JPH06126946A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH06126946A JPH06126946A JP27894092A JP27894092A JPH06126946A JP H06126946 A JPH06126946 A JP H06126946A JP 27894092 A JP27894092 A JP 27894092A JP 27894092 A JP27894092 A JP 27894092A JP H06126946 A JPH06126946 A JP H06126946A
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- JP
- Japan
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- Ink Jet (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写型インクジェット記録装置において、転
写媒体からの記録紙の剥離を確実に行なう。 【構成】 転写ドラム1に当接制御可能な分離爪54を
備え、転写工程を経た記録紙4は、分離爪54によって
押圧されて、記録紙4の先頭部の曲率が分離爪54と開
口14とで幾何学的に与えられ、これに倣って先端部4
1が転写媒体1から剥離される。
写媒体からの記録紙の剥離を確実に行なう。 【構成】 転写ドラム1に当接制御可能な分離爪54を
備え、転写工程を経た記録紙4は、分離爪54によって
押圧されて、記録紙4の先頭部の曲率が分離爪54と開
口14とで幾何学的に与えられ、これに倣って先端部4
1が転写媒体1から剥離される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関する。さらに詳細には転写媒体上にインク像を形
成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク像を
得る転写型インクジェット記録装置に関する。
置に関する。さらに詳細には転写媒体上にインク像を形
成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク像を
得る転写型インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】転写型インクジェット記録装置は、記録
紙と記録ヘッドとの意図しない接触に起因する動作不良
がなく、高い信頼性が得られるという特徴を有する。こ
のような転写型インクジェット記録装置としては、米国
特許公報4538156号、米国特許公報509925
6号に記載されている構成が知られている。
紙と記録ヘッドとの意図しない接触に起因する動作不良
がなく、高い信頼性が得られるという特徴を有する。こ
のような転写型インクジェット記録装置としては、米国
特許公報4538156号、米国特許公報509925
6号に記載されている構成が知られている。
【0003】これらの装置においては、円筒状転写媒体
に対し、間隙を介して、複数のノズルを有するインクジ
ェット記録ヘッド(以後、記録ヘッドと呼ぶ)が設けら
れている。米国特許公報4538156号の装置では、
記録ヘッドのノズルは転写媒体軸方向に配置されてい
る。記録紙へのインク像記録は、転写媒体へのインク像
書き込み工程と、これを記録紙に転写する転写工程によ
り行なわれる。インク像書き込み工程では、円筒状転写
媒体の回転に同期して、記録ヘッドが、転写媒体軸方向
に、1回転につき一定量だけ移動しながら円筒上にイン
ク像を形成する。転写媒体の複数回転で前記録領域を走
査する。
に対し、間隙を介して、複数のノズルを有するインクジ
ェット記録ヘッド(以後、記録ヘッドと呼ぶ)が設けら
れている。米国特許公報4538156号の装置では、
記録ヘッドのノズルは転写媒体軸方向に配置されてい
る。記録紙へのインク像記録は、転写媒体へのインク像
書き込み工程と、これを記録紙に転写する転写工程によ
り行なわれる。インク像書き込み工程では、円筒状転写
媒体の回転に同期して、記録ヘッドが、転写媒体軸方向
に、1回転につき一定量だけ移動しながら円筒上にイン
ク像を形成する。転写媒体の複数回転で前記録領域を走
査する。
【0004】両装置とも、転写工程においては、記録媒
体である記録紙を転写媒体に当接させ、背後から押圧す
ることによって、記録紙上にインク像を転写する。この
後、転写媒体から記録紙を剥離し排出する。転写媒体か
らの記録紙の剥離は、記録紙の弾性的な復元力(腰の強
さ)によっている。
体である記録紙を転写媒体に当接させ、背後から押圧す
ることによって、記録紙上にインク像を転写する。この
後、転写媒体から記録紙を剥離し排出する。転写媒体か
らの記録紙の剥離は、記録紙の弾性的な復元力(腰の強
さ)によっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、転写
媒体からの記録紙の剥離が難しいという課題を有してい
た。すなわち、転写媒体から記録紙へのインク像転写は
圧力を印加することによって行なわれるため、転写工程
を経た転写媒体と記録紙との間で付着力が作用する。特
に転写残りの無いの高画質の転写を実現するためには、
高い圧力を加える必要があり、転写媒体と記録紙の付着
力が大きくなってしまう。このため、例えば、乾式電子
写真の記録装置で記録紙と感光体ドラムが静電的に吸着
している場合と異なり、記録紙と転写媒体はインクを介
して堅固な機械的力で付着する。また、米国特許公報4
538156号の装置のような、転写媒体へ、1ページ
分のインク像書き込みの後、記録紙に転写する場合、転
写媒体は、記録領域の大きさを確保できるだけ十分大き
い径の円筒となるため必然的に小さい曲率となる。すな
わちこの転写媒体上に付着した記録紙は、転写媒体と同
様に小さい曲率となるため記録紙の腰の強さが得られず
付着力に打ち勝つだけの十分な分離力が得られない場合
が起こり、信頼性高く剥離を行なうことが困難であっ
た。
媒体からの記録紙の剥離が難しいという課題を有してい
た。すなわち、転写媒体から記録紙へのインク像転写は
圧力を印加することによって行なわれるため、転写工程
を経た転写媒体と記録紙との間で付着力が作用する。特
に転写残りの無いの高画質の転写を実現するためには、
高い圧力を加える必要があり、転写媒体と記録紙の付着
力が大きくなってしまう。このため、例えば、乾式電子
写真の記録装置で記録紙と感光体ドラムが静電的に吸着
している場合と異なり、記録紙と転写媒体はインクを介
して堅固な機械的力で付着する。また、米国特許公報4
538156号の装置のような、転写媒体へ、1ページ
分のインク像書き込みの後、記録紙に転写する場合、転
写媒体は、記録領域の大きさを確保できるだけ十分大き
い径の円筒となるため必然的に小さい曲率となる。すな
わちこの転写媒体上に付着した記録紙は、転写媒体と同
様に小さい曲率となるため記録紙の腰の強さが得られず
付着力に打ち勝つだけの十分な分離力が得られない場合
が起こり、信頼性高く剥離を行なうことが困難であっ
た。
【0006】本発明は、この問題を解決するもので、そ
の目的は、転写媒体からの記録紙の剥離を安定的に行な
うことのできる分離装置を備えた動作信頼性の高いイン
クジェット記録装置を実現することである。
の目的は、転写媒体からの記録紙の剥離を安定的に行な
うことのできる分離装置を備えた動作信頼性の高いイン
クジェット記録装置を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、像書き込み工程において転写媒体表面上に
インク像を形成し、転写工程において前記転写媒体上の
インク像を記録媒体に転写してインク像を得るインクジ
ェット記録装置であって、インク滴を選択的に吐出して
インク像を形成する記録ヘッドと、この記録ヘッドに対
して、間隙を介して対峙し、回転可能に支承され、外周
部がインク像を担持する記録領域と非記録領域とに分割
された円筒状転写媒体で、記録領域では一定の曲率を有
し、非記録領域には、前記記録領域における曲率と異な
る曲率に前記記録媒体の曲率を誘導する曲率誘導部を有
する円筒状転写媒体と、この転写媒体上のインク像を前
記記録媒体に転写する転写手段と、転写工程を終えた記
録媒体を、上記曲率誘導部に記録媒体先頭部を添わせ
て、記録媒体先端部を転写媒体から剥離させる記録媒体
押圧手段と、この記録媒体押圧手段で剥離された記録媒
体先端を、転写媒体の移動に伴って案内する記録媒体案
内部材とからなる、転写媒体から記録媒体を剥離する分
離手段とを有することを特徴とする。
記録装置は、像書き込み工程において転写媒体表面上に
インク像を形成し、転写工程において前記転写媒体上の
インク像を記録媒体に転写してインク像を得るインクジ
ェット記録装置であって、インク滴を選択的に吐出して
インク像を形成する記録ヘッドと、この記録ヘッドに対
して、間隙を介して対峙し、回転可能に支承され、外周
部がインク像を担持する記録領域と非記録領域とに分割
された円筒状転写媒体で、記録領域では一定の曲率を有
し、非記録領域には、前記記録領域における曲率と異な
る曲率に前記記録媒体の曲率を誘導する曲率誘導部を有
する円筒状転写媒体と、この転写媒体上のインク像を前
記記録媒体に転写する転写手段と、転写工程を終えた記
録媒体を、上記曲率誘導部に記録媒体先頭部を添わせ
て、記録媒体先端部を転写媒体から剥離させる記録媒体
押圧手段と、この記録媒体押圧手段で剥離された記録媒
体先端を、転写媒体の移動に伴って案内する記録媒体案
内部材とからなる、転写媒体から記録媒体を剥離する分
離手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】前記方法によれば、転写工程を経た記録媒体
は、先頭部の曲率を強制的に与えられることで先端が転
写媒体から確実に剥離される。
は、先頭部の曲率を強制的に与えられることで先端が転
写媒体から確実に剥離される。
【0009】
【実施例】以下実施例に従って本発明のインクジェット
記録装置について詳しく説明する。
記録装置について詳しく説明する。
【0010】図1は第1実施例のインクジェットプリン
タの斜視図を示す。転写媒体である転写ドラム1の周囲
に、インクジェット記録ヘッド2、転写手段を構成する
バックアップローラ3、記録媒体である記録紙4を転写
ドラム1から分離する分離装置5を構成する部材、記録
媒体案内部材(以後、紙ガイド板と呼ぶ)17とが順次
配置されている。分離装置は図2を用いて後述する。
タの斜視図を示す。転写媒体である転写ドラム1の周囲
に、インクジェット記録ヘッド2、転写手段を構成する
バックアップローラ3、記録媒体である記録紙4を転写
ドラム1から分離する分離装置5を構成する部材、記録
媒体案内部材(以後、紙ガイド板と呼ぶ)17とが順次
配置されている。分離装置は図2を用いて後述する。
【0011】転写ドラム1は、金属素管11の周囲にシ
リコーンゴムからなる弾性層12を積層したもので、弾
性層12は、図中の斜線部の記録領域15と、斜線を施
してない非記録領域16の2つに分割されている。記録
領域15は、記録媒体の記録領域に対応する。一方、非
記録領域16には複数の開口部14を有している。開口
部14は、後述するように記録媒体の曲率誘導部として
機能する。本実施例の場合、直径80mmの転写ドラム
1を用いている。また、弾性層12は、インク像を剥離
し易いゴム材が望ましく、シリコーンゴムの他、フルオ
ロシリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることができ
る。
リコーンゴムからなる弾性層12を積層したもので、弾
性層12は、図中の斜線部の記録領域15と、斜線を施
してない非記録領域16の2つに分割されている。記録
領域15は、記録媒体の記録領域に対応する。一方、非
記録領域16には複数の開口部14を有している。開口
部14は、後述するように記録媒体の曲率誘導部として
機能する。本実施例の場合、直径80mmの転写ドラム
1を用いている。また、弾性層12は、インク像を剥離
し易いゴム材が望ましく、シリコーンゴムの他、フルオ
ロシリコーンゴム、フッ素ゴム等を用いることができ
る。
【0012】記録ヘッド2は圧電素子を用いる形式のイ
ンクジェット記録ヘッドであり、複数のノズルを転写ド
ラム1の軸方向に一定の間隔で有している。本実施例の
場合、記録ヘッド2は、8/300インチピッチで51
2本のノズルを有しており、ヘッド移動装置21によ
り、転写ドラム1の軸方向に、転写ドラム1の1回転に
つき1/300インチだけヘッドを移動させる。
ンクジェット記録ヘッドであり、複数のノズルを転写ド
ラム1の軸方向に一定の間隔で有している。本実施例の
場合、記録ヘッド2は、8/300インチピッチで51
2本のノズルを有しており、ヘッド移動装置21によ
り、転写ドラム1の軸方向に、転写ドラム1の1回転に
つき1/300インチだけヘッドを移動させる。
【0013】バックアップローラ3は鉄、アルミニウム
等の金属ローラであり、転写圧力印加装置33により、
支軸31を揺動軸とした押圧レバー32により転写ドラ
ム1に押圧及び押圧解除できる構成になっている。押圧
時は記録紙4を介して図中矢印Bの方向に、転写ドラム
1の周速と同一速度で回転する。転写圧力は、本実施例
では10kg重に設定されている。
等の金属ローラであり、転写圧力印加装置33により、
支軸31を揺動軸とした押圧レバー32により転写ドラ
ム1に押圧及び押圧解除できる構成になっている。押圧
時は記録紙4を介して図中矢印Bの方向に、転写ドラム
1の周速と同一速度で回転する。転写圧力は、本実施例
では10kg重に設定されている。
【0014】図2は、図1の左側面を示す。図2を用い
て分離装置5の構成を説明する。レバー52はレバー駆
動手段51により矢印E方向に回動可能である。これに
よってレバー52先端に配置した剥離爪54が転写ドラ
ム1に当接および解除でき、当接時には剥離爪54は支
持部53の弾性力により転写ドラム1に対して押圧され
る構成になっている。分離爪54は、複数個の開口14
に対応して複数個設けられている。
て分離装置5の構成を説明する。レバー52はレバー駆
動手段51により矢印E方向に回動可能である。これに
よってレバー52先端に配置した剥離爪54が転写ドラ
ム1に当接および解除でき、当接時には剥離爪54は支
持部53の弾性力により転写ドラム1に対して押圧され
る構成になっている。分離爪54は、複数個の開口14
に対応して複数個設けられている。
【0015】インクは、少なくとも水と、水溶性有機溶
剤と、顔料と、コロイダルディスパージョン型樹脂を含
有してなるインクを用いた。具体的には、顔料としてカ
ーボンブラック3wt%、コロイダルディスパージョン
型樹脂として大日本インキ化学工業社の変性エポキシエ
ステル型コロイダルディスパージョンであるウォーター
ゾルCD−540(樹脂固形分40% イソプロピレン
グリコール13%含有)を30wt%、水溶性有機溶剤
としてトリエタノールアミン5wt%、その他、保湿材
としてトリエチレングリコール5wt%に純水を加え調
整したインクを使用した。
剤と、顔料と、コロイダルディスパージョン型樹脂を含
有してなるインクを用いた。具体的には、顔料としてカ
ーボンブラック3wt%、コロイダルディスパージョン
型樹脂として大日本インキ化学工業社の変性エポキシエ
ステル型コロイダルディスパージョンであるウォーター
ゾルCD−540(樹脂固形分40% イソプロピレン
グリコール13%含有)を30wt%、水溶性有機溶剤
としてトリエタノールアミン5wt%、その他、保湿材
としてトリエチレングリコール5wt%に純水を加え調
整したインクを使用した。
【0016】次に、記録紙上にインク像を形成する一連
の動作について説明する。記録紙へのインク像記録は、
転写ドラム1へのインク像書き込み工程と、このインク
像を記録紙に転写する転写工程の2工程からなる。
の動作について説明する。記録紙へのインク像記録は、
転写ドラム1へのインク像書き込み工程と、このインク
像を記録紙に転写する転写工程の2工程からなる。
【0017】まず、像書き込み工程を説明する。バック
アップローラ3は転写ドラム1表面に接触しない位置
(図2で3’で示す)に制御する。図3は、転写ドラム
1を回転方向Aに展開した図であり、転写ドラム1が矢
印A方向に1回転する間に、図示しない印字信号に制御
されたノズルn,n+1により印字ドット列L1,M1
が形成される。ここでノズルは、n番目、n+1番目で
代表させて説明する。転写ドラム1が1回転する間に、
記録ヘッド2は距離pだけ移動する。この後、転写ドラ
ム1が2回転目に入るが、1回転目と同様に、転写ドラ
ム1の上に、先のドット列に対してpだけ離れてドット
列L2,M2が形成される。
アップローラ3は転写ドラム1表面に接触しない位置
(図2で3’で示す)に制御する。図3は、転写ドラム
1を回転方向Aに展開した図であり、転写ドラム1が矢
印A方向に1回転する間に、図示しない印字信号に制御
されたノズルn,n+1により印字ドット列L1,M1
が形成される。ここでノズルは、n番目、n+1番目で
代表させて説明する。転写ドラム1が1回転する間に、
記録ヘッド2は距離pだけ移動する。この後、転写ドラ
ム1が2回転目に入るが、1回転目と同様に、転写ドラ
ム1の上に、先のドット列に対してpだけ離れてドット
列L2,M2が形成される。
【0018】同様にして、転写ドラム1がN回転(本実
施例では16回転)し、1ページ分の画像が転写ドラム
1上に書き込まれる。
施例では16回転)し、1ページ分の画像が転写ドラム
1上に書き込まれる。
【0019】本実施例では、記録ヘッド2は8/300
インチピッチで転写ドラム1の軸方向に沿って、512
本のノズルを有している。また、記録ヘッド2の移動動
作は、転写ドラム1の回転中に、間欠的とすることも、
連続的とすることもできる。連続移動の場合は、直線L
1,L2,・・、M1,・・は転写ドラム1の回転方向
に対して傾きをもつ。
インチピッチで転写ドラム1の軸方向に沿って、512
本のノズルを有している。また、記録ヘッド2の移動動
作は、転写ドラム1の回転中に、間欠的とすることも、
連続的とすることもできる。連続移動の場合は、直線L
1,L2,・・、M1,・・は転写ドラム1の回転方向
に対して傾きをもつ。
【0020】次に転写工程を説明する。転写ドラム1上
へ1ページ分の画像の形成後、押圧レバー32を揺動す
ることによりバックアップローラ3が転写ドラム1に当
接し押圧される。記録領域15が記録紙に対応するよう
にタイミングをとって、この当接部に、図示しない紙搬
送手段により記録紙4を搬送することで転写が開始され
る。
へ1ページ分の画像の形成後、押圧レバー32を揺動す
ることによりバックアップローラ3が転写ドラム1に当
接し押圧される。記録領域15が記録紙に対応するよう
にタイミングをとって、この当接部に、図示しない紙搬
送手段により記録紙4を搬送することで転写が開始され
る。
【0021】転写工程後の記録紙4の剥離動作について
説明する。記録紙4の先頭部41が転写を終えて当接部
を通過するタイミングで、レバー52をレバー駆動手段
51により回動させる。この揺動動作により、分離爪5
4が転写ドラム開口14に落し込まれる。記録紙4の先
頭部は、開口14のエッジ部55と分離爪54の先端部
とから幾何学的に決まる形状に、曲率が規制される。こ
の場合、転写ドラム1の曲率とは逆方向の曲率が与えら
れる。また、剥離爪54は支持部53の弾性力により転
写ドラム1に対して押圧されているため、転写ドラム1
の回転につれて分離爪54が、図2の破線で示すように
移動し、記録紙先端41は、与えられた曲率を保ったま
ま、転写ドラム1から分離された状態で前進し記録紙ガ
イド板17に案内されて、記録紙4の先頭41が転写ド
ラム1から剥離され、排紙される。
説明する。記録紙4の先頭部41が転写を終えて当接部
を通過するタイミングで、レバー52をレバー駆動手段
51により回動させる。この揺動動作により、分離爪5
4が転写ドラム開口14に落し込まれる。記録紙4の先
頭部は、開口14のエッジ部55と分離爪54の先端部
とから幾何学的に決まる形状に、曲率が規制される。こ
の場合、転写ドラム1の曲率とは逆方向の曲率が与えら
れる。また、剥離爪54は支持部53の弾性力により転
写ドラム1に対して押圧されているため、転写ドラム1
の回転につれて分離爪54が、図2の破線で示すように
移動し、記録紙先端41は、与えられた曲率を保ったま
ま、転写ドラム1から分離された状態で前進し記録紙ガ
イド板17に案内されて、記録紙4の先頭41が転写ド
ラム1から剥離され、排紙される。
【0022】上記構成では、転写を終えた記録紙は確実
に転写ドラムから剥離される。また開口14は分割され
ているため、転写工程でバックアップローラ3が押圧さ
れているときでも回転は円滑に行なわれ、開口14を乗
り越える際に衝撃を生じない。
に転写ドラムから剥離される。また開口14は分割され
ているため、転写工程でバックアップローラ3が押圧さ
れているときでも回転は円滑に行なわれ、開口14を乗
り越える際に衝撃を生じない。
【0023】図4に第2実施例を示す。図には剥離装置
のみを示す。本実施例の装置では、転写ドラムの非記録
領域に発泡ゴムが埋め込まれた溝61を有する。図示し
ない駆動手段により転写ドラム1に向けて当接及び解除
可能で、当接時には押圧されるローラー62を有する。
のみを示す。本実施例の装置では、転写ドラムの非記録
領域に発泡ゴムが埋め込まれた溝61を有する。図示し
ない駆動手段により転写ドラム1に向けて当接及び解除
可能で、当接時には押圧されるローラー62を有する。
【0024】転写時に、転写を終えた記録紙4の先頭部
が通過するタイミングで、レバー52を回動させ、この
揺動動作により、ローラー62が転写ドラムの溝61に
落し込まれる。
が通過するタイミングで、レバー52を回動させ、この
揺動動作により、ローラー62が転写ドラムの溝61に
落し込まれる。
【0025】上記構成では、発泡ゴムの弾性とローラー
62の形状とで決まる曲率に記録紙が倣うため、溝61
とローラー62が接する期間、記録紙先端が曲率によっ
て規制された形状が保持され、剥離状態が長い時間保た
れる。この結果、記録紙4の先頭41を転写ドラム1か
ら分離され、紙ガイド板17により導いて記録紙を排紙
する。
62の形状とで決まる曲率に記録紙が倣うため、溝61
とローラー62が接する期間、記録紙先端が曲率によっ
て規制された形状が保持され、剥離状態が長い時間保た
れる。この結果、記録紙4の先頭41を転写ドラム1か
ら分離され、紙ガイド板17により導いて記録紙を排紙
する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、転写工程を経た記録紙
は、分離装置によって確実に転写媒体から剥離される。
このため、転写工程で高い圧力を加え転写媒体と記録紙
の付着力が大きい場合でも確実に剥離できるという効果
を有する。また曲率の小さい転写媒体から剥離する場合
でも、確実に剥離できるという効果を有する。
は、分離装置によって確実に転写媒体から剥離される。
このため、転写工程で高い圧力を加え転写媒体と記録紙
の付着力が大きい場合でも確実に剥離できるという効果
を有する。また曲率の小さい転写媒体から剥離する場合
でも、確実に剥離できるという効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例のインクジェットプリンタ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の剥離装置の分離動作を説
明する図である。
明する図である。
【図3】本発明の第1実施例のインクジェットプリンタ
の印字プロセスを説明する図である。
の印字プロセスを説明する図である。
【図4】本発明の第2実施例のインクジェットプリンタ
の分離装置の構成を示す図である。
の分離装置の構成を示す図である。
1 :転写ドラム(転写媒体) 2 :記録ヘッド 3 :バックアップローラ(転写手段) 4 :記録紙(記録媒体) 5 :分離装置 14 :開口(曲率誘導部) 15 :記録領域 16 :非記録領域 17 :紙ガイド板(記録媒体案内部材) 41 :記録紙先端 52 :レバー 54 :分離爪(記録媒体押圧手段) 61 :溝(曲率誘導部) 62 :ローラー(記録媒体押圧手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 像書き込み工程において転写媒体表面上
にインク像を形成し、転写工程において前記転写媒体上
のインク像を記録媒体に転写してインク像を得るインク
ジェット記録装置であって、 インク滴を選択的に吐出してインク像を形成する記録ヘ
ッドと、 この記録ヘッドに対して、間隙を介して対峙し、回転可
能に支承され、外周部がインク像を担持する記録領域と
非記録領域とに分割された円筒状転写媒体で、記録領域
では一定の曲率を有し、非記録領域には、前記記録領域
における曲率と異なる曲率に前記記録媒体の曲率を誘導
する曲率誘導部を有する円筒状転写媒体と、 この転写媒体上のインク像を前記記録媒体に転写する転
写手段と、 転写工程を終えた記録媒体を、上記曲率誘導部に記録媒
体先頭部を添わせて、記録媒体先端部を転写媒体から剥
離させる記録媒体押圧手段と、この記録媒体押圧手段で
剥離された記録媒体先端を、転写媒体の移動に伴って案
内する記録媒体案内部材とからなる、転写媒体から記録
媒体を剥離する分離手段とを有することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27894092A JPH06126946A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27894092A JPH06126946A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126946A true JPH06126946A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17604190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27894092A Pending JPH06126946A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06126946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5820275A (en) * | 1995-01-17 | 1998-10-13 | Tektronix, Inc. | Printer multi-function drive train apparatus and method |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27894092A patent/JPH06126946A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5820275A (en) * | 1995-01-17 | 1998-10-13 | Tektronix, Inc. | Printer multi-function drive train apparatus and method |
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