JP2003220120A - 殺菌灯付きパスボックス - Google Patents

殺菌灯付きパスボックス

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JP2003220120A
JP2003220120A JP2002019272A JP2002019272A JP2003220120A JP 2003220120 A JP2003220120 A JP 2003220120A JP 2002019272 A JP2002019272 A JP 2002019272A JP 2002019272 A JP2002019272 A JP 2002019272A JP 2003220120 A JP2003220120 A JP 2003220120A
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germicidal lamp
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Yojiro Miyaji
洋二郎 宮地
Shoichi Kuge
正一 久下
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の全表面に対する適切な殺菌処理を容易
に行い、殺菌処理時間の短縮を図り、しかも、構造が簡
単でかつメンテナンスが容易なパスボックスを提供す
る。 【解決手段】 箱体の内面の6面側から前記物品に対し
て紫外線が照射されるように、前記6面側に前記物品か
ら所定間隔を設けて配置した殺菌灯を設けることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定雰囲気に設定
された室内側と室外側とに面してそれぞれ扉を有する箱
体からなり、この箱体を介して室内外間の物品の受け渡
しを行うパスボックスに関し、特に、パスボックス内の
殺菌能力を向上させるようにした殺菌灯付きパスボック
スに関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品関係の製剤工場、研究所等のクリ
ーンルームは、雑菌が外部から入らないように内部の圧
力を陽圧に設定している。また、バイオハザード施設で
は、ハザード内の微生物を外部に出さないように内部の
圧力を陰圧に設定している。このような圧力差が生じて
いる内外間における物品の受け渡し時には、雑菌や微生
物の出入を阻止するためにパスボックスが用いられる。
【0003】従来のパスボックスは、クリーンルーム等
を構成する側壁等の一部に設けられた箱体と、この箱体
のクリーンルーム側及び外側にそれぞれ面した内扉及び
外扉と、箱体内に設置された紫外線発光用の殺菌灯とに
よって概略構成される。そして、例えば、物品をクリー
ンルーム内へ搬入する場合では、内扉が閉じた状態で外
扉を開けて物品を箱体内に入れ、外扉を閉じてから殺菌
灯を駆動して箱体内に紫外線を照射し、所定時間経過後
に殺菌灯の駆動を停止してから内扉を開けてクリーンル
ーム内に物品を取り出すといった手順により物品の搬入
が行われる。これにより、箱体内の物品は紫外線の照射
を受けて殺菌されてからクリーンルーム内に搬入され、
雑菌が不用意にクリーンルーム内へ浸入することを防い
でいる。また、クリーンルームから物品を取り出す場合
は上記手順と逆の順序で行われる。
【0004】従来のパスボックスは、紫外線照射用の殺
菌灯が箱体の天井部や側壁部などの特定箇所に設置さ
れ、この特定箇所から箱体内に向けて紫外線を照射する
ように構成されている。物品を箱体内に入れた状態で殺
菌灯を駆動しても、殺菌灯とは反対側の物品表面(いわ
ゆる陰側表面)や箱体内に載せた面(いわゆる裏面)に
紫外線が直接照射されないことになる。これを解消する
ために、箱体内に反射鏡を配置して紫外線の照射方向を
変えることも考えられるが、物品の全表面に対して紫外
線を適切に照射することは難しく、いずれにせよ物品に
対する適切な殺菌処理が施されず、雑菌がクリーンルー
ム内に取り込まれ、クリーンルーム内が汚染される可能
性が高いといった問題点を有している。
【0005】また、従来のパスボックスのような紫外線
の照射による殺菌は短時間で十分な滅菌効果を得ること
が難しく、物品の適切な殺菌処理には長い時間が必要と
なるため、クリーンルーム内外間の物品の受け渡しに長
い時間がかかり、物品の搬入及び搬出が不便となる。
【0006】以上の問題点に対して、オゾンガスの殺菌
効果に着目してこれをパスボックスに適用することによ
り、物品の全表面に対する適切な殺菌処理を容易に行
い、クリーンルーム内の汚染を効果的に防止するととも
に、殺菌処理時間の短縮を図ることができるパスボック
スが、特開平2000−254212号公報で開示され
ている。ところが、オゾンガスは使用濃度によっては人
体に対して悪影響を与えるため、使用後のガスの中和処
理等の管理が必須であり、作業性・管理上の観点から現
実には採用されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、現状では、
パスボックス内の物品に対して、消毒剤を全面噴霧する
湿式タイプの殺菌方法が採用されている。ところが、湿
式タイプの殺菌方法には次のような短所がある。 (1)消毒液の管理が複雑であり、メンテナンスが大変
で、例えば、(a)消毒液の処理が必要(b)付着消毒
液の乾燥設備、付帯排気ダストの設置が必要(c)付帯
設備が複雑で多数必要(d)部品交換頻度が多い(e)
取り扱いが複雑(f)消毒液漏れ、漏電、空気漏れ等の
安全対策が必要等の諸問題があること。 (2)箱体内での液漏れやそのためにドレンを設ける必
要があるため、構造が複雑となり高価であること。 (3)箱体の内面の表面清浄化作業が大変であること。 本発明は、以上の課題を解決するため、物品の全表面に
対する適切な殺菌処理を容易に行い、殺菌処理時間の短
縮を図り、しかも、構造が簡単でかつメンテナンスが容
易なパスボックスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意検討の結果、前記箱体の内面の6
面側から前記物品に対して紫外線が照射されるように、
前記6面側に前記物品から所定間隔を設けて配置した殺
菌灯を設けることで、前記目的を達成できることを知見
した。また、このように6面に殺菌灯を設けた場合に
は、箱体内の殺菌灯の数が増え、しかも扉に設けた殺菌
灯は扉を開けた際に箱体外に出現するため、全ての殺菌
灯が両扉の閉時にのみ、点灯させる必要があり、このよ
うな点灯作動は、殺菌灯を両扉の閉状態においてのみ点
灯するように制御し、両扉が閉状態にあるときに、扉以
外の箱体内部に設けられた殺菌灯への電流供給回路か
ら、扉と箱体との接点を介して電流を供給されるように
することによってできることを知見した。本発明のパス
ボックスはこれらの知見に基づきなされたもので、請求
項1に記載の通り、所定雰囲気に設定された室内側と室
外側とに面してそれぞれ扉を有する箱体からなり、該箱
体を介して室内外間の物品の受け渡しを行うパスボック
スであって、前記箱体の内面の6面側から前記物品に対
して紫外線が照射されるように、前記6面側に前記物品
から所定間隔を設けて配置した殺菌灯を備えるようにし
たことを特徴とする。また、請求項1に記載の殺菌灯パ
スボックスにおいて、請求項2に記載の殺菌灯付きパス
ボックスは、前記両扉の閉状態のみに前記殺菌灯が点灯
するように、前記殺菌灯は、前記両扉の閉状態にのみ点
灯され、前記扉に設けられた前記殺菌灯は、前記扉以外
の箱体内部に設けられた前記殺菌灯への電流供給回路か
ら、前記扉と前記箱体との接点を介して電流を供給され
るようにして点灯されることを特徴とする。また、請求
項3に記載の殺菌灯付きパスボックスは、請求項1また
は2記載の殺菌灯付きパスボックスにおいて、扉の内面
側に設けられる殺菌灯以外の殺菌灯を、長手方向を前記
物品の通過方向に揃え、該物品を取り囲むことができる
トンネル状に配列したことを特徴とする。また、請求項
4に記載の殺菌灯付きパスボックスは、請求項1乃至3
の何れかに記載の殺菌灯付きパスボックスにおいて、前
記箱体内の前記物品が載置される部分を透光性を有する
部材で構成し、前記透光性を有する部材の下方に殺菌灯
を設けるようにしたことを特徴とする。また、請求項5
に記載のパスボックスは、請求項1乃至4の何れかに記
載のパスボックスにおいて、前記箱体の天井部または/
及び側部に吹出口を設け、ファンによりフィルタで清浄
化された気流を、前記箱体に循環供給できるようにした
ことを特徴とする。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明のパスボックスの扉を開けた状態の正面側
から見た拡大斜視図、図2は扉を閉じた状態の拡大正面
図、図3は設置状態の側面図、図4は同平面図、図5は
殺菌灯への電流の制御を示す説明図である。図3、図4
によく示されるように、本実施例のパスボックス1は、
所定雰囲気に設定された室内側としてのクリーンルーム
2と、室外側としての一般室3との間の物品4の受け渡
しを行うものであり、脚部材18を用いて側壁5に設置
されている。ただし、本発明のパスボックス1は、クリ
ーンルーム2と一般室3との間に設置されることに限定
されず、例えば、所定ガス雰囲気に設定された室と一般
室との間や、所定圧力雰囲気に設定された室と一般室と
の間に設置することも可能である。
【0010】本実施例のパスボックス1は、箱体6のク
リーンルーム2側にクリーンルーム側扉7を備えると共
に一般室3側に一般室側扉8を備え、これら扉7、8
は、閉状態をロックするロック機構9を備えた取っ手1
0を有し、更に、このロック機構9は両扉7、8の閉状
態から何れか一方の扉のみ開けることを許容する選択的
ロック解除機構11を備えている。この選択的ロック解
除機構11により、両扉7、8が同時に開けられること
を規制し、一般室3の雑菌がクリーンルーム2内に不用
意に入り込むのを防止するようになっている。
【0011】前記箱体6の内壁12の底面13側には透
光性を有する部材としてスリット台14が設けられ、こ
のスリット台14の上に物品4を載置自在としてある。
このスリット台14の下方の底面13には、物品4の通
過方向に長手方向を揃えた殺菌灯20、20が2本間隔
を存して平行に配列して設けられている。また、内壁1
2の両側壁15、15の中央と、天井16の中央に各1
本ずつ、殺菌灯20をその長手方向を物品4の通過方向
に揃えて設けられている。かくして、底面13と両側壁
15,15及び天井16側に設けられた5本の殺菌灯2
0は、前記物品4を取り囲むことができるトンネル状に
配列されることとなる。これら5本の殺菌灯20によっ
て前記物品4に対してその全面に確実に紫外線が照射さ
れることとなる。
【0012】また、本実施例では、両扉7、8の内面側
にも、殺菌灯20、20を設けるようにした。前記内壁
7は、前記殺菌灯20から照射された紫外線を反射させ
て、更に、殺菌の効率を向上させるために、ステンレス
製部材で形成することが好ましい。尚、図5に示すよう
に上記5本の殺菌灯20は、リミットスイッチ21を用
い、両扉7、8が閉められた状態の時のみに点灯するよ
うにした。また、前記各扉7,8の内側上方には各扉
7、8側の殺菌灯20に連通される扉側接点aが設けら
れ、また箱体6の天井側16の前記扉側接点aに当接す
る位置にそれぞれ前記リミットスイッチで制御される回
路に連通される箱体側接点bが設けられ、両扉7、8が
閉められた状態、即ち、これら扉側接点a、aと箱体側
接点b、bが全て接触した時のみに、扉7、8側の殺菌
灯20に通電されるようにし、何れか一方の扉7、8が
開いた状態では、例え前記リミットスイッチが故障して
箱体6内のリミットスイッチで制御される殺菌灯20が
点灯することがあっても、箱体6内に出ている扉7、8
側の殺菌灯20だけは絶対に紫外線を照射しないように
した。尚、本実施例では、前記各接点a,bを備える蝶
番状のドアコネクターによって構成し、扉7、8が閉じ
ることにより蝶番に設けられた接点aと接点bとが接触
して通電するようにした。これらの各接点a、bは、一
方が扉7、8に設けられ、他方が箱体6に設けられ、両
扉7、8が閉状態にあるときに、これらの接点a、bを
介して通電が行われるものであればドアコネクターに必
ずしも限定されるものではない。前記実施例では、箱体
6内には5本の殺菌灯20を設け、各扉7、8には各1
本の殺菌灯20を設けるようにしたが、それぞれ、更に
殺菌灯2を設ける数を任意の数に増やして殺菌力を高め
るようにすることができることは云うまでもない。
【0013】尚、前記実施例では、物品4と殺菌灯20
との間に所定空間を保持するため、スリット台14を利
用したが、この時、スリット台14の中央付近に物品4
を載置するようにすれば、紫外線の直接光がより物品4
の表面に均一に照射されることとなる。また、物品4を
載置する台としては、必ずしも平板状のスリット台14
に限定されるものでなく、クランプ金網、丸網棒製棚
(ワイヤーラック)またはパンチング板の中央付近を凸
状に形成するとともに前記凸部上に物品を載置できるよ
うに形成した架台とすれば、物品4と殺菌灯20との距
離を等間隔にすることができ、天井面側の殺菌灯20と
底面側の殺菌灯20からの紫外線の直接光がより均一に
物品に照射されることになる。
【0014】尚、扉7、8や箱体6の側面等に透明また
は半透明のガラス窓を設け、箱体6の内部を確認できる
ようにしてもよく、本実施例では、両扉7、8に窓17
を設けるようにした。また、前記殺菌灯ランプ20とし
ては波長253.7nmの紫外線を豊富に発生する殺菌
ランプを使用することができるが、必ずしも前記したも
のに限定されるものではない。
【0015】次に、本発明のパスボックス1の動作につ
いて説明する。一般室3側からクリーンルーム2に物品
4を搬入するには、まず一般室側扉8を開けて室内のス
リット台14上に前記物品4を載置する。この時、殺菌
灯20は消灯状態となる。前記扉8を閉めると、トンネ
ル状に配列された殺菌灯20と両扉7、8の内面側に設
けられた殺菌灯20が点灯し、長手方向を物品の搬送方
向に揃えられトンネル状に配列された5本の殺菌灯20
のみでも十分に前記物品4の上下面、側周面全てに均一
に紫外線が照射されて、前記物品4の表面または近傍の
バクテリアを殺菌する。本実施例では両扉7、8の内面
にも殺菌灯20が備えられているため、前記物品4の全
周への紫外線の照射がより確実となる。次に、クリーン
ルーム側扉7を開錠して、前記扉7開けて、前記物品4
をクリーンルーム2に搬入する。この時も殺菌灯20は
消灯状態となる。
【0016】次に、前記実施例であるパスボックスの6
面全ての側から物品に対して紫外線を照射するものを実
施例1とし、両扉7、8の内面側を除く内壁12の4面
から物品に対して紫外線を照射するものを実施例2と
し、これら実施例1、2の殺菌能力を比較例を用いて比
較試験を行い、殺菌能力(時間、除菌効率等)を相対評
価した。尚、比較例には、箱体の内壁の両側面のみから
物品に対して紫外線を照射するパスボックスを使用し
た。この結果、実施例1のパスボックスでは、6つの内
面側から紫外線を照射しているため、殺菌効果大で、か
つ、紫外線照射のみでよかった。実施例2のパスボック
スでも、実施例1比べるとやや殺菌効果は若干落ち、殺
菌に要する照射時間は実施例1の約1.5倍を必要とし
たが、4面側の殺菌灯が、前記物品に対して確実に紫外
線が照射されるように、長手方向を前記物品の通過方向
に揃えた殺菌灯で、該物品をトンネル状に取り囲むよう
に設けられているため、優れた殺菌効果があった。これ
に対し、比較例1では、2面の照射だけのため、殺菌効
果は落ちて、殺菌に要する照射時間は実施例1の3倍と
なる上、更に、物品の底面を消毒液処理する等により2
次消毒する必要があった。
【0017】
【発明の効果】このように、本発明によれば所定雰囲気
に設定された室内側と室外側とに面してそれぞれ扉を有
する箱体からなり、該箱体を介して室内外間の物品の受
け渡しを行うパスボックスであって、前記箱体の内面の
6面側から前記物品に対して紫外線が照射されるよう
に、前記6面側に前記物品から所定間隔を設けて配置し
た殺菌灯を備えるようにしたことを特徴とするため、箱
体内に入れた物品はその全表面が確実に殺菌されるた
め、物品の全表面に対する殺菌処理を効率よく行うこと
ができ、物品の全表面に対する殺菌処理を効果的かつ短
時間で殺菌することができる。また消毒液を使用しない
ためメンテナンスが容易で、またオゾンガスを使用しな
いため、作業員の安全性が確保され、特別な中和装置の
必要がないので、構造が簡単で安価なパスボックスを提
供できる。また、前記両扉の閉状態のみに前記殺菌灯が
点灯するように、扉以外の箱体内部に設けられた殺菌灯
への電流供給回路から、扉と箱体との接点を介して電流
を供給されるようにして点灯されるようにした場合、簡
単な回路構成で、両扉に殺菌灯を設けた場合でも、確実
に両扉の閉状態でのみ通電されることを確実に行える。
また、記箱体の天井部または/及び側部に吹出口を設
け、ファンによりフィルタで清浄化された気流を、前記
箱体に循環供給できるようにした場合、バクテリア等は
塵埃に付着して生存するため、清浄な空気流でパスボッ
クス内を清浄化して、前記殺菌処理と合わせて、物品へ
の汚染を効率よく回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパスボックスの一実施例の扉を開け
た状態の正面側から見た拡大斜視図、
【図2】 同扉を閉じた状態の拡大正面図
【図3】 同設置状態を示す側面図
【図4】 同平面図
【図5】 殺菌灯への電流の制御を示す説明図
【符号の説明】
1 パスボックス 2 培地室 3 前処理室 4 物品 5 側壁 6 箱体 7 培地室側扉 8 前処理室側扉 9 ロック機構 10 取っ手 11 選択的ロック解除機構 12 内壁 13 底面 14 スリット台 15 側壁 16 天井 17 窓 18 脚部材 20 殺菌灯 21 リミットスイッチ a 扉側接点 b 箱体側接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L058 BE02 BG05 4C058 AA01 BB06 EE01 EE26 KK02 KK12 KK22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定雰囲気に設定された室内側と室外側
    とに面してそれぞれ扉を有する箱体からなり、該箱体を
    介して室内外間の物品の受け渡しを行うパスボックスで
    あって、前記箱体の内面の6面側から前記物品に対して
    紫外線が照射されるように、前記6面側に前記物品から
    所定間隔を設けて配置した殺菌灯を備えるようにしたこ
    とを特徴とする殺菌灯付きパスボックス。
  2. 【請求項2】 前記殺菌灯は、前記両扉の閉状態にのみ
    点灯され、前記扉に設けられた前記殺菌灯は、前記扉以
    外の箱体内部に設けられた前記殺菌灯への電流供給回路
    から、前記扉と前記箱体との接点を介して電流を供給さ
    れるようにして点灯されることを特徴とする請求項1に
    記載の殺菌灯付きパスボックス。
  3. 【請求項3】 扉の内面側に設けられる殺菌灯以外の殺
    菌灯を、長手方向を前記物品の通過方向に揃え、該物品
    を取り囲むことができるトンネル状に配列したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の殺菌灯付きパスボッ
    クス。
  4. 【請求項4】 前記箱体内の前記物品が載置される部分
    を透光性を有する部材で構成し、前記透光性を有する部
    材の下方に殺菌灯を設けるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載の殺菌灯付きパスボック
    ス。
  5. 【請求項5】 前記箱体の天井部または/及び側部に吹
    出口を設け、ファンによりフィルタで清浄化された気流
    を、前記箱体に循環供給できるようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の殺菌灯付きパスボ
    ックス。
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