JPS5933010A - 継目無鋼管製造用穿孔装置 - Google Patents
継目無鋼管製造用穿孔装置Info
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- JPS5933010A JPS5933010A JP14268582A JP14268582A JPS5933010A JP S5933010 A JPS5933010 A JP S5933010A JP 14268582 A JP14268582 A JP 14268582A JP 14268582 A JP14268582 A JP 14268582A JP S5933010 A JPS5933010 A JP S5933010A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B25/00—Mandrels for metal tube rolling mills, e.g. mandrels of the types used in the methods covered by group B21B17/00; Accessories or auxiliary means therefor ; Construction of, or alloys for, mandrels or plugs
- B21B25/04—Cooling or lubricating mandrels during operation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B19/00—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work
- B21B19/02—Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work the axes of the rollers being arranged essentially diagonally to the axis of the work, e.g. "cross" tube-rolling ; Diescher mills, Stiefel disc piercers or Stiefel rotary piercers
- B21B19/04—Rolling basic material of solid, i.e. non-hollow, structure; Piercing, e.g. rotary piercing mills
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は継目無鋼管製造用穿孔装置に関する。
継目無鋼管の製造においては、素材鋼片を加熱し、穿孔
装置によって穿孔圧延して中空素管を得た後、中空素管
を内外両面から延伸圧延し、寸法精度を調整された鋼管
を得ている。
装置によって穿孔圧延して中空素管を得た後、中空素管
を内外両面から延伸圧延し、寸法精度を調整された鋼管
を得ている。
ここで、穿孔装置は、鋼片を回転および軸方向移動させ
る傾斜ロールと、プラグバーの先端部に最付けられて鋼
片の中心部に押し当てられるプラグとにより、鋼片の中
心部を穿孔可能としている。
る傾斜ロールと、プラグバーの先端部に最付けられて鋼
片の中心部に押し当てられるプラグとにより、鋼片の中
心部を穿孔可能としている。
しかしながら、上記穿孔装置による穿孔圧延時には、鋼
片の新生中空内面が穿孔直後に初めて空気に触れること
によって酸化するとともに、穿孔完了後のプラグ急速引
抜き時にポンピング効果によって中空素管内に大量に吸
込まれる空気によって中空素管内面の酸化が促進され、
中空素管内面にスケールを生ずる。このスケールは、穿
孔装置に後続する延伸圧延機による中空素管の延伸圧延
時に、延伸圧延機のプラグによって圧延されるため内面
にひっかききずをつけ、製品としての鋼管内面に内面あ
ばたと称される内面肌荒れを生ずる虞れがある。
片の新生中空内面が穿孔直後に初めて空気に触れること
によって酸化するとともに、穿孔完了後のプラグ急速引
抜き時にポンピング効果によって中空素管内に大量に吸
込まれる空気によって中空素管内面の酸化が促進され、
中空素管内面にスケールを生ずる。このスケールは、穿
孔装置に後続する延伸圧延機による中空素管の延伸圧延
時に、延伸圧延機のプラグによって圧延されるため内面
にひっかききずをつけ、製品としての鋼管内面に内面あ
ばたと称される内面肌荒れを生ずる虞れがある。
本発明は、鋼管製品の内面に肌荒れを生じさせることの
ない継目無鋼管製造用穿孔装置を提供することを目的と
する。
ない継目無鋼管製造用穿孔装置を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するために、本発明は、鋼片を回転およ
び軸方向移動させる傾斜ロールと、プラグバーの先端部
に取付けられて鋼片の中心部に押し当てられるプラグと
により、鋼片を穿孔圧延して中空素管を得る継目無鋼管
製造用穿孔装置において、プラグバーの基端部から導入
した不活性流体をプラグバーの先端外周部から噴出可能
とする不活性流体供給配管を、プラグバーの内部に延設
するようにしたものである。
び軸方向移動させる傾斜ロールと、プラグバーの先端部
に取付けられて鋼片の中心部に押し当てられるプラグと
により、鋼片を穿孔圧延して中空素管を得る継目無鋼管
製造用穿孔装置において、プラグバーの基端部から導入
した不活性流体をプラグバーの先端外周部から噴出可能
とする不活性流体供給配管を、プラグバーの内部に延設
するようにしたものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の全体を示す斜視図、第２図
は同実施例に係るプラグバーの基端部を示す断面図、第
３図は同実施例に係るプラグバーの先端部を示す断面図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図
は配管系統図である。
は同実施例に係るプラグバーの基端部を示す断面図、第
３図は同実施例に係るプラグバーの先端部を示す断面図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図
は配管系統図である。
第１図に示すように、穿孔装置は、素材鋼片１０を回転
および軸方向移動させるべく、水平方向に対して傾斜さ
れている傾斜ロール１１と、プラグバー１２の先端部に
取付けられて鋼片１０の中心部に押し当てられ、鋼片１
０を穿孔して中空部１０Ａを形成可能とするプラグ１３
とを有している。なお、プラグバー１２の基端部はスラ
ストブロック台車１４に支持され、プラグバー１２の先
端にねじで一体化したキャップ１５にプラグ１３を着脱
可能としている。ここで、キャップ１５にはプラグ１３
を係止可能とする係止部材１６が設けられている。係止
部材１６は、強力な板ばねからなり、プラグ１３を取外
す場合には膨出部材１７をプラグ側に移動することによ
ってキャップ１５の中心側に撓み込み、プラグ１３を装
着する場合には膨出部材１７を反プラグ側に移動するこ
とによって係止部材１６をキャップ１５の半径方向外方
に押し出し、係止部材１６をプラグ１３の内周面に係止
可能としている。膨出部材１７は後述する冷却水噴出管
３１の先端部に一体化され、後述するシリンダ装置１９
の作動により移動可能とされている。また、穿孔圧延時
のプラグバー１２は、その中間部分を複数のバーステデ
ィア２０によって支持可能とされている。
および軸方向移動させるべく、水平方向に対して傾斜さ
れている傾斜ロール１１と、プラグバー１２の先端部に
取付けられて鋼片１０の中心部に押し当てられ、鋼片１
０を穿孔して中空部１０Ａを形成可能とするプラグ１３
とを有している。なお、プラグバー１２の基端部はスラ
ストブロック台車１４に支持され、プラグバー１２の先
端にねじで一体化したキャップ１５にプラグ１３を着脱
可能としている。ここで、キャップ１５にはプラグ１３
を係止可能とする係止部材１６が設けられている。係止
部材１６は、強力な板ばねからなり、プラグ１３を取外
す場合には膨出部材１７をプラグ側に移動することによ
ってキャップ１５の中心側に撓み込み、プラグ１３を装
着する場合には膨出部材１７を反プラグ側に移動するこ
とによって係止部材１６をキャップ１５の半径方向外方
に押し出し、係止部材１６をプラグ１３の内周面に係止
可能としている。膨出部材１７は後述する冷却水噴出管
３１の先端部に一体化され、後述するシリンダ装置１９
の作動により移動可能とされている。また、穿孔圧延時
のプラグバー１２は、その中間部分を複数のバーステデ
ィア２０によって支持可能とされている。
スラストブロック台車１４の後部には、第２図に示すよ
うに支持ブラケット２１が延設され、支持ブラケット２
１に設けられている支持部２２には分配体２３がプラグ
バー１２の軸方向に移動可能に支持されている。また、
支持ブラケット２１の最後部には、分配体２３に連結さ
れる前記シリンダ装置１９がトラニオン支持されている
。ここで、分配体２３の内部には、冷却水供給室２４お
よびＮ２（窒素）ガス供給室２５が形成されている。冷
却水供給室２４およびＮ２ガス供給室２５は、それぞれ
接続金具２６、２７を介して、図示されない冷却水圧送
管およびＮ２ガス圧送管に接続されている。
うに支持ブラケット２１が延設され、支持ブラケット２
１に設けられている支持部２２には分配体２３がプラグ
バー１２の軸方向に移動可能に支持されている。また、
支持ブラケット２１の最後部には、分配体２３に連結さ
れる前記シリンダ装置１９がトラニオン支持されている
。ここで、分配体２３の内部には、冷却水供給室２４お
よびＮ２（窒素）ガス供給室２５が形成されている。冷
却水供給室２４およびＮ２ガス供給室２５は、それぞれ
接続金具２６、２７を介して、図示されない冷却水圧送
管およびＮ２ガス圧送管に接続されている。
プラグバー１２はその全体が中空状とされ、その内部に
冷却水供給管２８とＮ２ガス供給管２９とを、Ｎ２ガス
供給管２９を内側とする二重状態で延設せしめている。
冷却水供給管２８とＮ２ガス供給管２９とを、Ｎ２ガス
供給管２９を内側とする二重状態で延設せしめている。
上記冷却水供給管２８およびＮ２ガス供給管２９の一端
は、プラグバー１２の基端部側開口から分配体２３側に
突出し、冷却水供給管２８は分配体２３の冷却水供給室
２４に、Ｎ２ガス供給管２９はＮ２ガス供給室２５に各
々連通する状態下で、分配体２３に一体化されている。
は、プラグバー１２の基端部側開口から分配体２３側に
突出し、冷却水供給管２８は分配体２３の冷却水供給室
２４に、Ｎ２ガス供給管２９はＮ２ガス供給室２５に各
々連通する状態下で、分配体２３に一体化されている。
冷却水供給管２８の他端は、プラグバー１２の内面に摺
接して移動可能とされている摺動体３０の中空部に連通
する状態下で、摺動体３０に一体化されている。摺動体
３０には、冷却水噴出管３１の一端が、その中空部に連
通する状態下で一体化されている。冷却水噴出管３１は
、ギャップ１５の中心部をプラグ１３側に向けて延設さ
れ、冷却水噴出管３１の他端はプラグ１３の内面を臨む
位置に開口されている。すなわち、図示されない冷却水
圧送管から接続金具２６を介して冷却水供給室２４に圧
送される冷却水は、第２図および第３図に実線矢印で示
すように、冷却水供給管２８、摺動体３０、冷却水噴出
管３１を経て、プラグ１３の内面に噴出し、プラグ１３
及びバー１２を内面から冷却してその耐摩耗性、及び強
度の維持を図っている。なお、プラグ１３を冷却した冷
却水は、キャップ１５と冷却水噴出管３１との間に形成
されている排水通路、プラグバー１２と摺動体３０との
間に形成されている排水通路、プラグバー１２と冷却水
供給管２８との間に形成されている排水通路を経て、プ
ラグバー１２の基端部側開口から排水室３２に排水され
、外部に落下される。
接して移動可能とされている摺動体３０の中空部に連通
する状態下で、摺動体３０に一体化されている。摺動体
３０には、冷却水噴出管３１の一端が、その中空部に連
通する状態下で一体化されている。冷却水噴出管３１は
、ギャップ１５の中心部をプラグ１３側に向けて延設さ
れ、冷却水噴出管３１の他端はプラグ１３の内面を臨む
位置に開口されている。すなわち、図示されない冷却水
圧送管から接続金具２６を介して冷却水供給室２４に圧
送される冷却水は、第２図および第３図に実線矢印で示
すように、冷却水供給管２８、摺動体３０、冷却水噴出
管３１を経て、プラグ１３の内面に噴出し、プラグ１３
及びバー１２を内面から冷却してその耐摩耗性、及び強
度の維持を図っている。なお、プラグ１３を冷却した冷
却水は、キャップ１５と冷却水噴出管３１との間に形成
されている排水通路、プラグバー１２と摺動体３０との
間に形成されている排水通路、プラグバー１２と冷却水
供給管２８との間に形成されている排水通路を経て、プ
ラグバー１２の基端部側開口から排水室３２に排水され
、外部に落下される。
また、Ｎ２ガス供給管２９の他端は、摺動体３０の内部
にまで延設され、接続管３３、摺動体３０に穿設されて
いる接続孔３４を介して、摺動体３０の外周面に開口さ
れている接続溝３５に連通されている。接続溝３５は、
第４図に示すようにプラグバー１２の円周方向における
複数位置に等配されてそれぞれプラグバー１２の先端方
向に穿設されているＮ２ガス供給路３６の一端に連通可
能とされている。各Ｎ２ガス供給路３６の他端は、Ｎ２
ガス噴出口３７を介して、プラグバー１２の先端側外周
部に開口されている。すなわち、図示されないＮ２ガス
圧差管から接続金具２７を介してＮ２ガス供給室２５に
圧送されるＮ２ガスは、第２図および第３図に破線矢印
で示すように、Ｎ２ガス供給管２９、接続管３３、接続
孔３４、接続溝３５、Ｎ２ガス供給路３６を経て、Ｎ２
ガス噴出口３７から鋼片１０の中空部１０Ａ内面に噴出
可能とされており、鋼片１０の穿孔圧延時には、新生中
空部の内面に向けて噴出され、穿孔圧延完了後のプラグ
１３引抜き時には、中空素管のプラグ引抜き部に噴出さ
れて、プラグ１３の引抜きによって生ずる空隙を充当可
能としている。
にまで延設され、接続管３３、摺動体３０に穿設されて
いる接続孔３４を介して、摺動体３０の外周面に開口さ
れている接続溝３５に連通されている。接続溝３５は、
第４図に示すようにプラグバー１２の円周方向における
複数位置に等配されてそれぞれプラグバー１２の先端方
向に穿設されているＮ２ガス供給路３６の一端に連通可
能とされている。各Ｎ２ガス供給路３６の他端は、Ｎ２
ガス噴出口３７を介して、プラグバー１２の先端側外周
部に開口されている。すなわち、図示されないＮ２ガス
圧差管から接続金具２７を介してＮ２ガス供給室２５に
圧送されるＮ２ガスは、第２図および第３図に破線矢印
で示すように、Ｎ２ガス供給管２９、接続管３３、接続
孔３４、接続溝３５、Ｎ２ガス供給路３６を経て、Ｎ２
ガス噴出口３７から鋼片１０の中空部１０Ａ内面に噴出
可能とされており、鋼片１０の穿孔圧延時には、新生中
空部の内面に向けて噴出され、穿孔圧延完了後のプラグ
１３引抜き時には、中空素管のプラグ引抜き部に噴出さ
れて、プラグ１３の引抜きによって生ずる空隙を充当可
能としている。
なお、第５図はＮ２ガス配管系であり、穿孔時とバー引
抜時とでは鋼片内面の空間断面積、およびバー速度が違
うため、大流量回路と小流儀回路を設けて制御している
。第５図において、５１はＮ２ガス供給源、５２Ａは小
流量側ＯＮ−ＯＦＦ弁、５２Ｂは大流量側ＯＮ−ＯＦＦ
弁、５３Ａは小流量側流量制御弁、５３Ｂは大流量側流
量制御弁、５４Ａは小流量側チェック弁、５４Ｂは大流
量側チェック弁、５５は流量計である。
抜時とでは鋼片内面の空間断面積、およびバー速度が違
うため、大流量回路と小流儀回路を設けて制御している
。第５図において、５１はＮ２ガス供給源、５２Ａは小
流量側ＯＮ−ＯＦＦ弁、５２Ｂは大流量側ＯＮ−ＯＦＦ
弁、５３Ａは小流量側流量制御弁、５３Ｂは大流量側流
量制御弁、５４Ａは小流量側チェック弁、５４Ｂは大流
量側チェック弁、５５は流量計である。
次に、上記実施例の作用について説明する。
鋼片１０の穿孔時には、スラストブロック台車１４がそ
の後退端待機位置から前進端穿孔位置にまで前進され、
プラグ１３を傾斜ロール１１の間に停留せしめる。この
状態下で、鋼片１０は図示しない鋼片押込装置を駆動さ
せることによって、傾斜ロール１１に噛込み、傾斜ロー
ル１１によって回転力を与えられ、プラグ１３に押し込
まれて穿孔される。ここで、鋼片１０の傾斜ロール１１
への噛込み開始が図示されない検知手段によって検知さ
れると、冷却水供給室２４およびＮ２ガス供給室２５の
それぞれに接続されている冷却水圧送管のＯＮ−ＯＦＦ
弁およびＮ２ガス圧送管の小流量側ＯＮ−ＯＦＦ弁５２
Ａが閉止状態から開放される。したがって、上記穿孔時
には、冷却水が前述の供給経路に従ってプラグ１３の内
面に噴出され、プラグ１３、及びバー１２を冷却し、そ
の耐摩耗性及び強度等を良好な状態に維持する。また、
上記穿孔時には、Ｎ２ガスが前述の供給経路に従って鋼
片１０に生成される中空部１０Ａの新生内面に向けて噴
出され、その新生内面の酸化が防止される。
の後退端待機位置から前進端穿孔位置にまで前進され、
プラグ１３を傾斜ロール１１の間に停留せしめる。この
状態下で、鋼片１０は図示しない鋼片押込装置を駆動さ
せることによって、傾斜ロール１１に噛込み、傾斜ロー
ル１１によって回転力を与えられ、プラグ１３に押し込
まれて穿孔される。ここで、鋼片１０の傾斜ロール１１
への噛込み開始が図示されない検知手段によって検知さ
れると、冷却水供給室２４およびＮ２ガス供給室２５の
それぞれに接続されている冷却水圧送管のＯＮ−ＯＦＦ
弁およびＮ２ガス圧送管の小流量側ＯＮ−ＯＦＦ弁５２
Ａが閉止状態から開放される。したがって、上記穿孔時
には、冷却水が前述の供給経路に従ってプラグ１３の内
面に噴出され、プラグ１３、及びバー１２を冷却し、そ
の耐摩耗性及び強度等を良好な状態に維持する。また、
上記穿孔時には、Ｎ２ガスが前述の供給経路に従って鋼
片１０に生成される中空部１０Ａの新生内面に向けて噴
出され、その新生内面の酸化が防止される。
上記のようにして、鋼片１０の全体が穿孔されて中空素
管が形成された後、スラストブロック台車１４がその前
進端穿孔位置から後退端待機位置に後退し、プラグ１３
は中空素管の中空部１０Ａから急速に引抜かれる場合に
は、上記スラストブロック台車１４の後退開始が図示さ
れない検知手段によって検知され、Ｎ２ガス供給室２５
に接続されている図示されないＮ２ガス圧送管の大流量
側ＯＮ−ＯＦＦ弁５２Ｂ（この時小流量側ＯＮ−ＯＦＦ
弁５２Ａは閉）が開放され、プラグ１３の引抜きによっ
て中空部１０Ａ内に生ずる空隙の全体を充当するに足る
Ｎ２ガスが噴出される。したがって、プラグ１３が引抜
かれる中空部１０Ａ内は、十分なＮ２ガスによって満さ
れ、プラグ１３の移動に伴うポンピング効果による空気
の侵入を排除することが可能となり、中空部内面の酸化
促進が防止される。
管が形成された後、スラストブロック台車１４がその前
進端穿孔位置から後退端待機位置に後退し、プラグ１３
は中空素管の中空部１０Ａから急速に引抜かれる場合に
は、上記スラストブロック台車１４の後退開始が図示さ
れない検知手段によって検知され、Ｎ２ガス供給室２５
に接続されている図示されないＮ２ガス圧送管の大流量
側ＯＮ−ＯＦＦ弁５２Ｂ（この時小流量側ＯＮ−ＯＦＦ
弁５２Ａは閉）が開放され、プラグ１３の引抜きによっ
て中空部１０Ａ内に生ずる空隙の全体を充当するに足る
Ｎ２ガスが噴出される。したがって、プラグ１３が引抜
かれる中空部１０Ａ内は、十分なＮ２ガスによって満さ
れ、プラグ１３の移動に伴うポンピング効果による空気
の侵入を排除することが可能となり、中空部内面の酸化
促進が防止される。
上記引抜き時におけるＮ２ガスの噴出流量は、中空部１
０Ａの内径とプラグ１３の引抜き速度によって定まる。
０Ａの内径とプラグ１３の引抜き速度によって定まる。
例えば、中空部１０Ａの最大内径が０．３ｍ、プラグ１
３の実際の引抜き速度が６ｍ／ｓである場合には、計算
引抜き速度Ｖを安全率を見込んだ１２ｍ／ｓとすれば、
プラグ１３の引抜き空間を充当するに必要な流量ＱＮは
、下記（１）式に示す通りとなる。
３の実際の引抜き速度が６ｍ／ｓである場合には、計算
引抜き速度Ｖを安全率を見込んだ１２ｍ／ｓとすれば、
プラグ１３の引抜き空間を充当するに必要な流量ＱＮは
、下記（１）式に示す通りとなる。
ＱＮ＝π／４×０．３２×ｖ＝０．８５（ｍ３／ｓ）・
・・（１）そこで、中空部１０Ａ内における平均ガス温
度を５００℃とすれば、中空部１０Ａ内に供給すべき標
準状態での流量Ｑ０は、下記（２）式に示す通りとなり
、５００ 〜１５００Ｎｍ３／ｈ程度の流量が必要なる
。
・・（１）そこで、中空部１０Ａ内における平均ガス温
度を５００℃とすれば、中空部１０Ａ内に供給すべき標
準状態での流量Ｑ０は、下記（２）式に示す通りとなり
、５００ 〜１５００Ｎｍ３／ｈ程度の流量が必要なる
。
Ｑ０＝（ＱＮ）／（２７３＋５００）×２７３＝０．３
（Ｎｍ３／ｓ）＝１０８０（Ｎｍ３／ｈ）・・・（２）
なお、上記実施例においては、穿孔時におけるＮ２ガス
の供給流量と、プラグ引抜き時におけるＮ２ガスの供給
流量を異ならしめる場合について説明したが、穿孔時に
おいてもプラグ引抜き時に必要とされるＮ２ガス量を供
給するようにしても良い。
（Ｎｍ３／ｓ）＝１０８０（Ｎｍ３／ｈ）・・・（２）
なお、上記実施例においては、穿孔時におけるＮ２ガス
の供給流量と、プラグ引抜き時におけるＮ２ガスの供給
流量を異ならしめる場合について説明したが、穿孔時に
おいてもプラグ引抜き時に必要とされるＮ２ガス量を供
給するようにしても良い。
すなわち、上記実施例によれば、穿孔圧延される鋼片１
０の中空部内面における酸化が防止され、したがって、
中空部内面におけるスケールの発生が防止され、製品と
しての鋼管内面に内面あばた等の肌荒れを発生させるこ
とがない。なお、上記実施例においては、本発明に係る
不活性流体としてＮ２ガスを用いる場合について説明し
たが、他の不活性ガスを用いるものであっても良いこと
はもちろんである。また、この不活性流体として黒鉛等
の潤滑剤を用い、引伸圧延時等の素管内面に均一に噴射
するようにしてもよい。
０の中空部内面における酸化が防止され、したがって、
中空部内面におけるスケールの発生が防止され、製品と
しての鋼管内面に内面あばた等の肌荒れを発生させるこ
とがない。なお、上記実施例においては、本発明に係る
不活性流体としてＮ２ガスを用いる場合について説明し
たが、他の不活性ガスを用いるものであっても良いこと
はもちろんである。また、この不活性流体として黒鉛等
の潤滑剤を用い、引伸圧延時等の素管内面に均一に噴射
するようにしてもよい。
また、本装置ではプラグバー内部の中心位置にＮ２ガス
供給配管を自由支持構造にて配設したことを特徴として
おり、このように構成することにより、振動、衝撃、熱
膨張、遠心力等を受ける苛酷な使用条件においても十分
その効果を発揮することができる。
供給配管を自由支持構造にて配設したことを特徴として
おり、このように構成することにより、振動、衝撃、熱
膨張、遠心力等を受ける苛酷な使用条件においても十分
その効果を発揮することができる。
以上のように、本発明に係る継目無鋼管製造用穿孔装置
は、プラグバーの基端部から導入した不活性流体をプラ
グバーの先端外周部から噴出可能とする不活性流体供給
配管をプラグバーの内部に延設するようにしたので、中
空素管の内面にスケールを生じさせることがなく、した
がって鋼管製品の内面に肌荒れを生じさせることがない
。
は、プラグバーの基端部から導入した不活性流体をプラ
グバーの先端外周部から噴出可能とする不活性流体供給
配管をプラグバーの内部に延設するようにしたので、中
空素管の内面にスケールを生じさせることがなく、した
がって鋼管製品の内面に肌荒れを生じさせることがない
。
第１図は本発明の一実施例の全体を示す斜視図、第２図
は同実施例に係るプラグバーの基端部を示す断面図、第
３図は同実施例に係るプラグバーの先端部を示す断面図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図
は配管系統図である。 １０・・・鋼片、１０Ａ・・・中空部、１１・・・傾斜
ロール、１２・・・プラグバー、１３・・・プラグ、２
５・・・Ｎ２ガス供給室、２９・・・Ｎ２ガス供給管、
３６・・・Ｎ２ガス供給路、３７・・・Ｎ２ガス噴出口
。
は同実施例に係るプラグバーの基端部を示す断面図、第
３図は同実施例に係るプラグバーの先端部を示す断面図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第５図
は配管系統図である。 １０・・・鋼片、１０Ａ・・・中空部、１１・・・傾斜
ロール、１２・・・プラグバー、１３・・・プラグ、２
５・・・Ｎ２ガス供給室、２９・・・Ｎ２ガス供給管、
３６・・・Ｎ２ガス供給路、３７・・・Ｎ２ガス噴出口
。
Claims (1)
- （１）鋼片を回転および軸方向移動させる傾斜ロールと
、プラグバーの先端部に取付けられて鋼片の中心部に押
し当てられるプラグとにより、鋼片を穿孔圧延して中空
素管を得る継目無鋼管製造用穿孔装置において、プラグ
バーの基端部から導入した不活性流体をプラグバーの先
端外周部から噴出可能とする不活性流体供給配管を、プ
ラグバーの内部に延設したことを特徴とする継目無鋼管
製造用穿孔装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268582A JPS5933010A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 継目無鋼管製造用穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268582A JPS5933010A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 継目無鋼管製造用穿孔装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5933010A true JPS5933010A (ja) | 1984-02-22 |
| JPS617122B2 JPS617122B2 (ja) | 1986-03-04 |
Family
ID=15321139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14268582A Granted JPS5933010A (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 継目無鋼管製造用穿孔装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933010A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2569582A1 (fr) * | 1984-09-01 | 1986-03-07 | Kocks Technik | Procede et installation pour la fabrication de tubes sans soudure |
| EP0787542A2 (de) * | 1996-02-02 | 1997-08-06 | MANNESMANN Aktiengesellschaft | Walzdorn und Walzstange für Schrägwalzwerke |
| JP2000042609A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-02-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無鋼管の製造方法および内面品質に優れた継目無鋼管 |
| CN102500620A (zh) * | 2011-12-22 | 2012-06-20 | 太原重工股份有限公司 | 无缝钢管穿孔机顶杆小车冷却装置 |
| JP2013533116A (ja) * | 2010-06-08 | 2013-08-22 | コーティング マネジメント スウィッツァーランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | シームレスパイプの製造方法 |
| CN104384191A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-03-04 | 天津钢管集团股份有限公司 | P92铁素体耐热钢无缝钢管的穿孔热轧生产方法 |
| CN106825051A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-06-13 | 山西容合易工业科技有限公司 | 一种无缝钢管穿孔机顶杆 |
| CN107350301A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-11-17 | 常熟市异型钢管有限公司 | 欧米伽无缝钢管的加工工艺 |
| US11344935B2 (en) * | 2017-11-29 | 2022-05-31 | Nippon Steel Corporation | Piercing machine, mandrel bar, and method for producing seamless metal pipe using the same |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP14268582A patent/JPS5933010A/ja active Granted
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2569582A1 (fr) * | 1984-09-01 | 1986-03-07 | Kocks Technik | Procede et installation pour la fabrication de tubes sans soudure |
| US4928507A (en) * | 1984-09-01 | 1990-05-29 | Kocks Technik Gmbh & Co. | Methods and apparatus for manufacturing seamless tube |
| EP0787542A2 (de) * | 1996-02-02 | 1997-08-06 | MANNESMANN Aktiengesellschaft | Walzdorn und Walzstange für Schrägwalzwerke |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS617122B2 (ja) | 1986-03-04 |
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