JPH0612786U - グラインダポンプ - Google Patents

グラインダポンプ

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JPH0612786U
JPH0612786U JP5722092U JP5722092U JPH0612786U JP H0612786 U JPH0612786 U JP H0612786U JP 5722092 U JP5722092 U JP 5722092U JP 5722092 U JP5722092 U JP 5722092U JP H0612786 U JPH0612786 U JP H0612786U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
suction port
cutting body
circumferential direction
rotary cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5722092U
Other languages
English (en)
Inventor
竜治 井谷
章 友澤
功一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さい被切断物や切断片でもさらに細かく切
断でき、切断性能に優れたグラインダポンプを提供する
ことである。 【構成】 吸引口13内周面に形成される固定刃20
に、周方向に沿って配置されるように複数の切欠部30
を形成する。 【効果】 回転切断体17の回転に伴って、切欠部30
近辺に周方向に沿って水流が発生し、回転切断体17の
外周面と固定切断体18の隙間を通過する小さい被切断
物や切断片は、上記周方向の水流の影響を受けて、周方
向に流されながらポンプハウジング4内に吸い込まれ
る。その結果、小さい被切断物や切断片の切断刃21
a,21bおよび固定刃20間の通過時間が長くなり、
小さい被切断物や切断片でも両刃20,21a,21b
の協働によりさらに細かく切断されるので、切断性能に
優れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、布、ビニール、ゴム等の固形物(以下、「被切断物」という)を含 有する液体をポンプで吸排するためのグラインダポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のグラインダポンプの吸入口部分の構造としては、図8および図9に示 されるように、ポンプハウジング101の下面側中央に円孔状の吸入口102が 設けられ、吸入口102の軸心と同一の軸心を有するモータの回転駆動軸103 に、羽根車104および回転切断体105が一体的に固着され、回転切断体10 5が吸入口102内に配置されるとともに、吸入口102上方側に羽根車104 が配置されるよう構成されていた。
【0003】 また、吸入口102の内周面には上下方向の溝106が周方向に複数形成され て、各溝106間に上下方向に延びる突状の固定刃108が複数形成されるとと もに、回転切断体105の外周面には大小の切断刃107が周方向に離間して複 数形成されていた。
【0004】 そして、羽根車104の回転に伴う吸引作用により、吸入口102から液体が ポンプハウジング101内に吸い込まれる際、液体中に含まれる布きれ等の被切 断物も同様に吸入口102側に吸い込まれる。この吸入口102側に吸い込まれ た被切断物は切断刃107および固定刃108の協働により、吸入口102内周 面側と回転切断体105外周面側との間隙から通過可能な大きさに切断(いわゆ る破砕も含む。以下同様)された後、液体とともにポンプハウジング101内に 吸い込まれ、吐出口より液体とともに排出されるよう構成されていた。この種の グラインダポンプとして例えば、特公昭62−50675号公報に開示のものが 知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のグラインダポンプでは、吸引口102内において上方向 のみに水流が形成されるため、小さい被切断物や切断片は、水流に沿って両刃1 07,108間を短時間で通過し、微細に切断されない状態でポンプハウジング 101内に吸い込まれる恐れがあり、切断性能に劣るという問題があった。
【0006】 この考案は、上記従来技術の問題を解消し、小さい被切断物や切断片をさらに 細かく切断でき、切断性能に優れたグラインダポンプを提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のグラインダポンプは、羽根車と同心上で一体に回転される回転 切断体が、ポンプハウジングの吸入口内に位置され、前記回転切断体の軸心方向 と略平行な方向に延びる突状の固定刃が、前記ハウジングの吸入口内周面に周方 向に間隔をおいて複数形成されるとともに、それらの固定刃と、前記回転切断体 の外周面に備えられた切断刃との協働により、液体中に含有される布、ビニール 等の被切断物を切断しながら液体を吸排するグラインダポンプであって、上記目 的を達成するため、前記複数の固定刃の軸心方向の略中央部に切欠部がそれぞれ 形成されるとともに、各切欠部が周方向に沿って配置される。
【0008】 さらに、請求項2記載のグラインダポンプは、請求項1記載のグラインダポン プにおいて、前記切欠部が、その内周壁面のうち前記吸入口の流出端部側の壁面 が流出端部側に向けて傾斜するテーパ面とされている。
【0009】
【作用】
請求項1記載のグラインダポンプによれば、吸引口の内周面に形成された複数 の固定刃にそれぞれ切欠部が形成されるとともに、各切欠部が周方向に並んで配 置されるため、回転切断体の回転に伴って、切欠部近辺に周方向に沿って水流が 発生し、回転切断体外周面と吸引口内周面との隙間を通過する小さい被切断物や 切断片は、上記周方向の水流の影響を受けて、周方向に流されながらポンプハウ ジング内に吸い込まれ、固定刃および切断刃間の通過時間が長くなる。
【0010】 請求項2記載のグラインダポンプによれば、請求項1記載のグラインダポンプ において、切欠部は、その内周壁面のうち吸入口の流出端部側の壁面が流出端部 側に向けて傾斜するテーパ面とされているため、上記第1の効果に加えて、切欠 部の開放部が流出端部側に向けて開放され、切欠部内に小さい被切断物や切断片 が入り込んだとしても、その被切断物や切断片は切欠部の開放部からスムーズに 抜け出す。
【0011】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例であるグラインダポンプ1を示す概略断面図である 。同図に示すように、このグラインダポンプ1は、モータハウジング2,オイル ハウジング3,ポンプハウジング4を備え、ポンプハウジング4の周縁部下面側 にはスタンド部5が突設されている。
【0012】 モータハウジング2内には回転子と固定子とを備えたモータ6が配置され、モ ータハウジング2の上壁側よりモータ6に電力を供給するためのケーブル7が配 線接続されている。モータ6の回転駆動軸8は軸心を上下方向としてハウジング 2,3側に軸受9を介して軸支され、その下端はポンプハウジング4側に突出状 とされている。
【0013】 オイルハウジング3内のオイル室10内にはオイルが充填され、メカニカルシ ール11によってポンプハウジング4側からの液体の侵入をシールしている。
【0014】 ポンプハウジング4の下面側中央には円孔状の吸入口13が設けられ、ポンプ ハウジング4の周面一側には吐出部14が設けられており、吐出部14の端部の 吐出口15には、適宜配管が接続される。吸入口13とモータ6の回転駆動軸8 とは軸心が上下方向に一致されており、回転駆動軸8下端部のポンプハウジング 4側突出端部には、図2および図3にも示されるように、うず巻き状の羽根車1 6および回転切断体17が一体的に固着されている。すなわち、羽根車16に回 転切断体17が同心状態で圧入されて一体的に固着され、一体化された羽根車1 6と回転切断体17とに回転駆動軸8が圧入されて一体的に固着されている。
【0015】 そして、回転切断体17が吸入口13内に配置されるとともに、吸入口13上 方側に羽根車16が配置されている。
【0016】 吸入口13はポンプハウジング4下面側にボルト等により締結された固定切断 体18によって構成されており、吸入口13の上半部は同径の円形孔とされた上 吸入口13aとされ、下半部は下方向に漸次拡開するテーパ状の円形孔とされた 下吸入口13bとされている。そして、上吸入口13aの内周面には上下方向の 溝19が周方向に所定間隔を有して複数形成されて、各溝19間に上下方向に延 びる突状の固定刃20が周方向に間隔を有して複数形成される。
【0017】 図5に示すように、各固定刃20の上下方向(軸心方向)に対する略中央部に は、周方向に並んで配置されるように切欠部30がそれぞれ形成される。各切欠 部30は、その内周壁面のうち上側(吸入口13の流出端部側)の壁面31が上 側に傾斜するテーパ面とされているとともに、内周壁面のうちの下側(吸入口1 3の流入端部側)の壁面32は回転駆動軸8の軸心方向に直交するように切り欠 かれて、各切欠部30の開放部が、それぞれ軸心方向から上方に向けて開放され ている。
【0018】 一方、図2ないし図4に示すように、回転切断体17はその外径が上吸入口1 3aの内径より僅かに小径とされた円筒状に構成され、前述同様、回転切断体1 7の外周面には大切断刃21a、小切断刃21bが周方向に離間して複数形成さ れている。また、回転切断体17の液体流入側端面には周方向に離間して複数の 突起部22が備えられている。
【0019】 そして、回転切断体17の上下方向長さは上吸入口13aの上下方向長さより 長く形成されており、固定側切断刃20と回転切断体17の回転側切断刃21a ,21bとの協働によって液体中に含有される布、ビニール、ゴム等の被切断物 を切断する切断装置23を構成している。
【0020】 このグラインダポンプ1において、モータ6を作動させると回転駆動軸8が回 転駆動され、羽根車16と回転切断体17が一体となって回転する。この羽根車 16の回転に伴う吸引作用により、ポンプ1下面側の吸入口13からポンプハウ ジング4内に、布、ビニール、ゴム等の被切断物を含有する液体が吸込まれる。 吸入口13に吸い込まれた被切断物は固定刃20および切断刃21a,21bの 協働により適当な大きさに切断(いわゆる破砕も含む。以下同様)された後、液 体とともにポンプハウジング4内に吸い込まれていく。
【0021】 このとき、固定切断体18の複数の固定刃20には、周方向に並んで配置され るように切欠部30がそれぞれ形成されているため、回転切断体17の回転に伴 って、切欠部30近辺に周方向に沿って水流が発生する。このため、固定切断体 18と回転切断体17間の間隙に入り込んだ小さい被切断物や切断片は、上記周 方向の水流の影響を受けて、周方向に流されながらポンプハウジング4内に吸い 込まれる。その結果、被切断物の回転切断体17および固定切断体18間の通過 時間が長くなり、小さい被切断物や切断片は、両刃20,21a,21bの協働 によりさらに細かく切断された後、液体と混ざり合った状態でポンプハウジング 4内に吸い込まれる。
【0022】 こうして、ポンプハウジング4内に液体とともに吸い込まれた微細な切断片は 、吐出部14からポンプ1外部へ圧送される。
【0023】 このように、この実施例のグラインダポンプ1は、吸入口13内周面の固定刃 20に、周方向に沿って配置されるように複数の切欠部30を形成していること によって、小さい被切断物や切断片に対する切断性能が優れたものとなっている 。
【0024】 また、各切欠部30は、その内周壁面のうち上側の壁面31が上側に傾斜する ように切り欠かれてテーパ状とされ、各切欠部30はそれぞれ上方、すなわち吸 入口13の流出端部側に向けて開放されているため、切欠部30内に小さい被切 断物や切断片が入り込んだしても、その被切断物や切断片は切欠部30の開放部 からスムーズに抜け出し、それらの切欠部30内への絡み付きが防止される。
【0025】 なお、上記実施例では、この考案を、回転切断体17の軸部17a(図4参照 )が円筒形のグラインダポンプ1に適用した場合について説明したが、図6およ び図7に示すように、回転切断体67の軸部67aが下方に向かうにしたがって 次第に縮径するような円錐台形に形成されたグラインダポンプ51にも適用する ことができる。
【0026】
【考案の効果】
請求項1記載のグラインダポンプによれば、吸引口の内周面に形成された複数 の固定刃にそれぞれ切欠部が形成されるとともに、各切欠部が周方向に並んで配 置されるため、回転切断体の回転に伴って、切欠部近辺に周方向に沿って水流が 発生し、回転切断体外周面と吸引口内周面との隙間を通過する小さい被切断物や 切断片は、上記周方向の水流の影響を受けて、周方向に流されながらポンプハウ ジング内に吸い込まれ、固定刃および切断刃間の通過時間が長くなり、小さい被 切断物や切断片でも両刃の協働によってさらに細かく切断できるので、切断性能 に優れるという第1の効果が得られる。
【0027】 請求項2記載のグラインダポンプによれば、請求項1記載のグラインダポンプ において、切欠部は、その内周壁面のうち吸入口の流出端部側の壁面が流出端部 側に向けて傾斜するテーパ状とされているため、上記第1の効果に加えて、切欠 部の開放部が流出端部側に向けて開放され、切欠部内に小さい被切断物や切断片 が入り込んだとしても、その被切断物や切断片は切欠部の開放部からスムーズに 抜け出し、それらの切欠部内への絡み付きを防止できるという第2の効果が得ら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるグラインダポンプを
示す概略断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】実施例のグラインダポンプに適用された回転切
断体を示す断面図である。
【図5】図2の要部拡大図である。
【図6】この考案の変形例であるグラインダポンプを示
す要部断面図である。
【図7】変形例のグラインダポンプに適用された回転切
断体を示す断面図である。
【図8】従来のグラインダポンプを示す要部断面図であ
る。
【図9】図8のIX−IX線矢視図である。
【符号の説明】
1 グラインダポンプ 4 ポンプハウジング 13 吸引口 17,67 回転切断体 20 固定刃 21a 大切断刃 21b 小切断刃 30 切欠部 31,32 切欠部の内周壁面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車と同心上で一体に回転される回転
    切断体が、ポンプハウジングの吸入口内に位置され、前
    記回転切断体の軸心方向と略平行な方向に延びる突状の
    固定刃が、前記ハウジングの吸入口内周面に周方向に間
    隔をおいて複数形成されるとともに、それらの固定刃
    と、前記回転切断体の外周面に備えられた切断刃との協
    働により、液体中に含有される布、ビニール等の被切断
    物を切断しながら液体を吸排するグラインダポンプにお
    いて、 前記複数の固定刃の軸心方向の略中央部に切欠部がそれ
    ぞれ形成されるとともに、各切欠部が周方向に沿って配
    置されたことを特徴とするグラインダポンプ。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、その内周壁面のうち前記
    吸入口の流出端部側の壁面が流出端部側に向けて傾斜す
    るテーパ面とされた請求項1記載のグラインダポンプ。
JP5722092U 1992-07-21 1992-07-21 グラインダポンプ Pending JPH0612786U (ja)

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