JPH0612604U - 平面真空板 - Google Patents

平面真空板

Info

Publication number
JPH0612604U
JPH0612604U JP9231491U JP9231491U JPH0612604U JP H0612604 U JPH0612604 U JP H0612604U JP 9231491 U JP9231491 U JP 9231491U JP 9231491 U JP9231491 U JP 9231491U JP H0612604 U JPH0612604 U JP H0612604U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frames
thickness
vacuum plate
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9231491U
Other languages
English (en)
Inventor
武一 巽
Original Assignee
武一 巽
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 武一 巽 filed Critical 武一 巽
Priority to JP9231491U priority Critical patent/JPH0612604U/ja
Publication of JPH0612604U publication Critical patent/JPH0612604U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明、又は不透明平面真空板の中間層の空間
の空気を排気し、真空ににする事で防音防熱特性を向上
させた平面真空板を得るに有る。 【構成】 上記平面真空板は図1のような正方形、又は
矩形の形状をしていて、その上下両面の平面板1と、そ
の中間層は規定の間隔に平行に配列した4なる丸線、又
は丸棒の格子を有する二枚の枠を夫々の格子線、又は棒
が直交するように重ねて一枚の封着枠2、3、で構成さ
れ、その側面の周囲を気密に封着して真空にした平面真
空板である。上下の両平面板では透明のものは硝子、不
透明のものはアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属が
用いられる。中間層の封着枠はゴム、又は合成ゴム等が
用いられる。この枠には相対する辺の内側に格子線、又
は棒の一端が僅かに入る切込み5があり、格子4は不透
明のものとして鉄、ステンレス、透明なものとしては硝
子等の枠と厚さと同じ直径の太さ丸線、又は丸棒が用い
られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築材として窓や壁等に使用されるもので、優れた防音防熱の特性 を有する平面真空板に係るものであり、詳しくはその中間層の枠の構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
平面真空板は一種の複層板で、その中間層(中空部)は1気圧の空気、又は不 活性瓦斯層等であるため、これにより可なりの音、又は熱量が伝達されるので、 防音、防熱に難色がある。これを更に優れた防音防熱特性を持たせる為に、この 中間層の気体を排気して真空にする考えが出された。しかし、この為に平面真空 板の全面に空気外圧力約1kg/cmが加わり、これは相当大きい力であるが 側面部分は十分耐えられる。しかし、上下平面板の厚さが薄くて強度が弱いと凹 むような変形、或は破損する恐れがあり、これを防止する為に平面板内部から色 々の形状の断面の線、又は棒を種々の形に並べ支持し、その接触面積を出来るだ け小さくして目的を達していた。しかし、実際にこれを製作するに際して、線、 又は棒を並べる時、最も目的に適した丸線、或は丸棒では動いて位置を定めるの に非常な手数が掛かるので、良い方法が求められている現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の平面真空板の製作に於いて、丸線、或は丸棒を並べる際に動くので指定 の位置に固定させるには特殊な工法と可なりの工数がかかり、この工法と工数を 削減する事が一つの課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決のためには、平面真空板の側面の封着枠の一つの内側辺とそ れに対応の内側辺に丸線、又は丸棒の一端が少し入る程度の切込みを規定間隔で 付け、これに丸線、又は丸棒を挿入して格子枠を2枚作り、この2枚の枠を夫々 の格子線、又は棒が直交するように重ねて、これを一つの枠として使用する事に より容易に線、又は棒を目的の位置に固定させる事が出来るのである。これによ り工法と工数が削減されて目的が達せられる。
【0005】
【作用】
上記の手段で平面真空板の上下平面板は内部から枠の線、又は棒で線接触させ 、上下の線、又は棒同士は点接触で支持して、相当大きい空気外圧力に抵抗して 平面板の凹みの変形、又は破損を防止している。
【0006】 二つの枠の上下の格子線、又は棒は相互の交叉部は点接触に近く、平面板とは 線接触で接触部分は小さいが十分中間層の厚さを保持すると同時に音、又は熱の 伝達率を小さくする。
【0007】 枠の格子線、又は棒の間隔の大きさは真空板の上下両面の平面板の強度に関係 し、これが強ければ間隔は広くすることが出来る。これは実験と計算で定められ る。
【0008】
【実施例】
実施例については図面を参照して説明する。 図1〜4において、1は正方形又は矩形平面真空板の上下両面の平面板で、透 明の場合は硝子、不透明の場合はアルミニウム、ステンレススチール、鉄等の金 属で厚さは1〜15mm、大きさは0.1〜2mの位の板が使用される。2、 及び3は中間層の側面周囲を気密に封着する枠で板状のゴム、又はネオプレン等 の合成ゴムで厚さ1〜10mm,巾10〜50mm位のものが使用される。この 枠の一側辺とこれに対応する側辺の夫々の内側に、線、又は棒の一端が僅かに入 るような切込み(5)を規定間隔で付け、これに枠の厚さと同じ直径で、側辺の 内側の長さと大体同じ長さの丸線、又は丸棒の両端を対応する切込みに挿入して 平行格子の枠を2枚(2、3)作る。これらの2枚の枠(2、3)を夫々の格子 (4)が直交するように重ねて1枚の枠にする。これに用いる丸線、又は丸棒は 鉄、アルミニウム、ステンレスの金属か硝子である。この枠を中間層として上下 両面を正方形、又は矩形平面板(1)で挟み側面を封着して中間層の空気を排気 し、真空にして平面真空板を作るのである。
【0009】 上記のような材料と構造で組立てられた平面真空板は、側面の封着枠のゴムの 部分に排気ポンプに接続されている注射針を外部から内部中空部に挿入して、 中空部の空気を排気し真空にする。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上述のような構成で作られているので、次のような効果を奏する。
【0011】 この平面真空板は内部の中間層の空間は真空なので、この部分の音の伝達率は 殆ど0に近く、又、熱に対しては輻射以外の熱の伝導はこれも殆ど0に近いので 、総体的に防音防熱の特性は非常に優れてたものになる。
【0012】 この平面真空板の中間層の枠の格子線、又は棒は平面板の内面から線接触と上 下格子線、又は棒同士の点接触で平面板が凹まないように支持すると同時に中間 層の厚さも変化しないように保持している。
【0013】 中間層の二つの枠の上下格子線、又は棒は相互同士は点接触であり、上下平面 板とは線接触であるので、これによる音及び熱の伝達、伝導は非常に小さく防音 防熱の効果を発揮している。
【00l4】 次に枠の格子の間隔は広いほど上下平面板の支持接触部が少なくなり、防音防 熱には適するが、上下平面板の強度が強ければ、間隔を広め支持接触部を少なく する事が出来る。この間隔幅は経験と実験とによって定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正方形平面真空板の正面図である。
【図2】正方形平面真空板の中央横断面図である。
【図3】矩形平面真空板の長辺に格子を入れる切込みを
付けた封着枠の正面図である。
【図4】矩形平面真空板の短辺に格子を入れる切込みを
付けた封着枠の正面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】或る厚さと巾を持った正方形の封着枠
    (2、3)の一側辺と、これに対応する側辺の夫々の内
    側に線(4)、又は棒の一端が僅かに入るような切込み
    (5)を規定間隔毎に付け、これに枠の内側辺の長さと
    大体同じ長さで、太さは枠の厚さと同じ直径の丸線、又
    は丸棒の両端を相対応する側辺の切込みに挿入した平行
    格子の枠を2枚(2、3)作り、夫々の枠の格子が直交
    するように2枚の枠を重ねて1枚の枠とし、これの上下
    に2枚の適当の厚さで枠と同じ大きさの正方形の平面板
    (1)で挟み形を合わせ、封着して内部の空気を排気し
    て真空にした正方形平面真空板。 【要求項2】上記平面真空板に於いて矩形の場合は二つ
    の枠(2、3)に於いて、一つの枠の夫々の長辺の内側
    に規定間隔に線(4)、又は棒の一端が少し入るような
    切込み(5)を付けて、これに枠の短辺の内側の長さと
    大体同じ長さで、太さは枠の厚さと同じ厚さの直径の丸
    線、又は丸棒の両端を相対応する長辺の内側の切込み
    (5)に挿入して平行に配列し、他の枠には相対する短
    辺の内側に規定間隔に切込み(5)を付け、そこに枠の
    内側長辺と大体同じ長さで、太さは枠の厚さと同じ丸
    線、又は丸棒を挿入して平行に配列する。そしてこれら
    枠を長辺は長辺、短辺は短辺同士重ねて一枚の枠にする
    と、夫々の配列した格子の線(4)、又は棒が直交した
    枠になっていて、これの上下に2枚の適当な厚さで、枠
    と同じ大きさの矩形平面板で挟み形を整えて封着した
    後、排気して真空にした矩形平面真空板。
JP9231491U 1991-08-23 1991-08-23 平面真空板 Pending JPH0612604U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231491U JPH0612604U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 平面真空板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231491U JPH0612604U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 平面真空板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0612604U true JPH0612604U (ja) 1994-02-18

Family

ID=14050941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9231491U Pending JPH0612604U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 平面真空板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612604U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5455948U (ja) * 1977-09-16 1979-04-18
JP2010272659A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 超電導マグネット装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5455948U (ja) * 1977-09-16 1979-04-18
JP2010272659A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 超電導マグネット装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2015566C (en) Insulating glass unit with insulative spacer
US8765247B2 (en) Vacuum insulation panel
US4420922A (en) Structural section for containing a vacuum
US20140272208A1 (en) Vacuum glass panel having getter filler and method of manufacturing same
US7968159B2 (en) Vacuum insulation panel
WO1994024398A1 (en) Insulating panel
US2896272A (en) Insulating sealed wall or window panel
US4281642A (en) Solar collector construction
CN107406310B (zh) 玻璃面板单元、玻璃窗和制造玻璃面板单元的方法
US6732765B2 (en) Pipeline for the transport of refrigerated media
US2837779A (en) Insulation product
JPH03181695A (ja) 断熱装置
JPH0612604U (ja) 平面真空板
JPH07103955B2 (ja) 真空断熱材
KR20160123658A (ko) 속이 빈 구(Empty Sphere)를 이용한 진공 복층유리의 제조 방법
JP4542507B2 (ja) 断熱パネル及びそれを利用した断熱構造体
JPH06298283A (ja) 真空断熱箱体
JPH07151297A (ja) 真空断熱構造体
CN210507800U (zh) 钢管构件组合体
JPS6073281A (ja) 真空断熱箱体
JP2935254B2 (ja) 真空断熱体の充填材
JPS6334824B2 (ja)
JPH11228189A (ja) 真空複層ガラス
JPH0563297B2 (ja)
JPH0617494A (ja) 真空体