JPH06126129A - 水膜スプレー式脱硫装置 - Google Patents
水膜スプレー式脱硫装置Info
- Publication number
- JPH06126129A JPH06126129A JP4304537A JP30453792A JPH06126129A JP H06126129 A JPH06126129 A JP H06126129A JP 4304537 A JP4304537 A JP 4304537A JP 30453792 A JP30453792 A JP 30453792A JP H06126129 A JPH06126129 A JP H06126129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- section
- desulfurization
- rectification
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置全体の小型化が可能な水膜スプレー式脱
流装置を構成する。 【構成】 角筒状のダクト内に洗浄水を噴出する多数の
スプレーノズル13,13…を断面方向に均等配設した
脱硫部ダクトD3の一端に直交するように連通し、角部
に多数の整流フィン11a,11b…を流路と平行に配
列した流入側整流部11を構成した矩形断面の連通ダク
トD2を構成する。他端に直交するように連通し、角部
に多数の整流フィン12a,12b…を流路と平行に配
列した流出側整流部12を構成した矩形断面の連通ダク
トD4を連通し、スプレーノズル13,13…から洗浄
水を噴出しながらダクトに非処理ガスを流通し、処理ガ
スの移送中に非処理ガスから気液接触により硫化物等を
溶水処理することを特徴とする。
流装置を構成する。 【構成】 角筒状のダクト内に洗浄水を噴出する多数の
スプレーノズル13,13…を断面方向に均等配設した
脱硫部ダクトD3の一端に直交するように連通し、角部
に多数の整流フィン11a,11b…を流路と平行に配
列した流入側整流部11を構成した矩形断面の連通ダク
トD2を構成する。他端に直交するように連通し、角部
に多数の整流フィン12a,12b…を流路と平行に配
列した流出側整流部12を構成した矩形断面の連通ダク
トD4を連通し、スプレーノズル13,13…から洗浄
水を噴出しながらダクトに非処理ガスを流通し、処理ガ
スの移送中に非処理ガスから気液接触により硫化物等を
溶水処理することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置を小型化した水膜ス
プレー式脱流装置に関するものである。
プレー式脱流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、排煙中の残留物を除去するた
めの各種排煙処理システムが構築されているが、一般に
これらの各装置は、装置として独立した構造になってお
り、排煙の浄化処理システムとして他の装置の後段、或
は他の装置間に構築されているのが実状である。
めの各種排煙処理システムが構築されているが、一般に
これらの各装置は、装置として独立した構造になってお
り、排煙の浄化処理システムとして他の装置の後段、或
は他の装置間に構築されているのが実状である。
【0003】このため、排煙の浄化処理システムを含む
装置全体が大型化する問題を有し、浄化処理システムを
小型化することが試みられているが、別装置を構築する
場合の省スペース化は限界があり、殆ど実用化されてい
ない。
装置全体が大型化する問題を有し、浄化処理システムを
小型化することが試みられているが、別装置を構築する
場合の省スペース化は限界があり、殆ど実用化されてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、別に装置として構築すること
なく配管中において残留塩素等の残留物を除去すること
ができ、装置全体の小型化が可能な水膜スプレー式脱流
装置を提供することを目的とするものである。
みてなされたものであり、別に装置として構築すること
なく配管中において残留塩素等の残留物を除去すること
ができ、装置全体の小型化が可能な水膜スプレー式脱流
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水膜スプレ
ー式脱硫装置は、適宜長さの角筒状の脱硫部ダクト内に
洗浄水を噴出する多数のスプレーノズルを断面方向に均
等配設した脱硫部ダクトと、前記脱硫部ダクトの一端に
該ダクトと直交するように連通すると共に、角部に多数
の整流フィンを流路と平行に配列した流入側整流部を構
成してなる、矩形断面を有する流入側の連通ダクトと、
前記脱硫部ダクトの他端に該ダクトと直交するように連
通すると共に、角部に多数の整流フィンを流路と平行に
配列した流出側整流部を構成してなる、矩形断面を有す
る流出の連通ダクトとからなり、前記スプレーノズルか
ら洗浄水を噴出しながらダクトに非処理ガスを流通する
ことを要旨とするものであり、前記流入側整流部と流出
側整流部の各部整流フィン群は、該各流入方向に臨んで
ダクトの接合ラインに沿った端縁位置を形成することが
望ましい。
ー式脱硫装置は、適宜長さの角筒状の脱硫部ダクト内に
洗浄水を噴出する多数のスプレーノズルを断面方向に均
等配設した脱硫部ダクトと、前記脱硫部ダクトの一端に
該ダクトと直交するように連通すると共に、角部に多数
の整流フィンを流路と平行に配列した流入側整流部を構
成してなる、矩形断面を有する流入側の連通ダクトと、
前記脱硫部ダクトの他端に該ダクトと直交するように連
通すると共に、角部に多数の整流フィンを流路と平行に
配列した流出側整流部を構成してなる、矩形断面を有す
る流出の連通ダクトとからなり、前記スプレーノズルか
ら洗浄水を噴出しながらダクトに非処理ガスを流通する
ことを要旨とするものであり、前記流入側整流部と流出
側整流部の各部整流フィン群は、該各流入方向に臨んで
ダクトの接合ラインに沿った端縁位置を形成することが
望ましい。
【0006】また、前記脱硫部ダクトの前段に衝突沈降
分離型集塵部、また後段に衝突沈降分離型気液分離部を
構成した総合処理システムを構成することもできる。
分離型集塵部、また後段に衝突沈降分離型気液分離部を
構成した総合処理システムを構成することもできる。
【0007】
【作用】焼却炉等から排出される処理ガスには、多量の
硫化物や炭化物の微粒子が含まれており、水膜スプレー
式脱硫部では、脱硫部ダクトの前後端部に流入側整流部
と流出側整流部が構成してあるため、流入側整流部の各
整流フィンによって分配整流された処理ガスを、流出側
整流部の各整流フィンによって分配整流排出するため、
脱硫部ダクト内では排煙が断面方向に均一に且つ等速で
平行移動するようになる。
硫化物や炭化物の微粒子が含まれており、水膜スプレー
式脱硫部では、脱硫部ダクトの前後端部に流入側整流部
と流出側整流部が構成してあるため、流入側整流部の各
整流フィンによって分配整流された処理ガスを、流出側
整流部の各整流フィンによって分配整流排出するため、
脱硫部ダクト内では排煙が断面方向に均一に且つ等速で
平行移動するようになる。
【0008】各スプレーノズルから噴出する洗浄液は、
上記断面方向に均一で、且つ等速で平行移動する処理ガ
スに対して噴霧されるものであり、確実な気液混合を達
成することができる。従って、処理ガス中に含まれる硫
黄酸化物等の水溶性の物質は洗浄水中に溶融すると共
に、非水溶性物質であり比較的比重の軽い物質も水滴の
付着によって比重が大きくなる。
上記断面方向に均一で、且つ等速で平行移動する処理ガ
スに対して噴霧されるものであり、確実な気液混合を達
成することができる。従って、処理ガス中に含まれる硫
黄酸化物等の水溶性の物質は洗浄水中に溶融すると共
に、非水溶性物質であり比較的比重の軽い物質も水滴の
付着によって比重が大きくなる。
【0009】上記流出側整流部を通過した処理ガスは後
段の気液分離捕集によって完全に処理される。
段の気液分離捕集によって完全に処理される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る水膜スプレー式脱流装置
の一実施例を図面に従って説明する。本発明の水膜スプ
レー式脱流装置は、水膜スプレー式脱硫部1と、整流混
合部2、排気部3、及び捕集部4を、流入側ダクト5と
排出側ダクト6間に構成したものである。
の一実施例を図面に従って説明する。本発明の水膜スプ
レー式脱流装置は、水膜スプレー式脱硫部1と、整流混
合部2、排気部3、及び捕集部4を、流入側ダクト5と
排出側ダクト6間に構成したものである。
【0011】上記水膜スプレー式脱硫部1は、矩形断面
からなる角筒状の脱硫部ダクトD3の前端には矩形断面
を有する連通ダクトD2が直交して連通してあり、また
他端には同様に矩形断面を有する連通ダクトD4が脱硫
部ダクトD3と直交して連通してある。
からなる角筒状の脱硫部ダクトD3の前端には矩形断面
を有する連通ダクトD2が直交して連通してあり、また
他端には同様に矩形断面を有する連通ダクトD4が脱硫
部ダクトD3と直交して連通してある。
【0012】脱硫部ダクトD3の両端には複数の整流フ
ィン11a,11b…からなる流入側整流部11と、複
数の整流フィン12a,12b…からなる流出側整流部
12が構成してあり、流入側整流部11の各整流フィン
11a,11b…は脱硫部ダクトD3と平行になり、且
つ連通ダクトD2と直交するように断面方向に等ピッチ
で配設してあり、また、連通ダクトD2に臨む位置では
接合ラインS2に沿った端縁位置を形成している。
ィン11a,11b…からなる流入側整流部11と、複
数の整流フィン12a,12b…からなる流出側整流部
12が構成してあり、流入側整流部11の各整流フィン
11a,11b…は脱硫部ダクトD3と平行になり、且
つ連通ダクトD2と直交するように断面方向に等ピッチ
で配設してあり、また、連通ダクトD2に臨む位置では
接合ラインS2に沿った端縁位置を形成している。
【0013】また上記流出側整流部12の各整流フィン
12a,12b…は連通ダクトD4と平行になり、且つ
脱硫部ダクトD3と直交するように断面方向に等ピッチ
P1で配設してあり、また、脱硫部ダクトD3に臨む位
置では接合ラインS3に沿った端縁位置を形成してい
る。
12a,12b…は連通ダクトD4と平行になり、且つ
脱硫部ダクトD3と直交するように断面方向に等ピッチ
P1で配設してあり、また、脱硫部ダクトD3に臨む位
置では接合ラインS3に沿った端縁位置を形成してい
る。
【0014】符号13,13…は脱硫ダクトD3の略中
央部に位置して上記接合ラインS3と平行なラインS0
に沿って配列した多数のスプレー配管であり、それぞれ
ノズル131を後方に向けて設置し、洗浄水を脱硫ダク
トD3と平行に且つ水膜状にして噴出する構成になる。
央部に位置して上記接合ラインS3と平行なラインS0
に沿って配列した多数のスプレー配管であり、それぞれ
ノズル131を後方に向けて設置し、洗浄水を脱硫ダク
トD3と平行に且つ水膜状にして噴出する構成になる。
【0015】上記整流混合部2は、連通ダクトD4と直
交するように連通した矩形断面の第一ダクトD5と、該
第一ダクトD5と直交するように連通した矩形断面の第
二ダクトD6によって構成され、第一ダクトD5と第二
ダクトD6にはそれぞれ複数の整流フィン21a,21
b…からなる第一整流部21と、複数の整流フィン22
a,22b…からなる第二整流部22が構成してある。
そして、第一整流部21の各整流フィン21a,21b
…は第一ダクトD5と平行になり、且つ連通ダクトD4
と直交するように断面方向に等ピッチで配設してあり、
また、連通ダクトD4に臨む位置では接合ラインS4に
沿った端縁位置を形成している。
交するように連通した矩形断面の第一ダクトD5と、該
第一ダクトD5と直交するように連通した矩形断面の第
二ダクトD6によって構成され、第一ダクトD5と第二
ダクトD6にはそれぞれ複数の整流フィン21a,21
b…からなる第一整流部21と、複数の整流フィン22
a,22b…からなる第二整流部22が構成してある。
そして、第一整流部21の各整流フィン21a,21b
…は第一ダクトD5と平行になり、且つ連通ダクトD4
と直交するように断面方向に等ピッチで配設してあり、
また、連通ダクトD4に臨む位置では接合ラインS4に
沿った端縁位置を形成している。
【0016】また上記第二整流部22の各整流フィン2
2a,22b…は第二ダクトD6と平行になり、且つ第
一ダクトD5と直交するように断面方向に等ピッチで配
設してあり、また、第一ダクトD5に臨む位置では接合
ラインS5に沿った端縁位置を形成している。
2a,22b…は第二ダクトD6と平行になり、且つ第
一ダクトD5と直交するように断面方向に等ピッチで配
設してあり、また、第一ダクトD5に臨む位置では接合
ラインS5に沿った端縁位置を形成している。
【0017】上記排気部3は、捕集部4の上方に位置し
て構成され、上記整流混合部2との接合ラインS6に沿
った位置に整流部31を構成すると共に、上部の一端を
排出側ダクト6と連通してなる。整流部31の各整流フ
ィン31a,31b…はそれぞれ鉛直方向に平行に、且
つ衝突フィン32と直交するように等ピッチで配設して
あり、また、捕集部4に臨む位置では接合ラインS6に
沿った端縁位置を形成している。
て構成され、上記整流混合部2との接合ラインS6に沿
った位置に整流部31を構成すると共に、上部の一端を
排出側ダクト6と連通してなる。整流部31の各整流フ
ィン31a,31b…はそれぞれ鉛直方向に平行に、且
つ衝突フィン32と直交するように等ピッチで配設して
あり、また、捕集部4に臨む位置では接合ラインS6に
沿った端縁位置を形成している。
【0018】上記捕集部4は、流入側ダクト5と連通し
た矩形断面の導入ダクトD1下端と第一液溜46の側壁
に構成した液受43を樋42を介して連通すると共に、
第一液溜46と液受43を連通孔44を介して連通し、
また仕切壁45を介して第一液溜46の溢水が、前記排
気部3の整流部31下に構成した第二液溜47に流入す
るようになり、ドレン48から排出する構成になる。
た矩形断面の導入ダクトD1下端と第一液溜46の側壁
に構成した液受43を樋42を介して連通すると共に、
第一液溜46と液受43を連通孔44を介して連通し、
また仕切壁45を介して第一液溜46の溢水が、前記排
気部3の整流部31下に構成した第二液溜47に流入す
るようになり、ドレン48から排出する構成になる。
【0019】また上記導入ダクトD1は、前記連通ダク
トD2と直交連通すると共に、多数の整流フィン41
a,41b…からなる整流部41を構成してなる。該整
流部41の各整流フィン41a,41b…は連通ダクト
D2と平行になり、且つ導入ダクトD1と直交するよう
に断面方向に等ピッチで配設してあり、また、導入ダク
トD1に臨む位置では接合ラインS1に沿った端縁位置
を形成している。
トD2と直交連通すると共に、多数の整流フィン41
a,41b…からなる整流部41を構成してなる。該整
流部41の各整流フィン41a,41b…は連通ダクト
D2と平行になり、且つ導入ダクトD1と直交するよう
に断面方向に等ピッチで配設してあり、また、導入ダク
トD1に臨む位置では接合ラインS1に沿った端縁位置
を形成している。
【0020】上記構成になる水膜スプレー式脱流装置
は、例えば、焼却炉の排気ダクトの後段に流入側ダクト
5を連通し、スプレー配管13,13…に洗浄水を供給
しながら使用するものである。
は、例えば、焼却炉の排気ダクトの後段に流入側ダクト
5を連通し、スプレー配管13,13…に洗浄水を供給
しながら使用するものである。
【0021】焼却炉から排出される排煙(処理ガス)に
は、多量の硫化物や炭化物の微粒子が含まれており、排
ガスと一緒に流入側ダクト5を経て導入ダクトD1に送
り込まれる。そして該導入ダクトD1に連続する整流部
41の各整流フィン41a,41b…と衝突し、比較的
比重の大きい混合物は沈降落下して透孔51から樋42
に落下し、液受43に収容される。該収容された比重の
大きい混合物は、液受か43から取り出されて廃棄され
るが、比重の大きい混合物と一緒に落下した微粒物は、
洗浄液中に溶解または混入して連通孔44から第一液溜
46に流入する。
は、多量の硫化物や炭化物の微粒子が含まれており、排
ガスと一緒に流入側ダクト5を経て導入ダクトD1に送
り込まれる。そして該導入ダクトD1に連続する整流部
41の各整流フィン41a,41b…と衝突し、比較的
比重の大きい混合物は沈降落下して透孔51から樋42
に落下し、液受43に収容される。該収容された比重の
大きい混合物は、液受か43から取り出されて廃棄され
るが、比重の大きい混合物と一緒に落下した微粒物は、
洗浄液中に溶解または混入して連通孔44から第一液溜
46に流入する。
【0022】上記整流部41を通過した処理ガスは、各
整流フィン41a,41b…によって断面方向に気流分
配されると共に、各フィン間の通過に依って平行流とな
り水膜スプレー式脱硫部1に達する。該水膜スプレー式
脱硫部1では、脱硫部ダクトD3の前後端部に流入側整
流部11と流出側整流部12が構成してあるため、流入
側整流部11の各整流フィン11a,11b…によって
分配整流された排煙を、流出側整流部12の各整流フィ
ン12a,12b…によって分配整流排出する。従っ
て、脱硫部ダクトD3内では排煙が断面方向に均一に且
つ等速で平行移動するようになる。
整流フィン41a,41b…によって断面方向に気流分
配されると共に、各フィン間の通過に依って平行流とな
り水膜スプレー式脱硫部1に達する。該水膜スプレー式
脱硫部1では、脱硫部ダクトD3の前後端部に流入側整
流部11と流出側整流部12が構成してあるため、流入
側整流部11の各整流フィン11a,11b…によって
分配整流された排煙を、流出側整流部12の各整流フィ
ン12a,12b…によって分配整流排出する。従っ
て、脱硫部ダクトD3内では排煙が断面方向に均一に且
つ等速で平行移動するようになる。
【0023】前記スプレー配管13,13…の各ノズル
131から噴出する洗浄液は、上記断面方向に均一で、
且つ等速で平行移動する処理ガスに対して噴霧されるも
のであり、確実な気液混合を達成することができる。従
って、処理ガス中に含まれる硫黄酸化物等の水溶性の物
質は洗浄水中に溶融すると共に、非水溶性物質であり比
較的比重の軽い物質も水滴の付着によって比重が大きく
なる。
131から噴出する洗浄液は、上記断面方向に均一で、
且つ等速で平行移動する処理ガスに対して噴霧されるも
のであり、確実な気液混合を達成することができる。従
って、処理ガス中に含まれる硫黄酸化物等の水溶性の物
質は洗浄水中に溶融すると共に、非水溶性物質であり比
較的比重の軽い物質も水滴の付着によって比重が大きく
なる。
【0024】上記流出側整流部12を通過した処理ガス
は連通ダクトD4内を気流分配され、また平行な等速流
となって整流混合部2に達する。該整流混合部2では、
直交した第一ダクトD5と第二ダクトD6を流動する間
に第一整流部21と第二整流部22を通過し、処理ガス
は各整流部の整流フィン21a,21b…,22a,2
2b…間を移動する間に気流分配整流された完全な平行
等速流を形成して捕集部4の第一液溜46に溜った液面
に向かって落下する。
は連通ダクトD4内を気流分配され、また平行な等速流
となって整流混合部2に達する。該整流混合部2では、
直交した第一ダクトD5と第二ダクトD6を流動する間
に第一整流部21と第二整流部22を通過し、処理ガス
は各整流部の整流フィン21a,21b…,22a,2
2b…間を移動する間に気流分配整流された完全な平行
等速流を形成して捕集部4の第一液溜46に溜った液面
に向かって落下する。
【0025】該第一液溜46の上方には衝突フィン32
が設けられているため、落下した上記処理ガスは衝突分
散して洗浄水と混合物のみが第一液溜46の処理液中に
落下し、分離した浄化ガスのみが排気部3方向に移動す
る。このとき該排気部3の入口は第二ダクトD6の断面
積と比較して充分に大きく構成してあるため、処理ガス
の流速は極度に遅くなり、該低速移動する処理ガスが整
流部31に並設した多数の整流フィン31a,31b…
と衝突する。
が設けられているため、落下した上記処理ガスは衝突分
散して洗浄水と混合物のみが第一液溜46の処理液中に
落下し、分離した浄化ガスのみが排気部3方向に移動す
る。このとき該排気部3の入口は第二ダクトD6の断面
積と比較して充分に大きく構成してあるため、処理ガス
の流速は極度に遅くなり、該低速移動する処理ガスが整
流部31に並設した多数の整流フィン31a,31b…
と衝突する。
【0026】この減速作用と衝突作用によって、最終的
に処理ガス中に残留していた混合物が捕集部4の第二液
溜47に落下し、排気部3に連通する排出側ダクト6に
は混合物が完全に除去された清浄な処理ガスのみが排出
される。
に処理ガス中に残留していた混合物が捕集部4の第二液
溜47に落下し、排気部3に連通する排出側ダクト6に
は混合物が完全に除去された清浄な処理ガスのみが排出
される。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る水膜スプ
レー式脱硫装置によれば、被処理ガスを移送中に、移送
ダクト内で衝突沈降による集塵作用、水膜スプレーによ
る気液混合、水流衝突による気液分離の各作用を行って
処理ガスの清浄化を図るものであるため、高効率で混合
物を吸着除去することができ、特別な装置を別に構築す
る必要がなく、装置全体の簡素化及び省スペース化を達
成することができる特徴を有するものであり、本発明の
実施によって得られる効果は極めて大きい。
レー式脱硫装置によれば、被処理ガスを移送中に、移送
ダクト内で衝突沈降による集塵作用、水膜スプレーによ
る気液混合、水流衝突による気液分離の各作用を行って
処理ガスの清浄化を図るものであるため、高効率で混合
物を吸着除去することができ、特別な装置を別に構築す
る必要がなく、装置全体の簡素化及び省スペース化を達
成することができる特徴を有するものであり、本発明の
実施によって得られる効果は極めて大きい。
【図1】本発明に係る水膜スプレー式脱硫装置の一実施
例を示す略断面図である。
例を示す略断面図である。
【図2】図1における水膜スプレー部の拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】水膜スプレーノズル一実施例を示す一部切欠し
た斜視図である。
た斜視図である。
1 水膜スプレー式脱硫部 11 流入側整流部 11a,11b… 整流フィン 12 流出側整流部 12a,12b… 整流フィン 13 スプレー配管 131 ノズル 2 整流混合部 21 第一整流部 21a,21b… 整流フィン 22 第二整流部 22a,22b… 整流フィン 3 排気部 31 整流部 31a,31b… 整流フィン 32 衝突フィン 4 捕集部 41 整流部 41a,41b… 整流フィン 43 液受 45 仕切壁 46 第一液溜 47 第二液溜 48 ドレン 5 流入側ダクト 6 排出側ダクト D1 導入ダクト D2 連通ダクト D3 脱硫部ダクト D4 連通ダクト D5 第一ダクト D6 第二ダクト
Claims (3)
- 【請求項1】 適宜長さの角筒状の脱硫部ダクト内に洗
浄水を噴出する多数のスプレーノズルを断面方向に均等
配設した脱硫部ダクトと、 前記脱硫部ダクトの一端に該ダクトと直交するように連
通すると共に、角部に多数の整流フィンを流路と平行に
配列した流入側整流部を構成してなる、矩形断面を有す
る流入側の連通ダクトと、 前記脱硫部ダクトの他端に該ダクトと直交するように連
通すると共に、角部に多数の整流フィンを流路と平行に
配列した流出側整流部を構成してなる、矩形断面を有す
る流出の連通ダクトとからなり、 前記スプレーノズルから洗浄水を噴出しながらダクトに
非処理ガスを流通することを特徴とする水膜スプレー式
脱硫装置。 - 【請求項2】 前記流入側整流部と流出側整流部の各部
整流フィン群が、該各流入方向に臨んでダクトの接合ラ
インに沿った端縁位置を形成していることを特徴とする
請求項1記載の流速測定用ダクト。 - 【請求項3】 前記脱硫部ダクトの前段に衝突沈降分離
型集塵部、また後段に衝突沈降分離型気液分離部を構成
したことを特徴とする請求項1記載の流速測定用ダク
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304537A JPH0696087B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 水膜スプレー式脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4304537A JPH0696087B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 水膜スプレー式脱硫装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126129A true JPH06126129A (ja) | 1994-05-10 |
JPH0696087B2 JPH0696087B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=17934198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4304537A Expired - Lifetime JPH0696087B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 水膜スプレー式脱硫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696087B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003190735A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-08 | Kansai Tech Corp | ガス浄化装置 |
WO2008010534A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Yazaki Corporation | rÉgÉnÉrateur À haute tempÉrature D'UNE MACHINE DE CHAUFFAGE ET DE REFROIDISSEMENT FONCTIONNANT PAR ABSORPTION ET BRÛLANT DIRECTEMENT COMME COMBUSTIBLE DES GRANULÉS DE BOIS |
KR101404801B1 (ko) * | 2013-12-19 | 2014-06-12 | 주식회사 에스엔 | 터보 리액터를 이용한 산성배가스를 제거하는 방법 |
KR101404800B1 (ko) * | 2013-12-19 | 2014-06-12 | 주식회사 에스엔 | 산성배가스 제거 가능한 터보 리액터 |
CN107213754A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-29 | 湖南行者环保科技有限公司 | 一种全密闭、全自动喷淋回收气体的装置 |
JP2017187060A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社ミツトヨ | エアベアリング |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106474894B (zh) * | 2016-12-16 | 2019-05-24 | 航天凯天环保科技股份有限公司 | 一种垃圾焚烧烟气处理系统 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4304537A patent/JPH0696087B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003190735A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-08 | Kansai Tech Corp | ガス浄化装置 |
WO2008010534A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Yazaki Corporation | rÉgÉnÉrateur À haute tempÉrature D'UNE MACHINE DE CHAUFFAGE ET DE REFROIDISSEMENT FONCTIONNANT PAR ABSORPTION ET BRÛLANT DIRECTEMENT COMME COMBUSTIBLE DES GRANULÉS DE BOIS |
KR101404801B1 (ko) * | 2013-12-19 | 2014-06-12 | 주식회사 에스엔 | 터보 리액터를 이용한 산성배가스를 제거하는 방법 |
KR101404800B1 (ko) * | 2013-12-19 | 2014-06-12 | 주식회사 에스엔 | 산성배가스 제거 가능한 터보 리액터 |
JP2017187060A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社ミツトヨ | エアベアリング |
CN107269698A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-10-20 | 株式会社三丰 | 空气轴承 |
US10119565B2 (en) | 2016-04-01 | 2018-11-06 | Mitutoyo Corporation | Air bearing |
CN107213754A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-29 | 湖南行者环保科技有限公司 | 一种全密闭、全自动喷淋回收气体的装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0696087B2 (ja) | 1994-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0738178B1 (en) | Flue gas scrubbing apparatus | |
WO1994023826A1 (en) | Wet type flue gas desulfurizer | |
AU2007256486A1 (en) | Wet electrostatic precipitator | |
JP2578901B2 (ja) | 遠心分離型塗料ミスト含有気体浄化装置 | |
CN204816213U (zh) | 高效湿法脱硫除尘一体化装置 | |
HU221182B1 (en) | Improved entrainment separator for high velocity gases and reheating of scrubber gases | |
RU2650967C1 (ru) | Способ очистки газов и устройство для его осуществления | |
PL165481B1 (en) | Method of and apparatus for treating waste gases containing dusty matter and chemical pollutants | |
US3651619A (en) | Apparatus for purification of gas | |
JPH06126129A (ja) | 水膜スプレー式脱硫装置 | |
JP3621159B2 (ja) | 排ガスの処理方法及び装置 | |
CN208893886U (zh) | 除雾器 | |
JPH09173764A (ja) | 湿式排煙脱硫装置および方法 | |
US6716272B2 (en) | Scrubber for paint booths | |
JP3319631B2 (ja) | 水噴霧式空気浄化装置 | |
KR101180066B1 (ko) | 침액식 스크러버 제어방법 | |
KR20220147230A (ko) | 미세 버블을 이용한 수평식 스크러버 | |
JP3322456B2 (ja) | 水噴霧式空気浄化装置 | |
JPH0796124A (ja) | 水噴霧式空気浄化装置 | |
JP3745779B2 (ja) | 水噴霧式空気浄化装置 | |
JPH0478412A (ja) | ガス吸収方法 | |
JPH09866A (ja) | 排ガスの処理方法及び装置 | |
CN213668523U (zh) | 一种净化铬雾装置 | |
KR101483498B1 (ko) | 산업용 난방설비에 적합한 배기가스 정화 세정탑 | |
JP2000042338A (ja) | 空気清浄化方法と空気清浄化装置 |