JPH06126323A - 継目無鋼管の管内面デスケーリング方法 - Google Patents

継目無鋼管の管内面デスケーリング方法

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JPH06126323A
JPH06126323A JP4279663A JP27966392A JPH06126323A JP H06126323 A JPH06126323 A JP H06126323A JP 4279663 A JP4279663 A JP 4279663A JP 27966392 A JP27966392 A JP 27966392A JP H06126323 A JPH06126323 A JP H06126323A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pressure water
descaling
inert gas
steel pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4279663A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oka
弘 岡
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継目無鋼管の管内面デスケーリング方法を提
供する。 【構成】 継目無鋼管を製造するエロンゲーティング工
程あるいはリーリング工程の直前において、高圧水噴射
ノズル3から高圧水を噴射して管内面をデスケーリング
する際に、不活性ガスノズル4から高圧水の噴射方向と
逆の方向に不活性ガスを噴射して、鋼管1の管内への外
部空気の侵入を防ぐことにより、管内面あばたやピット
の発生を防止することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継目無鋼管の熱間圧延
工程中における管内面デスケーリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マンネスマン・プラグミル方式による継
目無鋼管の製造工程においては、管内面にあばた疵やピ
ット疵などが発生するので、製品の用途によってはこれ
らを除去するための研磨工程などをラインに付加する必
要がある。このようなあばた疵やピット疵は、ピアサで
の穿孔後の中空素管内面が酸化されて管内表面に発生し
たスケールが、ピアサ工程以降のエロンゲータやプラグ
ミル、リーラにおいてプラグによって管内面に押し込ま
れて発生するものである。
【0003】ところで、このあばた疵やピット疵を防止
する手段として、たとえば特開昭56−151106号公報に開
示されているように、摩管工程の直前において圧延管シ
ェルの管肉厚に応じて噴水量を変えた高圧水の噴射によ
ってデスケーリングを行い、高圧水噴射の直後に潤滑を
兼ねた酸化防止剤を噴射塗布する方法が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭56−151106号においては、管内面全長にわたり
デスケーリングを実施しても管端部においては高圧水の
噴射方向と反対側が負圧となっていわゆるポンピング作
用が生じるため外部の空気が大量に侵入し、かえって管
端部に内面あばた疵やピット疵の発生をまねくという問
題が生じる。また酸化防止剤を噴射しても管の中央部に
おいては高圧水と混合して管底面に流れてしまい、管内
表面からはく離するから十分な酸化防止効果を発揮する
ことができないという問題も内在する。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決した継目無鋼管の管内面デスケーリング方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、継目無鋼管を
製造するエロンゲーティング工程あるいはリーリング工
程の直前において、高圧水を用いて管内面をデスケーリ
ングする際に、この高圧水の噴射方向と逆の方向に不活
性ガスを噴射することを特徴とする継目無鋼管の管内面
デスケーリング方法である。
【0007】
【作 用】まず、本発明の構成について説明する。図1
は本発明に用いられる管内面デスケーリング装置を示し
たもので、1は鋼管、2は鋼管1の内面に出し入れ自在
とされるデスケーリングマンドレルバー、3は鋼管1の
内周面の矢示A方向すなわち管中央部に向けて高圧水を
噴射する高圧水噴射ノズル、4は鋼管1の内周面の矢示
B方向すなわち高圧水とは逆方向に管端部に向けて不活
性ガスを噴射する不活性ガス噴射ノズルである。これら
高圧水噴射ノズル3および不活性ガス噴射ノズル4は、
図2に示すように、デスケーリングマンドレルバー2内
に同心円状に形成される高圧水供給管5と不活性ガス供
給管6とにそれぞれ連通される。7はデスケーリングマ
ンドレルバー2を支持してレール8上を走行自在とされ
る走行台車である。
【0008】このように構成された管内面デスケーリン
グ装置を、継目無鋼管製造工程のたとえばピアサとエロ
ンゲータあるいはプラグミルとリーラとの間のテーブル
に設置し、鋼管1の内面に挿入して一方の管端部1aか
ら矢示F方向に走行台車7を走行させながら、不活性ガ
ス噴射ノズル3から不活性ガスを管端部1aに向けて噴
射し、また高圧水噴射ノズル4からは高圧水を管端部1
bに向けて噴射する。
【0009】これによって、管端部1aには不活性ガス
によってカーティンが形成されるから、高圧水の噴射に
よって管内にポンピング作用が生じても外部の空気を管
内に引き込むことがない。なお、たとえば肉厚の薄い鋼
管1の場合は不活性ガスと高圧水を同時に噴射させると
温度降下が大きくなるから、このような仕様の鋼管のデ
スケーリングを行う場合は不活性ガスのみを噴射させる
ようにすればよい。
【0010】
【実施例】継目無鋼管の製品サイズが外径;407.2 mmφ
×肉厚;14.3mmt×長さ;11520mml を圧延する際に、
ピアサとエロンゲータの間に本発明の管内面デスケーリ
ング装置を設置して、管内のデスケーリングを行った。
そのとき用いた不活性ガスはN2ガスでその噴射流量は60
0l/minとし、また高圧水噴射圧力は150kgf/cm2、高圧水
流量は600l/min、走行台車の走行速度を0.5m/sとした。
なお、高圧水の噴射角度は管軸に対して120 °とした。
【0011】そのデスケーリングの結果を、高圧水のみ
を噴射する従来例とともに図3に示した。図から明らか
なように、従来例では圧延後端から3m までは管内面の
あばた・ピットが多発しているのに対し、本発明を適用
した場合は皆無であった。なお、管内面あばたおよびピ
ットの発生個数(個/m)は、深さが0.1 mm以上のものを
対象にカウントしたものである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、管
内面を高圧水でデスケーリングする際に、不活性ガスを
同時に噴射させるようにしたので、管内への外部空気の
侵入を防止することができ、これによって管内面あばた
やピットの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる管内面デスケーリング装置
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のX−X矢示断面図である。
【図3】鋼管長さ方向の管内面あばたおよびピットの発
生個数を示す特性図である。
【符号の説明】 1 鋼管 2 デスケーリングマンドレルバー 3 高圧水噴射ノズル 4 不活性ガス噴射ノズル 5 高圧水供給管 6 不活性ガス供給管 7 走行台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継目無鋼管を製造するエロンゲーティ
    ング工程あるいはリーリング工程の直前において、高圧
    水を用いて管内面をデスケーリングする際に、この高圧
    水の噴射方向と逆の方向に不活性ガスを噴射することを
    特徴とする継目無鋼管の管内面デスケーリング方法。
JP4279663A 1992-10-19 1992-10-19 継目無鋼管の管内面デスケーリング方法 Pending JPH06126323A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7128074B2 (en) * 1998-07-30 2006-10-31 Mac & Mac Hydrodemolition, Inc. Scarifier for the interior surface of a pipeline
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CN105921466A (zh) * 2016-07-08 2016-09-07 犍为恩典机械电镀有限公司 一种管材内壁清洗机

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