JPH06126119A - エアフィルタ及びエアフィルタの組立て方法 - Google Patents

エアフィルタ及びエアフィルタの組立て方法

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JPH06126119A
JPH06126119A JP4302924A JP30292492A JPH06126119A JP H06126119 A JPH06126119 A JP H06126119A JP 4302924 A JP4302924 A JP 4302924A JP 30292492 A JP30292492 A JP 30292492A JP H06126119 A JPH06126119 A JP H06126119A
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JP
Japan
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filter
filter pack
frame
frames
sealing agent
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Application number
JP4302924A
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English (en)
Inventor
Mikio Mutaguchi
幹夫 牟田口
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ろ材をジグザグ状に折り込んでその各折込み
空間にセパレータを挟み込んだフィルタパックと、前記
フィルタパックの両側面を覆う一対の側枠と、前記一対
の側枠の間にはめ込まれ前記フィルタパックの上下面を
それぞれ覆う上下枠とを備え、前記上下枠は、前記フィ
ルタパックの組み込み時に気流の流入、流出側となる対
向する2辺にそれぞれ舟を有するとともに、この対向す
る2辺の間に溝を有し、前記フィルタパックと前記上下
枠との間に前記溝を介してシール剤が充填されているこ
とを特徴とする。 【効果】 シール剤は注入側から溝を介して注入反対側
へ容易に流れ込むために、フィルタパックと上下枠との
間を完全にシールすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種空調機器に使用され
るエアフィルタ及びその組立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエアフィルタとしては、
ろ材をジグザグ状に折り込んでその各折込み空間にセパ
レータを挟み込んだフィルタパックの四周を一対の側枠
と上下枠とで囲繞し、前記上下枠それぞれの四辺に舟を
設け、この四辺の舟によって囲まれる部分にシール剤を
流し込めるように構成したものがある。このエアフィル
タはフィルタパックの両側面に側枠を接着止めした後に
上下枠を設置して仮組を行い、その後フィルタパックを
傾けてまず下枠にシール剤を充填し、充填後側枠と下枠
とをビス止めする。そしてこのシール剤が固化した後に
上下反転させ、再びフィルタパックを傾けた状態で今度
は上枠にシール剤を充填し、充填後側枠と上枠とをビス
止めして組み立てるものである。
【0003】一方他の従来例として、例えば米国特許第
3581479号明細書にも記載されているように、上
下枠それぞれに溝を設け、この溝にシール剤を充填する
ものがある。かかるエアフィルタは、予めフィルタパッ
クを上下枠及び側枠に組み込み、その後上下枠それぞれ
に設けられた溝へノズルを挿入してシール剤を充填する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来技術では、
フィルタパックに側枠を接着後上下枠を設置して仮組を
行い、その後フィルタパックを傾けながら下枠、上枠そ
れぞれについてシール剤の充填とビス止めを繰り返さな
ければならず、作業工数が多くなってしまう。また、上
下枠の四辺に沿って舟を設ける必要があり枠材の製作工
程が煩雑である。さらにシール剤を充填する際、フィル
タパックを傾けるためにフィルタパックの損傷の危険性
が高い等の課題を有している。
【0005】一方第二の従来技術では、溝へノズルを挿
入してシール剤を充填するために、溝から枠外へシール
剤が垂れないようにシール剤にはエポキシ樹脂や合成ゴ
ム等のような4,000〜10,000cps程度の粘
性が必要となる。そのためにシール剤が上下枠全面に一
様に行き渡らず完全にシールすることができない。ま
た、シール剤が一様に上下枠に行き渡らないために、フ
ィルタパックに力が加わったときにシール部分に一様に
力が分散せず、一部に集中するためにクラックが発生し
やすくリークの原因になってしまう。さらにこの溝のノ
ズル挿入口が枠外に露出しているために、クラックが発
生した場合、ノズル挿入口からリーク経路が形成されて
しまう危険性があるなどの課題を有している。本発明は
上記課題を有すること無く、組立作業性がよく、さらに
はクラックの発生によるリークが生じにくいエアフィル
タ及びその組立て方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のエアフィルタは、ろ材をジグザグ状に折り
込んでその各折込み空間にセパレータを挟み込んだフィ
ルタパックと、前記フィルタパックの両側面を覆う一対
の側枠と、前記一対の側枠の間にはめ込まれ前記フィル
タパックの上下面をそれぞれ覆う上下枠とを備え、前記
上下枠は、前記フィルタパックの組み込み時に気流の流
入、流出側となる対向する2辺にそれぞれ舟を有すると
ともに、この対向する2辺の間に溝を有し、前記フィル
タパックと前記上下枠との間に前記溝を介してシール剤
が充填されていることを特徴とする。
【0007】さらに本発明のエアフィルタの組立て方法
は、前記エアフィルタにおいて、前記フィルタパックの
両側面に前記一対の側枠をそれぞれ接着剤で取り付ける
とともに、前記一対の側枠の間に前記上下枠をそれぞれ
はめ込んだ後、前記側枠と前記上下枠とを固定し、前記
下枠の舟と前記フィルタパックとの隙間からシール剤を
注入して前記下枠と前記フィルタパックとの間に前記下
枠の溝を介してシール剤を充填し、前記シール剤が固化
した後にエアフィルタを上下反転させ、前記上枠の舟と
前記フィルタパックとの隙間からシール剤を注入して前
記上枠と前記フィルタパックとの間に前記上枠の溝を介
してシール剤を充填することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のエアフィルタによれば、上下枠それぞ
れに溝を設け、フィルタパックと上下枠の舟との間から
シール剤を充填するために、ウレタン樹脂やシリコン樹
脂等のような1,000〜2,000cps程度の粘性
の低いシール剤を使用することができ、シール剤は注入
側からフィルタパックの上下端部と上下枠の平面の接触
部でせき止められることなく溝を介して注入反対側へ容
易に流れ込み、フィルタパックと上下枠との間を完全に
シールすることができる。またシール剤は一様に流れ込
むためにフィルタパックが力を受けた時でも一部に力が
集中しクラックが発生するということもない。また、上
下枠に設けた溝は、両側枠により塞がれているため、た
とえ溝内のシル剤にクラックが発生したとしてもリーク
経路が形成されることはない。さらに、側枠が上下枠の
舟の一部を兼ねるために、上下枠の舟を二辺にすること
ができ枠材の製作工程が簡便化される。また本発明のエ
アフィルタの組立て方法によれば、フィルタパックを予
め固定することにより、仮組工程や二度に分けていたビ
ス打ち工程を減らすことができ、また上下反転作業での
フィルタパックの破損等を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明のエアフィルタの分解斜視図であり、
エアフィルタはフィルタパック10と、このフィルタパ
ック10の両側面を覆う一対の側枠20a,20bと、
フィルタパック10の上下面をそれぞれ覆う上下枠30
a,30bとより構成される。なお、側枠20a,20
b及び上下枠30a,30bは従来周知のステンレスや
合板などでできている。ここでフィルタパック10は、
ジグザク状に折り込んだろ材11の各折込み空間にセパ
レータ12を挟み込んだものである。尚、フィルタパッ
ク10のろ材11は従来周知のガラス繊維や合成繊維等
からなる不織布で構成でき、また、セパレータ12も従
来周知のアルミニウムやステンレス製の箔や合成繊維不
織布等を波形加工したもので構成できる。上下枠30
a,30bは、フィルタパックの組み込み時に空気の流
入、流出側となる対向する二辺に舟31a,31bを有
し、その間の略中央部に溝32a,32bを有してい
る。なお、溝32a,32bの幅は、全幅Dの二分の一
から三分の一程度が好ましい。ビス21a,21bは、
側枠20a.20bと上下枠30a,30bとを固定す
るもので、側枠20a,20bの外側からねじ込まれ
る。
【0010】図2は、図1に示すエアフィルタの側枠2
0a,20b、上下枠30a,30bをフィルタパック
10に取り付け、ビス21a,21bにより固定した後
のシール充填状態を示す要部断面図である。同図は下枠
30bにシール剤40を充填したものである。ここでシ
ール剤40はウレタン系又はシリコン系合成樹脂からな
るものである。
【0011】次に同エアフィルタの組立て方法について
説明する。まず、フィルタパック10の両側面に側枠2
0a,20bをそれぞれ接着剤で取り付ける。次に上下
枠30a,30bをそれぞれフィルタパック10の上面
及び下面に取り付ける。このとき上下枠30a,30b
は、側枠20a,20bの間にはめ込まれ、上下枠30
a,30bの舟31a,31bを有しない側面は側枠2
0a,20bによって覆われる。この状態で、側枠20
a,20bの外側からビス21a,21bをねじ込み、
側枠20a,20bと上下枠30a,30bとを固定す
る。そして下枠30bの舟31bとフィルタパック10
との間からシール剤40を流し込む。この時下枠30b
の一方から流し込まれたシール剤40は、ジグザグに折
り込まれたろ材11の間を通って下枠30bの中央部に
設けられた溝32bに流れ込み、溝32bの中で一様に
広がり、溝32bに十分充填されると、下枠30bの他
方側へろ材11の間を通って流出する。そしてこのよう
にして充填されたシール剤が固化すれば、次にエアフィ
ルタを上下反転させ、下枠30bの時と同様に上枠30
aにシール剤40を充填する。
【0012】なお、本実施例では、上下枠に設ける溝は
略中央部に一本設けたもので説明したが、これはリーク
による弊害を防止するためのほか、上下枠の一方向から
充填したシール剤が溝内に十分に流入し、さらに他方向
へ流出させやすくするためであり、たとえ複数本の溝で
あっても、それぞれの溝間にシール剤が流れる経路を十
分に設けたものであればよい。また、溝を形成する側壁
はかどに丸みを設けてもよい。
【0013】次に本発明の他の実施例を図3に示す。上
下枠50は、前記実施例と同様に舟51を有している
が、溝52を形成する側壁を傾斜させている。このよう
に溝52の側壁を傾斜させることでシール剤をむらなく
充填することがさらに容易となる。ただし、クラック発
生によるリーク経路を生じさせないためにも溝幅はフィ
ルタパックの空気流通方向の寸法より短いことが好まし
い。
【0014】
【発明の効果】本発明のエアフィルタによれば、、シー
ル剤は注入側から溝を介して注入反対側へ容易に流れ込
むために、フィルタパックと上下枠との間を完全にシー
ルすることができる。またシール剤は一様に流れ込むた
めにフィルタパックが力を受けた時でも一部に力が集中
しクラックが発生するということもない。また、上下枠
に設けた溝は、両側枠により塞がれているため、たとえ
溝にクラックが発生したとしてもリーク経路が形成され
ることはない。さらに、側枠が上下枠の舟の一部を兼ね
るために、上下枠の舟を二辺にすることができ枠材の製
作工程が簡便化される。また本発明のエアフィルタの組
立て方法によれば、、仮組工程や二度に分けていたビス
打ち工程を減らすことができ、また上下反転作業でのフ
ィルタパックの破損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエアフィルタの分解斜
視図
【図2】上記エアフィルタの要部断面図
【図3】他の実施例による上下枠の斜視図
【符号の説明】 10 フィルタパック 20a,20b 側枠 30a,30b 上下枠 31a,31b 舟 32a,32b 溝 40 シール剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ材をジグザグ状に折り込んでその各折
    込み空間にセパレータを挟み込んだフィルタパックと、
    前記フィルタパックの両側面を覆う一対の側枠と、前記
    一対の側枠の間にはめ込まれ前記フィルタパックの上下
    面をそれぞれ覆う上下枠とを備え、前記上下枠は、前記
    フィルタパックの組み込み時に気流の流入、流出側とな
    る対向する2辺にそれぞれ舟を有するとともに、この対
    向する2辺の間に溝を有し、前記フィルタパックと前記
    上下枠との間に前記溝を介してシール剤が充填されてい
    ることを特徴とするエアフィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエアフィルタの組立て方
    法であって、前記フィルタパックの両側面に前記一対の
    側枠をそれぞれ接着剤で取り付けるとともに、前記一対
    の側枠の間に前記上下枠をそれぞれはめ込んだ後、前記
    側枠と前記上下枠とを固定し、前記下枠の舟と前記フィ
    ルタパックとの隙間からシール剤を注入して前記下枠と
    前記フィルタパックとの間に前記下枠の溝を介してシー
    ル剤を充填し、前記シール剤が固化した後にエアフィル
    タを上下反転させ、前記上枠の舟と前記フィルタパック
    との隙間からシール剤を注入して前記上枠と前記フィル
    タパックとの間に前記上枠の溝を介してシール剤を充填
    することを特徴とするエアフィルタの組立て方法。
JP4302924A 1992-10-15 1992-10-15 エアフィルタ及びエアフィルタの組立て方法 Pending JPH06126119A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0865813A1 (de) * 1997-03-18 1998-09-23 Firma Carl Freudenberg Kassettenfilter mit Rahmen
EP1952870A2 (de) * 2007-02-02 2008-08-06 Carl Freudenberg KG Rahmen und Kassettenfilter
CN104039421A (zh) * 2012-01-13 2014-09-10 曼·胡默尔有限公司 空气过滤元件和空气过滤器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0865813A1 (de) * 1997-03-18 1998-09-23 Firma Carl Freudenberg Kassettenfilter mit Rahmen
EP1952870A2 (de) * 2007-02-02 2008-08-06 Carl Freudenberg KG Rahmen und Kassettenfilter
EP1952870A3 (de) * 2007-02-02 2012-06-20 Carl Freudenberg KG Rahmen und Kassettenfilter
CN104039421A (zh) * 2012-01-13 2014-09-10 曼·胡默尔有限公司 空气过滤元件和空气过滤器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020219