JPH0612771U - 多段式オイルフリー圧縮機 - Google Patents

多段式オイルフリー圧縮機

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JPH0612771U
JPH0612771U JP4994992U JP4994992U JPH0612771U JP H0612771 U JPH0612771 U JP H0612771U JP 4994992 U JP4994992 U JP 4994992U JP 4994992 U JP4994992 U JP 4994992U JP H0612771 U JPH0612771 U JP H0612771U
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JP
Japan
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compressor
temperature
signal
intercooler
flow path
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JP4994992U
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English (en)
Inventor
工 飯尾
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機本体の性能低下のような徐々に進行す
る異常状態が一部に生じても、中間段圧力が異常上昇す
ることはなく、異常部の上流側の圧縮機本体の吐出温度
の異常上昇は防止され、性能低下等が原因で別の事故を
引起こすことなく運転続行を可能とした多段式オイルフ
リー圧縮機を提供する。 【構成】 中間冷却器18とこの上流側の第1圧縮機本
体11との間の中間流路17の部分に、この流路内のガ
ス温度を検出して、検出温度がコントロール領域内にあ
る場合には、検出温度の上昇とともに増大する信号を出
力する温度検出器1を設け、中間冷却器18とこの下流
側の第2圧縮機本体12との間の中間流路17の部分か
ら分岐させた放気流路2に、温度検出器1からの信号を
受けて、この信号が設定値を超えると、信号の増大とと
もに開度を大きくして、中間流路17内のガスを機外に
放出させる放気弁3を設けて形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2段以上に直列配置した圧縮機本体を備えた多段式オイルフリー圧 縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示す2段式オイルフリー圧縮機が公知である。この圧縮機は、2 段に直列配置した第1,第2圧縮機本体11,12と、第1圧縮機本体11の吸 込流路13に吸込消音器14,吸込フィルタ15,吸気調節弁16と、両圧縮機 間の中間流路17に水冷式の中間冷却器18,第1ドレン分離器19と、第2圧 縮機本体12の吐出流路20に吐出消音器21,逆止弁22,水冷式の後方冷却 器23,第2ドレン分離器24とを備えている。また、中間流路17には温度検 出器25が設けてある。
【0003】 そして、吸込消音器14,吸込フィルタ15,吸気調節弁16を介して第1圧 縮機本体11に吸込まれた空気は圧縮され、所定の圧力、例えば約2kgf/c m2Gまで昇圧されて高温となり、圧縮機本体11から吐出され、昇温した圧縮 空気を中間冷却器18にて大気温度プラス約15〜20°Cまで冷却している。 この圧縮空気中の水分は、中間冷却器18で過飽和状態となり、ドレン水が発生 する。このドレン水は、第1ドレン分離器19にて圧縮空気から分離され、機外 に排出される。
【0004】 第1ドレン分離器19を出た圧縮空気は、第2圧縮機本体12にてさらに圧縮 され、ここから吐出消音器21,逆止弁22を経て、後方冷却器23にて冷却さ れる。この際、昇圧下で冷却された圧縮空気中の水分は過飽和状態となり、ドレ ン水が発生する。上記同様、このドレン水は第2ドレン分離器24にて圧縮空気 から分離、排出され、圧縮空気はユーザ側に送られる。
【0005】 ところで、例えば第2圧縮機本体12の性能低下のために中間流路17内の圧 力(以下、中間段圧力という)が上昇すると、図5(横軸:中間段圧力P,縦軸 :温度T)に示すように、第1圧縮機本体11の吸込圧力に対する吐出圧力の比 が大きくなる結果、第1圧縮機本体11の吐出温度は曲線Iで示すように上昇す る。逆に、第2圧縮機本体12の吸込圧力に対する吐出圧力の比は小さくなり、 その吐出温度は、曲線IIで示すように降下する。 そして、温度検出器25による検出温度が、図5中Trで示すトリップ設定温 度に達すると第1圧縮機本体11を停止させて、ロータを保護するようにしてあ る。 なお、図4中※印同志は互いに連続していることを示している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の圧縮機では、中間段圧力の上昇の原因が第2圧縮機本体12の性能 低下、或は中間冷却器18の異常(例えば、中間冷却器18内での降下圧力ΔP の増大)のように、短期間で修理することができない場合には、性能低下した圧 縮機本体等を修理に出せば、この圧縮機本体等を含むプラントの長期停止につな がる。このため、圧縮機の一部に異常が発生しても、可能ならば定期修理の日ま で圧縮機の運転を続行させることが望ましいが、上記圧縮機では斯る運転の続行 はできないという問題がある。 本考案は、斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、徐々に進行する異 常状態が一部に生じても、それが原因で別の事故を引起こすことなく運転続行を 可能とした多段式オイルフリー圧縮機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、2段以上に直列配置した圧縮機本体と 、圧縮機本体間の中間流路に中間冷却器を備えた多段式オイルフリー圧縮機にお いて、上記中間冷却器とこの上流側圧縮機本体との間の中間流路の部分に、この 流路内のガス温度を検出して、検出温度がコントロール領域内にある場合には、 検出温度の上昇とともに増大する信号を出力する温度検出器を設け、上記中間冷 却器とこの下流側圧縮機本体との間の中間流路の部分から分岐させた流路に、上 記信号を受けて、この信号が設定値を超えると、信号の増大とともに開度を大き くして、中間流路内のガスを機外に放出させる放気弁を設けて形成した。
【0008】
【作用】
上記考案のように構成することにより、中間段圧力が異常上昇することはなく 、異常部の上流側の圧縮機本体の吐出温度の異常上昇は防止される。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1は、本考案に係る2段式オイルフリー圧縮機を示し、図4に示す圧縮機と 共通する部分については、互いに同一番号を付して説明を省略する。 本実施例では、第1圧縮機本体11と中間冷却器18との間の中間流路17の 部分に温度検出器1と、中間冷却器18と第2圧縮機本体12との間の中間流路 17の部分から分岐させた放気流路2に放気弁3および放気消音器4とが設けて ある。
【0010】 ここで、温度検出器1は、図2(横軸:第1圧縮機本体11と中間冷却器18 との間の中間流路17の部分における温度(以下、中間段温度という)Ti,縦 軸:出力電流Io)に示すように、検出温度が所定の温度T1以上になると、所 定の温度T2に達するまでは、検出温度の上昇とともに、I0からI2まで増大 する電流を出力するものである。また、この温度検出器1からの信号を受ける放 気弁3は、図3(横軸:放気弁3への入力電流Ii(=Io),縦軸:弁開度) に示すように、入力電流Iiがコントロール領域内にある場合、即ちコントロー ル開始設定電流I1以上で上限電流I2以下の範囲A内にある場合には、入力電 流Iiの増大とともに弁開度が増大するように形成したものである。
【0011】 そして、上述のように構成することにより、第1圧縮機本体11の吐出温度、 即ち中間段温度Tiの対応する入力電流Iiがコントロール開始設定電流I1以 上に上昇すると、放気弁3の開度を入力電流Iiの大きさに応じて開いて、中間 流路17内の圧縮空気を放気弁3、放気消音器4を介して放出することにより、 中間段圧力を降下させるようにしてある。これにより、第1圧縮機本体11の吸 込圧力に対する吐出圧力の比が異常上昇するのを防止して、その吐出温度を運転 の続行が可能な正常範囲内に保つように形成してある。
【0012】 なお、第1圧縮機本体11と中間冷却器18との間の中間流路17の部分に中 間段圧力の異常降下を検出する圧力検出スイッチを設けて、これによる検出圧力 が設定値以下になった場合、この圧力検出スイッチからの信号により放気弁3を 開方向に作動させないようにしてもよい。このようにすれば、第2圧縮機本体1 2の吐出温度の異常上昇も防止できる。 また、上記実施例では、2段式の圧縮機について説明したが、本考案は、これ に限るものでなく、3段以上に直列配置した圧縮機本体を備えた圧縮機も含むも のである。 さらに、本考案は、スクリュ形の圧縮機に限定するものでなく、オイルフリー タイプのものであれば、スクリュ形以外の圧縮機も含まれる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、2段以上に直列配置した圧 縮機本体と、圧縮機本体間の中間流路に中間冷却器を備えた多段式オイルフリー 圧縮機において、上記中間冷却器とこの上流側圧縮機本体との間の中間流路の部 分に、この流路内のガス温度を検出して、検出温度がコントロール領域内にある 場合には、検出温度の上昇とともに増大する信号を出力する温度検出器を設け、 上記中間冷却器とこの下流側圧縮機本体との間の中間流路の部分から分岐させた 流路に、上記信号を受けて、この信号が設定値を超えると、信号の増大とともに 開度を大きくして、中間流路内のガスを機外に放出させる放気弁を設けて形成し てある。
【0014】 このため、例えば、圧縮機本体の性能低下、或は中間冷却器の異常のような徐 々に進行する異常状態が一部に生じても、中間段圧力が異常上昇することはなく 、異常部の上流側の圧縮機本体の吐出温度の異常上昇は防止され、上記性能低下 等が原因で別の事故を引起こすことなく運転続行が可能になるという効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る2段式オイルフリー圧縮機の全
体構成図である。
【図2】 中間段温度Tiと温度検出器からの出力電流
Ioとの関係を示す図である。
【図3】 放気弁への入力電流Iiと弁開度との関係を
示す図である。
【図4】 従来の2段式オイルフリー圧縮機の全体構成
図である。
【図5】 中間段圧力と各圧縮機本体の吐出温度との関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 温度検出器 2 放気流路 3 放気弁 11,12 第1,第2圧縮機本体 17 中間流路 18 中間冷却器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2段以上に直列配置した圧縮機本体と、
    圧縮機本体間の中間流路に中間冷却器を備えた多段式オ
    イルフリー圧縮機において、上記中間冷却器とこの上流
    側圧縮機本体との間の中間流路の部分に、この流路内の
    ガス温度を検出して、検出温度がコントロール領域内に
    ある場合には、検出温度の上昇とともに増大する信号を
    出力する温度検出器を設け、上記中間冷却器とこの下流
    側圧縮機本体との間の中間流路の部分から分岐させた流
    路に、上記信号を受けて、この信号が設定値を超える
    と、信号の増大とともに開度を大きくして、中間流路内
    のガスを機外に放出させる放気弁を設けて形成したこと
    を特徴とする多段式オイルフリー圧縮機。
JP4994992U 1992-07-16 1992-07-16 多段式オイルフリー圧縮機 Pending JPH0612771U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003505630A (ja) * 1999-07-20 2003-02-12 リンデ ガス アクチェンゲゼルシャフト ガス流圧縮方法及び圧縮機モジュール
JP2006342708A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd スクロール空気圧縮機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003505630A (ja) * 1999-07-20 2003-02-12 リンデ ガス アクチェンゲゼルシャフト ガス流圧縮方法及び圧縮機モジュール
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