JPH0612653Y2 - 温冷式配膳車 - Google Patents

温冷式配膳車

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JPH0612653Y2
JPH0612653Y2 JP1989095201U JP9520189U JPH0612653Y2 JP H0612653 Y2 JPH0612653 Y2 JP H0612653Y2 JP 1989095201 U JP1989095201 U JP 1989095201U JP 9520189 U JP9520189 U JP 9520189U JP H0612653 Y2 JPH0612653 Y2 JP H0612653Y2
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tray
slit
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rubber packing
sliding surface
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文男 本村
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文男 本村
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、病院やホテルなどで使用されている配膳車に
関し、詳細には隔壁によって仕切られた温蔵室と冷蔵室
を有し、そこに温食用トレーと冷食用トレーを連結した
連結トレーを収納可能とした配膳車であって、特に、そ
の連結トレーの収納、取り出しを容易に成し得るように
したものである。
(従来の技術) 病院やホテルなどで使用されている配膳車にあって、煮
物や揚物などの料理を収納するための温蔵室と、サラダ
やジュースなどを収納するための冷蔵室とを備えたもの
が知られている。
その一例として、第7図に示すような連結トレー50を
収納可能とした第8図のような配膳車40が実用化され
ている。
図示する如く、その連結トレー50は、温食用トレー5
1と冷食用トレー52を連結部53で連結して成り、配
膳車40は、温蔵室42と冷蔵室43が隔壁44を介し
て隣接し、その隔壁44にスリット41が形成されてい
る。
そして、このスリット41に前記連結トレー50の連結
部53が挿入されるようになっている。
一方、前記隔壁44の断面を示したものが第9図であ
り、Aがその側面状態図で、BがAにおけるF−F断面
である。
この図で明らかにしているように、スリット41内には
上下にバネ45,・・・で付勢したパッキン46,46
が設けられ、このパッキン46,46の間に前記連結ト
レー50が圧入されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の配膳車40によれば、スリッ
ト41の上下に設けたパッキン46,46が、バネ4
5,45により連結トレー50の連結部53を押圧する
ので気密性は保たれるが、この連結部53とパッキン4
6,46の摩擦抵抗が大きくなり、連結トレー50の収
納、取り出しが非常に困難であるという欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は、温蔵室と冷蔵室が隔壁を介して隣接し、その
隔壁に前端から後方に向けてスリットが形成され、更に
前記温蔵室と冷蔵室に収納される温食用トレーと冷食用
トレーを連結した連結トレーを備え、この連結トレーの
連結部が前記スリットに挿入されるようにした温冷式配
膳車に於いて、凹状の溝が形成された滑走面を有し、そ
の滑走面の後方に前記連結トレーの連結部と同一長さの
ゴムパッキンを配設し、且つこのゴムパッキンと前記滑
走面を水平状にして成る下部シャッターを前記スリット
の下部に固設し、一方、前後端が傾斜面とされ、前記下
部シャッターの滑走面に形成した溝と回動する凸状のス
ライド面を有し、そのスライド面の後方に前記連結トレ
ーの連結部と同一長さのゴムパッキンを配設し、且つこ
のゴムパッキンを前記スライド面より連結トレーの連結
部の肉厚以上上方へ引っ込めて成る上部シャッターを前
記スリットの上部に上下動自在に配設し、この上部シャ
ッターと前記下部シャッターの間に前記連結トレーの連
結部を挿入可能としたことを特徴とする温冷式配膳車を
提供することにとより、上記課題を達成するものであ
る。
(作用) 本考案の配膳車によれば、連結トレーの連結部を隔壁の
スリットへ押し込むと、この連結部によって上部シャッ
ターのスライド面が押し上げられ、更に該連結トレーを
押し込むと、上部シャッター全体が押し上げられて上下
のゴムパッキンが開放する。
そして、この状態で連結トレーの連結部がゴムパッキン
の間を進行し、収納完了時点で上部シャッターがその自
重で下降し、ゴムパツキンが連結トレーの連結部に密着
する。
また、この時点で上部シャッターのスライド面と下部シ
ャッターの滑走面の溝が嵌合するため、スリットは完全
密閉される。
一方、連結トレーを取り出す場合、これをスリットから
引き出そうとすると、上述の如く、この連結部によって
上部シャッター全体が押し上げられて上下のゴムパッキ
ンが開放する。
そして、この状態で連結トレーの連結部がゴムパッキン
の間を後退し、取り出し完了時点で上部シャッターがそ
の自重で下降し、ゴムパッキンが互いに密着し合い、且
つ上部シャッターのスライド面と下部シャッターの滑走
面の溝が嵌合するため、スリットは完全密閉される。
(実施例) 以下、本考案に係わる温冷式配膳車の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図は、本考案の温冷式配膳車を示す斜視概略図であ
り、図中の符号1は隔壁、3はスリット、4は温蔵室、
5は冷蔵室である。
この配膳車10は、熱発生装置を備えた温蔵室4と、冷
却装置を備えた冷蔵室5が、隔壁1を介して隣接する構
造となっている。
そして、その隔壁1に複数のスリット3を形成している
とともに、この隔壁1の両側面と、前記温蔵室4及び冷
蔵室5の一側面に、スリット3と平行する棚受レール
7,・・・を固設している。
なお、前記温蔵室4及び冷蔵室5は、扉6,6によって
開閉自在となっている。
次に、第2図は、本考案の要部を示す拡大斜視図であ
り、図中の符号14は上部シャッター、16は下部シャ
ッターである。
上部シャッター14は、前後端が傾斜面12,13とさ
れたスライド面19を有するとともに、その後方にゴム
パッキン17を固設した構造となっていて、特に、この
ゴムパッキン17が後述する連結トレー20の連結部2
1の肉厚以上、上方へ引っ込められているとともに、こ
の連結部21と同一長さとされている。
なお、この上部シャッター14は、隔壁1に形成した前
記スリット3の上部に遊嵌されることによって、上下動
自在となっている(第4図B参照)。
一方、下部シャッター16は、凹状の溝15が形成され
た滑走面11を有するとともに、その後方にゴムパッキ
ン18を固設した構造となっていて、特に、このゴムパ
ッキン18が前記滑走面11と水平状を呈するようにな
っている。
なお、この下部シャッター16は、隔壁1に形成した前
記スリット3の下部に固設され、溝15には前記上部シ
ャッター14のスライド面19が嵌入するようになって
いる。
次に、第3図には前記連結トレー20を示し、Aがその
平面図で、BがAにおけるA−A断面、CがAにおける
B−B断面である。
この図で明らかにしているように、使用される連結トレ
ー20は、温食用トレー23と冷食用トレー25を前記
隔壁1の板厚以上離して連結部21で連結することによ
り構成される。
なお、前記連結部21は、アールを付けた角部を残して
双方のトレー23,25を連結しているため、配膳車1
0に連結トレー20を収納する際、該連結部21の端部
27または28がスリット3に挿入される前に、温食用
トレー23と冷食用トレー25の端が棚受レール7に載
置されるので、連結トレー20の収納を容易に行うこと
ができる(第2図参照)。
次に、第4図〜第6図に基づいて、本考案に係わる温冷
式配膳車の使用状態を説明する。
先ず、連結トレー20が挿入されていない状態では、第
4図Aに示すように、ゴムパッキン17,18が上部シ
ャッター14の自重により密着しており、且つ第4図B
に示すように、上部シャッター14のスライド面19と
下部シャッター16の溝15が嵌合しているので、スリ
ット3の気密化は保たれる。
次に、連結トレー20の挿入時においては、第5図に示
すように、その連結部21が上部シャッター14の傾斜
面12を持ち上げて押し進み、該連結部21がゴムパッ
キン17,18の部分に到達する前に、上部シャッター
14全体を切欠部31を支点として水平に持ち上げるの
で、同じく上部シャッター14のゴムパッキン17も持
ち上げられ、連結トレー20の連結部21がゴムパッキ
ン17の部分を通過時には、該ゴムパッキン17と連結
トレー20の連結部21は非接触となる。
従って、連結トレー20の収納時において、ゴムパッキ
ン17,18の摩擦抵抗による挿入の困難性はない。
次に、連結トレー20の収納完了時においては、第6図
に示すように、連結トレー20の連結部21全体がゴム
パッキン17,18の部分に収まった時点で、上部シャ
ッター14の傾斜面13が、連結トレー20の連結部2
1の端部28を滑り落ちるので、ゴムパッキン17,1
8は、上部シャッター14の自重によって連結トレー2
0の連結部21と密着し、且つ上部シャッター14のス
ライド面19と下部シャッター16の溝15が再び嵌合
する。
従って、連結トレー20の収納が完了した時点で、スリ
ット3が完全密閉されるため、温蔵室4と冷蔵室5に対
流が生ずることはなく、双方の適温が維持される。
次に、連結トレー20の取り出し時においては、上部シ
ャッター14の傾斜面13に、連結トレー20の連結部
21の端部28が圧接するので、そのスライド面19が
押し上げられ、その後、上部シャッター14全体が前記
切欠部31を支点として水平に持ち上げられるので、上
部シャッター14のゴムパッキン17が連結トレー20
の連結部21から離れる。
従って、収納時と同様に連結トレー20を容易に取り出
すことができる。
(考案の効果) 本考案に係わる温冷式配膳車は、上記の如く構成されて
いるため、以下に記すような効果を奏する。
(1)連結トレーの収納・取り出し時にあって、その連
結部が上部シャッターを押し上げて前進、後退するた
め、ゴムパッキンによる摩擦抵抗が軽減し、連結トレー
の収納・取り出しが容易、且つ迅速に行えるようになる
という優れた効果を奏する。
(2)また、連結トレーの収納、取り出しが完了する
と、上部シャッターが下降し、連結トレーの連結部に上
部シャッターと下部シャッターのゴムパッキンが密着す
るため、温蔵室と冷蔵室の気密性が高まるという優れた
効果を奏する。
(3)また、ゴムパッキンと連結トレーの連結部の摩擦
力が小さくなるため、ゴムパッキンの耐久性が向上する
という優れた効果を奏する。
(4)また、上部シャッターが下降することにより、ゴ
ムパッキンが連結トレーの連結部に密着するため、ゴム
パッキンが多少摩耗しても、スリットの密閉が可能であ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる温冷式配膳車を示す斜視概略
図、第2図は同配膳車の要部を示す拡大斜視図、第3図
A,B,Cはそれぞれ同配膳車に使用される連結トレー
を示す平面図、A−A断面図、B−B断面図、第4図
A,Bは連結トレー挿入前のスリットの状態を示す断面
図およびC−C断面図、第5図A、Bは連結トレー挿入
途中のスリットの状態を示す断面図およびD−D断面
図、第6図A、Bは連結トレー挿入完了後のスリットの
状態を示す断面図およびE−E断面図、第7図は従来の
連結トレーを示す斜視図、第8図は従来の配膳車を示す
斜視概略図、第9図A,Bは同配膳車のスリットを示す
断面図およびF−F断面図である。 1……隔壁、3……スリット、4……温蔵室、4……冷
蔵室、10……配膳車、11……滑走面、12,13…
…傾斜面、14……上部シャッター、15……溝、16
……下部シャッター、17,18……ゴムパッキン、1
9……スライド面、20……連結トナー、21……連結
部、23……温食用トレー、25……冷食用トレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温蔵室と冷蔵室が隔壁を介して隣接し、そ
    の隔壁に前端から後方に向けてスリットが形成され、更
    に前記温蔵室と冷蔵室に収納される温食用トレーと冷食
    用トレーを連結した連結トレーを備え、この連結トレー
    の連結部が前記スリットに挿入されるようにした温冷式
    配膳車に於いて、凹状の溝が形成された滑走面を有し、
    その滑走面の後方に前記連結トレーの連結部と同一長さ
    のゴムパッキンを配設し、且つこのゴムパッキンと前記
    滑走面を水平状にして成る下部シャッターを前記スリッ
    トの下部に固設し、一方、前後端が傾斜面とされ、前記
    下部シャッターの滑走面に形成した溝と嵌合する凸状の
    スライド面を有し、そのスライド面の後方に前記連結ト
    レーの連結部と同一長さのゴムパッキンを配設し、且つ
    このゴムパッキンを前記スライド面より連結トレーの連
    結部の肉厚以上上方へ引っ込めて成る上部シャッターを
    前記スリットの上部に上下動自在に配設し、この上部シ
    ャッターと前記下部シャッターの間に前記連結トレーの
    連結部を挿入可能としたことを特徴とする温冷式配膳
    車。
JP1989095201U 1989-08-12 1989-08-12 温冷式配膳車 Expired - Lifetime JPH0612653Y2 (ja)

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JPH0348534U JPH0348534U (ja) 1991-05-09
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JPH0517943Y2 (ja) * 1987-05-15 1993-05-13
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