JPH06126676A - 吸着保持具及び吸着吊上げ装置 - Google Patents

吸着保持具及び吸着吊上げ装置

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Publication number
JPH06126676A
JPH06126676A JP9475793A JP9475793A JPH06126676A JP H06126676 A JPH06126676 A JP H06126676A JP 9475793 A JP9475793 A JP 9475793A JP 9475793 A JP9475793 A JP 9475793A JP H06126676 A JPH06126676 A JP H06126676A
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JP
Japan
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suction
suction chamber
chamber
adsorbed
bottom plate
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Pending
Application number
JP9475793A
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English (en)
Inventor
Jun Sawada
潤 沢田
Kaoru Iizuka
薫 飯塚
Eiichiro Tsuruta
永一郎 鶴田
Kenji Sato
憲司 佐藤
Kazunori Unrinin
和紀 雲林院
Shigetaka Doi
重孝 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAJIMA MECHATRO ENG KK
SHINKU GIKEN KOGYO KK
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
KAJIMA MECHATRO ENG KK
SHINKU GIKEN KOGYO KK
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by KAJIMA MECHATRO ENG KK, SHINKU GIKEN KOGYO KK, Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical KAJIMA MECHATRO ENG KK
Priority to JP9475793A priority Critical patent/JPH06126676A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大重量で且つ軟質な半可塑性状態の被吸着物
であっても、確実にしかも該被吸着物に亀裂や剥離等の
損傷を与えることなく吸着保持し得る吸着保持具を提供
することにある。 【構成】 真空ポンプ12に内部が連通する中空箱状を
なすと共に底板部2に多数の小径な吸引孔3を形成した
吸引チャンバ1を備え、この吸引チャンバ1の底板部2
下面に被吸着物Aを真空吸引して吸着保持する吸着保持
具であって、吸引チャンバ1の底板部2の下面に、互い
に隣接した複数の吸引孔3の開口部を連結する溝4,5
を設け、更に底板部2の下面に通気性弾性シート6を重
設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば軽量気泡コンク
リートパネル製造ライン等で、オートクレーブで蒸気養
生する前の軟質な半可塑性パネル等の被吸着物を吸着し
て搬送するなどに利用される吸着保持具及び吸着吊上げ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軽量気泡コンクリートパネル
(以下ALCパネルと称する)の製造ラインでは、原料
に発泡剤と水を加えて混練したスラリー状物を型枠内に
注入して発泡させ、それが所定時間経過して半可塑性状
態まで硬化したら、型枠から取り出して所望寸法に切断
する。次に台車等に移載してオートクレーブに挿入し、
そこで高温高圧で蒸気養生してALCパネルの製品とす
る。
【0003】このように蒸気養生したALCパネルは、
表面が平坦で硬質であって、取り扱えが容易である。例
えば搬送する場合は、複数個の漏斗状の吸盤を配設した
吸着保持具で一枚ずつ吸着して、そのままクレーン等で
吊り上げて搬送できる。
【0004】しかし、蒸気養生前の半可塑性状態のAL
Cパネルは、軟質で表面強度が弱く、この状態で前記の
吸盤を備えた吸着保持具で吸着して吊り上げようとする
と、吸盤に吸着された表面部分に亀裂や剥離等の損傷を
与えてしまう。
【0005】そこで、このような半可塑性状態のALC
パネル等の被吸着物の吸着保持具として、例えば実開昭
61−200212号、実開昭63−130488号、
実開平1−118942号などに開示されている提案が
ある。これら提案のものは、真空ポンプに配管類を介し
内部連通する偏平箱状の吸引チャンバを備え、この吸引
チャンバの底板部に多数の小径な吸引孔を形成した構成
である。
【0006】こうした構成の吸着保持具であれば、偏平
箱状の吸引チャンバの下面に多数の吸引孔を介して被吸
着物を略全面に亘り真空吸引することで吸着保持するの
で、その被吸着物が蒸気養生前の軟質な半可塑性状態の
ALCパネルであっても亀裂や剥離などを招くことが少
なくなり、そのまま吊り上げて搬送できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
ALCパネルにあっては幅1m、長さ2m以上といった
大きなサイズの需要が増大しており、このような大きな
サイズの蒸気養生前の半可塑性状態のALCパネルは重
量が300kg以上もある。こうした大形・重量物の被吸
着物を前述した従来の吸着保持具で吸着保持すると、吸
引力が不足して該被吸着物を吊上げた際に落としてしま
う虞れがある。
【0008】そこで、吸着保持具の吸着保持力を上げる
目的で、吸引チャンバ底板部の各吸引孔の直径を大きく
することが考えられるが、これでは局部的に吸引力が増
加して、蒸気養生前の半可塑性状態のALCパネルの場
合、表面に亀裂や剥離等の損傷を与える虞れがある。
【0009】また、吸引チャンバ内が一つの室とされ、
その底板部の全ての吸引孔で常に真空吸引する構成であ
るので、大小異なる大きさの被吸着物を吸着保持する場
合、不具合を生じることがある。
【0010】つまり、前述のALCパネルは、大きさ・
形状が必ずしも一定でなく、大小異なる様々な規格サイ
ズのものの需要があることから、これら各種規格サイズ
のものを共通の製造ラインで次々と製造しているのが現
状である。
【0011】こうした各種異なるサイズの被吸着物に対
し、吸引チャンバを最も大きなサイズの被吸着物に合わ
せて大形なものとすると、小さな被吸着物を吸着する際
に、それよりも外周に配する吸引孔から外気が流入し
て、全体の吸着保持力が低下してしまい、その分、真空
吸引ポンプの容量を大きくする必要があり、エネルギー
効率が悪い。
【0012】逆に、吸引チャンバを小さなサイズの被吸
着物に合わせて小形なものとすると、大きな被吸着物を
吸着する際に、該被吸着物が吸引チャンバ下面から外側
にはみ出し、そのはみ出した部分が吸着保持されないの
で垂れ下がるなどの変形を生じる虞れがあると共に、吸
引チャンバが小さいので全体的に吸着保持力の不足を招
く。
【0013】そこで、大形な吸引チャンバの内部を複数
の吸引室に区画構成し、その各吸引室をバルブの開閉に
より独立して真空吸引可能とした吸着保持具の開発が進
められているが、しかし、こうした吸着保持具では、真
空吸引ポンプから各吸引室に通じるそれぞれの配管のバ
ルブを、被吸着物の各種サイズに応じ、その都度開閉操
作しなければならず、その作業が面倒で手間が掛り、そ
の分、作業性が悪く能率低下を招くと共に、それら各バ
ルブが個々に所定通り開閉されているか否かの確認が面
倒で、それを怠ると、非吸着物の吸着不能や途中落下を
招く虞れがあり、構造が複雑化すると同時に、安全面で
の信頼性に欠ける。
【0014】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、大重量で且つ軟質な半可塑性状態の被
吸着物であっても、確実にしかも該被吸着物に亀裂や剥
離等の損傷を与えることなく吸着保持し得る吸着保持具
を提供することにある。
【0015】また、本発明の目的とするところは、上記
目的に加え、更に被吸着物の寸法・形状が各種異なって
いても、それら被吸着物を一個ずつ手間なく簡単且つ確
実にしかも該被吸着物に損傷を与えることなく吸着保持
して安全に吊り上げでき、非常にエネルギー効率が良い
と共に、作業性並びに安全面での信頼性に優れた吸着吊
上げ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の吸着保持具は、
前記目的を達成するために、真空ポンプ等の吸引手段に
内部が連通する中空箱状をなすと共に底板部に多数の小
径な吸引孔を形成した吸引チャンバの底板部の下面に、
互いに隣接した複数の吸引孔の開口部を連結する溝を設
けたことを特徴とする。
【0017】前記吸引チャンバは、多数の小径な吸引孔
を形成した底板部の下面に通気性弾性シートを重設して
いることが好ましい。本発明の吸着吊上げ装置は、前記
目的を達成するために、前記吸着保持具の吸引チャンバ
内部を複数の吸引室に区画構成し、且つこれら各吸引室
を配管類を介し吸引手段に各々独立して接続する一方、
この吸着保持具の吸引チャンバを昇降可能に支持する昇
降駆動機構と、被吸着物の吸着指令に基づき前記昇降駆
動機構により吸引チャンバが下降して被吸着物に接近す
ると吸引手段からの真空吸引力を該吸引チャンバ側に接
続する配管類に作用させ且つ吸着解除指令に基づき外気
の流入を可能にするメイン電磁バルブと、前記配管類の
各吸引室に一本ずつ接続する分岐管にそれぞれ設置され
被吸着物の大きさ・形状に応じたパターン指令により選
択的に開いて当該吸引室内に吸引手段の真空吸引力を作
用させる複数のサブ電磁バルブと、各吸引室内の気圧を
それぞれ検出し被吸着物が吸引チャンバの吸引室下面に
吸着される設定圧力になるまで前記吸引ブロアの真空吸
引力をアップさせる吸引室圧力検出器とを備えてなる。
【0018】前記吸引手段の吸引口付近の気圧を検出し
て設定圧力に到達すると前記昇降駆動機構による吸引チ
ャンバ引上げ許可指令を出す総合監視圧力検出器を備え
いることが一層好ましい。
【0019】
【作用】前記構成の吸着保持具であれば、吸引チャンバ
の底板部の多数の小径な吸引孔の下端開口面積が該底板
部下面に形成した溝により広くされているので、吸引孔
を大径にしなくても吸引面積が増加しつつ吸引力がアッ
プして、重量物で且つ軟質な半可塑性状態の被吸着物で
も亀裂や剥離等の損傷を与えずに確実に吸着保持するよ
うになる。
【0020】また、前記吸着保持具の吸引チャンバ下面
に通気性弾性シートを重設することで、この弾性シート
のクッション性により被吸着物に対する衝撃緩和が図れ
ると同時に、通気性により吸引力が更に広範囲に分散し
て、軟質な半可塑性状態の被吸着物でも亀裂や剥離等の
損傷を更に一層防止できるようになる。
【0021】前記構成の吸着吊上げ装置であれば、被吸
着物の吸着指令に基づき、昇降駆動機構が動作して吸引
チャンバを被吸着物の上面に接近するまで下降すると、
三方弁などのメイン電磁バルブが切り替え動作し、稼働
中の真空ポンプ等の吸引手段の吸引口側と吸引用配管類
とを連通すると共に、被吸着物の大きさ・形状に応じた
パターン指令により、吸引チャンバの複数に区分されて
いる吸引室のうち、該被吸着物と対向する所要の吸引室
に接続する分岐管のサブ電磁バルブのみが自動的に選択
されて開く。これでその所要の吸引室のみに前記吸引手
段からの吸引力が作用し、その吸引室の底板部の多数の
吸引孔から真空吸引して被吸着物を当該吸引室の底板下
面に吸着する。
【0022】この際、その所要の吸引室内の気圧を吸引
室圧力検出器が検出し、その所要の各吸引室内の気圧が
設定圧力(被吸着物を真空吸着するのに必要な負圧)に
なるまで、前記吸引手段をインバータ制御などにより加
速させて吸引力をアップする。これで所要の吸引室の底
板部下面に被吸着物を確実に吸着保持するようになると
共に、その吸引室の底板部の多数の吸引孔の下端開口面
積が前述の如く該底板部下面に形成した溝により広くさ
れているので、吸引孔を大径にしなくても吸引面積が増
加して、被吸着物を損傷することなく確実に吸着保持す
るようになる。
【0023】その他の吸引室はこれに通じる分岐管のサ
ブ電磁バルブが閉じていることで、吸引手段からの吸引
力が作用せず、外気流入によるエネルギー損失が発生し
ない。これで吸引ブロアの吸引作用を効率良く活用でき
るようになる。
【0024】そして、前記所要の吸引室内の気圧がいず
れも設定圧力に到達したことを吸引室圧力検出器が検出
すると、それらの吸引室底面で被吸着物を確実に吸着し
たことが自動的に確認され、吊上げの準備完了となる。
これにて昇降駆動機構が動作して吸引チャンバを上昇さ
せて被吸着物を吸着保持したまま吊上げるようになる。
なお、その吊上げ後、例えばクレーン等の搬送装置など
で目的地に搬送して吊り下ろす時には、昇降機構が下降
動作し、吸着解除指令に基づきメイン電磁バルブが切り
替え動作して配管類を介し吸引チャンバ内に外気の流入
を可能にし、その吸引チャンバ内が大気圧となることで
被吸着物を吸着解除して放す。
【0025】以上により、被吸着物の寸法・形状が各種
異なっていても、またその被吸着物が軟質な半可塑性状
態のものであっても、それら被吸着物を一個ずつ手間な
く簡単且つ確実にしかも該被吸着物に損傷を与えること
なく吸着保持して安全に吊り上げ搬送できるようにな
り、非常にエネルギー効率が良いと共に、作業性並びに
安全面での信頼性に優れる。
【0026】なお、総合監視圧力検出器を設置して、吸
引手段の吸引口付近の気圧を検出することで、吸引手段
から所要の吸引室までの間の配管類やバルブなどの故障
や異物侵入・空気洩れ等の状況判断を行い得るようにな
り、これで更に安全性の向上が図れるようになる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。まず図1乃至図4において、本発明の吸着保持具の
一実施例を述べる。図1は吸着保持具の一部断面した概
略構成図、図2はその吸着保持具の吸引チャンバの底面
図である。この吸引チャンバ1は、最大サイズの被吸着
物の大きさに合わせて、長さ4240mm×幅2450mm
×厚さ190mm程度の寸法とした全体が偏平な中空長方
箱形状のものである。
【0028】この吸引チャンバ1の底板部2には、この
前面に略均等に配して多数の小径な吸引孔3が穿設され
ている。また、この底板部2の下面には、前記互いに隣
接した複数の吸引孔3の開口部を連結する溝4,5が形
成されている。
【0029】更に詳述すると、図3及び図4に一部拡大
して示す如く、吸引チャンバ1の底板部2には、該底板
部2の板厚H(10mm程度)に対し十分に小径(直径d
=3mm程度)な多数の小径な吸引孔3が等ピッチP(縦
横50mm程度の間隔)で穿設されている。更に、この底
板部32の下面に前記吸引孔33の下端開口面積を広く
する断面凹形状の溝4,5が形成されている。この凹状
溝4,5は、溝深さMが1mm程度と浅いが、溝幅Nが1
0mm程度で吸引孔3の直径より十分広くされている。そ
の凹状溝4は隣接配置する4個ずつの吸引孔3の下端開
口部を連結する状態にループ状(四辺環状)に形成され
ている。一方、凹状溝5は隣接する2個ずつの吸引孔3
の下端開口部を連通する状態にI型状に形成されてい
る。
【0030】また、前記吸引チャンバ1の底板部2の下
面全域には通気性の弾性シート6が重合接着されてい
る。この弾性シート6は軟質ウレタンホーム等で、半可
塑性状態の被吸着物Aに当接したときにその衝撃を吸収
すると共に、各吸引孔3から凹状溝4,5を介した吸引
力を更に分散均一化して、該被吸着物Aの表面の損傷を
防止するのに最適な厚さに設定されている。なお、その
弾性シート6の厚さは、薄すぎると衝撃吸収並びに吸引
力分散の効果がなく、逆に厚すぎると通気抵抗が増大す
るので、通気度や硬度を勘案して適当な厚さ(約5mm程
度)を選定する。また、この通気性弾性シート6の外周
側面部は必要に応じ気密性のシール材7で被覆しても良
い。
【0031】前記吸引チャンバ1の上側略中央部に、図
1に示す如く、吸引用の配管9が接続され、この配管9
がバルブ10とヘッダー11を介し吸引手段としての例
えば真空ポンプ12に接続されている。
【0032】こうした構成の吸着保持具であれば、吸引
チャンバ1の底板部2の多数の小径な吸引孔3の下端開
口面積が該底板部2下面に形成した溝4,5により広く
されているので、吸引孔3を大径にしなくても吸引面積
が増加しつつ吸引力がアップして、重量物で且つ軟質な
半可塑性状態の被吸着物Aでも亀裂や剥離等の損傷を与
えずに確実に吸着保持するようになる。
【0033】また、前記吸引チャンバ1下面に通気性弾
性シート6を重設することで、この弾性シート6のクッ
ション性により被吸着物Aに対する衝撃緩和が図れると
同時に、通気性により吸引力が更に広範囲に分散して、
軟質な半可塑性状態の被吸着物Aでも亀裂や剥離等の損
傷を更に一層防止できるようになる。
【0034】ちなみに、上述した構成の吸着保持具にお
いて、真空ポンプ12を稼働させて、バルブ10の調整
により吸引チャンバ1内の真空度を100mmHgとして、
その吸引チャンバ1より少し小さい長さ3980mm×幅
2380mm×厚さ125mmのALCパネルの蒸気養生前
の軟質な半可塑性体を吸着したところ、その半可塑性体
を亀裂や剥離等の損傷が全く発生せずに確実に吸着保持
して吊り上げが可能であった。
【0035】また、略同様にして吸引チャンバ1の底面
積の略半分程度のALCパネルの蒸気養生前の軟質な半
可塑性体や、中央に開口を有する半可塑性体を吸着して
みても、前述同様にそれら半可塑性体を亀裂や剥離等の
損傷が全く発生せずに確実に吸着保持して吊り上げが可
能であった。従来の吸着保持具では被吸着物の吸引チャ
ンバの底面積の約70%以上でないと吸着することがで
きなかったが、本発明の溝付き吸引チャンバであれば、
この底面積の約50%以上の被吸着物を、必ずしもチャ
ンバ内を複数の室に区画しなくても確実に吸着すること
ができる。
【0036】次に、前述した作用効果に加えて、一層の
エネルギー効率のアップと、作業性並びに安全性に優れ
た本発明の吸着吊上げ装置を図5乃至図8に基づいて説
明する。
【0037】まず、図5及び図6において、図中21は
搬送装置としての自走式のクレーンを示す。これはAL
Cパネル製造工場等の建屋内のライン上方に付設した左
右のレール22,22に沿って走行する一種の天井クレ
ーンであり、台車21aに走行用モータ23を搭載して
いる。
【0038】このクレーン21の台車21a上に吸引手
段としての吸引ブロア30を収納したボックス状のブロ
ア室24が搭載されている。また、そのクレーン21の
台車21aに昇降駆動機構40が設けられ、これに吊持
される状態で昇降可能に前述したと略同様の吸引チャン
バ1が設置されている。
【0039】更に詳述すると、まず、図5及び図6に示
す如く、吸引手段としての吸引ブロア30は、回転翼3
段、固定翼2段の組合わせ構造の多段ターボブロアで、
インバータ制御により回転数制御されるモータ31で稼
働する。この吸引ブロア30の吐出口側ダクト32には
手動式の風量調整弁33が設けられていると共に、更に
その吐出口側ダクト32の先端に消音器34が設けられ
ている。また、吸引ブロア30の吸引口30a側にはブ
ロア保護用フィルタを内蔵したデミスター収納ケース3
5が接続して取り付けられ、このケース35の側部にメ
イン電磁バルブ36が設置されている。
【0040】このメイン電磁バルブ36はダブルソレノ
イドを用いたエア駆動方式の三方口自動ボールバルブ
(三方弁)であって、互いに交互に開閉切替えられる第
1の口と第2の口とを備え、その一方が前記吸引ブロア
30の吸引口30a側のデミスター収納ケース35に接
続され、他方が外気導入可能に大気中に開放する状態に
設けたガードエアフィルタ37に接続されている。この
メイン電磁バルブ36の下方に突出した第3の接続口3
6aに前記吸引チャンバ1側と接続する吸引用配管類と
してのフレキシブルな吸引ホース38の上端が接続され
ている。そして、このメイン電磁バルブ36が、制御器
からの被吸着物の吸着指令に基づき、吸引ホース38が
接続した接続口36aを吸引ブロア30の吸引口側に連
通して、吸引チャンバ1に吸引力が作用するようにな
し、吸着解除指令に基づき該吸引口側を遮断する一方ガ
ードエアフィルタ37側に連通して外気の流入を可能に
し、吸引チャンバ50内を大気圧にする切り替え動作を
行うようになっている。
【0041】前記昇降駆動機構40は、前記クレーン2
1の台車21aにガイドスリーブ41を介し各々垂直に
上下動可能に貫設された前後左右合計4本のスライドシ
ャフト42と、略同様に上下動可能に貫設されたラック
43a付き左右2本の昇降駆動シャフト43と、この左
右の昇降駆動シャフト43のラック43aに噛合するピ
ニオン44及びこれを正逆回転駆動するギアドモータ4
5とを備えてなる。この昇降駆動機構40の各スライド
シャフト42と昇降駆動シャフト43との下端に前記吸
引チャンバ1が吊持される状態に取付けられて、水平状
態で昇降駆動されるようになっている。
【0042】その吸引チャンバ1は、図1乃至図4で述
べたと基本的には同様のもので、前述した最大サイズの
被吸着物の大きさに合わせ寸法の偏平な中空長方箱形状
をなすと共に、底板部2に小径な多数の吸引孔3が等ピ
ッチで穿設され、更にその底板部2の下面に前記吸引孔
3の下端開口面積を広くする凹状溝4,5が形成されて
いる。また、その吸引チャンバ1の底板部2の下面全域
に適当厚さの通気性の弾性シート6が重合接着されてい
る。
【0043】ここで、この吸引チャンバ1は、内部が図
7及び図8に示す如く複数(この実施例ではNo1〜N
o12の)の吸引室1aに区画されている。これらNo
1〜No4の吸引室1aは吸引チャンバ1の右半分に幅
方向に4等分して順番に並列配置し、残りのNo5〜N
o12の吸引室1aは吸引チャンバ1の左半分の更に長
さ方向半分ずつにそれぞれ幅方向に4等分して順番に並
列配置されている。これら各吸引室1aは各々内部が相
互に気密性を保つように個々に独立して構成されてい
る。
【0044】前記吸引チャンバ1の上側には図5乃至図
7に示す如く、各吸引室1aを前記吸引手段としての吸
引ブロア30の吸引口側に接続する吸引用配管類とし
て、太い多岐管(吸引マニホールド)50が設置されて
いる。この多岐管50の略中央付近から上方に折曲して
ホース接続口51が突設され、ここに前述のフレキシブ
ルな吸引ホース38の下端が接続されている。また、そ
の多岐管50から複数本(12本)の分岐管52が突設
され、これらが前記吸引チャンバ1の各吸引室1aに一
本ずつ連通する状態に接続されている。
【0045】この各分岐管52の付根部にそれぞれサブ
電磁バルブ53が設置されている。この各サブ電磁バル
ブ53は、ダブルソレノイドを用いたエア駆動方式のバ
タフライバルブで、制御器からの被吸着物Aの大きさ・
形状に応じたパターン指令により、最適条件(漏れ空気
量が最小となる条件)が得られるように、選択的に指示
されたもののみ開動作して、当該吸引室1a内に吸引ブ
ロア30の吸引力を作用させる構成である。
【0046】なお、これら各サブ電磁バルブ53並びに
前記メイン電磁バルブ36は、ダブルソレノイドを用い
たことにより、万一操作電源が停電及び電磁弁の操作圧
力が減圧した場合でも、現時点位置を自己保持するもの
である。
【0047】また、各分岐管52には各吸引室1a内の
気圧をそれぞれ検出する吸引室圧力検出器54が取付け
られている。これら各吸引室圧力検出器54は可動接点
付き圧力計で、それぞれ予め上限接点圧力を設定可能
で、この設定圧力(被吸着物Aが吸引チャンバ1下面に
完全に吸着される所要負圧)になるまで前記吸引ブロア
30をインバータ制御により加速させ、その設定圧力を
検知すると以後前記吸引ブロア30のインバータ制御に
よる加速を停止し、該吸引ブロア30を低速運転させる
制御指令信号を制御器にフィードバックする構成であ
る。
【0048】更に、前記吸引ブロア30の吸引口30a
付近の気圧を検出する総合監視圧力検出器55が設置さ
れている。この総合監視圧力検出器55は、前述した吸
引系全体の圧力変化を検知するものである。つまり、前
記吸引ホース38や多岐管50や分岐管52等の配管系
の圧漏や異物堆積、吸引ブロア30やメイン電磁バルブ
36や各サブ電磁バルブ53の作動不良やシール部の圧
漏、弾性シート6の目詰まりなど、各種要因による圧力
変化を素早く検知して電流値に変換して制御器に出力す
るものである。この総合監視圧力検出器55が設定圧力
を検知して始めて前記昇降駆動機構40による吸引チャ
ンバ引上げ並びにクレーン1の走行許可指令を出すよう
になっている。
【0049】こうした構成の吸着吊上げ装置の作用を述
べると、まず、クレーン20が被吸着物Aの上方に図5
及び図6に示す如く移動停止し、制御器からの被吸着物
の吸着指令に基づき、昇降駆動機構40が動作して吸引
チャンバ1を被吸着物Aの上面に接近するまで下降させ
る。この際、図示想像線に示す如く、吸引チャンバ1の
下面の弾性シート6と被吸着物A上面との間に5mm程度
の小間隙を残す。
【0050】この時点で、三方弁であるメイン電磁バル
ブ36が切り替え動作し、稼働中の吸引ブロア30の吸
引口310a側と吸引用配管類とを連通すると共に、当
該被吸着物Aの大きさ・形状に応じたパターン指令によ
り、吸引チャンバ1の複数に区分されている吸引室1a
のうち、該被吸着物Aと対向する所要の吸引室1aに接
続する分岐管52のサブ電磁バルブ53のみが自動的に
選択されて開く。図示した被吸着物Aの場合のパターン
指令ではNo1〜No8までの吸引室1aに接続する分
岐管52のサブ電磁バルブ53が開く。これでその所要
(No1〜No8まで)の吸引室1aのみに前記吸引ブ
ロア30からの吸引力が作用し、その吸引室1aの底板
部2の多数の吸引孔3から真空吸引して被吸着物Aを当
該吸引室1aの底板部下面に前記通気性の弾性シート6
を介して吸着する。
【0051】この際、その所要の吸引室1a内の気圧を
吸引室圧力検出器54が検出し、その所要の各吸引室1
a内の気圧が設定圧力(被吸着物を真空吸着するのに必
要な負圧)になるまで、前記吸引ブロア30をインバー
タ制御により加速させて吸引力を高める。これで所要の
吸引室1aの底板部下面に被吸着物Aを確実に吸着保持
するようになると共に、その吸引室1aの底板部2の多
数の吸引孔3の下端開口面積が該底板部2下面に形成し
た凹状溝4,5により広くされているので、吸引孔3を
大径にしなくても吸引面積が増加して、被吸着物Aを損
傷することなく確実に吸着保持するようになる。
【0052】その他のNo9〜No12の吸引室1aは
これに通じる分岐管52のサブ電磁バルブ53が閉じて
いることで、吸引ブロア30からの吸引力が作用せず、
外気流入によるエネルギー損失(圧漏)が発生しない。
これで吸引ブロア30の吸引作用を効率良く活用できる
ようになる。
【0053】そして、前記所要の吸引室1a内の気圧が
いずれも設定圧力に到達したことを吸引室圧力検出器5
4が検出することで、それらの吸引室1a底面で被吸着
物Aを確実に吸着したことが自動的に確認され、引上げ
搬送の準備完了となる。更に、吸引ブロア30の吸引口
30a付近で吸引系全体の気圧を検出する総合監視圧力
検出器55により、吸引ブロアから所要の吸引室までの
間の配管類やバルブなどの故障や異物侵入・空気洩れ等
の状況判断が行われ、この総合監視圧力検出器55が設
定圧力を検出すると、始めて引上げ搬送許可指令を出
す。これにて前記昇降駆動機構40が動作して被吸着物
Aを吸着保持した吸引チャンバ1を所定高さまで引上
げ、その状態でクレーン21が走行して目的の所に安全
に搬送するようになる。
【0054】その搬送先では、吸着解除指令に基づき昇
降駆動機構40が動作して被吸着物Aを吸着保持した吸
引チャンバ1を所定高さまで下降させ、メイン電磁バル
ブ36が切り替え動作して配管類を介し吸引チャンバ1
内に外気の流入を可能にし、その吸引チャンバ1内が大
気圧となることで被吸着物Aを吸着解除して所定のテー
ブル等の上に放す。
【0055】以上により、被吸着物の寸法・形状が各種
異なっていても、またその被吸着物が軟質な半可塑性状
態のものであっても、それら被吸着物を一個ずつ手間な
く簡単且つ確実にしかも該被吸着物に損傷を与えること
なく吸着保持して安全に吊り上げ搬送できるようにな
り、非常にエネルギー効率が良いと共に、作業性並びに
安全面での信頼性に優れる。
【0056】また、総合監視圧力検出器55を設置し
て、吸引手段の吸引口付近の気圧を検出することで、吸
引手段から所要の吸引室までの間の配管類やバルブなど
の故障や異物侵入・空気洩れ等の状況判断を行い得るよ
うになり、これで更に安全性の向上が図れるようにな
る。
【0057】
【発明の効果】本発明の吸着保持具は、前述の如く構成
したので、大重量で且つ軟質な半可塑性状態の被吸着物
であっても、確実にしかも該被吸着物に亀裂や剥離等の
損傷を与えることなく吸着保持し得る。
【0058】本発明の吸着吊上げ装置は前述の如く構成
したので、前記吸着保持具の作用効果に加え、更に被吸
着物の寸法・形状が各種異なっていても、それら被吸着
物を一個ずつ手間なく簡単且つ確実にしかも該被吸着物
に損傷を与えることなく吸着保持して安全に吊り上げで
き、非常にエネルギー効率が良いと共に、作業性並びに
安全面での信頼性に優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着保持具の一実施例を示す一部断面
した概略構成図。
【図2】同上実施例の吸着保持具の吸引チャンバの底面
図。
【図3】同じく吸着チャンバの一部分を拡大した水平断
面図。
【図4】図3のX−X線に沿う縦断面図。
【図5】本発明の吸着吊上げ装置の一実施例を示す正面
図。
【図6】同上実施例の吸着吊上げ装置の側面図。
【図7】同上実施例の吸着吊上げ装置の吸引チャンバと
吸引用配管類を示す平面図。
【図8】同上吸引チャンバの天板を除いて内部を示す平
面図。
【符号の説明】
1…吸引チャンバ、1a…吸引室、2…底板部、3…吸
引孔、4,5…溝、6…通気性弾性シート、12,30
…吸引手段(12…真空ポンプ、30…吸引ブロア)、
40…昇降駆動機構、36…メイン電磁バルブ、38,
50,52…吸引用配管類(38…ホース、50…多岐
管、52…分岐管)、53…サブ電磁バルブ、54…吸
引室圧力検出器、55…総合監視圧力検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 潤 東京都三鷹市上連雀4−27−34 住友金属 鉱山社宅103号 (72)発明者 飯塚 薫 神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋町217−7 (72)発明者 鶴田 永一郎 神奈川県大和市深見713−2 (72)発明者 佐藤 憲司 神奈川県横浜市港北区綱島東6−4−19 真空技研工業株式会社内 (72)発明者 雲林院 和紀 神奈川県横浜市港北区綱島東6−4−19 真空技研工業株式会社内 (72)発明者 土井 重孝 埼玉県川越市吉田新町2−15−6

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプ等の吸引手段に内部が連通す
    る中空箱状をなすと共に底板部に多数の小径な吸引孔を
    形成した吸引チャンバを備え、この吸引チャンバの底板
    部下面に被吸着物を真空吸引して吸着保持する吸着保持
    具において、前記吸引チャンバの底板部の下面に、互い
    に隣接した複数の吸引孔の開口部を連結する溝を設けた
    ことを特徴とする吸着保持具。
  2. 【請求項2】 吸引チャンバは、多数の小径な吸引孔を
    形成した底板部の下面に通気性弾性シートを重設してい
    ることを特徴とする請求項1記載の吸着保持具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の吸着保持具の吸引
    チャンバ内部を複数の吸引室に区画構成し、且つこれら
    各吸引室を配管類を介し吸引手段に各々独立して接続す
    る一方、この吸着保持具の吸引チャンバを昇降可能に支
    持する昇降駆動機構と、被吸着物の吸着指令に基づき前
    記昇降駆動機構により吸引チャンバが下降して被吸着物
    に接近すると吸引手段からの真空吸引力を該吸引チャン
    バ側に接続する配管類に作用させ且つ吸着解除指令に基
    づき外気の流入を可能にするメイン電磁バルブと、前記
    配管類の各吸引室に一本ずつ接続する分岐管にそれぞれ
    設置され被吸着物の大きさ・形状に応じたパターン指令
    により選択的に開いて当該吸引室内に吸引手段の真空吸
    引力を作用させる複数のサブ電磁バルブと、各吸引室内
    の気圧をそれぞれ検出し被吸着物が吸引チャンバの吸引
    室下面に吸着される設定圧力になるまで前記吸引ブロア
    の真空吸引力をアップさせる吸引室圧力検出器とを備え
    てなる吸着吊上げ装置。
  4. 【請求項4】 吸引手段の吸引口付近の気圧を検出して
    設定圧力に到達すると前記昇降駆動機構による吸引チャ
    ンバ引上げ許可指令を出す総合監視圧力検出器を備えて
    いることを特徴とする請求項4記載の吸着吊上げ装置。
JP9475793A 1992-09-04 1993-04-22 吸着保持具及び吸着吊上げ装置 Pending JPH06126676A (ja)

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