JPH0612610A - 磁気ヘッド組立体およびその組立方法 - Google Patents

磁気ヘッド組立体およびその組立方法

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JPH0612610A
JPH0612610A JP17212792A JP17212792A JPH0612610A JP H0612610 A JPH0612610 A JP H0612610A JP 17212792 A JP17212792 A JP 17212792A JP 17212792 A JP17212792 A JP 17212792A JP H0612610 A JPH0612610 A JP H0612610A
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JP
Japan
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magnetic head
magnetic
guide
recording medium
sliding surface
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JP17212792A
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Kazuaki Egawa
一秋 江川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は磁気ヘッド部分組立体に磁気ヘッ
ドを固定し、その後第2の側面ガイドを固定して磁気ヘ
ッド組立体を完成させることにより磁気ヘッド組立体に
要求される位置決め精度を容易に行なうことを可能とし
た磁気ヘッド組立体の組立方法を提供する。 【構成】 第1の側面ガイド2とこの第1の側面ガイド
2に固定された第1の摺動面ガイド4と、第2の摺動面
ガイド5とからなる磁気ヘッド部分組立体100が形成
される。磁気ヘッド1を上記磁気ヘッド部分組立体10
0の所定の位置に固定される。上記磁気ヘッド1が固定
された上記磁気ヘッド部分組立体100に第2の側面ガ
イド3が取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッドを磁気ヘ
ッド組立体の所定位置に位置決めを行ない、一体化を図
った磁気ヘッド組立体およびその組立方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図21ないし図24を参照して、従来の
磁気ヘッド組立体およびその組立方法について説明す
る。
【0003】まず図21を参照して、従来技術における
磁気ヘッド組立体500は、第1の側面ガイド502、
第2の側面ガイド503、第1の摺動面ガイド504、
第2の摺動面ガイド505が一体に形成されたマウント
ベース510に、磁気ヘッド501を固定するための磁
気ヘッド挿入窓500aが設けられている。図22を参
照して、上記磁気ヘッド挿入窓500aが設けられたマ
ウントベース510に、下方から磁気ヘッド501を挿
入し、固定することにより、磁気ヘッド組立体500が
形成される。磁気ヘッド501をマウントベース510
に固定するための条件として、磁気記録媒体に対する磁
気記録再生ヘッドのアジマス調整、トラック位置調整、
チルト調整、あおり調整、および摺動面ガイドに対する
ヘッド突き出し量調整を高精度に行なう必要がある。こ
の磁気ヘッド501を高精度にマウントベース510に
取付けるための調整装置600は、図23を参照して、
磁気ヘッド501を保持するための磁気ヘッド保持軸5
32、534を有し、さらに磁気ヘッド501を保持す
るための保持力を得るための磁気ヘッド加圧ばね53
1、533を有し、さらに磁気ヘッド501を保持し、
かつ位置を調整するための駆動板530が磁気ヘッド保
持軸532、534の両端に設けられている。
【0004】上記構成よりなる調整装置600を用い
て、磁気ヘッド501を保持し、駆動板530をX,
Y,Z,θ各方向に駆動可能な調整装置(図示せず)に
よりマウントベース510に対する磁気ヘッド501
の、アジマス調整、あおり調整、ヘッド高さ調整を行な
う。その後、接着剤などにより磁気ヘッド501をマウ
ントベース510に固定する。これにより、磁気ヘッド
組立体500が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記磁気
ヘッド組立体の組立方法は、調整すべき要素が相互に関
連し合っている。このために磁気ヘッド組立体の最終仕
様値に追込むために膨大な時間を要し、作業効率が非常
に悪いものである。また、磁気ヘッドは微小であるため
に、保持することが困難であり、作業性の悪化を招いて
いる。
【0006】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであり、磁気ヘッドをマウントベースに調節
すべき要素を考慮しながらも容易に調整及び組立て可能
な磁気ヘッド組立体およびその組立方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた磁気
ヘッド組立体においては、まずテープ状の磁気記録媒体
の走行を上記磁気記録媒体の一方の側面側よりガイドす
る第1の側面ガイドと、この第1の側面ガイドに固定さ
れ、上記磁気記録媒体の走行を上記磁気記録媒体の接触
摺動面側よりガイドする第1の摺動面ガイドおよび第2
の摺動面ガイドとからなる磁気ヘッド部分組立体が備え
られている。また、上記第1の摺動面ガイドおよび上記
第2の摺動面ガイドに挟まれる位置において上記磁気記
録媒体に接触摺動し磁気信号を記録・再生する磁気ヘッ
ドが備えられている。さらに上記磁気ヘッドが固定され
た上記磁気ヘッド部分組立体に取付けられ、上記第1の
側面ガイドとともに上記磁気記録媒体の走行を他方の側
面側よりガイドする第2の側面ガイドが備えられてい
る。
【0008】次に、この発明に基づいた磁気ヘッド組立
体の組立方法においては、まずテープ状の磁気記録媒体
の走行をその磁気記録媒体の一方の側面側よりガイドす
る第1の側面ガイドと、この第1の側面ガイドに固定さ
れ上記磁気記録媒体の走行を上記磁気記録媒体の接触摺
動面側よりガイドする第1の摺動面ガイドおよび第2の
摺動面ガイドとからなる磁気ヘッド部分組立体が形成さ
れる。次に、上記磁気記録媒体に接触摺動し磁気信号を
記録・再生する磁気ヘッドを上記第1の摺動面ガイドお
よび第2の摺動面ガイドに挟まれる位置の上記磁気ヘッ
ド部分組立体に固定される。次に、上記磁気ヘッドが固
定された上記磁気ヘッド部分組立体に上記第1の側面ガ
イドとともに上記磁気記録媒体の走行を上記磁気記録媒
体の他方の側面側よりガイドする第2の側面ガイドが取
付けられる。
【0009】
【作用】この発明に基づいた磁気ヘッドの組立体および
その組立方法によれば、磁気ヘッド部分組立体に磁気ヘ
ッドを取付けることで、ヘッド突出し量調整、あおり調
整、チルト調整の十分な精度が得られる。さらに、第2
の側面ガイドを取付けるときに、アジマス調整およびト
ラック高さ調整を行なうことができる。これにより、磁
気ヘッドが取付けられる磁気ヘッド組立体を分割構造と
したことにより、まず最初にヘッド突出し量調整、あお
り調整、およびチルト調整の3つの調整のみを考慮して
磁気ヘッドを取付け、その後アジマス調整およびトラッ
ク高さ調整の2つの調整のみを考慮して第2の側面ガイ
ドを取付けることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明に基づいた磁気ヘッド組立体
およびその組立方法の第1の実施例について説明する。
図1は、この発明に基づいて組立てられた磁気ヘッド組
立体の全体斜視図である。磁気ヘッド1は、磁気ヘッド
組立体200の中央部にその取付姿勢を調節した後固定
されている。磁気記録媒体としての磁気テープ6は、第
1の側面ガイド2と第2の側面ガイド3によって磁気テ
ープのトラック幅方向の動きを規制し、磁気テープ6に
記録されたトラックと、磁気ヘッド1に設けられた再生
トラックがトラック幅方向において概略合うように走行
方向がガイドされている。さらに、磁気テープ6は、第
1の摺動面ガイド4と第2の摺動面ガイド5および磁気
媒体収納カセットケースに設けられたパッドと、該パッ
ドと一体に同一板ばね上に弾性力による付勢力を持たせ
て設けられたアジマスロッキングピン7、8と磁気ヘッ
ドの突き出し高さおよび磁気テープのテンションにより
磁気ヘッド1への接触圧が規制されている。
【0011】次に、図2を参照して、上記第1の側面ガ
イド2の磁気テープ6のガイドに供する部分2a(図2
(a))は、図2(b)に示すようにテーパ2cが形成
されており、このテーパ2cで磁気テープ6を第2の側
面ガイド3に押付ける分力を発生させ、磁気テープ6の
トラック方向の位置決めを行なう方法がとられている。
【0012】次に、磁気ヘッド1の磁気ヘッド組立体2
00に対する位置決め精度について説明する。
【0013】磁気ヘッド1の磁気ヘッド組立体200に
対する位置決め精度にを判断する基準として、記録およ
び再生特性に影響を及ぼす要因となる次に挙げる項目が
ある。
【0014】(1) 磁気テープガイド基準面と磁気ヘ
ッドのギャップラインのなす角であるアジマス角の調整
(以下アジマス調整という) (2) 磁気テープガイド基準面と磁気ヘッドのトラッ
ク位置の位置合せ調整(以下トラック位置調整という) (3) 磁気ヘッドのギャップ形成面の磁気テープ摺動
方向への倒れ角の調整(以下チルト調整という) (4) 磁気テープガイド摺動面と磁気ヘッド摺動面の
傾き角の調整(以下あおり調整という) (5) 磁気テープ摺動ガイドおよび磁気ヘッドの各頂
点の高さの差の調整(以下ヘッド突出し量調整という) 以下、上記各項目について図を参照して説明する。
【0015】まず図3を参照して、アジマス調整は、磁
気ヘッド1に設けられた磁気ヘッドギャップライン1a
とガイド基準面9との傾き角Azを調整することをい
う。トラック位置調整とは、磁気記録媒体の端つまり磁
気テープガイド基準面9から特定のヘッドトラック1b
までの距離Hoを調整することをいう。次に図4を参照
して、チルト調整とは磁気ヘッド位置の磁気テープ移動
方向への倒れTθ°を調整することをいう。ヘッド突出
し量調整とは、摺動面ガイド3、4および磁気ヘッド1
の各頂点の高さの差Lを調整することをいう。さらに図
5を参照して、あおり調整とは、摺動面ガイド3、4と
磁気ヘッド摺動面の平行度Aθを調整することをいう。
特に上記(1)〜(5)の項目のうち、(1)、
(2)、(4)の項目が重要であり、高精度な調整が必
要とされている。
【0016】次に、図6を参照して、アジマス角AZ
変化した場合の再生トラックによるデジタル信号、アナ
ログ信号の再生出力の変化を示した図である。アジマス
角A Z は、4mm長さでのヘッドギャップライン1dの
傾きを示している。それぞれの場合において、特にアナ
ログ再生の場合は、アジマス角AZ (単位ラジアン)の
傾きが5〜7μmになると出力が大きく低下することが
わかる。
【0017】次に、図7を参照して、あおり角Aθが変
化した場合のアナログ信号の再生出力を示している。図
から、あおり角Aθが大きくなるに従い、再生出力が低
下していることがわかる。
【0018】次に、図8を参照して、本発明に用いられ
る磁気ヘッド1の構造を説明する。この発明に用いられ
た磁気ヘッド1は薄膜磁気ヘッドであり、デジタル音声
記録再生用磁気ギャップとアナログ再生用磁気ギャップ
をヘッド中心に対称に基板上に複数のトラックを形成し
た記録再生ギャップライン1cとアナログ再生用磁気ギ
ャップとデジタル記録再生用磁気ギャップを基板上に複
数トラックライン1dが平行に設けられている。この2
つの記録、再生ギャップライン1cおよび1dは、往復
記録再生に対応するためにヘッド中央部を境にして、点
対称になるように設けられている。
【0019】次に、磁気ヘッド組立体の組立方法につい
て説明する。
【0020】図9を参照して、磁気ヘッド部分組立体1
00は、第2の側面ガイド3を取除いた形の磁気ヘッド
組立体200を示している。まず、磁気ヘッド部分組立
体100をヘッド組立治具13に固定し、磁気ヘッド部
分組立体100の磁気ヘッド取付窓部100aに磁気ヘ
ッド1を挿入し、ヘッド組立治具13の上面に固定した
突出し量設定基準板15に磁気ヘッド1の摺動面を押当
てる。次に、磁気ヘッド部分組立体100を固定するヘ
ッド高さ設定基準板14の凹部の中央部のヘッド高さ基
準面にヘッド端面を押付ける。さらに図10を参照して
磁気ヘッド部分組立体の磁気ヘッド挿入窓部100aの
側壁100bに磁気ヘッド側面を押当てる。これにより
磁気ヘッド部分組立体100と磁気ヘッド1の組立が完
了する。ここで、磁気ヘッド1は、突出し設定基準板1
5と、磁気ヘッド部分組立体100のヘッド挿入窓10
0aの側面100bに押付け組立てるため、ヘッド突出
し量、あおり角、チルトの各調整においては十分な精度
を得ることができる。しかしながら、重要な特性支配要
素であるアジマス角およびトラック位置の調整はは、磁
気ヘッド1の端面が製造工程において通常は薄い厚みの
ダイヤモンドブレードによる切断によって切離されてい
るために、切断面の精度が良好でなく、また、磁気ヘッ
ド部分組立体100においても、樹脂成形、ダイキャス
トなどを機械加工によって仕上げても十分な精度が得ら
れない。したがって、アオリ,チルトの調整方法の基準
面への押付け方法では充分な精度が得られない。そこ
で、次に、これらのアジマスおよびトラック位置調整に
ついて説明する。
【0021】図11および図12を参照して、図11は
第2の側面ガイド3を調整および固定するための組立装
置を示す上面図であり、図12は上記組立装置の側面図
を示す図である。
【0022】上記磁気ヘッド部分組立体100と磁気ヘ
ッド1の調整および組立が完了すると、次に第2の側面
ガイドの調整および固定が行なわれる。第2の側面ガイ
ド3は、回転ステージ17に固定したガイド保持板18
の真空吸着孔22により真空吸着して保持されている。
上記回転ステージ17は、十分減速し分解能を高めた直
線ステージ19の上に設けられている。また直線ステー
ジ19および磁気ヘッド部分組立体100および磁気ヘ
ッド1はそれぞれ治具ベース20の所定の位置に配置さ
れている。
【0023】次に図13ない図14を参照して、磁気ヘ
ッド部分組立体100に組立てた磁気ヘッド1に対し
て、回転ステージ17上のガイド保持板18に真空吸着
し保持された第2の側面ガイド3を近づけて、磁気ヘッ
ド部分組立体100とわずかな隙間ができる程度まで接
近させる。次に、磁気ヘッド部分組立体100に基準信
号を記録した磁気テープ6をローディングする。その
後、磁気記録媒体6に記録された基準信号を再生しなが
ら、図中θを調節することにより、アジマスを振りなが
ら最適位置に合わせる。磁気テープ6には、磁気ヘッド
1により各トラックに対応した基準信号が磁気テープの
エッジラインにより定められた位置に正確に直角に記録
されている。この信号を各トラックごとに再生しその位
相差を測定しながら調節する。
【0024】次に、トラック高さ調整ステージの回転つ
まみ21を磁気テープ6の幅方向に移動して(図中
Z)、最大出力値が得られるように調節する。このよう
にして調節が完了すると、上記第2の側面ガイド3と磁
気ヘッド部分組立体100の間に接着剤を充填し固定す
る。
【0025】以上により、まず磁気ヘッド部分組立体に
磁気ヘッドを取付けることで、突出し量、あおり調整、
チルト角調整の十分な精度が得られ、さらに第2の側面
ガイドを取付けるときに、アジマス調整およびトラック
高さ調整を行なうことができ、高度に特性支配要素を調
整しながら効率よく磁気ヘッド組立体を製造することが
可能となる。
【0026】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて説明する。第2の実施例における製造方法は、上
記において、磁気テープに記録された基準信号を再生し
ながらアジマス角およびトラック高さ調整を行なってい
たが、この実施例によれば光学的にアジマス角およびト
ラック高さ調整を行なうようにしたものである。図15
および図16を参照して、この実施例においては、第2
の側面ガイド3を矢印Hと矢印Z方向に移動しながら磁
気ヘッドトラックと基準ガラススケールのずれを観察し
ながら調節を行なう。基準ガラススケールは常時第2の
側面ガイド3と摺動面ガイドに押圧接触させておき、基
準ガラススケールには、図16を参照して、アジマス基
準線28aとトラック基準線28bとを刻んであり、磁
気ヘッド1のギャップラインとトラックのずれθ゜とδ
Tを合せることにより調節を行なう。
【0027】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて説明する。第3の実施例における磁気ヘッド組立
体の組立方法において、図17および図18を参照し
て、磁気ヘッド部分組立体100自体に調整機能を持た
せている。すなわち、第2の側面ガイド3は、調整ばね
24によって移動可能になっており、ねじ25によりア
ジマスとトラック位置の各々の調整可能なように設けら
れている。
【0028】上記のように第2の側面ガイドを調整ばね
および調整ねじに固定することによっても、アジマスお
よびトラック位置の各々を容易に調節することが可能と
なり、磁気ヘッド組立体の製造効率を向上させることが
可能となる。
【0029】次に、この発明に基づいた第4の実施例に
ついて図19ないし図20を参照して説明する。
【0030】この実施例においては、第2の側面ガイド
3に予め磁気ヘッド1をアジマス、トラック位置、チル
ト、ヘッド突出し量を調整し固定しておき、その後、磁
気ヘッド部分組立体100に挿入して、あおりを調節す
るものである。あおり調整はあおり方向に微妙に角度調
整して、上記の実施例同様に磁気記録媒体に録音された
基準信号の出力を観察しながら、最適位置に調節するこ
とにより可能となっている。
【0031】この実施例の方法によっても容易にその特
性支配要素の調整を行なうことかでき、磁気ヘッド組立
体の製造効率の向上を図ることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体お
よびその組立方法によれば、磁気ヘッド部分組立体に磁
気ヘッドを取付けることで、ヘッド突出し量調整、あお
り調整、チルト調整の十分な精度が得られる。さらに、
第2の側面ガイドを取付けるときに、アジマス調整およ
びトラック位置調整を行なうことができる。これによ
り、磁気ヘッドが取付けられる磁気ヘッド組立体を分割
構造したことにより、まず最初にヘッド突出し量調整、
あおり調整、およびチルト調整の3つの調整のみを考慮
して磁気ヘッドを取付け、その後、アジマス調整および
トラック位置調整の2つの調整のみを考慮して第2の側
面ガイドを取付けることができる。これにより、磁気ヘ
ッド組立体の作業効率を大幅に向上させることが可能と
なり、さらに、磁気ヘッドのコストダウンを図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立方
法によって組立られた磁気ヘッド組立体の全体斜視図で
ある。
【図2】(a)は、この発明に基づいて形成された磁気
ヘッド組立体の部分拡大斜視図である。(b)は、第1
の側面ガイドおよび第1の摺動面ガイドの断面詳細図で
ある。
【図3】アジマス調整およびトラック高さ調整を示す模
式図である。
【図4】磁気ヘッド突出し量およびチルト調整を示す模
式図である。
【図5】あおり調整を示す模式図である。
【図6】アジマス角と再生出力損失の関係を示す図であ
る。
【図7】あおり角と再生出力損失の関係を示す図であ
る。
【図8】この発明に用いられた薄膜磁気ヘッドの全体斜
視図である。
【図9】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立方
法の第1の実施例における上面図である。
【図10】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法の第1の実施例における側面図である。
【図11】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法の第1の実施例における組立装置を示す上面図であ
る。
【図12】この発明に基づいて磁気ヘッド組立体の組立
方法の第1の実施例における組立装置の側面図である。
【図13】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法の第1の実施例における調節の様子を示す模式図で
ある。
【図14】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法における第1の実施例の調整を示す側面図である。
【図15】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法の第2の実施例における調整方法を示す模式図であ
る。
【図16】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法における第2の実施例の光学的に調節する方法を示
す図である。
【図17】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法における第3の実施例における組立方法を示す上面
図である。
【図18】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法における第3の実施例における調節方法の側面図で
ある。
【図19】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法の第4の実施例における調節方法を示す上視図であ
る。
【図20】この発明に基づいた磁気ヘッド組立体の組立
方法における調節方法の側面図である。
【図21】従来技術における磁気ヘッド組立体の組立方
法を示す上視図である。
【図22】従来技術における磁気ヘッド組立体の組立方
法を示す側面図である。
【図23】従来技術における磁気ヘッド組立体の組立方
法における磁気ヘッドの調節方法を示す模式図である。
【図24】従来技術における磁気ヘッド組立体の組立方
法における磁気ヘッドの調節方法を示す側面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 第1の側面ガイド 3 第2の側面ガイド 4 第1の摺動面ガイド 5 第2の摺動面ガイド 6 磁気記録媒体 100 磁気ヘッド部分組立体 200 磁気ヘッド組立体 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の磁気記録媒体の走行を、前記
    磁気記録媒体の一方の側面側よりガイドする第1の側面
    ガイドと、この第1の側面ガイドに固定され前記磁気記
    録媒体の走行を前記磁気記録媒体の接触摺動面側よりガ
    イドする第1の摺動面ガイドおよび第2の摺動面ガイド
    とからなる磁気ヘッド部分組立体と、 前記第1の摺動面ガイドおよび第2の摺動面ガイドに挟
    まれる位置において前記磁気記録媒体に接触摺動し磁気
    信号を記録・再生する磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッド部分組立体に取付けられ、前記第1の側
    面ガイドとともに前記磁気記録媒体の走行を他方の側面
    側よりガイドする第2の側面ガイドと、を備えた磁気ヘ
    ッド組立体。
  2. 【請求項2】 テープ状の磁気記録媒体の走行を前記磁
    気記録媒体の一方の側面側よりガイドする第1の側面ガ
    イドと、この第1の側面ガイドに固定され、前記磁気記
    録媒体の走行を前記磁気記録媒体の接触摺動面側よりガ
    イドする第1の摺動面ガイドおよび第2の摺動面ガイド
    とからなる磁気ヘッド部分組立体を形成する工程と、 前記磁気記録媒体と接触摺動し、磁気信号を記録・再生
    する磁気ヘッドを、前記第1の摺動面ガイドおよび前記
    第2の摺動面ガイドに挟まれる位置の前記磁気ヘッド部
    分組立体に固定する工程と、 前記磁気ヘッドが固定された前記磁気ヘッド部分組立体
    に、前記第1の側面ガイドともに前記磁気記録媒体の走
    行を前記磁気記録媒体の他方の側面側よりガイドする第
    2の側面ガイドを取付ける工程と、を備えた磁気ヘッド
    組立体の組立方法。
JP17212792A 1992-06-30 1992-06-30 磁気ヘッド組立体およびその組立方法 Withdrawn JPH0612610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0744740A2 (de) * 1995-05-26 1996-11-27 Philips Patentverwaltung GmbH Magnetkopf mit einer Bandführungsvorrichtung

Cited By (2)

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EP0744740A2 (de) * 1995-05-26 1996-11-27 Philips Patentverwaltung GmbH Magnetkopf mit einer Bandführungsvorrichtung
EP0744740A3 (de) * 1995-05-26 1997-08-06 Philips Patentverwaltung Magnetkopf mit einer Bandführungsvorrichtung

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