JPH0612773U - エアコンプレッサ装置 - Google Patents
エアコンプレッサ装置Info
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- JPH0612773U JPH0612773U JP5454792U JP5454792U JPH0612773U JP H0612773 U JPH0612773 U JP H0612773U JP 5454792 U JP5454792 U JP 5454792U JP 5454792 U JP5454792 U JP 5454792U JP H0612773 U JPH0612773 U JP H0612773U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッケージケース中にエアコンプレッサと殺
菌灯を収容した装置において、扉を開いた際に紫外線が
人を射るのを防止する。 【構成】 パッケージケース6中にはエアコンプレッサ
と紫外線殺菌灯が収容されている。パッケージケース6
には両開き扉7,8が設けられ、扉7,8の召合せ部に
扉7,8が開くと作動する自動スイッチ16が設けられ
ている。扉7,8が開くと自動スイッチ16は電源と殺
菌灯点灯回路間を開成して殺菌灯を消灯する。
菌灯を収容した装置において、扉を開いた際に紫外線が
人を射るのを防止する。 【構成】 パッケージケース6中にはエアコンプレッサ
と紫外線殺菌灯が収容されている。パッケージケース6
には両開き扉7,8が設けられ、扉7,8の召合せ部に
扉7,8が開くと作動する自動スイッチ16が設けられ
ている。扉7,8が開くと自動スイッチ16は電源と殺
菌灯点灯回路間を開成して殺菌灯を消灯する。
Description
【0001】
本考案は歯科治療室、手術室、厨房、食堂、配膳室、食品工業、薬品製造工場 等で空気中に菌が存在することが好ましくない環境に対して無菌の圧縮空気を供 給するエアコンプレッサ装置に関する。
【0002】
水銀蒸気中の放電により、水銀原子の電子は特定のエネルギー準位が励起され たのち、他の低いエネルギー準位に降下する。この際余分のエネルギーが一定波 長の放射として表われている。水銀の蒸気圧が低いと波長は253.7nm輝線 スペクトルが強くあらわれるので、殺菌灯は低い蒸気圧(10-2mmHg程度) の圧力で放電し紫外線を発生させる。この紫外線の波長は250nm程度である 。
【0003】 この紫外線殺菌灯は殺菌効果を有することは周知されている。然し乍ら、その 効果の程度と該効果の生ずる条件は明らかではない。本考案者が新たに見出した 処によれば密閉空気中において一定時間照射すればより殺菌効果が大きいが、流 動空気があると紫外線の強度が弱い個所を比較的急速に移動する空気に対しては 殺菌効果が小さいことが分っている。一方、圧縮空気の需要は上述した内、歯科 治療では歯を切削、研摩する歯科治療具を回転するエアタービンが用いられ、又 治療部位の清掃、乾燥のためのエアブローにも用いられているので圧縮空気は不 可欠である。又、食品工業、薬品工業等でも自動搬送、自動ハンドリング等のた め、アクチュエータ駆動用の圧縮空気が必要であり、殺菌された空気が望ましい ことはいうまでもない。そこでエアコンプレッサをパッケージケース中に入れ、 内部に紫外線殺菌灯を配設することにより、エアコンプレッサの吸込空気を殺菌 することにより無菌の圧縮空気を供給できることになり好適である。このような 資料としては本考案者が先に開示した特開昭60−247076号公報がある。
【0004】
エアコンプレッサ及び紫外線殺菌灯をパッケージケース中に収容したものは、 エアコンプレッサ及び紫外線殺菌灯を保守点検できるようにするため、扉を設け 、該扉を開いてパッケージケース内部のエアコンプレッサ、紫外線殺菌灯の保守 点検を行なう。処が扉を開けると紫外線殺菌灯から照射される紫外線がパッケー ジケース外に出る。そこで作業者が作業に便利なため、殺菌灯を照明灯と思い込 んで作業を長時間行うと、紫外線による障害を生ずる。特に目に照射されると網 膜が犯され視力障害が生じ、失明する場合もある。又、紫外線は皮膚ガンの原因 になることも知られている。従って紫外線を人体が受けることは好ましくないこ とは明らかである。然るに、パッケージケースに入ったエアコンプレッサの扉を あける際は中を保守点検しようとするものであるから、視線はパッケージケース 中を向いており、紫外線は目を照射する位置にある。又、上述したような歯科治 療以下の各用途においてはかなり厳格な無菌状態の空気を要求されるので、強力 な紫外線殺菌灯が用いられることをふまえると、上記課題に対する対策は十分過 ぎる程に考えておく必要がある。然し乍ら一方で又、殺菌灯が効率よく殺菌作用 を呈するように装置を工夫し、殺菌灯出力を小さくする努力が必要である。
【0005】 本考案はパッケージケースを備えたエアコンプレッサにおける上記課題を解消 し、保守点検の際に、人が殺菌灯の光を受けることのないエアコンプレッサ装置 を提供することを目的としている。
【0006】 本考案の目的は殺菌灯が効果的な殺菌を行えるエアコンプレッサ装置を提供す ることを目的とする。
【0007】
本考案の第1の考案は電動機、該電動機により駆動される空気圧縮機、空気圧 縮機により圧縮された圧縮空気を貯留する圧縮空気タンクを備えたエアコンプレ ッサを開閉可能な扉を設けたパッケージケースに収容したエアコンプレッサ装置 において、前記パッケージケース中に殺菌灯を備え、パッケージケースを開閉す る際に作業するスイッチを設け、扉を開く際のスイッチの作動により殺菌灯を消 灯し、扉を閉じる際のスイッチの作動により殺菌灯を点灯する制御回路を備えた ことを特徴とするエアコンプレッサ装置である。
【0008】 本考案の第2の考案は殺菌灯はパッケージケースの天板に設けられ、パッケー ジケースの扉の内側上部に天板近くの開口部を遮蔽し、殺菌灯の光を一部遮るよ うに垂下縁を設けたことを特徴とする第1の発明に記載のエアコンプレッサ装置 。
【0009】 本考案の第3の考案は殺菌灯は空気圧縮機の吸込口近くに空気流を照射するよ うに配したことを特徴とする第1発明又は第2の発明に記載のエアコンプレッサ 装置である。
【0010】 本考案の第4の発明はパッケージケースには空気取入口が設けられ、該空気取 入口と空気圧縮機の吸込口を結ぶ空気流がほぼ直線状の流路となり、該流路が殺 菌灯の長手方向に近接し、平行していることを特徴とする第1の発明又は第2の 発明に記載のエアコンプレッサ装置である。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0012】 「実施例1」 図1は縦断面図である。電動機1、該電動機1からベルト伝導装置2を介して 駆動され空気圧縮機3を圧縮空気タンク4上に備えたエアコンプレッサ5はパッ ケージケース6中に収容されている。パッケージケース6には両開きの扉7,8 が設けてある。パッケージケース6には空気取入口9が設けられ、該空気取入口 9と空気圧縮機3の消音器付の吸込口11を結ぶ線に沿って紫外線殺菌灯12が 配され、該殺菌灯12はパッケージケース6の天板6aに固定されている。圧縮 空気タンク4内の圧縮空気は圧縮空気タンク4に連結された空気供給管13、制 止弁14を介して需要側へ供給される。
【0013】 図2に示すように扉7には取手15が設けられ、扉7,8の内部側で取手15 には扉7又は8が開くと動作する自動スイッチ16が設けてある。自動スイッチ 16と別に扉7には外部から操作する手動スイッチ17が設けられている。
【0014】 図3は制御回路図である。自動スイッチ16は扉7又は8を開けると断となる スイッチであり、自動スイッチ16と直列に手動スイッチ17、殺菌灯点灯回路 18が直列に配され、外部電源19に連結する。
【0015】 次に上記構成における作用を説明する。
【0016】 手動開閉スイッチ17を閉じた状態で扉7,8が閉じてあると殺菌灯12は点 灯している。この状態でエアコンプレッサ5が運転されると電動機1はベルト伝 導装置2を介して空気圧縮機3を駆動し、空気圧縮機3は吸込口11から吸込ま れ、圧縮して圧縮空気タンク4に貯留する。パッケージケース6中は減圧される ので空気取入口9から外気がパッケージケース6中へ吸込まれ、殺菌灯12に沿 って流れる。この空気流に対して殺菌灯12は紫外線を照射して空気中の菌を殺 菌する。
【0017】 扉7又は及び8をわずかに開くと自動スイッチ16は開成し、殺菌灯点灯回路 18は消勢し殺菌灯12は消灯する。従って、扉7,8が開いて開口部がパッケ ージケース6に出来ても、もはや殺菌灯12は点灯しない。従って、作業者が保 守のため、パッケージケース6の扉7,8に向って視線を向けて扉7,8を開い ても、殺菌灯12は点灯していないので如何なる状態でも人が殺菌灯12の光を 受光することはない。手動スイッチ17は殺菌灯12が選択的に用いられる場合 に使用する。
【0018】 「実施例2」 図4に実施例2を示す。図2は図1において紙面に直角な縦断面図である。実 施例1においてはパッケージケース6の開口部は扉7,8の縁と一致する開口縁 を有するので扉7,8が開いた状態において、殺菌灯12が点灯していたとする と、その照射光線の範囲の上側の境はパッケージケース6の天板6aの縁をとお り、外方へ上斜めに照射される。従って、殺菌灯12は扉7,8が開くと如何な る場合も消灯することにしている。処が殺菌灯12の点検等で点灯したい場合が ある。このような場合に対応するのが実施例2である。
【0019】 図4に示すようにパッケージケース6の天板6aの垂下縁6bを設ける。この 垂下縁6bの位置は天板6aの開口縁と殺菌灯12との間であればよいが、殺菌 灯12のパッケージケース6内の照射範囲を制約しないように図示のように天板 6aの開口縁の位置とするのがよい。又、垂下縁6bはパッケージケース6内の エアコンプレッサ5、殺菌灯12の保守点検の妨げにならないことが必要であり 、大きさは制約される。この場合の制御回路を図5に示す。
【0020】 電源19と殺菌灯点灯回路18との間に自動スイッチ16と手動スイッチ17 ,20を介装するが自動スイッチ16は扉7,8を閉じると閉成する常開接点1 6A、扉7,8を開くと閉じる常閉接点16Bを備える。即ち自動スイッチ16 をA,B接点を備えるものとし、そのA接点と手動スイッチ17を直列に配し、 そのB接点と手動スイッチ19を直列に配してある。
【0021】 このようにすると扉7,8が閉った状態では手動スイッチ17は閉成しており 、手動スイッチ20は開成していて、常開接点16Aは閉じ、常閉接点16Bは 開成しているので殺菌灯12は点灯している。扉7,8を開くと常開接点16A は開成し、常閉接点16Bは閉成するので殺菌灯点灯回路18は断電されて殺菌 灯12は消灯する。ここで手動スイッチ20を投入すると電源19、手動スイッ チ20、常閉接点16B、殺菌灯点灯回路18は閉回路となり、殺菌灯12は点 灯する。殺菌灯12の光はパッケージケース6の開口部の垂下縁6bの下縁をと おり外部へ照射されるがこの紫外線は図示のように外方へ向って下向きに傾斜し た境界線Lの下側に存在するので、通常床上に設置されるエアコンプレッサ装置 の場合を考えると、作業者が格段にのぞき込まない限り、作業者の目に紫外線が 入ることはない。
【0022】
本考案はエアコンプレッサを内蔵したパッケージケースの内に殺菌灯を備え、 圧縮空気を得るようにしたエアコンプレッサ装置において、パッケージケースの 扉が開くと殺菌灯が消灯し、該扉を閉じると殺菌灯が点灯する制御回路を設けた ので、エアコンプレッサが吸入する大気中に浮遊する多種類の菌を殺菌するので 、例えば歯科治療では歯を切削、研摩する時などにエアタービンに圧縮空気を使 用し、又乾燥、ブロー用にも圧縮空気が使用するのに好適であるが、保守点検の 際にパッケージケースの扉を開いても殺菌灯が消灯しているので人に対する紫外 線による障害は生じない。
【0023】 又、パッケージケースの扉の内側の上部の天板近くの開口部を遮蔽するように すると、扉を開いて殺菌灯を点灯しても、人の目を紫外線が照射する可能性は小 さくなる。
【0024】 又殺菌灯は空気圧縮機の吸込口近くに空気流を照射するように配することによ り、空気圧縮機に吸込まれる空気を洩れなく紫外線で照射できる。
【0025】 又パッケージケースの空気取入口と空気圧縮機の吸込口を結ぶ空気流は障害物 がない限り直線状の流路となるか、該流路を殺菌灯の長手方向に近接しほぼ平行 するようにすると、空気圧縮機に吸込まれる大部分の空気の流路に長い時間強い 紫外線が照射されるので殺菌効果が著しい。
【図1】本考案の実施例1の縦断面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図1における制御回路図である。
【図4】本考案の実施例2の縦断面図である。
【図5】図4における制御回路図である。
5 エアコンプレッサ 6 パッケージケース 7,8 両開きの扉 9 空気取入口 11 吸込口 12 紫外線殺菌灯 16 自動スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 電動機、該電動機により駆動される空気
圧縮機、空気圧縮機により圧縮された圧縮空気を貯留す
る圧縮空気タンクを備えたエアコンプレッサを開閉可能
な扉を設けたパッケージケースに収容したエアコンプレ
ッサ装置において、前記パッケージケース中に殺菌灯を
備え、パッケージケースを開閉する際に作動するスイッ
チを設け、扉を開く際のスイッチの作動により殺菌灯を
消灯し、扉を閉じる際のスイッチの作動により殺菌灯を
点灯する制御回路を備えたことを特徴とするエアコンプ
レッサ装置。 - 【請求項2】 殺菌灯はパッケージケースの天板に設け
られ、パッケージケースの扉の内側上部に天板近くの開
口部を遮蔽し、殺菌灯の光を一部遮ぎるように垂下縁を
設けたことを特徴とする請求項1に記載のエアコンプレ
ッサ装置。 - 【請求項3】 殺菌灯は空気圧縮機の吸込口近くに空気
流を照射するように配したことを特徴とする請求項1又
は2に記載のエアコンプレッサ装置。 - 【請求項4】 パッケージケースには空気取入口が設け
られ、該空気取入口と空気圧縮機の吸込口を結ぶ空気流
がほぼ直線状の流路となり、該流路が殺菌灯の長手方向
に近接し、平行していることを特徴とする請求項1又は
2に記載のエアコンプレッサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054547U JP2582569Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エアコンプレッサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054547U JP2582569Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エアコンプレッサ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612773U true JPH0612773U (ja) | 1994-02-18 |
JP2582569Y2 JP2582569Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12973710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992054547U Expired - Lifetime JP2582569Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | エアコンプレッサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582569Y2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11850336B2 (en) | 2020-05-22 | 2023-12-26 | Molekule Group, Inc. | UV sterilization apparatus, system, and method for aircraft air systems |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP1992054547U patent/JP2582569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN111094995B (zh) * | 2017-10-25 | 2023-08-08 | 株式会社日立高新技术 | 分析装置 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2582569Y2 (ja) | 1998-10-08 |
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