JPH06128916A - 道路標示材 - Google Patents
道路標示材Info
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- JPH06128916A JPH06128916A JP4276850A JP27685092A JPH06128916A JP H06128916 A JPH06128916 A JP H06128916A JP 4276850 A JP4276850 A JP 4276850A JP 27685092 A JP27685092 A JP 27685092A JP H06128916 A JPH06128916 A JP H06128916A
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- Japan
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- light
- base material
- reflecting sheet
- uneven
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- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
材を提供する。 【構成】ほぼ全表面にわたって微小のガラスビーズ11
が埋設されて光反射性を有する光反射性シート1の裏面
に感熱型接着剤層12を形成する。基材2の表面に凹凸
部21を形成する。光反射性シート1裏面の感熱型接着
剤層12を基材2表面の凹凸部21に加熱圧着して、光
反射性シート1と基材2とを一体化するとともに、前記
凹凸部21に沿って光反射性シート1の表面を凹凸状に
変形させる。
Description
視認性に優れた道路標示材に関するものである。
般には該表面に埋設されたガラスビーズの再帰反射性を
利用している。この再帰反射性を夜間雨天時にも効果的
に発揮させるためには、ガラスビーズの粒径を大径にし
て、出来るかぎり表面から露出されるようにして埋設さ
れているのが好ましい。そのため従来の道路標示材にあ
っては100〜850μmの粒径のガラスビーズが表面
より1/3〜1/2程度露出された状態で埋設されて形
成されている。
記道路標示材にあっては、光反射性を有する表面にシル
クスクリーン印刷等の方法により図案化された規制標
示、指示標示や自転車道、歩道、公園、駅前広場、駐車
場等を示す文字、記号等の各種標示を施そうとすると、
前記表面が上記の如く大径のガラスビーズが埋設されて
凹凸状になっているために、印刷等が容易でなく、また
印刷インク等がにじんで鮮明な印刷もできなかった。
る上記の如き問題点を解消し、光反射性を有する表面に
鮮明な標示が施せるとともに、夜間雨天時においても視
認性に優れた道路標示材を提供せんとするものである。
めに、本発明は次のような構成としている。すなわちこ
の発明に係る道路標示材は、ほぼ全表面にわたって微小
のガラスビーズが埋設されて光反射性を有し裏面に感熱
型接着剤層が形成された光反射性シートと、表面に凹凸
部が形成された基材とから形成され、光反射性シートの
感熱型接着剤層が基材表面の凹凸部に加熱圧着されて光
反射性シートと基材とが一体化されるとともに、前記凹
凸部に沿って光反射性シートの表面が凹凸状に変形され
てなることを特徴としている。
凹凸状に変形されているので、夜間の雨天時において
は、凹凸状に変形された表面の凸状部が雨水等により覆
われることがないため、該凸状部のガラスビーズが優れ
た再帰反射性を発揮して良好な雨天時の夜間視認性が維
持される。また晴天時においても前記凸状部のガラスビ
ーズによる優れた再帰反射性により、夜間視認性が一層
高められている。
通行人等が通行しても、表面が凹凸状に変形されている
ので、適当な摩擦力が働いてスリップすることもなく、
安全である。
シルクスクリーン印刷等の方法により適宜標示を施して
おけば、光反射性シートと基材とが一体化される際、標
示が施された光反射性シートの表面が基材表面の凹凸部
に沿って凹凸状に変形されるので、従来の如く凹凸状の
表面に印刷等を施す必要がなく、標示の印刷等が容易に
施されるとともに、光反射性シートの表面は微小のガラ
スビーズが埋設されてほぼ平滑面となされているので、
印刷インク等のにじみもなく鮮明な印刷ができる。
に説明する。なお本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
示材に使用される光反射性シートの一実施例を示す断面
図であり、(B)は本発明に係る道路標示材に使用され
る基材の一実施例を示す断面図、(C)は該光反射性シ
ートと基材とが一体化されてなる本発明に係る道路標示
材の一実施例を示す断面図であり、図2において(D)
は表面に標示が施された光反射性シートを示すの断面
図、(E)は該光反射性シートを使用した本発明に係る
道路標示材の他の実施例を示す断面図である。
ト1は、ほぼ全表面にわたって微小のガラスビーズ11
が埋設され裏面に感熱型接着剤層12が形成されてい
る。該光反射性シート1の表面は、ガラスビーズ11に
より車両のヘッドライト等から入射した光が再帰反射さ
れるため光反射性を有している。該ガラスビーズ11は
埋設されて光反射性シート1表面の平滑性を損なうこと
のないように、平均粒径が約50μm以下の如き微小の
粒径のものが好適に使用され、さらに好適には平均粒径
が約20μm以下のものを使用すれば、表面がさらに平
滑面となって、より鮮明な標示を施すことがてきるので
好ましい。なお該ガラスビーズ11の球面は表面より露
出されていてもよいし、透光性の樹脂で覆われていても
よい。また該ガラスビーズ11は感熱型接着剤層12に
直接固着されていてもよいし、適宜バインダー樹脂13
により固着されていてもよく、その際のバインダー樹脂
13としては、例えばアクリル系やウレタン系等の各種
合成樹脂が使用される。
2に使用される接着剤としては、加熱すると軟化または
溶融し、この状態で被着体どうしを圧接し、しかる後冷
却すると固化して接着できるタイプの接着剤であれば、
特にその種類は限定されるものではないが、一般にはア
クリル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエステ
ル系、エチレン酢ビ共重合体、オレフィン系の如きもの
を主成分とするものが使用され、好適にはアクリル系の
ものである。
基材2の表面には凹凸部21が形成され、また裏面には
適宜アクリル酸エステル系の如きもの等からなる粘着剤
層22や接着剤層が形成され、路面との密着性を良好な
ものとしている。該基材2は剛性を有する板状のものや
適宜形状のものであってもよいが、一般には車両等によ
る衝撃に対して割れの生じることのないように可撓性を
有するシート状のものが使用され、シート状のものとし
てはアルミ等の金属箔、ポリエステルフイルム等の合成
樹脂フイルム、不織布等からなるものが好適に使用され
る。
の高低は特に限定されるものではないが、夜間雨天時の
視認性と車両等の衝撃とを勘案して一般には100〜8
00μm程度の凹凸部21が不規則または規則的に形成
される。該凹凸部21は基材2の表面の全面に形成され
てもよいし、一部に形成されてもよい。また該凹凸部2
1は基材2と同一の材料にて一体的に形成されていても
よいが、図1(B)の如く、基材2の表面に複数個の凹
凸付与材23を固着し、該複数個の凹凸付与材23によ
り凹凸部21が形成されているのが好ましい。
1000μmの大きさの酸化アルミニウム、珪砂、陶磁
器片、寒水石、ガラス破砕物等の各種骨材が好適に使用
される。なお凹凸付与材23は基材2表面に直接固着さ
れていてもよいが、一般にはアクリル系やウレタン系等
の合成樹脂等からなるバインダー24を介して基材表面
に固着されているのが好ましい。
2とが一体化されてなる本発明道路標示材の断面図を示
し、光反射性シート1の裏面に形成された感熱型接着剤
層12が基材2の凹凸部21に加熱圧着されて、光反射
性シート1と基材2とが一体化されているとともに、前
記凹凸部21に沿って光反射性シート1の表面が凹凸状
に変形されている。
層12を基材2の凹凸部21に加熱圧着するには、光反
射性シート1の感熱型接着剤層12を基材2の凹凸部2
1に重置し、しかる後光反射性シート1の表面よりホッ
トプレスの如きもので加熱押圧すれば、感熱型接着剤層
12が軟化または溶融して基材2の凹凸部21に沿って
圧着されるとともに、光反射性シート1の表面も該凹凸
部21に沿って凹凸状に変形される。
道、公園、駅前広場、駐車場等を示す文字、記号等の各
種標示が表面に施された本発明道路標示材を作製するに
は、図2(D)の如く光反射性シート1の表面にあらか
じめシルクスクリーン印刷等の方法により適宜前記標示
3を施し、しかる後図2(E)の如く光反射性シート1
と基材2とを一体化すればよい。かようにして予め標示
3が施された光反射性シート1を使用することにより、
光反射性シート1と基材2とが一体化される際、標示3
が施された表面が基材2の凹凸部21に沿って凹凸状に
変形されるので、従来の如く凹凸状の表面に印刷等を施
す必要がない。
は、光反射性を有する表面が凹凸状に変形されているの
で、夜間の雨天時においては、凹凸状に変形された表面
の凸状部が雨水等により覆われることがないため、該凸
状部のガラスビーズが優れた再帰反射性を発揮して良好
な雨天時の夜間視認性が維持される。また晴天時におい
ても前記凸状部のガラスビーズによる優れた再帰反射性
により、夜間視認性が一層高められている。
通行人等が通行しても、表面が凹凸状に変形されている
ので、適当な摩擦力が働いてスリップすることもなく、
安全である。
ルクスクリーン印刷等の方法により適宜標示を施してお
けば、光反射性シートと基材とが一体化される際、標示
が施された光反射性シートの表面が基材表面の凹凸部に
沿って凹凸状に変形されるので、従来の如く凹凸状の表
面に印刷等を施す必要がなく、標示の印刷等が容易に施
されるとともに、光反射性シートの表面は微小のガラス
ビーズが埋設されてほぼ平滑面となされているので、印
刷インク等のにじみもなく鮮明な印刷ができる。
光反射性シートの一実施例を示す断面図であり、(B)
は本発明に係る道路標示材に使用される基材の一実施例
を示す断面図であり、(C)は該光反射性シートと基材
とが一体化されてなる本発明に係る道路標示材の一実施
例を示す断面図である。
を示す断面図であり、(E)は該光反射性シートを使用
した本発明に係る道路標示材の他の実施例を示す断面図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】ほぼ全表面にわたって微小のガラスビーズ
が埋設されて光反射性を有し裏面に感熱型接着剤層が形
成された光反射性シートと、表面に凹凸部が形成された
基材とから形成され、光反射性シートの感熱型接着剤層
が基材表面の凹凸部に加熱圧着されて光反射性シートと
基材とが一体化されるとともに、前記凹凸部に沿って光
反射性シートの表面が凹凸状に変形されてなる道路標示
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4276850A JP2749233B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 道路標示材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4276850A JP2749233B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 道路標示材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128916A true JPH06128916A (ja) | 1994-05-10 |
JP2749233B2 JP2749233B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=17575282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4276850A Expired - Lifetime JP2749233B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 道路標示材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2749233B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000036951A (ko) * | 2000-04-03 | 2000-07-05 | 강신태랑 | 투명 유리알을 이용한 굴절 란반사 표지판 |
JP2011525248A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-09-15 | エーブリー デニソン コーポレイション | 一時的な戸外用グラフィックフィルム |
JP2019044497A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 大崎工業株式会社 | 標示シート、標示シートの製造方法、標示体シート、標示体シートの製造方法、及び標示体設置方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176995A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-03 | Kazunari Jinguji | |
JPS57105309U (ja) * | 1980-12-16 | 1982-06-29 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP4276850A patent/JP2749233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176995A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-03 | Kazunari Jinguji | |
JPS57105309U (ja) * | 1980-12-16 | 1982-06-29 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000036951A (ko) * | 2000-04-03 | 2000-07-05 | 강신태랑 | 투명 유리알을 이용한 굴절 란반사 표지판 |
JP2011525248A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-09-15 | エーブリー デニソン コーポレイション | 一時的な戸外用グラフィックフィルム |
US9522565B2 (en) | 2008-06-06 | 2016-12-20 | Avery Dennison Corporation | Temporary outdoor graphic film |
JP2019044497A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 大崎工業株式会社 | 標示シート、標示シートの製造方法、標示体シート、標示体シートの製造方法、及び標示体設置方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2749233B2 (ja) | 1998-05-13 |
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Legal Events
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