JPH0612923B2 - ケーブル端部における直線接続方法 - Google Patents

ケーブル端部における直線接続方法

Info

Publication number
JPH0612923B2
JPH0612923B2 JP30356787A JP30356787A JPH0612923B2 JP H0612923 B2 JPH0612923 B2 JP H0612923B2 JP 30356787 A JP30356787 A JP 30356787A JP 30356787 A JP30356787 A JP 30356787A JP H0612923 B2 JPH0612923 B2 JP H0612923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
compression
heat
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30356787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01144311A (ja
Inventor
昌幸 向田
正弘 坂場
鈴木  茂
民泰 駒木根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Hitachi Cable Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP30356787A priority Critical patent/JPH0612923B2/ja
Publication of JPH01144311A publication Critical patent/JPH01144311A/ja
Publication of JPH0612923B2 publication Critical patent/JPH0612923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ケーブルにおける直線接続方法に関し、よ
り詳細には、段剥ぎしたケーブル端部にケーブル導体を
露出させ、このケーブル導体に導体接続スリーブを互い
に直線状に圧縮接続して直線接続部を形成し、この直線
接続部の外周に絶縁補強層を形成したケーブル端部にお
ける直線接続方法に関するものである。
[従来の技術] ケーブル端部を直線接続する場合、次に列挙する手順で
接続することが行なわれている。
(a)ケーブルの端部の絶縁被覆を段剥ぎしてケーブル
導体を所定長さだけ露出して突出する。
(b)導体接続スリーブ内に、段剥ぎしたケーブルの露
出した導体を挿入た後、導体接続スリーブを圧縮させて
接続する。
(c)導体接続スリーブを圧縮された接続部とその近傍
を筒状ヒーターまたはガスバーナーで所定温度まで予熱
する。
(d)予熱された接続部分とその近傍に加熱収縮性の材
質でなるチューブ状の部材を挿入し、その近傍を筒状ヒ
ーターまたはガスバーナーで加熱し、上記チューブ状の
部材を加熱収縮させることによって、絶縁補強層を形成
する。
以上のようにして、ケーブル導体同志が導体接続スリー
ブによって圧縮接続され、その周囲に絶縁補強層が形成
され、直線接続部が形成されるのである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のケーブル端部における
直線接続方法においては、次に列挙するような問題があ
る。
(a)導体接続スリーブの予熱を行う際には、ケーブル
の絶縁体と導体接続スリーブが隣設していて、かつ両者
の熱容量が大幅に異なるので導体接続スリーブの予熱温
度が上昇せず不十分になり、これを無理に上昇させよう
として加熱を続けるとケーブル絶縁体が熱で焼損される
虞がある。
(b)ケーブル絶縁体の熱抵抗は非常に高いので、表面
が加熱され易く予熱時もしくは加熱収縮時にケーブル絶
縁体が焼損される虞がある。
(c)導体接続スリーブの予熱が不十分であった場合に
その外周に設けられる熱収縮チューブが導体接続スリー
ブに熱を奪われ熱収縮が不完全になってしまい、結果的
にケーブルの絶縁特性を低下させる虞がある。
そこで、この発明の目的は、ケーブル絶縁体に焼損等の
欠陥を与えることなく、かつ効率よく導体接続スリーブ
を予熱し、熱収縮性を有する材料に確実に収縮させた絶
縁補強層を得ることができるケーブル端部における直線
接続方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るケーブル端部における直線接続方法は、
段剥ぎしたケーブル端部にケーブル導体を露出させ、こ
のケーブル導体に導体接続スリーブを互いに直線状に圧
縮接続して直線接続部を形成し、この直線接続部の外周
に加熱収縮性を有する材質で絶縁補強層を形成したケー
ブル端部における直線接続方法において、露出させたケ
ーブル導体に、圧縮ホルダーおよびまたはダイスで直接
加熱した状態で導体接続スリーブを圧縮接続し、しかる
後、上記圧縮接続した部位に加熱収縮性を有する材質で
絶縁補強層を形成することを特徴とする。
[作 用] 圧縮ホルダーおよびまたはダイスで直接加熱した状態で
導体接続スリーブにケーブル導体を圧縮接続しているの
で、導体接続スリーブに印加された熱がケーブル導体に
伝達され、ケーブル絶縁体がその内部側から加熱される
のでケーブル絶縁体の加熱が不要もしくはわずかの加熱
をその表面側から与えることによって、加熱収縮性チュ
ーブを確実に収縮させることができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を添附図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は、この発明に係るケーブル端部における直線接
続方法を用いて製造される直線接続部の途中の状態を示
す図で、絶縁被覆等を段剥ぎされた段剥ぎケーブル10
の先端部にケーブル導体1が所定の長さだけ露出されて
いる。
また、この段剥ぎケーブル10と同様にして段剥ぎさ
れ、その先端にケーブル導体1′が露出形成された段剥
ぎケーブル10′を有している。
このような段剥ぎケーブル10,10′のそれぞれのケ
ーブル導体1,1′には、円筒状の導体接続スリーブ2
が嵌合されている。この導体接続スリーブ2の周囲に
は、第2図に拡存して示すような接続装置100のスリ
ーブ挿入部20が密接して当接されている。
このスリーブ挿入部20は、圧縮後に取外すために2分
割された厚板状の圧縮ホルダー3,3′の一部をそれぞ
れ半円状に切欠いて形成され、この圧縮ホルダー3,
3′の両者は固定ボルト6,6′でもって連結されてい
る。
上述の圧縮ホルダー3,3′の側方には、それぞれ圧縮
用シリンダー4,4′が配設され、その作動部に圧縮ピ
ン5,5′が固定され、同圧縮ピン5,5′のそれぞれ
がスリーブ挿入部20の内方に突出するようになってい
る。
また、圧縮ホルダー3,3′のそれぞれの内部には、加
熱用ヒーター7,7′が埋設されている。
この加熱用ヒーター7,7′は、シーズヒーター,パイ
プヒーター等が好適であり、同加熱用ヒーター7,7′
は、埋設せずに表面に設けてもよく、この場合には、テ
ープヒーターや板状ヒーターが好適であり、またこれら
種々のヒーターの外表面に断熱材を設けることもでき
る。
従って、段剥ぎケーブル10,10′のケーブル導体
1,1′を導体接続スリーブ2に挿入し、この外周に圧
縮ホルダー3,3′を固定ボルト6,6′でって締付固
定し、圧縮用シリンダー4,4′に連結された圧縮ピン
5,5′によって導体接続スリーブ2とケーブル導体1
とケーブル導体1′の3者を強固に圧縮接続する。
このような圧縮動作の開始と同時に加熱用ヒーター7,
7′に通電を行い圧縮ホルダー3,3′を介して導体接
続スリーブ2を加熱する。
次に固定ボルト6,6′を外し圧縮ホルダー3,3′を
今迄とは逆の方向に取り付け、固定ボルト6,6′で固
定し、上述同様に圧縮ピン5,5′による導体接続スリ
ーブ2の圧縮を行い、ケーブル導体1とケーブル導体
1′と導体接続スリーブ2との3者を強固に圧縮接続す
る。
なお、圧縮ホルダー3,3′に取り付けられている圧縮
ピン5,5′をもう1組もしくはそれ以上追加して設け
ることによって1回の圧縮用シリンダー4,4′の作動
によって一遍にケーブル導体1とケーブル導体1′と導
体接続スリーブ2の3者を圧縮接続することができる。
また、圧縮ホルダー3,3′の加熱は、圧縮作業前に任
意の温度に加熱しておくこともでき、このようにすれば
導体接続スリーブ2を効率よく加熱することことができ
る。
そして、以上のようにしてなされる加熱圧縮接続が完了
したら固定ボルト6,6′を取外すことにより圧縮ホル
ダー3,3′を取外して接続装置100をすべて取外
す。
しかる後、予め段剥ぎケーブル10または段剥ぎケーブ
ル10′に挿通しておいた加熱収縮チューブ(図示せ
ず)を導体接続スリーブ2の外周部に移動させ、図示し
ない筒状ヒーターやがスバーナーで同加熱収縮チューブ
の表面を加熱し、チューブを収縮させる。
この場合、特に加熱収縮チューブが厚いときには(複合
化チューブ,積層化チューブ等々のとき)外部からの熱
が伝導され難いために、導体接続スリーブ2を収縮チュ
ーブの収縮開始温度まで加熱しておけばその内面側から
も熱が供給された状態でチューブを収縮させることがで
きる。これに伴って外部側からの加熱を少なくできるの
でチューブの焼損も防止できる。
従って、導体接続スリーブ2が加熱されると、これに接
続されたケーブル導体1,1′をも加熱されるために段
剥ぎケーブル10,10′の有する絶縁体の加熱が不要
になったり、外部側からのわずかの加熱で確実に収縮さ
せることができる。
このことは、ケーブル導体1,1′の径が大きい場合に
特に利点が大きいものとなる。
[発明の効果] このように、この発明に係るケーブル端部における直線
接続方法は、次に列挙するような顕著な効果がある。
(a)導体接続スリーブを直接に加熱するので極めて効
率よく温度上昇が図れ、作業能率に優れたものとなる。
(b)段剥ぎケーブルの有する絶縁体がケーブル導体を
介して加熱されるので、絶縁体表面に焼損が発生しな
い。
(c)加熱収縮チューブが内側(導体接続スリーブ側)
から加熱されているので、外側から付加的に加熱した場
合には、厚肉のチューブ、複合化チューブ,積層化チユ
ーブ等を確実に収縮させることができる。
(d)加熱収縮チューブが内側(導体接続スリーブ側)
から加熱されているので、チューブの収縮時間の短縮が
図れ、作業能率に優れたものとなる。
(e)温度が充分に上昇するので導体接続スリーブとそ
の近傍のチューブが充分に収縮して導体接続スリーブに
密着されるので確実な絶縁特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るケーブル端部における直線接
続方法を用いて製造される直線接続部の途中の状態を示
す平面図、 第2図は、第1図中に示される接続装置を拡大して示す
上面図である。 1,1′……ケーブル導体 2……導体接続スリーブ 3,3′……圧縮ホルダー 4,4′……圧縮用シリンダー 5,5′……圧縮ピン 6,6′……固定ボルト 7,7′……加熱用ヒーター 10,10′……段剥ぎケーブル 20……スリーブ挿入部 100……接続装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)発明者 駒木根 民泰 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−67808(JP,A) 特開 昭52−118292(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】段剥ぎしたケーブル端部にケーブル導体を
    露出させ、このケーブル導体に導体接続スリーブを互い
    に直線状に圧縮接続して直線接続部を形成し、この直線
    接続部の外周に加熱収縮性を有する材質で絶縁補強層を
    形成したケーブル端部における直線接続方法において、 露出させたケーブル導体に、圧縮ホルダーおよびまたは
    ダイスで直接加熱した状態で導体接続スリーブを圧縮接
    続し、 しかる後、上記圧縮接続した部位に加熱収縮性を有する
    材質で絶縁補強層を形成する、 ことを特徴とするケーブル端部における直線接続方法。
  2. 【請求項2】圧縮接続がインデント圧縮であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のケーブル端部にお
    ける直線接続方法。
  3. 【請求項3】導体接続スリーブにおける加熱温度が加熱
    収縮性を有する材質の収縮開始温度およびまたはそれ以
    下としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ケーブル端部における直線接続方法。
JP30356787A 1987-11-30 1987-11-30 ケーブル端部における直線接続方法 Expired - Lifetime JPH0612923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30356787A JPH0612923B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ケーブル端部における直線接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30356787A JPH0612923B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ケーブル端部における直線接続方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01144311A JPH01144311A (ja) 1989-06-06
JPH0612923B2 true JPH0612923B2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=17922560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30356787A Expired - Lifetime JPH0612923B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ケーブル端部における直線接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612923B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100955292B1 (ko) * 2008-08-06 2010-05-03 이광복 케이블의 전자유도를 위한 본딩 클램프

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01144311A (ja) 1989-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0405561B1 (en) Means for terminating and sealing electrical conductors
NL1023128C2 (nl) Kabelmof.
JPS5910129B2 (ja) 2本のケ−ブルを電気的に接続する方法及びケ−ブル継手
WO1999012239A1 (fr) Connecteur enfichable de cable electrique pour courant triphase
JPS60141110A (ja) ケーブルのジョイント形成装置
GB2051501A (en) Heat-recoverable articles
AU2005339513B2 (en) Method of disposing a tubular sleeve on a supporting element and apparatus to put said method into practice
EP0136154A2 (en) Cable joints and terminations
JPH0612923B2 (ja) ケーブル端部における直線接続方法
EP0433368B1 (en) Method of cable sealing
US4195902A (en) Electrical connector having an extensible, collapsible insulative sleeve
CN110870152B (zh) 热收缩部件及组装热收缩部件的方法
JP2789583B2 (ja) ケーブル接続部の成形方法
JPH0130617B2 (ja)
JPS6029300Y2 (ja) プラスチック管状体の接続用スリ−ブ
JPH028380Y2 (ja)
JPH08251750A (ja) ケーブル接続部の絶縁体およびその形成方法
JPS5832214Y2 (ja) 架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブルの接続部
JPH01105484A (ja) ケーブル接続部の形成方法
JP4309077B2 (ja) Cvケーブルモールド用加熱管及びcvケーブル端末処理方法。
JPS6070912A (ja) ケ−ブルの接続方法
CA1328722C (en) Conductive polymeric article
JPH07163028A (ja) ケーブル接続方法
AU621671C (en) Method of cable sealing
JPS6041785Y2 (ja) 多心ケ−ブルの端末構造