面形状がL字状を成した円環状の鉄製のリブ10
9eが開口部を蓄熱体80側に向けるようにして溶接に
より固定されている。このリブ109eは、外側円筒部
109bと軸線を共有する管状部109e1 とこの管状
部109e1 を外側円筒部109bとを連結する円環状
の平板部109e2 とから構成される。外側シール部材
を構成する板バネ状シール192は、このリブ109e
の内側にバネ性を持って収納され、湾曲部192bが外
側円筒部109bの内周面及びリブ109eの平板部1
09e2 の表面と接触して2ケ所のシール部を構成して
いる。板バネ状シール192とリブ109eとの間の空
間には、ニチアス株式会社がファインフレックス・ツイ
ストロープの名称で販売するセラミックロープCRが充
填されている。このセラミックロープCRは、板バネ状
シール192の変形防止とシールの強化のために設けら
れている。
【0037】内側円筒部109aの開口端部の内側に
は、開口端面から離れた位置に断面形状がL字状を成し
た円環状の鉄製リブ109fが溶接により固定されてい
る。内側シール部材を構成する板バネ状シール191
は、鉄製リブ109fの表面と接触して2ケ所のシール
部を構成している。板バネ状シール191と鉄製リング
板81とによって囲まれる空間にも前述のセラミックフ
ァイバロープCRが充填されている。
【0038】仕切り壁部109c及び109dの内側に
は、それぞれ径方向に延びる起立壁部109g及び10
9hが設けられている。そして仕切り壁部109cと起
立壁部109gとの間及び仕切り壁部109dと起立壁
部109hとの間には、一対の径方向シール部材を構成
するシールローラ193及び194が収納されている。
これらのシールローラ193及び194は、リブ109
eの管状部109e1と鉄製リブ109fとに軸支され
た回転軸193a及び194aと、該回転軸に支持され
たローラ部193b及び194bとから構成される。ロ
ーラ部193b及び194bは、シリコンゴム等のよう
に可撓性または弾力性があってしかも耐熱性のある材料
で形成されたものを用いる。ローラ部193b及び19
4bは截頭円錐形状を有しており、径方向内側から径方
向外側に向かうに従って中心軸線からの位置寸法に比例
して径寸法が大きくなるようにテーパが付けられてい
る。蓄熱体80が回転すると、これらのローラ部193
b及び194bは蓄熱体80の表面の移動に伴って自転
する。蓄熱体80が回転することにより、ローラ部19
3b及び194bは蓄熱体80の端面上を中心軸線を中
心にして相対的に回転することになる。シールローラ1
93及び194の径方向への移動を防止するために、図
7に示すように、円環状のパッキン195を配置するの
が好ましい。
【0039】本実施例のように、シールローラ193及
び194を径方向シール部材として用いると、蓄熱体の
端面を平滑加工しなくても、シール部材の磨耗を十分に
抑制できる。なおローラ部193b及び194bの材質
を適宜に選択し、しかもシールローラ193及び194
を蓄熱体80に向かって付勢するシール部材付勢機構を
空気ダクト110の端部に設けたり、吸排気用ダクト構
造体を蓄熱体80に向かって付勢するダクト付勢機構を
設けることにより、ローラ部193b及び194bと蓄
熱体80との接触面積を増大させれば、シール効果を高
めることができる。
【0040】上記実施例は、蓄熱体を回転させるもので
あるが、吸排気用ダクト構造体の空気ダクトを回転させ
る場合にも、図6及び図7に示した実施例と同様に、板
バネ状シールとシールローラとを用いたシール構造体を
用いることができる。図8は、空気ダクトを回転させる
場合の一実施例における蓄熱体80´の半部に相当する
部分断面図であり、図9は図8のA−A線断面図であ
る。蓄熱体80´の外周部は、モルタル82´bを介し
て枠体40´の筒状部40´aに固定されている。枠体
40´の平板部40´bは、蓄熱体80´の端部の外周
部に設けた段部に嵌合している。そして本実施例の吸排
気用ダクト構造体109´は、基本的には軸線を共有す
る内側円筒部109´a及び外側円筒部109´bと、
内側円筒部109´aと外側円筒部109´bとの間に
配置される外側円弧部109´c及び内側円弧部109
´dと、外側円弧部109´c及び外側円弧部109´
dの周方向の端部に連結されて横断面形状が扇形になる
ように空間を仕切る仕切り壁部109´e及び109´
fとから構成されている。外側円筒部109´bの端部
は、枠体40´に溶接されており、内側円筒部109´
aは蓄熱体80´の内部まで延びている。内側円筒部1
09´aの端部上にはモルタル82´aを介して蓄熱体
80´が固定されている。内側円筒部109´aの外周
面には、蓄熱体80´の端部の内周部に設けた段部に嵌
合する円環状の鉄製リング81´が固定されている。
【0041】外側円弧部109´c及び内側円弧部10
9´dは、それぞれ横断面形状が円弧状を成して軸線方
向に延びている。そして外側円弧部109´c及び内側
円弧部109´dと仕切り壁部109´e及び109´
fと、図示しない端板とによって囲まれた横断面形状が
扇形をなす空間が空気通路を構成しており、この空気通
路を囲む周囲の壁部が空気ダクト110´を構成してい
る。そしてその他の空間が排気通路を構成しており、こ
の排気通路を囲む周囲の壁部が排気ダクト100´を構
成している。空気ダクト110´は、排気ダクト100
´内を中心軸線を中心にして回転するように適宜の軸受
手段によって支持されている。
【0042】外側円弧部109´cの外周及び内側円弧
部109´dの内周には、円弧状を成す金属製の板バネ
状シール191´及び192´が、ボルト挿入用貫通孔
に挿入されたボルトBとこのボルトに螺合されたナット
Nとからなる締め付け部材を用いて固定されている。板
バネ状シール191´及び192´は、ボルトBが挿入
される複数の貫通孔が形成された板状部191´a及び
192´aと、断面形状がC字状またはU字状になるよ
うに板状部191´a及び192´aから連続して徐々
に湾曲する一対の湾曲部191´b1 及び191´b2
と192´b1及び192´b2 とを有している。外側
シール部材を構成する板バネ状シール192´は、一方
の湾曲部192´b1 が外側円筒部109´bの内周面
及び枠体40´の平板部40´bの表面と接触して2ケ
所のシール部を構成している。板バネ状シール192´
の一対の湾曲部192´b1 及び192´b2 によって
囲まれたスペースには、セラミックロープCRが嵌合さ
れている。内側シール部材を構成する板バネ状シール1
91´は、一方の湾曲部191´b1 が内側円筒部10
9´aの外周面及び鉄製リング81´の表面と接触して
2ケ所のシール部を構成している。そして板バネ状シー
ル191´の一対の湾曲部191´b1 及び191´b
2 によって囲まれたスペースにセラミックロープCRが
嵌合されている。
【0043】仕切り壁部109´e及び109´fの内
側には、それぞれ径方向に延びる起立壁部109´g及
び109´hが設けられている。そして仕切り壁部10
9´fと起立壁部109´gとの間及び仕切り壁部10
9´eと起立壁部109´hとの間には、一対の径方向
シール部材を構成するシールローラ193´及び194
´が収納されている。これらのシールローラ193´及
び194´は、外側円弧部109´cと内側円弧部10
9´dとに軸支された回転軸193´a及び194´a
と、該回転軸に支持されたローラ部193´b及び19
4´bとから構成される。空気ダクト110´が、図示
しない回転機構によって回転すると、ローラ部193´
b及び194´bは自転しながら、蓄熱体80´の端面
上を中心軸線を中心にして相対的に回転することにな
る。シールローラ193´及び194´の径方向への移
動を防止するために、円環状のパッキン195´が配置
されている。
【0044】なお本実施例においても、シールローラ1
93´及び194´を蓄熱体80´に向かって付勢する
シール部材付勢機構を空気ダクト110´の端部に設け
たり、空気ダクトを蓄熱体80´に向かって付勢するダ
クト付勢機構を設けることにより、ローラ部193´b
及び194´bと蓄熱体80´との接触面積を増大させ
れば、シール効果を高めることができる。
【0045】上記各実施例においては、排気ダクトの内
部に空気ダクトを配置しているが、これとは逆に排気ダ
クトを空気ダクトの内部に配置するようにしてもよいの
は勿論である。
【0046】上記図6〜図9に示した実施例において
は、外側シール部材及び内側シール部材として金属製の
板バネ状シールを用いているが、その他の構造のシール
部材を用いることができるのは勿論である。図10は外
側シール部材及び内側シール部材として用いることがで
きる他のシール部材の一例を示している。このシール部
材219は、シリコンゴムやガスケットテープ等のよう
に可撓性があってしかも耐熱性のある材料で形成した袋
状シール外被219aを空気ダクト211の端部に固定
し、その内部にはラバー材219bが充填されている。
このラバー部材219bは、圧力差に応じたシール部材
の変形を許容するため、常に高いシール効果をもたら
す。袋状シール外被219aは、空気ダクト211の端
部に両側に押え板220を配置した状態でボルト止めさ
れている。押え板220は、袋状シール外被219a側
の端部が湾曲しているため、使用時に袋状シール外被2
19aの固定部に集中して力が加わることはなく、寿命
を延ばすことができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明のように、空気ダクトの
開口端部と蓄熱構造体との間にシール構造体を設ける
と、空気通路から排気通路へと漏れる燃焼空気の量を少
なくでき、空気通路に燃焼用空気を供給する送風機と排
気通路から排気ガスを吸引する送風機として送風容量の
小さい送風機を用いることができる利点がある。また蓄
熱体から出た燃焼排ガス中に燃焼用空気が混入しないた
め、燃焼排ガスの大きな温度低下はなく、燃焼排ガス中
にSOx 分が含まれる場合におけるSOx 分に起因する
ダクト中での低温腐食を防止できる上、燃焼排ガス中に
SOx 分が含まれない場合は、燃焼用空気をその分予熱
することができて省エネルギ率を高めることができる利
点がある。
【0048】請求項2の発明のように、外側シール部材
及び内側シール部材を蓄熱体の端面と接触しないように
空気ダクトの開口端部または蓄熱構造体に取付けると、
これらのシール部材に関しては、高いシール効果を得る
ことができる利点がある。
【0049】請求項3の発明のように、自転しながら蓄
熱体の端面上を相対的に回転するシールローラを用いて
径方向シール部材を構成すると、蓄熱体の端面との間の
摩擦を最小にすることができて、径方向シール部材の寿
命を長くできる利点がある。請求項4の発明のように、
外側シール部材及び内側シール部材を金属製の板バネ状
シールから構成し、空気ダクトの開口端部または蓄熱構
造体に板バネ状シールと少なくとも2点で接触する金属
製のシール接触部材を取付けると、金属板どうしの面接
触となる上、複数点接触により高いシール効果を得るこ
とができる利点がある。
【0050】請求項5の発明のように、空気ダクトの開
口端部に固定したシール構造体の全てのシール部材を蓄
熱体の端面と接触するようにした場合には、ダクト構造
体の径方向寸法を小さくできる利点がある。
【0051】請求項6の発明のように、少なくとも空気
ダクトを蓄熱体に向かって付勢するダクト付勢機構を設
けると、空気通路内の圧力と排気通路内の圧力との差が
大きくなった場合でも、常に高いシール効果を維持する
ことができる利点がある。
【0052】請求項7の発明のように、空気ダクトの開
口端部にはシール部材を蓄熱体に向かって付勢するシー
ル部材付勢機構を設けると、ダクト付勢機構を設ける場
合と同様に、常に高いシール効果を維持することができ
る利点がある。
【0053】請求項8の発明のように、蓄熱体の端面と
接触するシール部材の厚みを蓄熱体の貫通孔のピッチ寸
法の2倍以上にすると、蓄熱体を貫通する複数の貫通孔
を通しての空気漏れを確実に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置用熱交換器の一実施例を加熱
炉に設置されるバーナ装置に適用した場合の要部の概略
断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】シール部材付勢機構の一例を示す概略断面図で
ある。
【図5】(A)はシール部材付勢機構の変形例を示す概
略断面図であり、(B)は(A)図のA−A線断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の要部の部分断面図であ
る。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】空気ダクトを回転させる場合の一実施例の要部
の部分断面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】シール部材の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加熱炉の壁部 2 枠板 3 バーナタイル 4 固定用枠体 5 蓄熱体貫通孔 6 バーナ貫通孔 7 バーナノズル 8,80,80´ 蓄熱体 9 吸排気用ダクト構造体 10,110,110´ 排気ダクト 11,111,111´ 空気ダクト 12 軸受部 13 回転軸 14 ギヤ機構 15 モータ 17 空気通路 18 排気通路 19,19´ シール部材 20 皿ネジ 22 ワッシャ 22 ナット 23 シール部材付勢機構 24 シールケース 25 シール部材受入凹部 26 Oリング 26´ 薄板バネ 191,191´ 板バネ状シール(内側シール部材) 192,192´ 板バネ状シール(外側シール部材) 193〜194´ シールローラ(径方向シール部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加治 均 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 大木 哲彦 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 遊佐 佳之 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 文屋 俊三 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 廣瀬 靖夫 神奈川県横浜市中区蓬▲莱▼町2丁目4番 地7 株式会社ファーネステクノ内 (72)発明者 宮川 武 神奈川県横浜市中区蓬▲莱▼町2丁目4番 地7 株式会社ファーネステクノ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部空間が仕切り壁部によって仕切られ
    て、燃焼室に空気を案内する空気通路を囲む空気ダクト
    と前記燃焼室から排出される排気を案内する排気通路を
    囲む排気ダクトとが構成されている吸排気用ダクト構造
    体と、 一端が前記燃焼室と連通し他端が前記吸排気用ダクト構
    造体の前記空気通路及び排気通路と連通する複数の貫通
    孔を内部に有する蓄熱体を備えて前記燃焼室の壁部に取
    り付けられた蓄熱構造体と、 中心軸線を共有するように配置された前記吸排気用ダク
    ト構造体及び前記蓄熱構造体の少なくとも一方を駆動し
    て、前記吸排気用ダクト構造体の前記空気通路及び排気
    通路と前記蓄熱構造体の前記蓄熱体との間に前記中心軸
    線を中心とする相対的な回転運動を生じさせる回転機構
    とを具備してなる燃焼装置用熱交換器であって、 前記吸排気用ダクト構造体の前記空気ダクトの開口端部
    と前記蓄熱構造体との間に前記空気通路から前記排気通
    路への空気の漏れを抑制するシール構造体が配置されて
    いることを特徴とする燃焼装置用熱交換器。
  2. 【請求項2】前記シール構造体は、径方向外側に配置さ
    れて周方向に延びる外側シール部材と、径方向内側に配
    置されて周方向に延びる内側シール部材と、前記内側シ
    ール部材と前記外側シール部材との間に配置されて径方
    向に延びる一対の径方向シール部材とからなり、 前記外側シール部材及び前記内側シール部材は前記蓄熱
    体の端面と接触しないように前記空気ダクトの開口端部
    または前記蓄熱構造体に取付けられ、 前記一対の径方向シール部材は前記空気ダクトの開口端
    部に取付けられている請求項1に記載の燃焼装置用熱交
    換器。
  3. 【請求項3】前記径方向シール部材は、径方向に延びる
    軸線を中心にして自転しながら前記蓄熱体の端面上を前
    記中心軸線を中心にして相対的に回転するシールローラ
    を備えている請求項2に記載の燃焼装置用熱交換器。
  4. 【請求項4】前記外側シール部材及び前記内側シール部
    材は、前記空気ダクトの開口端部及び前記蓄熱構造体の
    一方に取付けられた金属製の板バネ状シールからなり、
    前記空気ダクトの開口端部及び前記蓄熱構造体の他方に
    前記板バネ状シールと少なくとも2点で接触する金属製
    のシール接触部材が取付けられている請求項2または3
    に記載の燃焼装置用熱交換器。
  5. 【請求項5】前記シール構造体は前記空気ダクトの開口
    端部に固定されて全てのシール部材が前記蓄熱体の端面
    と接触する請求項1に記載の燃焼装置用熱交換器。
  6. 【請求項6】少なくとも前記空気ダクトを前記蓄熱体に
    向かって付勢するダクト付勢機構が更に設けられている
    請求項1または5に記載の燃焼装置用熱交換器。
  7. 【請求項7】前記空気ダクトの開口端部には前記シール
    部材を前記蓄熱体に向かって付勢するシール部材付勢機
    構が設けられている請求項5に記載の燃焼装置用熱交換
    器。
  8. 【請求項8】前記シール部材の厚みが前記蓄熱体の前記
    貫通孔のピッチ寸法の2倍以上である請求項5に記載の
    燃焼装置用熱交換器。
JP5117428A 1992-06-09 1993-05-19 燃焼装置用熱交換器 Withdrawn JPH06129631A (ja)

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JP4-149272 1992-06-09
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5628629A (en) * 1994-10-14 1997-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Industrial furnace and a burner for conducting regenerative combustion and a combustion method therefor
KR100937107B1 (ko) * 2009-09-24 2010-01-15 김창우 가스예열장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5628629A (en) * 1994-10-14 1997-05-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Industrial furnace and a burner for conducting regenerative combustion and a combustion method therefor
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