JPH06129347A - 液体注入装置 - Google Patents
液体注入装置Info
- Publication number
- JPH06129347A JPH06129347A JP4274309A JP27430992A JPH06129347A JP H06129347 A JPH06129347 A JP H06129347A JP 4274309 A JP4274309 A JP 4274309A JP 27430992 A JP27430992 A JP 27430992A JP H06129347 A JPH06129347 A JP H06129347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- nozzle
- metering pump
- filter
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の液体注入装置は、濾過器により脱気さ
れた液体を定量ポンプによって一定量を汲み出してノズ
ルから容器に吐出する。これにより、少量の液体を正確
に容器に注入することができる。 【構成】ポリタンク43の薬液は真空ポンプ52によっ
て濾過器63に吸入される。吸入された薬液は、濾過器
63内の多孔質中空糸膜65の外側または内側に浸さ
れ、減圧された中空糸膜65の内側または外側から脱気
される。定量ポンプ45はシリンダ45cに嵌入された
ピストン45aの往復回転駆動によって脱気後の薬液か
ら一定量をシリンダ45c内に吸入しノズル22に供給
する。薬液の供給を受けたノズル22は霧状の薬液をス
ピッツ18に散布する。
れた液体を定量ポンプによって一定量を汲み出してノズ
ルから容器に吐出する。これにより、少量の液体を正確
に容器に注入することができる。 【構成】ポリタンク43の薬液は真空ポンプ52によっ
て濾過器63に吸入される。吸入された薬液は、濾過器
63内の多孔質中空糸膜65の外側または内側に浸さ
れ、減圧された中空糸膜65の内側または外側から脱気
される。定量ポンプ45はシリンダ45cに嵌入された
ピストン45aの往復回転駆動によって脱気後の薬液か
ら一定量をシリンダ45c内に吸入しノズル22に供給
する。薬液の供給を受けたノズル22は霧状の薬液をス
ピッツ18に散布する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液等の液体を採血管
等の容器に適量だけ注入する液体注入装置に関する。
等の容器に適量だけ注入する液体注入装置に関する。
【0002】
【従来技術】薬液を採血管に適量だけ注入する具体例と
して、真空採血管の管内壁面に血清分離剤を塗布して、
遠心分離器による血清と血餅を分離する技術が特開昭6
1ー154541号公報に開示されている。
して、真空採血管の管内壁面に血清分離剤を塗布して、
遠心分離器による血清と血餅を分離する技術が特開昭6
1ー154541号公報に開示されている。
【0003】これによると、真空採血管の素材として
は、親水性の低いポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレートの共重合体があり、血液と接する
採血管の内壁面に水分子の吸着層を形成することなく血
清分離剤を内壁面に強固に密着させるという良さがあ
る。これにより、採血管中の血液における血清と血餅の
分離が容易になる。
は、親水性の低いポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレートの共重合体があり、血液と接する
採血管の内壁面に水分子の吸着層を形成することなく血
清分離剤を内壁面に強固に密着させるという良さがあ
る。これにより、採血管中の血液における血清と血餅の
分離が容易になる。
【0004】また、血清分離剤としては、血液凝固因子
を活性化し血小板の凝集を促す作用のある吸着性無機物
や、血餅の容器内壁面への付着を防ぎ、遠心分離にかけ
た際の血清中への溶血を防ぐ作用のある界面活性剤や、
遠心分離を行ったときに血清と血餅との中間に位置して
隔壁を形成する作用のある隔壁形成剤が示されている。
を活性化し血小板の凝集を促す作用のある吸着性無機物
や、血餅の容器内壁面への付着を防ぎ、遠心分離にかけ
た際の血清中への溶血を防ぐ作用のある界面活性剤や、
遠心分離を行ったときに血清と血餅との中間に位置して
隔壁を形成する作用のある隔壁形成剤が示されている。
【0005】こうした薬液としての血清分離剤、特に吸
着性無機物は、採血量に応じて適量を注入しなければ、
その効果を十分に発揮し得ない。例えば、5mlの採血
管に50μlの血清分離剤を注入する場合に0.2〜2
μl程度の誤差範囲が要求される。従来よりなされた注
入のやりかたとしては、吸着性無機物などを適当な結合
剤、溶剤に溶解させもしくは分解させて後に、採血管の
内壁面に吹付塗布したりしていた。
着性無機物は、採血量に応じて適量を注入しなければ、
その効果を十分に発揮し得ない。例えば、5mlの採血
管に50μlの血清分離剤を注入する場合に0.2〜2
μl程度の誤差範囲が要求される。従来よりなされた注
入のやりかたとしては、吸着性無機物などを適当な結合
剤、溶剤に溶解させもしくは分解させて後に、採血管の
内壁面に吹付塗布したりしていた。
【0006】あるいは、ポリエチレンテレフタレートペ
レットにあらかじめ界面活性剤を混合し、これを射出成
形、吹込成形、圧縮成形、真空成形などによって成形
し、これに適当な結合剤や溶剤中に分散させた吸着性無
機物を吹付塗布することがなされていた。
レットにあらかじめ界面活性剤を混合し、これを射出成
形、吹込成形、圧縮成形、真空成形などによって成形
し、これに適当な結合剤や溶剤中に分散させた吸着性無
機物を吹付塗布することがなされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この吹
付塗布量がきわめて少量であるために正確な量を液体容
器から吸引するのに困難があったり、また、ポンプの加
圧、減圧の繰り返しにより液体に空気が溶け込んで空気
の混入による誤差が生じやすかった。また、たくさんの
採血管それぞれに適量を注入する作業を人手にまかせて
いると、たとえ温度、湿度などが一定に管理された室内
であっても注入量に大きなばらつきが生じる。そこで、
採血管などの容器に正確に一定量を塗布する技術の開発
が望まれていた。
付塗布量がきわめて少量であるために正確な量を液体容
器から吸引するのに困難があったり、また、ポンプの加
圧、減圧の繰り返しにより液体に空気が溶け込んで空気
の混入による誤差が生じやすかった。また、たくさんの
採血管それぞれに適量を注入する作業を人手にまかせて
いると、たとえ温度、湿度などが一定に管理された室内
であっても注入量に大きなばらつきが生じる。そこで、
採血管などの容器に正確に一定量を塗布する技術の開発
が望まれていた。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたものであり、少量でも正確な量の液体を吸引し、同
時に液体に混入した空気を除去することによって適量の
液体を採血管などの容器に注入することにある。さら
に、注入作業の自動化を図ることによって注入量のばら
つきの低減を図ることにある。
れたものであり、少量でも正確な量の液体を吸引し、同
時に液体に混入した空気を除去することによって適量の
液体を採血管などの容器に注入することにある。さら
に、注入作業の自動化を図ることによって注入量のばら
つきの低減を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体注入装置は、貯留した液体から一定量
を汲み出す定量ポンプと、該定量ポンプによって汲み出
された液体を容器に吐出するノズルと、前記定量ポンプ
の上流側に設けられ、前記汲み出される液体を脱気する
濾過器とを備える。
に、本発明の液体注入装置は、貯留した液体から一定量
を汲み出す定量ポンプと、該定量ポンプによって汲み出
された液体を容器に吐出するノズルと、前記定量ポンプ
の上流側に設けられ、前記汲み出される液体を脱気する
濾過器とを備える。
【0010】また、本発明の液体注入装置は、複数の容
器が並べられた容器収納手段と、該容器収納手段と相対
的に移動自在に構成され、ノズルを有した液体噴射手段
と、前記ノズルに一定量の液体を供給する定量ポンプ
と、該定量ポンプによって汲み出される液体を脱気する
濾過器と、前記容器収納手段と前記液体噴射手段を相対
的に位置決めする位置決め手段と備え、該位置決めされ
た位置において前記ノズルから前記液体を前記容器に注
入するものである。
器が並べられた容器収納手段と、該容器収納手段と相対
的に移動自在に構成され、ノズルを有した液体噴射手段
と、前記ノズルに一定量の液体を供給する定量ポンプ
と、該定量ポンプによって汲み出される液体を脱気する
濾過器と、前記容器収納手段と前記液体噴射手段を相対
的に位置決めする位置決め手段と備え、該位置決めされ
た位置において前記ノズルから前記液体を前記容器に注
入するものである。
【0011】
【作用】液体注入装置は、濾過器により脱気されて貯留
する液体から一定量を定量ポンプにより汲み出し、汲み
出された液体をノズルにより容器に吐出する。また、容
器収納手段に並べられた複数の容器に対する液体噴射手
段の相対移動を位置決め手段は行い、濾過器により脱気
された液体を定量ポンプが一定量汲み出してはノズルか
ら液体を容器に注入する。
する液体から一定量を定量ポンプにより汲み出し、汲み
出された液体をノズルにより容器に吐出する。また、容
器収納手段に並べられた複数の容器に対する液体噴射手
段の相対移動を位置決め手段は行い、濾過器により脱気
された液体を定量ポンプが一定量汲み出してはノズルか
ら液体を容器に注入する。
【0012】
【実施例】1.全体構成 図1及び図2は液体注入装置1の全体構成を示す。液体
注入装置1は、架台10の上面に設けられたベルトコン
ベア15、その上方の噴霧ユニット20を昇降駆動する
上下調節ユニット30、噴霧ユニット20に薬液を空気
と共に供給する分注ユニット40、空気を分注ユニット
40に送り込むエアー機器50、および全体の制御を司
る制御装置80を備える。
注入装置1は、架台10の上面に設けられたベルトコン
ベア15、その上方の噴霧ユニット20を昇降駆動する
上下調節ユニット30、噴霧ユニット20に薬液を空気
と共に供給する分注ユニット40、空気を分注ユニット
40に送り込むエアー機器50、および全体の制御を司
る制御装置80を備える。
【0013】ベルトコンベア15は架台10の長手方向
にエンドレスのベルト15aを移動自在に駆動する。ベ
ルト15aの上に載置されるパレット16はベルト15
aにより運搬されて架台10の端から端まで移動する。
パレット16は、図3および図4に示すように縦10
ヶ、横10ヶの等間隔な収納箇所16aを有する正方形
状のものである。それぞれの収納箇所16aには採血管
として利用されるスピッツ18が収納され、合計100
本のスピッツ18が1パレット上に収納可能である。
にエンドレスのベルト15aを移動自在に駆動する。ベ
ルト15aの上に載置されるパレット16はベルト15
aにより運搬されて架台10の端から端まで移動する。
パレット16は、図3および図4に示すように縦10
ヶ、横10ヶの等間隔な収納箇所16aを有する正方形
状のものである。それぞれの収納箇所16aには採血管
として利用されるスピッツ18が収納され、合計100
本のスピッツ18が1パレット上に収納可能である。
【0014】噴霧ユニット20は、図5に示すように分
注ユニット40に併設されており、10本のノズル22
をノズルホルダ24に交換自在に備える。ノズル22
は、図6に示すとおりの構造を有する2流体撹拌式のも
のである。即ち、吸入口22aから流入する薬液は、ノ
ズル22の側方に設けられた他の吸入口22bより流入
する空気によって撹拌構造22cで撹拌されて霧状にな
ってからノズル先端の吐出口22dより噴射される。ノ
ズルホルダ24は、図2に示すように上下調節ユニット
30に懸架される形でその高さが位置決めされている。
注ユニット40に併設されており、10本のノズル22
をノズルホルダ24に交換自在に備える。ノズル22
は、図6に示すとおりの構造を有する2流体撹拌式のも
のである。即ち、吸入口22aから流入する薬液は、ノ
ズル22の側方に設けられた他の吸入口22bより流入
する空気によって撹拌構造22cで撹拌されて霧状にな
ってからノズル先端の吐出口22dより噴射される。ノ
ズルホルダ24は、図2に示すように上下調節ユニット
30に懸架される形でその高さが位置決めされている。
【0015】上下調節ユニット30は、架台10に立設
するガントリ30aの上にパルスモータ30bを有し、
アーム30cを介してノズルホルダ24を保持する。従
って、パルスモータ30bの回転量につれて伸縮するア
ーム30cの動きに伴ってノズル22の先端は位置決め
されることになる。
するガントリ30aの上にパルスモータ30bを有し、
アーム30cを介してノズルホルダ24を保持する。従
って、パルスモータ30bの回転量につれて伸縮するア
ーム30cの動きに伴ってノズル22の先端は位置決め
されることになる。
【0016】2.分注ユニット40 図7および図8は、分注ユニット40を示す。分注ユニ
ット40は、上下調節ユニット30に併設されており、
図5に示すようにスターラ41に固定されたポリタンク
43を露出した形でカバー40aに覆われている。ポリ
タンク43には、薬液として吸着性無機物、界面活性剤
を混合した血清分離剤が貯留してある。
ット40は、上下調節ユニット30に併設されており、
図5に示すようにスターラ41に固定されたポリタンク
43を露出した形でカバー40aに覆われている。ポリ
タンク43には、薬液として吸着性無機物、界面活性剤
を混合した血清分離剤が貯留してある。
【0017】ノズル22に薬液を適量供給する定量ポン
プ45および定量ポンプ45の駆動源であるパルスモー
タ47の組み合わせは、10本のノズル22それぞれに
設けられている。
プ45および定量ポンプ45の駆動源であるパルスモー
タ47の組み合わせは、10本のノズル22それぞれに
設けられている。
【0018】3.定量ポンプ45 図9は定量ポンプ45を示す。定量ポンプ45ではピス
トン45aが回転運動と同時に往復運動を行う。ピスト
ン先端に切欠き部45bを形成しているので、ピストン
45aが回転することによってシリンダ45cの吸引ポ
ート45dおよび排出ポート45eと交互に連通するこ
とになる。そして、回転しながら往復運動するピストン
45aのストローク量によってシリンダ45cに取り込
まれる薬液の量が正確に決まってくる。
トン45aが回転運動と同時に往復運動を行う。ピスト
ン先端に切欠き部45bを形成しているので、ピストン
45aが回転することによってシリンダ45cの吸引ポ
ート45dおよび排出ポート45eと交互に連通するこ
とになる。そして、回転しながら往復運動するピストン
45aのストローク量によってシリンダ45cに取り込
まれる薬液の量が正確に決まってくる。
【0019】本実施例では、パルスモータ47の軸とピ
ストン45aの軸とのなす角θによってストローク量が
変化する容量可変式であるので、吐出量をいくらに設定
してもその吐出量に応じたストローク量を設定すること
によってパルスモータ47の割り出し位置を半端な値、
例えば0.7回転とすることなく、自然数の回転数に割
り出すことができる。例えば、最大吐出量50μlの定
量ポンプにおいて、50μl吐出しようとするときに、
パルスモータ47の1回転で全吐出量を吐出することが
可能であるし、全吐出量の1/10の10μlに設定し
て10回転してすべてを吐出することも可能である。い
ずれにしても、ストローク量を調節することによって回
転数を自然数となるように設定しておくことは、連続運
転またはベルトコンベア15、上下調節ユニット30、
分注ユニット40の連系同期運転をする上で数値制御し
易くなる。
ストン45aの軸とのなす角θによってストローク量が
変化する容量可変式であるので、吐出量をいくらに設定
してもその吐出量に応じたストローク量を設定すること
によってパルスモータ47の割り出し位置を半端な値、
例えば0.7回転とすることなく、自然数の回転数に割
り出すことができる。例えば、最大吐出量50μlの定
量ポンプにおいて、50μl吐出しようとするときに、
パルスモータ47の1回転で全吐出量を吐出することが
可能であるし、全吐出量の1/10の10μlに設定し
て10回転してすべてを吐出することも可能である。い
ずれにしても、ストローク量を調節することによって回
転数を自然数となるように設定しておくことは、連続運
転またはベルトコンベア15、上下調節ユニット30、
分注ユニット40の連系同期運転をする上で数値制御し
易くなる。
【0020】また、図8に示すように、10ヶ備わって
いる定量ポンプ45の吸引ポート45dはそれぞれマニ
ホルード48の各コネクタ48aに集中して接続されて
いるので、各定量ポンプ45はマニホールド48を介し
て薬液の供給を受けることになる。
いる定量ポンプ45の吸引ポート45dはそれぞれマニ
ホルード48の各コネクタ48aに集中して接続されて
いるので、各定量ポンプ45はマニホールド48を介し
て薬液の供給を受けることになる。
【0021】4.脱気ユニット60 マニホールド48と薬液ポリタンク43の間には脱気ユ
ニット60が設けられている。脱気ユニット60は薬液
中に混入した微量の空気を除去するためのものである。
脱気ユニット60はポリエチレン多孔質中空糸膜65を
内包する濾過器63を中心に構成される。図10は濾過
器63を示す。
ニット60が設けられている。脱気ユニット60は薬液
中に混入した微量の空気を除去するためのものである。
脱気ユニット60はポリエチレン多孔質中空糸膜65を
内包する濾過器63を中心に構成される。図10は濾過
器63を示す。
【0022】ポリエチレン多孔質中空糸膜65は、50
0オングストロームのウレタン膜をポリエチレン多孔質
膜でサンドイッチした三層構造を有するものであり、長
さ400mm、外径390μm、内径270μmの細長
い中空パイプとして、濾過器63の中に80本詰められ
ている。これにより、実効膜面積は6.0m2 になる。
また、中空糸膜65は「U」字型に曲げられ、その両端
が蓋66に固定されている。
0オングストロームのウレタン膜をポリエチレン多孔質
膜でサンドイッチした三層構造を有するものであり、長
さ400mm、外径390μm、内径270μmの細長
い中空パイプとして、濾過器63の中に80本詰められ
ている。これにより、実効膜面積は6.0m2 になる。
また、中空糸膜65は「U」字型に曲げられ、その両端
が蓋66に固定されている。
【0023】中空糸膜を用いた濾過法としては、原水を
入口から注いで中空糸膜の外側に浸漬するとその内側に
濾過されしみ出てくる処理水が蓋によって原水から遮
り、出口から取水するのが一般的である。こうした一般
的やり方に対し、本実施例では出口63bに真空ポンプ
67を接続して中空糸膜65の内側を減圧して負圧によ
る空気抜きを行うようにする。さらに、薬液の取出口6
3cは蓋66を介して原水の入口63aと同じ側に設け
る。
入口から注いで中空糸膜の外側に浸漬するとその内側に
濾過されしみ出てくる処理水が蓋によって原水から遮
り、出口から取水するのが一般的である。こうした一般
的やり方に対し、本実施例では出口63bに真空ポンプ
67を接続して中空糸膜65の内側を減圧して負圧によ
る空気抜きを行うようにする。さらに、薬液の取出口6
3cは蓋66を介して原水の入口63aと同じ側に設け
る。
【0024】従って、本実施例では真空ポンプ67の働
きによりポリタンク43から薬液が吸引されて濾過器6
3の入口63aから注ぎ込まれると、80本からなる中
空糸膜65の外側表面に浸漬けされ、真空ポンプ67に
よって減圧された中空膜65の内側に向けて薬液から空
気や微量の異物が吸着あるいは吸い出される同時に濾過
器63の取出口63cから脱気された薬液が送り出され
ることになる。
きによりポリタンク43から薬液が吸引されて濾過器6
3の入口63aから注ぎ込まれると、80本からなる中
空糸膜65の外側表面に浸漬けされ、真空ポンプ67に
よって減圧された中空膜65の内側に向けて薬液から空
気や微量の異物が吸着あるいは吸い出される同時に濾過
器63の取出口63cから脱気された薬液が送り出され
ることになる。
【0025】このように、中空糸膜65の内側から薬液
を取り出す場合に較べて、中空糸膜65の目詰まりを低
減できるようになり、中空糸膜65の交換時期を長くす
ることができた。また、濾過流量も10〜200cc/
minまで確保できるようになった。
を取り出す場合に較べて、中空糸膜65の目詰まりを低
減できるようになり、中空糸膜65の交換時期を長くす
ることができた。また、濾過流量も10〜200cc/
minまで確保できるようになった。
【0026】尚、濾過器63の出口63bと真空ポンプ
67の間にエアー用フィルタ69を設けているが、これ
は脱気されたガスの清掃の他に、空気と一緒に吸引され
てしまう薬液の溜まりのために必要である。真空ポンプ
67によって減圧された中空糸膜65内側の負圧と脱気
量との関係を表す実験データを図11のaに示す。この
結果、薬液の注入作業に予想される脱気量50〜200
μlを得るには負圧を−50〜−500mgHgとすれ
ば十分であることが判明した。
67の間にエアー用フィルタ69を設けているが、これ
は脱気されたガスの清掃の他に、空気と一緒に吸引され
てしまう薬液の溜まりのために必要である。真空ポンプ
67によって減圧された中空糸膜65内側の負圧と脱気
量との関係を表す実験データを図11のaに示す。この
結果、薬液の注入作業に予想される脱気量50〜200
μlを得るには負圧を−50〜−500mgHgとすれ
ば十分であることが判明した。
【0027】また、マニホールド48の片側端にはポリ
タンク43に至るコンジット管46が設けられ、その中
程に吸引ポンプ46aが取り付けられている。従って、
吸引ポンプ46aはポリタンク43の薬液をチューブ4
4、濾過器63、マニホールド48を介して再びポリタ
ンク43に循環させる。薬液を絶えず循環させることに
よって、薬液中の固形分の沈降を防ぎ、薬液の濃度を均
一化する。また、濾過器63からマニホールド48への
薬液の供給を、コンジット管46の反対側から行なうよ
うにしているので、マニホールド48内全体に薬液の流
れを作ることができ、より一層の均一化を図ることがで
きる。
タンク43に至るコンジット管46が設けられ、その中
程に吸引ポンプ46aが取り付けられている。従って、
吸引ポンプ46aはポリタンク43の薬液をチューブ4
4、濾過器63、マニホールド48を介して再びポリタ
ンク43に循環させる。薬液を絶えず循環させることに
よって、薬液中の固形分の沈降を防ぎ、薬液の濃度を均
一化する。また、濾過器63からマニホールド48への
薬液の供給を、コンジット管46の反対側から行なうよ
うにしているので、マニホールド48内全体に薬液の流
れを作ることができ、より一層の均一化を図ることがで
きる。
【0028】上述の薬液の供給と共に、空気の供給を受
けるノズル22には、図1および図7に示すようにエア
ー機器50が接続される。エアー機器50は圧縮された
空気を送り出すコンプレッサ52、それを流量制限する
バルブ54、55、さらに流量制限された空気の通過を
入切する電磁バルブ58を備え、最終的に電磁バルブ5
8とノズル22の吸入口22bとをコンジット管59に
より連結して構成される。これらのエアー機器50のう
ち大がかりなものは、図1に示すように架台10の中央
右下に取り付けられる。
けるノズル22には、図1および図7に示すようにエア
ー機器50が接続される。エアー機器50は圧縮された
空気を送り出すコンプレッサ52、それを流量制限する
バルブ54、55、さらに流量制限された空気の通過を
入切する電磁バルブ58を備え、最終的に電磁バルブ5
8とノズル22の吸入口22bとをコンジット管59に
より連結して構成される。これらのエアー機器50のう
ち大がかりなものは、図1に示すように架台10の中央
右下に取り付けられる。
【0029】また、架台10のベルトコンベア15が走
行する両脇のフレームには、パレット16の有無を検出
する近接スイッチ73、ベルトコンベア15に乗って移
動するパレット16の停止手前に設けられた減速用の近
接スイッチ74、パレットを原点に停止するための近接
スイッチ75、パレット16の通過によってパレット1
6に収納されたスピッツ18のラック数を検出する光電
スイッチ77、およびベルトコンベア15の終端を検出
する光電スイッチ78が設けられている。
行する両脇のフレームには、パレット16の有無を検出
する近接スイッチ73、ベルトコンベア15に乗って移
動するパレット16の停止手前に設けられた減速用の近
接スイッチ74、パレットを原点に停止するための近接
スイッチ75、パレット16の通過によってパレット1
6に収納されたスピッツ18のラック数を検出する光電
スイッチ77、およびベルトコンベア15の終端を検出
する光電スイッチ78が設けられている。
【0030】これらの非接触スイッチ群によりパレット
16の種々の状態が検知される。即ち、オペレータによ
ってベルトコンベア16の左端に置かれたパレット16
はその有無が近接スイッチ73により確かめられると、
ベルトコンベア16によって運搬され、近接スイッチ7
4で減速され、低速移動の状態で近接スイッチ75の原
点位置に停止する。注入作業中は光電スイッチ77によ
ってラック数が検出されて間欠移動する。すべての注入
作業の終了と共に、再び移動が開始され一気にパレット
16を終端まで移動すると、光電スイッチ78の検出位
置にて待機する。
16の種々の状態が検知される。即ち、オペレータによ
ってベルトコンベア16の左端に置かれたパレット16
はその有無が近接スイッチ73により確かめられると、
ベルトコンベア16によって運搬され、近接スイッチ7
4で減速され、低速移動の状態で近接スイッチ75の原
点位置に停止する。注入作業中は光電スイッチ77によ
ってラック数が検出されて間欠移動する。すべての注入
作業の終了と共に、再び移動が開始され一気にパレット
16を終端まで移動すると、光電スイッチ78の検出位
置にて待機する。
【0031】5.制御装置80 図12は制御装置80の構成を示す。この制御装置80
は架台10の中央に設けられた扉79に収納されてい
る。制御装置80は、CPU83、制御プログラムが書
き込まれたPROM85、スピッツ18のラック数をカ
ウントするラック数カウンタ87、各種データを記憶す
るRAM88および各種入出力インターフェース(I/
F)を備える。PROM85の制御プログラムは後述す
る各フローチャートに対応したものであり、CPU83
によって順次読み出され実行される。
は架台10の中央に設けられた扉79に収納されてい
る。制御装置80は、CPU83、制御プログラムが書
き込まれたPROM85、スピッツ18のラック数をカ
ウントするラック数カウンタ87、各種データを記憶す
るRAM88および各種入出力インターフェース(I/
F)を備える。PROM85の制御プログラムは後述す
る各フローチャートに対応したものであり、CPU83
によって順次読み出され実行される。
【0032】各種入出力I/Fとして、オペレータによ
って注入量などの設定が可能なパネルスイッチ91が接
続されたパネルスイッチ用I/F93、ノズル22に空
気を送るために設けられた1個の電磁バルブ58が接続
された電磁バルブ用I/F94、定量ポンプ45を駆動
するパルスモータ47がノズル22の数に応じて10個
接続され、かつノズルホルダ24を昇降させるパルスモ
ータ30bが接続されたパルスモータ用I/F95、近
接スイッチ73、74、75や光電スイッチ77、78
が接続されたスイッチ用I/F96、吸引/脱気用の真
空ポンプ67および吸引ポンプ64aが接続されたポン
プ用I/F97、およびベルトコンベア15を駆動する
パルスモータ17が接続されたパルスモータ用I/F9
8が用意されている。尚、制御装置80は上述の構成の
代わりにシーケンス制御回路で構成してもよいことは勿
論である。
って注入量などの設定が可能なパネルスイッチ91が接
続されたパネルスイッチ用I/F93、ノズル22に空
気を送るために設けられた1個の電磁バルブ58が接続
された電磁バルブ用I/F94、定量ポンプ45を駆動
するパルスモータ47がノズル22の数に応じて10個
接続され、かつノズルホルダ24を昇降させるパルスモ
ータ30bが接続されたパルスモータ用I/F95、近
接スイッチ73、74、75や光電スイッチ77、78
が接続されたスイッチ用I/F96、吸引/脱気用の真
空ポンプ67および吸引ポンプ64aが接続されたポン
プ用I/F97、およびベルトコンベア15を駆動する
パルスモータ17が接続されたパルスモータ用I/F9
8が用意されている。尚、制御装置80は上述の構成の
代わりにシーケンス制御回路で構成してもよいことは勿
論である。
【0033】6.連続薬液注入処理 図13は連続薬液注入処理のフローチャートを示す。オ
ペレータが制御装置80のパネルスイッチ91を用いて
本装置を起動させると、すべての状態を一旦イニシャラ
イズする(ステップS110)。例えば、ラック数カウ
ンタ87をリセットして初期値を“6”にセットした
り、上下調節ユニット30のパルスモータ30bを駆動
してノズルホルダ24を待機位置まで退避させる。
ペレータが制御装置80のパネルスイッチ91を用いて
本装置を起動させると、すべての状態を一旦イニシャラ
イズする(ステップS110)。例えば、ラック数カウ
ンタ87をリセットして初期値を“6”にセットした
り、上下調節ユニット30のパルスモータ30bを駆動
してノズルホルダ24を待機位置まで退避させる。
【0034】イニシャライズを終えると、真空ポンプ6
7および吸引ポンプ46aを起動させてポリタンク43
に貯留している薬液の吸引を開始する(ステップS12
0)。薬液は真空ポンプ67や吸引ポンプ46aによっ
て減圧された濾過器63に向かってポリタンク43に差
し込まれたチューブ44を伝わって吸引される(図8参
照)。濾過器63の取出口63cはマニホールド48に
接続されており、マニホールド48は分岐された各コネ
クタ48aに繋がれたコンジット管48bにより定量ポ
ンプ45の吸引ポート45dに接続される(図9参
照)。
7および吸引ポンプ46aを起動させてポリタンク43
に貯留している薬液の吸引を開始する(ステップS12
0)。薬液は真空ポンプ67や吸引ポンプ46aによっ
て減圧された濾過器63に向かってポリタンク43に差
し込まれたチューブ44を伝わって吸引される(図8参
照)。濾過器63の取出口63cはマニホールド48に
接続されており、マニホールド48は分岐された各コネ
クタ48aに繋がれたコンジット管48bにより定量ポ
ンプ45の吸引ポート45dに接続される(図9参
照)。
【0035】この段階では、薬液は吸引ポート45dに
到達するだけでピストン45aに遮られてシリンダ45
c内に入れない。従って、濾過器63には薬液が充填さ
れた状態になっている。このときに、図10の拡大図に
示すように多孔質中空糸膜65の内側は負圧−50〜−
500mgHgに到達しており、脱気作用が十分に行わ
れる。即ち、薬液中にある中空紙膜65の外側表面から
小さな気泡(図中○で示す)が中空糸膜65を通り抜け
てその内側へ抜け出るか、あるいは中空糸膜65の内部
の微細孔に捕らえられるのである。
到達するだけでピストン45aに遮られてシリンダ45
c内に入れない。従って、濾過器63には薬液が充填さ
れた状態になっている。このときに、図10の拡大図に
示すように多孔質中空糸膜65の内側は負圧−50〜−
500mgHgに到達しており、脱気作用が十分に行わ
れる。即ち、薬液中にある中空紙膜65の外側表面から
小さな気泡(図中○で示す)が中空糸膜65を通り抜け
てその内側へ抜け出るか、あるいは中空糸膜65の内部
の微細孔に捕らえられるのである。
【0036】つぎに、後述する原点位置決めルーチン
(ステップS130)によって、パレット16が駆動さ
れて原点に位置決めされると、パレット16に搭載され
ている1列目のスピッツ18がノズル22の真下にく
る。続いて、スピッツ18のラック数を計測するラック
数計測ルーチン(ステップS135)を実行するが、こ
れについても後述する。
(ステップS130)によって、パレット16が駆動さ
れて原点に位置決めされると、パレット16に搭載され
ている1列目のスピッツ18がノズル22の真下にく
る。続いて、スピッツ18のラック数を計測するラック
数計測ルーチン(ステップS135)を実行するが、こ
れについても後述する。
【0037】パレット16が原点に位置決めされると、
CPU83はパルスモータ用I/Fを介してパルスモー
タ30bにパルスを分配指令してノズルホルダ24の下
降を開始する。下降量としてのパルス分配量はノズル2
2、ノズルホルダ24および架台10からの上下調節ユ
ニット30の高さといった機械的配置関係で決まってい
るので、CPU83は一定量のパルスを分配し終えたと
ころでパルスモータ30bの分配指令を停止する(ステ
ップS140)。
CPU83はパルスモータ用I/Fを介してパルスモー
タ30bにパルスを分配指令してノズルホルダ24の下
降を開始する。下降量としてのパルス分配量はノズル2
2、ノズルホルダ24および架台10からの上下調節ユ
ニット30の高さといった機械的配置関係で決まってい
るので、CPU83は一定量のパルスを分配し終えたと
ころでパルスモータ30bの分配指令を停止する(ステ
ップS140)。
【0038】こうして、スピッツ18の内側中程までノ
ズル22の先端が挿入されたところで、CPU83は定
量ポンプ45を駆動するパルスモータ47に対しパルス
モータ用I/Fを介して分配指令を出力する同時に、ノ
ズル22に空気を供給する電磁バルブ58に対しても電
磁バルブ用I/F94を介して駆動信号を出力する(ス
テップS150)。さらに、上述のノズルホルダ24を
駆動するパルスモータ30bに対してもパルスモータ用
I/Fを介して分配指令出力する(ステップS16
0)。このタイミングチャートを図14に示す。
ズル22の先端が挿入されたところで、CPU83は定
量ポンプ45を駆動するパルスモータ47に対しパルス
モータ用I/Fを介して分配指令を出力する同時に、ノ
ズル22に空気を供給する電磁バルブ58に対しても電
磁バルブ用I/F94を介して駆動信号を出力する(ス
テップS150)。さらに、上述のノズルホルダ24を
駆動するパルスモータ30bに対してもパルスモータ用
I/Fを介して分配指令出力する(ステップS16
0)。このタイミングチャートを図14に示す。
【0039】定量ポンプ47は図9に示すようにパルス
モータ47に同期回転するピストン45aの往復回転移
動により吸引ポート45dから薬液を、1回転当たり5
μl吸引し、それを総て排出ポート45eからノズル2
2に向けて吐出する。
モータ47に同期回転するピストン45aの往復回転移
動により吸引ポート45dから薬液を、1回転当たり5
μl吸引し、それを総て排出ポート45eからノズル2
2に向けて吐出する。
【0040】ピストン45aのストローク量によって吐
出量は予め5μlに設定されている。従って、薬液50
μlを供給するにはパルスモータ47は10回転を要
し、それに相当するパルス分配量が出力されることにな
る。
出量は予め5μlに設定されている。従って、薬液50
μlを供給するにはパルスモータ47は10回転を要
し、それに相当するパルス分配量が出力されることにな
る。
【0041】また一方では、電磁バルブ58を駆動し
て、コンプレッサ52から流量バルブ54、55を介し
て送られた空気をノズル22に供給する。ノズル22は
図6に示したように供給された薬液と空気とを撹拌して
霧状にした形で吐出口45dから散布する。噴射時間
は、パルスモータ47が10回転する時間より長めのお
よそ0.5秒である。ノズル22をそのまま固定した位
置で散布したのではスピッツ18の内側壁面に均一に散
布できないことが予想されるため、本実施例では噴霧中
にパルスモータ30bを駆動してノズルホルダ24を上
昇もしくは下降させている(図14参照)。
て、コンプレッサ52から流量バルブ54、55を介し
て送られた空気をノズル22に供給する。ノズル22は
図6に示したように供給された薬液と空気とを撹拌して
霧状にした形で吐出口45dから散布する。噴射時間
は、パルスモータ47が10回転する時間より長めのお
よそ0.5秒である。ノズル22をそのまま固定した位
置で散布したのではスピッツ18の内側壁面に均一に散
布できないことが予想されるため、本実施例では噴霧中
にパルスモータ30bを駆動してノズルホルダ24を上
昇もしくは下降させている(図14参照)。
【0042】このようにして、1列目10本のスピッツ
18の注入を完了すると、電磁バルブ58を切り替えて
空気の供給を停止すると共に、パルスモータ30bを逆
転させてノズルホルダ24を元の位置まで退避させる。
また、パルスモータ47を正確に10回転割り出したと
ころで停止させ、定量ポンプ45の注入も終える(ステ
ップS170)。
18の注入を完了すると、電磁バルブ58を切り替えて
空気の供給を停止すると共に、パルスモータ30bを逆
転させてノズルホルダ24を元の位置まで退避させる。
また、パルスモータ47を正確に10回転割り出したと
ころで停止させ、定量ポンプ45の注入も終える(ステ
ップS170)。
【0043】1列目のスピッツ18を終了した段階で
は、ラック数カウンタ87の値は初期値“6”のままに
なっているので、設定値“9”に達しておらず2列目の
スピッツ18の注入作業の段取りに入る(ステップS1
80)。
は、ラック数カウンタ87の値は初期値“6”のままに
なっているので、設定値“9”に達しておらず2列目の
スピッツ18の注入作業の段取りに入る(ステップS1
80)。
【0044】ベルトコンベア15を駆動するパルスモー
タ17はCPU83からの分配指令によって駆動される
が、スピッツ18の間欠送りのときにはパレット16の
収納箇所の間隔に応じた分配量が指令される(ステップ
S190)。
タ17はCPU83からの分配指令によって駆動される
が、スピッツ18の間欠送りのときにはパレット16の
収納箇所の間隔に応じた分配量が指令される(ステップ
S190)。
【0045】2列目のスピッツ18がノズルホルダ24
の真下に位置決めされると、再び注入作業を繰り返すこ
とになる。10列目のスピッツ18の注入作業が終了し
た段階では、後述するようにラック数カウンタの値が
“10”になるので、終わりであることを確認する。
の真下に位置決めされると、再び注入作業を繰り返すこ
とになる。10列目のスピッツ18の注入作業が終了し
た段階では、後述するようにラック数カウンタの値が
“10”になるので、終わりであることを確認する。
【0046】そして、パレット16はベルトコンベア1
5によってさらに前進させられて、終端に至ったところ
で光電スイッチ78によって検出されてその移動を停止
する。終端の取出位置まできたパレット16はオペレー
タによって取り出されるまで待機することになる。
5によってさらに前進させられて、終端に至ったところ
で光電スイッチ78によって検出されてその移動を停止
する。終端の取出位置まできたパレット16はオペレー
タによって取り出されるまで待機することになる。
【0047】一方、CPU83は、再び近接スイッチ7
3の状態を判断し、次のパレット16が投入位置にセッ
トされているかどうかを確認する(ステップS20
5)。セットされていれば、同様の処理を始めから繰り
返し、セットされていなければ本連続薬液注入処理を終
了し、再びオペレータによってスタート指令があるまで
待ち状態となる。
3の状態を判断し、次のパレット16が投入位置にセッ
トされているかどうかを確認する(ステップS20
5)。セットされていれば、同様の処理を始めから繰り
返し、セットされていなければ本連続薬液注入処理を終
了し、再びオペレータによってスタート指令があるまで
待ち状態となる。
【0048】7.原点位置決め処理 図15は前記ステップS130のスピッツの原点位置決
め処理のフローチャートを示す。パレット16が投入位
置にセットされているかを、SUS304の延べ板16
cが貼られたパレット16との距離から近接スイッチ7
3によって判別する(ステップS210)。セットされ
ていることが確認されれば、パルスモータ17を起動さ
せてベルトコンベア15を起動しパレット16の運搬を
行う(ステップS220)。
め処理のフローチャートを示す。パレット16が投入位
置にセットされているかを、SUS304の延べ板16
cが貼られたパレット16との距離から近接スイッチ7
3によって判別する(ステップS210)。セットされ
ていることが確認されれば、パルスモータ17を起動さ
せてベルトコンベア15を起動しパレット16の運搬を
行う(ステップS220)。
【0049】移動するパレット16の側面に貼られた延
べ板16cが近接スイッチ74に接近してスイッチオン
になると(ステップS230)、CPU83はこれを検
知しパルスモータ17をそれまでの高速駆動から低速駆
動に切り替える(ステップS240)。低速駆動に切り
替えられたベルトコンベア15に運搬されて、ゆっくり
とパレット16が移動し近接スイッチ75のある原点位
置に至る(ステップS250)と、CPU83はパルス
モータ17を停止して位置決めする(ステップS26
0)。この停止により、パレット16に搭載されている
1列目のスピッツ18はノズル22の真下に位置決めさ
れることになる。
べ板16cが近接スイッチ74に接近してスイッチオン
になると(ステップS230)、CPU83はこれを検
知しパルスモータ17をそれまでの高速駆動から低速駆
動に切り替える(ステップS240)。低速駆動に切り
替えられたベルトコンベア15に運搬されて、ゆっくり
とパレット16が移動し近接スイッチ75のある原点位
置に至る(ステップS250)と、CPU83はパルス
モータ17を停止して位置決めする(ステップS26
0)。この停止により、パレット16に搭載されている
1列目のスピッツ18はノズル22の真下に位置決めさ
れることになる。
【0050】8.ラック数計測処理 図16は前記ステップS135のスピッツ18のラック
数を計測する処理のフローチャートを示す。パレット1
6が原点位置にあるときには光電スイッチ77の手前に
スピッツ18が到達していないので光電スイッチ77は
オンとならずに本ルーチンを終了する(ステップS31
0)。尚、光電スイッチ77が始めてオンとなるのは7
列目のスピッツ18が注入のために原点位置に位置決め
されたときである。そのとき、光電スイッチ77が始め
てスイッチオンとなってCPU83はラック数カウンタ
87のラック数データを値“6”から値“7”にインク
リメントする(ステップS310)。前述したように、
ラック数カウンタ87にはイニシャライズによるリセッ
ト後に初期値“6”がセットされて予めオフセットされ
ている。また、すべてのラック数が終了した時点でラッ
ク数データは値“10”となるが、ステップS180で
確認された後は再び初期値“6”にリセットされる。
数を計測する処理のフローチャートを示す。パレット1
6が原点位置にあるときには光電スイッチ77の手前に
スピッツ18が到達していないので光電スイッチ77は
オンとならずに本ルーチンを終了する(ステップS31
0)。尚、光電スイッチ77が始めてオンとなるのは7
列目のスピッツ18が注入のために原点位置に位置決め
されたときである。そのとき、光電スイッチ77が始め
てスイッチオンとなってCPU83はラック数カウンタ
87のラック数データを値“6”から値“7”にインク
リメントする(ステップS310)。前述したように、
ラック数カウンタ87にはイニシャライズによるリセッ
ト後に初期値“6”がセットされて予めオフセットされ
ている。また、すべてのラック数が終了した時点でラッ
ク数データは値“10”となるが、ステップS180で
確認された後は再び初期値“6”にリセットされる。
【0051】本実施例の液体注入装置1によれば、1パ
レット当たり100本のスピッツ18に連続的に薬液を
注入することができる。薬液の注入量を50μlに設定
して100本の連続注入を行った結果、注入量の平均が
47.3〜49.3mmgの範囲にあり、また標準偏差
は0.64〜1.16の範囲にあることが確認された。
レット当たり100本のスピッツ18に連続的に薬液を
注入することができる。薬液の注入量を50μlに設定
して100本の連続注入を行った結果、注入量の平均が
47.3〜49.3mmgの範囲にあり、また標準偏差
は0.64〜1.16の範囲にあることが確認された。
【0052】同様に、薬液の注入量を25μlに設定し
たときでも、その注入量の平均は25.3〜26.3m
mgの範囲にあり、また標準偏差は0.78〜1.20
の範囲にあった。このように、少量でありながら25μ
l〜50μlと比較的広いレンジの注入量を設定して
も、正確な量の注入を行えることが本液体注入装置の特
長である。
たときでも、その注入量の平均は25.3〜26.3m
mgの範囲にあり、また標準偏差は0.78〜1.20
の範囲にあった。このように、少量でありながら25μ
l〜50μlと比較的広いレンジの注入量を設定して
も、正確な量の注入を行えることが本液体注入装置の特
長である。
【0053】9.濾過器163 図17は濾過器163の構成を示す。前記実施例におい
て使用されたポリエチレン多孔質中空糸膜65の濾過器
63の代わりに、四弗化エチレン樹脂単体からなる多孔
質材料(フッソ樹脂多孔質分離膜チューブ)を用いた濾
過器163をその他の構成に変更を加えることなく使用
することができる。濾過器163は、アクリル管163
aの内部に長さ200mm、内径3.0mm、外径4.
0mmの四弗化エチレン樹脂単体からなるチューブ16
5を1本収納する。チューブ165は「U」字形に曲げ
られており、その両端部は蓋166に繋がれて固定され
る。四弗化エチレン樹脂は0.1μm〜10μmまでの
孔を多数有する多孔質材料である。
て使用されたポリエチレン多孔質中空糸膜65の濾過器
63の代わりに、四弗化エチレン樹脂単体からなる多孔
質材料(フッソ樹脂多孔質分離膜チューブ)を用いた濾
過器163をその他の構成に変更を加えることなく使用
することができる。濾過器163は、アクリル管163
aの内部に長さ200mm、内径3.0mm、外径4.
0mmの四弗化エチレン樹脂単体からなるチューブ16
5を1本収納する。チューブ165は「U」字形に曲げ
られており、その両端部は蓋166に繋がれて固定され
る。四弗化エチレン樹脂は0.1μm〜10μmまでの
孔を多数有する多孔質材料である。
【0054】アクリル管163aは、前述の蓋166と
その反対側の端部に嵌合された蓋167によって液密状
態に保持される。蓋167にはコネクタ167aが設け
られており、コネクタ167aはアクリル管163a内
側に通じている。コネクタ167aには真空ポンプが接
続され、これによりアクリル管163a内部は減圧され
る。また、他方の蓋166にはチューブ165のそれぞ
れの端部に通じる入口166aおよび取出口166bが
設けられている。薬液は入口166aから供給されてチ
ューブ165を経由して取出口166bから排出される
が、チューブ165を経由する間にチューブ165の外
側が負圧になっているので、薬液からチューブ165内
にその微細孔を通して微量の気泡が吸い込まれる。
その反対側の端部に嵌合された蓋167によって液密状
態に保持される。蓋167にはコネクタ167aが設け
られており、コネクタ167aはアクリル管163a内
側に通じている。コネクタ167aには真空ポンプが接
続され、これによりアクリル管163a内部は減圧され
る。また、他方の蓋166にはチューブ165のそれぞ
れの端部に通じる入口166aおよび取出口166bが
設けられている。薬液は入口166aから供給されてチ
ューブ165を経由して取出口166bから排出される
が、チューブ165を経由する間にチューブ165の外
側が負圧になっているので、薬液からチューブ165内
にその微細孔を通して微量の気泡が吸い込まれる。
【0055】脱気作用を行う濾過器163の負圧に対す
る脱気量の関係を図11のbに示す。負圧−50〜−1
00mgHgに対して脱気量60〜80μlと高い脱気
能力を示していることがわかる。また、この実施例では
チューブ165を1本使用しただけだが、複数本使用し
てもよい。2本、4本と本数が増えるに従って負圧に対
する脱気量の増加率が高まることが実験から分かってい
る。この例では、チューブ165内の薬液がコネクタ1
67aを介して、真空ポンプ67に達してしまう事故が
ない。
る脱気量の関係を図11のbに示す。負圧−50〜−1
00mgHgに対して脱気量60〜80μlと高い脱気
能力を示していることがわかる。また、この実施例では
チューブ165を1本使用しただけだが、複数本使用し
てもよい。2本、4本と本数が増えるに従って負圧に対
する脱気量の増加率が高まることが実験から分かってい
る。この例では、チューブ165内の薬液がコネクタ1
67aを介して、真空ポンプ67に達してしまう事故が
ない。
【0056】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、濾過器63、163およびその中空糸膜65、チュ
ーブ165の材質、寸法は任意であり、脱気できればど
のような構成でもよい。また、定量ポンプ45の構成、
寸法、ノズルの構成、寸法も任意であり、一定量の液体
を供給、液体を噴霧できればどのような構成でもよい。
さらに、近接スイッチ、光電スイッチ73〜78は、磁
気スイッチ、リミットスイッチ等、他の位置決め手段を
代用してもよい。このほか、図13、15、16のフロ
ーチャートに示される処理は、同様のシーケンス処理、
ハードウェア装置によっても実現可能である。
の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、濾過器63、163およびその中空糸膜65、チュ
ーブ165の材質、寸法は任意であり、脱気できればど
のような構成でもよい。また、定量ポンプ45の構成、
寸法、ノズルの構成、寸法も任意であり、一定量の液体
を供給、液体を噴霧できればどのような構成でもよい。
さらに、近接スイッチ、光電スイッチ73〜78は、磁
気スイッチ、リミットスイッチ等、他の位置決め手段を
代用してもよい。このほか、図13、15、16のフロ
ーチャートに示される処理は、同様のシーケンス処理、
ハードウェア装置によっても実現可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は汲み出さ
れる液体を濾過器により脱気してから容器に液体を注入
するので、定量ポンプによって正確に吸引された少量の
液体中に混入する空気を排除でき、正確な量の液体を容
器に注入することができる。また、容器収納手段に並べ
られた複数の容器に対して、位置決め手段により位置決
めされた液体噴射手段のノズルが、定量ポンプにより汲
み出した一定量の液体を連続的に容器に注入するので、
注入作業に人手が要らず、人手により生ずる注入量のば
らつきを排除できるという効果を奏する。
れる液体を濾過器により脱気してから容器に液体を注入
するので、定量ポンプによって正確に吸引された少量の
液体中に混入する空気を排除でき、正確な量の液体を容
器に注入することができる。また、容器収納手段に並べ
られた複数の容器に対して、位置決め手段により位置決
めされた液体噴射手段のノズルが、定量ポンプにより汲
み出した一定量の液体を連続的に容器に注入するので、
注入作業に人手が要らず、人手により生ずる注入量のば
らつきを排除できるという効果を奏する。
【図1】液体注入装置1の全体構成を示す図である。
【図2】液体注入装置1を示す図である。
【図3】パレット16を示す図である。
【図4】パレット16を示す図である。
【図5】噴霧ユニット20および分注ユニット40を示
す図である。
す図である。
【図6】ノズル22の断面図である。
【図7】分注ユニット40を示す図である。
【図8】分注ユニット40の説明図である。
【図9】定量ポンプ45の説明図である。
【図10】濾過器63を示す図である。
【図11】脱気量と負圧との関係を示すデータである。
【図12】制御装置80の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図13】連続薬液注入処理のフローチャート図であ
る。
る。
【図14】噴射時のタイミングチャート図である。
【図15】スピッツの原点位置決めルーチンのフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図16】ラック数計測ルーチンのフローチャート図で
ある。
ある。
【図17】濾過器163を示す図である。
1…液体注入装置、10…架台、15…ベルトコンベ
ア、16…パレット、17…パルスモータ、18…スピ
ッツ、20…噴霧ユニット、22…ノズル、24…ノズ
ルホルダ、30…上下ユニット、40…分注ユニット、
45…定量ポンプ、47…パルスモータ、60…脱気ユ
ニット、63、163…濾過器、65…中空糸膜、43
…ポリタンク、83…CPU、73、74、75…近接
スイッチ、77、78…光電スイッチ、165…チュー
ブ。
ア、16…パレット、17…パルスモータ、18…スピ
ッツ、20…噴霧ユニット、22…ノズル、24…ノズ
ルホルダ、30…上下ユニット、40…分注ユニット、
45…定量ポンプ、47…パルスモータ、60…脱気ユ
ニット、63、163…濾過器、65…中空糸膜、43
…ポリタンク、83…CPU、73、74、75…近接
スイッチ、77、78…光電スイッチ、165…チュー
ブ。
Claims (5)
- 【請求項1】貯留した液体から一定量を汲み出す定量ポ
ンプと、 該定量ポンプによって汲み出された液体を容器に吐出す
るノズルと、 前記定量ポンプの上流側に設けられ、前記汲み出される
液体を脱気する濾過器とを備えたことを特徴とする液体
注入装置。 - 【請求項2】複数の容器が並べられた容器収納手段と、 該容器収納手段と相対的に移動自在に構成され、ノズル
を有した液体噴射手段と、 前記ノズルに一定量の液体を供給する定量ポンプと、 該定量ポンプによって汲み出される液体を脱気する濾過
器と、 前記容器収納手段と前記液体噴射手段を相対的に位置決
めする位置決め手段と備え、 該位置決めされた位置において前記ノズルから前記液体
を前記容器に注入することを特徴とする液体注入装置。 - 【請求項3】濾過器は多孔質中空糸膜を有し、定量ポン
プにより汲み出される液体を前記中空糸膜の外側に浸す
と共に、該中空糸膜の内側を減圧することを特徴とする
請求項1または2に記載の液体注入装置。 - 【請求項4】濾過器はフッ素樹脂多孔質分離膜チューブ
を有し、定量ポンプにより汲み出される液体を前記チュ
ーブの内側に浸すと共に、該チューブの外側を減圧する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体注入装
置。 - 【請求項5】定量ポンプは、回転運動に同期した往復運
動を行うピストンと、該ピストンが嵌入され当該ピスト
ンの回転往復機構によって一定量の液体を吸引、排出す
る吸引ポート、排出ポートの設けられたシリンダと、前
記ピストンを回転駆動するモータとを備えたことを特徴
とする請求項1、2、3または4に記載の液体注入装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4274309A JPH06129347A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 液体注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4274309A JPH06129347A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 液体注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129347A true JPH06129347A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17539854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4274309A Pending JPH06129347A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 液体注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021531129A (ja) * | 2018-07-27 | 2021-11-18 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 少なくとも1つの脱気された製剤を容器内に充填する方法および製剤充填装置 |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP4274309A patent/JPH06129347A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021531129A (ja) * | 2018-07-27 | 2021-11-18 | エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト | 少なくとも1つの脱気された製剤を容器内に充填する方法および製剤充填装置 |
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