JPH06129418A - コンロッドにおけるオイル孔等の検出装置 - Google Patents

コンロッドにおけるオイル孔等の検出装置

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JPH06129418A
JPH06129418A JP28331792A JP28331792A JPH06129418A JP H06129418 A JPH06129418 A JP H06129418A JP 28331792 A JP28331792 A JP 28331792A JP 28331792 A JP28331792 A JP 28331792A JP H06129418 A JPH06129418 A JP H06129418A
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JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
air
metal fitting
projecting member
oil hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP28331792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kusuharu Yamamoto
久寿治 山本
Masayuki Mishima
雅之 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンロッドのブッシュに形成したオイル孔お
よびコンロッドメタル嵌合溝が、果たして確実に形成さ
れているかを後で確認する場合、その有無を簡単かつ短
時間で検出できるようにする。 【構成】 装置本体40の内部に、エア流路57が穿設
されコンロッドメタル嵌合溝8、9に嵌挿自在な突出部
材56と、突出部材56のエア流路57にエアを供給す
るためのエア供給口55と、突出部材56の前進端およ
び後退端によってエア供給口55から供給されたエア
を、オイル孔7および測定器へ排出するための排出口6
8および孔60と、突出部材56を進退動させるための
駆動源61とを有し、オイル孔7およびコンロッドメタ
ル嵌合溝8、9に対するエア供給の経路を切り換えるこ
とにより、両者の検出を行うよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばエンジン部品
であるコンロッドに予め形成されたオイル孔やコンロッ
ドメタル嵌合溝の有無を検出する際に用いて好適な、オ
イル孔等の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的なコンロッドを示してお
り、このコンロッド1は、コンロッド本体2にキャップ
3がボルト結合されてなるもので、キャップ3が結合さ
れた側の端部が大端部4A、他側が小端部4Bとされ、
これらには、クランク軸およびクランクピンが挿入され
るブッシュがそれぞれ形成されている。
【0003】そして通常、大端部4A側のブッシュ5に
おけるクランク軸との摺動内面に供給された潤滑油を排
出するためのオイル孔7が、コンロッド本体2に斜めに
貫通形成されている。また、大端部4A側のブッシュ5
の内面には、リング状のコンロッドメタル(軸受メタ
ル)が嵌装されるが、図4に示すように、このコンロッ
ドメタルを取り付けるためのコンロッドメタル嵌合溝
8、9が、コンロッド本体2とキャップ3の内面に、ブ
ッシュ5の軸方向に位相をずらしてそれぞれ形成されて
いる。
【0004】さて、このようなコンロッド1を製造する
にあたっては、鍛造によりコンロッド本体2とキャップ
3の素材ができあがったら、前記オイル孔7および各コ
ンロッド嵌合溝8、9を形成してから、これらをボルト
結合した状態で、各ブッシュ5、6の両端面や内面を研
磨し、この後、次の組立工程に送られる。ここで、工程
のラインにおいて前記研磨を行うステーションから組立
工程に送られる搬送路においては、送られる全てのコン
ロッド1の姿勢が整合されている(この場合ではオイル
孔が搬送方向に向かって右側にある状態であるとか)必
要がある。
【0005】そのために、研磨が終了して搬送路に送り
出す段階で、コンロッド1の姿勢を一定の向きにしては
いるものの、中には間違って反対向きにされた状態で搬
送されてしまうものがある。このような姿勢不良な状態
で次工程に搬送されてはまずいので、搬送路においてコ
ンロッド1の向きが正常であるか否かの確認を行う必要
があった。
【0006】そこで、この姿勢確認作業は、前記オイル
孔7および各コンロッド嵌合溝8、9の有無を調べるこ
とによって行っている。従来、このオイル孔7およびコ
ンロッド嵌合溝8、9の有無の検出を行うには、まず、
ブッシュ5の内径よりもやや小径の円筒部材をブッシュ
5に挿通し、この円筒部材に設けた孔から一定量のエア
をオイル孔のあるべき部位に吐出させ、その空気圧の変
化を見ることでオイル孔の有無を検出し、次いで次工程
で、コンロッドメタル嵌合溝のあるべき部位にレザー光
を投射し、その乱反射状態を見てコンロッド嵌合溝の有
無を検出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記方法で
は、オイル孔7とコンロッドメタル嵌合溝8、9を検出
する工程が2つに分かれているから煩雑で時間がかか
り、しかも、コンロッドメタル嵌合溝8、9を検出する
ためのレザー光を用いる装置は高価である。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、オイル孔とコンロッドメタル嵌合溝とを1つの
工程で検出できるとともに、構造が単純で安価に構成で
き、かつ確実に検出できる装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、コンロッドのブッシュ内径面に形成されたオ
イル孔やコンロッドメタル嵌合溝等の加工部位を検出す
るための検出装置であって、内部にエア流路が穿設さ
れ、前記コンロッドメタル嵌合溝に嵌挿自在な突出部材
と、該突出部材のエア流路にエアを供給するためのエア
供給口と、前記突出部材の前進端および後退端によって
前記エア供給口から供給されたエアを、前記オイル孔お
よび測定器へ排出するための排出口および孔と、前記突
出部材を進退動させるための駆動源とを有することを特
徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、オイル孔およびコンロッドメ
タル嵌合溝の検出を、1つの検出装置の空気の吐出およ
びその空気流路の切り換えにより行う構成であるから、
1回の工程で、簡単かつ短時間にそれらの検出が行え、
またその構造も簡単であるから、その製作および検出を
安価で行える。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本実施
例は、図3に示したコンロッド(部品)1を搬送する
際、その向きが一定して整合が取れているか否かを判別
する際に適用する装置である。
【0012】コンロッド1は、ローラ搬送路等の搬送路
に一方の側面を上にした状態で寝かされて搬送されると
し、この場合、図3に示すように、矢印Qの搬送方向に
小端部4Bを向け、かつコンロッドメタル嵌合溝8、9
が左にある状態を、正常な搬送姿勢とする。この姿勢に
おいて、前記オイル孔7は、搬送方向に向かって右側に
形成され、前記各溝8、9は左側にそれぞれ形成されて
いる。本実施例においては、最終的にはこの正常な姿勢
でコンロッド1が搬送路を搬送されているか否かを判別
する。コンロッド1は、搬送路の途中にある検出位置4
0において、位置決め治具50により一定時間停止させ
られ、その間に以下の検出を行なう。
【0013】図1および図2の符号40が本実施例の検
出装置であり、この検出装置40は、ブッシュ5の内径
面に挿通される円盤状の装置本体53に、内部にエア流
路57が穿設されコンロッドメタル嵌合溝8、9に嵌挿
自在な突出部材56と、この突出部材56のエア流路5
7にエアを供給するためのエア供給口55と、突出部材
56が前進端および後退端にあるとき図示せぬ測定器ま
たはオイル孔7へエアを排出するための排出口68なら
びに孔60と、突出部材56を進退動させるための駆動
源61とを備えている。
【0014】この検出装置40の構成を、その作用にと
もなって詳述していくと、まず、図1に示すように、上
記姿勢でコンロッド1が、前記位置決め治具50の上に
載置されて停止させられることにより搬送路上で位置決
めされると、図示せぬ昇降機構によって装置本体40が
上昇動してブッシュ5の内部に挿通される。次いで、装
置本体40の下面に穿設されたエア供給路55からエア
が供給される。
【0015】エア供給口55にエアが供給されると装置
本体53に嵌合されている突出部材56の内部に設けら
れたエア流路57およびこのエア流路57に連通するエ
ア流路58ならびにコンロッド1のオイル孔7を介して
エアが吐出され、オイル孔7に対向して穿設されている
孔60を経てエアが吐出され、オイル孔7にそのエアが
供給されることで空気圧の変化を感知し、オイル孔7の
有無を検出する。
【0016】上記のようにオイル孔7の有無の検出がな
されると、次に、装置本体53内に埋設されているピス
トン61がエア供給口62からのエアの供給を受けると
前進し、ロッド63にボルト64で螺着されている突出
部材56を前進させる。突出部材56が前進すると、そ
の前端に設けてなる一対の突出子65、65が、各コン
ロッドメタル嵌合溝8、9にそれぞれ嵌入するととも
に、エア流路57から連通するコンロッド本体2側のエ
ア流路67を経て排出口68からエアが排出される。排
出口68から排出される空気圧は図示せぬ測定器で測定
され、コンロッドメタル嵌合溝8、9の有無の検出がな
される。そして、コンロッド本体2側のコンロッドメタ
ル嵌合溝8あるいはキャップ3側のコンロッドメタル嵌
合溝9のいずれかが形成されていない場合は、エア流路
57はエア流路67と連通されているだけで時間が経過
し、異常信号が発せられる。
【0017】以上でオイル孔7およびコンロッドメタル
嵌合溝8、9の検出動作が終わり、この後、エア供給孔
69へエアが供給され、ピストン61が元の位置に復帰
し、さらに装置本体53が降下してコンロッド1から離
脱し、コンロッド1は搬送路を続けて搬送される。
【0018】上記本実施例の検出装置40によれば、オ
イル孔7およびコンロッドメタル嵌合溝8、9の検出
を、1つの検出装置40の空気の吐出およびその空気流
路の切り換えにより行う構成であるから、搬送路上にお
いて1回の工程で、簡単かつ短時間にそれらの検出が行
える。またその構造も簡単であるからその製作および検
出を、かつ確実かつ安価に行える。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンロッ
ドにおけるオイル孔等の検出装置によれば、内部にエア
流路が穿設され、コンロッドメタル嵌合溝に嵌挿自在な
突出部材と、該突出部材のエア流路にエアを供給するた
めのエア供給口と、突出部材の前進端および後退端によ
ってエア供給口から供給されたエアを、オイル孔および
測定器へ排出するための排出口および孔と、突出部材を
進退動させるための駆動源とを有することを特徴とする
もので、オイル孔およびコンロッドメタル嵌合溝の検出
を1つの検出装置の空気の吐出およびその空気流路の切
り換えにより行う構成であるから、1回の工程で簡単か
つ短時間にそれらの検出が行え、またその構造も簡単で
あるから、その製作および検出を安価で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】本発明の一実施例を適用するコンロッドの平面
図である。
【図4】図1のDーD線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 コンロッド 5 ブッシュ 7 オイル孔 8、9 コンロッドメタル嵌合溝 40 検出装置 55 エア供給口 56 突出部材 57 エア流路 60 孔 61 駆動源 68 排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンロッド(1)のブッシュ(5)内径
    面に形成されたオイル孔(7)やコンロッドメタル嵌合
    溝(8、9)等の加工部位を検出するための検出装置
    (40)であって、 内部にエア流路(57)が穿設され、前記コンロッドメ
    タル嵌合溝(8、9)に嵌挿自在な突出部材(56)
    と、 該突出部材(56)のエア流路(57)にエアを供給す
    るためのエア供給口(55)と、 前記突出部材(56)の前進端および後退端によって前
    記エア供給口(55)から供給されたエアを、前記オイ
    ル孔(7)および測定器へ排出するための排出口(6
    8)および孔(60)と、 前記突出部材(56)を進退動させるための駆動源(6
    1)とを有することを特徴とするコンロッドにおけるオ
    イル孔等の検出装置(40)。
JP28331792A 1992-10-21 1992-10-21 コンロッドにおけるオイル孔等の検出装置 Pending JPH06129418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136133A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Daihatsu Motor Co Ltd 軸受組付け装置
JP2021161975A (ja) * 2020-04-01 2021-10-11 日産自動車株式会社 内燃機関のリンク部材およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010703